JP2001034248A - グラフィックス表示装置 - Google Patents

グラフィックス表示装置

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JP2001034248A
JP2001034248A JP11207539A JP20753999A JP2001034248A JP 2001034248 A JP2001034248 A JP 2001034248A JP 11207539 A JP11207539 A JP 11207539A JP 20753999 A JP20753999 A JP 20753999A JP 2001034248 A JP2001034248 A JP 2001034248A
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JP11207539A
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Inventor
Ken Hirata
研 平田
Tetsuya Kaize
哲也 海瀬
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モニターの電源を切るときやチャンネルを変
更してグラフィクス表示が変更される場合に、画面復帰
時の再描画速度を向上する。 【解決手段】 TV受信機でデータ放送等のグラフィッ
クスを表示している場合に、チャンネル切り換えおよび
オフ時に、表示していたグラフィックス画像を減色して
記録することにより、表示の復帰時にグラフィックス画
像を短時間で再表示することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、グラフィックス
表示の可能なTV(テレビジョン)受信機に係り、特に
画面の再描画が必要な場合に減色したデータを読み出す
ことにより、高速に描画できるグラフィックス表示装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電話回線を通信媒体として利用し
た双方向サービスが盛んに行われている。双方向サービ
スには、自宅で商品を購入することができるオンライン
ショッピングや、文字データにより情報交換を行うパソ
コン通信などが実施されている。今後は、映画やTV番
組をリクエストすると、選択した番組を受信者個別に提
供するビデオ・オン・デマンドなどのサービスが予定さ
れている。
【0003】また、日本では、BSデジタル放送が20
00年から開始される予定である。BSデジタル放送で
は、衛星のひとつの中継器に標準画質の映像信号を複数
とさらにデータを多重することが可能である。デジタル
放送の最大の特長ともいうべきデータ放送では、いつで
も視聴することが可能な天気予報やニュース、電子的番
組ガイドをユーザーに提供することが検討されている。
更に、このデータ放送は、転送容量の大きさを利用し、
色々なサービスが提供されるに違いない。
【0004】ISDB(Intergrated Services Digital
Broadcasting) などは、その代表であり、複数の動画像
と複雑なグラフィックスを構成してユーザに提供する。
また、データ放送では、世界標準のMHEG5(Multime
dia and Hypermedia Information Coding Experts Grou
p Part5)規格が採用され、ISDB同様、高度なグラフ
ィックス表示が受信機でも必要とされる。
【0005】しかしながら、デジタルTV受信機は、コ
ンシューマエレクトロニクスに属し、パソコンとは違
い、低価格で供給しなければならない。このため、受信
機でのグラフィックスハードウエアを始めとする各ハー
ドウエアもパソコンに比べ能力的に格段の差がある。ま
た、TV受信機では、電源オン/オフ動作は、早くなけ
ればならない。例えば、電源をオンした時には、数秒で
画像が表示される必要がある。更に、TV受信機は、チ
ャンネルの概念があり、ユーザが視聴したい番組をリモ
コンを用いて、自由にかつ快適にサーチができなければ
ならない。
【0006】このようなことを総合的に検討すると、複
雑な動画とグラフィックス画像で構成された複数のチャ
ンネルを、ユーザーが自由にかつ快適にサーチができる
製品を低価格で供給しなければならない。
【0007】この問題を解決するべく、近年、多画面縮
小表示によるチャンネルサーチや、待機時にもマイコン
の電源を供給しておくなどの提案がなされ、製品として
も市場に投入されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のグラフ
ィックス表示装置では、TVモニターの電源をオフする
場合やチャンネルを変更する場合には、表示されていた
グラフィックスをメモリやHDD上に一時的に退避し、
