JP2001034355A - 表示装置 - Google Patents
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- JP2001034355A JP2001034355A JP11211717A JP21171799A JP2001034355A JP 2001034355 A JP2001034355 A JP 2001034355A JP 11211717 A JP11211717 A JP 11211717A JP 21171799 A JP21171799 A JP 21171799A JP 2001034355 A JP2001034355 A JP 2001034355A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- display device
- security
- electronic key
- key
- display
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 コンピュータのセキュリティを容易にかつ確
実に高めることができる表示装置を提供する。 【解決手段】 記憶手段17を備えた電子キー13と、
インターフェイス21を内蔵した着脱口15と、電子キ
ー13が着脱口15に装着されてセキュリティ・オンが
指示された場合には表示装置1の固有情報を電子キー1
3の記憶手段17に書き込み、セキュリティ・オンが指
示された状態で電子キー13が着脱口15から取り外さ
れた場合には、予め決められたセキュリティ・モードに
移行させる制御手段23とを備えている。電子キー13
の有無を検知してセキュリティ・モードに移行させるこ
とにより、オペレータは鍵を掛ける感覚でセキュリティ
をオン/オフできるので容易にセキュリティ機能を利用
できる。
実に高めることができる表示装置を提供する。 【解決手段】 記憶手段17を備えた電子キー13と、
インターフェイス21を内蔵した着脱口15と、電子キ
ー13が着脱口15に装着されてセキュリティ・オンが
指示された場合には表示装置1の固有情報を電子キー1
3の記憶手段17に書き込み、セキュリティ・オンが指
示された状態で電子キー13が着脱口15から取り外さ
れた場合には、予め決められたセキュリティ・モードに
移行させる制御手段23とを備えている。電子キー13
の有無を検知してセキュリティ・モードに移行させるこ
とにより、オペレータは鍵を掛ける感覚でセキュリティ
をオン/オフできるので容易にセキュリティ機能を利用
できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CRTや液晶表示
装置などを用いた表示装置に係り、特に、セキュリティ
(秘匿性、安全性)を高めるための技術に関する。
装置などを用いた表示装置に係り、特に、セキュリティ
(秘匿性、安全性)を高めるための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のコンピュータを使用する場合にお
けるセキュリティの確保には、そのコンピュータにイン
ストールされたオペレーティング・システム(以下、O
Sと称する)の一機能であるログイン・パスワードが一
般的に利用されている。この機能を利用すると、コンピ
ュータのOSを起動する際にオペレータが設定したパス
ワードの入力を促し、これが一致しない限りコンピュー
タの操作を制限したり、コンピュータの起動を中止した
りするようになっている。
けるセキュリティの確保には、そのコンピュータにイン
ストールされたオペレーティング・システム(以下、O
Sと称する)の一機能であるログイン・パスワードが一
般的に利用されている。この機能を利用すると、コンピ
ュータのOSを起動する際にオペレータが設定したパス
ワードの入力を促し、これが一致しない限りコンピュー
タの操作を制限したり、コンピュータの起動を中止した
りするようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来例の場合には、次のような問題がある。すなわ
ち、オペレータがコンピュータの操作に精通しているこ
とが要求され、この操作に不慣れなオペレータにとって
はセキュリティの確保が容易ではないという問題があ
る。
うな従来例の場合には、次のような問題がある。すなわ
ち、オペレータがコンピュータの操作に精通しているこ
とが要求され、この操作に不慣れなオペレータにとって
はセキュリティの確保が容易ではないという問題があ
る。
【0004】さらに、設定したパスワードが何らかの理
由により他人に知られてしまった場合にはセキュリティ
が何らの意味をなさなくなる。
由により他人に知られてしまった場合にはセキュリティ
が何らの意味をなさなくなる。
【0005】また、OSによっては上述したようなセキ
ュリティ機能が付属していない場合があり、このような
OSを利用している場合にはセキュリティ機能自体を得
ることができないという問題点がある。
ュリティ機能が付属していない場合があり、このような
OSを利用している場合にはセキュリティ機能自体を得
ることができないという問題点がある。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、電子キーが無い場合には表示装置をセ
キュリティ・モードに移行させることにより、コンピュ
ータのセキュリティを容易にかつ確実に高めることがで
きる表示装置を提供することを目的とする。
たものであって、電子キーが無い場合には表示装置をセ
キュリティ・モードに移行させることにより、コンピュ
ータのセキュリティを容易にかつ確実に高めることがで
きる表示装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、請求項1に記載の表示装置は、コンピュータからの
信号に基づき表示を行う表示装置において、情報を書き
換え可能な記憶手段を備えた電子キーと、電子キーとの
間で情報を送受するためのインターフェイスを内蔵し、
前記電子キーが着脱可能に構成された着脱口と、前記電
子キーが前記着脱口に装着され、セキュリティ・オンが
指示された場合には、当該表示装置の固有情報を前記電
子キーの記憶手段に書き込み、セキュリティ・オンが指
示された状態で、かつ、固有の情報を書き込まれた前記
電子キーが着脱口から取り外されていることを検知した
場合には、予め決められたセキュリティ・モードに移行
させる制御手段と、を備えていることを特徴とするもの
である。
的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、請求項1に記載の表示装置は、コンピュータからの
信号に基づき表示を行う表示装置において、情報を書き
換え可能な記憶手段を備えた電子キーと、電子キーとの
間で情報を送受するためのインターフェイスを内蔵し、
前記電子キーが着脱可能に構成された着脱口と、前記電
子キーが前記着脱口に装着され、セキュリティ・オンが
指示された場合には、当該表示装置の固有情報を前記電
子キーの記憶手段に書き込み、セキュリティ・オンが指
