JP2001025433A - 下向き逆さ掛け可能コップ - Google Patents

下向き逆さ掛け可能コップ

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JP2001025433A
JP2001025433A JP11200639A JP20063999A JP2001025433A JP 2001025433 A JP2001025433 A JP 2001025433A JP 11200639 A JP11200639 A JP 11200639A JP 20063999 A JP20063999 A JP 20063999A JP 2001025433 A JP2001025433 A JP 2001025433A
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Yutaka Narita
裕 成田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コップの不使用時は、きわめて簡単に逆さ掛
けで保持できて、水切りと衛生的に優れた下向き逆さ掛
け可能コップの提供。 【解決手段】 コップ本体1の外周側3に被保持部5を
設け、この被保持部5と着脱自在の保持部6を備えこの
保持部6を所望の立上り面に固定できるようにして成
り、コップ本体1の開口部2を下向きにして被保持部5
を保持部6に着脱自在に係止させて成ることを特徴とす
る下向き逆さ掛け可能コップ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、卓上での正立,
倒立は勿論のこと、特に開口部が卓面に接触しない状態
で逆さ掛けが可能な衛生的な下向き逆さ掛け可能コップ
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、コップは不使用時、開口部を上
に向けて底部を卓上に載せて置く場合が多く、水切りが
悪く、またゴミとかほこりなどが不用意に開口部より内
部に入るという不都合があった。また、倒立させると開
口部が卓上面と触れるので往々にして不潔、不衛生にな
る虞れがあった。
【0003】このような不都合に対し、上下を反転させ
た逆さ向きにしてコップの内底と係止してコップを支持
する支持具も知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら、この種の
支持具は、その支持面がコップの内底を支持し、直接コ
ップの内底と支持面とが接触するので、支持面が汚れて
いるとその汚れがコップ内底面に付着し、衛生的に清潔
さを保ち得ないという不都合、問題があった。
【0005】この発明は、叙上の点に着目して成された
もので、コップの不使用時は、コップの外側をきわめて
簡単に逆さ掛け状態にに保持できて、水切りとコップ内
面を衛生的に確保できる優れた下向き逆さ掛け可能コッ
プを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、以下の構成
を備えることにより、上記課題を解決することにある。
【0007】(1)コップ本体の外周側に被保持部を設
け、この被保持部と着脱自在の保持部を備えこの保持部
を壁など所望の立上り面に固定できるものであって、コ
ップ本体の開口部を下向きにして被保持部を保持部に着
脱自在に係止させて成ることを特徴とする下向き逆さ掛
け可能コップ。
【0008】(2)被保持部と保持部とは、互いに突状
部と、この突状部と係合できる凹陥部とより成り、突状
部が凹陥部内で係止保持されて成ることを特徴とする前
記(1)記載の下向き逆さ掛け可能コップ。
【0009】(3)被保持部は、コップ本体の周側に設
けて成ることを特徴とする前記(1)または(2)記載
の下向き逆さ掛け可能コップ (4)被保持部は、コップ本体の底部に底盤として突設
して成ることを特徴とする前記(1)または(2)記載
の下向き逆さ掛け可能コップ。
【0010】(5)被保持部は、磁石体で形成し、被保
持部を磁性体ないし磁石体で形成し、磁気吸着力を用い
て被保持部と保持部とを着脱自在として成ることを特徴
