JP2001038974A - 記録媒体切断機構及びこれを備えた印刷装置 - Google Patents

記録媒体切断機構及びこれを備えた印刷装置

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JP2001038974A
JP2001038974A JP11212493A JP21249399A JP2001038974A JP 2001038974 A JP2001038974 A JP 2001038974A JP 11212493 A JP11212493 A JP 11212493A JP 21249399 A JP21249399 A JP 21249399A JP 2001038974 A JP2001038974 A JP 2001038974A
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shutter
opening
cutting mechanism
cutting
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Kenji Onodera
憲司 小野寺
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Abstract

(57)【要約】 【課題】記録紙の変形や排出された記録紙の取り扱いに
関わらず、紙ジャムの起こり難い、記録媒体切断機構及
びこれを用いたプリンタを提供すること。 【解決手段】記録媒体の搬送路18を形成する一方の壁
に設けた第1の開口と、該第1の開口から当該搬送路に
突出可能に設けられた切断刃2と、他方の壁に対向配置
された第2の開口と、前記第1の開口を覆うシャッタ1
2であって、前記切断刃2の移動に応じて前記切断刃2
が突出した場合には開放され、前記切断刃が格納された
場合には閉成されるシャッタ12とを有し前記切断刃2
を前記第1及び前記第2の開口に嵌入して前記記録媒体
10を切断する記録媒体切断機構において、略全幅領域
の前記記録媒体10と当接する外周部12dを備え、前
記記録媒体10の搬送方向に回動自在に支持されるシャ
ッタ12を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロール紙等の記録
媒体の切断を行う切断機構及び当該切断機構を備えた印
刷装置に関し、特に切断後の記録媒体の搬送を円滑に行
う技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のプリンタに装備されたオ
−トカッタのカット機構としては、実開昭62−106
792号公報に記載されているような一対の刃物の刃先
を交差圧接しながら、一端より他端へと順次鋏式に切断
するタイプのものや、前述のような鋏式の可動刃を記録
紙の両側に配置して、両端から切断を始める特開平5−
104484号公報記載のタイプのもの、或いは、同じ
両側から切断のものでも、可動刃がV字形の刃先をした
スライド式タイプの特開平1−289697号公報記載
の従来技術が知られている。
【0003】これらのカット機構による記録紙の切断を
行うプリンタでは、記録紙の搬送路の可動刃と対向する
側が、可動刃が移動するために記録紙の幅全域にわたっ
て開口が設けられていた。この開口は、記録紙の両端の
何れか一方、又は中央部の一部に切断しない接続部を残
して切断される場合であっても同様に設けられていた。
【0004】上述の従来の技術においては、記録紙10
に巻き癖等の変形がある場合には切断後の記録紙の先端
が上記の開口20に入り込み、印刷に伴って記録紙を搬
送する際に記録紙が開口20に詰まって搬送不能の状態
となるという問題が発生した。これは、記録紙がロール
紙である場合に発生しやすく、特にロール紙の芯経が小
さい場合や紙厚が厚い場合に多発していた。
【0005】上記課題の対策として、特開昭63−13
025号のように板バネに支持され、開口を覆うシャッ
タ部材が設けられていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術におい
ては、特開昭63−13025号においては、可動刃が
切断方向に移動するに従ってシャッタ部材が可動刃に押
されて上部へ逃げ、その後、可動刃の上面を滑る構造で
あるため、可動刃がホームポジションへ戻るときシャッ