示された状態で、かつ、固有の情報を書き込まれた前記
電子キーが着脱口から取り外されていることを検知した
場合には、予め決められたセキュリティ・モードに移行
させる制御手段と、を備えていることを特徴とするもの
である。
【0008】また、請求項2に記載の表示装置は、請求
項1に記載の表示装置において、前記制御手段が書き込
む固有情報は、当該表示装置に唯一の情報を暗号化した
ものであることを特徴とするものである。
項1に記載の表示装置において、前記制御手段が書き込
む固有情報は、当該表示装置に唯一の情報を暗号化した
ものであることを特徴とするものである。
【0009】また、請求項3に記載の表示装置は、請求
項1または2に記載の表示装置において、前記制御手段
が書き込む固有情報には、内部クロックに基づく時間情
報が付加されていることを特徴とするものである。
項1または2に記載の表示装置において、前記制御手段
が書き込む固有情報には、内部クロックに基づく時間情
報が付加されていることを特徴とするものである。
【0010】また、請求項4に記載の表示装置は、請求
項1ないし3のいずれかに記載の表示装置において、前
記セキュリティ・モードは、表示に必要な電力を遮断す
るパワーセーブ状態であることを特徴とするものであ
る。
項1ないし3のいずれかに記載の表示装置において、前
記セキュリティ・モードは、表示に必要な電力を遮断す
るパワーセーブ状態であることを特徴とするものであ
る。
【0011】また、請求項5に記載の表示装置は、請求
項1ないし3のいずれかに記載の表示装置において、前
記セキュリティ・モードは、当該表示装置の表示に係る
調節機能を制限する状態であることを特徴とするもので
ある。
項1ないし3のいずれかに記載の表示装置において、前
記セキュリティ・モードは、当該表示装置の表示に係る
調節機能を制限する状態であることを特徴とするもので
ある。
【0012】
【作用】請求項1に記載の発明の作用は次のとおりであ
る。電子キーが着脱口に装着され、セキュリティ・オン
が指示された場合には、電子キーの記憶手段に表示装置
の固有情報が書き込まれる。セキュリティ・オンの状態
で電子キーが取り外されると、制御手段がこれを検知し
て予め決められたセキュリティ・モードに移行させる。
このように当該表示装置の電子キーの有無を制御手段が
検知してセキュリティ・モードに移行させるので、オペ
レータは鍵を掛ける感覚でセキュリティをオン/オフで
きる。また、この電子キーには、当該表示装置に唯一の
情報である固有情報が書き込まれているので、他の電子
キーではセキュリティをオフにすることはできない。
る。電子キーが着脱口に装着され、セキュリティ・オン
が指示された場合には、電子キーの記憶手段に表示装置
の固有情報が書き込まれる。セキュリティ・オンの状態
で電子キーが取り外されると、制御手段がこれを検知し
て予め決められたセキュリティ・モードに移行させる。
このように当該表示装置の電子キーの有無を制御手段が
検知してセキュリティ・モードに移行させるので、オペ
レータは鍵を掛ける感覚でセキュリティをオン/オフで
きる。また、この電子キーには、当該表示装置に唯一の
情報である固有情報が書き込まれているので、他の電子
キーではセキュリティをオフにすることはできない。
【0013】また、請求項2に記載の発明によれば、電
子キーの記憶手段に書き込まれる固有情報を暗号化する
ことにより電子キーの複製を困難にすることができる。
子キーの記憶手段に書き込まれる固有情報を暗号化する
ことにより電子キーの複製を困難にすることができる。
【0014】また、請求項3に記載の発明によれば、表
示装置内で使用されている内部クロックに基づいた時間
情報を固有情報に付加し、制御手段側にも同時に時間情
報を記憶しておけば、これらの時間情報も電子キーの真
偽判断に使用することができる。
示装置内で使用されている内部クロックに基づいた時間
情報を固有情報に付加し、制御手段側にも同時に時間情
報を記憶しておけば、これらの時間情報も電子キーの真
偽判断に使用することができる。
【0015】また、請求項4に記載の発明によれば、セ
キュリティ・モードを、表示装置に映像を表示させるた
めに必要な電力を遮断するパワーセーブ状態にすること
により、コンピュータの操作を一切できないようにする
ことができる。
キュリティ・モードを、表示装置に映像を表示させるた
めに必要な電力を遮断するパワーセーブ状態にすること
により、コンピュータの操作を一切できないようにする
ことができる。
【0016】また、請求項5に記載の発明によれば、セ
キュリティ・モードとして、輝度やコントラストなどの
表示装置の表示に係る調節機能を制限する状態にするこ
とにより、コンピュータの使用感に大きく係わる表示装
置の表示形態を勝手に変更できなくさせる。
キュリティ・モードとして、輝度やコントラストなどの
表示装置の表示に係る調節機能を制限する状態にするこ
とにより、コンピュータの使用感に大きく係わる表示装
置の表示形態を勝手に変更できなくさせる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施例を説明する。図1および図2を参照して実施例に
係る表示装置の要部を説明する。なお、図1は実施例に
係る表示装置を含むコンピュータシステムを示す斜視図
であり、図2は表示装置の要部を示したブロック図であ
る。
実施例を説明する。図1および図2を参照して実施例に
係る表示装置の要部を説明する。なお、図1は実施例に
係る表示装置を含むコンピュータシステムを示す斜視図
であり、図2は表示装置の要部を示したブロック図であ
る。
【0018】表示装置1は、例えば、デスクトップ型の
コンピュータ3の上部に載置されている。コンピュータ
3には、ハードウェア資源を効率的に利用するためのO
Sが予めインストールされているとともに、文字などを
入力するためのキーボード5や、カーソルの位置を移動
して場所を指示するために使用される、ポインティング
・デバイスの代表例であるマウス7が接続されている。
また、このコンピュータ3からは、ビデオ信号が出力さ
れてケーブルを介して表示装置1に与えられるようにな
っている。
コンピュータ3の上部に載置されている。コンピュータ
3には、ハードウェア資源を効率的に利用するためのO
Sが予めインストールされているとともに、文字などを
入力するためのキーボード5や、カーソルの位置を移動
して場所を指示するために使用される、ポインティング
・デバイスの代表例であるマウス7が接続されている。
また、このコンピュータ3からは、ビデオ信号が出力さ
れてケーブルを介して表示装置1に与えられるようにな
っている。
【0019】表示装置1の前面下部のベース部分には、
表示装置1の電源をオン/オフするための電源スイッチ
9と、表示装置1の表示に係る調整を行うためのユーテ
ィリティであるオン・スクリーン・ディスプレイ(以
下、OSDと称する)のオン/オフや、OSDを用いた
表示の調整あるいはセキュリティに係る設定などを行う
ための操作キー11と、電子キー13の着脱が可能に構
成され、電子キー13との間で情報伝達を行うための着
脱口15とが配備されている。