再描画する場合などに、退避したデータを読み出して表
示する。しかし、同時発色数に応じて退避する領域は多
く必要となり、同時発色数が多い場合は、再描画までの
時間がかかっていた。
【0009】この発明の目的は、モニターの電源をオフ
するときやチャンネルを変更してグラフィクス表示が変
更される場合に、画面復帰時の再描画速度を向上するグ
ラフィックス表示装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、この発明のグラフィックス表示装置では、内部
に予め備えたグラフィック画像情報あるいは外部から送
られて来るグラフィック画像情報を、必要に応じてTV
受信機に映し出すことを可能とするグラフィックス表示
装置において、再描画の直前に表示している前記グラフ
ィックス画像を減色して記憶し、再描画が必要な場合
に、前記記憶したグラフィックス画像を読み出し、前記
読み出したデータを表示可能なフォーマットに変換して
表示することを特徴とする。
【0011】また、内部に予め備えたグラフィック画像
情報あるいは外部から送られて来るグラフィック画像情
報を、必要に応じてTV受信機に映し出すことを可能と
するグラフィックス表示装置において、前記グラフィッ
クス画像を記憶する記憶手段と、前記記憶手段にグラフ
ィックスデータを書き込む手段と、前記記憶手段からグ
ラフィックス画像を読み出し表示する手段と、前記グラ
フィックス画像を減色する手段とを有し、前記減色手段
に前記グラフィックス画像読み出し手段の出力を入力し
て、常に減色処理を行い、前記記憶手段の別の領域にデ
ータを書き込み、再描画が必要な場合に、前記記憶手段
の別の領域に記憶したグラフィックス画像を読み出し、
前記読み出したデータを表示可能なフォーマットに変換
して表示することを特徴とする。
【0012】上記した各手段により、モニターの電源を
切るときやチャンネルを変更してグラフィックス表示が
変更される場合に、グラフィックス画像を減色して待避
しておくことにより、画面復帰時の再描画速度を向上さ
せることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、こ
の発明の第1の実施の形態について説明するための機能
ブロック図である。100はグラフィックス表示部であ
り、このグラフィックス表示部100は、映像入力端子
101、リモコン受光部102、電源スイッチ114、
バス103、映像出力端子104、メモリバス106を
外部インターフェースとして持ち、映像入力処理部10
7、メモリインターフェース部108、リモコン受信部
109、電源処理部113、CPU(中央演算処理部)
インターフェース部110、減色処理部111、表示処
理部112の各内部ブロックで構成される。
【0014】グラフィックス表示部100は、バス10
3に接続されているCPU115によって制御され、C
PU115はCPUインターフェース部110を経由し
てグラフィックス表示部100内部にアクセスする。C
PU115からのアクセスは、大きく分けて2種類あ
る。まず、メモリインターフェース部108、リモコン
受信部109、減色処理部111、表示処理部112、
電源処理部113のそれそれがもつレジスタへのリード
/ライトであり、それにメモリインターフェース部10
8を経由して、表示用メモリである外部メモリ105へ
のリード/ライトである。
【0015】このように、レジスタへのリード/ライト
のアクセスにより、各ブロックの制御を行い、グラフィ
ックス表示部100の動作を決定する。また、メモリへ
のリード/ライトのアクセスでは、ユーザに提供するグ
ラフィックスメニューなどで使用するアイコンやカーソ
ルなどのグラフィックス部品を、外部メモリ105へ転
送する場合に使用する。
【0016】また、CPUインターフェース部110
は、各ブロックから発生する割り込み信号をまとめ、C
PUに対して割込み信号を出力する。各ブロックからの
割込み信号は、ステータスレジスタというレジスタに保
持しておき、CPU115が割り込みの内容を知るため
に使用する。割込み信号は、例えば電源オン/オフ状態
などグラフィック表示部100の内部の状態を示すもの
であり、CPU115に状態を通知したい場合に使用す
る。
【0017】一方、MPEG2などによって圧縮された
映像信号は、映像入力端子101に入力される前にデコ
ーダによって復元されており、復元されたデジタル映像
信号やデータ放送のデータは、映像入力端子101から
映像入力処理部107に入力する。映像入力処理部10
7では、グラフィックス表示部100を駆動するための
内部クロックとの同期化などを行い、メモリインターフ
ェース部108を経由して、一旦外部メモリ105に書
き込む。書き込まれたデータは、表示処理部112によ
って読み出され、映像出力端子104を経由してモニタ
ーに表示する。
