JP2001026019A - 廃プラスチックの塗料除去装置における温度制御方法および廃プラスチックの塗料除去装置。 - Google Patents
廃プラスチックの塗料除去装置における温度制御方法および廃プラスチックの塗料除去装置。Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】水を添加することなく、摩擦熱により温度上昇
する廃プラスチック小塊をほぼ所定温度に維持できる方
法を提供する。 【解決手段】攪拌槽内で攪拌羽根を回転させて複数の廃
プラスチック小塊を相互に衝突および摩擦させ、かつ、
廃プラスチック小塊をほぼ所定温度に維持して、廃プラ
スチック小塊から塗料を剥離除去する装置において、前
記廃プラスチック小塊の温度を制御する方法であって、
廃プラスチック小塊の温度に基づき攪拌羽根の回転数を
増減することを特徴とする。
する廃プラスチック小塊をほぼ所定温度に維持できる方
法を提供する。 【解決手段】攪拌槽内で攪拌羽根を回転させて複数の廃
プラスチック小塊を相互に衝突および摩擦させ、かつ、
廃プラスチック小塊をほぼ所定温度に維持して、廃プラ
スチック小塊から塗料を剥離除去する装置において、前
記廃プラスチック小塊の温度を制御する方法であって、
廃プラスチック小塊の温度に基づき攪拌羽根の回転数を
増減することを特徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、攪拌槽内で攪拌羽
根を回転させて複数の廃プラスチック小塊を相互に衝突
および摩擦させ、かつ、廃プラスチック小塊をほぼ所定
温度に維持して、廃プラスチック小塊から塗料を剥離除
去する装置において、前記廃プラスチック小塊の温度を
制御する方法および廃プラスチックの塗料除去装置に関
する。
根を回転させて複数の廃プラスチック小塊を相互に衝突
および摩擦させ、かつ、廃プラスチック小塊をほぼ所定
温度に維持して、廃プラスチック小塊から塗料を剥離除
去する装置において、前記廃プラスチック小塊の温度を
制御する方法および廃プラスチックの塗料除去装置に関
する。
【０００２】
【従来の技術】従来、廃プラスチック小塊から塗料を剥
離除去する方法の一つとして、攪拌槽内で攪拌羽根を回
転させながら複数の廃プラスチック小塊を相互に衝突お
よび摩擦させて、廃プラスチック小塊同士の摩擦による
摩擦熱により、廃プラスチック小塊の温度を上昇させて
塗料を廃プラスチック小塊から剥離し易くし、さらに、
水を添加してその気化熱により廃プラスチック小塊から
熱を奪って、廃プラスチック小塊の溶融温度よりも若干
低い温度に廃プラスチック小塊を維持するようにしたも
のがある。
離除去する方法の一つとして、攪拌槽内で攪拌羽根を回
転させながら複数の廃プラスチック小塊を相互に衝突お
よび摩擦させて、廃プラスチック小塊同士の摩擦による
摩擦熱により、廃プラスチック小塊の温度を上昇させて
塗料を廃プラスチック小塊から剥離し易くし、さらに、
水を添加してその気化熱により廃プラスチック小塊から
熱を奪って、廃プラスチック小塊の溶融温度よりも若干
低い温度に廃プラスチック小塊を維持するようにしたも
のがある。
【０００３】しかし、このように構成された従来の廃プ
ラスチック小塊からの塗料除去方法では、水の添加によ
り廃プラスチック小塊を所定温度に維持するようにして
いるため、廃プラスチック小塊に、水に含まれている不
純物などの異物が混入したり、廃プラスチック小塊が部
分的に急冷されて品質の劣化を招き、しかも、前記攪拌
槽に連通接続された集塵機のバクフィルタを湿らしてそ
の性能を低下させるなどの問題が生じている。
ラスチック小塊からの塗料除去方法では、水の添加によ
り廃プラスチック小塊を所定温度に維持するようにして
いるため、廃プラスチック小塊に、水に含まれている不