表示装置1の電源をオン/オフするための電源スイッチ
9と、表示装置1の表示に係る調整を行うためのユーテ
ィリティであるオン・スクリーン・ディスプレイ(以
下、OSDと称する)のオン/オフや、OSDを用いた
表示の調整あるいはセキュリティに係る設定などを行う
ための操作キー11と、電子キー13の着脱が可能に構
成され、電子キー13との間で情報伝達を行うための着
脱口15とが配備されている。
【0020】本実施例における電子キー13は、チュー
イング・ガムのような外観形状を呈しており、不揮発性
メモリのEEP−ROM17を内蔵している。このEE
P−ROM17は、コネクタ19を介して外部との間で
情報の伝達が可能となっている。
イング・ガムのような外観形状を呈しており、不揮発性
メモリのEEP−ROM17を内蔵している。このEE
P−ROM17は、コネクタ19を介して外部との間で
情報の伝達が可能となっている。
【0021】なお、上述したEEP−ROM17は本発
明の記憶手段に相当するものである。
明の記憶手段に相当するものである。
【0022】着脱口15の奥側には、電子キー13のコ
ネクタ19と係合するコネクタ21が取り付けられてい
る。このコネクタ21は、本発明の制御手段に相当する
マイクロコントローラ23と電子キー13との間で情報
を送受するインターフェイスとなっている。電子キー1
3のコネクタ19と、表示装置1のコネクタ21とは、
電源ライン25aと、着脱検出信号ライン25bと、グ
ランドライン25cと、シリアルバスライン25dとを
有する。この電子キー13には着脱口15に装着された
際に電源ライン25aから情報の送受時に必要な電力が
供給されるので、電池が不要となっている。また、表示
装置1の電源が入っている場合でも電子キー13を着脱
できるように構成されている。
ネクタ19と係合するコネクタ21が取り付けられてい
る。このコネクタ21は、本発明の制御手段に相当する
マイクロコントローラ23と電子キー13との間で情報
を送受するインターフェイスとなっている。電子キー1
3のコネクタ19と、表示装置1のコネクタ21とは、
電源ライン25aと、着脱検出信号ライン25bと、グ
ランドライン25cと、シリアルバスライン25dとを
有する。この電子キー13には着脱口15に装着された
際に電源ライン25aから情報の送受時に必要な電力が
供給されるので、電池が不要となっている。また、表示
装置1の電源が入っている場合でも電子キー13を着脱
できるように構成されている。
【0023】なお、上記のシリアルバスライン25dと
しては、例えば、IC間をシリアルバスで接続して各I
Cを制御するための一般的な接続方法であるインターI
Cバス(I2 Cバスとも記される)などを採用すればよ
い。
しては、例えば、IC間をシリアルバスで接続して各I
Cを制御するための一般的な接続方法であるインターI
Cバス(I2 Cバスとも記される)などを採用すればよ
い。
【0024】また、本実施例では、電源の管理が不要と
なる利点から電池レスの電子キー13を採用している
が、これに代えて電池内蔵式の電子キー13を採用して
もよい。
なる利点から電池レスの電子キー13を採用している
が、これに代えて電池内蔵式の電子キー13を採用して
もよい。
【0025】マイクロコントローラ23は、図示しない
CPUやメモリ、表示装置1の使用時間などを計時する
ために内部クロックを備えているとともにコネクタ21
に接続されている。コネクタ21の着脱検出信号ライン
25bとグランドライン25cとの間には抵抗が接続さ
れているので、着脱検出信号ライン25bの電圧が「ハ
イ」であることを検出して電子キー13の装着を判断で
き、電圧が「ロー」であることを検出して電子キー13
が取り外されていることを即座に判断できるようになっ
ている。
CPUやメモリ、表示装置1の使用時間などを計時する
ために内部クロックを備えているとともにコネクタ21
に接続されている。コネクタ21の着脱検出信号ライン
25bとグランドライン25cとの間には抵抗が接続さ
れているので、着脱検出信号ライン25bの電圧が「ハ
イ」であることを検出して電子キー13の装着を判断で
き、電圧が「ロー」であることを検出して電子キー13
が取り外されていることを即座に判断できるようになっ
ている。
【0026】また、マイクロコントローラ23は、OS
Dやセキュリティのオン/オフなどを指示するための操
作キー11の操作を受け付けるか否かを示すための『設
定可能ビット』を備えている。操作キー11はロック設
定キー11aと非表示設定キー11bとを備え、ロック
設定キー11aはセキュリティのオンあるいはオフを指
示する際に使用され、非表示設定キー11bはセキュリ
ティ・オン時のセキュリティ・モードを設定するために
使用される。
Dやセキュリティのオン/オフなどを指示するための操
作キー11の操作を受け付けるか否かを示すための『設
定可能ビット』を備えている。操作キー11はロック設
定キー11aと非表示設定キー11bとを備え、ロック
設定キー11aはセキュリティのオンあるいはオフを指
示する際に使用され、非表示設定キー11bはセキュリ
ティ・オン時のセキュリティ・モードを設定するために
使用される。
【0027】なお、本実施例におけるセキュリティ・モ
ードとしては、表示装置1の表示に必要な電力を遮断す
る『パワーセーブ状態』と、OSDを使用できないよう
にする『OSD使用禁止状態』とが設定可能になってい
る。
ードとしては、表示装置1の表示に必要な電力を遮断す
る『パワーセーブ状態』と、OSDを使用できないよう
にする『OSD使用禁止状態』とが設定可能になってい
る。
【0028】表示装置1に内蔵されているEEP−RO
M25には、表示装置1の固有情報である『シリアル番
号』と、上述したロック設定キー11aが押下されるご
とにオン/オフを繰り返すようにマイクロコントローラ
23により書き換えられる『ロックビット』が設定され
ている。また、同様に、非表示設定キー11bが押下さ
れるごとにオン/オフに書き換えられる『非表示ビッ
ト』が設定されている。記録されているシリアル番号
は、マイクロコントローラ23によって適宜に参照され
る。
M25には、表示装置1の固有情報である『シリアル番
号』と、上述したロック設定キー11aが押下されるご
とにオン/オフを繰り返すようにマイクロコントローラ
23により書き換えられる『ロックビット』が設定され
ている。また、同様に、非表示設定キー11bが押下さ
れるごとにオン/オフに書き換えられる『非表示ビッ
ト』が設定されている。記録されているシリアル番号
は、マイクロコントローラ23によって適宜に参照され
る。
【0029】なお、ここで言うシリアル番号とは、表示
装置1ごとに異なる製造番号のことであり重複しない唯
一の情報である。
装置1ごとに異なる製造番号のことであり重複しない唯
一の情報である。
【0030】メイン回路部27は、表示装置1の表示に
係る主要回路であり、図示しないCRTとの間で信号の
送受や給電を行う。また、マイクロコントローラ23の
指示によりOSDの表示を行ったり、コンピュータ3か
らのビデオ信号のうちの一部を取り込んで、コンピュー
タ3側からのパワーセーブ状態の要求の有無を判断する
