JP2001037505A - Icカード着脱付帯履物及び固定具 - Google Patents

Icカード着脱付帯履物及び固定具

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JP2001037505A
JP2001037505A JP11211315A JP21131599A JP2001037505A JP 2001037505 A JP2001037505 A JP 2001037505A JP 11211315 A JP11211315 A JP 11211315A JP 21131599 A JP21131599 A JP 21131599A JP 2001037505 A JP2001037505 A JP 2001037505A
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card
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footwear
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JP11211315A
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English (en)
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Kenji Yasunaga
健治 安永
Ryuta Masuda
竜太 増田
Shigeru Date
滋 伊達
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ICカード利用者が自己のICカードを使用す
る際に逐一提示を不要にし、かつICカードを使用しな
い場合には当該ICカードのみを管理可能とし、セキュ
リティを確保することが容易であるICカード着脱付帯
履物及び固定具の提供。 【解決手段】ICカード着脱付帯履物αは、個人情報を
記憶したICカード1のICカード挿抜口3と、ICカ
ード1を収納するICカード収納部2を、底部A、つま
先部B、踵部C又は甲被部Dの何れかに備え、ICカー
ド1をICカード収納部2から本意に着脱可能にする特
徴。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICカードをカー
ド利用者が無意識にICカードを利用することを可能に
し、不正使用を防止できるICカード着脱付帯履物及び
固定具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カードの使用については、カード
の使用者が、カード入れ、財布などに入れて所持し、必
要に応じて取りだし、カードを提示したり、カード挿入
口に入れて使用していた。例えば、カードが交通機関利
用定期券であった場合には、カード入れから逐一カード
を出して自動改札口に入れて改札を通っていた。その
為、カードの出し入れを行わずに行う非接触型の改札も
考えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カード
をカード入れに入れ、必要に応じて取り出し又は提示し
ていることに変わりない。また、カードの利用形態とし
て、入口にて指定の履物を履いているかどうかをチェッ
クする入室管理システムがある(特開平2−64899
号公報)。
【0004】かかるシステムにおいては、クリンルーム
や部外者以外立ち入り禁止部屋等の入室許可を判断する
形態であり、かかる目的を達成すべく極めて特化したも
のであった。その為に、当該履物とモジュールが一体構
成となっており、当該履物を不使用時には、履物自体が
不正使用されない様に管理する必要があった。また、入
退室の際には、当該履物を使用しないと入退室管理がで
きないという欠点があった。更には、同様の履物が複数
存在する場合に、当該履物と一体となっているカードの
情報を他人(第三者)に不正に使用される危険性が極め
て大きくなり、セキュリティ上、安心して用いることが
できなく、適応される範囲は限定的であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ここにおいて、本発明
の解決すべき主要な目的は以下の通りである。
【0006】本発明の第1の目的は、ICカード利用者
が自己のICカードを使用する際に、逐一当該ICカー
ドの提示を不要にするICカード着脱付帯履物及び固定
具の提供にある。
【0007】本発明の第2の目的は、ICカードを使用