とする前記(1)記載の下向き逆さ掛け可能コップ。
【0011】(6)コップ本体の外周側に磁石体をより
成る被保持部を設け、この被保持部の、磁石体の磁気吸
着力を利用して磁性体壁面に着脱自在に吸着させてコッ
プ本体の開口部を下向きに保持できるようにしたことを
特徴とする下向き逆さ掛け可能コップ。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態を
説明する。
【0013】図1ないし図4は、この発明の一実施の形
態を示すもので、図1は使用状態の側面図、図2は上面
図、図3は保持部の底面図、図4は正面図である。
【0014】図において、1は柄付のコップ本体を示す
が、柄4はあってもなくても良く、形状は、開口部2
と、周側31および底部32の外周側3とより成り、図
示のように底部32と開口部2との大きさが同一であっ
ても同一でなくても良く、さらに材料は、合成樹脂、ガ
ラス、陶磁器など何でも構わない。
【0015】5は、外周側3の主に周側31所望箇所に
固着した被保持部で、楔状に左右に突出した突部51,
51と連結部52を有する突状部5bで形成され、この
被保持部5の突部51,51を着脱自在に係止できる左
右の凹処61,61および連結部52が係入する溝62
ならびに底部63を有する凹陥部6bとして構成される
保持部6を備える。
【0016】そして、この保持部6は、剥離紙を備えた
粘着剤や通常の接着剤8またはビス或は図8に示すよう
な吸盤9を用いて、所望の好みの立上り面、例えば壁面
7に確固に固着できる。
【0017】叙上の構成になるので、保持部6に当る凹
陥部6bを所望の好みの壁面に接着剤8や吸盤9などを
用いて固着し、コップ本体1を図示のように開口部2を
下向きにしてコップ本体1に設けた被保持部5を、その
左右の突部51,51を用いて保持部6の凹処61,6
1内に係入させ、併せて連結部52を溝62に係入さ
せ、そして底部63で係止させて、これにより確実にコ
ップ本体1壁面上に沿って下向き逆さ掛けとして支持で
きるものである。
【0018】したがって、使用後のコップ内の水切りが
有効に行え、かつ不使用時も、コップ内にゴミ、ホコリ
等が付着しないので衛生的に支持させることができる。
【0019】さらに、図5ないし図7についてこの発明
の実施の形態を示す。
【0020】この実施の形態は、図1ないし図4に示す
実施の形態における被保持部5と保持部6との構造のみ
を異にしたもので、他の構成はすべて同一であるので、
被保持部5と保持部6のみについて、その構成を説明
し、他の同一の構成は同一の符号を付してその説明を省
く。
【0021】被保持部5は、球状体または図示したよう
な平面円形の円柱状体などの膨出部をコップ本体1の外
周側3の所望の好みの箇所に突出させて、突状部5cと
して形成し、この被保持部5と係入できる保持部6は、
球状体または円柱状体(図示のもの)などの膨出部と着
脱自在係合できる前記膨出部の連結部53に等しい形状
の溝64を有する凹陥部6cを穿って形成されるもので
ある。
【0022】したがってコップ本体1は、前記実施の形
態と同様に保持部6の凹陥部6cを所望の壁面に固着さ
せて置くことにより、コップ本体1の突状部5cを凹陥
部6cに着脱自在に係合させて、コップ本体1を下向き
の逆さ状態で支持させることができる。
【0023】つぎにこの発明の他の実施の態様で磁石吸
着力を用いた場合を図9ないし図11に示す。
【0024】図において、符号1は、コップ本体を示し
前記の場合と同じであるので説明の詳細を省く。
【0025】5は外周側3の所望箇所の固着した被保持
部を示し、図示では磁石体5a、特に永久磁石、フェラ
イトより成り、6は前記被保持部5を着脱自在に係止で
きる保持部を示し、図示では磁石体または鉄などの磁性
金属6aより形成されこの保持部6を所望の壁面とか扉
面、板表面などの非磁性面7に対して、図示では接着剤
8とかビス止め、或は図8のように吸盤9により確固に
固着できるようになっている。
【0026】叙上の構成より成るので、磁石体または磁
性金属6aより成る保持部6を、図示のような非磁性面
7に予め接着剤8などによって固着する。この保持部6
に係脱できる被保持部5を有するコップ本体1を、図9
