JP2001034955A - 光ピックアップ - Google Patents
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- JP2001034955A JP2001034955A JP11202278A JP20227899A JP2001034955A JP 2001034955 A JP2001034955 A JP 2001034955A JP 11202278 A JP11202278 A JP 11202278A JP 20227899 A JP20227899 A JP 20227899A JP 2001034955 A JP2001034955 A JP 2001034955A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】オフセット電流を流すことなく、ワーキングデ
ィスタンスをCD駆動用、DVD駆動用のいずれかに設
定することのできる光ピックアップを提供すること。 【解決手段】光学ベース9に、2本の支持軸10a,1
0bを設置し、ダンパーベース5に形成された透孔8
a,8bを支持軸10a,10bに摺動可能に係合させ
る。支持軸10a,10bの上面部11aおよび下面部
11bにはそれぞれ、マグネット12a,12bが配置
されている。ダンパーベース5には、鉄心6a入りの電
磁石6が設けられているので、この電磁石6に接続され
るリード線7aにある方向の直流電流を流すと、この電
磁石はマグネット12aに引き付けられ、かつ、マグネ
ット12bとは反発しあうので、電磁石6、ひいてはダ
ンパーベース5は支持軸の上面部11aと接触して固定
される。また、電流の方向を逆転させると、今度はダン
パーベース5は支持軸の下面部11bと接触して固定さ
れる。これにより、ワーキングディスタンスを適宜変更
することができる。
ィスタンスをCD駆動用、DVD駆動用のいずれかに設
定することのできる光ピックアップを提供すること。 【解決手段】光学ベース9に、2本の支持軸10a,1
0bを設置し、ダンパーベース5に形成された透孔8
a,8bを支持軸10a,10bに摺動可能に係合させ
る。支持軸10a,10bの上面部11aおよび下面部
11bにはそれぞれ、マグネット12a,12bが配置
されている。ダンパーベース5には、鉄心6a入りの電
磁石6が設けられているので、この電磁石6に接続され
るリード線7aにある方向の直流電流を流すと、この電
磁石はマグネット12aに引き付けられ、かつ、マグネ
ット12bとは反発しあうので、電磁石6、ひいてはダ
ンパーベース5は支持軸の上面部11aと接触して固定
される。また、電流の方向を逆転させると、今度はダン
パーベース5は支持軸の下面部11bと接触して固定さ
れる。これにより、ワーキングディスタンスを適宜変更
することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CDおよびDVD
に兼用して使用可能な光ピックアップに関する。
に兼用して使用可能な光ピックアップに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、CD(コンパクトディスク)装
置やDVD(ディジタルビデオディスク)装置は、光デ
ィスク(CDまたはDVD)に記録されたデータを読み
取るために、光ピックアップを搭載している。光ピック
アップは、対物レンズを具備しており、レーザダイオー
ド等のレーザ光照射手段より照射されるレーザ光を対物
レンズを介して光ディスクのデータ記録面に照射すると
共に、このデータ記録面で反射したレーザ光を読取デー
タとして光検出器で検出する。そして、検出されたデー
タは、後段のデータ処理装置で映像データや楽音データ
として再生処理される。
置やDVD(ディジタルビデオディスク)装置は、光デ
ィスク(CDまたはDVD)に記録されたデータを読み
取るために、光ピックアップを搭載している。光ピック
アップは、対物レンズを具備しており、レーザダイオー
ド等のレーザ光照射手段より照射されるレーザ光を対物
レンズを介して光ディスクのデータ記録面に照射すると
共に、このデータ記録面で反射したレーザ光を読取デー
タとして光検出器で検出する。そして、検出されたデー
タは、後段のデータ処理装置で映像データや楽音データ
として再生処理される。
【0003】また、昨今において、CD装置とDVD装
置とを兼用し、1台の装置でCD、DVDの双方を駆動
させることのできる装置が実用に供されている。
置とを兼用し、1台の装置でCD、DVDの双方を駆動
させることのできる装置が実用に供されている。
【0004】CD装置とDVD装置とでは、対物レンズ
と光ディスク表面との距離(以下これを、ワーキングデ
ィスタンスという)が異なるため、1つの光ピックアッ
プで、CD駆動用の光ピックアップと、DVD駆動用の
光ピックアップとを兼用するためには、光ディスクの種
類に応じてワーキングディスタンスを調整する必要があ
り、従来においては、対物レンズの光軸方向に向けてオ
フセットをかけて、ワーキングディスタンスを調整する
方法が採用されていた。
と光ディスク表面との距離(以下これを、ワーキングデ
ィスタンスという)が異なるため、1つの光ピックアッ
プで、CD駆動用の光ピックアップと、DVD駆動用の
光ピックアップとを兼用するためには、光ディスクの種
類に応じてワーキングディスタンスを調整する必要があ
り、従来においては、対物レンズの光軸方向に向けてオ
フセットをかけて、ワーキングディスタンスを調整する
方法が採用されていた。
【0005】すなわち、光ピックアップは、対物レンズ
を該対物レンズの光軸方向(フォーカス方向)に微調整
することができるように、サスペンションワイヤ、およ
