JP2001030331A - 多孔質パイプの製造装置 - Google Patents

多孔質パイプの製造装置

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JP2001030331A
JP2001030331A JP11203104A JP20310499A JP2001030331A JP 2001030331 A JP2001030331 A JP 2001030331A JP 11203104 A JP11203104 A JP 11203104A JP 20310499 A JP20310499 A JP 20310499A JP 2001030331 A JP2001030331 A JP 2001030331A
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JP
Japan
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porous pipe
cooling
air
cylinder
permeable
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Application number
JP11203104A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Ikeno
進 池野
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Mitsubishi Plastics Inc
Original Assignee
Mitsubishi Plastics Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷却水を使用することなく押出成形後の多孔
質パイプを効果的に冷却することができる冷却手段を備
えた多孔質パイプの製造装置を提供する。 【解決手段】 多孔質パイプPを押出成形する押出機口
金11の内型11a先端に、多孔質パイプの内周面に対
応した形状の通気性冷却筒12を設け、通気性冷却筒1
2の内部空気を内型11a内を通して吸引する排気経路
13を設けるとともに、通気性冷却筒12の設置位置に
対応した多孔質パイプPの外周に冷却空気供給部14を
設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多孔質パイプの製
造装置に関し、詳しくは、押出成形した多孔質パイプの
冷却を効果的に行える冷却装置を備えた多孔質パイプの
製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】超高分子量ポリエチレン等により形成さ
れた多孔質パイプは、気体、液体等の媒体から塵埃、粒
子等の物質を分離するためのフィルター等として広く用
いられている。図3の概略図に示すように、このような
多孔質パイプPは、押出機1の口金2から合成樹脂を筒
状に連続的に押出成形し、冷却水槽3に導入して冷却水
により冷却した後、所定の長さに切断することにより製
造されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、冷却水槽3で
冷却する際に、多孔質パイプの微細な空孔内に冷却水が
滲入するため、後工程で乾燥を行う必要があるだけでな
く、十分に乾燥させるためには長時間を要するという問
題があった。
【0004】そこで本発明は、冷却水を使用することな
く押出成形後の多孔質パイプを効果的に冷却することが
できる冷却手段を備えた多孔質パイプの製造装置を提供
することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の多孔質パイプの製造装置は、多孔質パイプ
を押出成形する押出機口金の内型先端に、多孔質パイプ
の内周面に対応した形状の通気性冷却筒を設け、該通気
性冷却筒の内部空気を前記内型内を通して吸引する排気
経路を設けるとともに、前記通気性冷却筒の設置位置に
対応した多孔質パイプの外周に冷却空気供給部を設けた
ことを特徴としている。
【0006】また、本発明の多孔質パイプの製造装置
は、別の構成として、多孔質パイプを押出成形する押出
機口金の先端に、多孔質パイプの内周面に対応した形状
の通気性内筒と、多孔質パイプの外周面に対応した形状
の通気性外筒とを設けるとともに、前記押出機口金の内
型内を通して前記通気性内筒内に冷却空気を供給する冷
却空気供給経路を設けたことを特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は本発明の多孔質パイプの製
造装置の第1形態例を示す断面図である。この多孔質パ
イプの製造装置は、押出機の口金11の先端に設けた通
気性冷却筒12と、該通気性冷却筒12の内部空気を吸
引して排気する排気経路13と、多孔質パイプPの外周
に設けられた冷却空気供給部14とを有している。
【0008】通気性冷却筒12は、内型11aの外径と
同一の外径を有する円筒形のものであって、基部が内型
11aの先端に一体的に取付けられ、先端部は、非通気
性の蓋材15により閉塞されている。この通気性冷却筒
12は、通気性燒結金属のように、微細な空孔による通
気性を有し、かつ、押出された多孔質パイプPの内径を
規制できる強度を有する材料により形成されている。
【0009】排気経路13は、内型11aを通って前記
通気性冷却筒12内に連通する通孔13aと、外型11
bを貫通して前記通孔13aに接続する排気管13b
と、通気性冷却筒12の内部空気を吸引して排気するた
めの吸引ブロワー16とにより形成されている。
【0010】前記冷却空気供給部14は、外壁14aと
内壁14bとを有する二重壁構造の円筒体からなるもの
であって、通気性冷却筒12の設置位置に対応するよう
に、通気性冷却筒12の軸方向長さと略同じ長さに形成
されている。外壁14aには、両壁間に形成される空気
流路14cに冷却空気を供給する冷却空気供給管17が
設けられており、内壁14bには、多孔質パイプPに向
けて冷却空気を満遍なく噴出するための噴出口18が多
数設けられている。
【0011】このように形成した多孔質パイプの製造装
置は、多孔質パイプPを押出成形する際に、冷却空気供
給部14に冷却空気供給管17から冷却空気を供給する