タ部材と可動刃との摩擦力によってシャッタ部材が後方
へ付勢されている機構ために、あたかも尺取り虫の歩行
のような動きをすることから摺動音の発生、あるいは可
動刃がスムースに移動しないことから故障しやすいとい
う課題を有するものでもあった。
【0007】本発明の目的は、かかる課題を解決し、記
録紙の変形や排出された記録紙の取り扱いに関わらず、
紙ジャムの起こり難い、記録媒体切断機構及びこれを用
いたプリンタを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為、
本発明の記録媒体切断機構は、記録媒体の搬送路を形成
する一方の壁に設けた第1の開口と、該第1の開口から
当該搬送路に突出可能に設けられた切断刃と、他方の壁
に対向配置された第2の開口と、前記記録媒体と当接す
る記録媒体ガイド部を備えた前記第1の開口を覆うシャ
ッタであって、前記切断刃の移動に応じて前記切断刃が
突出した場合には開放され、前記切断刃が格納された場
合には閉成されるシャッタとを有し前記切断刃を前記第
1及び前記第2の開口に嵌入して前記記録媒体を切断す
る記録媒体切断機構において、前記シャッタは、開放さ
れるとき、前記記録媒体ガイド部が前記搬送路に対して
前記切断刃側に移動されるように回動自在に支持されて
いることを特徴とする。
【0009】上記構成により、シャッタは回動自在に支
持されていることからその動作は安定する。しかも、記
録媒体ガイド部は搬送路側に移動しないから、シャッタ
が搬送路を遮ることが無く紙ジャムの発生を低減させる
ことが可能となる。更には、例えば厚い切断刃を使用す
るときのように第1の開口を搬送方向に広く開口しなけ
ればならない場合であっても、前記記録媒体ガイド部が
前記搬送路に対して前記切断刃側に移動されることか
ら、第1の開口と第2の開口との隙間を拡げる必要はな
く、切断刃付近の記録媒体を精度よくガイドできる。
【0010】又、本発明は、前記シャッタを回動自在に
支持する支持部を、前記第1の開口を搬送方向に略等分
する面上に設けることが望ましい。
【0011】上記構成により、第1の開口の搬送方向の
端部と記録媒体ガイド部との位置関係を回動中であって
も所定に保つことが可能となることから、設計や構成を
簡略にすることが可能となる。
【0012】更に、シャッタを閉成する方向に付勢する
付勢部材を有してもよく、この場合、シャッタは切断後
は付勢部材自重によって閉成位置に復帰するので、シャ
ッタの動作を確実にし閉成時に記録媒体の先端を確実に
案内することができる。
【0013】又更には、前記記録媒体ガイド部は、閉成
されているときの前記搬送方向の略中央部が前記搬送路
側に突出するように形成されていることが望ましく、こ
の場合、記録媒体を第1の開口から離すから、記録媒体
が第1の開口に係止する紙ジャムの発生を低下させるこ
とができる。
【0014】また、本発明の印刷装置は、上記の記録媒
体切断機構を用いた印刷装置であり、記録媒体の搬送路
を形成する一方の壁に設けた第1の開口と、該第1の開
口から当該搬送路に突出可能に設けられた切断刃と、他
方の壁に対向配置された第2の開口とを有し、前記切断
刃を前記開口に嵌入して前記記録媒体を切断する記録媒
体切断機構と、該記録媒体切断機構の上流に前記搬送路
を隔てて対向配置され、前記記録媒体に印刷を行う印刷
ヘッド及びプラテンとを有する印刷装置において、前記
記録媒体切断機構は、前記請求項1乃至4記載のいずれ
か1項記載のシャッタを有してなることを特徴とする。
本発明の印刷装置においても上記の記録媒体切断機構に
よって得られる効果と同様の効果が得られるものであ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るカッタ機構及
びそれを用いたプリンタの一実施の形態の形態を図1乃
至図5を参照して詳細に説明する。
【0016】本発明に係るプリンタは、図3に示すよう
に構成されている。すなわち記録紙収納部30に置かれ
たロ−ル状の記録紙10は、紙送り機構を備えた印刷機
構部31で印刷され、当該紙送り機構によって印刷機構
部31の下流側に配置されたカッタ機構部32に送られ
る。そして、そこでロール状の記録紙は切断されてプリ
ンタから排出される。なお、カッタの操作量を調節する
ことによって、記録紙の一部を切り残して切断する、い
わゆるパーシャルカットを行うこともできる。図4は、
カッタ機構部32を平面状態でみたときの説明図であ
