JP2001029590A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

Info

Publication number
JP2001029590A
JP2001029590A JP11208526A JP20852699A JP2001029590A JP 2001029590 A JP2001029590 A JP 2001029590A JP 11208526 A JP11208526 A JP 11208526A JP 20852699 A JP20852699 A JP 20852699A JP 2001029590 A JP2001029590 A JP 2001029590A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
symbol
display
concealed
display layer
displayed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11208526A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001029590A5 (ja
Inventor
Takatoshi Takemoto
孝俊 武本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ace Denken KK
Original Assignee
Ace Denken KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ace Denken KK filed Critical Ace Denken KK
Priority to JP11208526A priority Critical patent/JP2001029590A/ja
Publication of JP2001029590A publication Critical patent/JP2001029590A/ja
Publication of JP2001029590A5 publication Critical patent/JP2001029590A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】ゲーム展開が変化に富み、遊技者のスリルと興
奮を十分に喚起することのできる遊技機を提供する。 【解決手段】図柄合わせゲーム実行手段110は、スロ
ットマシンに見立てた図柄合わせゲームを、所定の始動
条件の成立に基づき第1表示層210上で実行する。覆
隠図柄表示制御手段120は、図柄合わせゲームの実行
中に、第2表示層220の数箇所に覆隠図柄230を表
示する。第2表示層220は、第1表示層210の上に
重畳してあり、覆隠図柄を表示した箇所では第1表示層
に表示された図柄を覆い隠すようになっている。覆隠図
柄表示制御手段120は、図柄合わせゲームの実行結果
が第1表示層210に表示された後に各覆隠図柄230
を順次消去する。そして当たりの状態が現われると、特
別価値が遊技者に付与される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の図柄が特定
の組み合わせで揃う特賞表示状態が形成されると当たり
になる図柄合わせゲームを所定の始動条件の成立に基づ
いて実行し、その実行結果が当たりのとき遊技者に有利
な特別価値を付与する遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の遊技機としては、図柄合わせゲー
ムなどの画面遊技を表示する可変表示手段としての液晶
ディスプレイを備え、始動入賞口に球が入賞したとき液
晶ディスプレイ上で図柄合わせゲームを実行し、その実
行結果として特定図柄が揃ったとき、遊技者に有利な特
別価値を付与する、いわゆるフィーバ機がある。
【0003】たとえば、液晶ディスプレイの表示画面
を、3×3のマトリクス状に区切り、各表示領域にそれ
ぞれ数字等を表示することでスロットマシンに見立てた
図柄合わせゲームを実行するものでは、始動入賞口に球
が入賞したときマトリクスの縦列方向に連なる3つの表
示領域を単位として各図柄を所定期間にわたってスクロ
ール表示した後、図柄を順次、停止表示する。そして、
あと1つ所定の図柄が揃うと当たりになるリーチ状態を
経由して、横または斜めライン上に「777」など同一
の図柄が揃うと、当たりが発生し、遊技者に特別価値を
付与するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の遊技
機では、始動入賞口への球の入賞に基づいて展開される
図柄合わせゲームが、ほとんどの場合、特定の図柄を揃
えるという単調なものなので、長く遊技を続ける間に飽
きられやすく、遊技者のスリルと興奮を十分に喚起する
ことができないという問題があった。
【0005】本発明は、このような従来の技術が有する
問題点に着目してなされたもので、ゲーム展開が変化に
富み、遊技者のスリルと興奮を十分に喚起することので
きる遊技機を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存
する。 [1]複数の図柄が特定の組み合わせで揃う特賞表示状
態が形成されると当たりになる図柄合わせゲームを所定
の始動条件の成立に基づいて実行し、その実行結果が当
たりのとき遊技者に有利な特別価値を付与する遊技機に
おいて、前記図柄合わせゲームを表示するための第1表
示層(210)と、前記第1表示層(210)の上に重
ねられた第2表示層(220)であって所定の覆隠図柄
を表示した箇所においてのみ前記第1表示層(210)
の表示内容を覆い隠すものと、前記第1表示層(21
0)で前記図柄合わせゲームを実行する図柄合わせゲー
ム実行手段(110)と、前記第2表示層(220)で
の前記覆隠図柄の表示状態を制御する覆隠図柄表示制御
手段(120)と、前記特別価値を遊技者に付与する特
別価値付与制御手段(140)とを備え、前記覆隠図柄
表示制御手段(120)は、前記図柄合わせゲーム実行
手段(110)が前記第1表示層(210)に前記図柄
合わせゲームの実行結果を表示する前に、前記第2表示
層(220)の1または2以上の箇所に前記覆隠図柄を
表示し、かつこれらの覆隠図柄を前記図柄合わせゲーム
の実行結果が前記第1表示層(210)に表示された後
に前記第2表示層(220)から消去するものであり、
前記特別価値付与制御手段(140)は、前記第1表示
層(210)に前記特賞表示状態が形成されかつこれを
遊技者が視認可能になったとき前記当たりが出現したも
のとして前記特別価値を遊技者に付与するものであるこ
