JP2001038705A - 巻取りリール、それを用いたベニヤ単板の巻取り装置 - Google Patents

巻取りリール、それを用いたベニヤ単板の巻取り装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ベニヤドライヤによって乾燥され
たベニヤ単板を巻取る巻取りリールおよびこの巻取りリ
ールを使用してベニヤ単板を巻取ることを目的としてい
る。 【解決手段】 単板巻取り位置に回転可能に設置された
大径の巻取りリールと、この巻取りリールの下面に位置
して駆動を伝達する変速可能なドライブロールと、前記
巻取り位置の上流に設置されたベニヤドライヤと、この
ベニヤドライヤの終端と前記巻取り位置のドライブロー
ルの間に設置されたコンベヤと、前記単板巻取りリール
の長手方向へ任意間隔を置いて複数個設置された糸部材
繰り入れ機構とを備え、ベニヤドライヤで乾燥された連
続状、或いは定尺状、乱尺状のベニヤ単板を、接続コン
ベヤ、或いは方向変換コンベヤを経てドライブロールま
で搬送し、このドライブロールの摩擦力によって、大径
の巻取りリールへベニヤ単板を糸部材をガイドとして巻
き付けて巻玉とし、これをリーリングデッキの巻玉スト
ックエリヤで或時間保管して、巻玉単位で平衡含水率と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベニヤドライヤに
よって乾燥されたベニヤ単板を巻取る巻取りリールおよ
びこの巻取りリールを使用したベニヤ単板巻取り装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ベニヤレースで切削されたベ
ニヤ単板は、通常、一旦巻取られて巻玉状としてリーリ
ングデッキ上で一旦貯留し、これを巻戻し位置まで移送
して巻戻しながら、或いはそのまま、連続した状態でベ
ニヤドライヤへ挿入され、ほぼ8〜12%の仕上がり含
水率を目標として乾燥される。ベニヤドライヤによって
乾燥されたベニヤ単板は、連続状のものにあっては、そ
の繊維に交差する方向と繊維方向の長さの比を、ほぼ
1:2となるように、切断機によって繊維方向とほぼ平
行に定尺切断される。この定尺切断されたベニヤ単板
は、通常、合板の表板、或いは裏板として採用されてい
る。一方、合板を構成する中板は、表板、或いは裏板の
ほぼ倍の厚みを有し、また、繊維に交差する方向と繊維
方向の長さの比を、逆にほぼ2:1となるように切断さ
れる。
【0003】これら切断されたベニヤ単板は、合板を構
成する表板、中板、裏板の各板の種別毎に区分して堆積
され、合板工場内において複数個の堆積山として或時間
養生されることになる。すなわち、ベニヤ単板は原木を
切削して得られるのであるが、1本の原木においてもそ
の表層から深層に至るまで、性状、含水率等が相違して
いる。また、同種の原木であっても個々に、さらには原
木の材種が相違すれば、含水率が多岐に渡ることにな
る。
【0004】したがって、乾燥後のベニヤ単板であっ
て、合板を構成する表板、中板、裏板の各板の種別毎に
区分した堆積山であっても、仕上がり含水率が一定せ
ず、含水率にバラツキがみられる。このように含水率に
バラツキが発生していると、後工程のプレス工程におい
て、接着不良の原因となる。このため、含水率のバラツ
キを是正して、少なくとも堆積山毎に含水率を平衡させ
るため、前記記載したように、合板工場内において複数
個の堆積山として養生させることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、合板工
場の限られた設置面積内で、これら各板の種別毎の複数
個の堆積山を、ほぼ野積み状態で或時間(平均1昼夜)
養生管理することは、合板工場の機能上、限界がある。
また、これら堆積山の野積み状態は、一時的に発生する
ものでなく、恒常的に発生している。
【0006】確かに、各板の種別毎の堆積山を養生管理
すれば、1つの堆積山内での含水率の均等化が図れ、平
衡含水率は個別には或程度達成できる。しかしながら、
各堆積山間については、含水率の均等化が図られていな
いのが実情である。したがって、合板を構成するため、
表板、裏板、中板を、各々の堆積山から取り出して合板
に仕組んだ場合、個々の各板に含水率のバラツキがあれ
ば、前記記載したような、後工程において接着不良が発
生することになる。本発明は上記記載のような課題を解
決すべく、乾燥されたベニヤ単板を巻取って巻玉とし、
この巻玉化とした状態で平衡含水率とすることを目的と
したものである。
【0007】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記課
題を解決するために、本発明の巻取りリールの第1の構
成は、乾燥後のベニヤ単板をリールの巻取り面に巻取る
際に発生する、繊維と平行する部分からの割れを低減し
た曲率となるように、その直径を巻取られるベニヤ単板
厚みの85倍以上、かつ300mm以上としたことを特徴
とする。本願発明者の実験による知見では、乾燥前のベ
ニヤ単板、すなわち、原木から切削直後のベニヤ単板の
巻取りに使用されている巻取りリール(直径165mm)
を、乾燥後のベニヤ単板の巻取りにそのまま使用する
と、その細い直径になじまず、その単板厚みに比して小
さな曲率であればあるほど、繊維と平行する部分からの
割れが発生しやすくなり、巻取りリール自体に巻き付け
ることが不可能となることが多かった。特に、乾燥後に
