JP2001026330A - 印刷済紙の捌き及び計数集積装置並びにその方法 - Google Patents

印刷済紙の捌き及び計数集積装置並びにその方法

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JP2001026330A
JP2001026330A JP11199806A JP19980699A JP2001026330A JP 2001026330 A JP2001026330 A JP 2001026330A JP 11199806 A JP11199806 A JP 11199806A JP 19980699 A JP19980699 A JP 19980699A JP 2001026330 A JP2001026330 A JP 2001026330A
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Yoshimasa Miyamoto
義政 宮本
Mitsugi Tanaka
貢 田中
Katsuyuki Kanayama
克幸 金山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブロッキングした印刷済紙を捌き、計数集積
し所定枚数の印刷済紙を棒積みする一連の作業を、人手
によらずに自動的、効率的に行う。 【解決手段】 印刷済紙が積み重ねられた棒積み製品8
を置いて、適宜枚数から成るブロック11に区分する供
給部2と、上記ブロック11を捌くの捌き部3、捌かれ
たブロック21を整然と揃える突き揃え部4、員数部
5、及び予め設定されて枚数の印刷済紙を棒積みし、集
積体30として集積する排出部6を順番に配設して、上
記順番に沿って上記ブロック11、21を搬送する搬送
装置7を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、証券等の一部や表
裏いずれかが凹版印刷等により印刷済みの印刷済紙を捌
き、計数して、さらに他面の印刷のための給紙に備えて
精度良く集積する装置並びにその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、印刷や複写の給紙に際し、あるい
は印刷された紙を捌くための手段、方法は、特開平6−
1456号公報、特公昭62−8936号公報、特開平
5−147760号公報等で知られているところであ
る。
【0003】又、連続番号が印刷され、裁断された紙葉
類の裁断時の端面のつながりを除去するために人手で変
形して捌いていたが、この代わりに捌き装置を設けた点
は、特開平6−56341号公報に記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】印刷済紙が複数枚重ね
られると、インキの粘着性のために互いに接着する現
象、あるいは、後で加圧、加熱したため、いったん乾燥
したインキ皮膜が再び粘着性を帯びて互いに接着する現
象が生じる。この場合、印刷物を無理にはがそうとする
と紙がむけたり破れたりしてしまう。このような現象を
ブロッキングという。このようなブロッキングは、通常
の印刷でも生じるが、特に凹版印刷された印刷済紙にお
いては、インキが比較的多量に印刷面に付着されるから
顕著に生じる。
【0005】ところで、証券等の表裏両面印刷を行う場
合、表裏いずれかの面を印刷された印刷済紙は、1万枚
程度に積載した状態で、製品倉庫に保管されている。そ
の間、積載重量の関係から加圧され、積層されている紙
が互いに接着し、数百枚単位でブロッキングし板状に固
まってしまう。ブロッキングされた板状では、他面等へ
印刷する後工程に際して、その枚数を計数して調整する
場合に枚数が正確に計算できない。又、印刷機において
1枚ずつはがして印刷することは困難であるから、従来
は人手により紙捌きすることが必要となっていた。
【0006】証券等の印刷では、通常大判紙で印刷する
場合は、印刷紙の裁断時に端面だけがつながってしまう