しない場合には当該ICカードのみを管理可能なICカ
ード着脱付帯履物及び固定具の提供にある。
【0008】本発明の第3の目的は、ICカード使用に
際し、セキュリティを確保することが容易であるICカ
ード着脱付帯履物及び固定具の提供にある。
【0009】本発明の他の目的は、明細書、図面、特
に、特許請求の範囲における各請求項の記載から自ずと
明らかとなろう。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明履物は、上記課題
の解決に当たり、個人情報を記憶したICカードのIC
カード挿抜口と、当該ICカードを収納するICカード
収納部を備え、当該ICカードを当該ICカード収納部
から本意に着脱可能にする特徴を有する。
【0011】本発明固定具は、上記課題の解決に当た
り、個人情報を記憶したICカードのICカード挿抜口
と、当該ICカードを収納するICカード収納部と、不
意に脱離しないで、かつ当該ICカードの利用者の身体
又は所持物若しくは履物、着物に身につけることを可能
にする固定手段とを備え、当該ICカードを本意に着脱
可能にする特徴を有する。
【0012】更に、具体的詳細に述べると、当該課題の
解決では、本発明が次に列挙する上位概念から下位概念
にわたる新規な特徴的構成手段を採用することにより、
上記目的を達成するように為される。
【0013】本発明履物の第1の特徴は、個人情報を記
憶したICカードのICカード挿抜口と、当該ICカー
ドを収納するICカード収納部を備えた履物であって、
前記ICカードを前記ICカード収納部から本意に着脱
可能にしてなるICカード着脱付帯履物の構成採用にあ
る。
【0014】本発明履物の第2の特徴は、上記本発明履
物の第1の特徴における前記ICカード収納部が、前記
履物の底部、つま先部、踵部又は甲被部に設けられてな
るICカード着脱付帯履物の構成採用にある。
【0015】本発明履物の第3の特徴は、上記本発明履
物の第1又は第2の特徴における前記ICカードが、前
記個人情報を記憶する記憶部と、前記ICカードの内部
を制御する制御部と、外部のICカードR/Wと前記個
人情報を含む情報の送受信を行うインタフェース部と、
を有してなるICカード着脱付帯履物の構成採用にあ
る。
【0016】本発明履物の第4の特徴は、上記本発明履
物の第1又は第2の特徴における前記ICカードが、前
記個人情報を記憶する記憶部と、前記ICカードの内部
を制御する制御部と、外部のICカードR/Wと前記個
人情報を含む情報のインタフェースを行うインタフェー
ス部と、前記ICカードR/Wと接触により前記情報の
送受信を行うカード接触部と、を有してなるICカード
着脱付帯履物の構成採用にある。
【0017】本発明履物の第5の特徴は、上記本発明履
物の第4の特徴における前記ICカード収納部が、前記
ICカードのカード接触部と直接接触自在とする接触部
と、当該接触部に接続され、前記ICカードR/Wへ前
記情報のインタフェースを行うインタフェース部と、電
気エネルギーを蓄積する蓄電部と、を有し、前記情報を
波動により外部の前記ICカードR/Wと送受信するア
ンテナ部を、当該ICカードR/Wの送受信部を考慮し
て具備してなるICカード着脱付帯履物の構成採用にあ
る。
【0018】本発明履物の第6の特徴は、上記本発明履
物の第3、第4又は第5の特徴における前記ICカード
R/Wが、地面、壁面、シート、マット、敷物又はゲー
トに設けられてなるICカード着脱付帯履物の構成採用
にある。
【0019】本発明履物の第7の特徴は、上記本発明履
物の第1、第2、第3、第4、第5又は第6の特徴にお
ける前記個人情報が、個人認証に要するID、課金に関
する情報、交通機関の定期券、乗車券又は搭乗券に関す
る情報、コンサート、スポーツ観戦、映画を含む催しの
チケット又は整理券に関する情報、関係者以外立ち入り
禁止区域・場所・部屋への入退に関する情報の何れかを
含んでなるICカード着脱付帯履物の構成採用にある。
【0020】本発明固定具の第1の特徴は、個人情報を
記憶したICカードのICカード挿抜口と、当該ICカ
ードを収納するICカード収納部と、当該ICカード収
納部を不意に脱離しないで、かつ当該ICカードの利用
者の身体又は所持物若しくは履物、着物に身につけるこ
とを可能にする固定手段と、を備え、前記ICカードを
前記ICカード収納部から本意に着脱可能に形成してな
るICカード着脱付帯固定具の構成採用にある。
【0021】本発明固定具の第2の特徴は、上記本発明
固定具の第1の特徴における前記利用者の身体が、当該
利用者の脚、足、腕、手首であるICカード着脱付帯固