ようになっている。
係る主要回路であり、図示しないCRTとの間で信号の
送受や給電を行う。また、マイクロコントローラ23の
指示によりOSDの表示を行ったり、コンピュータ3か
らのビデオ信号のうちの一部を取り込んで、コンピュー
タ3側からのパワーセーブ状態の要求の有無を判断する
ようになっている。
【0031】AC−DC電源29は、表示装置1の表示
に係る主電力を供給するための電源ユニットであり、電
源供給スイッチ31と、メイン内スイッチ33の直列二
段構成で給電を制御している。電源供給スイッチ31
は、電子キー13の有無とセキュリティの設定状態とに
応じてマイクロコントローラ23によって制御される。
メイン内スイッチ33は、コンピュータ3側のパワーセ
ーブ状態の要求の有無によりマイクロコントローラ23
によって制御される。
に係る主電力を供給するための電源ユニットであり、電
源供給スイッチ31と、メイン内スイッチ33の直列二
段構成で給電を制御している。電源供給スイッチ31
は、電子キー13の有無とセキュリティの設定状態とに
応じてマイクロコントローラ23によって制御される。
メイン内スイッチ33は、コンピュータ3側のパワーセ
ーブ状態の要求の有無によりマイクロコントローラ23
によって制御される。
【0032】詳細は後述するが、本実施例の表示装置1
におけるセキュリティの大まかな動作は次のようになっ
ている。
におけるセキュリティの大まかな動作は次のようになっ
ている。
【0033】すなわち、電子キー13が着脱口15に装
着された状態においてセキュリティ・オンが指示された
場合には、マイクロコントローラ23はEEP−ROM
25内のシリアル番号を読み出して特定の方法で暗号化
し、電子キー13内のEEP−ROM17に書き込む。
このようにセキュリティ・オンが指示された後で(『ロ
ックビット』が『1』になる)、オペレータにより電子
キー13が着脱口15が取り外されると、これが検出さ
れてEEP−ROM25の『非表示ビット』に応じたセ
キュリティ・モードに自動的に移行するようになってい
る。これによりパワーセーブ状態に移行したり、OSD
の表示を禁止した状態に移行するようになっている。
着された状態においてセキュリティ・オンが指示された
場合には、マイクロコントローラ23はEEP−ROM
25内のシリアル番号を読み出して特定の方法で暗号化
し、電子キー13内のEEP−ROM17に書き込む。
このようにセキュリティ・オンが指示された後で(『ロ
ックビット』が『1』になる)、オペレータにより電子
キー13が着脱口15が取り外されると、これが検出さ
れてEEP−ROM25の『非表示ビット』に応じたセ
キュリティ・モードに自動的に移行するようになってい
る。これによりパワーセーブ状態に移行したり、OSD
の表示を禁止した状態に移行するようになっている。
【0034】次に、図3ないし図8のフローチャートを
参照して、本実施例に係る表示装置1の動作について詳
細に説明する。
参照して、本実施例に係る表示装置1の動作について詳
細に説明する。
【0035】なお、セキュリティは「オフ」の状態であ
り、電子キー13はEEP−ROM17に何らの情報も
書き込まれていない状態で着脱口15に装着されている
ものとする。
り、電子キー13はEEP−ROM17に何らの情報も
書き込まれていない状態で着脱口15に装着されている
ものとする。
【0036】ステップS1 まず、最初に初期処理(図4)を実行する。
【0037】ステップS10 表示装置1においてコンピュータ3からの信号に基づく
映像が表示できるように表示に必要な初期処理を行う。
映像が表示できるように表示に必要な初期処理を行う。
【0038】ステップS11 表示のための準備が整った後は、セキュリティロック処
理(図5)を行う。
理(図5)を行う。
【0039】ステップ20 まず、電子キー13が着脱口15に装着されているか否
かを着脱検出信号ライン25bの電圧レベルを検出して
判断する。ここでは、電子キー13が装着されているの
で、「ハイ」レベルが検出されてステップS21に移行
する。
かを着脱検出信号ライン25bの電圧レベルを検出して
判断する。ここでは、電子キー13が装着されているの
で、「ハイ」レベルが検出されてステップS21に移行
する。
【0040】ステップS21 マイクロコントローラ23は、電子キー13のEEP−
ROM17の情報(暗号化シリアル番号)を読み出して
その暗号化を解除する。
ROM17の情報(暗号化シリアル番号)を読み出して
その暗号化を解除する。
【0041】ステップS22 上記のステップS21で得られた電子キー13のシリア
ル番号と、表示装置1に内蔵のEEP−ROM25から
読み出したシリアル番号とを比較する。その結果、一致
すればステップS24へ分岐し、不一致ならばステップ
S23へ分岐する。
ル番号と、表示装置1に内蔵のEEP−ROM25から
読み出したシリアル番号とを比較する。その結果、一致
すればステップS24へ分岐し、不一致ならばステップ
S23へ分岐する。
【0042】ここでは電子キー13には何ら書き込まれ
ていない状態であるから、読み出したシリアル番号と内
部のシリアル番号とは当然のことながら一致しない。し
たがってステップS23へ分岐する。
ていない状態であるから、読み出したシリアル番号と内
部のシリアル番号とは当然のことながら一致しない。し
たがってステップS23へ分岐する。
【0043】ステップS23 内部のEEP−ROM25に記憶されている『ロックビ
ット』を調べ、その内容に応じて処理を分岐する。ここ
ではセキュリティをオンにするか否かを決める『ロック
ビット』が『0』(セキュリティをオフにする)となっ
ているものとする。
ット』を調べ、その内容に応じて処理を分岐する。ここ
ではセキュリティをオンにするか否かを決める『ロック
ビット』が『0』(セキュリティをオフにする)となっ
ているものとする。
【0044】ステップS24 設定可能ビットを『オン』にして操作キー11を受け付
ける状態にするとともに、メイン回路部27へ給電する
ために電源供給スイッチ31をオンにする。
ける状態にするとともに、メイン回路部27へ給電する
ために電源供給スイッチ31をオンにする。
【0045】このようにしてセキュリティロック処理が
一旦終了して初期処理が終了することになる。次は、図
3に示すようにステップS2のメイン回路部制御処理
(図6)に移る。
一旦終了して初期処理が終了することになる。次は、図
3に示すようにステップS2のメイン回路部制御処理
(図6)に移る。
【0046】ステップS30 マイクロコントローラ23は、メイン回路部27からビ
デオ信号の検出を行って、コンピュータ3側からパワー
セーブ状態の要求がなされているか否かを判断する。こ
こではその要求がなされていないものとして次のステッ
プS31に移行する。その要求がなされている場合に
は、ステップS34でメイン内スイッチ33をオフにし
て給電を遮断する。
デオ信号の検出を行って、コンピュータ3側からパワー
セーブ状態の要求がなされているか否かを判断する。こ
こではその要求がなされていないものとして次のステッ
プS31に移行する。その要求がなされている場合に