ような状態と異なり、印刷されてインキが付着した全面
でブロッキングしてしまい、数百枚単位でブロッキング
してしまうと、人手による作業はきわめて強い力が必要
であり、さらに一枚ずつ完全に分離させるためには長時
間を要する。
【0007】そして、後工程の印刷機に送る際には、積
み重ねられた印刷紙は一枚一枚きっちりと端面が整合し
揃えられていないと、印刷機に紙を供給する際に供給不
良を起こしてしまう。これを防止するために、積み重ね
られた大量の印刷紙を一枚ずつに捌き端面まできちん揃
える必要があるが、これを人手により行った場合はきわ
めて時間がかかる。
【0008】以上要するに、ブロッキングした印刷済紙
を、人手で捌き、端面を揃えて積み重ね、計数して集積
し、後工程における印刷のためのスタンバイ状態とする
ためには、きわめて労力がかかり、人的な作業負荷とな
るという問題があった。
【0009】本発明は、このような従来の問題を解消
し、効率的な製造ラインを構築することを目的とし、ブ
ロッキングした印刷済紙を人手を使わないで、一枚ずつ
捌き、端面を揃え、計数して枚数調整をし、棒積みして
集積し、次工程の印刷に備えるという作業を一貫して自
動で行えることのできる印刷済紙の捌き及び計数集積装
置並びにその方法を提供することを課題とする。
【0010】さらに、本発明は、このような印刷済紙の
捌き及び計数集積装置並びにその方法において、この装
置の供給部に、前工程の印刷機の排紙部から排紙された
印刷済紙の棒積み製品をそのまま一括してセットできる
ようにするとともに、上記捌いて突き揃えられ、計数、
積算し、予め設定された枚数の印刷済紙を精度良く集積
して棒積み製品とし、後工程の印刷機への供給不良を起
こさないようにその給紙部にそのままセットできるよう
にし、労力の軽減を図ることを課題とする。
【0011】確かに、紙捌きの手段や方法は、上記の従
来例に示されているように知られているところである
が、特開平6−1456号公報、特公昭62−8936
号公報、特開平5−147760号公報等に記載されて
いる紙捌きは、あくまでも紙捌き手段自体の技術であ
り、ブロッキングされた印刷紙を捌き、揃え、計数集積
を相乗的に行うという課題や構成は開示されていない。
【0012】又、特開平6−56341号公報に記載さ
れている捌きは、あくまでも裁断時に生じる紙葉の裁断
端部のつながりを分離する部分的な捌きであり、凹版印
刷等でインキにより生じる紙全体の接着状態を捌くとい
う点の課題、構成を開示するものではない。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、前工程の印刷機の排紙部から排紙された
多数枚の印刷済紙を棒積みした棒積み製品をそのまま一
括してセットでき、上記印刷済紙を任意の枚数のブロッ
クに分けて供給する供給部と、上記ブロックを捌く捌き
部と、上記ブロックを揃える突き揃え部と、上記ブロッ
クの印刷済紙を計数する員数部と、上記ブロックを複数
個一定位置に精度よく集積して棒積みする排紙部とを順
番に配設するとともに、上記順番に沿って上記ブロック
を搬送する搬送装置を配設して構成される印刷済紙の捌
き及び計数集積装置であって、印刷済紙が多数積み重ね
られ互いに接着してしまうブロッキング状態のブロック
を捌いて突き揃え、上記捌いて突き揃えられたブロック
の印刷済紙を計数、積算し、予め設定された枚数を精度
良く集積して棒積みし、後工程の印刷機へ供給不良を起
こさないように給紙部に精度良くそのままセットできる
ことを特徴とする印刷済紙の捌き及び計数集積装置を提
供する。
【0014】さらに、本発明は、上記課題を解決するた
めに、前工程である印刷機の排紙部から排紙された多数
枚の印刷済紙を棒積みした棒積み製品をそのまま一括し
て供給部にセットし、該供給部で上記印刷済紙を任意の
枚数のブロックに分けてから捌き部に供給し、上記捌き
部で、互いに接着してブロッキング状態のブロックを捌
いてから突き揃え部に搬送し、上記突き揃え部で、上記