発生した、割れ目、切れ目等がベニヤ単板に存在する
と、当該部分から裂断することになる。本発明者等は実
験による知見にて、乾燥後のベニヤ単板を巻取る巻取り
リールの直径を300mm以上として求め、一方、巻取ら
れるベニヤ単板厚みに応じた曲率となる直径を、巻取り
リールの直径D/巻取られるベニヤ単板厚みTの算式で
得た。これらによれば、巻取りリールの直径をベニヤ単
板厚みの85倍以上、かつ300mm以上とすることによ
り、乾燥後のベニヤ単板を良好に巻取ることができる。
【0008】また、上記課題を解決するために、本発明
の巻取りリールの第2の構成は、ベニヤ単板を巻取る巻
取り面がリール内部に形成された空隙と径方向に連通す
る通気連通部を備えており、リール軸の軸芯方向に複数
個取り付けられたベニヤ単板を巻取る支持部には、前記
空隙と連通する開口部が形成されたことを特徴とする。
この構成によれば、巻取りリール自体の重量を軽減する
ことができ、巻取りリールの搬送時、ベニヤ単板巻取り
時、リーリングデッキの巻玉ストックエリヤでの保管時
等における動力負担の軽減化が図れる。また巻取りリー
ルの巻取り面に巻取られたベニヤ単板には、径方向にお
いて、通気連通部を介して巻取りリールの内部に形成さ
れる空隙と連通しており、また、リール軸に取り付けら
れたベニヤ単板を巻取る支持部に開口部を形成して、空
隙を軸芯方向において連通させて、ベニヤ単板の巻取り
面と巻取りリール内部の空隙と巻取りリール外の大気と
を連通状態としているので、通気性が図られることにな
る。したがって、乾燥後のベニヤ単板に内在する熱気、
湿気等を多数の開口部から大気へ放散させ、巻取られた
ベニヤ単板を貯留している間に平衡含水率化を促進させ
ることができる。
【0009】好適な例として、巻取りリールは、リール
軸にその軸芯方向に渡って同径とした鍔を任意間隔を置
いて複数個取り付け、各鍔の外周部をベニヤ単板を巻取
る巻取り面としている。すなわち、この巻取りリール
は、リール軸にその軸芯方向に一定間隔を置いて溶接等
によって鍔をそれぞれ取り付けて、ベニヤ単板を巻取る
支持部とし、これら鍔の外周面をベニヤ単板の巻取り面
とし、これら各鍔に軸部から放射状に開口部を複数箇所
形成して構成されている。この巻取りリールにおいて
は、ベニヤ単板の巻取り幅に相当する長さ間隔内の各鍔
が、ベニヤ単板の巻取り支持部として使用され、巻取り
リールに巻取られ、巻玉化される。このとき、各鍔間隔
内の空気は、各鍔に形成された各開口部を介して、両側
に位置する鍔の開口部より大気へ放散される。したがっ
て、乾燥後のベニヤ単板に内在する熱気、湿気等は、各
鍔間隔内から各開口部を経て、両側に位置する鍔の開口
部より大気へ放散され、逆に大気からの新鮮な空気は各
鍔の開口部より、巻取りリールの内部に流入することに
なる。
【0010】また、この巻取りリールの好適な他の形態
としては、リール軸にその軸芯方向に渡って同径とした
鍔を任意間隔を置いて複数個取り付けるとともに、ベニ
ヤ単板を巻取るための巻取り面となる胴板がその曲率に
沿って固着されている。すなわち、リール軸の軸芯方向
には一定間隔を置いて円盤状の補強板が、リール軸に溶
接等によってそれぞれ取り付けられている。これら補強
板の外周には、この補強板の厚みの数倍以上の幅を有し
た平板を巻き付けて溶接等によって固着し、いわゆる鍔
としている。これら鍔の外径は同径であり、それらの外
周には、ベニヤ単板を巻取るための巻取り面となる胴板
がその曲率に沿って巻き付けられ、溶接等によって固着
されている。各鍔には放射状に開口部が複数箇所形成さ
れ、また前記胴板にも開口部が多数形成されている。し
たがって、巻取りリールの径方向においては、ベニヤ単
板は胴板に形成された多数の開口部を介してリール内部
に形成された空隙が連通することになる。また、軸芯方
向においては、各鍔に形成された開口部を介して各鍔間
に形成される空隙が巻取りリール外の大気と連通状態と
なる。したがって、各鍔、胴板に形成された各開口部か
ら巻取りリール内部への大気の流入、逆に巻取りリール
内部の空気を鍔、胴板の各開口部から大気への流出が可
能となる。このため、乾燥後のベニヤ単板に内在する熱
気、湿気等は、胴板に多数形成された開口部から巻取り
リールの内部に流入しても、各鍔の各開口部を通過して
両側に位置する鍔、あるいはベニヤ単板が巻き付けられ
ていない胴板の各開口部から大気へ放散される。また、
大気からの新鮮な空気は、両側の鍔の各開口部、あるい
はベニヤ単板が巻き付けられていない胴板の各開口部か
ら巻取りリールの内部に流入し、各鍔の各開口部を通っ
て、胴板の各開口部を介して巻取られているベニヤ単板
と接触することになる。このようにして、乾燥後のベニ
ヤ単板に内在する熱気、湿気等は巻取りリールの内部に
滞留することなく、常に大気の新鮮な空気と置換するこ
とが可能となる。
【0011】また、本発明のベニヤ単板の巻取り装置で
は、ベニヤ単板巻取り位置に回転可能に設置された上記
の巻取りリールと、この巻取りリールの下面に位置して
駆動を伝達する変速可能なドライブロールと、前記ベニ
ヤ単板巻取り位置の上流に設置されたベニヤドライヤと
を備えて成り、ベニヤドライヤで乾燥されたベニヤ単板
を前記巻取りリールに巻取ることにより、前記課題を解
決している。
【0012】また、ベニヤ単板巻取り位置に回転可能に
設置された上記の巻取りリールと、この巻取りリールの
下面に位置して駆動を伝達する変速可能なドライブロー
ルと、前記ベニヤ単板巻取り位置の上流に設置されたベ