は、ステップS34でメイン内スイッチ33をオフにし
て給電を遮断する。
【0047】ステップS31 メイン回路部27のメイン内スイッチ33をオンにす
る。これにより表示装置1の表示に係るユニットに給電
が行われるので、コンピュータ3からの信号に基づく表
示が可能な状態となる。
る。これにより表示装置1の表示に係るユニットに給電
が行われるので、コンピュータ3からの信号に基づく表
示が可能な状態となる。
【0048】ステップS32 電源供給スイッチ31がオンかオフかによって処理を分
岐する。ここではオンであるので、ステップS33に分
岐する。
岐する。ここではオンであるので、ステップS33に分
岐する。
【0049】ステップS33 コンピュータ3からの信号に基づく表示を行うためにメ
イン回路部27の制御を実行する。
イン回路部27の制御を実行する。
【0050】このようにしてメイン回路部制御処理が終
了することになるが、図3に示すように次にステップS
3の電子キー着脱検出処理(図7)に移る。
了することになるが、図3に示すように次にステップS
3の電子キー着脱検出処理(図7)に移る。
【0051】ステップS40 着脱検出信号ライン25bの電圧に変化が生じた場合に
はセキュリティロック処理に分岐するが、ここでは電子
キー13が装着されたままの状態であるものとする。し
たがって、ステップS41を実行することなくステップ
S4の操作キー処理に移行する。
はセキュリティロック処理に分岐するが、ここでは電子
キー13が装着されたままの状態であるものとする。し
たがって、ステップS41を実行することなくステップ
S4の操作キー処理に移行する。
【0052】ステップS50 セキュリティのオン/オフを示す設定可能ビットの状態
に応じて処理を分岐する。設定可能ビットは、ステップ
S24でオンにされているので、ここではステップS5
1に処理が分岐する。
に応じて処理を分岐する。設定可能ビットは、ステップ
S24でオンにされているので、ここではステップS5
1に処理が分岐する。
【0053】ステップS51 着脱検出信号に応じて、つまり電子キー13が取り外さ
れたか否かにより処理を分岐する。ここでは電子キー1
3が装着されたままであるとする。
れたか否かにより処理を分岐する。ここでは電子キー1
3が装着されたままであるとする。
【0054】ステップS52 操作キー11のうちのロック設定キー11aが押下され
たか否かによって処理を分岐する。ロック設定キー11
aは、セキュリティのオン/オフを設定するためのキー
である。ここではオペレータがロック設定キー11aを
押下、つまりセキュリティをオンしたものとする。
たか否かによって処理を分岐する。ロック設定キー11
aは、セキュリティのオン/オフを設定するためのキー
である。ここではオペレータがロック設定キー11aを
押下、つまりセキュリティをオンしたものとする。
【0055】ステップS53 ロック設定キー11aが押下されたので、EEP−RO
M25に記憶されているロックビットを論理反転させた
後にそれを保存する。これとともにオペレータに対する
確認のために、ロックビットの設定状態を一定時間だけ
OSD表示する。これにより誤操作に起因するオペレー
タが意図しない操作を実行してしまうような不都合を防
止できる。
M25に記憶されているロックビットを論理反転させた
後にそれを保存する。これとともにオペレータに対する
確認のために、ロックビットの設定状態を一定時間だけ
OSD表示する。これにより誤操作に起因するオペレー
タが意図しない操作を実行してしまうような不都合を防
止できる。
【0056】ステップS54 ロックビットがオンかオフかにより処理を分岐する。こ
こではステップS53にてロックビットがオンに設定さ
れたものとして説明する。
こではステップS53にてロックビットがオンに設定さ
れたものとして説明する。
【0057】ステップS55 マイクロコントローラ23は、EEP−ROM25から
シリアル番号を読み出し、これを特定の方法で暗号化す
る。そして、暗号化シリアル番号を電子キー13のEE
P−ROM17に書き込む。
シリアル番号を読み出し、これを特定の方法で暗号化す
る。そして、暗号化シリアル番号を電子キー13のEE
P−ROM17に書き込む。
【0058】ステップS56 ここでは上述したセキュリティロック処理(図5)を再
び実行する。但し、上述した際とは状況が変わっている
ため、ステップS22での判断が異なる。つまり、既に
電子キー13には暗号化シリアル番号が書き込まれてい
るので、ステップS22からステップS24に分岐す
る。しかし、表示装置1を外部から見た際には何ら変化
は生じない。上述した一連の処理により変わったのは、
マイクロコントローラ23の設定可能ビットと、EEP
−ROM25のロックビットとが共にオンにされたこと
と、電子キー13に暗号化シリアル番号が書き込まれた
ことである。
び実行する。但し、上述した際とは状況が変わっている
ため、ステップS22での判断が異なる。つまり、既に
電子キー13には暗号化シリアル番号が書き込まれてい
るので、ステップS22からステップS24に分岐す
る。しかし、表示装置1を外部から見た際には何ら変化
は生じない。上述した一連の処理により変わったのは、
マイクロコントローラ23の設定可能ビットと、EEP
−ROM25のロックビットとが共にオンにされたこと
と、電子キー13に暗号化シリアル番号が書き込まれた
ことである。
【0059】以上でステップS4の操作キー処理が終了
し、再びステップS2のメイン回路部制御処理に戻る。
し、再びステップS2のメイン回路部制御処理に戻る。
【0060】次に、オペレータによって操作キー11の
非表示設定キー11bが操作されてセキュリティ・モー
ドが設定される場合について説明する。
非表示設定キー11bが操作されてセキュリティ・モー
ドが設定される場合について説明する。
【0061】この場合には、ステップS4の操作キー処
理(図8)においてステップS50からS57,S58
を経てS59に移行する。なお、ステップS57で非表
示設定キーが入力されていないと判断された場合には、
ステップS57aに処理が移行してその他の操作キー処
理が実施される。
理(図8)においてステップS50からS57,S58
を経てS59に移行する。なお、ステップS57で非表
示設定キーが入力されていないと判断された場合には、
ステップS57aに処理が移行してその他の操作キー処
理が実施される。
【0062】ステップS59 EEP−ROM25に格納されている現在の非表示ビッ
トを論理反転した後に保存するととともに、確認のため
に非表示ビットの内容を一定時間だけOSD表示する。
ここでは非表示ビットがオンにされたものとする。
トを論理反転した後に保存するととともに、確認のため
に非表示ビットの内容を一定時間だけOSD表示する。
ここでは非表示ビットがオンにされたものとする。
【0063】上述した一連の処理により、オペレータが
セキュリティをオンに設定し、さらにセキュリティ・モ
ードの内容が設定されたことになる。
セキュリティをオンに設定し、さらにセキュリティ・モ
ードの内容が設定されたことになる。
