JP2001033247A - 不陸測定装置及び不陸測定方法 - Google Patents

不陸測定装置及び不陸測定方法

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JP2001033247A
JP2001033247A JP11202630A JP20263099A JP2001033247A JP 2001033247 A JP2001033247 A JP 2001033247A JP 11202630 A JP11202630 A JP 11202630A JP 20263099 A JP20263099 A JP 20263099A JP 2001033247 A JP2001033247 A JP 2001033247A
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JP
Japan
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unevenness
laser
laser beam
projected
unevenness measuring
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JP11202630A
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English (en)
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Tetsuya Sasada
徹也 笹田
Tamio Komura
民雄 小村
Yasuyuki Totoki
康行 十時
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NISSEI ENG KK
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
NISSEI ENG KK
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不陸を容易に発見できて、定量的に修正の
判断を行うことが出来る不陸測定装置及び不陸測定方法
を提供する。 【解決手段】 所定間隔をおいて設けられた一対のレ
ーザー発振器4,6から、離間して位置する壁面1に対
して相違する方向からレーザービームを照射する共に、
基準距離L2に壁面1の測定表面1aが存在する場合に
は、各レーザービーム光によって照射される各投影像1
0,11を重複させることにより、壁面1の不陸を測定
する不陸測定方法である。各レーザー発振器4,6から
壁面1に照射される前記各投影像10,11は、同一
上,下方向に直線状に拡開されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主に建築物の壁
面、床面或いは天井面等、建築要素の表面に形成される
不陸(凹凸を含むうねり)を定量的に判断することが出
来る不陸測定装置及び不陸測定方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】建築物の内装工事によって形成される壁
面、床面或いは天井面等、建築要素の表面には、不陸
(凹凸を含むうねり)が形成されて平坦とならない場合
がある。
【0003】このような不陸は、比較的目に付きやすい
大きなものは目視で判断されて修正できるが、机や本棚
等の家具を隣接して配置した場合に、これらの家具の直
線部分との対比で初めて分かるような小さな不陸は、発
見しにくい。
【0004】また、基準となる二点間に、前記壁面に沿
うように糸を張設し、前記不陸を測定する方法も知られ
ている。
【0005】なお、レーザービームを利用したレベル墨
出し装置としては、特開平7−4960号公報等に記載
されているようなものが知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の不陸を測定する方法では、作業者が熟練した
技術を必要とすると共に、内装工事によって形成される
建築要素の全てを、前記糸を張設する方法で確実に測定
することは、困難で、製造コストの上昇を招く虞があっ
た。
【0007】そこで、本発明の目的は、不陸を容易に発
見できて、定量的に修正の判断を行うことが出来る不陸
測定装置及び不陸測定方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載された発明では、離間して位置する
投影面に対して相違する方向からレーザービームを照射
する一対のレーザービーム発振源を所定間隔をおいて支
持部材に設け、前記各レーザービーム発振源には、点状
のレーザービームを直線状に拡開する光学要素が設けら
れ、所定距離に前記投影面が存する場合には、直線状の
レーザービームが重なって投影されるようになされた不
陸測定装置を特徴としている。
【0009】このように構成された請求項1記載のもの
では、所定距離に前記投影面が存する場合には、直線状
のレーザービームが重なって投影される。各投影像は、
前記光学要素によって、同一方向に直線状に拡開されて
いるので、投影像の離間が目視でも明らかに判断でき
る。
【0010】従って、不陸を容易に発見できて、離間量
から定量的に修正の判断を行うことが出来る。
【0011】また、請求項2に記載されたものでは、前
記請求項1記載の不陸測定装置を、壁面等から所定間隔
をおいて設置し、該壁面等の投影面に一対の直線状のレ
ーザービームが重なるように投影させる不陸測定方法を
特徴としている。
【0012】このように構成された請求項2記載のもの
では、各レーザービーム発振源からレーザービームを照
射すると、前記壁面に形成される投影像は、不陸が存在
しない場合には、基準距離となるので、一本の直線状に
重なって見える。
【0013】不陸が存在する場合には、基準距離から
前,後にずれているので、2本の直線状に分離されて見
える。
【0014】従って、不陸を容易に発見できて、離間量
から定量的に修正の判断を行うことが出来る。
【0015】
【発明の実施の形態1】以下、本発明の具体的な実施の
形態1について、図示例と共に説明する。
【0016】図1〜図5は、この発明の実施の形態1を
示すものである。
【0017】まず、構成を説明すると、この実施の形態
1のものでは、建築物の壁面1から所定間隔Lをおいて
水平方向に延設される棒状の支持部材2が、三脚3の上
部に設置される。
【0018】この支持部材2には、レーザービーム光源
としてのレーザー発振器4が、取付金具5を介して固定
されている。
【0019】このレーザー発振器4は、前記壁面1の測
定表面1aから、基準距離L2離間した位置に設けられ
ると共に、照射されるレーザービームを該測定表面に直
角に投影するように構成されている。
【0020】また、前記支持部材2には、このレーザー
発振器4から所定距離L1を置いてレーザー発振源とし
てのレーザー発振器6が、取付金具7を介して設けられ
ている。
【0021】このレーザー発振器6は、前記壁面1の測
定表面1aに対して、45゜の角度で、照射するレーザ
ービームが投影されるように構成されると共に、前記距
離L1を前記距離L2と同一距離とすることにより、前
記レーザー発振器4からレーザー発振器6までと、前記
レーザー発振器4から測定表面1aまでとを等辺とする
直角二等辺三角形(L1=L2)が形成されることによ
り、相違する45゜方向からレーザービームを照射出来
るように構成されている。
【0022】更に、この実施の形態1では、前記各レー
ザー発振器4,6の前面に、前記各投影像を同一方向に
直線状に拡開する光学要素としてのシリンドリカルレン
ズ8,9が設けられている。
【0023】このシリンドリカルレンズ8,9は各レー
ザー発振器4,6の点光源を、同一縦方向に引き延ばし
て、図5に示すような直線状の平行な各投影像10,1
1を、前記測定表面1aに投影するように構成されてい
る。
【0024】そして、所定距離に、被測定物の投影面が
存する場合には、直線状のレーザービームが重なって投
影されるように構成されている。
【0025】次に、この実施の形態1の作用について説
明する。
【0026】この実施の形態1の不陸測定装置及び不陸
測定方法では、前記支持部材2を前記壁面1から所定距
離L離間させると共に、測定表面1aとこの支持部材2
の延設方向を平行となるように配置する。
【0027】そして、各レーザー発振器4,6から各々
レーザービームが照射される。点光源から照射された各
レーザービームは、前記シリンドリカルレンズ8,9で
各々上下方向に拡開された直線状の投影像10,11と
なる。
【0028】前記壁面1の測定表面1aに形成される投
影像10,11は、図2に示すように、不陸が存在せず
に、平坦な場合には、基準距離と等しい距離L2とな
る。
【0029】このため、前記レーザー発振器4からレー
ザー発振器6までと、前記レーザー発振器4から測定表
面1aまでとを等辺とする直角二等辺三角形(L1=L
2)が形成されて、この直角二等辺三角形の鋭角の頂点
で、前記レーザー発振器4から照射される投影像10
に、前記レーザー発振器6から照射される投影像11が
横幅方向で重なる。
【0030】従って、図3に示すように、投影像10,
11は、上下方向に拡開された一本の直線状に見える。
【0031】また、不陸が存在する場合には、図4に示
すように、レーザー発振器4から前記壁面1の測定表面
1aまでの距離L2が、基準距離から前,後にずれる。
【0032】例えば、基準距離よりも距離L2が短い場
合には、前記レーザー発振器6から照射される投影像1
1は、45゜異なる方向から入射されているので、基準
より手前に投影される。
【0033】このため、各レーザー発振器4,6からの
レーザービームの照射により形成される投影像10,1
1が、図5に示すように、左,右に離間して重ならず2
本の直線状に分離されて見える。
【0034】このように、各投影像10,11は、前記
シリンドリカルレンズ8,9によって、同一上,下方向
に直線状に拡開されているので、投影像10,11の離
間が目視でも明らかに判断できる。
【0035】従って、不陸を容易に発見できて、離間量
から定量的に修正の判断を行うことが出来る。
【0036】例えば、この実施の形態1では、前記レー
ザー発振器6から照射される投影像11を、45゜異な
る方向から入射させて、直角二等辺三角形の鋭角頂点
で、投影像10,11を重ねるようにしているので、前
記レーザー発振器4から照射された投影像10との離間
量w1が、そのまま不陸の大きさh1となる。すなわ
ち、ずれ量w1が1mmであれば、不陸の高さh1も1
mmとなり、修正作業を行うか否かの判断基準となる。
【0037】従って、不陸を容易に発見できて、離間量
w1から定量的に修正の判断を行うことが出来、作業効
率を向上させることにより、内装コストの上昇を抑制で
きる。
【0038】以上、この発明の実施の形態1を図面によ
り詳述してきたが、具体的な構成はこの実施の形態1に
限らず、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更