定具の構成採用にある。
【0022】本発明固定具の第3の特徴は、上記本発明
固定具の第1の特徴における前記履物が、靴、サンダ
ル、下駄、スリッパ、ブーツ、スニーカー、シューズで
あるICカード着脱付帯固定具の構成採用にある。
【0023】本発明固定具の第4の特徴は、上記本発明
固定具の第1、第2又は第3の特徴における前記ICカ
ードが、前記個人情報を記憶する記憶部と、前記ICカ
ードの内部を制御する制御部と、外部のICカードR/
Wと前記個人情報を含む情報の送受信を行うインタフェ
ース部と、を有してなるICカード着脱付帯固定具の構
成採用にある。
【0024】本発明固定具の第5の特徴は、上記本発明
固定具の第1、第2、第3又は第4の特徴における前記
ICカードが、前記個人情報を記憶する記憶部と、前記
ICカードの内部を制御する制御部と、外部の前記IC
カードR/Wと情報のインタフェースを行うインタフェ
ース部と、前記ICカードR/Wとの接触により前記個
人情報を含む情報の送受信を行うカード接触部と、を有
してなるICカード着脱付帯固定具の構成採用にある。
【0025】本発明固定具の第6の特徴は、上記本発明
固定具の第5の特徴における前記ICカード収納部が、
前記ICカードのカード接触部と直接接触自在とする接
触部と、当該接触部に接続され、前記ICカードR/W
への前記情報のインタフェースを行うインタフェース部
と、電気エネルギーを蓄積する蓄電部と、を有し、前記
情報を波動により外部の前記ICカードR/Wへ送受信
するアンテナ部を、当該ICカードR/Wの送受信部を
考慮して具備してなるICカード着脱付帯固定具の構成
採用にある。
【0026】本発明固定具の第7の特徴は、上記本発明
固定具の第4、第5又は第6の特徴における前記ICカ
ードR/Wが、地面、壁面、シート、マット、敷物又は
ゲートに設けられてなるICカード着脱付帯固定具の構
成採用にある。
【0027】本発明固定具の第8の特徴は、上記本発明
固定具の第1、第2、第3、第4、第5、第6又は第7
の特徴における前記個人情報が、個人認証に要するI
D、課金に関する情報、交通機関の定期券、乗車券又は
搭乗券に関する情報、コンサート、スポーツ観戦、映画
を含む催しのチケット又は整理券に関する情報、関係者
以外立ち入り禁止区域・場所・部屋への入退に関する情
報の何れかを含んでなるカード着脱付帯固定具の構成採
用にある。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態を履物例及び固定具例につき説明す
る。
【0029】(履物例)図1は、本発明履物の一形態で
あるICカード着脱付帯履物αを示したものであり、
(a)は、底型ICカード着脱付帯履物α1、(b)
は、つま先型ICカード着脱付帯履物α2、(c)は、
踵型ICカード着脱付帯履物α3、(d)は、甲被型I
Cカード着脱付帯履物α4を例示したものである。
【0030】ICカード着脱付帯履物α(α1、α2、
α3、α4)は、靴、サンダル、下駄、スリッパ、スニ
ーカ、上履き、ブーツなどの履物(履く物であれば、名
称は問わない)とICカード1を一体構成することな
く、必要に応じて履物から利用者の本意(意思)により
ICカード1を着脱可能とするものである。
【0031】即ち、ICカード着脱付帯履物αには、通
常の履物の構成に加えて、ICカード1を収納するIC
カード収納部2及びICカード挿抜口3を必ず備え(図
1の部分拡大図参照)、ICカード1の出し入れを使用
者の意思(本意)により可能にする履物である。
【0032】なお、一旦ICカード挿抜口3からICカ
ード収納部2にICカード1を収納(格納)すると、I
Cカード1はICカード収納部2から不意に離脱しない
例えば開閉蓋を蝶着する、突起を設けて摩擦抵抗を部分
的に高める等ストッパ機構(かかる機構の手動、自動は
問わないが、ここでの機構は公知技術であるので説明は
省略する)を備えていることは言うまでもない。
【0033】また、底部(靴底部)A、つま先部B、踵
部C又は甲被部Dにおいて、ICカード収納部2及びI
Cカード挿抜口3の位置・向きは、ICカード1が出し
入れ可能であれば、何れでも構わないが、ICカード着
脱付帯履物αを利用者が履いて、出し入れ可能な位置・
向きが望ましい。
【0034】ここで、ICカード着脱付帯履物αのIC
カード挿抜口3は、外部に直に接することになるので、
出し入れされるICカード1、ICカード収納部2及び
ICカード挿抜口3は、防水手段又は防水処理などの加工
が施されることは勿論である。
【0035】(固定具例)図2は、ICカード着脱付帯