びフォーカスコイルを具備しており、従来においては、
このフォーカスコイルにオフセット用の電流を流すこと
により、ワーキングディスタンスを調整していた。
を該対物レンズの光軸方向(フォーカス方向)に微調整
することができるように、サスペンションワイヤ、およ
びフォーカスコイルを具備しており、従来においては、
このフォーカスコイルにオフセット用の電流を流すこと
により、ワーキングディスタンスを調整していた。
【0006】ところが、このような従来の調整方法で
は、フォーカスコイルに常時微弱電流を流し続ける必要
があるので、消費電力が多くなり、また、サスペンショ
ンワイヤに加えられる負担が大きくなるので、故障の原
因となっていた。
は、フォーカスコイルに常時微弱電流を流し続ける必要
があるので、消費電力が多くなり、また、サスペンショ
ンワイヤに加えられる負担が大きくなるので、故障の原
因となっていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
におけるCD装置とDVD装置とを兼用した駆動装置で
は、ワーキングディスタンスを調整するために、フォー
カスコイルに電流を流し続ける必要があり、このため消
費電力が多くなり、かつ、サスペンションワイヤに加え
られれる負担が大きくなるという問題が発生していた。
におけるCD装置とDVD装置とを兼用した駆動装置で
は、ワーキングディスタンスを調整するために、フォー
カスコイルに電流を流し続ける必要があり、このため消
費電力が多くなり、かつ、サスペンションワイヤに加え
られれる負担が大きくなるという問題が発生していた。
【0008】この発明はこのような従来の課題を解決す
るためになされたものであり、その目的とするところ
は、例えば、CD駆動時、DVD駆動時のいずれの場合
にもオフセット電流を流す必要がなく、また、サスペン
ションワイヤへの負担を軽減することのできる光ピック
アップを提供することにある。
るためになされたものであり、その目的とするところ
は、例えば、CD駆動時、DVD駆動時のいずれの場合
にもオフセット電流を流す必要がなく、また、サスペン
ションワイヤへの負担を軽減することのできる光ピック
アップを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(8)の本発明により達成される。
(1)〜(8)の本発明により達成される。
【0010】(1) 対物レンズからディスクのデータ
記録面までの距離が異なる複数種の光ディスクを駆動す
る光ディスク駆動装置に用いられる光ピックアップであ
って、対物レンズが搭載されるレンズホルダと、該レン
ズホルダを複数本のサスペンションワイヤを介して上
下、左右方向に変位可能に支持するダンパーベースと、
該ダンパーベースを上下動可能に支持する光学ベース
と、を具備し、前記ダンパーベースを前記光学ベースに
対して上下方向に移動させて、前記対物レンズとディス
クとの距離を変更することを特徴とする光ピックアッ
プ。
記録面までの距離が異なる複数種の光ディスクを駆動す
る光ディスク駆動装置に用いられる光ピックアップであ
って、対物レンズが搭載されるレンズホルダと、該レン
ズホルダを複数本のサスペンションワイヤを介して上
下、左右方向に変位可能に支持するダンパーベースと、
該ダンパーベースを上下動可能に支持する光学ベース
と、を具備し、前記ダンパーベースを前記光学ベースに
対して上下方向に移動させて、前記対物レンズとディス
クとの距離を変更することを特徴とする光ピックアッ
プ。
【0011】(2) 対物レンズからディスクのデータ
記録面までの距離が異なる複数種の光ディスクを駆動す
る光ディスク駆動装置に用いられる光ピックアップであ
って、対物レンズが搭載されるレンズホルダと、該レン
ズホルダを複数本のサスペンションワイヤを介して上
下、左右方向に変位可能に支持するダンパーベースと、
該ダンパーベースを上下動可能に支持する光学ベース
と、前記ダンパーベースを前記光学ベースの、上側位置
または下側位置に移動させ得る移動手段と、前記ダンパ
ーベースを前記上側位置または下側位置で固定する固定
手段と、を具備したことを特徴とする光ピックアップ。
記録面までの距離が異なる複数種の光ディスクを駆動す
る光ディスク駆動装置に用いられる光ピックアップであ
って、対物レンズが搭載されるレンズホルダと、該レン
ズホルダを複数本のサスペンションワイヤを介して上
下、左右方向に変位可能に支持するダンパーベースと、
該ダンパーベースを上下動可能に支持する光学ベース
と、前記ダンパーベースを前記光学ベースの、上側位置
または下側位置に移動させ得る移動手段と、前記ダンパ
ーベースを前記上側位置または下側位置で固定する固定
手段と、を具備したことを特徴とする光ピックアップ。
【0012】(3) 前記光学ベースは、上下方向に向
けた支持軸を有すると共に、前記ダンパーベースは、該
支持軸に対して摺動可能に係合され、前記光学ベースの
支持軸上端および下端と、前記ダンパーベースのうち、
一方には固定用マグネットが配置され、他方には電磁石
が配置され、前記電磁石に直流電流を可逆的に流して発
生する電磁力により、前記ダンパーベースを支持軸上端
または支持軸下端の何れかに固定させて、前記対物レン
ズとディスクとの距離を変更する上記(1)または
(2)に記載の光ピックアップ。
けた支持軸を有すると共に、前記ダンパーベースは、該
支持軸に対して摺動可能に係合され、前記光学ベースの
支持軸上端および下端と、前記ダンパーベースのうち、
一方には固定用マグネットが配置され、他方には電磁石
が配置され、前記電磁石に直流電流を可逆的に流して発
生する電磁力により、前記ダンパーベースを支持軸上端
または支持軸下端の何れかに固定させて、前記対物レン
