JP2001034492A - 情報処理装置及び方法 - Google Patents

情報処理装置及び方法

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JP2001034492A
JP2001034492A JP11211140A JP21114099A JP2001034492A JP 2001034492 A JP2001034492 A JP 2001034492A JP 11211140 A JP11211140 A JP 11211140A JP 21114099 A JP21114099 A JP 21114099A JP 2001034492 A JP2001034492 A JP 2001034492A
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message
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transaction control
communication
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JP11211140A
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Hironori Wada
浩典 和田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信側におけるリソースの圧迫及び全体にお
ける宛先管理の煩雑さ、トランザクション制御部の起動
によるメモリソースの圧迫、汎用性及びメンテナンス
性、並行処理、メッセージのシーケンス保証などの各問
題点を解消する。 【解決手段】 トランザクション制御データファイル1
3は、トランザクションAP7a〜7dとの間の通信に
必要となる情報を保持する。ディスパッチャ11は、ト
ランザクション制御部選択テーブル14を使用して、受
信キューQ6からメッセージを取り出してトランザクシ
ョン制御部12a〜12cに振り分ける。トランザクシ
ョン制御部12a〜12cは、メッセージに含まれるト
ランザクションタイプに基づいて、トランザクションA
P7a〜7dの何れかを選択し、トランザクション制御
データファイル13から取得した情報に基づいてトラン
ザクションAPとの間の通信処理を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置及び
方法に関し、例えば非同期型通信のメッセージキューイ
ングを使用し、且つ中継システムとしてメッセージブロ
ーカーを使用するようなシステムによる非同期型メッセ
ージング通信から同期型のオンライン通信へのゲートウ
ェイを実行する場合に好適な情報処理装置及び方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば図15に示すように、
それぞれが一つ若しくは複数のトランザクション処理を
実行するアプリケーションプログラム(以下、トランザ
クションAPと呼ぶ)を有する各種のシステム101〜
111からなるアプリケーションシステムには、システ
ム間の通信の際に、例えばメッセージキューイングを使
用し、且つ中継システムであるメッセージブローカー1
00を介した通信形態を採用したシステムが存在する。
なお、上記中継システムであるメッセージブローカー1
00は、複数の送信元システムからのメッセージを一手
に引き受け、メッセージヘッダに設定されている宛先ア
ドレスを参照して、対象となる受信先システムヘメッセ
ージ転送を行うものである。これによれば、システム間
の通信の際に、メッセージキューイングを使用している
ため、送信側システムは相手の状態に関わらずメッセー
ジを送信可能で、受信側システムも受信したい時にメッ
セージをキューから取り出すことが可能であり、非同期
のメッセージ転送が実現されている。
【0003】ここで、この図15に示すようなアプリケ
ーションシステムにおいて、従来からの通信形態である
同期型オンライン通信インフラ上で、オンライン端末と
画面イメージによるメッセージのやり取りを行っていた
トランザクションAPに対し、非同期メッセージング通
信からのアクセスも可能とするためには、非同期メッセ
ージング通信から同期型のオンライン通信へのゲートウ
ェイを実行する手段が必要となる。従来より、非同期メ
ッセージング通信によるメッセージをトランザクション
APへ通知する手段としては、以下に示すような通知手
段が一般的に用いられている。
【0004】すなわち、当該通知手段としては、例えば
メッセージ受信キューと前記トランザクションAPとの
間に、非同期型通信と同期型通信との変換、及び受信メ
ッセージからトランザクションAPが認識できる画面イ
メージヘのメッセージ変換等を実行するインバウンドア
ダプタが用いられている。このインバウンドアダプタ
は、従来型の同期型オンライン通信からメッセージング
技術を利用した非同期型通信形態へ移行する際に、莫大
な資産である既存のトランザクションAPをそのまま使
用可能とすることを目的としたアダプタであるため、上
記アプリケーションシステムにおいて非常に重要な構成
要素となっている。
【0005】ここで、上述した従来のインバウンドアダ
プタは、以下のような構成となされている。
【0006】例えば図16に示すように、インバウンド
アダプタ121には、トランザクションAP125,1
26,127の単位で、受信キューQ101,Q10
2,Q103及びトランザクション制御部122,12
3,124が設けられている。これら受信キューQ10
1,Q102,Q103と、トランザクション制御部1
22,123,124と、トランザクションAP12
5,126,127との関係付けは、予め決められてい
る。トランザクション制御部122,123,124
は、それぞれ対応する受信キューQ101,Q102,
Q103からメッセージを取り出し、予めプログラミン