ニヤドライヤと、このベニヤドライヤの終端と前記ベニ
ヤ単板巻取り位置のドライブロールの間に設置された接
続コンベヤと、前記巻取りリールの長手方向へ任意間隔
を置いて複数個設置された糸部材繰り入れ機構とを備え
て成り、ベニヤドライヤで乾燥されたベニヤ単板を、巻
取りリールの長手方向に亘って複数列の糸部材をガイド
として巻き付けることにより、前記課題を解決してい
る。尚、ベニヤドライヤで乾燥されたベニヤ単板は、連
続状であっても、定尺状、或いは乱尺状であっても対応
できるものである。
【0013】また、ベニヤ単板巻取り位置に回転可能に
設置された請求項1ないし4のいずれかに記載の巻取り
リールと、この巻取りリールの下面に位置して駆動を伝
達する変速可能なドライブロールと、前記ベニヤ単板巻
取り位置の上流に設置されたベニヤドライヤと、このベ
ニヤドライヤの終端と前記ベニヤ単板巻取り位置のドラ
イブロールの間に設置された方向変換コンベヤと、巻取
りリールの長手方向へ任意間隔を置いて複数個設置され
た糸部材繰り入れ機構とを備えて成り、ベニヤドライヤ
で乾燥された非連続状のベニヤ単板を、巻取りリールの
長手方向に亘って複数列の糸部材をガイドとして巻き付
けることにより、前記課題を解決している。
【0014】また、ベニヤドライヤの終端と接続し、パ
ルス発信器が設置された接続コンベヤと、この接続コン
ベヤ上を搬送される乾燥後のベニヤ単板を検出する検出
器と、この検出器位置から下流に位置するドライブロー
ルまでの距離を設定する距離設定器と、このドライブロ
ールの駆動を制御する駆動制御器と、ドライブロールの
上面に接して従動回転する上記の巻取りリールとを備
え、接続コンベヤ上を搬送されるベニヤ単板を検出する
とき、駆動制御器からの指令によってドライブロールの
駆動を停止し、設定した距離のパルス量がカウントアッ
プされるとき、ドライブロールを駆動させてベニヤ単板
を巻取りリールに巻き付けることにより、前記課題を解
決している。
【0015】また、ベニヤドライヤの終端と接続し、パ
ルス発信器が設置された方向変換コンベヤと、この方向
変換コンベヤ上を搬送される乾燥後のベニヤ単板を検出
する検出器と、この検出器位置から下流に位置するドラ
イブロールまでの距離を設定する距離設定器と、このド
ライブロールの駆動を制御する駆動制御器と、ドライブ
ロールの上面に接して従動回転する上記の巻取りリール
と、この巻取りリールの長手方向へ任意間隔を置いて複
数個設置された糸部材繰り入れ機構とを備え、方向変換
コンベヤ上を搬送されるベニヤ単板の前端を検出すると
き、駆動制御器からの指令によってドライブロールの駆
動を停止させると共に、ベニヤ単板の後端を検出するま
でのパルス量に基づき板長さを求めて駆動制御器内にて
一旦記憶し、ベニヤ単板の搬送に伴って設定した距離の
パルス量がカウントアップされるとき、ドライブロール
を板長さ分だけ駆動させて、ベニヤ単板を糸部材をガイ
ドとして巻取りリールに巻き付けることにより、前記課
題を解決している。
【0016】また、ベニヤドライヤの終端と接続し、パ
ルス発信器が設置された接続コンベヤと、この接続コン
ベヤ上を搬送される乾燥後のベニヤ単板を検出する検出
器と、この検出器位置から下流に位置する間隔詰めコン
ベヤまでの距離を設定する距離設定器と、この間隔詰め
コンベヤの駆動を制御する駆動制御器と、間隔詰めコン
ベヤの下流に位置する上記の巻取りリールとを備え、接
続コンベヤ上を搬送されるベニヤ単板を検出するとき、
駆動制御器からの指令によって間隔詰めコンベヤの駆動
を停止し、設定した距離のパルス量がカウントアップさ
れるとき、間隔詰めコンベヤを駆動させて搬送方向に隣
接するベニヤ単板の間隔を詰め、その後、巻取りリール
に巻き付けることにより、前記課題を解決している。
【0017】また、ベニヤドライヤの終端と接続し、パ
ルス発信器が設置された方向変換コンベヤと、この方向
変換コンベヤ上を搬送される乾燥後のベニヤ単板を検出
する検出器と、この検出器位置から下流に位置する間隔
詰めコンベヤまでの距離を設定する距離設定器と、この
間隔詰めコンベヤの駆動を制御する駆動制御器と、間隔
詰めコンベヤの下流に位置する請求項1ないし4のいず
れかに記載の巻取りリールと、この巻取りリールの長手
方向へ任意間隔を置いて複数個設置された糸部材繰り入
れ機構とを備え、方向変換コンベヤ上を搬送されるベニ
ヤ単板の前端を検出するとき、駆動制御器からの指令に
よって間隔詰めコンベヤの駆動を停止させると共に、ベ
ニヤ単板の後端を検出するまでのパルス量に基づき板長
さを求めて駆動制御器内にて一旦記憶し、ベニヤ単板の
搬送に伴って設定した距離のパルス量がカウントアップ
されるとき、間隔詰めコンベヤを板長さ分だけ駆動させ
て搬送方向に隣接するベニヤ単板の間隔を詰め、その
後、ベニヤ単板を糸部材をガイドとして巻取りリールに
巻き付けることにより、前記課題を解決している。
【0018】
【作用】ベニヤ単板巻取り位置に回転可能に設置された
大径の巻取りリールと、この巻取りリールの下面に位置
して駆動を伝達する変速可能なドライブロールと、前記
ベニヤ単板巻取り位置の上流に設置されたベニヤドライ
ヤと、このベニヤドライヤの終端と前記ベニヤ単板巻取
り位置のドライブロールの間に設置されたコンベヤと、
前記ベニヤ単板巻取り位置に、巻取りリールの長手方向
へ任意間隔を置いて複数個設置された糸部材繰り入れ機
構とを備え、ベニヤドライヤで乾燥された連続状、或い
