JP2001033842A - 液晶光ダイオードを用いた光演算素子の製造方法 - Google Patents
液晶光ダイオードを用いた光演算素子の製造方法Info
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Abstract
電気光学応答が印加電圧の極性に対し非対称となるよう
な液晶光ダイオード素子を製造する。液晶光ダイオード
を二層に積層し、V字型電気光学応答を示す素子、およ
び光論理素子の製造する。 【解決の手段】強誘電性液晶(FLC)セルに光重合性
液晶モノマーを数%添加し、電圧を印加しながら紫外光
照射をすることにより側鎖型液晶高分子によりFLCを
安定化する。この際、印加電圧を4Vから15Vへと高
くする、紫外光照射時間を長くする、およびパルス的に
電圧を印加し、それと同期して紫外光を照射する等の方
法をとることによって、非対称性の液晶光ダイオード素
子を製造する。さらに、特に選んだ液晶光ダイオードを
組み合わせて二層に積層することにより光論理素子(ゲ
ート)を作製することができる。
Description
液晶電気光学素子およびそれらを用いた液晶光演算素子
の製造方法に関する。とくに高分子安定強誘電性素子に
おいて光透過率または反射率が印加電圧の極性に著しく
依存して電気光学特性における非対称をとくに強くした
素子を「液晶光ダイオード」と呼び、このような素子の
製造方法および二枚の液晶光ダイオードを重ねて用いる
ことにより行うことができる対称的V字型電気光学素
子、さらに液晶光ダイオードを二層構造として用いた光
論理素子の製造方法に関する。
素子は(1)双安定型であり、また(2)ドメインスウ
ィッチング型であるため空間的に連続な中間表示はでき
ない。また反強誘電性液晶は二重ヒステリシスを示し電
気駆動が複雑になり、かつ反強誘電性液晶では高いコン
トラスト比を得るための界面配向技術が確立されていな
い。さらに反強誘電性液晶の研究から派生した(ねじれ
たスメクティックC*と解釈されている)V字型特性素
子は連続中間調を示すが、電圧除去時の時定数が大きい
(数値的には数ミリ秒〜数10ミリ秒)、また反強誘電
性液晶やV字型特性を示す自発分極型の液晶物質は自発
分極がPs〜200nC/cm2位と大きく高速スウィ
ッチしたとき、たとえばゲートパルス幅2〜5マイクロ
秒のTFTなどで充分スウィッチができない。一方、光
論理素子については、双安定型の強誘電性液晶セルの二
層構造の素子は発表されている(Y.G.Jin,T.
Yamazaki,M.Itoh,Y.Iimura,
and S.Kobayashi:“Optimiza
tion of EO Performance of
the Double Layered Half−
WavelengthFLCD”Proc.Japan
Display ’92,Oct.,Hiroshi
ma,pp.163−165,(1992))。しかし
この発表ではすべての論理演算動作にはふれていなく、
ただ1/4波長板としての作用に限定されている。そし
て、この場合素子は双安定であるため光情報処理能力は
極めて限定されていて、論理としてはANDまたはNA
NDのみである。そして、また連続中間調が出せないた
め多値論理対応もできない。また一方、高分子安定強誘
電性液晶素子に関しては弱い非対称性を示すS字状型の
素子の製造方法はすでに知られている(H.Furu
e,T.Miyama,Y.Iimura,H.Has
ebe,H.Takatsu,and S.Kobay
ashi:“Mesogenic Polymer S
tabilized Fcrroelectric L
iquidCrystal Display”Jpn.