【0018】表示処理部112では、メモリインターフ
ェース部108を経由して表示用同期信号に合わせて外
部メモリ105から映像信号を読み出す。読み出された
データは、CLUT(Color Look-Up Table) 変換部11
2aおよびセレクタ112bに入力する。CLUT変換
112aはRAMで構成されており、いわゆるパレット
メモリである。外部メモリ105に格納されているデー
タが、パレットID(識別符号)であれば、CLUT変
換部112aにより色差信号Y,Pr,Pb(4:2:
2)に変換する。色差信号であればCLUT変換部11
2aを通さず、セレクタ112cを選択するようにCP
U115が制御する。その後、インターレース変換、デ
ジタル→アナログ変換などを行い、映像出力端子104
に出力する。
【0019】メモリインターフェース部108は、映像
入力処理部107、CPUインターフェース部110、
減色処理部111、表示処理部112のそれぞれのメモ
リへのアクセスの調停処理や、外部メモリ105のリフ
レッシュ処理などを行う。
【0020】リモコン受信部109は、リモコンから送
られてくる変調された赤外線データをリモコン受光部1
02より受信し、上記変調信号を復号して電源オン/オ
フやチャンネル変更などの制御内容を判別し、電源処理
部113やCPUインターフェース部110に通知す
る。
【0021】電源処理部113は、グラフィックス表示
部100の電源を管理するブロックであり、電源スイッ
チ114または、リモコン受信部109からの制御を受
け、電源オン/オフの状態をメモリインターフェース部
108、減色処理部111、表示処理部112およびC
PUインターフェース部110に通知する。特に電源オ
フ時には、電源スイッチ114またはリモコン受信部1
09からの制御を受けて直ちに電源をオフするのではな
く、電源オフ処理終了の通知をCPU115から受け、
電源をオフする。ここでの電源オフとは、リモコンで電
源オン/オフが制御できるような待機状態のことを言
う。当然外部メモリ105が、HDDやEEPROM、
FLASHなど不揮発性の記憶装置であれば、待機状態
でなく全ての電源をオフしてよい。
【0022】減色処理部111は、リモコン受信部10
9に入力されたリモコンからの指示を受け、メモリイン
ターフェース部108を経由して外部メモリ105から
データを読み出し、CPU115の指示による変換テー
ブルを用いて減色処理を行う。減色処理の実現方法につ
いては後述する。減色されたデータは、再度メモリイン
ターフェース部108を経由して外部メモリ105に書
き込む。減色されたデータを書き込む外部メモリ105
のアドレスは、CPU115が判断し、メモリインター
フェース108のレジスタに設定する。減色することに
より、外部メモリ105にアクセスするデータ量が減少
するため、減色しない場合と比較して読み出し時間を短
縮できる。
【0023】減色処理部111での減色処理の一例を説
明する。減色処理部111は、外部メモリ105に格納
されている表示領域のデータを、メモリインターフェー
ス108経由で読み込み、内部バッファに書き込む。そ
して、記憶された色信号同士を順に比較する処理を行
い、近い色同士を最適化して、例えば色差信号Y:P
r:Pbの各8ビットの24bpp(bit per pixel) を
8bppに変換するための、減色用CLUTを生成す
る。CLUT変換部112aはRAMで構成されてお
り、いわゆるパレットメモリである。変換テーブルに入
力された色差信号Y:Pr:Pbは、色信号を示すイン
デックス信号、いわゆるパレットIDに変換して出力さ
れ、メモリインターフェース108を経由して外部メモ
リ105に格納される。同時に、このパレットIDを色
差信号に変換するCLUTを生成し、外部メモリ105
に格納しておき、減色したデータを読み出す際に、表示
処理部112のCLUT変換部112aで使用する。減
色するときに最適化を行うことにより、映像信号のビッ
ト数を削減しても画質の劣化を最低限にすることが可能
となる。
【0024】図2は、図1の実施の形態で使用する外部
メモリ105のメモリマップを示している。CPU11
5により、表示領域や各部品領域が割り当てられる。映
像入力処理部107からの入力映像信号は、表示領域に
書き込まれ、CPU115からはグラフィックス部品デ
ータが、部品領域1,2,3に書き込まれる。表示処理
部112は、この表示領域のデータを読み出して表示処
理を行う。部品領域に書き込まれた各グラフィックス部
品は、CPU115により部品領域から表示領域にコピ
ーされ、図2の表示領域に示すような表示画面を構成す
る。グラフィックス部品の部品領域から表示領域へのコ
ピーは、一般的にはグラフィックスアクセラレータの機
能の一つである矩形領域ブロック転送、いわゆるBitblt
(bit block transfer)として実現されているものであ