グされたルールに基づいて、後段のトランザクションA
P125,126,127との間の通信処理を実行す
る。すなわち、取り出したメッセージの画面イメージヘ
の変換や、トランザクションAP125,126,12
7から返信されたメッセージに応じて行う次のアクショ
ン等は、トランザクション制御部122,123,12
4に予めプログラムとして組み込まれている。
【0007】また、上述した従来技術のインバウンドア
ダプタの変形例として、以下の図17に示すような構成
例も考えられている。
【0008】図17において、当該変形例のインバウン
ドアダプタ131は、受信キューQ110に対応してデ
ィスパッチャ132を1つ備え、当該ディスパッチャ1
32が複数のトランザクション制御部133,134,
135ヘメッセージの振り分けを実行する。トランザク
ション制御部133,134,135とトランザクショ
ンAP125,126,127とは1対1対応であり、
その関係付けは予め決められている。ディスパッチャ1
32は、受信メッセージ内ヘッダ等に格納されているト
ランザクションタイプを参照して、振り分け先であるト
ランザクション制御部133,134,135を決定す
る。トランザクション制御部133,134,135
は、予めプログラミングされたルールに基づいて後段の
トランザクションAP125,126,127との通信
処理を実行する。すなわち、取り出したメッセージの画
面イメージヘの変換や、トランザクションAP125,
126,127から返信されたメッセージに応じて行う
次のアクション等は、トランザクション制御部133,
134,135にプログラムとして組み込まれている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の図1
6に示した構成の従来技術のインバウンドアダプタに
は、以下に示す問題がある。
【0010】第1の問題点として、従来のインバウンド
アダプタでは、トランザクションAPの個数に従って受
信キューが必要であり、このため、受信側においてはリ
ソースが圧迫されてしまうという問題があり、また、全
体としてはキューが増えることによって宛先管理が煩雑
となるという問題がある。
【0011】第2の問題点として、従来のインバウンド
アダプタでは、トランザクションAPの個数分だけトラ
ンザクション制御部を設けなければならず、したがっ
て、トランザクションAPの個数が多くなればなるほ
ど、トランザクション制御部の起動によるメモリリソー
スが圧迫されてしまうという問題がある。
【0012】第3の問題点として、従来のインバウンド
アダプタでは、トランザクション制御部とトランザクシ
ョンAPとの間の通信ルールを司るプログラムをトラン
ザクション制御部に組み込むようになされているため、
汎用性とメンテナンス性に問題がある。
【0013】第4の問題点として、従来のインバウンド
アダプタでは、トランザクション制御部とトランザクシ
ョンAPとの通信において、キューから受信した1メッ
セージに対して複数画面でのやり取りが必要となる場合
が考えられる。このため、上記複数の画面処理か完了す
るまで、他の同一トランザクションタイプのメッセージ
は処理されずに待たされることになる。すなわち、従来
のインバウンドアダプタでは、並行処理が実施できない
という問題がある。
【0014】第5の問題点として、従来のインバウンド
アダプタでは、トランザクション種別により処理単位を
分けているため、同一の送信元から異なったトランザク
ションタイプのメッセージを受信した場合に、トランザ
クション制御部へのメッセージの混み具合やタイミング
により、後から送信されたメッセージの方が先に処理さ
れてしまう可能性がある。例えば、同一送信元から発注
処理用のメッセージが送られ、後にその発注をキャンセ
ルするメッセージが別トランザクションタイプとして送
られてきたような場合は、メッセージのシーケンスが重
要な意味を持っているにもかかわらず、従来のインバウ
ンドアダプタでは、メッセージのシーケンスを保証する
ことができない。
【0015】また、前述の図17に示した従来の変形例
のインバウンドアダプタの場合は、上述した各問題点の
うち、受信キューについての第1の問題点は解消されて
いるものの、第2の問題点以降は残存したままである。
【0016】そこで、本発明はこのような状況に鑑みて
なされたものであり、受信側におけるリソースの圧迫及
び全体における宛先管理の煩雑さ、トランザクション制
御部の起動によるメモリソースの圧迫、汎用性及びメン
テナンス性、並行処理、メッセージのシーケンス保証な
どの各問題点を解消するインバウンドアダプタを実現可
能とする、情報処理装置及び方法を提供することを目的
とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の情報処理装置
は、非同期型メッセージング通信から同期型オンライン
通信へのゲートウェイを実行する情報処理装置であり、
同期型オンライン通信上の複数のトランザクションプロ
グラムとの間の通信に必要となる情報を保持する情報保
持手段と、非同期型メッセージング通信によるメッセー
ジに含まれるトランザクションタイプに基づいて、複数
のトランザクションプログラムの何れかを選択すると共
に情報保持手段から情報を取得し、当該取得した情報に
基づいてトランザクションプログラムとの間の通信処理
を実行するトランザクション制御手段と、所定の選択テ
ーブルに基づいて非同期型メッセージング通信によるメ
ッセージを複数のトランザクション制御手段に振り分け
る振り分け手段とを有することにより、上述した課題を
解決する。
【0018】本発明の情報処理方法は、非同期型メッセ
ージング通信から同期型オンライン通信へのゲートウェ
イを実行する情報処理方法であり、同期型オンライン通
信上の複数のトランザクションプログラムとの間の通信
に必要となる情報を保持する情報保持ステップと、所定
の選択テーブルに基づいて、非同期型メッセージング通
信によるメッセージを振り分ける振り分けステップと、
