JP2001037704A - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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JP2001037704A
JP2001037704A JP11211179A JP21117999A JP2001037704A JP 2001037704 A JP2001037704 A JP 2001037704A JP 11211179 A JP11211179 A JP 11211179A JP 21117999 A JP21117999 A JP 21117999A JP 2001037704 A JP2001037704 A JP 2001037704A
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    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/00064Constructional details of the endoscope body
    • A61B1/00071Insertion part of the endoscope body
    • A61B1/00078Insertion part of the endoscope body with stiffening means

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 硬度を硬くした場合における硬度差の生じる
部分での曲げに対する耐久性を向上することができる内
視鏡を提供する。 【解決手段】 挿入部6の軟性部13内には硬度を可変
にするためのコイル36とワイヤ35が挿通され、操作
部7に設けた硬度調整ノブ34を回動する操作でコイル
36に圧縮力を印加して硬度を調整可能にしている。コ
イル36の先端はワイヤ35の先端側に固着され、コイ
ル35先端部とそこから延出されたワイヤ延出部30と
の境界部分にはそれらの硬度の中間の硬度値を持つ中間
硬度部71を設けて、特に硬度を大きくした場合におけ
る曲げの形状を滑らかに変化する様にして耐久性を向上
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は軟性部の硬度を調整
する硬度調整手段を備えた内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、細長の挿入部を体腔内に挿入する
ことにより、切開を必要とすることなく、体腔内の検査
対象部位を観察したり、必要に応じ、処置具を用いて治
療処置のできる内視鏡が広く用いられるようになった。
【0003】上記内視鏡の挿入部は、屈曲した挿入経路
内にも挿入できるように可撓性を有するようにしている
が、この可撓性のために、手元側に対し先端側の方位が
定まらず、目標とする方向に導入することが難しくなる
場合がある。
【0004】これに対処するために、例えば特開平10
−276965号公報には、内視鏡の挿入部内にコイル
パイプとワイヤとからなる硬度可変手段(可撓性可変手
段)を設けたものが開示されている。この従来例の構成
によれば、内視鏡検査を行う術者が簡単な操作で挿入部
の可撓性を調整することができ、大腸等の屈曲した経路
内にも挿入し易いようにすることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例は、硬度調
整手段を硬くしたときに、軟性部の軸方向の部位によっ
て、硬くなる部分と硬くならない部分とがあり、その硬
度差が大きいと、硬度差が生じている部分の付近を曲げ
たとき、その硬度差がある付近で軟性部及び硬度調整手
段がその前後よりも小さい曲げ半径で曲がるようになる
(曲げが集中する傾向がある)。その為、その小さい曲
げが掛かった部分の耐久性(特に繰り返しの曲げに対す
る耐久性)が弱くなる恐れがある。また、曲げ形状が滑
らかでないので大腸へのスムーズな挿入性が損なわれる
恐れもある。
【0006】(発明の目的)本発明は、上述した点に鑑
みてなされたもので、硬状態(硬度を硬くした状態)に
おける硬度の段差部の曲げに対する耐久性を向上するこ
とができる内視鏡を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】軟性部を有する挿入部
と、軟性部の硬度を調整可能な硬度調整手段を設け、前
記硬度調整手段により軟性部の硬度を最大にしたとき、
軟性部の軸方向に硬度の差が生じる内視鏡において、硬
度調整手段により硬度を最大にしたとき、硬度調整手段
自体の硬度差が生じる段差部に、硬度差の硬い方の硬度