り、特にCPU115で行われることに限定するもので
はない。
【0025】ここで、リモコン受光部102から、電源
オン/オフの指示が入力された場合を例にして図1と図
2を用いて説明する。
【0026】図2の処理(A)は、上記電源オフ→オン
時の処理を模式的にあらわしたものである。メモリの領
域はCPU115により、表示領域や部品領域を予め割
り当ててある。電源オフ時には、表示領域のデータを読
み出し、前述したような減色処理によりデータ容量を削
減後、空き領域に書き込む。電源オン時には、空き領域
に記憶しておいたデータを読み出し、CLUT変換して
所望の映像信号を出力し、モニターに表示する処理
(B)が行われる。
【0027】図1を用いて電源オフ→オン時の動作を説
明する。リモコン受光部102から、電源オフの指示が
入力されると、リモコン受信部109は電源処理部11
3に通知し、さらに電源処理部113は、メモリインタ
ーフェース部108、減色処理部111、表示処理部1
12に通知する。減色処理部では、表示しているグラフ
ィックスデータを、電源オフの指示が入力された時点
で、外部メモリ105から読み込む。読み出すために必
要なグラフィックス表示領域のアドレスは、CPU11
5がメモリインターフェース部108のレジスタの設定
しておく。
【0028】また、読み出されたグラフィックスデータ
は、CPU115により指示された変換テーブルにより
減色処理を行い、再度メモリインターフェース部108
を経由して外部メモリ105の空き領域に書き込む。書
き込み処理が終了した時点で、電源オフ時の処理が完了
し、CPU115から電源処理部113を制御して実際
に電源をオフする。なお、外部メモリ105の空き領域
は、図2に示したメモリマップのように、予めCPU1
15からメモリインターフェース部108にレジスタで
設定しておく。
【0029】リモコン受光部102から電源オンの指示
が入力されると、リモコン受信部109は電源オフ時と
同様に、電源処理部113を経由してメモリインターフ
ェース部108、減色処理部111、表示処理部112
に通知する。この通知を受けた表示処理部112では、
メモリインターフェース部108に指示を出し、空き領
域に書き込まれたデータを読み出す。表示処理部112
では、CPU115により指示されたCLUTでCLU
T変換を行い、前述した通常時の表示処理を行い、映像
出力端子104に出力する。
【0030】このような処理を行うことにより、電源オ
ン時にメニューなどのグラフィックスを再描画すると
き、高速に行うことが可能となる。この処理の流れをフ
ローチャートにしたものが図3である。
【0031】リモコン受信部102が受信したデータが
電源オン/オフの場合だけでなく、チャンネルを変更し
再描画する場合や、電源スイッチ114による電源オン
/オフの場合も同様の処理を行うことができる。
【0032】また、チャンネル変更がリモコンやTV本
体のアップ/ダウンボタンによるものであっても同様の
処理を行うことができる。アップ/ダウンボタンによる
チャンネル変更は、ダイレクト選局ボタンによるチャン
ネル変更より、チャンネル変更が繰り返されることが多
いため、減色による再描画が効果的である。
【0033】図4は、この発明の第2の実施の形態につ
いて説明するための機能ブロック図である。この実施の
形態は、減色処理部111をCPU134とHDD43
を用いて実現した点が図1の構成と異なる点であり、図
1と同一の構成部分には同一の符号を付して説明する。
【0034】すなわち、グラフィックス表示部1001
は、映像入力端子101、リモコン受光部102、電源
スイッチ114、バス103、映像出力端子104、メ
モリバス106を外部インターフェースとして持ち、映
像入力処理部107、メモリインターフェース部10
8、リモコン受信部109、電源処理部113、CPU
インターフェース部110、表示処理部112からなる
内部ブロックで構成される。
【0035】バス103には、CPU115、ROM4
1、RAM42、HDD43をそれぞれ接続する。CP
U115は、電源が投入されるとブートROMであるR
OM41に格納されているプログラムを実行し、CPU
インターフェース110を経由してグラフィックス表示
部1001のレジスタにアクセスし、動作を決定する。
メインメモリRAM42は、データ処理用のRAMであ
り、減色処理などで使用し、HDD43は減色したデー
タなどを格納して置くために使用する。
【0036】電源オフ→オンの動作の流れについて図5
のフローチャートを用いて説明する。電源オフがCPU
115に通知されると、CPU115はメモリの表示領
域からメインメモリであるRAM42にデータを書き込
む。RAM42に書き込まれたデータは、CPU115
により減色処理を行い、減色されたデータは、読み出し