とを特徴とする遊技機。
【0007】[2]複数の図柄が特定の組み合わせで揃
う特賞表示状態が形成されると当たりになる図柄合わせ
ゲームを所定の始動条件の成立に基づいて実行し、その
実行結果が当たりのとき遊技者に有利な特別価値を付与
する遊技機において、前記図柄合わせゲームを表示する
ための第1表示層(210)と、前記第1表示層(21
0)の上に重ねられた第2表示層(220)であって所
定の覆隠図柄を表示した箇所においてのみ前記第1表示
層(210)の表示内容を覆い隠すものと、前記第1表
示層(210)で前記図柄合わせゲームを実行する図柄
合わせゲーム実行手段(110)と、前記第2表示層
(220)での前記覆隠図柄の表示状態を制御する覆隠
図柄表示制御手段(120)と、前記特別価値を遊技者
に付与する特別価値付与制御手段(140)とを備え、
前記覆隠図柄表示制御手段(120)は、前記図柄合わ
せゲーム実行手段(110)が前記第1表示層(21
0)に前記図柄合わせゲームの実行結果を表示する前
に、前記第2表示層(220)の1または2以上の箇所
に前記覆隠図柄を表示し、その後これらの覆隠図柄を前
記第2表示層(220)から消去するものであり、前記
特別価値付与制御手段(140)は、前記第1表示層
(210)に前記特賞表示状態が形成されかつこれを遊
技者が視認可能になったとき前記当たりが出現したもの
として前記特別価値を遊技者に付与するものであること
を特徴とする遊技機。
【0008】[3]前記覆隠図柄表示制御手段(12
0)は、前記覆隠図柄の表面に当該覆隠図柄によって覆
い隠される図柄の種類を遊技者が予想し得る絵柄を表し
たものであることを特徴とする[1]または[2]に記
載の遊技機。
【0009】[4]前記覆隠図柄は、表面に顔の絵柄を
あらわしたものであって、その顔の表情の違いによって
当該覆隠図柄が覆い隠す図柄の種類を遊技者に予想させ
るものであることを特徴とする[3]に記載の遊技機。
【0010】[5]前記覆隠図柄表示制御手段(12
0)は、前記図柄合わせゲームの実行結果として前記特
賞表示状態または1つの図柄が異なるための前記特賞表
示状態に成らないリーチ外れ状態のいずれかが前記第1
表示層(210)に形成されるとき、前記特賞表示状態
または前記リーチ外れ状態を構成する図柄の全部または
一部を覆い隠す箇所に前記覆隠図柄を表示することを特
徴とする[1]、[2]、[3]または[4]に記載の
遊技機。
【0011】[6]前記覆隠図柄表示制御手段(12
0)は、前記第2表示層(220)に複数の覆隠図柄を
表示した場合には、これらを順に消去することを特徴と
する[1]、[2]、[3]、[4]または[5]に記
載の遊技機。
【0012】[7]前記覆隠図柄表示制御手段(12
0)は、前記覆隠図柄をめくり剥がすような態様で前記
第2表示層(220)から消去することを特徴とする
[1]、[2]、[3]、[4]、[5]または[6]
に記載の遊技機。
【0013】[8]前記覆隠図柄表示制御手段(12
0)は、前記第2表示層(220)に表示した前記覆隠
図柄を全て消去する場合と、1または2以上の覆隠図柄
をそのまま残した状態にする場合とがあることを特徴と
する[1]、[2]、[3]、[4]、[5]、[6]
または[7]に記載の遊技機。
【0014】[9]前記覆隠図柄表示制御手段(12
0)は、前記第2表示層(220)に所定の基準数を越
える個数の前記覆隠図柄を表示し、このうち前記基準数
に相当する個数の覆隠図柄のみを消去するものであるこ
とを特徴とする[1]、[2]、[3]、[4]、
[5]、[6]または[7]に記載の遊技機。
【0015】[10]表示内容が変更可能な可変表示手
段(200)の表示画面に前記第1表示層(210)の
上に前記第2表示層(220)を重ね合わせた状態を表
示することを特徴とする[1]、[2]、[3]、
[4]、[5]、[6]、[7]、[8]または[9]
に記載の遊技機。
【0016】[11]前記始動条件は、遊技盤面上に打
ち出された球が所定の始動入賞口(60)へ入賞したこ
とに基づいて成立することを特徴とする[1]、
[2]、[3]、[4]、[5]、[6]、[7]、
[8]、[9]または[10]に記載の遊技機。
【0017】[12]前記特別価値は、遊技盤面上に設
けた大口の可変入賞口(80)を所定の回数を上限とし
て繰り返し開閉することで遊技者に付与するものである
ことを特徴とする[1]、[2]、[3]、[4]、
[5]、[6]、[7]、[8]、[9]、[10]ま
たは[11]記載の遊技機。
【0018】前記本発明は次のように作用する。図柄合
わせゲーム実行手段(110)は、複数の図柄が特定の
組み合わせで揃う特賞表示状態が形成されると当たりに
なる図柄合わせゲームを、所定の始動条件の成立に基づ
いて第1表示層(210)にて実行する。たとえば、ス
ロットマシンに見立てた図柄合わせゲームを第1表示層
(210)において実行する。
【0019】覆隠図柄表示制御手段(120)は、図柄
合わせゲーム実行手段(110)が第1表示層(21
0)に図柄合わせゲームの実行結果を停止表示する前
に、第2表示層(220)の1または2以上の箇所に覆
隠図柄を表示する。この第2表示層(220)は、第1
表示層(210)の上に重ねられた表示層であって覆隠
図柄を表示した箇所においてのみ第1表示層(210)
の表示内容を覆い隠し、覆隠図柄を表示しない箇所で
は、遊技者は第1表示層(210)の内容を目視するこ
とができる。その後、覆隠図柄表示制御手段(120)
は、第2表示層(220)に表示したこれらの覆隠図柄
を、図柄合わせゲームの実行結果が第1表示層(21
0)に表示された後に当該第2表示層(220)から消
去する。
【0020】特別価値付与制御手段(140)は、第1
表示層(210)に特賞表示状態が形成されかつこれを
遊技者が視認可能になったとき、すなわち、第2表示層
(220)の覆隠図柄が消去されて特賞表示状態の形成
されていることを遊技者が視認可能になったとき、当た
りが出現したものとして特別価値を遊技者に付与する。
【0021】このように、第1表示層(210)に現れ
た図柄合わせゲームの実行結果を覆隠図柄によって当初
は覆い隠し、その後これらの覆隠図柄を消去することに
よって図柄合わせゲームの実行結果を遊技者が目視可能
にするので、はじめから全ての図柄が目視可能なものに
比べて、ゲーム展開が変化に富み、遊技者のスリルと興
奮を十分に喚起することができる。
【0022】なお、第1表示層(210)に図柄合わせ
ゲームの実行結果が表示されてから覆隠図柄を消去する
というパターンに限定されず、たとえば、覆隠図柄を消
去したとき、第1表示層(210)の当該箇所で図柄が
まだ変動表示している場合を設定してもよい。これによ