と軟らかい方の硬度の中間の硬度を有する中間硬度部を
設けることにより、曲げが掛かったときに、段差部に曲
げが集中するのを防ぎ、曲げに対する耐久性を向上する
ようにした。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (第1の実施の形態)図1ないし図7は本発明の第1の
実施の形態に係り、図1は第1の実施の形態を備えた内
視鏡装置の概略の構成を示し、図2は第1の実施の形態
の内視鏡の構成を示し、図3(A)及び(B)は図2の
A−A線断面とB−B線断面を示し、図4(A)及び
(B)はカム体の具体例を示し、図5(A)ないし
(C)は本実施の形態の作用の説明図を示し、図6は硬
度可変手段におけるコイルの先端付近の構造を示し、図
7(A)は本実施の形態の作用を図7(B)の従来例と
の比較で示す。
【0009】図1に示すように、内視鏡装置1は、撮像
手段を内蔵した第1の実施の形態の電子内視鏡2と、こ
の電子内視鏡2に照明光を供給する光源装置3と、電子
内視鏡2から出力される撮像信号を信号処理する信号処
理装置4と、この信号処理装置4から出力される映像信
号を画面上に表示するカラーモニタ5とから構成されて
いる。
【0010】電子内視鏡2は、細長の挿入部6と、この
挿入部6の後端側に連設された太幅の操作部7と、この
操作部7の側部から延設されたユニバーサルケーブル8
とを備え、ユニバーサルケーブル8の端部にはコネクタ
9が設けられており、このコネクタ9は光源装置3に着
脱自在で接続することができる。
【0011】挿入部6は、先端側から硬性の先端部11
と、この先端部11の後端に形成され、湾曲自在の湾曲
部12と、この湾曲部12の後端に形成され、長尺で可
撓性を有する軟性部13とからなり、この軟性部13の
後端は操作部7の前端に連結されている。この軟性部1
3の後端外周にはテーパ形状にして折れ止め機能を有す
る折れ止め部材10が設けてある。
【0012】挿入部6、操作部7、ユニバーサルケーブ
ル8内には可撓生を有し、照明光を伝送する機能を有す
るファイバ束からなるライトガイド14が挿通され、コ
ネクタ9に突出するように固定されたライトガイドコネ
クタ部15を光源装置3に接続することにより、光源装
置3内のランプ16の照明光がレンズ17で集光されて
ライトガイドコネクタ部15の端面に供給される。
【0013】このライトガイド14によって伝送された
照明光は先端部11の照明窓に固定された先端面から前
方に出射され、患部等の被写体を照明する。照明された
被写体は照明窓に隣接して先端部11に設けられた観察
窓に取り付けた対物レンズ18によりその結像位置に光
学像を結ぶ。この結像位置には光電変換する機能を備え
た撮像素子として電荷結合素子(CCDと略記)19が
配置され、光学像を電気信号に変換する。
【0014】このCCD19は信号ケーブル21の一端
と接続され、この信号ケーブル21は挿入部6内等を挿
通されてその後端はコネクタ9の電気コネクタ22に接
続され、この電気コネクタ22に接続される外部ケーブ
ル23を介して信号処理装置4に接続される。この信号
処理装置4内のドライブ回路24で発生したCCDドラ
イブ信号がCCD19に印加されることにより、光電変
換された撮像信号が読み出され、信号処理装置4内の信
号処理回路25に入力され、標準的な映像信号に変換す
る処理を行う。この標準的な映像信号はカラーモニタ5
に入力され、内視鏡画像表示領域5aにCCD19に結
像された像をカラー表示する。
【0015】先端部11に隣接して設けられた湾曲部1
2はリング形状の多数の湾曲駒26が、隣接する湾曲駒
26と上下、左右に対応する位置でリベット等で互いに
回動自在に連結して構成され、最先端の湾曲駒26或い
は先端部11に固着された湾曲ワイヤ27の後端は操作
部7内のスプロケット28に連結され、このスプロケッ
ト28の軸には湾曲操作を行う湾曲操作ノブ29が取り
付けられている(図1では簡単化のため、上下、或いは
左右方向のみの湾曲機構の概略を示す)。
【0016】そして、この湾曲操作ノブ29を回動する
操作を行うことにより、上下方向或いは左右方向に沿っ
て配置した1対の湾曲ワイヤ27の一方を牽引、他方を
弛緩させて牽引した湾曲ワイヤ27側に湾曲部12を湾
曲させることができるようにしている。
【0017】操作部7には、湾曲操作ノブ29が設けら
れた位置より前方側に把持部31が設けられ、術者は把
持部31を把持した片方の手(の把持に使用しない親指
等の指)で湾曲操作ノブ29の操作等を行うことができ
るようにしている。
【0018】また、この把持部31より前端側には、処
置具挿入口32が設けてあり、この処置具挿入口32か
ら処理具を挿入することにより内部の処置具チャンネル