J.Appl.Phys.Vol.36,Pt.2,p
p.L1517−L1519(1997)および特願平
10−126373)。
る液晶電気光学素子において非対称性を強くし液晶光ダ
イオードと呼べるような素子を製造する。請求項6〜1
0に記載する対称的なV字型電気光学素子および光論理
素子の製造。
基板に投写すると図1(ロ)に示す三角形2Bとなる。
θ0はチルト角3で物質固有の量である。また、θmは
高分子安定化によるメモリ角4である。分子のふれ角φ
5とする。直交偏光板の偏光子P6Aをbに平行すると
セルの光透過率の強さIは、 で表される。ここにΔn、d、λはそれぞれ複屈折率、
液晶層の厚さおよび光の波長である。また6Bは検光子
である。 図2に示すようなセル透過率曲線7となる。高分子安定
化時の印加電圧の符号を変えることにより図1(ロ)の
bまたはb’の角度となるように安定化できる。図2は
図1(ロ)のbで安定化したときの電気光学特性であ
る。この場合−側で若干の光漏れが生じている。このよ
うな光の漏れが小さく図3のように非対称を強くした特
性曲線8を得ることが課題である。そのためには、強誘
電性液晶分子の高分子安定状態を図1(ロ)のbをaま
たはb’をa’にする必要がある。その方法として、 1)図4のように高分子硬化時において直流印加電圧V
sを高くする。印加電圧を4V→10V→15Vとする
と特性は9→10→11と改善される。この際液晶分子
の電界印加による尖化を防ぐためには双極性パルス電圧
を印加し、それらパルスが+または−の一方の電圧とな
るときに同期して紫外光を照射する。 2)液晶が尖化しない範囲で紫外光の照射強度を増し、
また照射時間を長くする。 3)高分子安定化前に液晶にAC電圧を印加してあらか
じめブックシエルフ構造に近づけておいた液晶(たとえ
ば、H.Suenaga,S.Maeda,T.Iij
ima,and S.Kobayashi:“AC F
ield and Freguency−Contro
lled ElectroopticSwitchin
g Using a Pyrimidine Type
Ferroelectric Liquid Cry
stal”Mol.Cryst.Liq.Crys
t.,144,199−198(1986))を用い
る。 4)ブックシエルフ構造を持つ強誘電性材料(たとえ
ば、A.Mochizuki and S.Kobay
ashi:“Naphtalence BaseFer
roelectric Liquid Crystal
and Its Electrooptical P
roperties”Mol.Cryst.Liq.C
ryst.243,77−90(1994))を用いる
などの方法がある。 上記のようにして製造された液晶光ダイオードを二層構
造にして用いることにより光論理素子(ゲート)を製造
する。先ず二層型素子を構成する前に、図5の(イ)お
よび(ロ)に示すように二種類の液晶光ダイオードタイ
プA,12とタイプB,13を作製する。Aはたとえば
光硬化時に+の直流電圧を、またBは−の直流電圧を印
加することにより作製する。つぎに、図6に示すように
上セル,14と下セル,15を重ねて二層型セルとし、
偏光板、PA,16;PB,17;PC,18を用い
る。液晶光ダイオードのタイプAとBの組合せにより、
二層型素子はタイプI〜V(19〜23)の5種類の形
が可能である。これらI〜Vの形の光演算素子を用いた
演算の結果を表1にまとめて示す。表1で上セル+、下
セル+の組合せは上セルに+の入力電圧、下セルにも+
の入力電圧の印加を示す。同様に上セル−,下セル+は
上セルに−、下セルに+の入力電圧印加を意味する。理
論的にはタイプI−IVの光論理素子において、実効的
なセルの枚数が一枚の時、透過率Tは 実効的なセルの枚数が二枚の時、透過率Tは また、タイプVの光論理素子においては透過率Tは となることが光学理論から導かれる。さらにまた、図6
のIIIまたはIVの配置(または図7の配置)にする
ことにより図8に示す様な対称的なV字特性24を持た
せることができる。この配置の素子は表示素子としても