用CLUTとともにHDD43に書き込む。電源オンが
CPU115に通知されると、HDD43から減色され
たデータを読み込み、外部メモリ105の表示領域にデ
ータを書き込む。表示処理部112は、この表示領域に
書き込まれたデータを読み出し、モニターに出力する。
【0037】ここで、CPU115による減色処理方法
の一例を説明する。CPU115は、外部メモリ105
に格納されている表示領域のデータを、メモリインター
フェース108やCPUインターフェース110を経由
して読み込み、そのグラフィックスデータに使用されて
いる色信号を記憶する。そして、記憶された色信号同士
を比較する処理を行い、近い色同士を最適化して、例え
ば、色差信号Y,Pr,Pb各8ビットの24bppを
8bppにそれぞれ変換する。このような減色処理は、
ソフトウエアでは一般的に行われている技術であり、市
販されているグラフィックス処理ソフトウエアでは機能
の一部として搭載されており、容易に実現可能である。
【0038】さらに図4の構成図を用いて、動作の流れ
を説明する。リモコン受信部109がリモコン受光部1
02から受けたデータを受信して復調する。受信された
データが電源オフであると判断すると、リモコン受信部
109は電源処理部113に通知し、電源処理部113
はCPUインターフェース部110に通知する。CPU
インターフェース110からは割り込み信号でCPU1
15に通知され、CPU115は電源オフ時の処理を開
始する。
【0039】CPU115は、割り込み信号を受けて、
割り込みの内容を知るためにCPUインターフェース1
10のステータスレジスタにアクセスする。このレジス
タにより電源オフであることを判断すると、外部メモリ
105の表示領域から、メモリインターフェース108
およびCPUインターフェース部110を経由して、R
AM42に書き込む。RAM42に書き込まれたデータ
を、CPU115により減色処理を行い、減色データを
HDD43に書き込む。
【0040】リモコン受信部109では、電源オンと判
断すると、電源処理部113に通知する。電源処理部1
13はCPUインターフェース部110に通知する。C
PUインターフェース115からは割り込み信号でCP
U115に通知され、CPU115は電源オン時の処理
を開始する。
【0041】CPU115は、電源オフ時と同様にCP
Uインターフェース部110のステータスレジスタを読
み込み、電源オンと判断すると、HDD43から減色さ
れたデータを読み出し、CPUインターフェース部11
0およびメモリインターフェース部108を経由して外
部メモリ105の表示領域に書き込む。
【0042】CPU115は、外部メモリ105の表示
領域への書き込みが終了すると、CPUインターフェー
ス部110を経由して表示処理部112のレジスタにア
クセスする。表示処理部112は、外部メモリ105の
表示領域からデータを読み出し、CLUT変換により表
示フォーマットに合ったデータに変換後、さらに各種表
示処理を行い、映像出力端子104に出力する。
【0043】リモコン受信部109で受信されたデータ
が電源オン/オフの場合だけでなく、チャンネルを変更
し再描画する場合や、電源スイッチ114による電源オ
ン/オフの場合も同様の処理を行うことができる。
【0044】このようにして、減色処理をCPUを用い
て行うことにより、再描画時の高速化を図るとともに、
ハードウェアの規模を削減することが可能である。
【0045】上記した第1および第2の実施の形態で
は、再描画時の高速化を図ることができたが、減色処理
に時間がかかってしまう。再描画時の高速化だけでな
く、減色処理時間の短縮を実現する、この発明の第3の
実施の形態について、図6の機能ブロック図を用いて説
明する。
【0046】この実施の形態は、第1の実施の形態の構
成とに2箇所の違いがある。表示処理部112が読み出
したグラフィックスデータを、減色処理部111へ出力
している点と、表示処理部112の出力を、セレクタ6
1の一方に入力し、映像入力端子101と選択して映像
入力処理部107へ入力する点である。
【0047】セレクタ61は、電源処理部113により
制御し、電源オフの場合は表示処理部112の出力を選
択し、通常時は映像入力端子101を選択する。なお、
セレクタ61はグラフィックス表示部1002の内部に
あってもよい。
【0048】外部メモリ105には予め減色用データの
格納場所が指定されており、電源オフ時には表示処理部
112の出力を映像入力処理部107を経由して、外部
メモリ105に書き込む。減色用CLUTは、後述する
ように常に生成してあり、電源オフ時にはこの減色用C
LUTを用いて減色処理部111は、減色用データを読
み込んで減色を行い、再び外部メモリ105に書き込
む。電源オン時には、表示処理部112により減色デー
タを読み出してCLUT変換した後、映像出力端子10
4より出力する。