る。本例においては切断刃の可動刃2と固定刃3とでハ
サミを構成し、モ−タ6の回転に応じてウオーム7、歯
車8が回転すると、歯車8に植設されたピン9と可動刃
2に穿たれた長穴との係合により、可動刃2は支軸4を
支点として往復回動をする。この時の可動刃2と固定刃
3の刃部の交叉摺動により、カッタフレ−ム14に設け
られた通紙口11にある記録紙は可動刃2と固定刃3と
によって切断される。
【0017】なお、前述のパーシャルカットを行う場合
には、可動刃2が所定の位置に達したところで、モータ
6の回転を停止し、または反転することによって、可動
刃2の操作量を制限すればよい。また、パーシャルカッ
トのみで充分な場合には、予め可動刃2の長さを記録紙
10の全幅より短く設定しておいてもよい。この場合に
は切り残された接続部で記録紙10は互いにつながって
いる。
【0018】図1は、本実施の形態のプリンタのカッタ
機構部32の紙切断部を固定刃3側からみた斜視図であ
る。可動刃2は支軸4を介し、また固定刃3は直接、カ
ッタフレ−ム14に取り付けられている。可動刃2の上
部はカッタカバ−13で覆われ、固定刃3の上部はプリ
ンタカバ−16(図5参照)で覆われている。カッタカ
バ−13の通紙口11の面した側は記録紙10を案内す
るガイド面13a及び13bとなっており、ガイド面1
3bに可動刃2の出入りする第1の開口である開口15
が設けてある。これらのガイド面13a及び13bは、
通紙口11を通ってきた記録紙10の搬送路の片側を形
成する。
【0019】一方、可動刃2の出入りする開口15にシ
ャッタ12は、カッターカバー13に取り付けられた樹
脂で成形されたシャッタ保持部19に回動自在に支持さ
れている。シャッタ12は、開口15の搬送路における
記録紙10の紙幅の全幅に渡って形成されている。
【0020】シャッタ12の詳細な構造については図5
を用いて後述するが、可動刃2が支軸4を中心にして回
動し、開口15から搬送路の側に突出すると、シャッタ
12はこの可動刃2によって当接部12cが押されて回
転し、開放する。
【0021】また、切断動作が終了し、切断刃2がカッ
タカバー13内に格納されると、これに伴いシャッタ1
2は回動して図中の実線の位置に復帰、即ち閉成する。
そして、この閉成状態ではシャッタ12の記録媒体ガイ
ドである外周部12dは、記録紙10を案内するガイド
として作用し、記録紙10の開口15への侵入を阻止す
る。
【0022】図2は、本実施の形態のプリンタのカッタ
機構部32の紙切断部を可動刃2側からみた斜視図であ
る。固定刃3の上部を覆うプリンタカバ−16には、記
録紙10のプリンタカバー16側を案内するためのガイ
ド面16aが形成されている。また、当該ガイド面16
aには、可動刃2がプリンタカバー16のガイド面16
aと衝突しないように、可動刃2が出入りするための第
2の開口である開口17が設けられている。
【0023】ガイド面16aは、通紙口11を通ってき
た記録紙10の搬送路の片側を形成する。
【0024】さらに、本例においては、可動刃2が出入
りするための開口17に、シャッタ21が記録紙10の
略全幅に渡って開閉可能に取り付けられている。シャッ
タ21の詳細な構造については図5を用いて後述する
が、可動刃2が支軸4を中心として回動し、開口17か
らプリンタカバー16の側に侵入すると、シャッタ21
はこの可動刃2によって後述するように回転して開放す
る。また、切断動作が終了し、切断刃2がプリンタカバ
ー16から抜けると、これに伴いシャッタ21は回動し
て図示の位置に復帰、即ち閉成する。そして、この閉成
状態ではシャッタ21は記録紙10を案内するガイドと
して作用し、記録紙10の開口17への侵入を阻止す
る。
【0025】次に、カッタ機構部32の紙切断部を側面
からみた図5を用いて、シャッタ12及びシャッタ21
について詳細に説明する。
【0026】シャッタ12は、図5を貫通する方向の孔
を中心部に備えて略円柱状に樹脂で形成されており、カ
ッターカバー13に取り付けられたシャッタ保持部19
に支持部である支持軸12bによって回動自在に支持さ
れている。支持軸12bは、軟鉄性の軸よりなり、シャ
ッタ12の孔及びシャッタ保持部19の孔に挿通され、
例えばE型止め輪を使用して固定されている。
【0027】この構造において、支持軸12bの搬送方
向の位置は、開口15の下端から支持軸までをm、支持
