JP2001037134A - 誘導モーター - Google Patents

誘導モーター

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Publication number
JP2001037134A
JP2001037134A JP11205928A JP20592899A JP2001037134A JP 2001037134 A JP2001037134 A JP 2001037134A JP 11205928 A JP11205928 A JP 11205928A JP 20592899 A JP20592899 A JP 20592899A JP 2001037134 A JP2001037134 A JP 2001037134A
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JP
Japan
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stator
coil
induction motor
insulating cover
load side
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP11205928A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Nakamura
哲也 中村
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Motor Or Generator Cooling System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 誘導モーターは、ステーターのスロット部に
ステーターコイルを挿入した後、ステーターコイルと非
充電金属部との絶縁を確保するため、ステーターコイル
のエンド部を1次プレスコイル成型・コイルバインド・
2次プレスコイル成型・目視検査手直し作業を行い、数
百本以上ある銅線コイルを内径・外径・高さ寸法が、寸
法内に満足するようにしており、作業工数がかかるとと
もに、ステーターコイルに傷がつきやすく、絶縁不良の
原因となっている。 【解決手段】 ステーターの負荷側および反負荷側にモ
ーターカバーA5・B6を備えた開放型の誘導モーター
であって、ステーターコイル10のエンド部を覆う形状
で、かつ、前記エンド部とモーターカバーA5およびロ
ーターファン3間に位置するステーター絶縁カバー16
を設けた誘導モーターとし、ステーターコイル10と非
充電金属部との絶縁が確保され、作業工数を減少させ得
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は循環ポンプ等に使用
される開放型の誘導モーターであって、詳しくは、ステ
ーター絶縁カバーを有する誘導モーターに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の誘導モーターは、図7に
示すように構成されている。すなわち、シャフト1には
ローター2が圧入されて取り付けられている。そのロー
ター2の負荷側および反負荷側部には、アルミダイカス
トで一体成型されたローターファン3を設けている。前
記のローター2の外周側には、エアギャップをあけてス
テーターコア4を配置してあり、ローターファン3およ
びステーターコイル10のエンド部が表出するモーター
本体の負荷側および反負荷側部には容器状のモーターカ
バーA5とモーターカバーB6を嵌合させ、このモータ
ーカバーA5とモーターカバーB6をステーターコア4
に4本のカシメピン7でカシメて取り付けている。前記
シャフト1の両端には軸受A8と軸受B9が圧入され、
その軸受A8,B9はモーターカバーA5,B6にて支
持されていて、ローター付きのシャフト1が軽く回転で
きる構成になっている。
【0003】前記ステーターコア4におけるスロット部
にはスロット絶縁紙13を介在させてステーターコイル
10が挿入されている。また、ステーターコイル10の
温度を感知し、温度が高くなりすぎると電源を遮断して
加熱防止をするために、ステーターコイル10上にサー
モスタット11を糸でバインドして取り付けている。
【0004】上記構成において、ステーターコイル10
に駆動電流を流すと、ローター付きのシャフト1が回転
してモーター動作する。ここで連続運転すると、ステー
ターコイル10が発熱していくため、ローター2に一体
に成型されたローターファン3でステーターコイル10
部に風を当て、冷却している。なお、空気はモーターカ
バーA5,B6に明けた吸込口14から吸い込まれ、ロ
ーターファン3の回転で風となってステーターコイル1
0を通り、モーターカバーA5,B6の吐出口15から
吐き出されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の誘導モー
ターは、ステーター完成品を製作する際、電磁鋼板をプ
レスで打ち抜いてつくられたステーターコア積層品のス
ロット部に、樹脂フイルムでできたスロット絶縁紙13
を挿入し、その内部に銅線を巻いてつくったステーター
コイル10を挿入し、そのステーターコイル10と非充
電金属部の絶縁距離を確保するため、ステーターコア積
層品のスロット部にステーターコイル10を挿入した
後、ステーターコイル10がステーターコア積層品から