【0049】セレクタ61を用いて電源オフ時に、映像
入力処理部107の機能を用いてデータを外部メモリ1
05に書き込むようにしたことにより、メモリバス10
6のバンド幅を有効に使用することができる。
【0050】ここで、第1および第2の実施の形態で
は、減色するデータは減色処理部111がメモリインタ
ーフェース部108を経由して外部メモリ105から読
み出していた。しかし、表示処理部112も同じ表示デ
ータを読み出している。このため、表示処理部112の
読み出したデータを、減色処理部111へ出力すること
により、メモリバス106へのアクセスが減り、バンド
幅を有効に使用することが可能となる。
【0051】また、表示されているグラフィックスを、
常に減色処理部111に入力することにより、減色処理
部111がいつでも減色用CLUTを生成することが可
能となる。そのため、電源オフ時に減色データを生成す
る時間を短縮することができる。
【0052】図6のセレクタ61を取り除き、映像入力
端子101を直接映像入力処理部107に入力したもの
が、この発明の第4の実施の形態である。
【0053】この実施の形態の場合、減色処理部111
で減色されたデータを、メモリインターフェース108
を経由して外部メモリ105の減色用領域に常に書き込
むことが可能であり、第3の実施の形態より更に減色デ
ータの生成時間を短縮できる。
【0054】以上説明した第1〜第4の各実施の形態に
おいて、電源オン時などの再描画が必要な場合は、表示
処理部112が減色データを読み込み、例えば図1のC
LUT変換部112aを用いて表示可能なデータに変換
している。そこで、減色データを生成するときに、この
CLUT変換部112aの変換テーブルを予め決めてお
いたテーブルを用いる減色処理を行うことにより、CL
UT変換部112aの変換テーブルを作成しなくてもよ
く、処理の軽減を図ることができる。
【0055】図7、図8は減色方法の第1および第2の
具体例について説明するための説明図である。メモリの
空き領域に応じて、減色ビット数を変更するというもの
である。
【0056】グラフィックス表示部の外部メモリたとえ
ば、図1の外部メモリ105には、図7のメモリマップ
2に示すように表示領域と部品領域を割り当てる。図1
で説明したように、電源オフ時には表示領域を減色して
空き領域に退避するが、表示領域の1/2が空き領域で
あるので、表示領域のデータ量を1/2にすれば空き領
域に書き込めることになる。図7のように、表示領域に
書き込まれているデータが色信号RGB各8ビットの場
合、それぞれ4ビットになるように下位ビットを削除す
ることで実現可能である。
【0057】また、図8のメモリマップ3に示すよう
に、空き領域が表示領域の1/4の場合は、色信号RG
Bの各8ビットを、それぞれ2ビットになるように下位
ビットを削除することで実現可能である。
【0058】これら各減色方法では単純にビット数を削
除しているが、最適化の際に空き容量に応じてビット数
を変更してもよい。
【0059】図9は減色方法の第3の具体例について説
明するための説明図である。外部メモリに格納されてい
るグラフィックス画像のフォーマットがY,Pb,Pr
(8:8:8)形式の場合、輝度信号Yの8ビットのみ
を読み出すことにより、容易に減色を行うことができ
る。
【0060】このように、ビット数を単純に削減すると
いう減色方法は、特別な回路を不要とし、高速な処理が
可能である。
【0061】また、減色処理の別の方法として、グラフ
ィックス画像を圧縮することにより実現してもよい。こ
の発明の減色処理部111ではメモリ105から読み出
すデータ量を減らすことにより、再描画の高速化を図っ
ており、データの圧縮によりデータ量を削減しても同様
の効果を得ることができる。特に圧縮方式にJPEG方
式を採用した場合、CPU115での処理が容易に実現
可能なため、図4のような構成で実現できる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のTV受
信機におけるグラフィックス表示装置は、電源オン/オ
フ時やチャンネル切り替え時など再描画が必要な場合
に、システム全体のパフォーマンスを向上させることが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態について説明する
ための機能ブロック図。
【図2】図1のメモリマップと処理手順について説明す
るための説明図。
【図3】図1の動作手順について説明するための説明
図。
【図4】この発明の第2の実施の形態について説明する
ための機能ブロック図。
【図5】図4の動作手順について説明するための説明
図。
【図6】この発明の第3の実施の形態について説明する
ための機能ブロック図。
【図7】この発明に用いる減色方法の第1の具体例につ
いて説明するための説明図。