り、遊技が多様化し、遊技者にさらに大きなスリルと興
奮を与えることができる。
【0023】また覆隠図柄表示制御手段(120)は、
覆隠図柄として、その表面に当該覆隠図柄によって覆い
隠される図柄の種類を遊技者が予想し得る絵柄を表すよ
うにする。たとえば、覆隠図柄の表面に顔の絵柄をあら
わし、その顔の表情(笑い顔、泣き顔、怒り顔等)の違
いによって当該覆隠図柄が覆い隠す図柄の種類、つまり
当たりにつながるか否かを、遊技者が予想し得るものに
する。
【0024】このように、覆隠図柄に描かれた絵柄から
その下に隠された図柄をある程度予想し得るように構成
することで、いかなる覆隠図柄が表示されるかにも遊技
者の関心が向くとともに、覆隠図柄が表示された段階か
ら遊技者の当たりへの期待感を喚起することができる。
【0025】なお、図柄合わせゲームが実行されるごと
に、覆隠図柄を表示するようにしてもよいが、リーチ状
態から外れになるリーチ外れ状態や特賞表示状態が形成
される場合にだけ、当該特賞表示状態やリーチ外れ状態
を構成する図柄の全部または一部を覆い隠す箇所に覆隠
図柄を表示してもよい。このように、覆隠図柄が出る場
合と出ない場合を設け、しかも覆隠図柄が出たときには
少なくともリーチ状態が出現するようにすることで、遊
技者の当たりへの期待感をより効果的に喚起することが
できる。
【0026】また、第2表示層(220)に複数の覆隠
図柄を表示したとき、これらを一斉に消去してもよい
が、1枚ずつ順に消去すれば、遊技者のスリルと興奮を
さらに助長することができる。なお、覆隠図柄をめくり
剥がすような態様で第2表示層(220)から消去すれ
ば、瞬間的に覆隠図柄が消去される場合に比べて、下か
らどのような図柄が現れるかに対する遊技者の好奇心を
より高めることができる。
【0027】このほか、第2表示層(220)に表示し
た覆隠図柄を全て消去する場合と、1または2以上の覆
隠図柄をそのまま残した状態にする場合とを設ける。た
とえば、第2表示層(220)に所定の基準数(3枚な
ど)を越える枚数の覆隠図柄を表示し、このうち基準数
(3枚)の覆隠図柄のみを消去する。これにより、どの
覆隠図柄が消去されるかにも遊技者の関心が高まり、遊
技の面白みを増すことができる。
【0028】なお、第1表示層(210)と第2表示層
(220)とを個別の表示手段で構成してもよいが、第
1表示層(210)の上に第2表示層(220)を重ね
合わせた状態のメモリ上で画像合成し、これを液晶ディ
スプレイなどの可変表示手段(200)に表示すれば、
重畳状態を容易に表示することができる。このほか始動
条件は、遊技盤面上に打ち出された球が所定の始動入賞
口(60)へ入賞したことに基づいて成立するように構
成することができる。また、当たりが出現した際に遊技
者に付与する特別価値を、遊技盤面上に設けた大口の可
変入賞口(80)を所定の回数を上限に繰り返し開閉さ
せることとしてもよい。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の一実
施の形態を説明する。各図は、本発明の一実施の形態を
示している。図2に示すように、本発明の実施の形態に
かかる遊技機10は、遊技者がハンドル12を回転操作
することにより遊技盤面11上に球を打ち出し、かかる
打球の入賞を競い楽しむパチンコ機である。
【0030】遊技盤面11の略中央部には、画面上の表
示内容を任意に変更可能な可変表示手段200が配置さ
れている。ここでは、可変表示手段200としてカラー
液晶ディスプレイを用いている。なお、可変表示手段2
00は、CRTディスプレイ、TFTディスプレイ等で
あってもよい。
【0031】可変表示手段200には、図3に示すよう
に第1表示層210の上に第2表示層220を重畳した
画像が表示される。なお、第1表示層210と第2表示
層220の重畳は、実際には、画像メモリ上で行われ
る。第1表示層210は、その表示領域を3行3列のマ
トリクス状に区分けしてある。
【0032】第1表示層210には、区分け後の各図柄
表示領域211〜219のそれぞれで図柄が所定期間に
わたって変動表示された後に、各領域211〜219に
それぞれ任意の数字図柄等が順次停止表示されるスロッ
トマシンに見立てた図柄合わせゲームが展開表示され
る。
【0033】第2表示層220には、第1表示層210
の表示内容を覆い隠すための覆隠図柄230が表示され
る。なお、第2表示層220は、覆隠図柄が表示されて
いない部分は透明であり、覆隠図柄の表示されていない
箇所では第2表示層220を透してその下の第1表示層
210に表示されている内容が視認可能になっている。
【0034】覆隠図柄230の表面には、図4に示すよ
うに顔の絵柄が描かれており、表情の異なる複数種類の
覆隠図柄230a〜230dが用意されている。ここで
は、おこり顔の覆隠図柄230aと、曇り顔の覆隠図柄
230bと、泣き顔の覆隠図柄230cと、笑い顔の覆
隠図柄230dの4種類がある。
【0035】可変表示手段200の下方には、保留玉表
示部50が配置され、保留玉表示部50のさらに下方に
は、始動入賞口60が配設されている。始動入賞口60
は、可変表示手段200上で展開される図柄合わせゲー
ムの実行権を確保するための入賞口である。始動入賞口
60は、その入賞口を球の入賞確率の高い状態と低い状
態とに切り替えるために開閉する可動片61を具備して
いる。
【0036】保留玉表示部50は、始動入賞口60への
球の入賞によって確保された図柄合わせゲームの実行権
のうち、可変表示手段200上で図柄合わせゲームが未
実行になっているものの数(保留数)を表示するもので
ある。保留数は4回が限度であり、それ以上について
は、実行権が破棄される。保留玉表示部50は、4つの
ランプを有しており、その点灯個数によって現在の保留
数を表示するようになっている。
【0037】始動入賞口60の下方には、大口の可変入
賞口80が配置されている。可変入賞口80は、その入
賞口を球の入賞し難い閉状態と球の入賞容易な開状態と
に切り替えるための可動板81を有している。また図2
では現れていないが、可変入賞口80の内部にはさらに
V入賞口85が設けてある。
【0038】このほか、遊技盤面11上には、各種の入
賞口133や風車14のほか、球を弾くための障害釘1
5やアウト口16のほか、打ち出された球を遊技盤面1
1の上部に導くためのレール17などが配置されてい
る。また遊技機10の上部には、電飾等を行うためのラ
ンプ18が取り付けてある。
【0039】さらに遊技機10の正面であって遊技盤面
11の下方には、遊技に供する球を貯留するための前皿
19や、この前皿19から溢れる球を受け止めて貯留す
るための下皿20が設けられている。下皿20の右横に
は、球を遊技盤面11上に打出す発射機構の操作部であ