振り分けられたメッセージに含まれるトランザクション
タイプに基づいて、複数のトランザクションプログラム
の何れかを選択すると共に保持している情報の中から所
望の情報を取得し、当該取得した情報に基づいてトラン
ザクションプログラムとの間の通信処理を実行する複数
のトランザクション制御ステップとを有することによ
り、上述した課題を解決する。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施の形態につ
いて、図面を参照しながら説明する。
【0020】本発明の情報処理装置及び方法が適用され
る一実施の形態のシステムは、前記図15に示したよう
なアプリケーションシステムに使用可能であり、以下、
図1及び図2を参照して、本発明実施の形態のシステム
及びインバウンドアダプタの構成及び動作を説明する。
【0021】図1において、本実施の形態では、アプリ
ケーションシステムを構成する各構成要素として例えば
4つのシステム1〜4が存在し、これら4つのシステム
1〜4の中心にメッセージの受け渡しを中継するメッセ
ージブローカー5が存在する。
【0022】ここで、本実施の形態において、上記中継
システムであるメッセージブローカー5は、複数の送信
元システムからのメッセージを一手に引き受け、メッセ
ージヘッダに設定されている宛先アドレスを参照して、
対象となる受信先システムヘメッセージ転送を行うもの
である。本実施の形態では、アプリケーションシステム
間の通信の際に、メッセージキューイングを使用してい
るため、送信側は相手の状態に関わらずメッセージを送
信可能で、受信側も受信したい時にメッセージをキュー
から取り出すことが可能であり、非同期のメッセージ転
送が実現されている。
【0023】また、本実施の形態では、システム1〜4
のうち、システム1,2,3を送信側システムとし、シ
ステム4を受信側システムとしている。さらに、本実施
の形態では、送信側システム1のシステム名を”111
1”とし、送信側システム2のシステム名を”222
2”とし、送信側システム3のシステム名を”333
3”とし、受信側システム4のシステム名を”444
4”としている。
【0024】特に、受信側システム4は、当該システム
内に1つ若しくは複数存在してメッセージブローカー5
からのメッセージを受信する受信キューQ6と、同じく
当該システム内に1つ若しくは複数存在してトランザク
ション処理を実行するアプリケーションプログラム(本
実施の形態では、4つのトランザクションAP7a〜7
d)とを有している。なお、本実施の形態では、上記ト
ランザクションAP7a〜7dとして、従来からの形態
である同期型オンライン通信インフラ上で動作し、例え
ばオンライン端末9と画面イメージでメッセージのやり
取りを行う既存アプリケーションプログラムをそのまま
使用している。
【0025】さらに、受信側システム4は、前記受信キ
ューQ6からメッセージを取り出し、前記トランザクシ
ョンAP7a〜7dが認識できる画面イメージにメッセ
ージを変換して、それらトランザクションAP7a〜7
dに通知するインバウンドアダプタ8を有している。当
該インバウンドアダプタ8は、受信キューQ6に1対1
対応で存在する。
【0026】ここで、本実施の形態における上記インバ
ウンドアダプタ8は、図2に示すように、一つのディス
パッチャ11と、1つ若しくは複数個のトランザクショ
ン制御部(本実施の形態では3つのトランザクション制
御部12a〜12c)と、一つのトランザクション制御
データファイル13とで構成される。
【0027】上記ディスパッチャ11は、受信キューQ
6からメッセージを取り出し、取り出したメッセージを
トランザクション制御部12a〜12cに振り分ける機
能を有している。すなわち、ディスパッチャ11は、ト
ランザクション制御部選択テーブル14を有しており、
当該トランザクション制御部選択テーブル14を用い
て、負荷の分散を目的としてラウンドロビンにメッセー
ジ振り分けを実行する。
【0028】また、ディスパッチャ11は、送信側シス
テム管理テーブル15を有しており、受信メッセージを
トランザクション制御部12a〜12cにラウンドロビ
ンに振り分ける際に、どの送信側システムからのメッセ
ージにどのトランザクション制御部を割り当てたかを当
該送信側システム管理テーブル15に記憶しておき、次
回以降、既に受け付け済みの送信側システムからのメッ
セージであれば、同ーのトランザクション制御部を選択
するようにして、同一の送信側システムからのメッセー
ジに対するシーケンスを保証するようにしている。
【0029】上記トランザクション制御データファイル
13には、トランザクションタイプ単位に制御情報が格
納されており、トランザクションAPとの通信用メッセ
ージフォーマットである画面イメージヘのメッセージ変
換ルールや、トランザクションAPから返信されたメッ
セージに応じて行う次のアクション等の情報が記載され
ている。
【0030】上記3つのトランザクション制御部12a
〜12cには、それぞれ識別名として、例えば”TC
A”、”TCB”、TCC”が割り当てられている。各
トランザクション制御部12a〜12cは、それぞれデ
ィスパッチャ11から通知されたメッセージのヘッダ部
分からトランザクションタイプを取得し、これを元にし
て、通信を行う後段のトランザクションAP7a〜7d
を決定する。
【0031】具体的に説明すると、上記メッセージのフ
ォーマットは、図3に示すように、ヘッダ部21とメッ
セージ本体部22とで構成されており、ヘッダ部21に
は、ヘッダ情報の1つとして、送信側システム名23や
受信側システム名(宛先アドレス)25等に加えてトラ
ンザクシヨンタイプ24が格納されている。したがっ
て、トランザクション制御部12a〜12cは、当該メ
ッセージのトランザクションタイプ24をもとに、トラ
ンザクション制御データファイル13からトランザクシ
ョンAPとの通信の際に必要となる情報を取得し、この
情報に基づいてトランザクションAPとの通信処理を実