ズとディスクとの距離を変更する上記(1)または
(2)に記載の光ピックアップ。
【0013】(4) 前記電磁石に直流電流を流して、
前記ダンパーベースを前記支持軸上端または支持軸下端
に固定させた後、前記電磁石への通電を停止する上記
(3)に記載の光ピックアップ。
前記ダンパーベースを前記支持軸上端または支持軸下端
に固定させた後、前記電磁石への通電を停止する上記
(3)に記載の光ピックアップ。
【0014】(5) 前記光学ベースは、上下方向に向
けた支持軸を有し、かつ、前記ダンパーベースは該支持
軸に対して摺動可能に係合され、前記ダンパーベースと
前記光学ベースのうち、一方には、磁路形成用マグネッ
トを具備し前記支持軸に同心的に配置される内側ヨーク
及び外側ヨークが配置され、他方には、前記内側ヨーク
と外側ヨークとの間に配置される駆動コイルが搭載さ
れ、前記駆動コイルに電流を流すことにより発生する電
磁力で前記ダンパーベースを支持軸に対して摺動させ、
前記対物レンズとディスクとの距離を変更する上記
(1)または(2)に記載の光ピックアップ。
けた支持軸を有し、かつ、前記ダンパーベースは該支持
軸に対して摺動可能に係合され、前記ダンパーベースと
前記光学ベースのうち、一方には、磁路形成用マグネッ
トを具備し前記支持軸に同心的に配置される内側ヨーク
及び外側ヨークが配置され、他方には、前記内側ヨーク
と外側ヨークとの間に配置される駆動コイルが搭載さ
れ、前記駆動コイルに電流を流すことにより発生する電
磁力で前記ダンパーベースを支持軸に対して摺動させ、
前記対物レンズとディスクとの距離を変更する上記
(1)または(2)に記載の光ピックアップ。
【0015】(6) 前記光学ベースの支持軸上端と、
前記ダンパーベースの上面のうち、一方に、固定用マグ
ネットを配置し、他方に、金属片を配置し、前記光学ベ
ースの支持軸下端と、前記ダンパーベースの下面のう
ち、一方に、固定用マグネットを配置し、他方に、金属
片を配置した上記(5)に記載の光ピックアップ。
前記ダンパーベースの上面のうち、一方に、固定用マグ
ネットを配置し、他方に、金属片を配置し、前記光学ベ
ースの支持軸下端と、前記ダンパーベースの下面のう
ち、一方に、固定用マグネットを配置し、他方に、金属
片を配置した上記(5)に記載の光ピックアップ。
【0016】(7) 前記駆動コイルに直流電流を流し
て、前記ダンパーベースを前記支持軸上端または支持軸
下端に固定させた後、前記駆動コイルへの通電を停止す
る上記(5)または(6)に記載の光ピックアップ。
て、前記ダンパーベースを前記支持軸上端または支持軸
下端に固定させた後、前記駆動コイルへの通電を停止す
る上記(5)または(6)に記載の光ピックアップ。
【0017】(8) 前記光ディスクには、CDおよび
DVDが含まれる上記(1)ないし(7)のいずれかに
記載の光ピックアップ。
DVDが含まれる上記(1)ないし(7)のいずれかに
記載の光ピックアップ。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は、本発明が適用された光ピッ
クアップ1の構成を示す側面図、図2は、図1における
A−A矢視図、図3は図1におけるB−B矢視図をそれ
ぞれ示している。なお、本発明におけるCD(コンパク
トディスク)とは、CD−DA(オーディオCD)、C
D−ROM、CD−R、CD−RW等を含むものであ
り、また、DVD(ディジタルビデオディスク)とは、
DVD−ROM、DVD−R、DVD−RAM、DVD
−RW等を含むものである。
基づいて説明する。図1は、本発明が適用された光ピッ
クアップ1の構成を示す側面図、図2は、図1における
A−A矢視図、図3は図1におけるB−B矢視図をそれ
ぞれ示している。なお、本発明におけるCD(コンパク
トディスク)とは、CD−DA(オーディオCD)、C
D−ROM、CD−R、CD−RW等を含むものであ
り、また、DVD(ディジタルビデオディスク)とは、
DVD−ROM、DVD−R、DVD−RAM、DVD
−RW等を含むものである。
【0019】図1〜図3に示すように、この光ピックア
ップ1は、対物レンズ2を保持するレンズホルダ3と、
該レンズホルダ3をサスペンションワイヤ4を介して上
下方向および左右方向に変位可能に支持するダンパーベ
ース5と、該ダンパーベース5を保持する光学ベース9
と、を有している。
ップ1は、対物レンズ2を保持するレンズホルダ3と、
該レンズホルダ3をサスペンションワイヤ4を介して上
下方向および左右方向に変位可能に支持するダンパーベ
ース5と、該ダンパーベース5を保持する光学ベース9
と、を有している。
【0020】ダンパーベース5は、図2に示すように中
央部に鉄心6a入りの電磁石6が配置されており、この
電磁石6はリード線7aを介して図示省略のFPC(フ
レキシブルプリント基板)へ接続されている。この電磁
石6には、FPC側からプラス極、マイナス極の切り換
えができるように直流電流が供給されるようになってい
る。したがって、電磁石6に供給する電圧の極性をある
方向に設定すると、図1に示すように電磁石6に発生す
る磁界の方向を、ダンパーベース5の上側がS極、下側
がN極となるように設定することができる。また、極性
を反転させると、図示とは反対の方向、すなわち、ダン
パーベース5の上側がN極、下側がS極となるように設
定することが可能である。
央部に鉄心6a入りの電磁石6が配置されており、この
電磁石6はリード線7aを介して図示省略のFPC(フ
レキシブルプリント基板)へ接続されている。この電磁
石6には、FPC側からプラス極、マイナス極の切り換
えができるように直流電流が供給されるようになってい
る。したがって、電磁石6に供給する電圧の極性をある