るハンドル12が設けられている。なお、遊技機10の
各種の動作を制御する制御部100は、遊技盤面11の
裏面等の機体内に取り付けられている。
【0040】図1は、遊技機10の回路構成の概要を示
している。遊技機10は、CPU(中央処理装置)とR
OM(リード・オンリ・メモリ)とRAM(ランダム・
アクセス・メモリ)とを主要部とした回路から成る制御
部100を備えている。
【0041】制御部100には、各種の周辺装置が接続
されている。このうち始動入賞口60は、球の入賞を検
知する入賞検知スイッチ62と、可動片61を開閉駆動
するためのソレノイド63を有している。入賞検知スイ
ッチ62は、機械的なスイッチのほか、球により光の遮
られたことで入賞を検知する光センサや、球の通過によ
る磁界の変化を検出する磁気センサなど各種のセンサを
用いることができる。
【0042】可変入賞口80(アタッカ)は、可動板8
1を開閉駆動するソレノイド82と、可変入賞口80へ
の球の入賞を検知する入賞検知スイッチ84と、入賞し
た球の個数を計数する入賞計数機83とを備えている。
可変入賞口80の可動板81は、可変表示手段200上
で展開される図柄合わせゲーム(第1の画面遊技または
第2の画面遊技)で当たりが出現したとき、一定期間
(たとえば29秒)開いた後、短時間(2秒ほど)閉じ
るという開閉動作を所定回数(ここでは16ラウンド)
を上限として繰り返すようになっている。
【0043】なお、可動板81は、各ラウンドにおいて
前述の一定時間(29秒)が経過する前に、所定の許容
上限個数(ここでは10個)の球が可変入賞口80に入
賞すると、その時点で可動板81を閉じるようになって
いる。さらに可変入賞口80の内部には、V入賞口85
が設けて有るとともに、このV入賞口85への球の入賞
を検知するV入賞検知スイッチ86を有している。可動
板81が開いてから閉じるまでの間にV入賞口85に少
なくとも1つの球が入賞することが、次のラウンドに進
む条件になっている。賞球払出手段90は、賞球の払出
を行う機構部分とその制御回路部分である。
【0044】制御部100は、ROMに格納されたプロ
グラムを実行することにより、遊技機10の各種動作を
統括制御するものであり、図柄合わせゲーム実行手段1
10と、覆隠図柄表示制御手段120と、保留管理手段
130と、乱数抽選部131と、特別価値付与制御手段
140の各機能を実現するものである。
【0045】このうち、保留管理手段130は、始動入
賞口60へ球が入賞したことに基づいて図柄合わせゲー
ムの実行権を所定の回数を上限に確保し保留する機能を
果たす部分である。乱数抽選部131は、実行権が確保
された際に、図柄合わせゲームの実行結果および第2表
示層220に覆隠図柄を表示するか否か等を定めるため
の乱数抽選を実行する部分である。
【0046】乱数抽選部131は、1から所定数(ここ
では、1024)までの任意の数をごく短い時間間隔
(ここでは200分の1秒ごと)で発生する図示省略し
た1つの乱数発生器と、各数値ごとに対応付けてその数
値が乱数値として選択された際の実行結果等の登録され
た参照テーブルとから構成されている。参照テーブルに
は、各乱数値と対応付けて、「外れ」、「当たり」、
「リーチ外れ」などの実行結果を示す情報と、覆隠の有
無、および覆隠有りの場合にはどの種類の覆隠図柄をい
くつ、どの箇所に出現させるかを示す情報が登録されて
いる。
【0047】球が始動入賞口60に入賞した時点で乱数
発生器の発生する乱数値が読み取られ、この乱数値に基
づいて参照テーブルを参照し、図柄合わせゲームの実行
結果等を定めるようになっている。したがって、参照テ
ーブルの登録内容を変更することによって、どの程度の
確率で当たりを出現させるか等を操作し得るようになっ
ている。
【0048】図柄合わせゲーム実行手段110は、保留
管理手段130によって確保され保留されている図柄合
わせゲームの実行権に基づき第1表示層210上でスロ
ットマシンに見立てた図柄合わせゲームを実行(展開表
示)する機能を果たすものである。覆隠図柄表示制御手
段120は、図柄合わせゲーム実行手段110による図
柄合わせゲームの実行過程で、第2表示層220上への
覆隠図柄の表示制御を行うものである。
【0049】特別価値付与制御手段140は、図柄合わ
せゲームで当たりが出たとき、遊技者に特別価値を付与
するための各種制御を行うものである。特別価値付与制
御手段140は、可変入賞口80の有する可動板81の
開閉を制御する開閉制御部141を有しており、可変入
賞口80を複数回に渡って繰り返し開閉して球の入賞し
易い状態を形成することで特別価値を付与するようにな
っている。なお、実際には、可変入賞口80へ1つの球
が入賞するごとに賞球払出手段90によって10個の球
が前皿19に払い出されるので、特別価値は、賞球とし
て遊技者に付与されることになる。
【0050】次に作用を説明する。まず、図柄合わせゲ
ームの実行権が確保される際の動作を図5に参照して説
明する。始動入賞口60に球が入賞すると(ステップS
501;Y)、保留管理手段130は、現時点での保留
数が上限の4回に達しているか否かを判別する(ステッ
プS502)。そして既に保留数が上限に達していると
きは(ステップS502;Y)、今回の入賞に基づいて
図柄合わせゲームの実行権は確保しない。一方、保留数
が上限に達していないときは(ステップS502;
N)、現時点の保留数に「1」を加算する(ステップS
503)。
【0051】さらに保留玉表示部50の点灯数を1つ増
やし(ステップS504)、図柄合わせゲームの実行権
を確保(保留)する。すなわち、乱数抽選部131にて
乱数抽選を実施し(ステップS505)、かつ取り出し
た乱数値にて参照テーブルを参照し、今回の実行権に基
づいて行われる図柄合わせゲームの実行結果等を求め
(ステップS506)、これらをメモリに保存する(ス
テップS507)。
【0052】図6は、保留されている実行権に基づいて
図柄合わせゲームを実行する際の流れを示している。ま
た図7は、図柄合わせゲームが実行される際の表示内容
の遷移の一例を示している。保留数が0でない場合(始
動条件が成立している場合)には(ステップS601;
Y)、保留数を「1」だけ減算しかつ保留玉表示部50
の点灯数を1つ減らし(ステップS602)、さらにメ
モリに記憶している抽選結果、つまり、今回実行する図
柄合わせゲームの実行結果や覆隠図柄の表示態様等を示
す情報、を読み出す(ステップS603)。
【0053】そして、図柄合わせゲーム実行手段110
は、第1表示層210上で図柄合わせゲームの実行を開
始する(ステップS604)。図7aは、第1表示層2
10上で図柄合わせゲームが開始された直後における可
変表示手段200の表示状態を示している。第1表示層