行する。
【0032】以下、4つのトランザクションAP(7a
〜7d)に対応するトランザクシヨンタイプを、それぞ
れ”TTA”、”TTB”、”TTC”、”TTD”と
し、本発明実施の形態のインバウンドアダプタ8の具体
的動作について詳細に説明する。
【0033】初めに、デイスパッチャ11の処理に関し
て、図4のフローチャートを参照しながら説明する。
【0034】先ず、例えば、送信側システム1から受信
側システム4ヘメッセージブローカー5経由でメッセー
ジが転送されたものとし、送信側システム1によってメ
ッセージのヘッダ部21に付与されたトランザクション
タイプ24は”TTA”であるとする。また、当該メッ
セージは、受信側システム4において、当該受信側シス
テム4の起動後の最初(1番目)のメッセージであると
する。この場合のメッセージのフォーマットは、図5に
示すように、ヘッダ部21の送信側システム名23が”
1111”、受信側システム名25が”4444”、ト
ランザクションタイプ24が”TTA”となる。さら
に、このときのトランザクション制御部選択テーブル1
4、及び送信側システム管理テーブル15の内容は初期
化状態である。
【0035】図4において、ディスパッチャ11は、先
ず、ステップS31の処理として、受信キューQ6から
メッセージを取り出し、次いで、ステップS32の処理
として、メッセージのヘッダ部21から送信側システム
名23を取得する。このときのディスパッチャ11は、
送信側システム名23として図5のように”1111”
を取得する。
【0036】次に、ディスパッチャ11は、ステップS
33及びステップS34の処理として、当該送信側シス
テム名23の“1111”をキーにして送信側システム
管理テーブル15を検索し、その送信側システム名23
が存在するか否かの判定を行う。このときのメッセージ
は、受信側システム4の起動後の最初(1番目)のメッ
セージであり、送信側システム管理テーブル15の内容
は初期化状態であるため、上記送信側システム名23
の”1111”は送信側システム管理テーブル15に存
在せず、したがってステップS34の判定処理ではNO
と判定されることになる。
【0037】上記ステップS34にてNOと判定される
と、ディスパッチャ11は、ステップS36の処理とし
て、トランザクション制御部選択テーブル14を参照
し、前回割り当てたトランザクション制御部の識別名を
取得する。
【0038】ここで、上記メッセージは受信側システム
4の起動後の最初(1番目)のメッセージであり、トラ
ンザクション制御部選択テーブル14の内容が初期化状
態であるため、ディスパッチャ11は、ステップS37
の処理として、上記トランザクション制御部選択テーブ
ル14の初期値として設定されている先頭のトランザク
ション制御部(識別名”TCA”)でありトランザクシ
ョン制御部12aにメッセージを通知する。
【0039】次に、デイスパッチャ11は、ステップS
38の処理として、トランザクション制御部選択テーブ
ル14に今回割り当てたトランザクション制御部12a
の識別名である“TCA”を格納し、さらに、ステップ
S39の処理として、送信側システム管理テーブル15
に、当該送信側システム名23である“1111”と、
上記割り当てたトランザクション制御部12aの識別名
である“TCA”との対応情報を格納する。
【0040】ここまでの処理によって更新されたトラン
ザクション制御部選択テーブル14、及び送信側システ
ム管理テーブル15の内容は、それぞれ図6、図7に示
すようになる。すなわち、トランザクション制御部選択
テーブル14には、図6に示すように前回割り当てたト
ランザクション制御部の識別名として”TCA”が格納
され、また、送信側システム管理テーブル15には、図
7に示すように、送信側システム名として”1111”
が、割り当てたトランザクション制御部の識別名とし
て”TCA”がそれぞれ格納される。
【0041】次に、送信側システム3(システム名”3
333”)から受信側システム4(システム名”444
4”)へ、トランザクションタイプ24が“TTA”と
なされたメッセージが転送されたものとする。
【0042】この時も、上記ディスパッチャ11は、ス
テップS31の処理として、受信キューQ6からメッセ
ージを取り出し、次に、ステップS32の処理として、
そのメッセージのヘッダ部21から送信側システム名2
3を取得する。今回のメッセージの場合、送信側システ
ム名23としては“3333”が取得される。
【0043】次に、ディスパッチャ11は、ステップS
33及びステップS34の処理として、当該システム名
“3333”をキーにして、送信側システム管理テーブ
ル15を検索し、その送信側システム名23が存在する
か否かの判定を行う。このとき、送信側システム管理テ
ーブル15には、システム名”3333”は存在しない
ため、ステップS34の判定処理ではNOと判定される
ことになる。
【0044】したがって、ディスパッチャ11は、ステ
ップS36の処理として、トランザクション制御部選択
テーブル14を参照し、前回割り当てたトランザクショ
ン制御部の識別名を取得する。ここで、前回割り当てた
トランザクション制御部の識別名は、前述したように”
TCA”となされているため、ディスパッチャ11は、
トランザクション制御部選択テーブル14から”TC
A”を取得することになる。
【0045】これにより、ディスパッチャ11は、ステ
ップS37の処理として、前回割り当てたトランザクシ
ョン制御部の次のトランザクション制御部(識別名”T
CB”)であるトランザクション制御部12bにメッセ
ージを通知する。
【0046】さらに、ディスパッチャ11は、ステップ
S38の処理として、トランザクション制御部選択テー
ブル14に今回割り当てたトランザクション制御部12
bの識別名である“TCB”を格納し、さらに、ステッ
プS39の処理として、送信側システム管理テーブル1
5に、送信側システム名23である“3333”と、割
り当てたトランザクション制御部12bの識別名である