33(図3参照)を経て先端部11のチャンネル出口か
ら処置具の先端側を突出して、ポリープの切除等の処置
を行うことができるようにしている。
【0019】また、本実施の形態では、例えば折れ止め
部材10に隣接する操作部7の前端には、硬度調整操作
を行う円筒形状の硬度調整ノブ34が設けられており、
この硬度調整ノブ34を回動する操作を行うことにより
軟性部13内に配置された硬度可変手段を形成する硬度
変更用ワイヤ(以下、単にワイヤと略記)35及び硬度
変更用コイル(以下、単にコイルと略記)36を介して
軟性部13の硬度を変更できる硬度調整機構が形成され
ている。
【0020】図2は電子内視鏡2の挿入部6及び操作部
7のより具体的な構造を示す。軟性部13の外皮を形成
する軟性管37の中には硬度調整ノブ34を操作した場
合の力を伝達するワイヤ35と、このワイヤ35が挿通
された密巻きに近い状態のコイル36が設けられてい
る。
【0021】コイル36内を挿通されたワイヤ35はコ
イル35の先端にろう付け等で強固に固定され、このコ
イル36の先端から延出されたコイル回転規制部材を形
成するワイヤ延出部30はその先端が湾曲部12と軟性
部13とを接続する硬性でリング状の接続管38にろう
付け等で強固に固定されている。このコイル36先端と
ワイヤ延出部30との間には中間硬度部71が設けてあ
る。
【0022】後述するように、硬度調整ノブ34によ
り、軟性部13の硬度を硬くするように調整した場合、
コイル36側の硬度に対し、かなり柔らかい硬度のワイ
ヤ延出部30との境界部分、つまり硬度に段差が生じる
部分となるコイル先端部とワイヤ延出部30との硬度に
段差が生じる部分にはそれらの中間の硬度を有する中間
硬度部71を設けて、曲げに対する耐久性を確保するよ
うにしている。
【0023】上記接続管38は最後端の湾曲駒26に固
着されている。或いは最後端の湾曲駒26が接続管38
の機能を兼ねるようにしても良い。この接続管38を含
む湾曲駒26はゴムチューブ等の弾性を有する外皮39
で覆われている。
【0024】本実施の形態ではこのようにコイル36の
先端部は、このコイル36の自然状態における捻れ剛性
よりは、強い(大きい)捻れ剛性を有するワイヤ延出部
30を介して接続管38に固定することにより、コイル
35の回転を規制ないしは抑制する回転止めの機能を有
するようにしている。このワイヤ延出部30は曲げに対
して柔軟な弾性を有し、捻れに対しても適度の弾性を有
する。
【0025】このコイル36の手元側の端部は操作部7
の前端内部に配置したコイルストッパ40に突き当たっ
てろう、半田、接着剤等で固着されており、この位置よ
り後方側への移動と回転とが規制(阻止)されている。
【0026】コイル36内を挿通されたワイヤ35はこ
のコイルストッパ40の孔を貫通して後方側に延出さ
れ、コイル36に対してワイヤ35は移動自在になって
いる。なお、コイル36は、大きくは回転しない状態に
なっている。
【0027】コイルストッパ40は、軟性管37の後端
を操作部7に固定する後端口金41にビス42で固定さ
れている。この後端口金41は、その外周に配置した円
筒管43の前端付近でナット44で固定されている。一
方、ワイヤ35の手元側の端部、つまり後端にはリング
形状のワイヤストッパ45がろう付け等で強固に固定さ
れている。
【0028】また、コイルストッパ40とワイヤストッ
パ45の間には、前後方向に移動可能な牽引部材46が
配置され、この牽引部材46は溝48内にワイヤ35を
通すようにして移動リング47に固定されている。つま
り、図3(B)に示すように半径方向にワイヤ35を通
す溝48を形成した牽引部材46がビス49によって円
管状の移動リング47の内周面に固定されている。
【0029】この移動リング47は、円筒管43の内側
を軸方向(前後方向)に移動可能である。従って、この
移動リング47と共に、牽引部材46が後方側に移動す
ると、図2の2点鎖線で示すように牽引部材46はワイ
ヤストッパ45に突き当たることになる。さらに牽引部
材46を後方側に移動させる操作を行うことにより、ワ
イヤストッパ45も後方側に移動されることになる。
【0030】ワイヤストッパ45が後方側に移動されな
い状態では、コイルストッパ40により後方側への移動
が規制されたコイル36は最も可撓性が高い状態、つま
り最も屈曲し易い硬度が低い軟状態である。これに対
し、コイルストッパ40が後方側に移動してワイヤ35
の後端も同時に後方側に移動すると、相対的にコイルス
トッパ40はコイル36を前方側に押しつける圧縮力が
作用する。
【0031】つまり、ワイヤ35の後端を後方側に移動
させる力を加えることによりコイル36に圧縮力を与え
ることになり、この圧縮力により、弾性を有するコイル
