JP2001035426A - X線イメージインテンシファイア - Google Patents

X線イメージインテンシファイア

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JP2001035426A
JP2001035426A JP11202501A JP20250199A JP2001035426A JP 2001035426 A JP2001035426 A JP 2001035426A JP 11202501 A JP11202501 A JP 11202501A JP 20250199 A JP20250199 A JP 20250199A JP 2001035426 A JP2001035426 A JP 2001035426A
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JP
Japan
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ray image
image
image intensifier
fluorescent screen
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JP11202501A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Onihashi
浩志 鬼橋
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光電子像の進行方向に短尺化が可能で、簡易
構造かつ、小型軽量なX線イメージインテンシファイア
を実現する。 【解決手段】 X線を透過する入力窓とX線像を可視光
像に変換した出力窓との間にX線像を光電子像に変換
し、該光電子像を増強し、可視光像に変換する手段を具
備し、可視光像を形成する出力蛍光面の出力側に間隙を
おいて出力蛍光面の面積より小なる面積の出力窓を設け
たX線イメージインテンシファイア。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はX線イメージイン
テンシファイアに係り、特にその出力透過窓の構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】X線イメージインテンシファイアは、微
弱なX線を可視光に変換する電子管で、医療用診断装置
などに使用されている。X線像を光電子像に変換しこの
光電子像を増強して得られた可視光像を直接観測するた
めには微弱なX線信号を増幅して出力蛍光面で結像させ
る必要がある。
【0003】従来はX線信号を光電子に変換し、出力蛍
光面で十分な輝度が得られるように円筒状電子レンズを
用いて信号を空間的に圧縮して電流密度を高め、出力蛍
光面に結像させている。
【0004】しかし、この電子レンズの方法は空間的な
圧縮比を高くすると焦点距離が長くなる欠点があり、X
線イメージインテンシファイアを小型化できない問題が
あった。
【0005】そこで、X線イメージインテンシファイア
を小型化させる発明として例えば特開昭53-63859号公報
に公開されている。このX線イメージインテンシファイ
アは、全体が真空容器で構成され、真空容器の一端に入
力窓があり、真空容器内部にX線を蛍光に変換する入力
蛍光面、蛍光を光電子に変換する光電面および光電子を
可視光に変換する出力蛍光面が順次配列されている。こ
の出力蛍光面はガラス基板上に形成されており、ガラス
基板の端部で金属製容器に真空封止されており、入力蛍
光面と出力蛍光面を平行にして近接させることによりX
線イメージインテンシファイアを小型化させている。ま
た、米国特許第4300046 号明細書によれば、光電子の増
幅器としてMCP(Micro Channel Plate) を用いてい
る。一方、出力蛍光面での可視像はたとえばCCDカメ
ラなどの撮像素子を介して映像信号に変換される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のとおり、従来形
のX線イメージインテンシファイアでは円筒状電子レン
ズを使用しているため、真空管の大きさを小型化できな
い問題がある。また、特開昭53-63859号公報および米国
特許第4300046 号明細書に示されているように、直接出
力画像を観察する装置では入力画像と出力画像の面積比
は1:1である。従って、大きな画像を入力するためには