は定尺状、乱尺状のベニヤ単板を、接続コンベヤ、或い
は方向変換コンベヤを経てドライブロールまで搬送し、
このドライブロールの摩擦力によって、大径の巻取りリ
ールへベニヤ単板を糸部材をガイドとして巻き付けて巻
玉とし、これをリーリングデッキの巻玉ストックエリヤ
で或時間保管して、巻玉単位で平衡含水率とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を添付図面
に基づいて説明する。図1には、乾燥後の連続状のベニ
ヤ単板1を巻取る実施例が示されている。この場合、ベ
ニヤドライヤ2は、搬送路を搬送方向の前後部プーリに
巻掛けされた帯状の金網帯3とし、この金網帯3を上下
に一定間隔を置いて設置し、これら金網帯3を相互に逆
方向へ回動させることによって、金網帯3間で連続状の
ベニヤ単板1を搬送する方式である。連続状のベニヤ単
板1は、搬送途上において、ベニヤドライヤ2の上部通
風路からの循環熱風によって乾燥され、その出側におい
て金網帯3の終端と隣接する接続コンベヤ4へ移乗され
る。
【0020】この接続コンベヤ4の下流位置には、連続
状のベニヤ単板1を巻取るベニヤ単板巻取り位置5が形
成されている。このベニヤ単板巻取り位置5には、上面
高さが前記接続コンベヤ4の搬送面とほぼ同一で、少な
くともベニヤ単板1の搬送方向と交差する方向の長さを
有するドライブロール6が軸受されている。このドライ
ブロール6は変速可能であるが、常態においては、前記
接続コンベヤ4とほぼ同一速度に制御され、回転可能で
ある。このドライブロール6の上方には、直径を大径と
した巻取りリール7両端の軸受部分がリール受8に回転
可能に支持されている。この巻取りリール7は、その下
面を前記ドライブロール6の上面と接することにより、
ドライブロール6の駆動を摩擦力によって従動して、図
1中反時計方向に回動することになる。
【0021】連続状のベニヤ単板1はベニヤドライヤ2
で乾燥された後、接続コンベヤ4上を搬送され、ベニヤ
単板巻取り位置5に至る。連続状のベニヤ単板1がドラ
イブロール6と巻取りリール7間に至ると、接続コンベ
ヤ4とほぼ同一速度で回動しているドライブロール6の
駆動を摩擦力によって従動して、巻取りリール7が逆方
向へ回動し、連続状のベニヤ単板1を巻取ることにな
り、接続コンベヤ4から搬送される連続状のベニヤ単板
1は、順次巻取りリール7に巻取られることになる。
尚、ベニヤ単板1は連続状であるので、ドライブロール
6の駆動を摩擦力によって、そのまま、巻取りリール7
に巻取ることができるが、乾燥後に発生した割れ目、切
れ目等によってベニヤ単板1が裂断し易くなっていた
り、巻取途上の巻玉9の中央部が緩む場合には、巻取り
リール7にその長手方向へ任意間隔を置いて、複数個の
糸部材繰り入れ機構10を設置することもある。この場
合には、連続状のベニヤ単板1を巻取るに際し、まず、
巻取りリール7に糸部材繰り入れ機構10の各糸巻車1
1から繰り出された糸部材12の先端を、その長手方向
に渡って任意間隔を置いて複数箇所巻き付け、連続状の
ベニヤ単板1の複数箇所を糸部材12をガイドとして巻
き付け、巻取りリール7に巻取ることになる。
【0022】具体的には、図2に示すような巻取りリー
ル7への巻き付け態様としている。すなわち、巻取りリ
ール7には、その長手方向に渡って任意間隔を置いた複
数箇所に、糸部材12を絡み付かせるサンドペーパー、
凸部等の高摩擦領域を設ける。また、巻取りリール7の
下流側に、巻取りリール7の外周より若干離れた上方か
ら下方の位置まで、複数個の糸部材繰り出し用のノズル
を、例えば円弧状のガイドレール(図示せず)、または
進退自在で昇降自在な機構(図示せず)によって変位自
在とさせる。一方、前記ドライブロール6には、その軸
芯方向に渡って任意間隔を置いた複数箇所に、前記ノズ
ルの先端を格納する溝6Mが形成されている。まず、糸
巻車11から繰り出される糸部材12の先端を、上方に
位置するノズル12Nを介して、巻取りリール7の高摩
擦領域へ吹き付けて絡み付かせ、その後ノズル12Nを
下方へ移動させ、ドライブロール6の各溝部6Mへいた
らせる。このとき、ノズル12Nはドライブロール6の
上面より下位にあり、糸部材12は先端の絡み付いた部
分とノズル12N間で緊張状態となっている。したがっ
て、ベニヤ単板1がドライブロール6の駆動を摩擦力に
よって、巻取りリール7に巻取られるとき、その先端部
分から糸部材12をガイドとして複数箇所巻き付けられ
ることになる。
【0023】このとき、巻取りリール7を軸受けしてい
るリール受8位置が固定的であれば、接続コンベヤ4の
始端位置を支点として、接続コンベヤ4と、ドライブロ
ール6を下方へ旋回自在とし、増加する巻取り径の半径
分だけ、ドライブロール6を接続コンベヤ4と共に自動
的に旋回下降させるものである。また逆に、ドライブロ
ール6を軸受けしている位置が固定的であれば、巻取り
リール7のリール受8位置を、増加する巻取り径の半径
分だけ、上昇させることになる。尚、ドライブロール6
は巻取りリール7に摩擦力を与えるため、流体動、或い
はバランスウエイト等によって常時一定の圧力で、巻取
りリール7に接した状態に維持されている。
【0024】また、この巻取りリール7には、乾燥後の
ベニヤ単板1を巻き付けることになるが、従来、原木か
ら切削直後のベニヤ単板の巻取りに使用されている直径
165mmの巻取りリールを、そのまま使用することは不
可能であった。すなわち、この直径165mmの巻取りリ