等があってもこの発明に含まれる。
【0039】例えば、前記実施の形態1では、投影像1
0,11が、直線状に拡開される方向を上下方向とした
が、特にこれに限らず、例えば水平左右方向、斜め方向
等、どのような角度であってもよい。
【0040】また、前記実施の形態1では、光学要素と
して、シリンドリカルレンズ8,9を各々設けたものを
用いて説明してきたが、特にこれに限らず、例えば、回
折格子や、可動ミラーを駆動させるガルバノメータスキ
ャナ装置、多面体ミラーを回転させるポリゴンミラース
キャナ装置、或いは、超音波偏光器等、投影像を直線状
に拡開するものであるならば、どのような光学要素であ
っても良いことは当然である。
【0041】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1の発
明によれば、所定距離に前記投影面が存する場合には、
直線状のレーザービームが重なって投影される。各投影
像は、前記光学要素によって、同一方向に直線状に拡開
されているので、投影像の離間が目視でも明らかに判断
できる。
【0042】従って、不陸を容易に発見できて、離間量
から定量的に修正の判断を行うことが出来る。
【0043】また、請求項2に記載されたものでは、各
レーザービーム発振源からレーザービームを照射する
と、前記壁面に形成される投影像は、不陸が存在しない
場合には、基準距離となるので、一本の直線状に重なっ
て見える。
【0044】不陸が存在する場合には、基準距離から
前,後にずれているので、2本の直線状に分離されて見
える。
【0045】従って、不陸を容易に発見できて、離間量
から定量的に修正の判断を行うことが出来る、という実
用上有益な効果を発揮し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の不陸測定装置及び不陸
測定方法を説明する構成の模式図である。
【図2】実施の形態1の不陸測定装置及び不陸測定方法
で、不陸が存在しない場合の平面模式図である。
【図3】実施の形態1の不陸測定装置及び不陸測定方法
で、不陸が存在しない場合の壁面に投影される投影像を
示す正面図である。
【図4】実施の形態1の不陸測定装置及び不陸測定方法
で、不陸が存在する場合の平面模式図である。
【図5】実施の形態1の不陸測定装置及び不陸測定方法
で、不陸が存在する場合の壁面に投影される投影像を示
す正面図である。
【符号の説明】
1 壁面 1a 測定表面 4 (基準側の)レーザー発振器(レーザー発
振源) 6 (測定側の)レーザー発振器(レーザー発
振源) 8,9 シリンドリカルレンズ(光学要素) 10,11 投影像
フロントページの続き (72)発明者 小村 民雄 茨城県つくば市和台32 株式会社セキスイ ハーモネート施工技術センター内 (72)発明者 十時 康行 東京都豊島区西池袋5丁目10番2号 日制 エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 2F065 AA47 AA49 AA54 CC14 DD00 FF09 GG04 HH05 JJ12 LL08 LL13 LL15 LL42 LL57 MM11

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】離間して位置する投影面に対して相違する
    方向からレーザービームを照射する一対のレーザービー
    ム発振源を所定間隔をおいて支持部材に設け、前記各レ
    ーザービーム発振源には、点状のレーザービームを直線
    状に拡開する光学要素が設けられ、所定距離に前記投影
    面が存する場合には、直線状のレーザービームが重なっ
    て投影されるようになされたことを特徴とする不陸測定
    装置。
  2. 【請求項2】前記請求項1記載の不陸測定装置を、壁面
    等から所定間隔をおいて設置し、該壁面等の投影面に一
    対の直線状のレーザービームが重なるように投影させる
    ことを特徴とする不陸測定方法。
JP11202630A 1999-07-16 1999-07-16 不陸測定装置及び不陸測定方法 Pending JP2001033247A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7322229B2 (en) 2003-12-24 2008-01-29 3M Innovative Properties Company Device and method for measuring the profile of a surface
JP2014198958A (ja) * 2013-03-29 2014-10-23 株式会社日立ハイテクノロジーズ 軌道検測方法及び装置
JP7440588B1 (ja) 2022-09-16 2024-02-28 Jimテクノロジー株式会社 トンネル掘削機のエレクタ装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7322229B2 (en) 2003-12-24 2008-01-29 3M Innovative Properties Company Device and method for measuring the profile of a surface
JP2014198958A (ja) * 2013-03-29 2014-10-23 株式会社日立ハイテクノロジーズ 軌道検測方法及び装置
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