36の可撓性を低い状態、つまり屈曲しにくい硬度(よ
り正確には屈曲に対する硬度)が高い、硬い状態に設定
できるようにしている。この場合、ワイヤストッパ45
の後方側への移動量に応じてコイル35への圧縮力の大
きさを変更でき、従ってその可撓性の大きさ(硬度の大
きさ)を変更できるようにしている。
【0032】上記円筒管43の外側にはカム筒体51が
かぶさっている。このカム筒体51には、その筒体部分
の対向する2箇所にカム溝52a、52bが螺旋状に設
けられている。また、円筒管43にもその長手方向に長
孔53が設けられている。移動リング47には、この移
動リング47と共に移動する2つのピン54がカム溝5
2a又は52b及びその外側の長孔53を通してビス部
で固定されている。この長孔53はワイヤ35の後端或
いはワイヤストッパ45の移動範囲(図2の符号E)を
カバーする長さに設定されている。
【0033】カム筒体51にはその外側に硬度調整ノブ
34が、周方向の複数ヶ所のピン55によって固定され
ている。つまり、硬度調整ノブ34にはその内側のカム
筒体51に届くピン孔が形成され、ピン55が嵌入さ
れ、充填剤56で塞ぐようにしている。
【0034】硬度調整ノブ34はその前端が円環形状の
当接部材57に突き当たり、前方への移動が規制されて
いる。この当接部材57は円筒管43の前端付近の外側
に配置され、折れ止め部材10の後端を支持する支持部
材58の外周にビス59で固定されている。
【0035】また、この硬度調整ノブ34の後端側では
カム筒体51の外周面に把持部筒体61の前端の内周面
が嵌合し、かつこの把持部筒体61の前端の外周面は硬
度調整ノブ34の後端の切り欠いた内周面に嵌合してい
る。つまり、硬度調整ノブ34は前後方向への移動が規
制された状態で、カム筒体51を介して円筒管43の外
周面に摺接し、(円筒管43の周りで)回動自在に配置
されている。このように硬度調整ノブ34は回転操作可
能であるが、当接部材57は回転しないようにビス59
で固定されている。
【0036】硬度調整ノブ34の前端内周面とその内側
に対向する円筒管43の外周面との間にはOリング62
が配置され、硬度調整ノブ34の前端内周面がOリング
62に圧接している。又、カム筒体51の後端付近の外
周面とこの外周面に嵌合する把持部枠体61の内周面と
の間にも、例えばカム体51側に設けた周溝にOリング
63が収納され、把持部枠体61の内周面がOリング6
3に圧接している。
【0037】つまり、Oリング62、63により水密を
確保すると共に、カム筒体51及び硬度調整ノブ34に
対して摩擦力を与えるようにして、その摩擦力により硬
度調整ノブ34を操作した手を離してもその状態にロッ
ク(或いは保持)できるようにしている。
【0038】このように、本実施の形態では、硬度調整
ノブ34を回転操作してコイル36に圧縮力を与える状
態に設定した状態で硬度調整ノブ34から手を離して
も、Oリング62、63による摩擦力により、その硬度
調整ノブ34の状態を維持(ロック)できるようにして
いる。
【0039】換言すると、硬度調整ノブ34を手で回転
操作して軟性部13の硬度を硬くする操作を行った状態
で、硬度調整ノブ34から手を離しても、硬度調整ノブ
34をその操作状態にロックすることにより、その操作
状態に対応する硬度状態にコイル36をロックできる構
造にしている。
【0040】なお、硬度調整ノブ34をロックするため
に摩擦力を発生させるOリングは水密シールを行う箇所
以外に設けるようにしても良い。図4(A)は、カム筒
体51のカム溝52a、52bの形状を示す。カム溝5
2a,52bは2条カムであり、その一方をカム溝52
aもう一方を52bで示している。
【0041】カム溝52aと52bは同じ形をしていて
カム筒体51の軸に対して一方を180度回転した位置
に他方が重なるような対称となる位置にそれぞれ設けら
れている。図4(A)ではカム溝52a、52bは単純
な滑らかな溝形状(滑らかな螺旋形状)をしている。
【0042】図4(A)に示す構造の代わりに、図4
(B)に示すように、例えば溝52bの途中に凹部64
aがあったり、溝52bの端部に凹部64bが設けられ
ている構造にして、これらの位置にピン54が設定され
た場合に操作者にクリック感を与えるようにしても良
い。
【0043】図2に示すように、把持部31に隣接する
前方位置に処置具挿入口32を形成する挿入口枠体65
が設けられている。この挿入口枠体65は操作部7の内
部において処置具挿入口32側と吸引管路66側とに分
岐している分岐部材67に接続され、この分岐部材67
の前端には挿入部6内に設けられた処置具チャンネル3
3の手元端の端部が接続部68により接続されている。
【0044】また、この分岐部材67はビスにより円筒
