JP2001038461A - 鋳造による部品接合方法 - Google Patents

鋳造による部品接合方法

Info

Publication number
JP2001038461A
JP2001038461A JP11211491A JP21149199A JP2001038461A JP 2001038461 A JP2001038461 A JP 2001038461A JP 11211491 A JP11211491 A JP 11211491A JP 21149199 A JP21149199 A JP 21149199A JP 2001038461 A JP2001038461 A JP 2001038461A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
casting
mold
resistant material
parts
abrasion resistant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11211491A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4320485B2 (ja
Inventor
Akitatsu Masaki
彰樹 正木
Hajime Itsu
肇 伊津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP21149199A priority Critical patent/JP4320485B2/ja
Publication of JP2001038461A publication Critical patent/JP2001038461A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4320485B2 publication Critical patent/JP4320485B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 鋳造される部品に他の部品を十分な強度で接
合する鋳造による部品接合方法を提供する。 【解決手段】 鋳造する部品の鋳型3の一部を固着する
部品で構成し、鋳込みとその後の熱処理により固着する
部品を鋳造する部品に接合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋳造する部品に他
の部品を鋳造により接合する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ガスタービンの翼の先端に耐摩耗材を接
合し、翼先端とシュラウドが接触しても翼を保護するよ
うにしている。ガスタービン翼は耐熱材であるニッケル
合金を鋳造して製作され、耐摩耗材として、研磨材砥粒
(例えば、SiC,Al2O3,BN等の粉末)をニッケルでメッキ
して翼先端に固着していた。また研磨材砥粒をニッケル
メッキとニッケルまたはコバルト基合金の粉末による溶
射で翼先端に固着していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】耐摩耗材として、研磨
材砥粒(例えば、SiC,Al2O3,BN等の粉末)をニッケルで
メッキして翼先端に固着する場合、ニッケルメッキは耐
酸化性が十分でなく、かつ高温強度が不足していた。ま
た、研磨材砥粒をニッケルメッキとニッケルまたはコバ
ルト基合金の粉末による溶射で翼先端に固着する方法は
コストが高く、密着性(接着強度)も十分ではなかっ
た。
【0004】本発明は上述の問題に鑑みてなされたもの
で、鋳造される部品に他の部品を十分な強度で接合する
鋳造による部品接合方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明では、鋳造する部品の鋳型の一部を
固着する部品で構成し、鋳込みとその後の熱処理により
固着する部品を鋳造する部品に接合する。
【0006】鋳型の一部を固着する部品で構成している
ので、鋳型に鋳造する部品の溶湯が充填され、固着する
部品と接触し加熱して拡散接合する。鋳込み後鋳型から
鋳造した部品と拡散接合した固着する部品を取り出し、
焼きならし等の熱処理を行うが、この際も拡散接合が行
われ、鋳造した部品と固着する部品とが強固に結合され
る。
【0007】請求項2の発明では、前記鋳型をセラミッ
クコーティングを焼成して作成し、固着する部品を予め
耐酸化性のある金属でメッキしておく。
【0008】タービン翼等のように精密な形状の鋳造を
行う場合、ロストワックス法が用いられる。ロストワッ
クス法にはセラミックシェルモード法があり、これはろ
うの模型にセラミックをスラリ状にしてコーティング
し、この上に砂を振りかけるサンディングをする。コー
ティングとサンディングを繰り返し所定の厚さにした後
乾燥しろうを溶かして排出した後、大気中で1000℃
前後でセラミックを焼成する。この際固着する部品も同
時に加熱されるので予め耐酸化性のある金属でメッキし
ておき、酸化を防止する。
【0009】請求項3の発明では、前記鋳造する部品は
ニッケル合金等の耐熱合金で構成され、前記固着する部
品はコバルト合金、ニッケルクロム・クロムカーバイ
ト、ニッケル合金とアルミナのいずれかの粉末の焼結体
であり、前記耐酸化性のある金属は白金、ロジウム、パ
ラジウムのいずれかである。
【0010】タービン翼などの高温に晒される部材はニ
ッケル合金等の耐熱合金で構成される。コバルト合金、
ニッケルクロム・クロムカーバイト、ニッケル合金とア
ルミナの粉末は固く、これらのいずれかの焼結体は耐磨
耗材として優れている。また、白金、ロジウム、パラジ
ウムのいずれも耐酸化性に優れているので、これらの材
料を用いることにより、タービン翼などの耐熱の部品に
耐磨耗材の部品を強固に接合することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。図1は本発明の実施形態の鋳
造によりタービン翼先端に耐磨耗材を接合する方法を示
す図である。タービン翼は耐熱性に優れたニッケル合金
を鋳造して製作される。タービン翼の先端には耐磨耗材
を固着して先端がシュラウドに接触しても磨耗を防止す
る。耐磨耗材としてコバルト合金、ニッケルクロム・ク
ロムカーバイト、ニッケル合金とアルミナ、のいずれか
の粉末の焼結体を用いる。これらの粉末はいずれも固
く、この粉末の焼結体は粒が均一な結合体が得られ耐磨
耗性が優れている。このようにして生成された耐磨耗材
は白金、ロジウム、パラジウムのいずれかで0.5〜5
μmの厚みにメッキされる。
【0012】次に鋳造により先端に耐磨耗材を固着した
タービン翼を製造する方法を説明する。図1はタービン
翼1をろうで構成し、翼先端に耐磨耗材2を取り付けた
状態を示す。鋳型はロストワックス法で製作する。ろう
のタービン翼は雌の金型を製作し、これに半溶融状態の
ろうを圧入してろうのタービン翼を作る。このろうのタ
ービン翼1と耐磨耗材2をセラミックのスラリでコーテ
ィングする。セラミックは、けい砂、アルミナ、マグネ
シアなどにけい酸エステル、けい酸ナトリウムなどを加
えたものである。この表面に砂をふりかけるサンディン
グを行う。このコーティングとサンディングを交互に行
い、所定の厚み、例えば6〜7mmにする。この際、中
子等を入れて湯道4を構成しておく。
【0013】このようにして構成した鋳型前段のものを
十分乾燥した後、急速加熱により5〜10分で脱ろう
し、炉中で700〜1100℃に20〜60分焼成す
る。この際耐磨耗材2は酸化される雰囲気に晒される
が、メッキにより防止される。図1Bはこのようにして
形成した鋳型を示す。鋳型の中には耐磨耗材2が固定さ
れている。
【0014】次に鋳型にニッケル合金の溶湯を注いで鋳
込みする。鋳型内では耐磨耗材2に溶湯が接し加熱され
溶湯が凝固すると、この凝固体と耐磨耗材2との間で拡
散接合が起こり一体に固着する。図1Cは鋳込み状態を
示す。
【0015】次に鋳型を取り除き、先端に耐磨耗材2を
固着したタービン翼1を取り出す。図1Dはこの状態を
示す。この後焼きならし等の熱処理が行われるが、この
際タービン翼1と耐磨耗材2との間でさらに拡散接合が
行われ、両者は十分に接合される。
【0016】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
は、鋳造する部品に固着する部品を鋳型の一部とし、鋳
造とその後の熱処理により拡散接合で両部品を接合する
ので、十分強固な接合ができる。また鋳型をセラミック
焼成して製作するときは、固着する部品を耐酸化性の金
属でメッキすることにより、固着する部品の酸化を防止
し結合強度の低下を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の鋳造によりタービン翼先端
に耐磨耗材を接合する方法を示す図である。
【符号の説明】
1 タービン翼 2 耐磨耗材 3 鋳型 4 湯道
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B22D 21/00 B22D 21/00 C 29/00 29/00 G