方向に設定すると、図1に示すように電磁石6に発生す
る磁界の方向を、ダンパーベース5の上側がS極、下側
がN極となるように設定することができる。また、極性
を反転させると、図示とは反対の方向、すなわち、ダン
パーベース5の上側がN極、下側がS極となるように設
定することが可能である。
【0021】また、図2,図3に示すように、ダンパー
ベース5の両端部には、透孔8a,8bが穿設されてお
り、かつ、レンズホルダ3を支持するためのサスペンシ
ョンワイヤ4が4本搭載されている。サスペンションワ
イヤ4は、リード線7bを介してFPCへ接続されてい
る。
ベース5の両端部には、透孔8a,8bが穿設されてお
り、かつ、レンズホルダ3を支持するためのサスペンシ
ョンワイヤ4が4本搭載されている。サスペンションワ
イヤ4は、リード線7bを介してFPCへ接続されてい
る。
【0022】また、光学ベース9は、図1に示すように
断面コ字型形状を成し、2本の支持軸10a,10bを
有する摺動部11を具備しており、支持軸10a,10
bは、ダンパーベース5に形成された透孔8a,8bに
係合されている。さらに、摺動部11の上面部11aお
よび下面部11bには、それぞれマグネット(固定用マ
グネット)12a,12bが埋め込まれており、このう
ち上面側のマグネット12aは、下側がN極、上側がS
極とされ、下面側のマグネット12bは、上側がN極、
下側がS極とされている。なお、図1に示す符号13
は、CD、DVD等の光ディスクを示す符号である。
断面コ字型形状を成し、2本の支持軸10a,10bを
有する摺動部11を具備しており、支持軸10a,10
bは、ダンパーベース5に形成された透孔8a,8bに
係合されている。さらに、摺動部11の上面部11aお
よび下面部11bには、それぞれマグネット(固定用マ
グネット)12a,12bが埋め込まれており、このう
ち上面側のマグネット12aは、下側がN極、上側がS
極とされ、下面側のマグネット12bは、上側がN極、
下側がS極とされている。なお、図1に示す符号13
は、CD、DVD等の光ディスクを示す符号である。
【0023】次に、上記のように構成された本実施形態
の作用について説明する。図4(a)はCDを駆動させ
るときの対物レンズ2とCD13aとの距離を示す説明
図、同図(b)はDVDを駆動させるときの対物レンズ
2とDVD13bとの距離を示す説明図である。同図か
ら理解されるように、CD13a、DVD13b共に厚
さは1.2mm程度であるが、CD13aとDVD13
bとは、データの記録面(データ記録面)の厚さ方向
(光軸方向)の位置が異なる。すなわち、データの記録
面は、CD13aがディスクの底面であるのに対して、
DVD13bはディスクの中間面となっている。
の作用について説明する。図4(a)はCDを駆動させ
るときの対物レンズ2とCD13aとの距離を示す説明
図、同図(b)はDVDを駆動させるときの対物レンズ
2とDVD13bとの距離を示す説明図である。同図か
ら理解されるように、CD13a、DVD13b共に厚
さは1.2mm程度であるが、CD13aとDVD13
bとは、データの記録面(データ記録面)の厚さ方向
(光軸方向)の位置が異なる。すなわち、データの記録
面は、CD13aがディスクの底面であるのに対して、
DVD13bはディスクの中間面となっている。
【0024】対物レンズ5とCD13aの表面との間の
距離、すなわち、CD駆動時のワーキングディスタンス
L1は、1.36mm程度であり、対物レンズ2とDV
D13bの表面との間の距離、すなわち、DVD13b
駆動時のワーキングディスタンスL2は1.70mm程
度である。
距離、すなわち、CD駆動時のワーキングディスタンス
L1は、1.36mm程度であり、対物レンズ2とDV
D13bの表面との間の距離、すなわち、DVD13b
駆動時のワーキングディスタンスL2は1.70mm程
度である。
【0025】そして、本実施形態の光ピックアップ1で
は、ダンパーベース5(図1参照)が支持軸10a,1
0bの最上端に位置しているときに、対物レンズ2とデ
ィスク表面との距離が1.36mmになるように設定さ
れ、ダンパーベース5が支持軸10a,10bの最下端
に位置しているときに、対物レンズ2とディスク表面と
の距離が1.70mmになるように設定されている。
は、ダンパーベース5(図1参照)が支持軸10a,1
0bの最上端に位置しているときに、対物レンズ2とデ
ィスク表面との距離が1.36mmになるように設定さ
れ、ダンパーベース5が支持軸10a,10bの最下端
に位置しているときに、対物レンズ2とディスク表面と
の距離が1.70mmになるように設定されている。
【0026】したがって、電磁石6の2本のリード線7
a(図2参照)に所定方向に直流電流を流し、該電磁石
6の上側がS極、下側がN極となるように設定すると、
図5(a)に示すように、電磁石6は上側のマグネット
12aに引き付けられると共に、下側のマグネット12
bとは反発し合うので、ダンパーベース5はコ字形状の
上面部11aに引き付けられた状態で安定することにな
る。その結果、対物レンズ2とディスク表面との間のワ
ーキングディスタンスが1.36mmとなり、CD13
aを駆動させることができる。
a(図2参照)に所定方向に直流電流を流し、該電磁石
6の上側がS極、下側がN極となるように設定すると、
図5(a)に示すように、電磁石6は上側のマグネット
12aに引き付けられると共に、下側のマグネット12
bとは反発し合うので、ダンパーベース5はコ字形状の
上面部11aに引き付けられた状態で安定することにな
る。その結果、対物レンズ2とディスク表面との間のワ
ーキングディスタンスが1.36mmとなり、CD13
aを駆動させることができる。