ールに乾燥後のベニヤ単板1を巻き付けると、その細い
直径になじまず、繊維と平行する部分からの割れが発生
しやすくなり、巻取りリール自体に巻き付けることが不
可能となることが多かった。特に、乾燥後に発生した、
割れ目、切れ目等がベニヤ単板1に存在すると、当該部
分から裂断することになる。本発明者等は実験による知
見にて、乾燥後のベニヤ単板1を巻取る巻取りリール7
の直径を300mm以上として求め、一方、巻取られるベ
ニヤ単板1の厚みに応じた曲率となる直径を、巻取りリ
ール7の直径D/巻取られるベニヤ単板1の厚みTの算
式で得た。これらによれば、巻取りリール7の直径をベ
ニヤ単板1の厚みの85倍以上、かつ300mm以上とす
ることにより、乾燥後のベニヤ単板1を良好に巻取るこ
とができる。例えばベニヤ単板1の厚みが2mmであれ
ば、上記算式より、巻取りリール7の直径Dは170mm
に設定されるのであるが、この数値が300mm未満であ
るので、巻取りリール7の直径は300mm以上となる。
尚、上記実施例においては巻取りリール7の直径を45
0mmとし、乾燥後のベニヤ単板1を巻取り、良好な結果
を得ている。
【0025】図3には、定尺状、或いは乱尺状(定尺に
切断されていない非連続状のもの)のベニヤ単板1を、
乾燥後に巻取る実施例が示されている。この場合、ベニ
ヤドライヤ2の各段の搬送路は、その長手方向に渡って
ベニヤ単板1を板厚方向の両側から挟んで回転しながら
送る上下一組の送りロール13を、複数組設置して構成
されている。ベニヤ単板1は、その繊維方向と平行とし
て、搬送方向と直交する方向へ複数枚(図示例は3枚)
同時に搬送される。搬送途上、ベニヤドライヤ2の上部
通風路からの循環熱風によって乾燥され、その出側にお
いて、その搬送方向をほぼ直角に変換する方向変換コン
ベヤ14へ移乗される。
【0026】この方向変換コンベヤ14の下流位置に
は、ベニヤ単板1を巻取るベニヤ単板巻取り位置5が形
成されている。このベニヤ単板巻取り位置5には、前記
記載と同様のドライブロール6、直径を大径とした巻取
りリール7、巻取りリール7の長手方向へ任意間隔を置
いて複数個設置された糸部材繰り入れ機構10とを備え
ている。
【0027】ベニヤ単板1はベニヤドライヤ2で乾燥さ
れた後、搬送路から方向変換コンベヤ14へ搬送方向を
直角に変換された状態で移乗される。したがって、ベニ
ヤ単板1は、これ以降、繊維方向を搬送方向と交差した
状態で搬送され、ベニヤ単板巻取り位置5に至る。ベニ
ヤ単板1を巻取るに際し、まず、巻取りリール7に糸部
材繰り入れ機構10の各糸巻車11から繰り出された糸
部材12の先端を、前記記載のようにノズル12Nを介
して、その長手方向に渡って任意間隔を置いて複数箇所
巻き付ける。次いで、ベニヤ単板1がドライブロール6
と巻取りリール7間に至ると、方向変換コンベヤ14と
ほぼ同一速度で回動しているドライブロール6の駆動を
摩擦力によって従動して、巻取りリール7が逆方向へ回
動し、ベニヤ単板1の複数箇所を糸部材12をガイドと
して巻取りリール7に巻取ることになる。方向変換コン
ベヤ14から搬送されるベニヤ単板1は、図4に示すよ
うに、順次巻取りリール7に巻取られることになるが、
巻取り効率を考慮して、巻取りに際して、ベニヤ単板1
の前後間隔を詰める場合がある。
【0028】この前後間隔詰め手段を図5に基づいて説
明する。方向変換コンベヤ14上に設置された接触式、
或いは透過型、反射型等の非接触式の検出器15が、ベ
ニヤ単板1の前端部分を検出した時、この検出指令をド
ライブロール6の制御系である駆動制御器16へ発信す
る。この駆動制御器16には、検出器15からドライブ
ロール6までの距離Kを設定した距離設定器17が接続
され、前記検出指令に基づいて、ドライブロール6の回
動を停止する。方向変換コンベヤ14にはパルス発信器
17が設置されており、ベニヤ単板1が方向変換コンベ
ヤ14上を距離K搬送され、これをパルス量のカウント
アップによって検出することになる。ドライブロール6
上に至ったベニヤ単板1は、その板長さ分だけドライブ
ロール6が駆動されることによって、糸部材12をガイ
ドとして巻取りリール7に巻き付けられる。この板長さ
は、ベニヤ単板1が方向変換コンベヤ14上を搬送され
た時点、検出器15がその前端と後端を検出し、これを
パルス量として駆動制御器16内にて捉えていることに
よる。尚、この板長さはほぼ定尺状に切断されているの
で、この定尺長さを予め駆動制御器16内へ板長さとし
て記憶させてもよい。
【0029】次のベニヤ単板1は、その前端が検出器1
5に検出されると、前記記載と同様の工程を経てドライ
ブロール6上に至り、図6に示すように、前回巻き付け
られたベニヤ単板1の後端との隙間を詰めた状態で、糸
部材12をガイドとして巻取りリール7に巻き付けられ
る。上記作業を繰り返すことにより、ドライブロール6
は間欠的に回動し、ベニヤ単板1は巻取りリール7に前
後間隔を密とした状態で効率的に巻取られることにな
る。
【0030】図5に示した前後間隔詰め手段は、ベニヤ
単板巻取り位置5において、ドライブロール6を間欠的
に回動させて巻取りリール7に巻取るので、コンベヤの
搬送速度と間欠的な巻取り速度(低速)がほぼ対応して
いれば、巻取りに支障は発生しないが、巻取り速度の高
速化を図る場合には支障が生じる。この場合、ベニヤ単
板巻取り位置5の前段階の搬送途上において、前後間隔
詰めを行うことになる。次に、前記前後間隔詰め手段の