出力蛍光面の面積もそれに応じて広くする必要がある。
前述したとおり、出力蛍光面は可視光像を透過させるた
めに通常、ガラス基板で構成されその周囲を真空封止し
ている。ガラス基板を真空容器の一部に構成する場合
は、大気との圧力差によってガラスが破損しないように
ガラス基板は厚くする必要がある。そのため、出力蛍光
面の面積が広くなるとガラス基板にかかる応力が増加す
るのでガラス基板の厚みはさらに増加し、重量も増す。
さらにこのガラス基板を保持するために外囲器も大型化
する欠点がある。この発明は、上記問題点に鑑み発明さ
れたもので、小型で軽量なX線イメージインテンシファ
イアを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、X線を透過
する入力窓を有する真空容器の内部にX線を蛍光に変換
する入力蛍光面と、該蛍光面からの蛍光を光電子に変換
し、該光電子を増強する手段を介して可視光に変換する
出力蛍光面とを具備するX線イメージインテンシファイ
アにおいて、前記出力蛍光面の出力側に間隙をおいて前
記出力蛍光面の面積より小なる面積の出力窓を設けたこ
とを特徴とするX線イメージインテンシファイアであ
る。
【0008】また、上記の光電子を増強する手段は光電
面と出力蛍光面との間に電子増倍器を配置してなること
を特徴とするX線イメージインテンシファイアである。
さらに上記の出力窓が複数個真空封止されたことを特徴
とするX線イメージインテンシファイアである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1はこの発明の実施の形態を示
している。すなわち、X線イメージインテンシファイア
は有底筒状の金属製真空容器1で構成され、金属製真空
容器1の一端側に金属製真空容器1から張り出されたフ
ランジ部1aに例えばAlまたはAl合金からなる入力窓が2
が溶接等の気密接合手段により配設されている。入力窓
2と離隔し金属製真空容器1内に配設された透明なガラ
スよりなる入力基板3の表面には、X線像を可視光像に
変換する入力蛍光面4およびこの入力蛍光面4で変換さ
れた可視光像を光電子像に変換する光電面5が設けられ
ている。さらに金属製真空容器1の内部には入力蛍光面
4とほぼ等しい面積で可視光を透過する可視光透過部材
7が入力蛍光面4に対し平行に離隔して設けられ、この
可視光透過部材7の入力蛍光面4側表面には光電子を可
視光に変換する出力蛍光面6が形成されている。可視光
透過部材7は、例えば透明なガラス板が用いられる。可
視光透過部材7は真空内部であるため振動などで破損し
ない程度の機械的強度があれば厚くする必要はない。さ
らに可視光透過部材7には入力蛍光面4に対して正の電
位を与え、光電面5から放出された光電子像を加速して
出力蛍光面7で可視光像を発生する。そして金属製真空
容器1の入力窓2と対向する他端側には金属製真空容器
1の有底部に形成された孔部1bに気密接合し入力蛍光面
4よりも小さな面積で可視光を透過する出力窓8が配設
されている。この出力窓8の近傍にはには出力画像を撮
像するため、必要に応じ光学レンズを介し図示しないC
CDカメラなどの撮像素子が配設され、出力蛍光面6で
変換された画像を映像信号として取り出す。
【0010】この実施の形態によれば、円筒形の電子レ
ンズを用いないため、画像のひずみが少なく、さらに出
力蛍光面6とは別に入力蛍光面4よりも面積の小さな面
積の観測用の出力窓8を設けているので、入力画像の面
積が大きくなっても観測用の出力窓8の面積を広くする
必要がない。
【0011】したがって、出力窓8の厚みも大きくする
必要がないため、取り扱いも容易になり、大きな面積の
入力画像を扱うことができ、さらに軽量化できる利点が
ある。
【0012】さらにCCDカメラ付きの円筒電子レンズ
を用いた従来のX線イメージインテンシファイアは電子
レンズ形成のため全長が長くなるのに対し、この実施例
の形態によれば出力画像を撮像するカメラを含めてもそ
の全長は短くなる。
【0013】次に、本発明の実施の形態の他の実施例に
ついて図2を参照して説明する。なお、図1に対応する
部分は同一符号を付し、重複する部分は説明を省略す
る。図2は光電面5と出力蛍光面6との間に電子増倍器
例えばマイクロチャンネルプレート(以下、MCPと記
す)9を設けた例である。このMCP9の構造は図示し
ないが、例えば、多数の微小孔を形成した導電板と、同
様に多数の微小孔を形成した絶縁板をそれぞれの微小孔
の位置が重なるように交互に積層し、かつそれぞれの微