【0064】『電子キーの取り外し』次に、電子キー1
3がオペレータ自身によって取り外されたとして説明す
る。この場合には、ステップS3の電子キー着脱検出処
理(図7)によって電子キー13が取り外されたことが
検出され、処理がステップS41のセキュリティロック
処理(図5)に移行する。
3がオペレータ自身によって取り外されたとして説明す
る。この場合には、ステップS3の電子キー着脱検出処
理(図7)によって電子キー13が取り外されたことが
検出され、処理がステップS41のセキュリティロック
処理(図5)に移行する。
【0065】この処理では、電子キー13が取り外され
ているので着脱検出信号ライン25bの電圧がローレベ
ルとなりステップS20からステップS23へ分岐す
る。ロックビットがオンであるのでステップS23から
ステップS25へ分岐する。非表示ビットは、上述した
処理によってオンに設定されているのでステップS26
に分岐する。したがって、設定可能ビットがオフにされ
るとともに、メイン回路部27への電源供給スイッチ3
1がオフにされる。
ているので着脱検出信号ライン25bの電圧がローレベ
ルとなりステップS20からステップS23へ分岐す
る。ロックビットがオンであるのでステップS23から
ステップS25へ分岐する。非表示ビットは、上述した
処理によってオンに設定されているのでステップS26
に分岐する。したがって、設定可能ビットがオフにされ
るとともに、メイン回路部27への電源供給スイッチ3
1がオフにされる。
【0066】その結果、操作キー11が操作されたとし
ても何ら受け付けられないように設定されるので、OS
Dによる表示装置1の表示に係る調整が何らできない。
また、メイン回路部27への給電が遮断されているの
で、表示装置1には何ら表示させることができない。し
たがって、このコンピュータ1の電子キー13を所持し
ているオペレータ以外の人では何ら操作することができ
ない。
ても何ら受け付けられないように設定されるので、OS
Dによる表示装置1の表示に係る調整が何らできない。
また、メイン回路部27への給電が遮断されているの
で、表示装置1には何ら表示させることができない。し
たがって、このコンピュータ1の電子キー13を所持し
ているオペレータ以外の人では何ら操作することができ
ない。
【0067】なお、非表示ビットが『オフ』に設定され
ている場合には、ステップS27に移行して設定可能ビ
ットをオフにする一方で、電源供給スイッチ31につい
てはオンにする。これにより表示装置1の表示は可能で
あるが、OSDによる表示装置1の表示調整ができない
セキュリティ・モードに設定することができるようにな
っている。つまり、本実施例では、2種類のセキュリテ
ィ・モードからオペレータが選択できるようになってい
る。
ている場合には、ステップS27に移行して設定可能ビ
ットをオフにする一方で、電源供給スイッチ31につい
てはオンにする。これにより表示装置1の表示は可能で
あるが、OSDによる表示装置1の表示調整ができない
セキュリティ・モードに設定することができるようにな
っている。つまり、本実施例では、2種類のセキュリテ
ィ・モードからオペレータが選択できるようになってい
る。
【0068】『電子キーの装着』次に、このコンピュー
タ3のオペレータが上記の電子キー13を着脱口15に
装着した場合について説明する。
タ3のオペレータが上記の電子キー13を着脱口15に
装着した場合について説明する。
【0069】この場合には、図3におけるステップS3
の電子キー着脱検出処理(図7)によって電子キー13
が装着されたことが検出され、セキュリティロック処理
(図5)に移行する。
の電子キー着脱検出処理(図7)によって電子キー13
が装着されたことが検出され、セキュリティロック処理
(図5)に移行する。
【0070】電子キー13が装着されると、これが検出
されてステップS20からステップS21に移行する。
そして、電子キー13から暗号化シリアル番号が読み出
されて暗号が解除される。次に、暗号が解除されたシリ
アル番号がEEP−ROM25のシリアル番号とステッ
プS22で比較され、これらは一致するのでステップS
24に移行する。したがって、設定可能ビットがオンに
されるとともに、電源供給スイッチ31がオンにされ
る。その結果、セキュリティが一時的に解除され、操作
キー11が受け付けられてOSDも使用でき、かつ、表
示も正常に行われる。
されてステップS20からステップS21に移行する。
そして、電子キー13から暗号化シリアル番号が読み出
されて暗号が解除される。次に、暗号が解除されたシリ
アル番号がEEP−ROM25のシリアル番号とステッ
プS22で比較され、これらは一致するのでステップS
24に移行する。したがって、設定可能ビットがオンに
されるとともに、電源供給スイッチ31がオンにされ
る。その結果、セキュリティが一時的に解除され、操作
キー11が受け付けられてOSDも使用でき、かつ、表
示も正常に行われる。
【0071】当然のことながら、電子キー13の暗号化
シリアル番号が表示装置1のEEP−ROM25に記憶
されているシリアル番号と不一致である場合には、ステ
ップS23を経てステップS26かステップS27のい
ずれかのセキュリティ・モードを維持する。
シリアル番号が表示装置1のEEP−ROM25に記憶
されているシリアル番号と不一致である場合には、ステ
ップS23を経てステップS26かステップS27のい
ずれかのセキュリティ・モードを維持する。
【0072】『セキュリティの解除』次に、上述したよ
うにして設定したセキュリティを完全に『解除』する場
合について説明する。なお、この場合には当然のことな
がら電子キー13が必ず着脱口15に装着されている必
要がある。
うにして設定したセキュリティを完全に『解除』する場
合について説明する。なお、この場合には当然のことな
がら電子キー13が必ず着脱口15に装着されている必
要がある。
【0073】この場合には、オペレータは操作キー11
のうちのロック設定キー11aを押下すればよい。する
と操作キー処理(図8)において次のように処理され
る。
のうちのロック設定キー11aを押下すればよい。する
と操作キー処理(図8)において次のように処理され
る。
【0074】つまり、ステップS50,S51,S52
を経てステップS53に処理が分岐する。ここでロック
ビットが反転されてオフになり、セキュリティがオフに
設定される。するとステップS54からステップS59
aに移行し、ここで電子キー13に書き込まれている暗
号化シリアル番号が消去される。この後、セキュリティ
ロック処理(図5)が実施され、ステップS24で操作
キー11の受け付けと表示装置1の表示が共に可能な状
態に設定される。これらの一連の処理の後は、電子キー
13の有無に関係なく操作キー11が受け付けられると
ともに表示が正常に行われる。
を経てステップS53に処理が分岐する。ここでロック
ビットが反転されてオフになり、セキュリティがオフに
設定される。するとステップS54からステップS59
aに移行し、ここで電子キー13に書き込まれている暗
号化シリアル番号が消去される。この後、セキュリティ
ロック処理(図5)が実施され、ステップS24で操作