他の実施態様を図7に基づいて説明する。尚、図5と同
一部品については同一番号を付している。まず、前後間
隔詰めを行う間隔詰めコンベヤ18の始端を、方向変換
コンベヤ14の終端部と互いに入り組んだ状態に設置
し、両コンベヤ14、18を各々単独に駆動可能に設定
する。この状態の下、方向変換コンベヤ14上に設置さ
れた検出器15が、ベニヤ単板1の前端部分を検出した
時、この検出指令を間隔詰めコンベヤ18の制御系であ
る駆動制御器16へ発信する。この駆動制御器16に
は、検出器15から間隔詰めコンベヤ18の任意位置ま
での距離Kを設定した距離設定器17が接続され、前記
検出指令に基づいて、間隔詰めコンベヤ18の駆動を停
止する。方向変換コンベヤ14にはパルス発信器17が
設置されており、ベニヤ単板1が方向変換コンベヤ14
上を距離K搬送され、これをパルス量のカウントアップ
によって検出することになる。間隔詰めコンベヤ18上
に至ったベニヤ単板1は、その板長さ分だけ間隔詰めコ
ンベヤ18が駆動される。この板長さは、ベニヤ単板1
が方向変換コンベヤ14上を搬送された時点、検出器1
5がその前端と後端を検出し、これをパルス量として駆
動制御器16内にて捉えていることによる。尚、この板
長さはほぼ定尺状に切断されているので、この定尺長さ
を予め駆動制御器16内へ板長さとして記憶させてもよ
い。この間欠的な駆動によって、ベニヤ単板1は間隔詰
めコンベヤ18上で前後間隔が密となり、これを別途コ
ンベヤへ移乗させて、巻取り速度に合致した速度で巻取
りリール7に巻取るものである。
【0031】上記各実施例のように、乾燥後のベニヤ単
板1を大径の巻取りリール7に巻取った巻玉9は、リー
リングデッキの巻玉ストックエリヤで或時間保管され
て、巻玉9単位で平衡含水率とされる。
【0032】尚、上記巻取りリール7は軸部7Gを回転
中心とした円筒状であり、通常、溶接構造によって閉塞
した状態となっている。特に、上記巻取りリール7は、
原木から切削直後のベニヤ単板の巻取りに従来から使用
されている巻取りリール(直径165mm)に比べ、その
直径を大径(300mm以上、本実施例では450mm)と
しているので、巻取りリール7自体の重量が増大し、巻
取りリール7の搬送時、ベニヤ単板1巻取り時、リーリ
ングデッキの巻玉ストックエリヤでの保管時等、この増
大した重量による動力負担、あるいはリーリングデッキ
等の構造物を補強することにもなる。
【0033】これらに対応するため、図8ないし図9に
は本発明の巻取りリール7の他の態様が示されている。
すなわち、図8に示した大径の巻取りリール7の外表面
部分には、スリット状の開口部7Kが多数設けられ、図
9に示した大径の巻取りリール7は、リール軸7Gにそ
の軸芯方向に渡って同径とした大径の鍔7Tを任意間隔
を置いて複数個取り付けて構成され、必要に応じ、各鍔
7Tの表面部分には開口部7Kが形成されている。
【0034】図10には、図8に示した巻取りリール7
の軸芯方向と平行する断面が例示されている。すなわ
ち、リール軸7Gの軸芯方向には一定間隔を置いて円盤
状の補強板7Hが、リール軸7Gに溶接等によってそれ
ぞれ取り付けられている。これら補強板7Hの外周に
は、この補強板7Hの厚みの数倍以上の幅を有した平板
7Iを巻き付けて溶接等によって固着し、いわゆる鍔7
Tを構成している。これら鍔7Tの外径は同径であり、
それらの外周には、ベニヤ単板1を巻取るための巻取り
リール7の胴部となる胴板7Dがその曲率に沿って巻き
付けられ、溶接等によって固着されている。
【0035】前記鍔7Tには、図11に示すように、放
射状に開口部7Kが複数箇所形成され、また前記胴板7
Dにも、図8に示すような開口部7Kが多数形成されて
いる。したがって、巻取りリール7の内部と大気とは連
通状態となり、鍔7T、胴板7Dに形成された各開口部
7Kから巻取りリール7内部への大気の流入、逆に巻取
りリール7内部の空気を鍔7T、胴板7Dの各開口部7
Kから大気への流出が可能となる。尚、開口部7Kは、
本実施例においてはスリット状を採用しているが、この
形状に限定されるものでなく、円状、楕円状、多角形状
等、開口状態を形成できれば、その形状は任意である。
【0036】図12には、図9に示した巻取りリール7
の軸芯方向と平行する断面が例示されている。すなわ
ち、この巻取りリール7は、リール軸7Gにその軸芯方
向に一定間隔を置いて溶接等によって鍔7Tがそれぞれ
取り付けられ、これら各鍔7Tにも開口部7Kを複数箇
所形成し、各鍔7Tの外周部をリールの胴部として構成
されている。この場合、巻取られるベニヤ単板1の繊維
方向は巻取り幅1W方向と平行であり、ベニヤ単板1は
その繊維方向に対して或程度の強度を有しているので、
各鍔7Tの外周部分によってベニヤ単板1の巻取り支持
部を構成することが可能となる。この巻取りリール7に
おいては、ベニヤ単板1の巻取り幅1Wに相当する長さ
間隔内の各鍔7Tが、ベニヤ単板1の巻取り支持部とし
て使用され、巻取りリール7に巻取られ、巻玉9化され
る。このとき、各鍔7T間隔内の空気は、各鍔7Tに形
成された各開口部7Kを介して、両側に位置する鍔7T
の開口部7Kより大気へ放散される。
【0037】したがって、これらの巻取りリール7によ
れば、重量の軽減化が図られ、上記記載の動力負担、補
強等を解消できる。また大径の巻取りリール7に巻取ら
れたベニヤ単板1には、巻取りリール7に多数形成され
た開口部7Kを経てその巻取りリール7内部が大気と連