出ている部分であるエンド部を1次プレスコイル成型・
コイルバインド・2次プレスコイル成型・目視検査手直
し作業を行い、数百本以上ある銅線コイルを内径・外径
・高さ寸法が、寸法内に満足するようにしなければなら
ない。また、その後、サーモスタット11をステーター
コイル10上に取り付けるために、糸でバインドをしな
ければならない。そのため、作業工数がかかるととも
に、ステーターコイル10に何回も力をかけるため、ス
テーターコイル10に傷がつきやすく、絶縁不良の原因
となっている。
【0006】本発明は前記従来の問題に留意し、簡単な
構成でステーターコイルと非充電金属部の絶縁距離を確
保でき、しかも作業工数を削減することができ、また、
品質のよい誘導モーターを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、ステーターコイルとモーター本体の負荷
側および反負荷側のモーターカバーA,Bおよびロータ
ーファンの間に、前記ステーターコイルのエンド部を覆
う形状のステーター絶縁カバーを配置した誘導モーター
の構成とする。
【0008】本発明によればステーター絶縁カバーによ
り絶縁距離を確保できるため、コイルバインド・2次コ
イルプレス成型・サーモスタットのバインド作業が廃止
できる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、ステーターの負荷側および反負荷側の端面にステー
ターコイルのエンド部が表出し、ローターの負荷側およ
び反負荷側の端面にローターファンを設け、ステーター
の負荷側および反負荷側に容器状のモーターカバーA・
Bを備えた開放型の誘導モーターであって、前記ステー
ターコイルのエンド部を覆う形状で、かつ、前記エンド
部とモーターカバーおよびローターファン間に配置され
たステーター絶縁カバーを設けた誘導モーターであり、
ステーター絶縁カバーによりステーターコイルとモータ
ーカバーおよびローターファン間の絶縁距離を確保でき
るため、コイルバインド・2次コイルプレス成型・サー
モスタットのバインド作業が廃止でき、その工数を削減
し、ステーターコイルの傷つきも少なくなり、絶縁不良
を低減できるという作用を有する。
【0010】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1に記載の誘導モーターにおいて、ステーター絶縁カバ
ーは、環状で、かつ、断面U字状に形成され、内側板部
にコイル表出窓を有する構成としたものであり、ステー
ター絶縁カバーがあるにもかかわらず、ローターファン
で発生した風がステーターコイルへ直接に当たり、有効
的にステーターコイルの冷却ができ、ステーターコイル
温度上昇を低減できるという作用を有する。
【0011】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
2に記載の誘導モーターにおいて、ステーター絶縁カバ
ーは、内側板部の下縁に、ステーターのスロット部に挿
入する複数の突起部を有する構成としたものであり、ス
テーター絶縁カバーをステーターに簡単に、かつ、確実
に取り付けできるという作用を有する。
【0012】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項
1に記載の誘導モーターにおいて、ステーター絶縁カバ
ーが、コイル温度過昇防止用のサーモスタットを、反負
荷側のステーターコイルのエンド部に押さえて固定した
構成としたものであり、サーモスタットをステーターコ
イルにバインドして取り付ける作業をなくし、作業工数
を削減するとともにステーターコイルの傷つきを少なく
し、絶縁不良を低減できるという作用を有する。
【0013】以下、本発明の実施の形態を図面を参照し
て説明する。
【0014】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1の誘導モーターの横断面図、図2は、同誘導モー
ターにおけるステーターコイル部の断面図、図3は、同
誘導モーターにおけるステーター絶縁カバー取り付け前
のステーター完成品の斜視図、図4は、同ステーター絶
縁カバー取り付け前のステーター完成品の要部斜視図、
図5は、同誘導モーターにおけるステーター絶縁カバー
取り付け後のステーター完成品の斜視図、図6は、同ス
テーター絶縁カバー取り付け後のステーター完成品の要
部斜視図である。なお、各図において、前記従来の技術
のものと同じ構成部には従来の技術と同一符号を付与し
ている。
【0015】前記各図において、1はシャフト、2はロ
ーター、3はローターファン、4はステーターコア、
5,6はモーター本体の前後部の容器状のモーターカバ
ーA,モーターカバーB、7はカシメピン、8,9は軸
受A,軸受B、10はステーターコイル、11はサーモ
スタット、13はスロット絶縁紙、14は吸込口、15
は吐出口であり、これらは前記従来の技術と同じ構成で
あるので、その説明は省略する。
【0016】本発明の実施の形態1の特徴は、ステータ
ーコイル10とモーターカバーA5およびローターファ
ン3の間にステーター絶縁カバー16を配置した構成に
ある。なお、反負荷側のモーターカバーB6およびロー
ターファン3についても、同じステーター絶縁カバー1
6を配置している。
【0017】前記のステーター絶縁カバー16は、ステ
ーターの端面に全体として環状に突出するステーターコ
イル10のエンド部を覆うことから、環状形状で、断面
U字状をしており、また、電気的絶縁をすることから、