キー11の受け付けと表示装置1の表示が共に可能な状
態に設定される。これらの一連の処理の後は、電子キー
13の有無に関係なく操作キー11が受け付けられると
ともに表示が正常に行われる。
【0075】このように本実施例の表示装置1によれ
ば、電子キー13の有無を検知してセキュリティ・モー
ドに移行させることにより、オペレータは鍵を掛ける感
覚でセキュリティをオン/オフできる。したがって、セ
キュリティ機能を容易に利用することができる。
ば、電子キー13の有無を検知してセキュリティ・モー
ドに移行させることにより、オペレータは鍵を掛ける感
覚でセキュリティをオン/オフできる。したがって、セ
キュリティ機能を容易に利用することができる。
【0076】また、この電子キー13には、表示装置1
ごとに異なるシリアル番号が書き込まれているため他の
電子キー13ではセキュリティがオン/オフされずセキ
ュリティを確実に高めることができる。さらに、コンピ
ュータ3側がセキュリティ機能をサポートしていない場
合であっても表示装置1側でセキュリティ機能を提供で
きる。
ごとに異なるシリアル番号が書き込まれているため他の
電子キー13ではセキュリティがオン/オフされずセキ
ュリティを確実に高めることができる。さらに、コンピ
ュータ3側がセキュリティ機能をサポートしていない場
合であっても表示装置1側でセキュリティ機能を提供で
きる。
【0077】また、本実施例装置によれば、電子キー1
3に書き込まれるシリアル番号を暗号化することによっ
て電子キー13の複製を困難にすることができ、セキュ
リティをより高めることが可能である。
3に書き込まれるシリアル番号を暗号化することによっ
て電子キー13の複製を困難にすることができ、セキュ
リティをより高めることが可能である。
【0078】なお、本発明は以下のように変形実施する
ことも可能である。
ことも可能である。
【0079】(1)上記の実施例では、電子キー13に
シリアル番号を書き込む際に暗号化しているが、そのま
まシリアル番号を書き込むようにしてもよい。
シリアル番号を書き込む際に暗号化しているが、そのま
まシリアル番号を書き込むようにしてもよい。
【0080】(2)上記の実施例装置では、電子キー1
3として不揮発性メモリのEEP−ROM17を内蔵し
たチューイング・ガムのような外観形状を呈したものを
採用しているが、不揮発性メモリを内蔵したものであれ
ばどのようなデバイスであってもよい。例えば、PCM
CIAタイプのPCカード、コンパクトフラッシュメモ
リカード(CFメモリカード)、スマートメディアカー
ド、マルチメディアカードなどが使用可能である。
3として不揮発性メモリのEEP−ROM17を内蔵し
たチューイング・ガムのような外観形状を呈したものを
採用しているが、不揮発性メモリを内蔵したものであれ
ばどのようなデバイスであってもよい。例えば、PCM
CIAタイプのPCカード、コンパクトフラッシュメモ
リカード(CFメモリカード)、スマートメディアカー
ド、マルチメディアカードなどが使用可能である。
【0081】(3)また、制御手段であるマイクロコン
トローラ23が電子キー13に書き込むシリアル番号に
は、書き込み時の内部クロックに基づく時間情報を付加
するようにしてもよい。この場合には、電子キー13の
比較の真偽判定の際に必要となるのでEEP−ROM2
5にもその時間情報を書き込むようにする。これにより
さらに電子キー13の複製を困難化することができる。
トローラ23が電子キー13に書き込むシリアル番号に
は、書き込み時の内部クロックに基づく時間情報を付加
するようにしてもよい。この場合には、電子キー13の
比較の真偽判定の際に必要となるのでEEP−ROM2
5にもその時間情報を書き込むようにする。これにより
さらに電子キー13の複製を困難化することができる。
【0082】(4)上述した実施例では、OSDのみ使
用不可と、OSDと表示が共に不可の2種類のセキュリ
ティ・モードを例示したが、例えば、非表示ビット数を
増やして表示装置1内で発生させた特定の図柄を表示さ
せたりするモードを追加してもよい。
用不可と、OSDと表示が共に不可の2種類のセキュリ
ティ・モードを例示したが、例えば、非表示ビット数を
増やして表示装置1内で発生させた特定の図柄を表示さ
せたりするモードを追加してもよい。
【0083】(5)電子キー13に書き込む固有情報と
しては、表示装置1のシリアル番号以外に、例えば、マ
イクロコントローラ23のシリアル番号を使用するよう
にしてもよい。
しては、表示装置1のシリアル番号以外に、例えば、マ
イクロコントローラ23のシリアル番号を使用するよう
にしてもよい。
【0084】(6)電子キー13と、表示装置1とのイ
ンターフェイスとして上述した接触式に代えて、例え
ば、光通信や電磁結合などの方式を用いた非接触式にし
てもよい。これにより電子キー13を小さな力で着脱口
15に対して着脱可能にすることができる。
ンターフェイスとして上述した接触式に代えて、例え
ば、光通信や電磁結合などの方式を用いた非接触式にし
てもよい。これにより電子キー13を小さな力で着脱口
15に対して着脱可能にすることができる。
【0085】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に記載の発明によれば、電子キーの有無を検知してセ
キュリティ・モードに移行させることにより、オペレー
タは鍵を掛ける感覚でセキュリティをオン/オフできる
ので、容易にセキュリティ機能を利用することができ
る。また、固有情報が書き込まれているため他の電子キ
ーではセキュリティがオン/オフされずセキュリティを
確実に高めることができる。さらに、コンピュータ側が
セキュリティ機能をサポートしていない場合であっても
表示装置側でセキュリティ機能を提供できる。
1に記載の発明によれば、電子キーの有無を検知してセ
キュリティ・モードに移行させることにより、オペレー
タは鍵を掛ける感覚でセキュリティをオン/オフできる
ので、容易にセキュリティ機能を利用することができ
る。また、固有情報が書き込まれているため他の電子キ
ーではセキュリティがオン/オフされずセキュリティを
確実に高めることができる。さらに、コンピュータ側が
セキュリティ機能をサポートしていない場合であっても
表示装置側でセキュリティ機能を提供できる。
【0086】また、請求項2に記載の発明によれば、電
子キーに書き込まれる固有情報を暗号化することによっ
て電子キーの複製を困難にすることができ、セキュリテ
ィをより高めることが可能である。
子キーに書き込まれる固有情報を暗号化することによっ
て電子キーの複製を困難にすることができ、セキュリテ
ィをより高めることが可能である。
【0087】また、請求項3に記載の発明によれば、時
間情報を固有情報に付加することにより、電子キーの真
偽判断を正確に行うことができ、電子キーが複製される
危険性をより一層小さくすることができてセキュリティ
をさらに高めることができる。
間情報を固有情報に付加することにより、電子キーの真
偽判断を正確に行うことができ、電子キーが複製される
危険性をより一層小さくすることができてセキュリティ