通状態となるので、通気性が図られることになる。すな
わち、図8、図10、図11に示す巻取りリール7によ
れば、乾燥後のベニヤ単板1に内在する熱気、湿気等
は、胴板7Dに多数形成された開口部7Kから巻取りリ
ール7の内部に流入しても、鍔7Tの各開口部7Kを通
過して両側に位置する鍔7T、あるいはベニヤ単板1が
巻き付けられていない胴板7Dの各開口部Kから大気へ
放散される。また、大気からの新鮮な空気は、両側の鍔
7Tの各開口部7K、あるいはベニヤ単板1が巻き付け
られていない胴板7Dの各開口部Kから巻取りリール7
の内部に流入し、各鍔7Tの各開口部7Kを通って、胴
板7Dの各開口部7Kを介して巻取られているベニヤ単
板1と接触することになる。したがって、乾燥後のベニ
ヤ単板1に内在する熱気、湿気等は巻取りリール7の内
部に滞留することなく、常に大気の新鮮な空気と置換す
ることが可能となる。
【0038】また、図9、図12に示す巻取りリール7
によれば、乾燥後のベニヤ単板1に内在する熱気、湿気
等は、各鍔7T間隔内から各開口部7Kを経て、両側に
位置する鍔7Tの開口部7Kより大気へ放散され、逆に
大気からの新鮮な空気は各鍔7Tの開口部7Kより、巻
取りリール7の内部に流入することになる。このように
して、巻取りリール7に巻取られ、巻玉9となったベニ
ヤ単板1は、リーリングデッキの巻玉ストックエリアで
或時間保管されている間に平衡含水率化を促進させるこ
とができる。
【0039】なお、本実施例において鍔7Tは、円盤状
の補強板7Hの外周に、この補強板7Hの厚みの数倍以
上の幅を有した平板7Iを巻き付けて溶接等によって固
着したものと説明しているが、その外周に平板7Iが介
在しない状態、すなわち、円盤状の板とすることも可能
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】乾燥後の連続状のベニヤ単板の巻取りを示す模
式的側面図である。
【図2】巻取りリールへ糸部材の巻き付け状態を示す拡
大説明図である。
【図3】乾燥後の非連続状のベニヤ単板の巻取りを示す
模式的平面図である。
【図4】乾燥後の非連続状のベニヤ単板の巻取り状態を
示す拡大説明図である。
【図5】間隔詰め手段のブロック線図である。
【図6】乾燥後の非連続状のベニヤ単板を間隔を詰めて
巻取った状態を示す拡大説明図である。
【図7】間隔詰め手段の他の態様を示すブロック線図で
ある。
【図8】巻取りリールの他の態様が示す斜視図である。
【図9】巻取りリールの他の態様が示す斜視図である。
【図10】図8に示す巻取りリールの軸方向と平行な断
面図である。
【図11】図10のA−A線矢視断面図である。
【図12】図9に示す巻取りリールの軸方向と平行な断
面図である。
【符号の説明】
1 ベニヤ単板 2 ベニヤドライヤ 4 接続コンベヤ 5 ベニヤ単板巻取り位置 6 ドライブロール 7 巻取りリール 7K 開口部 7T 鍔 9 巻玉 10 糸部材繰り入れ機構 12 糸部材 12N ノズル 14 方向変換コンベヤ 15 検出器 16 駆動制御器 17 距離設定器 18 間隔詰めコンベヤ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】乾燥後のベニヤ単板をリールの巻取り面に
    巻取る際に発生する、繊維と平行する部分からの割れを
    低減した曲率となるように、その直径を巻取られるベニ
    ヤ単板厚みの85倍以上、かつ300mm以上としたこと
    を特徴とする巻取りリール。
  2. 【請求項2】ベニヤ単板を巻取る巻取り面がリール内部
    に形成された空隙と径方向に連通する通気連通部を備え
    ており、リール軸の軸芯方向に複数個取り付けられたベ
    ニヤ単板を巻取る支持部には、前記空隙と連通する開口
    部が形成されたことを特徴とする巻取りリール。
  3. 【請求項3】前記リールは、リール軸にその軸芯方向に
    渡って同径とした鍔を任意間隔を置いて複数個取り付け
    て、各鍔の外周部をベニヤ単板を巻取る巻取り面とした
    請求項2記載の巻取りリール。
  4. 【請求項4】前記リールは、リール軸にその軸芯方向に
    渡って同径とした鍔を任意間隔を置いて複数個取り付け
    るとともに、ベニヤ単板を巻取るための巻取り面となる
    胴板がその曲率に沿って固着された請求項2または3記
    載の巻取りリール。
  5. 【請求項5】ベニヤ単板巻取り位置に回転可能に設置さ
    れた請求項1ないし4のいずれかに記載の巻取りリール
    と、この巻取りリールの下面に位置して駆動を伝達する
    変速可能なドライブロールと、前記ベニヤ単板巻取り位
    置の上流に設置されたベニヤドライヤとを備えて成り、
    ベニヤドライヤで乾燥されたベニヤ単板を前記巻取りリ
    ールに巻取ることを特徴とするベニヤ単板の巻取り装
    置。
  6. 【請求項6】ベニヤ単板巻取り位置に回転可能に設置さ
    れた請求項1ないし4のいずれかに記載の巻取りリール
    と、この巻取りリールの下面に位置して駆動を伝達する
    変速可能なドライブロールと、前記ベニヤ単板巻取り位
    置の上流に設置されたベニヤドライヤと、このベニヤド
    ライヤの終端と前記ベニヤ単板巻取り位置のドライブロ
    ールの間に設置された接続コンベヤと、前記巻取りリー
    ルの長手方向へ任意間隔を置いて複数個設置された糸部
    材繰り入れ機構とを備えて成り、ベニヤドライヤで乾燥