とともに、吸引ブロワー16を作動させて通気性冷却筒
12の内部空気を吸引排気する。これにより、噴出口1
8から多孔質パイプPに向かって噴出した冷却空気は、
多孔質パイプPの微細な空孔を通過し、さらに、通気性
冷却筒12の微細な空孔を通過して通気性冷却筒12内
に流れ、排気経路13から排出される状態になる。
【0012】したがって、冷却空気が多孔質パイプPの
管壁を通過することになるので、管壁全体を効果的に冷
却することができ、押出成形後の高温の多孔質パイプP
を短時間で所定温度に冷却することができる。また、多
孔質パイプPの内面が通気性冷却筒12の外面に吸引さ
れた状態になるため、多孔質パイプPの内径を所定寸法
に規制しながら冷却できる。
【0013】そして、冷却媒体として水を使用しないの
で、従来のような乾燥工程を行う必要がなくなり、製造
後の多孔質パイプPの加工等を直ちに行うことができ
る。これにより、製品の仕掛かり時間を削減でき、リー
ドタイムの大幅な短縮が図れるので、生産性を向上させ
ることができる。
【0014】図2は、本発明の多孔質パイプの製造装置
の第2形態例を示す断面図である。この多孔質パイプの
製造装置は、押出機の口金11の先端に設けた通気性内
筒21及び通気性外筒22と、通気性内筒21の内部に
冷却空気を供給する冷却空気供給経路23とを有してい
る。
【0015】通気性内筒21は、前記通気性冷却筒12
と同様に、内型11aの外径と同一の外径を有する円筒
形のものであって、基部が内型11aの先端に一体的に
取付けられ、先端部は、非通気性の蓋材15により閉塞
されている。また、通気性外筒22は、外型11bの内
径と同一の外径を有する円筒形のものであって、基部が
外型11bの先端に一体的に取付けられている。両筒2
1,22も、前記同様に、通気性燒結金属のような微細
な空孔による通気性を有し、かつ、押出された多孔質パ
イプPの形状を規制できる強度を有する材料により形成
されている。
【0016】冷却空気供給経路23は、内型11aを通
って前記通気性内筒21内に連通する通孔23aと、外
型11bを貫通して前記通孔23aに接続する給気管2
3bと、通気性内筒21内に冷却空気を圧送する圧送ブ
ロワー24とにより形成されている。
【0017】このように形成した多孔質パイプの製造装
置は、多孔質パイプPを押出成形する際に、圧送ブロワ
ー24から冷却空気供給経路23を介して通気性内筒2
1内に冷却空気を供給することにより、冷却空気を、通
気性内筒21の微細な空孔を通過させ、多孔質パイプP
の微細な空孔を通過させた後、さらに、通気性外筒22
の微細な空孔を通過させて排出させることができる。
【0018】したがって、前記形態例と同様に、冷却空
気が多孔質パイプPの管壁を通過することになるので、
管壁全体を効果的に冷却することができ、押出成形後の
高温の多孔質パイプPを短時間で所定温度に冷却するこ
とができる。また、多孔質パイプPの内外両面が通気性
内筒21及び通気性外筒22により規制された状態にな
るため、多孔質パイプPを所定寸法に規制しながら冷却
できる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の多孔質パ
イプの製造装置によれば、押出成形された多孔質パイプ
を効果的に冷却することができ、特に、冷却水を使用せ
ずに冷却することができるので、後工程で乾燥を行う必
要が無くなり、仕掛かり時間の削減、リードタイムの短
縮により、生産性を大幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の多孔質パイプの製造装置の第1形態
例を示す断面図である。
【図2】 本発明の多孔質パイプの製造装置の第2形態
例を示す断面図である。
【図3】 従来の多孔質パイプの製造装置の一例を示す
概略図である。
【符号の説明】
11…口金、11a…内型、11b…外型、12…通気
性冷却筒、13…排気経路、13a…通孔、13b…排
気管、14…冷却空気供給部、14a…外壁、14b…
内壁、14c…空気流路、15…蓋材、16…吸引ブロ
ワー、17…冷却空気供給管、18…噴出口、21…通
気性内筒、22…通気性外筒、23…冷却空気供給経
路、23a…通孔、13b…給気管、24…圧送ブロワ
ー、P…多孔質パイプ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多孔質パイプを押出成形する押出機口金
    の内型先端に、多孔質パイプの内周面に対応した形状の
    通気性冷却筒を設け、該通気性冷却筒の内部空気を前記
    内型内を通して吸引する排気経路を設けるとともに、前
    記通気性冷却筒の設置位置に対応した多孔質パイプの外
    周に冷却空気供給部を設けたことを特徴とする多孔質パ
    イプの製造装置。
  2. 【請求項2】 多孔質パイプを押出成形する押出機口金
    の先端に、多孔質パイプの内周面に対応した形状の通気
    性内筒と、多孔質パイプの外周面に対応した形状の通気
    性外筒とを設けるとともに、前記押出機口金の内型内を
    通して前記通気性内筒内に冷却空気を供給する冷却空気
    供給経路を設けたことを特徴とする多孔質パイプの製造
    装置。
JP11203104A 1999-07-16 1999-07-16 多孔質パイプの製造装置 Pending JP2001030331A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101011877B1 (ko) 2008-11-10 2011-02-01 남효근 공기 순환식 냉각을 이용한 합성수지 다층관의 제조장치
CN102179916A (zh) * 2011-03-30 2011-09-14 浙江康润机械科技有限公司 管材挤出模具芯部高效冷却装置
CN106273337A (zh) * 2016-10-09 2017-01-04 天津中天富泰科技有限公司 新型冷却式塑料管模具头
CN106346740A (zh) * 2016-10-09 2017-01-25 天津中天富泰科技有限公司 一种支撑冷却式挤出模具
CN110116486A (zh) * 2019-04-25 2019-08-13 四川兰晨管业有限公司 一种管材加工成型生产系统

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