軸12bから開口15の上端までをnとすると、mとn
は略等しくすることが望ましい。このように構成するこ
とにより、外周部12dを支持軸12bから同一半径で
形成することが可能となり、設計、機構が簡略となる。
この場合、搬送路の下方及び上方から記録紙が搬送され
るプリンタや、可動刃2の刃渡り長さが長くなることに
よりシャッタ12の回動角が大きくなった場合に有効で
ある。
【0028】そして、この関係を保持するには、支持軸
12bを開口15をm:nの比とする仮想の平面上に設
ければ同様の効果が得られるものである。更に、シャッ
タ12はねじりコイルばね12aにより常時矢印B方向
に付勢されており、更には、図5の状態より矢印B方向
にシャッタ12の側面に設けた図示しない規制部がシャ
ッタ保持部19に係止されて回動不可に、矢印B方向の
反対方向には回動可能に支持されている。これにより、
シャッタ12は可動刃2によって回動させられる場合を
除いて図5に示す初期位置に安定に位置づけられる。
【0029】一方、シャッタ12の紙搬送路18側の外
周部12dは回動支点部12bの略円弧状に形成され、
且つ、近傍の規制面の13c及び13dよりも紙搬送路
18側に突出しており、更には、規制面13cよりも紙
搬送路18より後退した掬い部12eが設けられてい
る。
【0030】上記掬い部12e及び紙搬送路18側に突
出している外周部により、下方の印字機構部31より紙
送り機構によって搬送されてくる記録紙10がその進路
を妨げられることが無く、すなわち、シャッタ12に当
接して発生するジャム及びカッタカバー13に当接して
発生するジャムの発生をなくすことができる。
【0031】本例ではシャッタ12を初期位置に位置づ
けるためにねじりコイルバネ12aを用いているが、本
発明はこれに限定されるものではなく、板バネやゴム、
スポンジ等の弾性部材を用いることができる。
【0032】上記の構成においては、シャッタ12は可
動刃2が、記録紙10を切断するために記録紙10の搬
送経路内に突出すると、当接部12cは可動刃2の下面
側の刃先2aにより押し出されて、シャッタ12は反時
計回りに回動される。望ましくは、シャッタ12は可動
刃2の刃先2aに触れないように、例えば可動刃12の
上面側で押し出されるようにすると、刃先2aの損傷を
回避することができる。なお、この場合、シャッタ12
と対向するカッタカバー13の規制面13cは、刃先2
aと干渉しない位置で、且つ、シャッタ12との隙間が
なるべく小さくなる位置に設定されることが望ましい。
【0033】シャッタ12は可動刃2の移動に応じ、シ
ャッタ12の突起部が板バネ12aを弾性変形させなが
ら回動され、想像線(二点鎖線)で示す位置に達して停
止する。このときシャッタ12の下部は可動刃2の上面
と摺動することとなる。従って、摺動部にはテフロン等
の周知の低摩擦部材や潤滑シート、潤滑剤を施しておく
ことが望ましい。
【0034】一方、プリンタカバー16にはシャッタ2
1が回動可能に取り付けられている。取付構造は周知の
ヒンジ構造を用いて実現できるので詳述はしないが、プ
リンタカバー16から切り起こした突起に孔を設け、シ
ャッタ21の頂部に植設した回動軸21bを当該孔に挿
入した構造としている。従って、シャッタ21は回動軸
21bを支点として回動する。シャッタ21の背面には
板バネ21aが当接しており、シャッタ21をプリンタ
カバー16に当接するように付勢している。これによ
り、シャッタ21は可動刃2によって回動させられる場
合を除いて実線で示す初期位置に安定に位置づけられ
る。初期位置ではシャッタ21はプリンタカバー16に
当接して記録紙の搬送経路に突出しないように構成され
ているので、下方の印字機構部31より紙送り機構によ
って搬送されてくる記録紙10がその進路をシャッタ2
1に妨げられることはない。
【0035】なお、シャッタ21を付勢する板バネ21
aはプリンタカバー16にねじ止めされている。板バネ
12aの固定構造はこれに限定されることはなく、溶接
や接着等の周知の方法や構造を用いることができる。
【0036】本例ではシャッタ21を初期位置に位置づ
けるために板バネ21aを用いているが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、板バネ21aに代えて周知
の弦巻バネやゴム、スポンジ等の弾性部材を用いること
ができる。
【0037】上記の構成においては、シャッタ21は可