純物などの異物が混入したり、廃プラスチック小塊が部
分的に急冷されて品質の劣化を招き、しかも、前記攪拌
槽に連通接続された集塵機のバクフィルタを湿らしてそ
の性能を低下させるなどの問題が生じている。
【０００４】加えて、前記攪拌槽内の廃プラスチック小
塊の温度は、一般に、攪拌槽の胴体を貫通して検知部が
攪拌槽内に位置する温度センタにより検出されるように
なっているが、この従来の温度センサの取り付け方法で
は、温度センタの検知部に廃プラスチック小塊から生じ
た糸状のものが絡まり付くなどして、廃プラスチック小
塊の温度を精度高く検知することができないなどの問題
もあった。
塊の温度は、一般に、攪拌槽の胴体を貫通して検知部が
攪拌槽内に位置する温度センタにより検出されるように
なっているが、この従来の温度センサの取り付け方法で
は、温度センタの検知部に廃プラスチック小塊から生じ
た糸状のものが絡まり付くなどして、廃プラスチック小
塊の温度を精度高く検知することができないなどの問題
もあった。
【０００５】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、第１の目的は、水を添加することなく、摩擦熱によ
り温度上昇する廃プラスチック小塊をほぼ所定温度に維
持できる方法を提供することにある。
で、第１の目的は、水を添加することなく、摩擦熱によ
り温度上昇する廃プラスチック小塊をほぼ所定温度に維
持できる方法を提供することにある。
【０００６】また、第２の目的は、廃プラスチック小塊
から生じた糸状のものが温度センタの検知部に絡まり付
いたりすることのない廃プラスチックの塗料除去装置を
提供することにある。
から生じた糸状のものが温度センタの検知部に絡まり付
いたりすることのない廃プラスチックの塗料除去装置を
提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに請求項１における廃プラスチックの塗料除去装置に
おける温度制御方法は、攪拌槽内で攪拌羽根を回転させ
て複数の廃プラスチック小塊を相互に衝突および摩擦さ
せ、かつ、廃プラスチック小塊をほぼ所定温度に維持し
て、廃プラスチック小塊から塗料を剥離除去する装置に
おいて、前記廃プラスチック小塊の温度を制御する方法
であって、前記廃プラスチック小塊の温度に基づき前記
攪拌羽根の回転数を増減することを特徴とする。
めに請求項１における廃プラスチックの塗料除去装置に
おける温度制御方法は、攪拌槽内で攪拌羽根を回転させ
て複数の廃プラスチック小塊を相互に衝突および摩擦さ
せ、かつ、廃プラスチック小塊をほぼ所定温度に維持し
て、廃プラスチック小塊から塗料を剥離除去する装置に
おいて、前記廃プラスチック小塊の温度を制御する方法
であって、前記廃プラスチック小塊の温度に基づき前記
攪拌羽根の回転数を増減することを特徴とする。
【０００８】また、請求項２における廃プラスチックの
塗料除去装置は、攪拌槽内で攪拌羽根を回転させて複数
の廃プラスチック小塊を相互に衝突および摩擦させ、か
つ、廃プラスチック小塊をほぼ所定温度に維持して、廃
プラスチック小塊から塗料を剥離除去する装置におい
て、前記廃プラスチック小塊の温度を検知する温度セン
サを、前記攪拌槽の胴体を貫通させかつ検知部を攪拌槽
内に位置させて攪拌槽の胴体に取り付け、さらに、この
胴体の内面には、前記温度センサを包囲するとともに前
記検知部の先端とほぼ一致する表面を有する温度センサ
保護部材を、断熱材を介在させて装着していて、温度セ
ンサは、温度センサ保護部材に守られて廃プラスチック
小塊との衝突が回避され、さらに、廃プラスチック小塊
から生じた糸状のものが温度センタの検知部に絡まり付
いたりすることがなく、検知部の先端部が廃プラスチッ
ク小塊だけと接触して廃プラスチック小塊の温度だけを