有効に用いることができる。
電気光学素子において、印加電圧の極性に対して著しい
非対称を持たせた液晶光ダイオードを二層構造として用
いた素子を光論理素子および対称性特性の素子として用
いるための製造方法に関するものである。
ードの製造方法に沿って説明する。そして、つぎに二層
構造素子の製造方法を説明する。
9に示すように一対のガラス基板25,26を用意し、
夫々の基板表面に所定パターンのITO透明電極27,
28を形成した。ここでは、下側のガラス基板25上に
形成した透明電極層27を直線状の複数のストライプパ
ターンとし、上側のガラス基板26の透明電極層28を
前記透明電極層27と直交する複数のストライプパター
ンとしてマトリクスを形成する。基本的な動作確認等の
ためにはマトリクスとしなくてもよく、任意のパターン
でも良い。ITO透明電極27,28の上に図示しない
配向膜を形成した。配向膜としては日産化学工業製のR
N−1199を用い、パラレル配向となるようにラビン
グを施した。図9においては、基板25および基板26
の両基板とも図面左側から右側に向かってラビング処理
を実施している。両基板25,26をITO透明電極2
7,28が対向するように配置し、そのギャップが約2
ミクロンとなるように制御した状態で液晶層29を液体
相状態で注入し、シール剤30にて完全に封止して液晶
セル31を形成した。また各々のピクセルはa−siま
たはp−siを用いてTFTを配置している。基本的動
作確認は市販のFETを用いて駆動することができる。
chst社製のZLI−4851−100を用い、該強
誘電性液晶に対して光硬化性液晶を2重量%添加した。
光硬化性液晶には大日本インキ化学工業社製UCL−0
01を用いた、またそれに対して1重量%のフォトイニ
シエータ(光開始剤)が添加してある。
31をスメクティックC*相に保ちながら該セルに直流
電圧15Vを印加した状態のまま、紫外線を照射して光
硬化性液晶を硬化させて、いわゆる高分子安定化強誘電
性液晶の液晶セル31を作成した。なお、このとき用い
た紫外線は、波長365nmの光線をエネルギー密度6
0mJ/cm2で照射している。
1を偏光顕微鏡にて観察したところ、ジグザグ欠陥等の
配向不良のないC−2一様配向層構造をもつシェブロン
配向を示していた。
光軸が平行となるようにして偏光フィルムからなる偏光
層32および偏光層33を配置し、他方の偏光層の偏光
軸をこれと直交するように配置して液晶電気光学素子3
4とした。
(V)対光透過率特性を求めたところ、従来の強誘電性
液晶とは異なり、図2、3、4に示すような印加電圧に
より液晶電気光学素予34の透過光量Tを容易にかつ連
続的制御できることが判った。また得られた電気光学特
性は非対称的であった。また得られたコントラスト比の
最良値は230:1であった。そこにおいて、光硬化時
に印加する電圧Vsの値に特性がいかに依存するかは図
4に示す通りである。また擬似ブックシエルフ構造を持
たせて処理することで図3にほど近い特性が得られた。
そこで、0Vから4Vの電圧を用いて8階調の制御を行
ったところ、応答速度は階調間でも100マイクロ秒〜
200マイクロ秒の範囲であり、階調を設けない場合は
立上り40マイクロ秒、立下り200マイクロ秒程度で
あった。
40〜150mJ/cm2、照射時間は好ましくは30
秒〜1分30秒であった。
性液晶の添加量を変更した液晶層29とした以外は、実
施例1と同一条件にて液晶セル31を作成して、液晶素
子34を作製した。光硬化性液晶の添加量を4重量%よ
り多く添加した場合には、液晶層29のネマティック−
スメクティックもしくはアイソトロピック−スメクティ
ック相転移温度が低くなる傾向があった。よって、材料
により異なるが相転移温度の変化量の少ない10重量%
以下の添加量が好ましいものと思われる。また、光硬化
性液晶の添加量が少なすぎる場合には配向の安定性が悪
くなる。これは、光硬化性液晶がポリマー化することに
より生じるポリマー鎖、特に側鎖の密度が不十分なため
に配向性が不安定になったものと考えられる。従って
0.1〜4重量%程度が適当で、さらに好ましくは1〜