【図8】この発明に用いる減色方法の第2の具体例につ
いて説明するための説明図。
【図9】この発明に用いる減色方法の第3の具体例につ
いて説明するための説明図。
【符号の説明】
100,1001,1002…グラフィックス表示部、
101…映像入力端子、102…リモコン受光部、10
3…バス、104…映像出力端子、105…外部メモ
リ、106…メモリバス、107…映像入力処理部、1
08…メモリインターフェース部、109…リモコン受
信部、110…CPUインターフェース部、111…減
色処理部、112…表示処理部、113…電源処理部、
114…電源スイッチ、115…CPU、41…RO
M、42…RAM、43…HDD、61…スイッチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 海瀬 哲也 東京都港区新橋3丁目3番9号 東芝エ ー・ブイ・イー株式会社内 Fターム(参考) 5C082 AA31 BA12 BA33 BA34 BB15 BB22 BD01 CA12 CA84 CB01 DA55 DA56 DA64 DA65 MM02

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に予め備えたグラフィックス画像情
    報あるいは外部から送られて来るグラフィックス画像情
    報を、必要に応じてTV受信機に映し出すことを可能と
    するグラフィックス表示装置において、 再描画の直前に表示している前記グラフィックス画像を
    減色して記憶し、再描画が必要な場合に、前記記憶した
    グラフィックス画像を読み出し、前記読み出したデータ
    を表示可能なフォーマットに変換して表示することを特
    徴とするグラフィックス表示装置。
  2. 【請求項2】 前記再描画する場合は、電源をオンした
    ときあるいはチャンネルを変更したときであることを特
    徴とする請求項1に記載のグラフィックス表示装置。
  3. 【請求項3】 前記チャンネル変更は、アップ/ダウン
    ボタンによるものであることを特徴とする請求項2に記
    載のグラフィックス表示装置。
  4. 【請求項4】 前記減色する手段は、前記フォーマット
    変換手段が予め決められた変換テーブルを使用できるよ
    うに減色することを特徴とした請求項1〜3のいずれか
    に記載のグラフィックス表示装置。
  5. 【請求項5】 前記減色する手段は、前記記憶手段の空
    き容量に応じて、減色数を変更することを特徴とする請
    求項1〜3のいずれかに記載のグラフィックス表示装
    置。
  6. 【請求項6】 前記減色する手段は、複数色画像を白黒
    256階調の画像に減色することを特徴とする請求項1
    〜3のいずれかに記載のグラフィックス表示装置。
  7. 【請求項7】 前記減色する手段は、色信号RGBの下
    位ビットを削除することを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれかに記載のグラフィックス表示装置。
  8. 【請求項8】 前記減色する手段は、グラフィックス画
    像の圧縮であることを特徴とする請求項1〜3のいずれ
    かに記載のグラフィックス表示装置。
  9. 【請求項9】 内部に予め備えたグラフィック画像情報
    あるいは外部から送られて来るグラフィック画像情報
    を、必要に応じてTV受信機に映し出すことを可能とす
    るグラフィックス表示装置において、 前記グラフィックス画像を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段にグラフィックスデータを書き込む手段
    と、 前記記憶手段からグラフィックス画像を読み出し表示す
    る手段と、 前記グラフィックス画像を減色する手段とを有し、 前記減色手段に前記グラフィックス画像読み出し手段の
    出力を入力して、常に減色処理を行い、前記記憶手段の
    別の領域にデータを書き込み、再描画が必要な場合に、
    前記記憶手段の別の領域に記憶したグラフィックス画像
    を読み出し、前記読み出したデータを表示可能なフォー
    マットに変換して表示することを特徴とするグラフィッ
    クス表示装置。
JP11207539A 1999-07-22 1999-07-22 グラフィックス表示装置 Withdrawn JP2001034248A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011211293A (ja) * 2010-03-29 2011-10-20 Brother Industries Ltd 携帯情報端末

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