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋳造する部品の鋳型の一部を固着する部
    品で構成し、鋳込みとその後の熱処理により固着する部
    品を鋳造する部品に接合することを特徴とする鋳造によ
    る部品接合方法。
  2. 【請求項2】 前記鋳型をセラミックコーティングを焼
    成して作成し、固着する部品を予め耐酸化性のある金属
    でメッキしておくことを特徴とする請求項1記載の鋳造
    による部品接合方法。
  3. 【請求項3】 前記鋳造する部品はニッケル合金等の耐
    熱合金で構成され、前記固着する部品はコバルト合金、
    ニッケルクロム・クロムカーバイト、ニッケル合金とア
    ルミナのいずれかの粉末の焼結体であり、前記耐酸化性
    のある金属は白金、ロジウム、パラジウムのいずれかで
    あることを特徴とする請求項2記載の鋳造による部品接
    合方法。
JP21149199A 1999-07-27 1999-07-27 鋳造による部品接合方法 Expired - Fee Related JP4320485B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21149199A JP4320485B2 (ja) 1999-07-27 1999-07-27 鋳造による部品接合方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21149199A JP4320485B2 (ja) 1999-07-27 1999-07-27 鋳造による部品接合方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001038461A true JP2001038461A (ja) 2001-02-13
JP4320485B2 JP4320485B2 (ja) 2009-08-26