をさらに高めることができる。
【0088】また、請求項4に記載の発明によれば、セ
キュリティ・モードをパワーセーブ状態にすることによ
って何らの表示もされない状態にすることができるの
で、コンピュータの操作を一切できないようにすること
ができる。
キュリティ・モードをパワーセーブ状態にすることによ
って何らの表示もされない状態にすることができるの
で、コンピュータの操作を一切できないようにすること
ができる。
【0089】また、請求項5に記載の発明によれば、セ
キュリティ・モードを表示装置の調節機能を制限する状
態にすることによって、コンピュータの使用感に大きく
係わる表示装置の表示形態を勝手に変更できないように
することができる。
キュリティ・モードを表示装置の調節機能を制限する状
態にすることによって、コンピュータの使用感に大きく
係わる表示装置の表示形態を勝手に変更できないように
することができる。
【図1】実施例に係る表示装置を含むコンピュータシス
テムの外観を示した斜視図である。
テムの外観を示した斜視図である。
【図2】表示装置の要部を示したブロック図である。
【図3】メインフローを示すフローチャートである。
【図4】初期処理を示すフローチャートである。
【図5】セキュリティロック処理を示すフローチャート
である。
である。
【図6】メイン回路部制御処理を示すフローチャートで
ある。
ある。
【図7】電子キー着脱検出処理を示すフローチャートで
ある。
ある。
【図8】操作キー処理を示すフローチャートである。
1 … 表示装置 3 … コンピュータ 11 … 操作キー 11a … ロック設定キー 11b … 非表示設定キー 13 … 電子キー 15 … 着脱口 17 … EEP−ROM(記憶手段) 21 … コネクタ(インターフェイス) 23 … マイクロコントローラ(制御手段) 27 … メイン回路部 31 … 電源供給スイッチ 33 … メイン内スイッチ
Claims (5)
- 【請求項1】 コンピュータからの信号に基づき表示を
行う表示装置において、 情報を書き換え可能な記憶手段を備えた電子キーと、 電子キーとの間で情報を送受するためのインターフェイ
スを内蔵し、前記電子キーが着脱可能に構成された着脱
口と、 前記電子キーが前記着脱口に装着され、セキュリティ・
オンが指示された場合には、当該表示装置の固有情報を
前記電子キーの記憶手段に書き込み、 セキュリティ・オンが指示された状態で、かつ、固有の
情報を書き込まれた前記電子キーが着脱口から取り外さ
れていることを検知した場合には、予め決められたセキ
ュリティ・モードに移行させる制御手段と、 を備えていることを特徴とする表示装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の表示装置において、 前記制御手段が書き込む固有情報は、当該表示装置に唯
一の情報を暗号化したものであることを特徴とする表示
装置。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載の表示装置にお
いて、 前記制御手段が書き込む固有情報には、内部クロックに
基づく時間情報が付加されていることを特徴とする表示
装置。 - 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の表
示装置において、 前記セキュリティ・モードは、表示に必要な電力を遮断
するパワーセーブ状態であることを特徴とする表示装
置。 - 【請求項5】 請求項1ないし3のいずれかに記載の表
示装置において、 前記セキュリティ・モードは、当該表示装置の表示に係
る調節機能を制限する状態であることを特徴とする表示
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11211717A JP2001034355A (ja) | 1999-07-27 | 1999-07-27 | 表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11211717A JP2001034355A (ja) | 1999-07-27 | 1999-07-27 | 表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001034355A true JP2001034355A (ja) | 2001-02-09 |
Family
ID=16610442
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11211717A Pending JP2001034355A (ja) | 1999-07-27 | 1999-07-27 | 表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001034355A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002323932A (ja) * | 2001-04-25 | 2002-11-08 | Fujitsu Frontech Ltd | カード決済端末装置及びカード決済端末装置の電源投入方法 |
JP2004333860A (ja) * | 2003-05-07 | 2004-11-25 | Fujitsu General Ltd | セキュリティ装置 |
JP2007065852A (ja) * | 2005-08-30 | 2007-03-15 | Ricoh Co Ltd | 情報処理装置 |
JP2012142949A (ja) * | 2002-09-13 | 2012-07-26 | Karl Storz Imaging Inc | 映像記録・画像キャプチャ装置 |
-
1999
- 1999-07-27 JP JP11211717A patent/JP2001034355A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002323932A (ja) * | 2001-04-25 | 2002-11-08 | Fujitsu Frontech Ltd | カード決済端末装置及びカード決済端末装置の電源投入方法 |
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JP2004333860A (ja) * | 2003-05-07 | 2004-11-25 | Fujitsu General Ltd | セキュリティ装置 |
JP4524999B2 (ja) * | 2003-05-07 | 2010-08-18 | 株式会社富士通ゼネラル | セキュリティ装置 |
JP2007065852A (ja) * | 2005-08-30 | 2007-03-15 | Ricoh Co Ltd | 情報処理装置 |
JP4744983B2 (ja) * | 2005-08-30 | 2011-08-10 | 株式会社リコー | 情報処理装置 |
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