    された連続状のベニヤ単板を、巻取りリールの長手方向
    に亘って複数列の糸部材をガイドとして巻き付けること
    を特徴とするベニヤ単板の巻取り装置。
  7. 【請求項7】ベニヤ単板巻取り位置に回転可能に設置さ
    れた請求項1ないし4のいずれかに記載の巻取りリール
    と、この巻取りリールの下面に位置して駆動を伝達する
    変速可能なドライブロールと、前記ベニヤ単板巻取り位
    置の上流に設置されたベニヤドライヤと、このベニヤド
    ライヤの終端と前記ベニヤ単板巻取り位置のドライブロ
    ールの間に設置された方向変換コンベヤと、巻取りリー
    ルの長手方向へ任意間隔を置いて複数個設置された糸部
    材繰り入れ機構とを備えて成り、ベニヤドライヤで乾燥
    された非連続状のベニヤ単板を、巻取りリールの長手方
    向に亘って複数列の糸部材をガイドとして巻き付けるこ
    とを特徴とするベニヤ単板の巻取り装置。
  8. 【請求項8】ベニヤドライヤの終端と接続し、パルス発
    信器が設置された接続コンベヤと、この接続コンベヤ上
    を搬送される乾燥後のベニヤ単板を検出する検出器と、
    この検出器位置から下流に位置するドライブロールまで
    の距離を設定する距離設定器と、このドライブロールの
    駆動を制御する駆動制御器と、ドライブロールの上面に
    接して従動回転する請求項1ないし4のいずれかに記載
    の巻取りリールとを備え、接続コンベヤ上を搬送される
    ベニヤ単板を検出するとき、駆動制御器からの指令によ
    ってドライブロールの駆動を停止し、設定した距離のパ
    ルス量がカウントアップされるとき、ドライブロールを
    駆動させてベニヤ単板を巻取りリールに巻き付けること
    を特徴とするベニヤ単板の巻取り装置。
  9. 【請求項9】ベニヤドライヤの終端と接続し、パルス発
    信器が設置された方向変換コンベヤと、この方向変換コ
    ンベヤ上を搬送される乾燥後のベニヤ単板を検出する検
    出器と、この検出器位置から下流に位置するドライブロ
    ールまでの距離を設定する距離設定器と、このドライブ
    ロールの駆動を制御する駆動制御器と、ドライブロール
    の上面に接して従動回転する請求項1ないし4のいずれ
    かに記載の巻取りリールと、この巻取りリールの長手方
    向へ任意間隔を置いて複数個設置された糸部材繰り入れ
    機構とを備え、方向変換コンベヤ上を搬送されるベニヤ
    単板の前端を検出するとき、駆動制御器からの指令によ
    ってドライブロールの駆動を停止させると共に、ベニヤ
    単板の後端を検出するまでのパルス量に基づき板長さを
    求めて駆動制御器内にて一旦記憶し、ベニヤ単板の搬送
    に伴って設定した距離のパルス量がカウントアップされ
    るとき、ドライブロールを板長さ分だけ駆動させて、ベ
    ニヤ単板を糸部材をガイドとして巻取りリールに巻き付
    けることを特徴とするベニヤ単板の巻取り装置。
  10. 【請求項10】ベニヤドライヤの終端と接続し、パルス
    発信器が設置された接続コンベヤと、この接続コンベヤ
    上を搬送される乾燥後のベニヤ単板を検出する検出器
    と、この検出器位置から下流に位置する間隔詰めコンベ
    ヤまでの距離を設定する距離設定器と、この間隔詰めコ
    ンベヤの駆動を制御する駆動制御器と、間隔詰めコンベ
    ヤの下流に位置する請求項1ないし4のいずれかに記載
    の巻取りリールとを備え、接続コンベヤ上を搬送される
    ベニヤ単板を検出するとき、駆動制御器からの指令によ
    って間隔詰めコンベヤの駆動を停止し、設定した距離の
    パルス量がカウントアップされるとき、間隔詰めコンベ
    ヤを駆動させて搬送方向に隣接するベニヤ単板の間隔を
    詰め、その後、巻取りリールに巻き付けることを特徴と
    するベニヤ単板の巻取り装置。
  11. 【請求項11】ベニヤドライヤの終端と接続し、パルス
    発信器が設置された方向変換コンベヤと、この方向変換
    コンベヤ上を搬送される乾燥後のベニヤ単板を検出する
    検出器と、この検出器位置から下流に位置する間隔詰め
    コンベヤまでの距離を設定する距離設定器と、この間隔
    詰めコンベヤの駆動を制御する駆動制御器と、間隔詰め
    コンベヤの下流に位置する請求項1ないし4のいずれか
    に記載の巻取りリールと、この巻取りリールの長手方向
    へ任意間隔を置いて複数個設置された糸部材繰り入れ機
    構とを備え、方向変換コンベヤ上を搬送されるベニヤ単
    板の前端を検出するとき、駆動制御器からの指令によっ
    て間隔詰めコンベヤの駆動を停止させると共に、ベニヤ
    単板の後端を検出するまでのパルス量に基づき板長さを
    求めて駆動制御器内にて一旦記憶し、ベニヤ単板の搬送
    に伴って設定した距離のパルス量がカウントアップされ
    るとき、間隔詰めコンベヤを板長さ分だけ駆動させて搬
    送方向に隣接するベニヤ単板の間隔を詰め、その後、ベ
    ニヤ単板を糸部材をガイドとして巻取りリールに巻き付
    けることを特徴とするベニヤ単板の巻取り装置。
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