動刃2が、記録紙10を切断するために記録紙10の搬
送経路からプリンタカバー16内に突出すると、シャッ
タ21は可動刃2の先端部に当接して反時計回りに回動
される。このとき、シャッタ21は可動刃2の刃先2a
に触れないような長さに設定されることが望ましい。こ
れにより、刃先2aの損傷を回避することができる。
【0038】シャッタ21は可動刃2の移動に応じ、シ
ャッタ21の背面が板バネ21aを弾性変形させながら
回動され、想像線(二点鎖線)で示す位置に達して停止
する。
【0039】このときシャッタ21の下部は可動刃2の
先端部と摺動することとなる。従って、当該摺動部には
テフロン等の周知の低摩擦部材や潤滑シート、潤滑剤を
施しておくことが望ましい。
【0040】紙送り及び印刷機構部31から送られてき
た記録紙10は、カッタフレーム14に設けられた通紙
口11を通り、シャッタ12及びシャッタ21間、そし
てカッタカバー13とプリンタカバー16により形成さ
れた搬送路18を通ってプリンタの外部へ排出される。
この後、所望の位置で可動刃2を回動し、記録紙10は
完全に、またはその接続部を残して切断される。
【0041】通常、切断された記録紙は、オペレ−タに
より接続部を千切って取り出されるか、次の印刷により
押し出される。しかしながら、オペレータが記録紙を摘
まんでいるときに次の紙送りが行われた場合、或いは、
オペレータが不在で部分切断された記録紙10がプリン
タ上に溜まった等の場合に次の紙送りが行われると、記
録紙10の接続部で紙折れとなり、送られてくる記録紙
10は折れた方向へ進もうとする。ところが、接続部に
対向した紙搬送路18に、シャッタ12及びシャッタ2
1が設けているため、記録紙10の紙折れ部または先端
部が紙搬送路18からプリンタ内部に侵入することが規
制され、記録紙10は上へと押し上げられる。図中の記
録紙10c、記録紙10dは、その状態を示したもので
ある。
【0042】本例の用紙切断機構及びこれを用いたプリ
ンタにおいては、カッタカバー13及びプリンタカバー
16の両方にシャッタを設けたが、本発明はこれに限定
されるものではなく、例えば記録紙がロール紙である場
合にはその巻癖による変形の方向が特定できるため、そ
の切断後の先端が接触する位置にのみシャッタを設けて
もよい。これにより、可動刃2の移動時の負荷を低減で
き、また部品点数の削減や構造の簡素化を行うことがで
きる。
【0043】また、シャッタが回動してもシャッタが搬
送路側へ大きく突出することもないことから、切断刃が
厚くてシャッタを大きく開口させるために、シャッタの
回動角度を多くしても、シャッタが搬送路を遮蔽するこ
とはない。
【0044】シャッタが回動してもシャッタが搬送路側
へ大きく突出することもないことから、第1の開口と第
2の開口との隙間を拡げる必要はなく、切断刃の上流側
の記録媒体を精度よくガイドできる。特に、上方から記
録媒体を挿入する場合に有効である。
【0045】なお、本発明は、上述の実施の形態に限る
ものではなく、様々な変形が考えられる。例えば、オ−
トカッタ方式では、接続部をつくる、ハサミ式、スライ
ド式、ギロチン式のどの方式でも可能であり、切り残さ
れた接続部の数や位置を限定するものではない。
【0046】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の記録媒体切
断機構及びこれを用いた印刷装置によれば、記録媒体切
断機構が、記録媒体の搬送路を形成する一方の壁に設け
た第1の開口と、該第1の開口から当該搬送路に突出可
能に設けられた切断刃と、他方の壁に対向配置された第
2の開口と、前記記録媒体と当接する記録媒体ガイド部
を備えた前記第1の開口を覆うシャッタであって、前記
切断刃の移動に応じて前記切断刃が突出した場合には開
放され、前記切断刃が格納された場合には閉成されるシ
ャッタとを有し前記切断刃を前記第1及び前記第2の開
口に嵌入して前記記録媒体を切断する記録媒体切断機構
において、前記シャッタは、開放されるとき、前記記録
媒体ガイド部が前記搬送路に対して前記切断刃側に移動
されるように回動自在に支持されていることから、シャ
ッタの動作は安定する。しかも、記録媒体ガイド部は搬
送路側に移動しないから、シャッタが搬送路を遮ること
が無く紙ジャムの発生を低減させることが可能となる。
【0047】更には、例えば厚い切断刃を使用するとき