絶縁性の樹脂を成形して構成されている(図1参照)。
また、断面U字状をしたステーター絶縁カバー16は、
その内側板部の下縁にステーターコア4のスロット部に
挿入可能な複数の突起部12を突設している。本実施の
形態1では突起部12を8ヶ所に設けている。さらに、
断面U字状をしたステーター絶縁カバー16は、その内
側板部にコイル表出窓を形成している。この実施の形態
では、内側板部を格子状にして前記コイル表出窓を形成
している(図2,図3,図4参照)。
【0018】前記のように形成されたステーター絶縁カ
バー16は、その突起部12を図4に示すようにステー
ターコア4のスロット部におけるスロット絶縁紙13と
コアの間に挿入し固定する。このステーター絶縁カバー
16の取り付けにおいて、ステーター絶縁カバー16は
ローターファン3に当たることなく、また、外側板部は
モーターカバーA5・B6で押さえられ、その固定を確
実なものとすることができる。図5および図6は、前記
ステーター絶縁カバー16をステーターコア4に取り付
けた状態を示している。
【0019】また、サーモスタット11も、ステーター
絶縁カバー16でステーターコイルのエンド部との間に
挟んで固定できるため、サーモスタット11をステータ
ーコイル10にバインドする必要もなくなる。
【0020】さらに、ステーター絶縁カバー16はコイ
ル表出窓を有していることから、ローターファン3で発
生した風がステーターコイル10へ直接に当たり、有効
的にステーターコイル10の冷却ができ、コイル温度上
昇を低減できる。
【0021】なお、ステーターコイル10とモーターカ
バーA5,B6およびローターファン3との間に、ステ
ーター絶縁カバー16を挟み込まれる構成となるが、ス
テーター絶縁カバー16がコイル表出窓をもつことか
ら、絶縁空間距離を確保する必要が生じる。その策とし
ては、コイル表出窓のリブ高さを高くして、ステーター
コイル10と非充電金属部の空間距離を確保している。
【0022】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
は、誘導モーターのステーターコイルのエンド部に、前
記エンド部を覆う形状のステーター絶縁カバーを配置し
たため、ステーターコイルと非充電金属部の絶縁距離を
簡単な構造で確保でき、コイルバインド・2次コイルプ
レス成型・サーモスタット取り付けバインドを廃止で
き、その作業工数を削減することができる。さらに、ス
テーターコイルに何回も力を加えなくてもすむため、ス
テーターコイルの傷つきも少なくなり、絶縁不良を低減
でき、品質のよい誘導モーターとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の誘導モーターの横断面
【図2】同誘導モーターにおけるステーターコイル部の
断面図
【図3】同誘導モーターにおけるステーター絶縁カバー
取り付け前のステーター完成品の斜視図
【図4】同ステーター絶縁カバー取り付け前のステータ
ー完成品の要部斜視図
【図5】同誘導モーターにおけるステーター絶縁カバー
取り付け後のステーター完成品の斜視図
【図6】同ステーター絶縁カバー取り付け後のステータ
ー完成品の要部斜視図
【図7】従来の誘導モーターの横断面図
【符号の説明】
1 シャフト 2 ローター 3 ローターファン 4 ステーターコア 5 モーターカバーA 6 モーターカバーB 7 カシメピン 8 軸受A 9 軸受B 10 ステーターコイル 11 サーモスタット 12 ステーター絶縁カバーの内側板部の突起部 13 スロット絶縁紙 14 吸込口 15 吐出口 16 ステーター絶縁カバー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステーターの負荷側および反負荷側の端面
    にステーターコイルのエンド部が表出し、ローターの負
    荷側および反負荷側の端面にローターファンを設け、ス
    テーターの負荷側および反負荷側に容器状のモーターカ
    バーA・Bを備えた開放型の誘導モーターであって、前
    記ステーターコイルのエンド部を覆う形状で、かつ、前
    記エンド部とモーターカバーおよびローターファン間に
    配置されたステーター絶縁カバーを設けたことを特徴と
    する誘導モーター。
  2. 【請求項2】ステーター絶縁カバーは、環状で、かつ、
    断面U字状に形成され、内側板部にコイル表出窓を有す
    ることを特徴とする請求項1記載の誘導モーター。
  3. 【請求項3】ステーター絶縁カバーは、内側板部の下縁
    に、ステーターのスロット部に挿入する複数の突起部を
    有することを特徴とする請求項2記載の誘導モーター。
  4. 【請求項4】ステーター絶縁カバーが、コイル温度過昇
    防止用のサーモスタットを、反負荷側のステーターコイ
    ルのエンド部に押さえて固定したことを特徴とする請求
    項1記載の誘導モーター。
JP11205928A 1999-07-21 1999-07-21 誘導モーター Withdrawn JP2001037134A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014023991A1 (es) * 2012-08-09 2014-02-13 Romero-Beltran Julian Motor
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