のように開口部2を下向きにして被保持部5を、その磁
気吸着作用を以って吸着させることができる。
【0027】使用後のコップ内の液体の水切りが自然に
できると共に、開口部2が下向きであるので開口部2は
勿論のこと、コップ内に接触するものがないので衛生的
に保持できる。そして長期に放置しておいてもコップ本
体1は下向き逆さ掛けであるため、茶ダンスなどの収納
家具内でなくてもコップ内は清潔を保持できる利点があ
る。
【0028】なお、壁面が鉄、ステンレスなどの磁性面
10で形成されている場合などは、図11に示すよう
に、前記したような保持部6は不要となり、被保持部5
を直接、保持部6に相当する磁性面10に磁気吸着させ
て下向き逆さ掛けさせて図1,図2と同様の状態とする
ことができる。
【0029】ところで、被保持部5に相当する磁石体5
aは、コップ本体1の製造時に一体的に組込む場合は勿
論のこと、コップ本体1の製造後に接着剤で固着しても
良い。
【0030】つぎに、図12ないし図14に示す実施の
形態を示す。
【0031】この実施の形態は、コップ本体1の柄4の
一部を被保持部5として形成したもので、左右に突出し
た楔状の突部511,511を設けた係止部5dとし、
前記突部511,511と係合する凹処611,611
および底部631を有する凹陥部6dを保持部6として
備えるもので、前記実施例と同様この凹陥部6dは所望
の壁面などに簡易に付設できる。
【0032】この実施の形態の場合もコップ本体1はそ
の柄4に設けた突部511,511を凹陥部6dの凹処
611,611と着脱に係合させてコップ本体1を下向
き逆さ掛けさせて、前記実施の形態の場合と同様に、水
切りを有効に出来かつ衛生的に支持させることができ
る。
【0033】さらに図15および図16について他の実
施の形態について説明する。
【0034】この実施の形態は、コップ本体1の底部3
2に連結部54を介して設けた底盤5eを被保持部5と
して形成し、この被保持部5と係止するホーク状のL字
状係止部6eを保持部6として形成したもので、それ以
外の構成は、すべて前記実施例と同一に現れるので同一
の符号を付し、その説明の詳細を省く。
【0035】したがって、この実施の形態にあっても不
使用時には図示のようにコップ本体1の底盤5eをホー
ク状のL字状係止部6eと係止させて、コップ本体1を
下向きに逆さ掛けでき、有効な水切りは勿論のこと衛生
的に保持させることができる。
【0036】以上、いくつかの実施の形態を説明した
が、ことに被保持部5の構成を図17に示すように壁面
の当接側の上部に延長部11を一体的に連設し、この延
長部11に、コップ所有者の名前とか宣伝広告などを表
示できるスペースとして利用することができる。
【0037】また、図18に示すように、保持部6に角
度20°くらいに傾斜したアダプタ12を付設し、壁面
に対して傾斜してコップ本体1を下向きに掛け止めした
り、或は図示のように卓上に傾斜した状態にして下向き
にコップ本体1を支持させることもできる。なお、アダ
プタ12も、保持部6と同様に所望の接着剤8等で簡単
にどこでも固着できる。
【0038】また、被保持部5にはその表面にトランプ
の花柄とか似顔絵、人気マンガのキャラクター顔などを
印刷表示できる(図示せず)。
【0039】以上、いくつかの実施の形態を記述した
が、殊に保持部5と被保持部6とが磁石構成でない場合
は、上述の実施の形態以外に、雌雄のネジ構造とか、嵌
合構造など、一般に知られている着脱係合手段を備える
ことができるものであって、このような保持部と被保持
部についてもこの発明は含むものである。
【0040】
【発明の効果】この発明によれば、コップ本体に固着さ
れた被保持部を壁面に設けられる保持部に対して、簡単
な着脱操作によっては支持させたり、取り外すことがで
きると共に、支持の場合はコップの開口部を下向きにし
て逆さ掛け状態にすることができるので水切りが良く、
またゴミやホコリが入りにくく、きわめて衛生的であ
る。
【0041】したがって、家庭の洗面所や台所などで活
用できる場合は勿論のこと、多数の学生、生徒が集まる
学校などの水飲み場に用いれば、コップを衛生的に管理
できる。