履物αでなくても、即ち、ICカード1を収納すること
が不能な履物であっても、何ら困難なくICカード着脱
付帯履物αと同様にICカード1による各種サービスを
享受できる(個人情報を管理できる)、ICカード着脱
付帯固定具βの一形態を示したものである。
【0036】図2の如く、ICカード1を収納し不意に
離脱しないICカード収納部2及びICカード挿抜口3
を有し(ここまでは、上記履物例と同様)、更に、IC
カード収容部2を通常の履物(ICカード着脱付帯履物
α以外の履物)に不意に外れない様に固定する固定手段
4とで構成される。固定手段4の例としては、固定紐な
どが挙げられる。
【0037】また、ICカード着脱付帯固定具β自体
は、通常の履物に固定することに限定されず、利用者の
身体の一部(腕、手首、脚、腰)、又は、場合によって
は、利用者が必ず所持するカバン、携帯電話など、利用
者が常に持ち歩くものであれば、何でもよい。また、所
定の空間(クリンルーム、駅の改札口など)に出入りす
る場合に必ず身に纏う、着る、つける又は所持する物に
不意に外れない様にしてもよい。それに応じて、固定手
段4自体の構成は、任意に変更実施することができ、図
示したものに限らない。
【0038】ここで、ICカード着脱付帯固定具βのI
Cカード挿抜口3は、外部に直に接することになるの
で、出し入れされるICカード1、ICカード収納部2
及びICカード挿抜口3は、防水手段又は防水処理など
の加工が施されることは勿論である。
【0039】
【実施例】以上が、本発明の履物例及び固定具例の本質
部分であるが、以下に実施例を挙げて説明する。なお、
次に述べる事項は、本発明の履物例、固定具例何れにも
共通する事項であるので、ICカード着脱付帯履物αを
取り上げて説明するが、ICカード着脱付帯固定具βに
ついても、全く同一である。
【0040】図3は、本発明ICカード着脱付帯履物α
(ICカード着脱付帯固定具β)に収納するICカード
1の内部構成及びICカード1の利用形態を一般的に説
明する為の説明図である。なお、ICカード着脱付帯履
物α自体は省略し図示していない。
【0041】ICカード着脱付帯履物α(ICカード着
脱付帯固定具β)に出し入れされるICカード1は、I
Cカード1の内部制御を行う制御部11と、各種の情報
(ICカード1の利用形態に応じた情報)を記憶してお
く記憶部12と、ICカード1の外部と各種情報をやり
取りするインタフェース部13で構成される。なお、記
憶部12に記憶されている情報の内必要とする情報を選
択する機能も当然、内部制御の文言に含まれる。
【0042】また、ICカード1のインタフェース部1
3との各種の情報をやり取りする、外部の送受信部14
を具備したICカードR/W15が、ICカード1内の
各種の情報を管理する個人情報管理装置16(各種のサ
ービスの提供をも行う場合もある)に接続されている。
【0043】以上の様に、ICカード1のインタフェー
ス部13は足の位置に設置されることになり、ICカー
ドR/W15と所定の範囲に収まることになり、ICカ
ード1のインタフェース部13とICカードR/W15
との各種情報のやり取りが確実に行うことができる。な
お、ICカード1のインタフェース部13とICカード
R/W15の送受信部14とは電極剥き出しの接触型の
送受信よりも、電磁結合又は電磁波、電波等の波動を用
いた非接触型の送受信を行う方が望ましい。
【0044】図4は、ICカード自体が接触型の場合に
非接触型に変換機能をICカード収納部2に設けた構成
の一部を示したものである。
【0045】ICカード1’は、図3におけるICカー
ド1の構成要素の他にカード接触部17が設けられてお
り、ICカード収納部2’には、ICカード1のカード
接触部17と対応接触する接触部21と、接触部21に
接続され情報をインタフェースするインタフェース部2
2と、前記変換機能に要するエネルギーを蓄積する蓄電
部23と、非接触型の種類により、適切な位置に適切な
形状を有するアンテナ部24と、振動などにより発電を
行う発電部25(発電部25のみ任意に備える)とで構
成される。
【0046】ICカード着脱付帯履物αのICカード収
納部2’を上記構成とすることにより、接触型により情
報のやり取りを行うICカード1’であっても、ICカ
ードR/W15へ情報のやり取りを行うことが可能であ
る。
【0047】以上が、本発明のICカード着脱付帯履物
α、及びICカード着脱付帯固定具βにおいて、用いら
れるICカード1、1’の内部構造及びそれに付随する
構成並びにICカード1’とICカード収納部2の関係
を説明したが、特に之に限定されるものではない。