検知することとなる。
塗料除去装置は、攪拌槽内で攪拌羽根を回転させて複数
の廃プラスチック小塊を相互に衝突および摩擦させ、か
つ、廃プラスチック小塊をほぼ所定温度に維持して、廃
プラスチック小塊から塗料を剥離除去する装置におい
て、前記廃プラスチック小塊の温度を検知する温度セン
サを、前記攪拌槽の胴体を貫通させかつ検知部を攪拌槽
内に位置させて攪拌槽の胴体に取り付け、さらに、この
胴体の内面には、前記温度センサを包囲するとともに前
記検知部の先端とほぼ一致する表面を有する温度センサ
保護部材を、断熱材を介在させて装着していて、温度セ
ンサは、温度センサ保護部材に守られて廃プラスチック
小塊との衝突が回避され、さらに、廃プラスチック小塊
から生じた糸状のものが温度センタの検知部に絡まり付
いたりすることがなく、検知部の先端部が廃プラスチッ
ク小塊だけと接触して廃プラスチック小塊の温度だけを
検知することとなる。
【０００９】
【実施例】次に、本発明の一実施例について図１および
図２に基づき詳細に説明する。本発明を適用した廃プラ
スチックの塗料除去装置においては、図１に示すよう
に、機台１上の右寄り位置に、攪拌機構２が減速機構３
を介して設置してあり、機台１上の左寄り位置には、電
動機４が下向きにして設置してある。そして、前記攪拌
機構２は、有底円筒状の攪拌槽５と、攪拌槽５内に水平
回転可能に装着された攪拌羽根６と、で構成してある。
図２に基づき詳細に説明する。本発明を適用した廃プラ
スチックの塗料除去装置においては、図１に示すよう
に、機台１上の右寄り位置に、攪拌機構２が減速機構３
を介して設置してあり、機台１上の左寄り位置には、電
動機４が下向きにして設置してある。そして、前記攪拌
機構２は、有底円筒状の攪拌槽５と、攪拌槽５内に水平
回転可能に装着された攪拌羽根６と、で構成してある。
【００１０】また、前記攪拌槽５の上端にはカバー７が
取り付けてあり、カバー７には、廃プラスチック小塊投
入口８と、空気取り入れ口９と、図示しない集塵機と連
通するダクト１０とが設けてある。また、前記攪拌槽５
の胴体の下部には温度センサ１１が装着してあり、さら
に、前記攪拌槽５の胴体には廃プラスチック小塊の排出
口機構１２が装着してある。また、前記減速機構３の入
力軸には、前記電動機４の出力軸が伝動機構（図示せ
ず）を介して連結してある。また、前記電動機４にはイ
ンバーター１３が装着してあり、インバーター１３と前
記温度センサー１１には制御盤１４が電気的に接続して
ある。
取り付けてあり、カバー７には、廃プラスチック小塊投
入口８と、空気取り入れ口９と、図示しない集塵機と連
通するダクト１０とが設けてある。また、前記攪拌槽５
の胴体の下部には温度センサ１１が装着してあり、さら
に、前記攪拌槽５の胴体には廃プラスチック小塊の排出
口機構１２が装着してある。また、前記減速機構３の入
力軸には、前記電動機４の出力軸が伝動機構（図示せ
ず）を介して連結してある。また、前記電動機４にはイ
ンバーター１３が装着してあり、インバーター１３と前
記温度センサー１１には制御盤１４が電気的に接続して
ある。
【００１１】また、前記温度センサ１１は、図２に示す
ように、前記攪拌槽５の胴体を貫通しかつ検知部を攪拌
槽５内に位置させて攪拌槽５の胴体に取り付けてあり、
さらに、この胴体の内面には、前記温度センサ１１を包
囲するとともに前記検知部の先端とほぼ一致する表面を
有する温度センサ保護部材１５が、断熱材１６を介在さ
せて装着してある。そして、前記温度センサ保護部材１
５は、攪拌羽根６の回転方向に向かって次第に厚くなっ
ていて、上から見た時略三角形状を成している。
ように、前記攪拌槽５の胴体を貫通しかつ検知部を攪拌
槽５内に位置させて攪拌槽５の胴体に取り付けてあり、