2重量%とすると、液晶層の相移転温度の変化も殆どな
く、安定した配向を示した。
ルの構造を図7に示す、また用いた上セルおよび下セル
も図7に示す。実施例のテストはTFTなしの1ピクセ
ルで行った。得られた特性を図8に示す。良好なV字型
対称特性が得られた。またFETを用いて駆動したとき
ゲートパルス幅を狭くして行き、その下限3マイクロ秒
でもスウイッチングができた。
すI〜Vの構成をもつ二層型光演算素子を作製し、各上
セルおよび下セルにパルス幅1ミリ秒、±4Vのパルス
入力電圧を印加した。この電圧により個々のセルにおけ
る振れ角度φは0度と|45|度で変化する。図10に
本実施例により得られるセル透過光の波長依存性を示
す。Δn=0.15、d=2.5マイクロメータのセル
を用いた場合である。可視域において領域Iは光波長が
428.6ナノメータ以下、領域IIは428.6〜5
00ナノメータ、領域IIIは500〜600ナノメー
タ、そして領域IVは600ナノメータ以上の領域であ
る。これらの領域の光を用いることにより、それぞれ異
なった演算素子として機能する。ただし、この例ではH
状態とL状態の境界は最大透過率を1とした場合におけ
る0.5の位置とした。このような諸条件で、演算素子
として用いた場合に確認された動作を表1に示す。また
FETで素子を駆動したところゲートパルス幅を狭くし
ていき、その下限3マイクロ秒以下でも動作させること
ができた。V字型電気光学特性を示す自発分極型の強誘
電性液晶は連続階調は示すが自発分極が大きくPs〜2
00nC/cm2である。そのため外部スウィッチング
素子による高速スウィッチングができない。それに対し
て本発明の方法ではPs〜10−20nC/cm2と小
さくとも中間調を示しかつスウィッチング素子で高速ス
ウイッチングが可能となる。
され、以下に記すような効果を奏する。
00マイクロ秒)、高コントラスト比(230:1)、
単安定で中間調特性可能、印加電圧の極性に対する強い
非対称性を示す電気光学素子(これを液晶光ダイオード
と呼ぶ)の製造が可能である。
(TFT)を用いて電気的に駆動する際、単色で480
0(=1600×3)(H)×1200(V)[SXG
A]ピクセルのマトリクスをフレーム周期60Hzのマ
トリクス型電気光学パネルとして動作させるときゲート
電圧パルス幅は13.9マイクロ秒となる。このような
ゲート電圧パルス幅に対しても本発明の本実施例ではス
ウィッチング可能である。
層に重ねて組合せることにより、印加電圧に対して対称
的特性を示す電気光学素子が実現できる。この素子は高
速、高コントラストの画像表示にも用いることができ
る。
別に組合せた二層型電気光学素子として用いることによ
り、5種類の光論理(光ゲート)素子を構成できる。こ
れら素子を用いて高速、高コントラスト、マトリクス
型、および多値論理可能な光論理素子を構成できる。光
論理としてはAND、NAND、OR、NOR、XO
R、XNORのすべての二値の論理演算が可能である。
る様子と自発分極 (ロ)円錐の基板への投写図と液晶分子の角度関係およ
び偏光板の配置。
子の電気光学特性
このような特性を示す素子を(理想的な)液晶光ダイオ
ードと呼ぶ。
される直流電圧の値により得られる電気光学特性の変化
を示す。
ゲート(論理)素子の構成(方式I〜V)
構成図
性
ート(I) 2A 円錐、 20 液晶光ゲ
ート(II) 2B 基板に投写された三角形 21 液晶光ゲ
ート(III) 3 チルト角 22 液晶光ゲ
ート(IV) 4 メモリ角 23 液晶光ゲ
ート(V) 5 ふれ角 24 V字型特
性 6A,6B 偏光板 25 ガラス基
板 7 光透過率曲線(弱非対称) 26 ガラス基
板 8 光透過率曲線(強い非対称) 27 ITO透
明導電膜 9 光透過率曲線(弱い非対称) 28 ITO透
明導電膜 10 光透過率曲線(中位の非対称) 29 液晶層 11 光透過率曲線(強い非対称) 30 シール剤 12 光透過率曲線 31 液晶セル 13 光透過率曲線 32 偏光板
(上側) 14 上セル 33 偏光板
(下側) 15 下セル 34 液晶電気