【0048】次に、本発明ICカード着脱付帯履物α
(ICカード着脱付帯固定具β)の利用形態を説明する
ことにより、如何なる場合に用いることができるかを説
明する。
【0049】図5は、ICカード着脱付帯履物αとIC
カードR/W15との位置関係を説明する為の説明図で
ある。図5(a)は、ICカードR/W15が地面Xに
埋め込まれている場合、図5(b)は、ICカードR/
W15が地面Xに設置された入場ゲート等の壁面Yに設
置された場合である。
【0050】図5は、あくまでも例示に過ぎず、建物・
部屋の出入り口等の床・地面、又は建物・部屋等の壁、
(改札、退場ゲートなどの)ゲートの側面、ドア、扉の
表又は裏に、埋め込まれていてもよく、地表に見える様
に設けられても良い。
【0051】なお、ICカード1のインタフェース部1
3とICカードR/W15を対向させる必要性もない。
これは、ICカード1とICカードR/W15との情報
の送受信を行うキャリア(波動)の性質及びその電力、
電界分布などにより決定される。
【0052】図6は、図5とは別の位置関係を説明する
為の説明図である。図6の様に、床、地面Xなど既存物
上に、ICカードR/W15を格納(内蔵)したマッ
ト、シートといったICカードR/W付き敷物18を置
いておき、利用する形態である。
【0053】図6の利用形態であれば、ICカードR/
W15は、必ずしも、設置固定される必然性はなく、移
動仮設可能として、特設イベント会場など常時設置され
る必要のない場合、抜き打ちで行う場合等にも、ICカ
ード1の記憶部12に記憶させた情報の授受を行うこと
により、各種サービスの享受すること等を可能にする。
かかる様に、既存の建物、築造物等を利用することがで
き、工事費用なしにICカードR/W15を仮設設置で
きる。
【0054】以上、本発明により、例えば、通勤・通学
に当たり自宅にて靴を履く時、定期券に関する情報を個
人情報として記憶したICカード1、1’をICカード
着脱付帯履物α(ICカード着脱付帯固定具β)のIC
カード挿抜口3に挿込んでICカード収納部2内に格納
しておけば、逐一駅の改札口にて、定期券を係り員に提
示したり又は自動改札口に定期券を投入し、再度定期券
入れ等に戻す必要性はなく、単にICカードR/W15
上又は傍を歩くことで、改札が完了することになる。こ
れにより、改札口での待ち行列、一時的な混雑を回避で
きることも言うまでもない。
【0055】また、イベント特設会場にて、入場者数を
把握したい場合には、イベント参加チケットに関する情
報を記憶したICカード1、1’を、ICカード着脱付
帯履物α(ICカード着脱付帯固定具β)のICカード
挿抜口3に挿込んでICカード収納部2内に格納して当
該イベント特設会場に赴けば、会場の入口及び出口に敷
いてあるICカードR/W付き敷物18上を、入場者が
歩くことになる。
【0056】それにより、入場時に(入口にて)、IC
カードR/W付き敷物18からICカード1、1’に入
場時刻を記憶させておき、退場時に(出口にて)、当該
ICカード1、1’に記憶させた入場時刻をICカード
R/W付き敷物18が取得し、ICカードR/W付き敷
物18が当該取得した入場時刻を個人情報管理装置16
に渡すことにより、個人情報管理装置16が、当該入場
時刻、及び当該入場時刻を取得した時刻(即ち、退場時
刻)を取得して、イベント開催者が当該入場時刻及び退
場時刻を分析することにより、入場者数のみならず、当
該入場者の行動の把握が容易にできることになり、イベ
ント開催者は、イベントの成功の判断、次回開催の内容
等への参考資料を得ることができる。
【0057】なお、ICカード1の記憶部12に記憶さ
れる個人情報には、上記の様に、交通機関の定期券に関
する情報、イベント参加チケットに関する情報のみなら
ず、課金に関する情報、交通機関の乗車券又は搭乗券に
関する情報、コンサート、スポーツ観戦、映画を含む催
しの入場チケット等のチケット又は整理券に関する情
報、関係者以外立ち入り禁止区域・場所・部屋への入退
に関する情報、各種サービスを享受する為の個人認証に
要するIDなど、通常のICカード(磁気カード等のカ
ード)に記憶されている情報が考えられる。
【0058】なお、ICカード利用者と一対一となる個
人情報以外の情報が適宜含まれてもよい。かように、一
種類の情報のみならず、二種類以上の情報も含んでいる
場合、即ち、ICカードが多機能である場合もある。
【0059】以上、本発明の実施形態を、履物例及び固
定具例につき説明したが、本発明は、必ずしも上記した
事項に限定されるものではなく、本発明の目的を達し、
下記する効果を奏する範囲において、適宜変更実施可能