さらに、この胴体の内面には、前記温度センサ１１を包
囲するとともに前記検知部の先端とほぼ一致する表面を
有する温度センサ保護部材１５が、断熱材１６を介在さ
せて装着してある。そして、前記温度センサ保護部材１
５は、攪拌羽根６の回転方向に向かって次第に厚くなっ
ていて、上から見た時略三角形状を成している。
【００１２】次に、このように構成した廃プラスチック
の塗料除去装置を用いて、廃プラスチックの一例である
廃バンパー小塊から塗料を剥離除去する手順について説
明する。まず、排出口機構１２を閉じておくとともに、
集塵機を稼動した状態の下に、塗料を剥離除去すべき廃
バンパー小塊を廃プラスチック小塊投入口８から攪拌槽
５内に投入した後、電動機４を駆動して攪拌羽根６を回
転させ、廃バンパー小塊を相互に衝突および摩擦させ
る。そして、温度センサ１１は、温度センサ保護部材１
５に守られて廃バンパー小塊との衝突が回避され、さら
に、廃バンパー小塊から生じた糸状のものが温度センタ
の検知部に絡まり付いたりすることがなく、検知部の先
端部が廃バンパー小塊だけと接触して廃バンパー小塊の
温度だけを検知することとなる。そして、検知部の先端
部が廃バンパー小塊と接触することにより、図３に示す
ように、廃バンパー小塊の温度が攪拌時間にほぼ比例し
て上昇することを確認することができる。
の塗料除去装置を用いて、廃プラスチックの一例である
廃バンパー小塊から塗料を剥離除去する手順について説
明する。まず、排出口機構１２を閉じておくとともに、
集塵機を稼動した状態の下に、塗料を剥離除去すべき廃
バンパー小塊を廃プラスチック小塊投入口８から攪拌槽
５内に投入した後、電動機４を駆動して攪拌羽根６を回
転させ、廃バンパー小塊を相互に衝突および摩擦させ
る。そして、温度センサ１１は、温度センサ保護部材１
５に守られて廃バンパー小塊との衝突が回避され、さら
に、廃バンパー小塊から生じた糸状のものが温度センタ
の検知部に絡まり付いたりすることがなく、検知部の先
端部が廃バンパー小塊だけと接触して廃バンパー小塊の
温度だけを検知することとなる。そして、検知部の先端
部が廃バンパー小塊と接触することにより、図３に示す
ように、廃バンパー小塊の温度が攪拌時間にほぼ比例し
て上昇することを確認することができる。
【００１３】これに伴い、特に、廃バンパー小塊同士の
摩擦熱により廃バンパーが加熱されてその温度が上昇
し、廃バンパー小塊の塗料が剥離し易くなる。一方、廃
バンパーの温度が温度センサ１１により検知されて制御
盤１４に入力される。そして、廃バンパーの温度が所定
値より高くまたは低くなると、制御盤１４からインバー
ター１３に指令が出されて電動機４の回転数が減少また
は増加され、攪拌羽根６の回転数が減少または増加され
る。この結果、廃バンパーの温度は、廃バンパー小塊の
溶融温度よりも若干低い所定温度に制御されることとな
る。
摩擦熱により廃バンパーが加熱されてその温度が上昇
し、廃バンパー小塊の塗料が剥離し易くなる。一方、廃
バンパーの温度が温度センサ１１により検知されて制御
盤１４に入力される。そして、廃バンパーの温度が所定
値より高くまたは低くなると、制御盤１４からインバー
ター１３に指令が出されて電動機４の回転数が減少また
は増加され、攪拌羽根６の回転数が減少または増加され
る。この結果、廃バンパーの温度は、廃バンパー小塊の
溶融温度よりも若干低い所定温度に制御されることとな
る。
【００１４】なお、廃バンパー小塊８０Ｋｇを、攪拌槽
５内に投入して１０分攪拌した時の廃バンパー小塊の温
度上昇は表１に示すようになる。従って、廃バンパー小
塊から塗料を剥離分離すべく、攪拌槽５内を所定温度に
維持するためには、攪拌羽根６の回転数を増減するばよ
いことになる。
５内に投入して１０分攪拌した時の廃バンパー小塊の温
度上昇は表１に示すようになる。従って、廃バンパー小
