JP2001025263A - 自動車用インバータ装置 - Google Patents

自動車用インバータ装置

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JP2001025263A
JP2001025263A JP11190937A JP19093799A JP2001025263A JP 2001025263 A JP2001025263 A JP 2001025263A JP 11190937 A JP11190937 A JP 11190937A JP 19093799 A JP19093799 A JP 19093799A JP 2001025263 A JP2001025263 A JP 2001025263A
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inverter
power supply
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circuit
vehicle
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JP11190937A
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Katsuki Toriyama
克喜 鳥山
Kenji Funabashi
憲治 舩橋
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Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】スィッチングノイズ及び電力損失の増加を抑止
しつつ、小型軽量化を実現した自動車用インバータ装置
を提供すること。 【解決手段】一対のインバータ回路9、23は別々の回
路基板100、101に実装され、大負荷側(第一の)
のインバータ回路9に平滑コンデンサ3を設け、小負荷
側(第二の)のインバータ回路23はバッテリ1から直
接ではなく、インバータ回路9側の回路基板100の内
部電源ライン12、13を経由して受電する構成を採用
する。これにより、平滑コンデンサ3は、インバータ回
路23に対しても平滑動作を行い、インバータ回路23
のスィッチング素子の断続動作によるインバータ回路2
3の電流変動の影響が、スィッチングノイズとなった
り、車載電池1の電流変動を増大させたりすることを低
減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行モ−タをもつ
電気自動車のインバータ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車載電池により駆動される電気自動車で
は、その回転数制御の容易性及び構造及び保守の簡便性
の点で交流モータたとえばブラシレスモータが多数採用
されている。
【0003】このため、各交流モータごとにDC−AC
変換装置すなわちインバータ装置が設けられており、各
インバータ装置はそれぞれインバータ回路と、このイン
バータ回路の正負電源端間に接続される平滑コンデンサ
とを有している。
【0004】この平滑コンデンサは、インバータ回路の
スイッチングによりラインインダクタンスが発生するノ
イズ(スイッチングノイズ)を低減するため、通常、大
容量の電解コンデンサが用いられる。なお、上記スィッ
チングノイズは、ケーブルを通じて外部に伝播するライ
ンノイズと、電磁放射される電磁波ノイズとがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、良好な
スィッチングノイズ低減効果を得るには、上記平滑コン
デンサを大容量とする必要があり、このため、従来の各
インバータ装置は大型となり、その体格縮小が困難だっ
た。また、このような大容量コンデンサを用いるため、
電源スイッチオン時の平滑コンデンサへの突入電流を制
限する必要から、突入電流制限回路を各インバータ装置
ごとに設ける必要もあり、回路規模が大きくなるという
問題もあった。
【0006】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、スィッチングノイズ及び電力損失の増加を抑止し
つつ、小型軽量化を実現した自動車用インバータ装置を
提供することをその目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の自動車用
インバータ装置によれば、車載電池は主インバータ及び
それより小容量の副インバータを通じて大小二つの交流
モ−タに給電する。
【0008】各インバータ内のインバータ回路のスイッ
チングはインバータ回路の正負の電源端の直流電圧に大
きなスイッチングノイズ電圧を重畳し、これらスィッチ
ングノイズ電圧は電磁波ノイズ及び車載電池に悪影響を
与えるので、従来は各インバータ回路の正負の電源端間
にできるだけ近接して平滑コンデンサを接続する。
【0009】しかし、大容量の平滑コンデンサは大型、
高価であり、インバータを小型、安価に作製するための
大きな障害となっていた。
【0010】そこで、本構成では、大負荷の主インバー
タに平滑コンデンサを設け、小負荷側の副インバータは
車載電池から直接ではなく、大負荷側の主インバータを
経由して受電する構成を採用し、更に、副インバータの
第二の直流電源端子又は副インバータの第二のインバー
タ回路の正負の電源端を、電池接続用配線とは異なるイ
ンバータ間接続用配線を通じて主インバータ内にて平滑
コンデンサの正、負の電極端子に個別に接続する。
【0011】すなわち、副インバータの第二の直流電源
端子又は副インバータの第二のインバータ回路の正負の
電源端は、電池接続用配線とは異なるインバータ間接続
用配線を通じて、主インバータの第一の直流電源端子、