“TCB”との対応情報を格納する。
【0047】ここまでの処理によって更新されたトラン
ザクション制御部選択テーブル14、及び送信側システ
ム管理テーブル15の内容は、それぞれ図8、図9に示
すようになる。すなわち、トランザクション制御部選択
テーブル14には、図8に示すように前回割り当てたト
ランザクション制御部の識別名として”TCB”が格納
され、また、送信側システム管理テーブル15には、図
9に示すように、送信側システム名として”1111”
と”3333”が、割り当てたトランザクション制御部
の識別名として”TCA”と”TCB”が格納される。
【0048】以上の処理により、本実施の形態によれ
ば、同じトランザクションタイプ名(今回の例では、”
TTA”)であっても、別々のトランザクション制御部
(今回の例では、トランザクション制御部12aとトラ
ンザクション制御手段12b)にメッセージが通知さ
れ、並行処理を行うことが可能となる。
【0049】次に、送信側システム1(システム名”1
111”)から受信側システム4(システム名”444
4”)へ、トランザクションタイプ24が“TTD”と
なされたメッセージが転送されたものとする。
【0050】この場合も、上記ディスパッチャ11は、
ステップS31の処理として、受信キューQ6からメッ
セージを取り出し、次に、ステップS32の処理とし
て、そのメッセージのヘッダ部21から送信側システム
名23を取得する。今回のメッセージの場合、送信側シ
ステム名23としては“1111”が取得される。
【0051】次に、ディスパッチャ11は、ステップS
33及びステップS34の処理として、当該システム名
“1111”をキーにして、送信側システム管理テーブ
ル15を検索し、その送信側システム名23が存在する
か否かの判定を行う。このとき、送信側システム管理テ
ーブル15には、システム名”1111”が存在するた
め、ステップS34の判定処理ではYESと判定される
ことになる。
【0052】これにより、ディスパッチャ11は、ステ
ップS35の処理として、当該システム名”1111”
に対応する識別名“TCA”を持つトランザクション制
御部12aにメッセージを通知する。今回の処理では、
トランザクション制御部選択テーブル14、送信側シス
テム管理テーブル15とも更新されない。
【0053】以上の処理により、異なるトランザクショ
ンタイプ名(今回の例では、”TTA”と”TTD”)
であっても、同じ送信側システム(今回の例では、送信
側システム1)からのメッセージであれば、同じトラン
ザクション制御部(今回の例では、トランザクション制
御部12a)にメッセージが通知されることになる。こ
のことにより、本実施の形態によれば、同一送信側シス
テムからのメッセージに対するシーケンスの保証が可能
となる。
【0054】次に、送信側システム2(システム名”2
222”)から受信側システム4(システム名”444
4”)へ、トランザクションタイプ24が“TTB”と
なされたメッセージが転送されたものとする。
【0055】この場合、上述同様の処理によって、トラ
ンザクション制御部12cが選択され、メッセージの通
知が行われることになる。
【0056】以上の処理により、本実施の形態によれ
ば、ディスパッチャ11によって、ラウンドロビンでの
メッセージ通知が行われることとなり、負荷の分散が実
現される。
【0057】次に、トランザクション制御部(12a〜
12c)の処理に関して、図10のフローチャートを参
照しながら説明する。
【0058】ここでは、例えばトランザクション制御部
12aが、トランザクションタイプ34として”TT
A”が付与されたメッセージをディスパッチャ11から
通知されたとする。
【0059】このときのトランザクション制御部12a
は、先ず、ステップS41の処理として、当該メッセー
ジのヘッダ部21からトランザクションタイプ24を取
得する。すなわち、この場合のトランザクション制御部
12aは、トランザクションタイプ24として”TT
A”を取得する。
【0060】次に、トランザクション制御部12aは、
ステップS42の処理として、上記取得したトランザク
ションタイプ24に対応するトランザクションAPとコ
ネクションを確立する。この場合のトランザクション制
御部12aは、トランザクション24の“TTA”と対
応するトランザクションAP7aとコネクションを確立
する。
【0061】続いて、トランザクション制御部12a
は、ステップS43の処理として、トランザクション制
御データファイル13からトランザクションタイプ24
の“TTA”に対応する情報を取得し、さらに、ステッ
プS44の処理として、当該取得した情報に従ってトラ
ンザクションAP7aとの通信処理を実行する。
【0062】最後に、トランザクション制御部12a
は、ステップS45の処理として、トランザクションA
P7aとのコネクションを切断し、処理を続了する。
【0063】次に、トランザクション制御データファイ
ル13に持たせる情報、及びそれを用いてトランザクシ
ョン制御部12aがどのようにトランザクションAP7
aと通信処理を実行するかに関して、以下に説明する。
【0064】ここでは、一例として、トランザクション
AP7aがオンライン端末9から図11に示すような画
面フローで処理を行っていたとする。すなわち、当該図
11に示す画面フローの例では、先ず、トランザクショ
ンAP起動のために、オンライン端末9のキーボード等
によりトランザクションIDとして”X MASTE
R”の文字が入力され、これによりオンライン端末9の
モニタ画面上には図中(A)に示すような”X MAS
TER”の文字が表示される。次に、オンライン端末9
においてキーボード上の実行キーが押下されると、図1
1の(B)に示すように、モニタ画面上には「X MA
STER」のメニュー(MENU)画面が現れ、さらに
キーボード等の操作によって当該画面から「1(X M
ASTERADD)」が選択されて実行キーが押される
と、図11の(C)に示すように、モニタ画面上には