小孔部に二次電子放射材料例えば、MgOを被覆してな
るものである。このようなMCPによって電子数を増加
させ、出力蛍光面6の可視光像の輝度を上げている。こ
の実施例の形態においても前述した第一の実施の形態と
同様な効果が得られる。
【0014】次に、本発明の実施の形態のさらに他の実
施例について図3及び図4を参照して説明する。なお、
図1に対応する部分は同一符号を付し、重複する部分は
説明を省略する。
【0015】この実施例は、前記出力窓8が出力画像を
分割撮像可能な位置に複数個例えば4個真空容器1に形
成された孔部に配置した例である。出力窓8から観測で
きる視野には限界があり、本実施例では有効視野11が相
当する。入力蛍光面4の面積に応じて出力蛍光面6の面
積が広くなっていくと、出力蛍光面6全体の可視光像を
一つの出力窓8から観測するためには出力蛍光面6と出
力窓8までの距離を広げる必要がある。出力窓8からC
CDカメラなどの画像素子10を用いて可視光像を観測
する場合には、画像素子10の画素数で解像度が制限さ
れてしまうなどの問題が生じる。そこで、出力蛍光面6
の面積がある程度広い場合には図3に示すように、観測
用の出力窓8を複数個例えば4個配置し、複数個の画像
素子10で出力蛍光面6の全体が有効視野11に入るよ
うに構成する。斯くして近接する画像素子10の有効視
野11は一部重なり合う部分12が生じる。このような
構成にすれば、出力蛍光面6と出力窓8との距離を近づ
けることができ、さらに画像素子10の画素数で解像度
が制限されることが緩和できる。
【0016】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば簡易な構
造で小型かつ、軽量なX線イメージインテンシファイア
を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る一実施形態のX線イメージイン
テンシファイアを示す概略断面図である。
【図2】この発明に係る他の実施形態のX線イメージイ
ンテンシファイアを示す概略断面図である。
【図3】この発明に係るさらに他の実施形態のX線イメ
ージインテンシファイアを示す概略断面図である。
【図4】図3の出力側からみた正面図である。
【符号の説明】
1:真空容器 2:入力窓 3:入力基板 4:入力蛍光面 5:光電面 6:出力蛍光面 7:可視光透過部材 8:出力窓 9:電子増倍器 11:画像素子 12:有効視野

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線を透過する入力窓を有する真空容器
    の内部にX線を蛍光に変換する入力蛍光面と、該蛍光面
    からの蛍光を光電子に変換し、該光電子を増強する手段
    を介して可視光に変換する出力蛍光面とを具備するX線
    イメージインテンシファイアにおいて、 前記出力蛍光面の出力側に間隙をおいて前記出力蛍光面
    の面積より小なる面積の出力窓を設けたことを特徴とす
    るX線イメージインテンシファイア。
  2. 【請求項2】 前記光電子を増強する手段は前記光電面
    と前記出力蛍光面との間に電子増倍器を配置してなるこ
    とを特徴とする請求項1記載のX線イメージインテンシ
    ファイア。
  3. 【請求項3】 前記電子増倍器はマイクロチャンネルプ
    レートを用いることを特徴とする請求項2記載のX線イ
    メージインテンシファイア。
  4. 【請求項4】 前記出力窓が出力画像を分割撮像可能な
    位置に複数個気密に配設されていることを特徴とする請
    求項1乃至請求項3記載のX線イメージインテンシファ
    イア。
JP11202501A 1999-07-16 1999-07-16 X線イメージインテンシファイア Pending JP2001035426A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007026785A (ja) * 2005-07-13 2007-02-01 Hamamatsu Photonics Kk 光電面、並びに、それを備える光電子増倍管、x線発生装置、紫外線イメージ管及びx線イメージインテンシファイア
WO2020147631A1 (zh) * 2019-01-18 2020-07-23 茆占湖 一种平板倍增影像增强器及倍增方法

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