Family

ID=16606841

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21149199A Expired - Fee Related JP4320485B2 (ja) 1999-07-27 1999-07-27 鋳造による部品接合方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4320485B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1481747A2 (de) * 2003-05-27 2004-12-01 Alstom Technology Ltd Verfahren zur Herstellung eines wärmebelasteten Bauteils sowie wärmebelastetes Bauteil
KR101211798B1 (ko) 2005-12-20 2012-12-12 두산인프라코어 주식회사 내마모 기계부품의 제조방법
FR2982781A1 (fr) * 2011-11-21 2013-05-24 Snecma Procede d'obtention par fonderie d'une piece heterogene
CN103464685A (zh) * 2013-10-09 2013-12-25 唐森林 一种消失模双液热复合叶轮铸造工艺
EP3027340A4 (en) * 2013-07-31 2017-03-22 United Technologies Corporation Castings and manufacture methods
CN107520404A (zh) * 2017-08-03 2017-12-29 上海魁殊自动化科技有限公司 一种用于消失模的预制金属件
US9962763B2 (en) 2012-06-11 2018-05-08 Snecma Casting method for obtaining a part including a tapering portion

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109277554B (zh) * 2018-10-29 2020-05-12 哈尔滨工业大学 一种大型薄壁陶瓷与合金复合体构件的铸造成形方法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1481747A2 (de) * 2003-05-27 2004-12-01 Alstom Technology Ltd Verfahren zur Herstellung eines wärmebelasteten Bauteils sowie wärmebelastetes Bauteil
EP1481747A3 (de) * 2003-05-27 2007-05-02 Alstom Technology Ltd Verfahren zur Herstellung eines wärmebelasteten Bauteils sowie wärmebelastetes Bauteil
KR101211798B1 (ko) 2005-12-20 2012-12-12 두산인프라코어 주식회사 내마모 기계부품의 제조방법
FR2982781A1 (fr) * 2011-11-21 2013-05-24 Snecma Procede d'obtention par fonderie d'une piece heterogene
US9962763B2 (en) 2012-06-11 2018-05-08 Snecma Casting method for obtaining a part including a tapering portion
EP3027340A4 (en) * 2013-07-31 2017-03-22 United Technologies Corporation Castings and manufacture methods
US9802248B2 (en) 2013-07-31 2017-10-31 United Technologies Corporation Castings and manufacture methods
CN103464685A (zh) * 2013-10-09 2013-12-25 唐森林 一种消失模双液热复合叶轮铸造工艺
CN107520404A (zh) * 2017-08-03 2017-12-29 上海魁殊自动化科技有限公司 一种用于消失模的预制金属件
CN107520404B (zh) * 2017-08-03 2019-06-14 日照市方进金属制品有限公司 一种用于消失模的预制金属件

Also Published As

Publication number Publication date
JP4320485B2 (ja) 2009-08-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1857198B1 (en) Methods for attaching casting cores
EP1600230B1 (en) System and Method for manufacturing investment casting shells
US7753104B2 (en) Investment casting cores and methods
JP3801452B2 (ja) 耐摩耗性コーティング及びその施工方法
JP2008279506A (ja) インベストメント鋳造のコア組合せ体、模型、シェル、コアアセンブリ、およびコアを形成する方法
EP1652602B1 (en) Non-oxidizable coating
JP2001164901A (ja) 熱伝達性の向上したタービンエンジン部品並びにその製造法
KR100933696B1 (ko) 주형의 제조방법
JPS63212703A (ja) 溶融金属セラミック研摩材先端部を有するタービンブレード及びその製造方法
JP2007307618A (ja) 複合インベストメント鋳造コアの製造方法およびインベストメント鋳造コア
JP4320485B2 (ja) 鋳造による部品接合方法
CN107130237A (zh) 利用金属部件和金属蒙皮层的铸造
US4961459A (en) Method of making an improved turbine engine component
JP2007090434A (ja) 金属鋳造コアのセラミック鋳造コアへの結合方法および装置
JP2003170245A (ja) 中子材のコーティング方法及び中空構造物の製造方法
JPH04197570A (ja) 耐熱層を有する鋳物の製造方法
JPH07112619B2 (ja) セラミックス被覆鋳造法
US2874429A (en) Process for casting-in of sintered metal bodies
JP3930403B2 (ja) タービン動翼及びタービン動翼の製造方法
JP4306449B2 (ja) 金属製鋳型の製造方法
JPS5838219B2 (ja) 表面層に耐摩耗性を具備した鋳鋼部材の製造方法
JP2000064060A (ja) 非鉄金属溶湯用部材
JPS6359787B2 (ja)
JP2002103017A (ja) 複合鋳物およびその製造方法
JP2642661B2 (ja) 高熱伝導性複合金型の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060628

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060831

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090216

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090409

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090507

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090520

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120612

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120612

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130612

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140612

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees