JP2001031921A - 布粘着テ−プ - Google Patents

布粘着テ−プ

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JP2001031921A
JP2001031921A JP20725499A JP20725499A JP2001031921A JP 2001031921 A JP2001031921 A JP 2001031921A JP 20725499 A JP20725499 A JP 20725499A JP 20725499 A JP20725499 A JP 20725499A JP 2001031921 A JP2001031921 A JP 2001031921A
Authority
JP
Japan
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adhesive tape
sensitive adhesive
pressure
adhesive
cloth
Prior art date
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Pending
Application number
JP20725499A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomomi Bito
智美 尾藤
Katsumi Hashimoto
勝己 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SUGAWARA IND
Maxell Sliontec Ltd
Original Assignee
SUGAWARA IND
Maxell Sliontec Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 展示会等で電線固定期間終了後、布粘着テー
プを回収する際に、電線からの剥離が容易で、かつ、電
線を汚染しない、手切れ性に優れた電線固定用布粘着テ
ープを提供することを目的とする。 【解決手段】 布粘着テープにおいて、基材の一方の面
に粘着部と非粘着部を設けた構造とする。この場合、上
記粘着部の一部に手切れ性を有するフィルムまたは紙等
の非粘着部材を貼り合わせることにより上記非粘着部を
設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、布粘着テ−プに係
り、特に、電線を固定するのに好適な布粘着テ−プに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、布粘着テープは、簡単に手で
切れることから産業用から一般消費者用まで幅広く使わ
れている。また梱包用、養生用と用途も様々である。
【0003】例えば、展示場等では、ディスプレイ、照
明等に使用する電線を固定するために、養生用布粘着テ
−プが所望の長さに簡単に手で切れることから広く用い
られている。
【0004】しかしながら、展示期間終了後、回収作業
の際に、養生用布粘着テープを床あるいは壁等から剥が
し、その後、さらに、電線から上記養生用布粘着テープ
を剥がす必要があった。
【0005】一般に、電線の被覆には、可塑剤を含有す
るポリ塩化ビニルが使用されており、養生用布粘着テー
プには、通常、ゴム系粘着剤が使用されている。そのた
め、電線の固定期間が数か月間以上にわたる場合、ポリ
塩化ビニル中の可塑剤が上記養生用布粘着テープの粘着
剤中へ移行し、粘着テープの粘着剤を劣化させ、それが
電線表面に残り、電線が汚染されるという問題があっ
た。
【0006】以上の理由から、電線固定期間終了後の粘
着テープ回収の際の作業性を改善するとともに、電線へ
の汚染の無い、電線固定用の布粘着テ−プが望まれてい
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、電線固
定期間終了後、回収作業の際に、養生用布粘着テープを
床あるいは壁等から剥がし、その後、さらに、電線から
上記養生用布粘着テープを剥がす必要があるため、作業
に手間がかかっていた。また、電線固定期間が数か月間
以上にわたる場合、電線表面に劣化した粘着剤が残り、
電線が汚染されるというような問題があった。
【0008】本発明は、電線固定期間終了後の粘着テー
プ回収の際の作業性を改善するとともに、電線を汚染し
ない電線固定用の布粘着テープを提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するた
め、本発明においては、特許請求の範囲に記載した構成
とするものである。
【0010】すなわち、布粘着テープにおいて、基材の
一方の面に粘着部と非粘着部を設けた構造とする。
【0011】この場合、上記粘着部の一部に非粘着部材
を貼り合わせることにより上記非粘着部を設ける。
【0012】また、この場合、上記非粘着部材は手切れ
性を有する厚さ10〜50μmのフィルムとする。
【0013】また、この場合、上記非粘着部材は坪量1
0〜150g/m2、厚さ10〜200μmのうちのす
くなくとも一方の特性を満足する紙とする。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る電線固定用
布粘着テ−プ1を示す概略断面図である。図に示すよう
に、基材6の一方の面に設けられた粘着剤面2には、非
粘着部材3が設けられている。
【0015】上記非粘着部材3には、手切れ性を有する
材料として、幅方向に延伸したポリプロピレン、ポリビ
ニルアルコール、セロハン等のフィルム及び紙などの材
料が主に使用される。上記フィルムの代替として、ポリ
エチレンやポリエチレンテレフタレート等のフィルムも
考えられるが、手切れ性に支障が生じる。
【0016】また、非粘着部材3にフィルムを使用する
場合は、厚さ10〜50μmのものを使用する。厚さが
50μm以上の場合には、手切れ性に支障が生じるとと