210上では、マトリクスの縦列を単位として図柄が上
から下にスクロールするように変動表示される。図で
は、図柄がスクロールする様子を下向きの矢印で表して
いる。図柄合わせゲームを開始した直後は第2表示層2
20に覆隠図柄が1つも表示されない。従って、第2表
示層220の下層である第1表示層210の表示内容が
全て遊技者から見える状態になっている。
【0054】覆隠図柄表示制御手段120は、ステップ
S603においてメモリから読み出した情報を参照し、
今回の図柄合わせゲームの実行過程で覆隠図柄を出現さ
せるか否かを調べ(ステップS605)、覆隠図柄を出
現させる場合には(ステップS605;Y)、該当箇所
に該当する種類の覆隠図柄を出現させる(ステップS6
06)。図7bの例では、3箇所に覆隠図柄701〜7
03が出現している。これらの覆隠図柄701〜703
は、笑い顔の覆隠図柄なので、当たりやリーチなど遊技
者にとって有利な状態を構成する図柄がこれら覆隠図柄
の下に隠されていることを遊技者に予想させるものであ
る。このため、笑い顔の覆隠図柄230dを出現させた
時点から、当たりへの大きな期待を遊技者に与えること
ができる。
【0055】その後、第1表示層210では、マトリク
スの各縦列ごとに図柄が順次停止表示される(図7c、
図7d)。この時点で第1表示層210上には、図柄合
わせゲームの実行結果が停止表示されているが、そのう
ちの数箇所が第2表示層220に表示されている覆隠図
柄によって覆われているので、遊技者は、図柄合わせゲ
ームの実行結果をまだ知ることはできない。
【0056】図7dの例では、マトリクスの下段の横ラ
インに「2」のリーチ状態が出現し、かつ当該横ライン
の1つが覆隠図柄702で覆い隠されており、しかも覆
隠図柄の絵柄が笑顔なので、「222」の当たりが出る
かもしれないという期待感を遊技者に与える。さらにマ
トリクスの中段の横ラインの2箇所が笑い顔の覆隠図柄
701、703で覆い隠されているので、中段の横ライ
ン上にも当たりが出るかもしれないという予感を遊技者
に与えることになる。
【0057】第1表示層210上に図柄合わせゲームの
実行結果が停止表示された後、覆隠図柄表示制御手段1
20は、いずれかの箇所から順次、覆隠図柄をめくるよ
うに剥がして第2表示層220上から消去する(ステッ
プS608)。図7eでは、まず領域212の上の覆隠
図柄701がめくれはじめ、図7fでは、当該覆隠図柄
701が完全にめくれ終わり消去されている。また、こ
のとき領域216の上の覆隠図柄702がめくれはじめ
ている。図7fに示す状態になった時点で、下段の横ラ
インがリーチ外れに終わったことを遊技者は認識し得
る。
【0058】図7gでは、覆隠図柄702が完全にめく
れ終わって消去され、かつ領域218の上の覆隠図柄7
03がほぼめくれている。そして図7hでは、全ての覆
隠図柄701〜703が消去され、第1表示層210上
の実行結果が完全に視認できる状態になっている。図7
hの例では、マトリクスの中段の横ライン上に「77
7」が揃って当たりが出現している。
【0059】全ての覆隠図柄を消去した時点で、一のラ
イン上に同一図柄の揃う当たり状態(特賞表示状態)が
出現している場合には(ステップS609;Y)、可変
入賞口80を16回を上限に開閉することで特別価値を
遊技者に付与する(ステップS610)。なお、ステッ
プS603でメモリから読み出した情報が覆隠図柄の非
表示をあらわしているときは(ステップS605;
N)、第1表示層210上の図柄が停止表示された時点
で(ステップS611)、今回の図柄合わせゲームが終
了する。この場合には、特賞表示状態が形成されている
ときには(ステップS609;Y)、覆隠図柄が出た場
合と同様に可変入賞口80を開閉して特別価値を遊技者
に付与する(ステップS610)。
【0060】なお、覆隠図柄を表示する場合であって図
柄合わせゲームの実行結果が外れに終わる場合には、お
こり顔の覆隠図柄230a、曇り顔の覆隠図柄230
b、泣き顔の覆隠図柄230cの中のいずれかが第2表
示層220上に表示される。ただし、これらの図柄が表
示された場合であっても、時折、図柄合わせゲームの実
行結果として当たりを出現させてもよい。
【0061】その場合には、たとえば泣き顔や怒り顔に
比べて、くもり顔の方が当たりの出現確率を高めるよう
にするとよい。このように、覆隠図柄の表面にあらわさ
れた顔の表情と当たりの出る確率を関連させてもよい
し、顔の表情は単なる見せかけで、実際に当たりの出る
確率と何ら関連付けしなくてもよい。
【0062】以上説明した実施の形態では、第1表示層
上に図柄合わせゲームの実行結果が出る前に第2表示層
に覆隠図柄をし、かつ図柄合わせゲームの実行結果が停
止表示されてから覆隠図柄を順次めくって消去するよう
にしたが、たとえば、覆隠図柄をめくったときに、その
下の領域でまだ図柄が変動表示している場合を設けるよ
うにしてもよい。
【0063】また図柄合わせゲームの実行過程で、「リ
ーチ」の声を流すなどの合図とともに、突然、覆隠図柄
を登場させ、これらの覆隠図柄によって少なくともリー
チ状態が覆い隠されている状態を形成してもよい。さら
に、一旦、図柄合わせゲームの実行結果が外れになった
ことを遊技者に見せた後、「リーチ」の声とともに覆隠
図柄が出現し、それを含むライン上に少なくともリーチ
状態が覆い隠された状態を形成して、外れの状態からリ
ーチ状態に復活するようにしてもよい。
【0064】実施の形態では、覆隠図柄の表面に描いた
顔の表情によって、その下に覆い隠されている実行結果
を遊技者に予想させるようにしたが、予想機能を果たす
ものであれば、顔の表情に限定されるものではない。ま
たかかる予想機能を必ずしも覆隠図柄に持たせなくても
よい。
【0065】覆隠図柄は、少なくともリーチ状態が形成
される場合にだけ出現させてもよいし、図柄合わせゲー
ムの実行結果がリーチにもならない外れの場合にも覆隠
図柄を出現させるように構成してもよい。
【0066】このほか実施の形態では、覆隠図柄を複数
出現させた場合に、これらを1枚ずつ順に消去したが、
複数の覆隠図柄を一度に消去するようにしてもよい。も
ちろん覆隠図柄の消去態様は、めくり剥がすようなもの
である必要はなく、たとえば、消しゴムで消されるよう
に消去したり、瞬間的に消去するものであってもよい。
【0067】さらに、実施の形態では表示した全ての覆
隠図柄を最終的には消去するようにしたが、これが所定
時間を経過しても消去されないために、外れに終わるケ
ースを設けてもよい。また、2枚あるいは3枚等を基準
数とし、この基準数を越える枚数(たとえば4枚)の覆
隠図柄を登場させ、その後、基準数の覆隠図柄だけを消
去するようにしてもよい。これにより、どの箇所の覆隠