のように第1の開口を搬送方向に広く開口しなければな
らない場合であっても、前記記録媒体ガイド部が前記搬
送路に対して前記切断刃側に移動されることから、第1
の開口と第2の開口との隙間を拡げる必要はなく、記録
媒体を精度よくガイドできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプリンタの一実施の形態のカッタ
機構部を示す図であり、固定刃側から視た斜視図であ
る。
【図2】本発明の一実施の形態のカッタ機構部を示す図
であり、可動刃側から視た斜視図である。
【図3】本発明の一実施の形態の主要機構の構成を示す
説明図である。
【図4】本発明の一実施の形態のカッタ構成部を示す平
面図である。
【図5】本発明の一実施の形態のカッタ機構部の紙搬送
路の側面図である。
【符号の説明】 2 可動刃 3 固定刃 10 記録紙 11 通紙口 12 シャッタ 12a ねじりコイルバネ 13 カッタカバ− 14 カッタフレ−ム 16 プリンタカバ− 21 シャッタ 21a 板バネ 31 紙送り及び印字機構部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体の搬送路を形成する一方の壁に
    設けた第1の開口と、該第1の開口から当該搬送路に突
    出可能に設けられた切断刃と、他方の壁に対向配置され
    た第2の開口と、前記記録媒体と当接する記録媒体ガイ
    ド部を備えた前記第1の開口を覆うシャッタであって、
    前記切断刃の移動に応じて前記切断刃が突出した場合に
    は開放され、前記切断刃が格納された場合には閉成され
    るシャッタとを有し前記切断刃を前記第1及び前記第2
    の開口に嵌入して前記記録媒体を切断する記録媒体切断
    機構において、 前記シャッタは、開放されるとき、前記記録媒体ガイド
    部が前記搬送路に対して前記切断刃側に移動されるよう
    に回動自在に支持されていることを特徴とする記録媒体
    切断機構。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の記録媒体切断機構におい
    て、 前記シャッタを回動自在に支持する支持部は、前記第1
    の開口を搬送方向に略等分する面上に設けられているこ
    と特徴とする記録媒体切断機構。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の記録媒体切断機
    構において、 前記シャッタを閉成する方向に付勢する付勢手段を有す
    ることを特徴とする記録媒体切断機構。
  4. 【請求項4】 請求項2または3記載の記録媒体切断機
    構において、 前記記録媒体ガイド部は、閉成されているときの前記搬
    送方向の略中央部が前記搬送路側に突出するように形成
    されていることを特徴とする記録媒体切断機構。
  5. 【請求項5】 記録媒体の搬送路を形成する一方の壁に
    設けた第1の開口と、該第1の開口から当該搬送路に突
    出可能に設けられた切断刃と、他方の壁に対向配置され
    た第2の開口とを有し、前記切断刃を前記開口に嵌入し
    て前記記録媒体を切断する記録媒体切断機構と、該記録
    媒体切断機構の上流に前記搬送路を隔てて対向配置さ
    れ、前記記録媒体に印刷を行う印刷ヘッド及びプラテン
    とを有する印刷装置において、 前記記録媒体切断機構は、前記請求項1乃至4記載のい
    ずれか1項記載のシャッタを有してなることを特徴とす
    る印刷装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007045557A (ja) * 2005-08-09 2007-02-22 Seiko Epson Corp ロール紙プリンタ
JP2011230514A (ja) * 2011-07-13 2011-11-17 Seiko Epson Corp ロール紙プリンタ

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JP2007045557A (ja) * 2005-08-09 2007-02-22 Seiko Epson Corp ロール紙プリンタ
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