塊から塗料を剥離分離すべく、攪拌槽５内を所定温度に
維持するためには、攪拌羽根６の回転数を増減するばよ
いことになる。
【００１５】
【表１】
【００１６】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように請求項１
の発明は、攪拌槽内で攪拌羽根を回転させて複数の廃プ
ラスチック小塊を相互に衝突および摩擦させ、かつ、廃
プラスチック小塊をほぼ所定温度に維持して、廃プラス
チック小塊から塗料を剥離除去する装置において、前記
廃プラスチック小塊の温度を制御する方法であって、前
記廃プラスチック小塊の温度に基づき前記攪拌羽根の回
転数を増減するから、水を添加することなく、摩擦熱に
より温度上昇する廃プラスチック小塊をほぼ所定温度に
維持でき、しかも、水を添加しないため、集塵機のバグ
フィルタを湿らしてその性能を低下させたりすることも
ないなどの優れた実用的効果を奏する。
の発明は、攪拌槽内で攪拌羽根を回転させて複数の廃プ
ラスチック小塊を相互に衝突および摩擦させ、かつ、廃
プラスチック小塊をほぼ所定温度に維持して、廃プラス
チック小塊から塗料を剥離除去する装置において、前記
廃プラスチック小塊の温度を制御する方法であって、前
記廃プラスチック小塊の温度に基づき前記攪拌羽根の回
転数を増減するから、水を添加することなく、摩擦熱に
より温度上昇する廃プラスチック小塊をほぼ所定温度に
維持でき、しかも、水を添加しないため、集塵機のバグ
フィルタを湿らしてその性能を低下させたりすることも
ないなどの優れた実用的効果を奏する。
【００１７】また、請求項２における廃プラスチックの
塗料除去装置は、攪拌槽内で攪拌羽根を回転させて複数
の廃プラスチック小塊を相互に衝突および摩擦させ、か
つ、廃プラスチック小塊をほぼ所定温度に維持して、廃
プラスチック小塊から塗料を剥離除去する装置におい
て、前記廃プラスチック小塊の温度を検知する温度セン
サを、前記攪拌槽の胴体を貫通させかつ検知部を攪拌槽
内に位置させて攪拌槽の胴体に取り付け、さらに、この
胴体の内面には、前記温度センサを包囲するとともに前
記検知部の先端とほぼ一致する表面を有する温度センサ
保護部材を、断熱材を介在させて装着したから、廃プラ
スチック小塊から生じた糸状のものが温度センタの検知
部に絡まり付いたりすることがないため、温度センサを
廃プラスチック小塊から適確に保護することができる上
に、廃プラスチック小塊の温度を精度高く検知すること
ができるなどの優れた効果を奏する。
塗料除去装置は、攪拌槽内で攪拌羽根を回転させて複数
の廃プラスチック小塊を相互に衝突および摩擦させ、か
つ、廃プラスチック小塊をほぼ所定温度に維持して、廃
プラスチック小塊から塗料を剥離除去する装置におい
て、前記廃プラスチック小塊の温度を検知する温度セン
サを、前記攪拌槽の胴体を貫通させかつ検知部を攪拌槽
内に位置させて攪拌槽の胴体に取り付け、さらに、この
胴体の内面には、前記温度センサを包囲するとともに前
記検知部の先端とほぼ一致する表面を有する温度センサ
保護部材を、断熱材を介在させて装着したから、廃プラ
スチック小塊から生じた糸状のものが温度センタの検知
部に絡まり付いたりすることがないため、温度センサを
廃プラスチック小塊から適確に保護することができる上
に、廃プラスチック小塊の温度を精度高く検知すること
ができるなどの優れた効果を奏する。
【図１】本発明の方法を実施すめための装置の一実施例
の概略正面図である。
の概略正面図である。
【図２】図１のＡ−Ａ断面図である。
【図３】攪拌羽根を３４０ｒｐｍで回転して重量１２０
ｋｇの廃バンパー小塊を攪拌した時の、時間（分）の経
過に伴う廃バンパー小塊の温度上昇を示すグラフであ
る。
ｋｇの廃バンパー小塊を攪拌した時の、時間（分）の経