である。
【0060】
【発明の効果】本発明によれば、個人情報を、外出時な
ど日常生活において必要不可欠である履物の一部に付帯
することにより、個人情報の管理を違和感なく行うこと
が可能となる。また、個人情報は履物自体に何ら依存し
ないので、如何なる履物であっても本発明履物又は固定
具を使用することにより、個人情報を記憶したICカー
ドを使用することが可能になる。
【0061】更には、ICカード自体は履物から取り出
すことが可能であるので、個人情報が漏洩することなく
セキュリティの問題もなく、当該ICカードに複数の個
人情報(サービス情報を含む)を記憶させることによ
り、通常の様にICカードを利用することもでき、他に
類を見ないICカードを用いた各種のサービスの提供を
可能にするといった優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるICカード着脱付帯
履物を説明する為の説明図であって、(a)は底型IC
カード着脱付帯履物、(b)はつま先型ICカード着脱
付帯履物、(c)は踵型ICカード着脱付帯履物、
(d)は甲被型ICカード着脱付帯履物を示したもので
ある。
【図2】本発明の一実施形態であるICカード着脱付帯
固定具の一例である。
【図3】本発明の一実施形態であるICカード着脱付帯
履物及び固定具に挿込み格納されるICカードの内部構
成及び当該ICカード内部構成に対応する外部システム
を説明する為の説明図である。
【図4】本発明の一実施形態であるICカード着脱付帯
履物及び固定具に挿込み格納されるICカードと、IC
カード収納部における接触−非接触変換手段の内部構成
図である。
【図5】本発明の一実施形態であるICカード着脱付帯
履物及び固定具と、挿込み格納されるICカードのIC
カードR/Wとの位置関係を説明する為の説明図であ
り、(a)は、ICカードR/Wが地面に埋め込まれて
いる場合、(b)は、ICカードR/Wが、ゲートに設
置されている場合を示したものである。
【図6】本発明の一実施形態であるICカード着脱付帯
履物及び固定具と、挿込み格納されるICカードのIC
カードR/Wとの位置関係を説明する為の説明図であ
り、図5とは別の位置関係の一例を示したものである。
【符号の説明】
α、α1、α2、α3、α4…ICカード着脱付帯履物 β…ICカード着脱付帯固定具 1、1’…ICカード 11…制御部 12…記憶部 13…インタフェース部 14…送受信部 15…ICカードR/W 16…個人情報管理装置 17…カード接触部 18…ICカードR/W付き敷物 2…ICカード収納部 21…接触部 22…インタフェース部 23…蓄電部 24…アンテナ部 25…発電部 3…ICカード挿抜口 4…固定手段 A…底部(靴底部) B…つま先部 C…踵部 D…甲被部 X…地面 Y…壁面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊達 滋 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 4F050 AA01 AA06 BA08 BB06 DA29 GA12 GA13 GA30 JA22 5B035 AA14 BB09 BC00 BC01 BC02 CA08 CA23

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】個人情報を記憶したICカードのICカー
    ド挿抜口と、当該ICカードを収納するICカード収納
    部を備えた履物であって、 前記ICカードを前記ICカード収納部から本意に着脱
    可能にする、 ことを特徴とするICカード着脱付帯履物。
  2. 【請求項2】前記ICカード収納部は、 前記履物の底部、つま先部、踵部又は甲被部に設けられ
    る、 ことを特徴とする請求項1に記載のICカード着脱付帯
    履物。
  3. 【請求項3】前記ICカードは、 前記個人情報を記憶する記憶部と、 前記ICカードの内部を制御する制御部と、 外部のICカードR/Wと前記個人情報を含む情報の送
    受信を行うインタフェース部と、 を有する、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載のICカード着
    脱付帯履物。
  4. 【請求項4】前記ICカードは、 前記個人情報を記憶する記憶部と、 前記ICカードの内部を制御する制御部と、 外部のICカードR/Wと前記個人情報を含む情報のイ
    ンタフェースを行うインタフェース部と、 前記ICカードR/Wと接触により前記情報の送受信を