【0027】ダンパーベース5が上面部11aに引き付
けられた状態で、電磁石6への電流(電圧)の供給を停
止させても、電磁石6の鉄心6aとマグネット12aと
が互いに引き付け合うので、この状態が保持されること
になる。
けられた状態で、電磁石6への電流(電圧)の供給を停
止させても、電磁石6の鉄心6aとマグネット12aと
が互いに引き付け合うので、この状態が保持されること
になる。
【0028】こうして、CD13aを駆動(記録および
/または再生)するCD駆動モード(第1のモード)に
設定される。
/または再生)するCD駆動モード(第1のモード)に
設定される。
【0029】また、電磁石6へ供給する電圧の極性を反
転させると、今度は図5(b)に示すように、電磁石6
の上側がN極、下側がS極となるので、該電磁石6は上
側のマグネット12aとは反発し合い、下側のマグネッ
ト12bとは引き付け合うことになる。したがって、ダ
ンパーベース5はコ字形状部の下面部11bに引き付け
られた状態で安定することになる。その結果、対物レン
ズ2とディスク表面との間のワーキングディスタンスが
1.70mmとなり、DVD13bを駆動させることが
できる。
転させると、今度は図5(b)に示すように、電磁石6
の上側がN極、下側がS極となるので、該電磁石6は上
側のマグネット12aとは反発し合い、下側のマグネッ
ト12bとは引き付け合うことになる。したがって、ダ
ンパーベース5はコ字形状部の下面部11bに引き付け
られた状態で安定することになる。その結果、対物レン
ズ2とディスク表面との間のワーキングディスタンスが
1.70mmとなり、DVD13bを駆動させることが
できる。
【0030】ダンパーベース5が下面部11bに引き付
けられた状態で電磁石6への電流の供給を停止させて
も、電磁石の鉄心とマグネット12bとが互いに引き付
け合うので、この状態が保持されることになる。
けられた状態で電磁石6への電流の供給を停止させて
も、電磁石の鉄心とマグネット12bとが互いに引き付
け合うので、この状態が保持されることになる。
【0031】こうして、DVD13bを駆動(記録およ
び/または再生)するDVD駆動モード(第2のモー
ド)に設定される。
び/または再生)するDVD駆動モード(第2のモー
ド)に設定される。
【0032】このようにして、本実施形態に係る光ピッ
クアップ1では、ダンパーベース5に搭載された電磁石
6のリード線7aに、極性を切り換えて直流電流を与え
ることにより、電磁石6に発生する磁界の方向(電磁石
6の極性)を変化させて、ダンパーベース5をコ字形状
部の上面部11aまたは下面部11bに接触させること
ができ、これによりワーキングディスタンスをCD駆動
用、およびDVD駆動用のいずれかに切り換えることが
できる。
クアップ1では、ダンパーベース5に搭載された電磁石
6のリード線7aに、極性を切り換えて直流電流を与え
ることにより、電磁石6に発生する磁界の方向(電磁石
6の極性)を変化させて、ダンパーベース5をコ字形状
部の上面部11aまたは下面部11bに接触させること
ができ、これによりワーキングディスタンスをCD駆動
用、およびDVD駆動用のいずれかに切り換えることが
できる。
【0033】したがって、従来のように、フォーカスコ
イルにオフセット用の電圧を印加し続けることなく、ワ
ーキングディスタンスを切り換えることができるので、
消費電力および発熱を低減でき、また、サスペンション
ワイヤ4に大きな負担をかけることがなくなる。
イルにオフセット用の電圧を印加し続けることなく、ワ
ーキングディスタンスを切り換えることができるので、
消費電力および発熱を低減でき、また、サスペンション
ワイヤ4に大きな負担をかけることがなくなる。
【0034】また、フォーカスコイルにオフセット用の
電圧を印加し続ける必要がないので、フォーカス制御上
有利であり、これにより、高速回転に対応することがで
きる。
電圧を印加し続ける必要がないので、フォーカス制御上
有利であり、これにより、高速回転に対応することがで
きる。
【0035】なお、この光ピックアップ1は、前述した
モードの設定が、例えば、使用者(作業者)がモード切
替スイッチ(図示せず)を操作してなされるように構成
されてもよく、また、判別手段(図示せず)により、装
着された光ディスクの種類が判別され、その結果に応じ
て自動的になされるように構成されてもよい。
モードの設定が、例えば、使用者(作業者)がモード切
替スイッチ(図示せず)を操作してなされるように構成
されてもよく、また、判別手段(図示せず)により、装
着された光ディスクの種類が判別され、その結果に応じ
て自動的になされるように構成されてもよい。
【0036】また、前記実施形態では、ワーキングディ
スタンスL1が1.36mm、ワーキングディスタンス
L2が1.70mmになるように構成しているが、本発
明では、L1、L2はこれに限らない。
スタンスL1が1.36mm、ワーキングディスタンス
L2が1.70mmになるように構成しているが、本発
明では、L1、L2はこれに限らない。
【0037】図6は上記した実施形態の、摺動部11の
変形例(摺動部21)を示す平面図、図7は図6に示す
C−C断面図を示している。図6に示すようにこの摺動
部21は、透孔8a,8bのそれぞれの周囲部に軸摺動
機構22a,22bが配置されており、該軸摺動機構2
2a,22bを駆動させることにより、ダンパーベース
5を上下方向にスライド移動させる構成を有する。
変形例(摺動部21)を示す平面図、図7は図6に示す
C−C断面図を示している。図6に示すようにこの摺動
部21は、透孔8a,8bのそれぞれの周囲部に軸摺動
機構22a,22bが配置されており、該軸摺動機構2
2a,22bを駆動させることにより、ダンパーベース