「X MASTER ADD」の画面が現れる。この画面
上では、キー情報とデータ情報の入力が可能となされ、
ここで「PF10」のキーをが押下されると、図11の
(D)に示すように、モニタ画面上には「ADD CO
MPLETE」の画面が現れる。この画面上で、例えば
「PF1」のキーが押下されると、処理を終了する。
【0065】また、送信側システムからメッセージキュ
ーイングを使用して送られてくるメッセージの内容は、
図12に示すようなものであるとする。すなわち、この
図12の例の場合、メッセージのヘッダ部21にはトラ
ンザクションタイプ24として”TTA”が、メッセー
ジ本体部22にはキー情報26とデータ情報27が格納
されている。
【0066】ここで、トランザクション制御データファ
イル13の内容は、トランザクション制御部(12a〜
12c)のプログラムの作り方にも依存するが、一例と
して、図13に示すような内容となる。すなわち、この
図13の例では、トランザクションタイプ(TTA,T
TB,TTC,TTD)毎にトランザクション制御情報
が格納される。上記トランザクション制御情報は、例え
ばアクションや判断文等の命令と、画面処理に必要とな
る「画面の行」番号及び「画面の列」番号と、受信キュ
ーから取得したメッセージの中から必要情報を切り出す
ためのポジション(「Position」)及び長さ(「Lengt
h」)と、アクションや判断の際に必要となる「情報」
とから構成されている。
【0067】トランザクション制御部12aがどのよう
にトランザクションAP7aと通信処理を実行するかに
関して、図14のフローチャートを参照しながら説明す
る。
【0068】先ず、トランザクション制御部12aは、
ステップS51の処理として、トランザクション制御デ
ータファイル13から読み込んだトランザクション制御
情報の1行目の情報に基づき、画面の1行目、1列目
に、図11の(A)に示すような“X MASTER”
を格納した画面メッセージを作成する。
【0069】次に、トランザクション制御部12aは、
ステップS52の処理として、トランザクション制御情
報の2行目の情報に基づき、前記画面メッセージと”実
行キー”押下を示す情報を格納したメッセージの両方
を、トランザクションAP7aに送信する。これによ
り、トランザクシヨンAP7aから応答画面が返送され
ることになるが、このとき、トランザクション制御部1
2aは、ステップS53の処理として、トランザクショ
ン制御情報の3行目の情報に基づき、画面の1行目、1
0列目からの情報が“* X MASTER MENU
*”と等しいか否かのチェックを行う。
【0070】このステップS53のチェック処理におい
て、もしも等しくなければ(NO)、トランザクション
制御部12aは、ステップS54の処理として、トラン
ザクション制御情報の4行目の情報に基づき、エラー
(ERROR)処理を実行した後、処理を終了する。一
方、ステップS53のチェック処理において、もしも等
しければ(YES)、トランザクション制御部12aの
処理は次に進み、ステップS55の処理として、トラン
ザクション制御情報の5行目の情報に基づき、図11の
(B)に示したように画面の20行目、3O列目に
“1”を格納した画面イメージを作成する。
【0071】次に、トランザクション制御部12aは、
ステップS56の処理として、トランザクション制御情
報の6行目の情報に基づき、前記画面メッセージと”実
行キー”押下を示す情報を格納したメッセージの両方を
トランザクションAP7aに送信する。これにより、ト
ランザクシヨンAP7aからは応答画面が返送される
が、このとき、トランザクション制御部12aは、ステ
ップS57の処理として、トランザクション制御情報の
7行目の情報に基づき、画面の1行目、10列目からの
情報が“* X MASTER ADD *”と等しい
か否かのチェックを行う。
【0072】このステップS57のチェック処理におい
て、もしも等しくなければ(NO)、トランザクション
制御部12aは、ステップS58の処理として、トラン
ザクション制御情報の8行目の情報に基づき、エラー
(ERROR)処理を実行した後、処理を終了する。一
方、ステップS57のチェック処理において、もしも等
しければ(YES)、トランザクション制御部12aの
処理は次に進み、ステップS59の処理として、トラン
ザクション制御情報の9行目の情報に基づき、受信キュ
ーから受信したメッセージのメッセージ本体部22に対
して、1桁目から5桁分の情報を取得し、これを画面の
5行目、35列目に格納した画面メッセージを作成す
る。この情報が図12で示すところのキ−情報26であ
る。
【0073】さらに、トランザクション制御部12a
は、ステップS60の処理として、トランザクション制
御情報の10行目の情報に基づき、受信キューから受信
したメッセージのメッセージ本体部22の6桁目から2
0桁分の情報を取得し、この情報を前記キー情報が格納
された画面の7行目、35列目に格納する。この情報が
図12で示すところのデータ情報27である。
【0074】次に、トランザクション制御部12aは、
ステップS61の処理として、トランザクション制御情
報の11行目の情報に基づき、図11の(C)に示すよ
うに、前記キー情報、データ情報を格納した画面メッセ
ージと”PF10” 押下を示す情報を格納したメッセ
ージの両方をトランザクションAP7aに送信する。こ
れにより、トランザクシヨンAP7aから応答画面が返
送されるが、このとき、トランザクション制御部12a
は、ステップS62の処理として、トランザクション制
御情報の12行目の情報に基づき、画面の1行目、10
列目からの情報が“* X MASTER ADD *”
と等しいか否かのチェックを行う。
【0075】このステップS62のチェック処理におい
て、もしも等しくなければ(NO)、トランザクション
制御部12aは、ステップS63の処理として、トラン
ザクション制御情報の14行目の情報に基づき、エラー
(ERROR)処理を実行して処理を終了する。一方、