    行うカード接触部と、を有する、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載のICカード着
    脱付帯履物。
  5. 【請求項5】前記ICカード収納部は、 前記ICカードのカード接触部と直接接触自在とする接
    触部と、 当該接触部に接続され、前記ICカードR/Wへ前記情
    報のインタフェースを行うインタフェース部と、 電気エネルギーを蓄積する蓄電部と、を有し、 前記情報を波動により外部の前記ICカードR/Wと送
    受信するアンテナ部を、当該ICカードR/Wの送受信
    部を考慮して具備する、 ことを特徴とする請求項4に記載のICカード着脱付帯
    履物。
  6. 【請求項6】前記ICカードR/Wは、 地面、壁面、シート、マット、敷物又はゲートに設けら
    れる、 ことを特徴とする請求項3、4又は5に記載のICカー
    ド着脱付帯履物。
  7. 【請求項7】前記個人情報は、 個人認証に要するID、課金に関する情報、交通機関の
    定期券、乗車券又は搭乗券に関する情報、コンサート、
    スポーツ観戦、映画を含む催しのチケット又は整理券に
    関する情報、関係者以外立ち入り禁止区域・場所・部屋
    への入退に関する情報の何れかを含む、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6に記
    載のICカード着脱付帯履物。
  8. 【請求項8】個人情報を記憶したICカードのICカー
    ド挿抜口と、 当該ICカードを収納するICカード収納部と、 当該ICカード収納部を不意に脱離しないで、かつ当該
    ICカードの利用者の身体又は所持物若しくは履物、着
    物に身につけることを可能にする固定手段と、を備え、 前記ICカードを前記ICカード収納部から本意に着脱
    可能に形成する、 ことを特徴とするICカード着脱付帯固定具。
  9. 【請求項9】前記利用者の身体は、 当該利用者の脚、足、腕、手首である、 ことを特徴とする請求項8に記載のICカード着脱付帯
    固定具。
  10. 【請求項10】前記履物は、 靴、サンダル、下駄、スリッパ、ブーツ、スニーカー、
    シューズである、 ことを特徴とする請求項8に記載のICカード着脱付帯
    固定具。
  11. 【請求項11】前記ICカードは、 前記個人情報を記憶する記憶部と、 前記ICカードの内部を制御する制御部と、 外部のICカードR/Wと前記個人情報を含む情報の送
    受信を行うインタフェース部と、 を有する、 ことを特徴とする請求項8、9又は10に記載のICカ
    ード着脱付帯固定具。
  12. 【請求項12】前記ICカードは、 前記個人情報を記憶する記憶部と、 前記ICカードの内部を制御する制御部と、 外部の前記ICカードR/Wと情報のインタフェースを
    行うインタフェース部と、 前記ICカードR/Wとの接触により前記個人情報を含
    む情報の送受信を行うカード接触部と、 を有する、 ことを特徴とする請求項8、9、10又は11に記載の
    ICカード着脱付帯固定具。
  13. 【請求項13】前記ICカード収納部は、 前記ICカードのカード接触部と直接接触自在とする接
    触部と、 当該接触部に接続され、前記ICカードR/Wへの前記
    情報のインタフェースを行うインタフェース部と、 電気エネルギーを蓄積する蓄電部と、を有し、 前記情報を波動により外部の前記ICカードR/Wへ送
    受信するアンテナ部を、当該ICカードR/Wの送受信
    部を考慮して具備する、 ことを特徴とする請求項12に記載のICカード着脱付
    帯固定具。
  14. 【請求項14】前記ICカードR/Wは、 地面、壁面、シート、マット、敷物又はゲートに設けら
    れてなる、 ことを特徴とする請求項11、12又は13に記載のI
    Cカード着脱付帯固定具。
  15. 【請求項15】前記個人情報は、 個人認証に要するID、課金に関する情報、交通機関の
    定期券、乗車券又は搭乗券に関する情報、コンサート、
    スポーツ観戦、映画を含む催しのチケット又は整理券に
    関する情報、関係者以外立ち入り禁止区域・場所・部屋
    への入退に関する情報の何れかを含む、 ことを特徴とする請求項8、9、10、11、12、1
    3又は14に記載のICカード着脱付帯固定具。
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