管43に固定されている。また、この円筒管43はその
後端がビスにより操作部7の湾曲操作機構等が取り付け
られる枠体60に接続されている。この円筒管43は硬
度調整ノブ34側が回転されても回転しない構造となっ
ている。
【0045】挿入部6内には図3(A)に示すように様
々の内蔵物が配置されている。つまり、上下、左右に対
応する位置に配置された4本の湾曲ワイヤ27、中央付
近に配置された2本の信号ケーブル21、中央の上部寄
りに配置された2本のライトガイド14、下寄りに配置
された処置具チャンネル33、左寄りに配置されたコイ
ル36及びワイヤ35、これに隣接して配置された送気
を行うための送気チューブ69及び送水するための送水
チューブ70が内蔵されている。また、操作部7内にも
図3(B)に示すような内蔵物が配置されている。この
内蔵物の配置は図3(A)とほぼ同様である。
【0046】本実施の形態では、図2でも簡単に述べた
ように、コイル36先端とワイヤ延出部30の間には、
コイル36側の硬度よりは柔らかく、かつワイヤ延出部
30の硬度よりは硬い(大きい硬度となる)中間の硬度
を有する中間硬度部71が設けられている。具体的に
は、図6に示すようにコイル36先端に隣接して折れ止
めコイル72が設けられている。ワイヤ35とワイヤ延
出部30は同一部材であるが、その途中がコイル36先
端とろう付けされている。
【0047】ろうはろう染み込み部73のようにワイヤ
35に染み込んでいる。すなわち、コイル36先端より
更に少し先端側に染み込み、そこに折れ止めコイル72
の手元側の一部が嵌合している。ただし、折れ止めコイ
ル72手元側はろうでワイヤ35(ワイヤ延出部30)
に付いているのではなく、ワイヤ35とコイル36をろ
う付けした後に、折れ止めコイル72を半田部74の一
部に嵌合させて半田付けしている。
【0048】半田部74は、染み込み部73の更に先端
側を覆っている。ワイヤ延出部30と折れ止めコイル7
2は、半田部74以外では固定されていない。折れ止め
コイル72先端は表面が半田付けされて半田部75とな
っている。これは折れ止めコイル72先端がばらけない
ようにする為である。また、折れ止めコイル72先端は
角が鋭角的にならないように削ってある。
【0049】折れ止めコイル72によって形成された中
間硬度部71は、折れ止めコイル72より先端側に延出
したワイヤ延出部30の曲げに対する硬さよりは硬く、
コイル36を最大に硬くした状態よりは曲げに対して軟
らかい。この折れ止めコイル72は、ここではコイルで
あるが、樹脂チューブ等、他の材質、形態のものであっ
ても、上述した中間硬度のものであれば何でもよい。折
れ止めコイル72がコイル36と略同じサイズの管体で
あることにより、ワイヤ35(ワイヤ延出部30)に組
み合わせられ、かつ、コイル36より太径化するのを防
げる。
【0050】次に本実施の形態の作用を説明する。電子
内視鏡2を用いて大腸内に挿入していく手順を図5を参
照して説明する。図2の実線で示す様に牽引部材46が
ワイヤストッパ45に突き当たっていない状態では、ワ
イヤワイヤ35に張力がかかっていないのでコイル36
も柔らかい。従って軟性部13は柔らかい屈曲し易い状
態になっている。
【0051】図5(A)に示す様に、軟性部13がこの
ように柔らかい状態で挿入部6を押しながら肛門91か
ら曲がりくねったS状結腸92の中を挿入していく。軟
性部13は柔らかい状態なので、曲がりくねったS状結
腸92であっても患者に与える苦痛を小さい状態で挿入
していくことができる。図5(A)の様に、電子内視鏡
の挿入部6の先端が下行結腸93を経て脾湾曲94付近
まで到達したら挿入部6を引っ張る操作を行う。する
と、図5(B)に示す様にS状結腸92は、ほぼ直線状
に短縮化される。そして電子内視鏡の挿入部6は、ほぼ
直線状になる。
【0052】この状態で硬度調整ノブ34を図4(A)
の符号Cで示す方向(図4(A)では左側が挿入部側と
した状態で示している。)に回転させると、図4(A)
の実線で示すようにピン54が(カム筒体51に対し
て)カム溝52aの中を矢印Dで示すように移動する。
また、このピン54は円筒管43の長手方向に形成した
長孔53内に貫通しているので、移動リング47はピン
54と共にこの長孔53に沿って後方に移動する。つま
り、ピン54は実線には図4(A)で水平方向(右側)
に移動する。
【0053】この移動により、移動リング47に固定さ
れた牽引部材46も後方に移動し、この移動により図2
の実線の位置から2点鎖線で示す位置まで移動するとワ
イヤストッパ19に突き当たる。
【0054】さらに硬度調整ノブ34を回転して、牽引
部材46を後方に移動することによってワイヤ35に引