図柄が消去されるかにも遊技者が関心を抱くようにな
り、面白みを増すことができる。
【0068】なお実施の形態では、第1表示層210に
第2表示層220を重畳した画像データを画像メモリ上
に作成し、これを可変表示手段200に表示するように
したが、第1表示層210と第2表示層220を別々の
表示装置で構成してもよい。たとえば、第2表示層22
0を液晶フィルムで構成し、これを第1表示層210と
しての可変表示手段200の表示画面上に貼り付ける等
である。もちろん、第2表示層220は機械式であって
もよい。すなわち、覆隠図柄を描いた図柄板を所定の出
し入れ機構によって第1表示層210の上に出現させる
等である。
【0069】なお、実施の形態では、パチンコ機を例に
説明したが、メダルを投入してレバーを操作して3つの
回転体を回転させた後、対応するストップスイッチを順
に押下してこれらの回転体を停止させ、停止した際に所
定の絵柄が揃うと当たりになってメダルが払い出される
という機能を備えたスロットマシン等に本発明を適用し
てもよい。
【0070】
【発明の効果】本発明にかかる遊技機によれば、図柄合
わせゲームの実行結果を覆隠図柄によって当初は覆い隠
し、その後これらの覆隠図柄を消去することによって図
柄合わせゲームの実行結果を遊技者が視認し得るように
したので、はじめから全ての図柄が目視可能なものに比
べて、ゲーム展開が変化に富み、遊技者のスリルと興奮
を喚起することができる。
【0071】また覆隠図柄の表面に描いた顔の表情など
によって、当該覆隠図柄の下に隠された図柄をある程度
予想し得るように構成したものでは、いかなる覆隠図柄
が表示されるかにも遊技者の関心が向くとともに、覆隠
図柄が表示された段階から当たりに対するスリルと期待
感を喚起することができる。
【0072】さらに、覆隠図柄が出る場合と出ない場合
を設け、かつ覆隠図柄が出たときには少なくともリーチ
状態がその下に隠されているように構成したものでは、
覆隠図柄の登場によって遊技者の当たりへの期待感をよ
り効果的に喚起することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る遊技機の回路構成
を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る遊技機を示す正面
図である。
【図3】第1表示層の上に第2表示層を重畳する様子を
模式的に示した説明図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係る遊技機で登場する
各種の覆隠図柄を示す説明図である。
【図5】本発明の一実施の形態に係る遊技機が図柄合わ
せゲームの実行権を確保する際の処理を示す流れ図であ
る。
【図6】本発明の一実施の形態に係る遊技機が保留され
ている実行権に基づいて図柄合わせゲームを実行する際
の処理を示す流れ図である。
【図7】本発明の一実施の形態に係る遊技機が図柄合わ
せゲームを実行する際における表示状態の遷移の一例を
示す説明図である。
【符号の説明】
10…遊技機 50…保留玉表示部 60…始動入賞口 80…可変入賞口 100…制御部 110…図柄合わせゲーム実行手段 120…覆隠図柄表示制御手段 130…保留管理手段 131…乱数抽選部 140…特別価値付与制御手段 200…可変表示手段 210…第1表示層 220…第2表示層 230、701〜703…覆隠図柄 230a…おこり顔の覆隠図柄 230b…曇り顔の覆隠図柄 230c…泣き顔の覆隠図柄 230d…笑い顔の覆隠図柄

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の図柄が特定の組み合わせで揃う特賞
    表示状態が形成されると当たりになる図柄合わせゲーム
    を所定の始動条件の成立に基づいて実行し、その実行結
    果が当たりのとき遊技者に有利な特別価値を付与する遊
    技機において、 前記図柄合わせゲームを表示するための第1表示層と、
    前記第1表示層の上に重ねられた第2表示層であって所
    定の覆隠図柄を表示した箇所においてのみ前記第1表示
    層の表示内容を覆い隠すものと、前記第1表示層で前記
    図柄合わせゲームを実行する図柄合わせゲーム実行手段
    と、前記第2表示層での前記覆隠図柄の表示状態を制御
    する覆隠図柄表示制御手段と、前記特別価値を遊技者に
    付与する特別価値付与制御手段とを備え、 前記覆隠図柄表示制御手段は、前記図柄合わせゲーム実
    行手段が前記第1表示層に前記図柄合わせゲームの実行
    結果を表示する前に、前記第2表示層の1または2以上
    の箇所に前記覆隠図柄を表示し、かつこれらの覆隠図柄
    を前記図柄合わせゲームの実行結果が前記第1表示層に
    表示された後に前記第2表示層から消去するものであ
    り、 前記特別価値付与制御手段は、前記第1表示層に前記特
    賞表示状態が形成されかつこれを遊技者が視認可能にな
    ったとき前記当たりが出現したものとして前記特別価値
    を遊技者に付与するものであることを特徴とする遊技
    機。
  2. 【請求項2】複数の図柄が特定の組み合わせで揃う特賞
    表示状態が形成されると当たりになる図柄合わせゲーム
    を所定の始動条件の成立に基づいて実行し、その実行結
    果が当たりのとき遊技者に有利な特別価値を付与する遊
    技機において、 前記図柄合わせゲームを表示するための第1表示層と、
    前記第1表示層の上に重ねられた第2表示層であって所
    定の覆隠図柄を表示した箇所においてのみ前記第1表示
    層の表示内容を覆い隠すものと、前記第1表示層で前記
    図柄合わせゲームを実行する図柄合わせゲーム実行手段
    と、前記第2表示層での前記覆隠図柄の表示状態を制御
    する覆隠図柄表示制御手段と、前記特別価値を遊技者に
    付与する特別価値付与制御手段とを備え、 前記覆隠図柄表示制御手段は、前記図柄合わせゲーム実
    行手段が前記第1表示層に前記図柄合わせゲームの実行
    結果を表示する前に、前記第2表示層の1または2以上
    の箇所に前記覆隠図柄を表示し、その後これらの覆隠図
    柄を前記第2表示層から消去するものであり、 前記特別価値付与制御手段は、前記第1表示層に前記特
    賞表示状態が形成されかつこれを遊技者が視認可能にな
    ったとき前記当たりが出現したものとして前記特別価値
    を遊技者に付与するものであることを特徴とする遊技
    機。
  3. 【請求項3】前記覆隠図柄表示制御手段は、前記覆隠図
    柄の表面に当該覆隠図柄によって覆い隠される図柄の種
    類を遊技者が予想し得る絵柄を表したものであることを