捌かれたブロックを突き揃えてから員数部に搬送し、上
記員数部で、上記突き揃えられたブロックの印刷済紙を
計数、積算してから排紙部に搬送し、上記排紙部で、上
記ブロックを複数個一定位置に精度良く集積して棒積み
し、後工程の印刷機に供給不良を起こさないように給紙
部にそのまま精度良くセットできるようにすることを特
徴とする印刷済紙を捌き及び計数集積する方法を提供す
る。
【0015】上記前工程である印刷機から排紙された印
刷済紙は、オフセット印刷、凸版印刷、凹版印刷、グラ
ビア印刷又は孔版印刷等により印刷されたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明に係る印刷済紙の捌き及び
計数集積装置並びにその方法を実施例に基づいて図面を
参照して以下説明する。図1は、本発明の実施例に係る
印刷済紙の捌き及び計数集積装置並びにその方法を説明
する図である。図1において、本発明に係る印刷済紙の
捌き及び計数・集積装置1は、ベース23上に設置され
た供給部2、捌き部3、突き揃え部4、員数部5及び排
出部6とから構成されており、さらに、これらの各部に
処理される紙材を搬送する搬送装置7が設けられてい
る。各部の構成を、該構成により行われる作業工程の内
容(作業方法)とともに以下説明する。
【0017】(供給部)前工程の印刷機により印刷紙の
片面あるいは一部分等が印刷された印刷済紙は、この前
工程の印刷機の排紙部で、トレー9上に5000枚程度
積み重ねられて棒積み製品8となる。この棒積み製品8
の積み重ねられた印刷済紙は、上記のとおりインキによ
り隣接する印刷済紙に接着し、複数の印刷済紙がブロッ
キングして一体となり板状になりやすい。特に、他面又
は他の部分を印刷する次の印刷工程に備えて保管のため
に日数をおいた場合はこの傾向が強い。
【0018】このような印刷済紙を本発明に係るように
捌き、計数集積する場合は、棒積み製品8が、印刷後直
ちに、あるいは適宜日数、保管されてから、前工程の排
紙部でトレー9上に積み重ねられたままの状態で、供給
部2の供給台10上に載置される。この供給台10は、
油圧シリンダー10’あるいはねじ機構等の昇降手段に
より上下動可能とすれば、フォークリフト、台車、コン
ベア等で運ばれてきた棒積み製品8をトレー9ごと供給
台10上に載置しやすくなる(例えば、フォークリフト
の場合トレー9直下に供給台10を上昇させてフォーク
を抜いて載置させる。)とともに、後述する把持具を上
下動しなくてよい構成となる。
【0019】供給部2では、棒積み製品8を、互いにブ
ロッキングされた状態の複数枚から成るブロック11に
区切るエアーナイフ12を有する。このエアーナイフ1
2は、圧搾空気を薄膜状に噴出するノズルを有し、この
ノズルから棒積み製品8の先端側にエアーを吹き込み、
棒積み製品8を上から、互いにブロッキングされた状態
の複数枚、例えば500枚程度の印刷済紙のブロック1
1に分離するものである。
【0020】そして、供給部2で分離されたブロック1
1は、次に説明する搬送装置の把持具により把持され次
の作業工程である捌き部3に搬送される。なお、本明細
書中では「ブロック」は、単に複数枚積み重ねられた印
刷済紙の積み重ねを言うのであって、印刷済紙が互いに
ブロッキングされている状態のブロック11と、後述の
ようにブロック11が捌かれた後のブロックが含まれ
る。
【0021】(搬送装置)搬送装置7は、供給部2、捌
き部3、突き揃え部4、員数部5及び排出部6を通し
て、水平方向に移動する往復移動体13が設けられてい
る。この往復移動体13の前後部には、把持・解放自在
な把持具14が取り付けられておりブロックを把持、解
放できるように構成されている。把持具14は、夫々が
油圧又は空気圧シリンダーで動作する、直動把持片15
と回動把持片16とから成る。
【0022】上記往復移動体13は、図1に示すよう
に、ガイドレール17上をモータで駆動される走行ロー
ラー18で走行する走行トロリーでもよいし、油圧又は