張力が働き、かつコイル36に圧縮力を与えることでコ
イル36を硬くし、そのことによって軟性部13を硬く
することができる。
【0055】この様に図5(B)のようなときに挿入部
6を硬くし、そこで更に挿入部6を押しながら横行結腸
95、肝湾曲97、上行結腸96、盲腸98へと内視鏡
の挿入部6を挿入していく。こうして図5(C)に示す
ように、盲腸98まで電子内視鏡の挿入部6の先端を到
達させることができる。
【0056】脾湾曲94、肝湾曲97は患者によって屈
曲度合いに差がある。軟性部13を硬くして挿入する
時、軟性部13全体が硬いと、脾湾曲94、肝湾曲97
の屈曲がある程度きつい患者の腸に対して、通過しずら
くなることも有りうる為、本実施の形態のように、軟性
部13の先端側は硬くならないようにして(ワイヤ延出
部30は硬くならない)、ある程度急な屈曲にも対応で
きるようにしている。
【0057】軟性部13(コイル36)を硬くした時、
コイル36は螺旋状に巻かれたコイルなので、巻き数が
減る方向に回転しようとするが、ワイヤ延出部30によ
りコイル36先端が接続管38に接続されているので、
その回転を規制できる。
【0058】なお、本発明における硬度調整手段とは、
それを内視鏡に組み込むのに寄与する(又は必要な)全
ての部材を指す。従って、ワイヤ延出部30やワイヤ延
出部30と接続管38の接続部、コイルストッパ40な
ども硬度調整手段に含まれる。
【0059】さて、上記のような硬状態の軟性部13
は、硬くなったコイル36と硬くならないワイヤ延出部
30のつなぎ目付近においては、硬度の大きな差が生じ
る。図7(B)には、中間硬度部71が無い場合の従来
例における硬状態の軟性部13が大腸挿入時に曲がった
様子を示す。
【0060】図7(B)のように、コイル36は撓みに
くいが、ワイヤ延出部30は撓みやすいので、特にコイ
ル36先端(染み込み部73)とワイヤ延出部30のつ
なぎ目付近(硬度の段差部付近)に曲げが集中し、そこ
が他より小さな曲げ半径で急激に曲がる。
【0061】このような作用が何度も繰り返されること
で、やがてそこの部分が切れる恐れがある。切れると、
その切片が軟性部13内で他の内蔵物と接触し、他の内
蔵物を損傷させ、内視鏡の機能を損なう恐れがある。
【0062】図7(A)は、本実施の形態のもので、コ
イル36先端とワイヤ延出部30の間に中間硬度部71
を有しているため、中間硬度部71(折れ止めコイル7
2)が緩やかに(或いは円滑に)曲がり、この滑らかに
曲がるようにして曲げの力が極力どこにもかからないよ
うにできる(曲げの力が局所的に集中しないようにでき
る)。
【0063】その為、コイル36より先端側の部材の繰
返しの曲げに対する耐久性を向上できる。また、軟性部
13の曲げ形状も図7(B)よりも滑らかに曲がる形状
になるので、図7(B)の場合よりスムーズな挿入も可
能である。
【0064】本実施の形態は以下の効果を有する。硬度
調整手段を構成する部材(コイル36、ワイヤ延出部3
0など)の硬状態での曲げに対する耐久性を向上でき
る。
【0065】(第2の実施の形態)次に本発明の第2の
実施の形態を図8を参照して説明する。図8は第2の実
施の形態における硬度可変手段おけるコイルの先端側付
近を示し、第1の実施の形態と一部が異なるのみであ
る。従って、第1の実施の形態と異なる部分のみ、図8
を用いて記す。
【0066】図6に示す第1の実施の形態と異なるの
は、折れ止めコイル72手元側の染み込み部73に対す
る固定方法において、半田だけでなく、パイプ76を嵌
合させたことである。すなわち、折れ止めコイル72手
元側とコイル36先端側の外周を少し削り、細径部を形
成し、そこにパイプ76を嵌合させ、その嵌合部に対
し、パイプ76にあけた孔から溶融した半田を流し込む
ようにして半田部74で半田付けしている。
【0067】次に本実施の形態の作用を説明する。半田
部74を用いたことで、折れ止めコイル72のワイヤ3
5(ワイヤ延出部30、染み込み部73)に対する接続
が強固になり、第1の実施の形態よりも折れ止めコイル
72が外れにくくできる。折れ止めコイル72手元側と
コイル36先端側の外周を削って細径化してパイプ76
を嵌合させていることで、パイプ76を用いても極力太
径化を防いでいる。
【0068】本実施の形態は以下の効果を有する。第1
の実施の形態よりも折れ止めコイル72が外れ難いの
で、更に耐久性を向上できる。その他は第1の実施の形
態と同様の効果を有する。
【0069】(第3の実施の形態)次に本発明の第3の
実施の形態を図9を参照して説明する。図9は第3の実
施の形態における硬度可変手段おけるコイルの先端側付
近を示し、第2の実施の形態と一部が異なるのみであ
る。従って、第2の実施の形態と異なる部分のみ、図9