ステップS62にチェック処理において、もし等しけれ
ば(YES)、トランザクション制御部12aの処理は
次に進み、ステップS64の処理として、トランザクシ
ョン制御情報の13行目の情報に基づき、画面の10行
目、10列目からの情報が“ADD COMPLET
E”と等しいか否かのチェックを行う。
【0076】このステップS64のチェック処理におい
て、もし等しくなければ(NO)、トランザクション制
御部12aは、ステップS63の処理として、トランザ
クション制御情報の14行目の情報に基づき、エラー処
理を実行して処理を終了する。一方で、ステップS64
の処理において、もし等しければ(YES)、トランザ
クション制御部12aの処理は次に進み、ステップS6
5の処理として、トランザクション制御情報の15行目
の情報に基づき、図11の(D)に示すように、”PF
1”押下を示す情報を格納したメッセージをトランザク
ションAP7aに送信した後、処理を終了する。
【0077】以上により、本発明実施の形態のインバウ
ンドアダプタによる処理が完了する。
【0078】上述したように、本発明実施の形態におい
ては、インバウンドアダプタ8内にディスパッチャ11
を設けたことにより、複数のトランザクションAP(7
a〜7d)に対して、受信キューを1つ(Q6)とする
ことができる。これにより、本発明実施の形態によれ
ば、受信キューが増えることにより生じる、受信側シス
テムにおけるリソースの圧迫の問題、及びシステム全体
における宛先管理が煩雑となるという問題が解決され
る。
【0079】また、本発明実施の形態においては、イン
バウンドアダプタ8内のトランザクション制御部(12
a〜12c)に関し、トランザクションAP(7a〜7
d)との関連付けを無くしたため、トランザクション制
御部(12a〜12c)をトランザクションAP(7a
〜7d)の個数分設ける必要がなくなっている。これに
より、本発明実施の形態によれば、トランザクションA
P(7a〜7d)の個数が多くなればなるほど、トラン
ザクション制御部(12a〜12c)の起動によりメモ
リソースが圧迫されるという問題が解決される。
【0080】本発明実施の形態においては、インバウン
ドアダプタ8(トランザクション制御部12a〜12
c)とトランザクションAP(7a〜7d)との通信ル
ールを、トランザクション制御部(12a〜12c)へ
のプログラム組み込みではなく、トランザクション制御
データファイル13に格納(ファイルによる外出しとし
た)している。これにより、本発明実施の形態によれ
ば、汎用性、メンテナンス性の向上が実現される。
【0081】本発明実施の形態においては、ディスパッ
チャ11により、トランザクション制御部(12a〜1
2c)へのラウンドロビンによる負荷分散を可能として
いる。これにより、本発明実施の形態によれば、特定の
トランザクション制御部への処理集中が緩和され、受信
側システム内における並行処理、負荷分散が実現され
る。
【0082】また、本発明実施の形態においては、同じ
トランザクションAP(7a〜7d)へのメッセージで
あっても、送信側が異なれば複数のトランザクション制
御部(12a〜12c)で並行に処理が行えるようにし
ている。これにより、本発明実施の形態によれば、特定
のトランザクション制御部への処理集中が緩和され、イ
ンバウンドアダプタ内における並行処理、負荷分散が実
現される。
【0083】さらに、本発明実施の形態においては、同
じ送信側システムからのメッセージであれば、異なった
トランザクションタイプのメッセージであっても、同じ
トランザクション制御部でメッセージ処理が行われる。
これにより、本発明実施の形態によれば、同一送信側シ
ステムからのメッセージに対するシーケンスの保証が可
能となる。
【0084】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
情報処理装置及び方法においては、同期型オンライン通
信上の複数のトランザクションプログラムとの間の通信
に必要となる情報を保持し、所定の選択テーブルに基づ
いて非同期型メッセージを振り分け、メッセージに含ま
れるトランザクションタイプに基づいて、複数のトラン
ザクションプログラムの何れかを選択すると共に保持し
ている情報の中から所望の情報を取得し、当該取得した
情報に基づいてトランザクションプログラムとの間の通
信処理を実行するようにしたことにより、例えば、受信
側におけるリソースの圧迫及び全体における宛先管理の
煩雑さ、トランザクション制御部の起動によるメモリソ
ースの圧迫、汎用性及びメンテナンス性、並行処理、メ
ッセージのシーケンス保証などの各問題点を解消するイ
ンバウンドアダプタを実現可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報処理装置及び方法が適用される一
実施の形態の構成例を示すシステム構成図である。
【図2】本発明実施の形態のインバウンドアダプタ内の
一構成例を示すブロック図である。
【図3】メッセージのフォーマットを示す図である。
【図4】本実施の形態のインバウンドアダプタ内のデイ
スパッチャの処理の説明に用いるフローチャートであ
る。
【図5】ヘッダ部の送信側システム名が”1111”で
受信側システム名が”4444”、トランザクションタ
イプが”TTA”となっているメッセージの例を示す図
である。
【図6】識別名”TCA”が格納されたトランザクショ
ン制御部選択テーブルの内容を示す図である。
【図7】送信システム名”1111”と識別名”TC
A”が格納された送信側システム管理テーブルの内容を
示す図である。
【図8】識別名”TCB”が格納された 2番目のメッ
セージを受信したときのトランザクション制御部選択テ
ーブルの内容を示す図である。
【図9】送信システム名”1111”及び”3333”
と識別名”TCA”及び”TCB”が格納された送信側
システム管理テーブルの内容を示す図である。
【図10】本実施の形態のインバウンドアダプタ内のト
ランザクション制御部の処理の説明に用いるフローチャ