空気圧作動ピストン機構、チェーン機構、ベルト機構等
の駆動手段によってガイドレールに沿って移動又は摺動
するような機構でもよい。又、搬送装置7は、この実施
例では、供給部2、捌き部3、突き揃え部4、員数部5
及び排出部6を通して一つの搬送装置7を一括して一つ
設けたが、各部毎に、次の工程にブロックを送るような
ローカルな搬送装置を設けてもよい。
【0023】(捌き部)捌き部3は、供給部2から供給
されるブロック11を定位置に自動セットし、互いにブ
ロッキングした印刷済紙を一枚一枚に捌く装置である。
この捌きは、ブロック11に対して左右・上下の動きを
与え、各紙毎に隣接する紙との接着を分離しブロッキン
グを解消する。
【0024】このために捌き部3は、いろいろな態様が
考えられるが、図1に示す実施例では、把持具14でブ
ロック11をその前後端から把持し、油圧又は空気圧シ
リンダー19で上下方向に可動の左右幅方向に伸びる捌
き用ローラー20を、ブロック11に押圧して湾曲状に
したり、緩めたりする装置、方法で捌きを行う。このよ
うに、把持具14で前後端が把持されたブロック11を
捌き用ローラー20によって、全体的に前後間で上下方
向へ交互に湾曲して撓むような動きを与えると、互いに
接着した印刷済紙を分離することができる。
【0025】図1に示す捌き部は前後端を把持し左右幅
方向(図1の紙面と垂直方向)に伸びるローラを設けた
ものであるが、図示はしないが、図1の把持具14と同
様の構造の、ブロック11の左右端を把持する左右把持
具を設けるとともに、油圧又は空気圧により上下可動で
前後方向に伸びる捌き用ローラから成る捌き手段を上記
図1に示す捌き手段に追加するか又は単独で設け、左右
端が把持された状態のブロック11を、全体的に左右間
で上下方向へ交互に湾曲して撓むような動きを与えて互
いに接着した紙を分離する構成としてもよい。
【0026】又、捌き装置の別の態様としては、図1に
示すような捌き用ローラー20を設けないで、前後把持
部材又は左右把持部材を、それでブロック11を把持し
ながら一定振幅角度内で往復回動駆動するような捌き手
段を設け、人の手で積み重ねた紙葉を捌くとき左右の手
で把持して手をくねくねと動かすような動作を行わせて
捌いてもよい。
【0027】さらに、以上のようなブロック11全体を
上下方向に湾曲状に運動させる捌き動作をさせながら、
ブロックの左右又は前後側方(前後把持部材で把持し捌
き作業を行っているときには、左右側方から、左右把持
部材で把持して捌き作業を行っているときには前後側方
から)、それぞれエアーノズルで圧搾された空気をブロ
ックの紙の隙間に吹き込めば、捌き作業の効率向上を図
ることができる。
【0028】捌き部3で捌かれたブロックは、ブロッキ
ング状態が解消されて一枚毎に分離された複数枚の印刷
済紙が積み重ねられたブロック21(ブロッキングされ
たブロック11と区別して符号を付与。)となり、搬送
装置7によって次の作業工程である突き揃え部4に送ら
れる。
【0029】(突き揃え部)積重ねられた紙を揃える機
構はすでにいろいろと知られているところであるが、こ
の突き揃え部4は、図1で概略示すように、捌き部3か
ら送り込まれたブロック21を載置し、しかも四方に矩
形枠の形成された振動台板22を有する。この振動台板
22は、ベース23上に油圧又は空気圧シリンダー24
あるいはねじ機構、基台25、球面軸受26等を介し
て、上下動可能であり、さらに油圧又は空気圧シリンダ
ー27により前後左右に傾動可能なように構成されてい
る。しかも、傾いている状態で、例えば電磁石28によ
り振動台板22に振動が付与されるような構成となって
いる。
【0030】このような突き揃え部によると、振動台板
22を上昇させた状態で、捌き部3から搬送装置7で搬
送されてきたブロック21を受け入れて、例えば、図1
に示すように、前端が下方に傾いている状態で振動が付
与されると、ブロック21の前端面が揃えられる。さら
に、左端が下方に傾いている状態で振動が付与される