を用いて記す。
【0070】図9に示すように本実施の形態では、ま
ず、ワイヤ35にパイプ77をろう付けして染み込み部
73で接続する。その後、折れ止めコイル72、コイル
36を半田付けした半田部74でパイプ77に固定す
る。このとき、折れ止めコイル72手元側とコイル36
先端側の内面に削り、内径を少し広げて、パイプ77に
嵌合させている。
【0071】次に本実施の形態の作用を説明する。折れ
止めコイル72、コイル36を接続するパイプ77をコ
イル36の内側に設けた事で、第2の実施の形態より、
太径化を防ぎやすい。
【0072】本実施の形態は以下の効果を有する。硬度
調整手段を構成する部材の太径化を確実に防ぎ、かつ強
固な接続を実現する。その他は第1の実施の形態と同様
の効果を有する。
【0073】(第4の実施の形態)次に本発明の第4の
実施の形態を図10を参照して説明する。なお、第3の
実施の形態と異なる部分のみ説明する。図10に示すよ
うに本実施の形態では、第3の実施の形態のパイプ77
の代わりにパイプ78を用いている。このパイプ78は
例えばその後端が(半径方向外側に)段差状に突出する
突き当て部79が設けられ、折れ止めコイル72の後
端、コイル36の先端がそれぞれ突き当たっている。
【0074】次に本実施の形態の作用を説明する。コイ
ル36先端が突き当て部79にしっかり突き当たってい
るので、ワイヤ35の牽引に対する強度は第3の実施の
形態より強くなる。本実施の形態は第3の実施の形態よ
りも硬度可変手段の強度を大きくできる効果がある。そ
の他は第1の実施の形態と同様の効果を有する。
【0075】(第5の実施の形態)次に本発明の第5の
実施の形態を図11を参照して説明する。なお、第1の
実施の形態と異なる部分のみ説明する。図11に示すよ
うに本実施の形態では、第1の実施の形態の折れ止めコ
イル72は無く、そのかわりに、半田を染み込み部73
からワイヤ延出部30の途中まで染み込ませた半田部7
4′で中間硬度部71を形成している。
【0076】この半田部74′は、染み込み部73のよ
うな完全な硬質部ではなく、ある程度の力で曲げを加え
れば曲がる、半硬質部である。もちろん、その硬度は、
ワイヤ延出部30よりは硬く、コイル36の最大硬度よ
りは軟らかい。又、半田部74′は半田でなくとも、接
着剤など他の材質のものでもいい。
【0077】本実施の形態の作用として、折れ止めコイ
ル72が無くとも、中間硬度部71を形成できるので、
第1の実施の形態より構造をよりシンプルにできる。従
って、本実施の形態の効果として、折れ止めコイル72
が無くとも、中間硬度部71を形成できるので、第1の
実施の形態より構造をよりシンプルにしてコストを低減
化することができる。
【0078】(第6の実施の形態)次に本発明の第6の
実施の形態を図12を参照して説明する。なお、第1の
実施の形態と異なる部分のみ説明する。図12に示すよ
うに本実施の形態では、コイル36先端側の一部を少し
広げており(疎巻き状)、その部分を半田付けでワイヤ
35に固定している(半田部74)。半田部74より先
端側のコイル36が中間硬度部71となる。この半田部
74の部分のコイル36は、疎巻きにしなくとも、半田
がワイヤ35に到達するように半田付けできれば(例え
ば半田付け説きにコイル36を少し曲げて作業し、半田
の冷却前に真っ直ぐにするなど)、それでもよい。
【0079】本実施の形態の作用として、折れ止めコイ
ル72が無くとも、中間硬度部71を形成できるので、
構造をよりシンプルにできる。従って、本実施の形態の
効果として、折れ止めコイル72が無くとも、中間硬度
部71を形成できるので、第1の実施の形態より構造を
よりシンプルにしてコストを低減化することができる。
【0080】(第7の実施の形態)次に本発明の第7の
実施の形態を図13を参照して説明する。なお、第1の
実施の形態と異なる部分のみ説明する。図13に示すよ
うに本実施の形態では、ワイヤ35は、染み込み部73
において切断されている。ワイヤ延出部30はワイヤ3
5とは別体の部材(ワイヤ35と同じ材質でもいい)で
構成されている。染み込み部73先端とワイヤ延出部3
0後端に中間硬度部71を構成する接続部材80が嵌合
し、嵌合部は半田付けや接着、圧着などで固定されてい
る。
【0081】接続部材80は例えば、コイル36と同様
のコイルでもいいし、樹脂チーブなどでもいい。ワイヤ
延出部30よりは硬いが、繰り返しの曲げに対しては耐
久性の強いものである。接続部材80を接続管38まで
延ばさないのは、径がワイヤ延出部30より太いからで
あり、図2の太径部14aのように、接続管38付近は
他の内蔵物が太くなっていることがあり、接続部材80
が入る十分なスペースがないからである。