ートである。
【図11】画面フローの一例を示す図である。
【図12】メッセージ本体部にキー情報とデータ情報が
格納されたメッセージを示す図である。
【図13】トランザクション制御データファイルの内容
の一例を示す図である。
【図14】トランザクション制御部がトランザクション
APと通信処理を実行する際の一処理例を示すフローチ
ャートである。
【図15】アプリケーションシステムの全体構成例を示
す図である。
【図16】従来のインバウンドアダプタの一構成例を示
すブロック図である。
【図17】従来のインバウンドアダプタの他の構成例を
示すブロック図である。
【符号の説明】
1〜3 送信側システム、 4 受信側システム、 5
メッセージブローカー、 8 インバウンドアダプ
タ、 7 トランザクションAP、 9 オンライン端
末、 11 ディスパッチャ、 12 トランザクショ
ン制御部、 13トランザクション制御データファイ
ル、 14 トランザクション制御部選択テーブル、
15 送信側システム管理テーブル、 21 ヘッダ
部、 22メッセージ本体部、 23 送信側システム
名、 24 トランザクションタイプ、 25 受信側
システム名、 26 キー情報、 27 データ情報

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非同期型メッセージング通信から同期型
    オンライン通信へのゲートウェイを実行する情報処理装
    置において、 上記同期型オンライン通信上の複数のトランザクション
    プログラムとの間の通信に必要となる情報を保持する情
    報保持手段と、 上記非同期型メッセージング通信によるメッセージに含
    まれるトランザクションタイプに基づいて、上記複数の
    トランザクションプログラムの何れかを選択すると共に
    上記情報保持手段から情報を取得し、当該取得した情報
    に基づいて上記選択したトランザクションプログラムと
    の間の通信処理を実行するトランザクション制御手段
    と、 所定の選択テーブルに基づいて、上記非同期型メッセー
    ジング通信によるメッセージを上記複数のトランザクシ
    ョン制御手段に振り分ける振り分け手段とを有すること
    を特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 上記振り分け手段は、複数の送信元を管
    理する送信元管理テーブルを有し、何れの送信元からの
    メッセージを何れのトランザクション制御手段に割り当
    てたかを示す情報を上記送信元管理テーブルに格納し、
    当該送信元管理テーブルに格納した上記割り当ての情報
    に基づいて、同一送信元からのメッセージを同一のトラ
    ンザクション制御手段に割り当てることを特徴とする請
    求項1記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 上記振り分け手段は、複数の送信元を管
    理する送信元管理テーブルを有し、何れの送信元からの
    メッセージを何れのトランザクション制御手段に割り当
    てたかを示す情報を上記送信元管理テーブルに格納し、
    当該送信元管理テーブルに格納した上記割り当ての情報
    に基づいて、異なる送信元からのメッセージを異なるト
    ランザクション制御手段に割り当てることを特徴とする
    請求項1記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 非同期型メッセージング通信から同期型
    オンライン通信へのゲートウェイを実行する情報処理方
    法において、 上記同期型オンライン通信上の複数のトランザクション
    プログラムとの間の通信に必要となる情報を保持する情
    報保持ステップと、 所定の選択テーブルに基づいて、上記非同期型メッセー
    ジング通信によるメッセージを振り分ける振り分けステ
    ップと、 上記振り分けステップにより振り分けられたメッセージ
    に含まれるトランザクションタイプに基づいて、上記複
    数のトランザクションプログラムの何れかを選択すると
    共に上記保持している情報の中から所望の情報を取得
    し、当該取得した情報に基づいて上記選択したトランザ
    クションプログラムとの間の通信処理を実行する複数の
    トランザクション制御ステップとを有することを特徴と
    する情報処理方法。
  5. 【請求項5】 上記振り分けステップは、複数の送信元
    を管理する送信元管理テーブルを有し、何れの送信元か
    らのメッセージを何れのトランザクション制御ステップ
    に割り当てたかを示す情報を上記送信元管理テーブルに
    格納し、当該送信元管理テーブルに格納した上記割り当
    ての情報に基づいて、同一送信元からのメッセージを同
    一のトランザクション制御ステップに割り当てることを
    特徴とする請求項4記載の情報処理方法。
  6. 【請求項6】 上記振り分けステップは、複数の送信元
    を管理する送信元管理テーブルを有し、何れの送信元か
    らのメッセージを何れのトランザクション制御ステップ
    に割り当てたかを示す情報を上記送信元管理テーブルに
    格納し、当該送信元管理テーブルに格納した上記割り当
    ての情報に基づいて、異なる送信元からのメッセージを
    異なるトランザクション制御ステップに割り当てること
    を特徴とする請求項4記載の情報処理方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022503687A (ja) * 2018-10-18 2022-01-12 ドクター エイ カンパニー リミテッド 施術サービスマッチング方法

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