光学素子 16 偏光板(上側) 35 液晶光ゲートの透過率対 17 偏光板(中側) 波長特性(光学的に 18 偏光板(下側) セルが1枚の時) 36 液晶光ゲートの透過率対 波長特性(光学的に セルが2枚の時)
Claims (11)
- 【請求項1】 一対の透明基板と、前記一対の透明基板
の内面に対向に設けられる透明対向電極と、前記対向電
極の間に配置される液晶層とを備えた液晶素子であっ
て、前記液晶層は、強誘電性液晶に、光硬化性液晶モノ
マーが添加されており、かつ、該液晶がカイラルスメク
チック相となる温度で、実質的な直流電圧を印加した状
態で前記硬化性液晶モノマーを紫外光照射により硬化
(高分子化)し、側鎖型高分子液晶により安定化された
強誘電性液晶層であることを特徴とする電気光学素子と
それを用いた光演算素子。 - 【請求項2】前記液晶層は、シエブロン層構造、擬似ブ
ックシエルフ構造またはブックシエルフ構造をもつこと
を特徴とする請求事項1に記載の液晶電気光学素子とそ
れらを用いた光演算素子。 - 【請求項3】一層型または二層型の液晶電気光学素子に
関して、素子の両外面に偏光軸が略垂直になるように配
置した一対の偏光層を備えており、一方の偏光層の偏光
軸が請求項1に記載する強誘電性液晶の安定方向のダイ
レクターと略平行になるようにされていることを特徴と
する請求項1、2のいずれかに記載の液晶電気光学素子
とそれらを用いた光演算素子。ここにおいて二枚の偏光
板は平行の配置を用いてもよい。 - 【請求項4】透明電極を設けた一対の透明基板を、透明
電極が対向するように配置する工程と、前記対向透明電
極間に、強誘電性液晶に光硬化性液晶が添加してある液
晶層を設ける工程と、前記液晶層に、実質的直流電圧を
印加しながら紫外光照射することにより強誘電性液晶に
一つの安定状態を与える工程とを順に行うことを特徴と
する請求項1、2、および3に記載の液晶電気光学素子
の製造方法。 - 【請求項5】高分子安定化をすることにより、一層型の
素子の光透過率または反射率が素子への印加電圧の極性
に依存する非対称を示す。とくにこの非対称を強くした
素子を「液晶光ダイオード」と呼ぶ。液晶光ダイオード
の条件として、明状態の透過率Tmaxと暗状態の透過
率Tminの比Tmin/Tmaxをなるべく小さくす
ることである。数値的には印加電圧10Vに対してTm
in/Tmaxが望ましくは0.2またはそれ以下の特
性を持つ電気光学素子。 - 【請求項6】請求項1〜5に記載する液晶電気光学素子
を二層型として用い、それらを同時に駆動することによ
り電気光学特性における正負印加電圧に対し対称な特性
を示す電気光学素子。 - 【請求項7】請求項1〜5に記載する液晶光ダイオード
を二層に重ねることにより該二層素子に対する印加電圧
を入力としその極性により光透過率または反射率の変化
により論理和(OR)、論理積(AND)、排他的論理
和(XOR)、論理積の否定(NAND)、および排他
的論理和の否定(XNOR)などの光演算を行う液晶光
演算素子の製造方法。 - 【請求項8】請求項7に記載する構造をとるが、セルの
リターディション(R=2πΔnd/λ、Δn 複屈折
率、d 合計の液晶層の厚さ、λ 光の波長)の値いか
んにより異なった論理演算結果を得ることができる液晶
光演算素子の製造方法。 - 【請求項9】請求項7に記載の光演算素子において、リ
ターディションの値によりセルが呈色する。これらの色
の変化を用いた光論理素子の製造方法。 - 【請求項10】光論理素子の中間調特性を利用して、二
値論理のみならず多値論理にも用いることができる液晶
演算素子。 - 【請求項11】請求項1から請求項10に記載した液晶
電気光素子および液晶光演算素子において、印加電圧に
対し立上り時定数が数10マイクロ秒〜数100マイク
ロ秒で印加電圧を除去するとき時定数略1ミリ秒以下で
速やかに初期状態に戻る特性を持ち、自発分極を有する
液晶を用いた液晶電気光学素子および液晶演算素子の製
造方法。
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