【0082】次に本実施の形態の作用及び効果を説明す
る。第1実施の形態では、折れ止めコイル72で補強し
ていても、やがて折れ止めコイル72内のワイヤが切れ
ることが予想される(従来よりは格段に耐久性が向上し
ていることは当然として)。
【0083】本実施の形態では、ワイヤ延出部30より
繰り返し曲げに対する耐久性が強い接続部材80を接続
することで、第1の実施の形態より更に究極的な耐久性
を向上させることができる。
【0084】なお、本実施の形態では、硬度調整手段と
してコイルとワイヤによる方式で説明したが、例えば形
状記憶合金を用いるなど、他の硬度調整手段で形成して
も良い。
【0085】[付記] 1.軟性部を有する挿入部と、軟性部の硬度を調整可能
な硬度調整手段を設け、前記硬度調整手段により軟性部
の硬度を最大にしたとき、軟性部の軸方向に硬度の差が
生じる内視鏡において、前記硬度差が生じる部分の硬度
調整手段に、硬度差の硬い方の硬度と軟らかい方の硬度
の中間の硬度を有する部分を設けたことを特徴とする内
視鏡。
【0086】2.付記1において、中間の硬度の部分
は、軟らかい方の硬度の部材の周囲に別部材を組み合わ
せたものである。 3.付記1において、硬度調整手段は、コイルとワイヤ
である。
【0087】4.付記3において、中間の硬度の部分
は、硬度調整手段のコイルの延長部分である。 5.付記3において、中間の硬度の部分は、硬度調整手
段のコイルと略同じサイズの管体である。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、軟
性部を有する挿入部と、軟性部の硬度を調整可能な硬度
調整手段を設け、前記硬度調整手段により軟性部の硬度
を最大にしたとき、軟性部の軸方向に硬度の差が生じる
内視鏡において、硬度調整手段により硬度を最大にした
とき、硬度調整手段自体の硬度差が生じる段差部に、硬
度差の硬い方の硬度と軟らかい方の硬度の中間の硬度を
有する中間硬度部を設けているので、曲げが掛かったと
きに、段差部に曲げが集中するのを防ぎ、曲げに対する
耐久性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を備えた内視鏡装置
の概略の構成図。
【図2】本発明の第1の実施の形態の内視鏡の構造を示
す断面図。
【図3】図2のA−A線断面とB−B線断面図。
【図4】カム体の具体例を示す平面図。
【図5】第1の実施の形態の作用の説明図。
【図6】硬度可変手段におけるコイル先端とワイヤ延出
部の境界付近の構造を示す図。
【図7】本実施の形態の作用を従来例との比較で示す
図。
【図8】本発明の第2の実施の形態におけるコイル先端
とワイヤ延出部の境界付近の構造を示す図。
【図9】本発明の第3の実施の形態におけるコイル先端
とワイヤ延出部の境界付近の構造を示す図。
【図10】本発明の第4の実施の形態におけるコイル先
端とワイヤ延出部の境界付近の構造を示す図。
【図11】本発明の第5の実施の形態におけるコイル先
端とワイヤ延出部の境界付近の構造を示す図。
【図12】本発明の第6の実施の形態におけるコイル先
端とワイヤ延出部の境界付近の構造を示す図。
【図13】本発明の第7の実施の形態におけるコイル先
端とワイヤ延出部の境界付近の構造を示す図。
【符号の説明】 1…内視鏡装置 2…電子内視鏡 4…信号処理装置 5…カラーモニタ 6…挿入部 7…操作部 11…先端部 12…湾曲部 13…軟性部 16…ランプ 18…対物レンズ 19…CCD 21…信号ケーブル 26…湾曲駒 27…湾曲ワイヤ 29…湾曲操作ノブ 30…ワイヤ延出部 31…把持部 32…処置具挿入口 33…処置具チャンネル 34…硬度調整ノブ 35…硬度変更用ワイヤ(ワイヤ) 36…硬度変更用コイル(コイル) 37…軟性管 38…接続管 40…コイルストッパ 41…後端口金 45…ワイヤストッパ 46…牽引部材 47…移動リング 48…溝 51…カム筒体 52a,52b…カム溝 71…中間硬度部 72…折れ止めコイル 73…ろう染み込み部 74…半田部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軟性部を有する挿入部と、軟性部の硬度
    を調整可能な硬度調整手段を設け、前記硬度調整手段に
    より軟性部の硬度を最大にしたとき、軟性部の軸方向に
    硬度の差が生じる内視鏡において、 硬度調整手段により硬度を最大にしたとき、硬度調整手
    段自体の硬度差が生じる部分に、硬度差の硬い方の硬度
    と軟らかい方の硬度の中間の硬度を有する中間硬度部を
    設けたことを特徴とする内視鏡。
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