もにしなやかさを損ない、太い電線の固定に支障が生じ
る。また、厚さが10μm未満の場合には、性能上の問
題はないが、手裂き性を有するフィルムであるため、上
記電線固定用布粘着テ−プを作製する際、加工性に問題
が生じる。
【0017】また、非粘着部材3に紙を使用する場合に
は、坪量10〜150g/m2、厚さ10〜200μm
のうち少なくとも一方の特性を満足するものを使用す
る。坪量が150g/m2以上の場合には、手切れ性に
支障が生じる。また、厚さが200μm以上の場合に
は、しなやかさを損ない、太い電線の固定に支障が生じ
る。また、坪量が10g/m2未満の場合、あるいは、
厚さが10μm未満の場合には、加工性に問題が生じ
る。
【0018】ここで、手切れ性に優れるとは、電線固定
用布粘着テ−プ1が、長手方向に対して垂直に近い方向
に、手によって容易に切断されることを意味する。
【0019】本発明の電線固定用布粘着テ−プ1は、上
記のように、非粘着部材3に手切れ性を有する材料を使
用しているため、電線固定用布粘着テ−プ1は容易に手
で切ることが可能であり、電線固定の際の作業性が良好
である。
【0020】また、電線固定用布粘着テ−プ1には、粘
着剤面2の一部に非粘着部材3が設けられ、非粘着部4
を有している。そのため、電線固定用布粘着テ−プ1
は、使用時には、粘着部5で固定されるが、電線7と接
する部分は非粘着部4となるため、使用後、電線固定用
布粘着テ−プ1を除去する際には、電線固定用布粘着テ
−プ1を電線7と容易に分離することができる。また、
電線固定期間が数か月間以上に及ぶ場合でも、電線固定
用布粘着テープ1は殆ど電線7を汚染することがないた
め、電線固定用布粘着テープ1を回収する際の作業性が
極めて良好である。
【0021】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに詳しく説
明する。但し、本発明の範囲はこれらの実施例に制限さ
れるものではない。
【0022】[実施例1]養生用布粘着テープの粘着面
に、幅方向に延伸した厚さ25μmのポリプロピレンフ
ィルムを、延伸方向が上記粘着テープの幅方向と一致す
るように、粘着テープ幅の中央部にて貼り合わせること
により、非粘着部を有した電線固定用布粘着テ−プを作
製した。
【0023】[比較例1]実施例1に用いた養生用布粘
着テープをそのまま用いた。
【0024】上記のように作製した電線固定用布粘着テ
ープを用い、コンクリート板に塩化ビニル被覆電線を長
さ300mm固定した。温度50℃、湿度90%の条件
下に7日間放置後、上記粘着テープをコンクリート板よ
り剥がし、電線を回収できるまでの作業時間を測定し
た。また、同条件下にて1か月間放置後、電線を回収
し、電線への粘着剤付着の有無を観察した。また、上記
粘着テープの手切れ性は、JIS Z 0237 7項
により引き裂き力を測定することにより確認した。
【0025】
【表1】
【0026】表1から明らかなように、本発明の電線固
定用布粘着テープを用いることで、手切れ性も問題無
く、電線固定期間終了後の粘着テープ回収の際の作業性
も改善された。また、電線固定期間が長期間に及ぶ場合
でも電線に粘着剤が付着することなく、従来の課題を解
決することができた。
【0027】
【発明の効果】本発明の電線固定用布粘着テ−プは、手
切れ性を有するフィルムまたは紙等の非粘着部材により
に非粘着部を設けてなる構造であるため、手切れ性に優
れている。また、上記電線固定用布粘着テ−プを、例え
ば、電線の固定に使用した場合には、従来通り電線を固
定することができ、かつ、使用後は、電線と上記電線固
定用布粘着テ−プとを容易に分離することが可能で、電
線固定期間が長期間に及ぶ場合でも電線を汚染すること
がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電線固定用布粘着テ−プを示す概
略断面図である。
【図2】本発明に係る電線固定用布粘着テ−プの使用例
を示す概略図である。
【符号の説明】
1・・・電線固定用布粘着テープ 2・・・粘着剤面 3・・・非粘着部材 4・・・非粘着部 5・・・粘着部 6・・・基材 7・・・電線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材の一方の面に粘着部と非粘着部を設け
    たことを特徴とする布粘着テ−プ。
  2. 【請求項2】上記粘着部の一部に非粘着部材を貼り合わ
    せることにより上記非粘着部を設けたことを特徴とする
    請求項1記載の布粘着テ−プ。
  3. 【請求項3】上記非粘着部材が手切れ性を有する厚さ1
    0〜50μmのフィルムであることを特徴とする請求項
    2記載の布粘着テ−プ。
  4. 【請求項4】上記非粘着部材が、坪量10〜150g/
    2、厚さ10〜200μmのうちの少なくとも一方の
    特性を満足する紙であることを特徴とする請求項2記載
    の布粘着テ−プ。
JP20725499A 1999-07-22 1999-07-22 布粘着テ−プ Pending JP2001031921A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016007605A (ja) * 2014-06-26 2016-01-18 ポール・コーポレーションPallCorporation 螺旋状包囲体を有するフィルタ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016007605A (ja) * 2014-06-26 2016-01-18 ポール・コーポレーションPallCorporation 螺旋状包囲体を有するフィルタ
US9744484B2 (en) 2014-06-26 2017-08-29 Pall Corporation Helically wrapped filter

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