【0042】なお、この発明は、永久磁石、フェライト
などの磁石体を被保持部とした場合は、鉄、ステンレス
などの磁性金属が用いられている壁面や、冷蔵庫、家具
の扉面などに直接磁気吸着させて利用できると共に吸盤
を有する保持部は、ガラス鏡などの平滑面に接着剤など
を用いないで簡単に取付けられるので、利用箇所に限定
されないなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係るコップの被保持部と保持部と
を突状部と凹陥部との具体的構成にした場合の使用状態
の側面図
【図2】 図1の上面図
【図3】 図1の凹陥部の底面図
【図4】 図1の凹陥部の正面図
【図5】 この発明に係るコップの被保持部と、保持部
とを他の構成の突状部と、凹陥部とした場合の使用状態
の上面図
【図6】 図5の側面図
【図7】 図5の凹陥部の正面図
【図8】 被保持部側に設けられる吸盤の側面図
【図9】 この発明に係るコップの被保持部と保持部と
を磁石体構成とした場合の他の実施の形態を示す使用状
態の側面図
【図10】 図9の上面図
【図11】 図9に示す磁石体を被保持部として備える
この発明に係るコップを、磁性金属より成る壁面などに
直接、磁気吸着させた例を示す側面図
【図12】 この発明の他の実施の形態を示すもので、
コップの取手を被保持部として兼用させた場合の使用状
態の側面図
【図13】 図12の上面図
【図14】 図12のコップの柄側から見た側面図
【図15】 この発明のさらに他の実施例の形態を示
し、被保持部をコップの底部に設けた場合であって使用
状態の側面図
【図16】 図15の上面図
【図17】 保持部の他の形態を示す正面図
【図18】 さらに保持部にアダプターを付設した場合
の斜面図
【符号の説明】
1 柄付または柄なしのコップ 2 開口部 3 外周側 5 被保持部 5a 磁石体 5b,5c 突状部 5d 係止部 5e 底盤 6 保持部 6a 磁性体ないし磁石体 6b,6c,6d 凹陥部 6e L字状係止部 9 吸盤 10 磁性面 11 延長部 12 アダプタ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コップ本体の外周側に被保持部を設け、
    この被保持部と着脱自在の保持部を備えこの保持部を壁
    など所望の立上り面に固定できるものであって、コップ
    本体の開口部を下向きにして被保持部を保持部に着脱自
    在に係止させて成ることを特徴とする下向き逆さ掛け可
    能コップ。
  2. 【請求項2】 被保持部と保持部とは、互いに突状部
    と、この突状部と係合できる凹陥部とより成り、突状部
    が凹陥部内で係止保持されて成ることを特徴とする請求
    項1記載の下向き逆さ掛け可能コップ。
  3. 【請求項3】 被保持部は、コップ本体の周側に設けて
    成ることを特徴とする請求項1または2記載の下向き逆
    さ掛け可能コップ
  4. 【請求項4】 被保持部は、コップ本体の底部に底盤と
    して突設して成ることを特徴とする請求項1または2記
    載の下向き逆さ掛け可能コップ。
  5. 【請求項5】 被保持部は、磁石体で形成し、被保持部
    を磁性体ないし磁石体で形成し、磁気吸着力を用いて被
    保持部と保持部とを着脱自在として成ることを特徴とす
    る請求項1記載の下向き逆さ掛け可能コップ。
  6. 【請求項6】 コップ本体の外周側に磁石体より成る被
    保持部を設け、この被保持部の、磁石体の磁気吸着力を
    利用して磁性体壁面に着脱自在に吸着させてコップ本体
    の開口部を下向きに保持できるようにしたことを特徴と
    する下向き逆さ掛け可能コップ。
JP11200639A 1999-07-14 1999-07-14 下向き逆さ掛け可能コップ Withdrawn JP2001025433A (ja)

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Cited By (7)

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