5を上下方向にスライド移動させる構成を有する。
【0038】図7に示すように、軸摺動機構22a(2
2b)は、光学ベース9の摺動部21の下面部11bに
固定され、支持軸10a(10b)に対して同心状に配
置される内側ヨーク23と、この内側ヨーク23よりも
外側に配置される外側ヨーク24とを具備しており、さ
らに、外側ヨーク24の内面にはマグネット(磁路形成
用マグネット)25が取り付けられている。
2b)は、光学ベース9の摺動部21の下面部11bに
固定され、支持軸10a(10b)に対して同心状に配
置される内側ヨーク23と、この内側ヨーク23よりも
外側に配置される外側ヨーク24とを具備しており、さ
らに、外側ヨーク24の内面にはマグネット(磁路形成
用マグネット)25が取り付けられている。
【0039】また、ダンパーベース5側の、内側ヨーク
23と外側ヨーク24との間には、駆動コイル26が巻
回されている。したがって、この駆動コイル26に可逆
的に直流電流を流すと、フレミング左手の法則により決
定される方向に電磁力が発生し、この電磁力によってダ
ンパーベース5は支持軸10a(10b)に沿って上下
方向に摺動することになる。
23と外側ヨーク24との間には、駆動コイル26が巻
回されている。したがって、この駆動コイル26に可逆
的に直流電流を流すと、フレミング左手の法則により決
定される方向に電磁力が発生し、この電磁力によってダ
ンパーベース5は支持軸10a(10b)に沿って上下
方向に摺動することになる。
【0040】つまり、図6に示すリード線27に、ある
極性で直流電圧を印加し、図7に示す駆動コイル26に
直流電流を流すと、この直流電流に起因して発生する電
磁力により、ダンパーベース5を上方にスライドさせて
該ダンパーベース5を上面部11aに接触させることが
できる。これにより、ワーキングディスタンスをCD駆
動用に合わせることができる。
極性で直流電圧を印加し、図7に示す駆動コイル26に
直流電流を流すと、この直流電流に起因して発生する電
磁力により、ダンパーベース5を上方にスライドさせて
該ダンパーベース5を上面部11aに接触させることが
できる。これにより、ワーキングディスタンスをCD駆
動用に合わせることができる。
【0041】このとき、図6に示すように、ダンパーベ
ース5の上面側に設置された金属片29aが上面部11
aに埋め込まれたマグネット(固定用マグネット)28
aに引き付けられて固定されるので、駆動コイル26へ
の電流の供給を停止しても、ダンパーベース5は上面部
11aに固定された状態を保持することになる。
ース5の上面側に設置された金属片29aが上面部11
aに埋め込まれたマグネット(固定用マグネット)28
aに引き付けられて固定されるので、駆動コイル26へ
の電流の供給を停止しても、ダンパーベース5は上面部
11aに固定された状態を保持することになる。
【0042】また、リード線27に印加する電圧の極性
を前記と反対にすれば、駆動コイル26には前記とは逆
方向に電流が流れ、発生する電磁力の方向が逆方向にな
るので、ダンパーベース5は下方向にスライドし、該ダ
ンパーベース5を下面部11bに接触させることができ
る。これにより、ワーキングディスタンスをDVD駆動
用に合わせることができる。
を前記と反対にすれば、駆動コイル26には前記とは逆
方向に電流が流れ、発生する電磁力の方向が逆方向にな
るので、ダンパーベース5は下方向にスライドし、該ダ
ンパーベース5を下面部11bに接触させることができ
る。これにより、ワーキングディスタンスをDVD駆動
用に合わせることができる。
【0043】このとき、ダンパーベース5の下面部11
bに設置された金属片29bが下面部11bに埋め込ま
れたマグネット(固定用マグネット)28bに引き付け
られて固定されるので、駆動コイル26への電流の供給
を停止しても、ダンパーベース5は下面部11bに固定
された状態を保持することになる。
bに設置された金属片29bが下面部11bに埋め込ま
れたマグネット(固定用マグネット)28bに引き付け
られて固定されるので、駆動コイル26への電流の供給
を停止しても、ダンパーベース5は下面部11bに固定
された状態を保持することになる。
【0044】このようにして、上記した変形例では、軸
摺動機構22a,22bを用いてダンパーベース5を上
側、または下側に固定させることができるので、駆動コ
イル26に極性を切り換えて電流を流すという簡単な操
作で、CD駆動用、DVD駆動用にワーキングディスタ
ンスを切り換えることができる。
摺動機構22a,22bを用いてダンパーベース5を上
側、または下側に固定させることができるので、駆動コ
イル26に極性を切り換えて電流を流すという簡単な操
作で、CD駆動用、DVD駆動用にワーキングディスタ
ンスを切り換えることができる。
【0045】また、ワーキングディスタンスを切り換え
た後には、駆動コイル26に電流を流し続ける必要が無
いので、消費電力および発熱を低減することができ、か
つ、サスペンションワイヤ4に加えられる負担を軽減す
ることができる。
た後には、駆動コイル26に電流を流し続ける必要が無
いので、消費電力および発熱を低減することができ、か
つ、サスペンションワイヤ4に加えられる負担を軽減す
ることができる。
【0046】以上、本発明の光ピックアップを図示の実
施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定され
るものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任
意の構成のものに置換することができる。
施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定され
るものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任
意の構成のものに置換することができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光ピック
アップでは、消費電力を低減することができるととも
に、サスペンションワイヤにかかる負担を低減すること
ができる。特に、本発明の光ピックアップでは、ダンパ
ーベースに設けられた電磁石に、ある極性の電流を流す
ことにより、該電磁石の上側の極性と支持軸の上端に設
置されたマグネットの極性とが反対極性となり、かつ、
電磁石の下側の極性と支持軸下端に設置されたマグネッ
トの極性とが同一極性となる。これにより、電磁石には
上方向に引き付ける力が作用するので、ダンパーベース
を光学ベースの上側に固定することができる。その結
果、ワーキングディスタンスを小さくし、CD駆動用に
合わせることができる。
アップでは、消費電力を低減することができるととも
に、サスペンションワイヤにかかる負担を低減すること
ができる。特に、本発明の光ピックアップでは、ダンパ
ーベースに設けられた電磁石に、ある極性の電流を流す
ことにより、該電磁石の上側の極性と支持軸の上端に設
置されたマグネットの極性とが反対極性となり、かつ、
電磁石の下側の極性と支持軸下端に設置されたマグネッ
トの極性とが同一極性となる。これにより、電磁石には
上方向に引き付ける力が作用するので、ダンパーベース
を光学ベースの上側に固定することができる。その結
果、ワーキングディスタンスを小さくし、CD駆動用に
合わせることができる。
【0048】また、電磁石に流す電流の極性を前記の場
合と反対とすれば、該電磁石には下方向に引き付ける力
が作用するので、ダンパーベースを光学ベースの下側に
固定することができる。これにより、ワーキングディス
タンスを大きくし、DVD駆動用に合わせることができ
る。
合と反対とすれば、該電磁石には下方向に引き付ける力
が作用するので、ダンパーベースを光学ベースの下側に
固定することができる。これにより、ワーキングディス
タンスを大きくし、DVD駆動用に合わせることができ
る。
【0049】ダンパーベースが一旦光学ベースの上側、
または下側に固定されると、電磁石への電流の供給を停
止しても、マグネットが電磁石の鉄心を引き付けて固定
された状態を保持するので、電磁石に電流を流し続ける
必要がなく、消費電力を低減させることができる。ま
た、常時サスペンションワイヤにオフセット電流を流す
必要がないので、サスペンションワイヤにかける負担を
低減させることができ、故障の発生頻度を低下させるこ
とができる。
または下側に固定されると、電磁石への電流の供給を停
止しても、マグネットが電磁石の鉄心を引き付けて固定
された状態を保持するので、電磁石に電流を流し続ける
必要がなく、消費電力を低減させることができる。ま
た、常時サスペンションワイヤにオフセット電流を流す
必要がないので、サスペンションワイヤにかける負担を
低減させることができ、故障の発生頻度を低下させるこ
とができる。
【0050】また、内側ヨーク、外側ヨークおよび駆動
コイルを備えた軸摺動機構を使用した場合についても同
様に、駆動コイルに極性を変えて直流電流を流すことに
より、ダンパーベースを支持軸の上側、または下側に固
定させることができるので、電流の極性を切り換えると
いう簡単な操作でワーキングディスタンスをCD駆動
用、またはDVD駆動用に切り換えることができる。
コイルを備えた軸摺動機構を使用した場合についても同
様に、駆動コイルに極性を変えて直流電流を流すことに
より、ダンパーベースを支持軸の上側、または下側に固
定させることができるので、電流の極性を切り換えると
いう簡単な操作でワーキングディスタンスをCD駆動
用、またはDVD駆動用に切り換えることができる。
【図1】本発明の一実施形態にかかる光ピックアップの
構成を示す側面図である。
構成を示す側面図である。
【図2】図1に示す光ピックアップのA−A矢視図であ
る。
る。
【図3】図1に示す光ピックアップのB−B矢視図であ
る。
る。
【図4】(a)は対物レンズとCDとの間のワーキング
ディスタンスを示す説明図、(b)は対物レンズとDV
Dとの間のワーキングディスタンスを示す説明図であ
る。
ディスタンスを示す説明図、(b)は対物レンズとDV
Dとの間のワーキングディスタンスを示す説明図であ
る。
【図5】(a)はワーキングディスタンスをCD用に設
定したとき、(b)はワーキングディスタンスをDVD
用に設定したときの様子を示す説明図である。
定したとき、(b)はワーキングディスタンスをDVD
用に設定したときの様子を示す説明図である。
【図6】本発明の変形例にかかる摺動部の構成を示す平
面図である。
面図である。
【図7】図6に示す平面図のC−C断面図である。
1 光ピックアップ 2 対物レンズ 3 レンズホルダ 4 サスペンションワイヤ 5 ダンパーベース 6 電磁石 6a 鉄心 7a,7b リード線 8a,8b 透孔 9 光学ベース 10a,10b 支持軸 11 摺動部 11a 上面部 11b 下面部 12a,12b マグネット(固定用マグネット) 13a CD 13b DVD 21 摺動部 22a,22b 軸摺動機構 23 内側ヨーク 24 外側ヨーク 25 マグネット(磁路形成用マグネット) 26 駆動コイル 27 リード線 28a,28b マグネット(固定用マグネット) 29a,29b 金属片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三瓶 博 山形県山形市立谷川1丁目1059番地の5 山形ミツミ株式会社内 (72)発明者 安達 忠志 山形県山形市立谷川1丁目1059番地の5 山形ミツミ株式会社内 Fターム(参考) 5D117 AA02 HH13 JJ18 5D118 AA26 BA01 BB02 BF02 BF03 BF06 DC03 EF09 FA29 FB20 FC10