    特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】前記覆隠図柄は、表面に顔の絵柄をあらわ
    したものであって、その顔の表情の違いによって当該覆
    隠図柄が覆い隠す図柄の種類を遊技者に予想させるもの
    であることを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
  5. 【請求項5】前記覆隠図柄表示制御手段は、前記図柄合
    わせゲームの実行結果として前記特賞表示状態または1
    つの図柄が異なるための前記特賞表示状態に成らないリ
    ーチ外れ状態のいずれかが前記第1表示層に形成される
    とき、前記特賞表示状態または前記リーチ外れ状態を構
    成する図柄の全部または一部を覆い隠す箇所に前記覆隠
    図柄を表示することを特徴とする請求項1、2、3また
    は4に記載の遊技機。
  6. 【請求項6】前記覆隠図柄表示制御手段は、前記第2表
    示層に複数の覆隠図柄を表示した場合には、これらを順
    に消去することを特徴とする請求項1、2、3、4また
    は5に記載の遊技機。
  7. 【請求項7】前記覆隠図柄表示制御手段は、前記覆隠図
    柄をめくり剥がすような態様で前記第2表示層から消去
    することを特徴とする請求項1、2、3、4、5または
    6に記載の遊技機。
  8. 【請求項8】前記覆隠図柄表示制御手段は、前記第2表
    示層に表示した前記覆隠図柄を全て消去する場合と、1
    または2以上の覆隠図柄をそのまま残した状態にする場
    合とがあることを特徴とする請求項1、2、3、4、
    5、6または7に記載の遊技機。
  9. 【請求項9】前記覆隠図柄表示制御手段は、前記第2表
    示層に所定の基準数を越える個数の前記覆隠図柄を表示
    し、このうち前記基準数に相当する個数の覆隠図柄のみ
    を消去するものであることを特徴とする請求項1、2、
    3、4、5、6または7に記載の遊技機。
  10. 【請求項10】表示内容が変更可能な可変表示手段の表
    示画面に前記第1表示層の上に前記第2表示層を重ね合
    わせた状態を表示することを特徴とする請求項1、2、
    3、4、5、6、7、8または9に記載の遊技機。
  11. 【請求項11】前記始動条件は、遊技盤面上に打ち出さ
    れた球が所定の始動入賞口へ入賞したことに基づいて成
    立することを特徴とする請求項1、2、3、4、5、
    6、7、8、9または10に記載の遊技機。
  12. 【請求項12】前記特別価値は、遊技盤面上に設けた大
    口の可変入賞口を所定の回数を上限として繰り返し開閉
    することで遊技者に付与するものであることを特徴とす
    る請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10ま
    たは11記載の遊技機。
JP11208526A 1999-07-23 1999-07-23 遊技機 Pending JP2001029590A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11208526A JP2001029590A (ja) 1999-07-23 1999-07-23 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11208526A JP2001029590A (ja) 1999-07-23 1999-07-23 遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001029590A true JP2001029590A (ja) 2001-02-06
JP2001029590A5 JP2001029590A5 (ja) 2006-01-05

Family

ID=16557655

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11208526A Pending JP2001029590A (ja) 1999-07-23 1999-07-23 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001029590A (ja)

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002239119A (ja) * 2001-02-16 2002-08-27 Ace Denken:Kk 遊技機
JP2002239120A (ja) * 2001-02-16 2002-08-27 Ace Denken:Kk 遊技機
JP2002282474A (ja) * 2001-03-26 2002-10-02 Heiwa Corp 遊技機
JP2002336474A (ja) * 2001-05-18 2002-11-26 Heiwa Corp 遊技機
JP2003093649A (ja) * 2001-09-25 2003-04-02 Ace Denken:Kk 遊技機
WO2003039699A1 (en) * 2001-11-08 2003-05-15 Aristocrat Technologies Australia Pty Ltd Gaming machin display
JP2003210745A (ja) * 2002-01-24 2003-07-29 Ace Denken:Kk 遊技機
JP2003245436A (ja) * 2002-02-26 2003-09-02 Ace Denken:Kk 遊技機
JP2003245437A (ja) * 2002-02-26 2003-09-02 Ace Denken:Kk 遊技機
JP2006187350A (ja) * 2004-12-28 2006-07-20 Samii Kk パチンコ遊技機
JP2008005900A (ja) * 2006-06-27 2008-01-17 Aruze Corp 遊技機および遊技用プログラム
JP2009148640A (ja) * 2009-04-08 2009-07-09 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2011067679A (ja) * 2011-01-11 2011-04-07 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2011183203A (ja) * 2011-05-27 2011-09-22 Universal Entertainment Corp 遊技機