と、ブロックの左端面が揃えられる。
【0031】ところで、捌き部3における捌き作業工程
では紙を上下方向に動かしたりするから、前後又は左右
の把持部材による把持を解放すると、紙の不揃いが目立
って生じる。これを突き揃え部4でブロック21を整然
と揃えることができる。なお、上記捌き部3での捌き工
程の合間合間で、紙を随時、突き揃えるような機構を設
けてもよい。この突き揃え機構は、油圧又は空気圧シリ
ンダー等で往復動するピストンの先端に揃え板を取り付
け、捌き動作の合間に、この揃え板を前後左右から突き
出してブロックの前後左右端面を揃える。
【0032】なお、突き揃え部4の別の態様としては、
台板上に載置したブロックに対して四方からエアーを噴
出してエアーの力でブロック21を揃えることも可能で
ある。突き揃え部4で四周面が揃えられたブロック21
は、搬送装置7によって次の工程である員数部5に送ら
れる。
【0033】(員数部)員数部5は、突き揃え部4で揃
えられて送り込まれたブロックの紙の枚数を周知の紙葉
計数装置により計数する。そして、員数部5の計数値は
記憶され、積算値が表示される。この員数部5では、い
ろいろな機能を付帯させることができる。
【0034】例えば、枚数の確定された棒積み製品8を
供給部2に置き、この棒積み製品の全ての印刷済紙の捌
き、突き揃え、計数が終了した時点で、この確定された
枚数と計数値が合致しないような場合は何らかの警報が
出るような構成としてもよい。又、供給部2には枚数が
確定されておらず、概数のみ把握された棒積み製品を供
給し、員数部5で積算し、最終的に予め決めた所定の枚
数だけ排出部6に供給するような構成としてもよい。
【0035】(排出部)排出部6は、集積台29を有
し、この集積台29上に載置されたトレー9上に員数部
5から搬送装置7で送り込まれる計数済みブロック21
が次々と、棒積み状態で積み重ねられて印刷済紙の棒積
み製品30として精度よく整然と集積することができ
る。この集積台29は、油圧又は空気圧シリンダ31に
より上下動可能となっており、上昇してブロック21を
受け入れる。
【0036】この排出部6では、整然と精度良く棒積み
された印刷済紙の集積体30が形成され、しかも予め決
められた所定の枚数に数量保証される。そして、この棒
積み製品30は、トレー9ごと次工程の印刷機の給紙部
にフォークリフト、台車、コンベア等で運ばれてセット
される。棒積み製品30は、すでに捌かれ、精度良く積
み重ねられているものであるから、次工程の給紙部にそ
のままセット可能であり、しかも供給不良を起こすこと
なくスムーズに給紙を行うことができる。
【0037】以上、本発明に係る印刷済紙の捌き及び計
数集積装置並びにその方法を実施例に基づいて説明した
が、本発明は、上記実施例に限定されることなく、特許
請求の範囲記載の技術的事項の範囲内でいろいろな実施
の態様があることは言うまでもない。
【0038】
【発明の効果】本発明に係る印刷済紙の捌き及び計数集
積装置並びにその方法は、以上の様な構成であるから、
ブロッキングした印刷済紙を捌き、しかも計数し、集積
し端面を精度よく整然と揃えた状態で棒積み状態とし
て、次の印刷のためにスタンバイ状態とするという、労
力及び時間を要する一連の作業を、人手を使わずに、完
全に自動的に効率的に行うことができる。
【0039】そして、本発明に係る印刷済紙の捌き及び
計数集積装置並びにその方法によれば、この装置の供給
部に、前工程の印刷機の排出部から出た印刷済紙の棒積
み製品をそのまま一括してセットでき、捌いて突き揃え
られ予め設定された枚数の印刷済紙を精度良く集積して
棒積みし、後工程の印刷機への供給不良を起こさないよ
うに、その給紙部にそののまま精度良くセットできるよ
うにしたので、前工程からこの発明に係る工程への準備
作業、及び後工程に対する準備作業の労力を極力軽減で
きる。
【0040】特に、凹版印刷等ではブロッキングが顕著
に生じるが、本発明によれば、ブロッキングした印刷済
紙を、互いに接着したものがないように一枚ずつ完璧に