Claims (8)
- 【請求項1】 対物レンズからディスクのデータ記録面
までの距離が異なる複数種の光ディスクを駆動する光デ
ィスク駆動装置に用いられる光ピックアップであって、 対物レンズが搭載されるレンズホルダと、 該レンズホルダを複数本のサスペンションワイヤを介し
て上下、左右方向に変位可能に支持するダンパーベース
と、 該ダンパーベースを上下動可能に支持する光学ベース
と、 を具備し、 前記ダンパーベースを前記光学ベースに対して上下方向
に移動させて、前記対物レンズとディスクとの距離を変
更することを特徴とする光ピックアップ。 - 【請求項2】 対物レンズからディスクのデータ記録面
までの距離が異なる複数種の光ディスクを駆動する光デ
ィスク駆動装置に用いられる光ピックアップであって、 対物レンズが搭載されるレンズホルダと、 該レンズホルダを複数本のサスペンションワイヤを介し
て上下、左右方向に変位可能に支持するダンパーベース
と、 該ダンパーベースを上下動可能に支持する光学ベース
と、 前記ダンパーベースを前記光学ベースの、上側位置また
は下側位置に移動させ得る移動手段と、 前記ダンパーベースを前記上側位置または下側位置で固
定する固定手段と、 を具備したことを特徴とする光ピックアップ。 - 【請求項3】 前記光学ベースは、上下方向に向けた支
持軸を有すると共に、前記ダンパーベースは、該支持軸
に対して摺動可能に係合され、 前記光学ベースの支持軸上端および下端と、前記ダンパ
ーベースのうち、一方には固定用マグネットが配置さ
れ、他方には電磁石が配置され、 前記電磁石に直流電流を可逆的に流して発生する電磁力
により、前記ダンパーベースを支持軸上端または支持軸
下端の何れかに固定させて、前記対物レンズとディスク
との距離を変更する請求項1または2に記載の光ピック
アップ。 - 【請求項4】 前記電磁石に直流電流を流して、前記ダ
ンパーベースを前記支持軸上端または支持軸下端に固定
させた後、前記電磁石への通電を停止する請求項3に記
載の光ピックアップ。 - 【請求項5】 前記光学ベースは、上下方向に向けた支
持軸を有し、かつ、前記ダンパーベースは該支持軸に対
して摺動可能に係合され、 前記ダンパーベースと前記光学ベースのうち、一方に
は、磁路形成用マグネットを具備し前記支持軸に同心的
に配置される内側ヨーク及び外側ヨークが配置され、他
方には、前記内側ヨークと外側ヨークとの間に配置され
る駆動コイルが搭載され、 前記駆動コイルに電流を流すことにより発生する電磁力
で前記ダンパーベースを支持軸に対して摺動させ、前記
対物レンズとディスクとの距離を変更する請求項1また
は2に記載の光ピックアップ。 - 【請求項6】 前記光学ベースの支持軸上端と、前記ダ
ンパーベースの上面のうち、一方に、固定用マグネット
を配置し、他方に、金属片を配置し、前記光学ベースの
支持軸下端と、前記ダンパーベースの下面のうち、一方
に、固定用マグネットを配置し、他方に、金属片を配置
した請求項5に記載の光ピックアップ。 - 【請求項7】 前記駆動コイルに直流電流を流して、前
記ダンパーベースを前記支持軸上端または支持軸下端に
固定させた後、前記駆動コイルへの通電を停止する請求
項5または6に記載の光ピックアップ。 - 【請求項8】 前記光ディスクには、CDおよびDVD
が含まれる請求項1ないし7のいずれかに記載の光ピッ
クアップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11202278A JP2001034955A (ja) | 1999-07-15 | 1999-07-15 | 光ピックアップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11202278A JP2001034955A (ja) | 1999-07-15 | 1999-07-15 | 光ピックアップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001034955A true JP2001034955A (ja) | 2001-02-09 |
Family
ID=16454900
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11202278A Pending JP2001034955A (ja) | 1999-07-15 | 1999-07-15 | 光ピックアップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001034955A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008117490A (ja) * | 2006-11-07 | 2008-05-22 | Kenwood Corp | 光ディスク装置および光ディスク再生方法 |
-
1999
- 1999-07-15 JP JP11202278A patent/JP2001034955A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008117490A (ja) * | 2006-11-07 | 2008-05-22 | Kenwood Corp | 光ディスク装置および光ディスク再生方法 |
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