JP2011229945A (ja) * 2011-07-11 2011-11-17 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2012176025A (ja) * 2011-02-25 2012-09-13 Newgin Co Ltd 遊技機
JP2013144133A (ja) * 2013-03-18 2013-07-25 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2014230586A (ja) * 2013-05-28 2014-12-11 京楽産業.株式会社 遊技機

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002239120A (ja) * 2001-02-16 2002-08-27 Ace Denken:Kk 遊技機
JP2002239119A (ja) * 2001-02-16 2002-08-27 Ace Denken:Kk 遊技機
JP2002282474A (ja) * 2001-03-26 2002-10-02 Heiwa Corp 遊技機
JP2002336474A (ja) * 2001-05-18 2002-11-26 Heiwa Corp 遊技機
JP2003093649A (ja) * 2001-09-25 2003-04-02 Ace Denken:Kk 遊技機
US8585499B2 (en) 2001-11-08 2013-11-19 Aristocrat Technologies Australia Pty Ltd Gaming machine display with a plurality of zones independently addressable to selectively operate in one of two modes
WO2003039699A1 (en) * 2001-11-08 2003-05-15 Aristocrat Technologies Australia Pty Ltd Gaming machin display
US8961308B2 (en) 2001-11-08 2015-02-24 Aristocrat Technologies Australia Pty Ltd Gaming machine display with a plurality of zones independently addressable to selectively operate in one of two modes
JP2003210745A (ja) * 2002-01-24 2003-07-29 Ace Denken:Kk 遊技機
JP2003245436A (ja) * 2002-02-26 2003-09-02 Ace Denken:Kk 遊技機
JP2003245437A (ja) * 2002-02-26 2003-09-02 Ace Denken:Kk 遊技機
JP2006187350A (ja) * 2004-12-28 2006-07-20 Samii Kk パチンコ遊技機
JP2008005900A (ja) * 2006-06-27 2008-01-17 Aruze Corp 遊技機および遊技用プログラム
JP2009148640A (ja) * 2009-04-08 2009-07-09 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2011067679A (ja) * 2011-01-11 2011-04-07 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2012176025A (ja) * 2011-02-25 2012-09-13 Newgin Co Ltd 遊技機
JP2011183203A (ja) * 2011-05-27 2011-09-22 Universal Entertainment Corp 遊技機
JP2011229945A (ja) * 2011-07-11 2011-11-17 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2013144133A (ja) * 2013-03-18 2013-07-25 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2014230586A (ja) * 2013-05-28 2014-12-11 京楽産業.株式会社 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001029590A (ja) 遊技機
AU2004202963A1 (en) Gaming machine with integrated display
US20040147304A1 (en) Gaming machine
JP4225587B2 (ja) 遊技機
JP2001259205A (ja) 遊技機管理装置および遊技機
JP2019088986A (ja) 遊技機
JP2000300759A (ja) 遊技機
JP4554030B2 (ja) 遊技機
JP2001017656A (ja) 遊技機
JP2023169353A (ja) 遊技機
JP2023171412A (ja) 遊技機
JP2024044356A (ja) 遊技機
JP2023164729A (ja) 遊技機
JP2024044320A (ja) 遊技機
JP2024044331A (ja) 遊技機
JP2024044314A (ja) 遊技機
JP2024044375A (ja) 遊技機
JP2024044361A (ja) 遊技機
JP2024044327A (ja) 遊技機
JP2024044377A (ja) 遊技機
JP2024044333A (ja) 遊技機
JP2024044371A (ja) 遊技機
JP2022154549A (ja) 遊技機
JP4570323B2 (ja) 遊技機
JP2022144395A (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051110

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051110

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081007

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090224