捌いて分離することができるから、印刷済紙の計数にお
けるミスカウントをすることなく、次の印刷に備えて印
刷済紙の数量管理を精度よく行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る印刷済紙の捌き及び計数集積装置
並びにその方法の実施例を説明する図である。
【符号の説明】
1 印刷済紙の捌き及び計数集積装置 2 供給部 3 捌き部 4 突き揃え部 5 員数部 6 排出部 7 搬送装置 8 棒積み製品 11 ブロック 12 エアーナイフ 13 往復移動体 14 把持具 17 ガイドレール 20 捌きローラ 21 ブロック 22 振動台板 29 集積台 30 集積体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前工程の印刷機の排紙部に排紙された多
    数枚の印刷済紙を棒積みした棒積み製品をそのまま一括
    してセットでき、上記印刷済紙を任意の枚数のブロック
    に分けて供給する供給部と、 上記ブロックを捌く捌き部と、 上記ブロックを揃える突き揃え部と、 上記ブロックの印刷済紙を計数する員数部と、 上記ブロックを複数個一定位置に精度よく集積して棒積
    みする排紙部とを順番に配設するとともに、 上記順番に沿って上記ブロックを搬送する搬送装置を配
    設して構成される印刷済紙の捌き及び計数集積装置であ
    って、印刷済紙が多数積み重ねられ互いに接着してしま
    うブロッキング状態のブロックを捌いて突き揃え、上記
    捌いて突き揃えられたブロックの印刷済紙を計数、積算
    し、予め設定された枚数を精度良く集積して棒積みし、
    後工程の印刷機へ供給不良を起こさないように給紙部に
    精度良くそのままセットできることを特徴とする印刷済
    紙の捌き及び計数集積装置。
  2. 【請求項2】 上記前工程である印刷機から排紙された
    印刷済紙は、オフセット印刷、凸版印刷、凹版印刷、グ
    ラビア印刷又は孔版印刷により印刷されたものであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の印刷済紙の捌き及び計数
    集積装置。
  3. 【請求項3】 前工程である印刷機の排紙部から排紙さ
    れた多数枚の印刷済紙を棒積みした棒積み製品をそのま
    ま一括して供給部にセットし、該供給部で上記印刷済紙
    を任意の枚数のブロックに分けてから捌き部に供給し、 上記捌き部で、互いに接着してブロッキング状態のブロ
    ックを捌いてから突き揃え部に搬送し、 上記突き揃え部で、上記捌かれたブロックを突き揃えて
    から員数部に搬送し、 上記員数部で、上記突き揃えられたブロックの印刷済紙
    を計数、積算してから排紙部に搬送し、 上記排紙部で、上記ブロックを複数個一定位置に精度良
    く集積して棒積みし、後工程の印刷機に供給不良を起こ
    さないように給紙部にそのまま精度良くセットできるよ
    うにすることを特徴とする印刷済紙を捌き及び計数集積
    する方法。
  4. 【請求項4】 上記前工程である印刷機から排紙された
    印刷済紙は、オフセット印刷、凸版印刷、凹版印刷、グ
    ラビア印刷又は孔版印刷により印刷されたものであるこ
    とを特徴とする請求項3記載の印刷済紙を捌き及び計数
    集積する方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100458235B1 (ko) * 2000-09-28 2004-11-26 가부시끼가이샤 도시바 각도 검출기
KR102078273B1 (ko) * 2018-11-14 2020-02-19 (주)휴먼텍 라벨정렬장치 및 이를 포함한 사출성형품 제조 장치

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