過に伴う廃バンパー小塊の温度上昇を示すグラフであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水谷 篤 神奈川県横浜市神奈川区宝町２番地日産自 動車株式会社内 (72)発明者 西田 勉 神奈川県横浜市神奈川区宝町２番地日産自 動車株式会社内 (72)発明者 小野寺 弘男 神奈川県横浜市神奈川区宝町２番地日産自 動車株式会社内 (72)発明者 高瀬 朋視 広島県賀茂郡河内町河戸743 高瀬合成化 学株式会社内 (72)発明者 土方 泰一 愛知県豊川市穂ノ原三丁目１番 新東工業 株式会社豊川製作所内 (72)発明者 小森 俊尚 愛知県豊川市穂ノ原三丁目１番 新東工業 株式会社豊川製作所内 Ｆターム(参考） 4F301 AA11 AA21 AD02 AD03 BA01 BA03 BA15 BA21 BE01 BF05 BF32
Claims (2)
- 【請求項１】攪拌槽内で攪拌羽根を回転させて複数の廃
プラスチック小塊を相互に衝突および摩擦させ、かつ、
廃プラスチック小塊をほぼ所定温度に維持して、廃プラ
スチック小塊から塗料を剥離除去する装置において、前
記廃プラスチック小塊の温度を制御する方法であって、
前記廃プラスチック小塊の温度に基づき前記攪拌羽根の
回転数を増減することを特徴とする廃プラスチックの塗
料除去装置における温度制御方法。 - 【請求項２】攪拌槽内で攪拌羽根を回転させて複数の廃
プラスチック小塊を相互に衝突および摩擦させ、かつ、
廃プラスチック小塊をほぼ所定温度に維持して、廃プラ
スチック小塊から塗料を剥離除去する装置において、前
記廃プラスチック小塊の温度を検知する温度センサを、
前記攪拌槽の胴体を貫通させかつ検知部を攪拌槽内に位
置させて攪拌槽の胴体に取り付け、さらに、この胴体の
内面には、前記温度センサを包囲するとともに前記検知
部の先端とほぼ一致する表面を有する温度センサ保護部
材を、断熱材を介在させて装着したことを特徴とする廃
プラスチックの塗料除去装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20019799A JP2001026019A (ja) | 1999-07-14 | 1999-07-14 | 廃プラスチックの塗料除去装置における温度制御方法および廃プラスチックの塗料除去装置。 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20019799A JP2001026019A (ja) | 1999-07-14 | 1999-07-14 | 廃プラスチックの塗料除去装置における温度制御方法および廃プラスチックの塗料除去装置。 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001026019A true JP2001026019A (ja) | 2001-01-30 |
Family
ID=16420425
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20019799A Pending JP2001026019A (ja) | 1999-07-14 | 1999-07-14 | 廃プラスチックの塗料除去装置における温度制御方法および廃プラスチックの塗料除去装置。 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001026019A (ja) |
Cited By (15)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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