又は、主インバータの内部電源ライン、又は、主インバ
ータの平滑コンデンサの正、負の電極端子、又は、主イ
ンバータの第一のインバータ回路の正負の電源端に個別
に接続される。
【0012】このようにすれば、副インバータの第二の
インバータ回路のスィッチングにより生じたスィッチン
グノイズ電圧は主インバータの平滑コンデンサで平滑さ
れた後、電池接続用配線を通じて車載電池に作用するの
で、車載電池に対する副インバータのスィッチングノイ
ズ電圧の悪影響は大幅に低減される。
【0013】また、副インバータは主インバータの大容
量の平滑コンデンサをスィッチングノイズ電圧低減用に
利用できるので、平滑コンデンサを省略又は大幅に小容
量化でき、小型軽量、コスト低減を図ることができる。
【0014】なお、重要な点は、第一のインバータ回路
のスィッチングノイズ電圧の発生タイミングと第二のイ
ンバータ回路のそれとがほとんど関連をもたないので、
両者が単純に算術加算されて大きな値とならないので、
主インバータの平滑コンデンサは両インバータ回路のス
ィッチングノイズ電圧に対してそれぞれ良好に抑圧でき
ることである。
【0015】また、主インバータの平滑コンデンサと副
インバータのインバータ回路との距離は、インバータ間
接続用配線の分だけ長くなるため、平滑コンデンサを副
インバータ内に設ける場合に比較して、このインバータ
間接続用配線のラインインダクタンスの分だけ副インバ
ータの第二のインバータ回路に起因するスィッチングノ
イズ電圧が増大する傾向が生じるが、第二のインバータ
回路の断続電流の大きさに比較して主インバータの平滑
コンデンサは大負荷駆動用の第一のインバータ回路のた
めに大容量であるため、ノイズ抑圧性能が向上し、上記
インバータ間接続用配線のラインインダクタンスによる
悪影響を相殺することができる。
【0016】以下、更に詳しく説明する。
【0017】たとえば走行モータと空調用モータといっ
た自動車用インバータ装置の二つの車載交流モータを駆
動制御する二つのインバータ回路のスイッチングタイミ
ングが同期する可能性はほとんどないので、平滑コンデ
ンサを共用してもスィッチングノイズが増大することは
ほとんどない。
【0018】また、本構成では、小容量側の第二のイン
バータ回路ではなく大容量側の主インバータに平滑コン
デンサを実装しているので、電流が大きく、スィッチン
グノイズが大きくなりやすい第一のインバータ回路と平
滑コンデンサとの間の内部電源ラインの長さを短縮し
て、そのラインインダクタンスを低減し、主としてこの
ラインインダクタンスと電流とに起因する第一のインバ
ータ回路のスィッチングノイズを良好に低減することが
できる。
【0019】なお、第二のインバータ回路はその内部電
源ラインに加えてインバータ間接続用配線を通じて平滑
コンデンサに接続されるため、このインバータ間接続用
配線のラインインダクタンスの分だけスィッチングノイ
ズが増大する。しかし、平滑コンデンサは第二のインバ
ータ回路が駆動制御する第二の車載交流モータよりも大
容量の第一の車載交流モータを駆動制御する第一のイン
バータ回路用の大容量のものであり、第二のインバータ
回路の電流が小さいので、第二のインバータ回路のスィ
ッチングノイズは第一のインバータ回路のそれよりも小
さくできる。
【0020】また、上記平滑コンデンサの共用により、
この大容量の平滑コンデンサへの突入電流を制限する突
入電流制限回路も共用(省略)できるという利益が生じ
る。
【0021】更に、端子電圧変動による車載電池の出入
電流の急変を低減して電池寿命を延長することができ
る。
【0022】なお、主インバータ内において、平滑コン
デンサは第一のインバータ回路よりも回路的に車載電池
に近接配置することが望ましい。具体的に言えば、電池
接続用配線が接続される主インバータの第一の直流電源
端子に対して、平滑コンデンサは第一のインバータ回路
よりも配線的に近接配置されることが望ましい。
【0023】請求項2記載の構成によれば請求項1記載
の自動車用インバータ装置において更に、第二のインバ
ータ回路と第一のインバータ回路との間のケーブル配線
距離は、第二のインバータ回路と車載電池との間のケー
ブル配線距離よりも短くされる。
【0024】このようにすれば、平滑コンデンサの共用
のために、第二のインバータ回路と車載電池との間のケ
ーブル配線距離がいたずらに増加することがないので、
ケーブル重量及びその敷設スペースを節約することがで
きる。
【0025】請求項3記載の構成では請求項1記載の自
動車用インバータ装置において更に、両インバータは共
通のケースに収容され、副インバータの第二の直流電源
端子及び副インバータの第二のインバータ回路の正負の
電源端の少なくとも一方は、ケース内の内部電源ライン
のみを通じて平滑コンデンサの正、負の電極端子に個別
に接続される。
【0026】このようにすれば、装置構成の簡素化とイ
ンバータ間接続用配線の短縮によりスィッチングノイズ
電圧を更に低減することができる。
【0027】請求項4記載の構成によれば請求項1記載
の自動車用インバータ装置において更に、両インバータ
は近接配置され、副インバータの第二の直流電源端子及
び副インバータの第二のインバータ回路の正負の電源端
の少なくとも一方は、インバータ間接続用配線を通じて
主インバータの第一のインバータ回路の正負の電源端、
又は、主インバータの前記平滑コンデンサの正、負の電
極端子に接続される。
【0028】このようにすれば、配線接続作業工数を減
らすことができ、平滑コンデンサと第二のインバータ回
路との間の配線インピ−ダンス低減することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施態様を以下の
実施例により更に説明する。
【0030】なお、副インバータを複数設け、主インバ
ータと副インバータとを接続するインバータ間接続用配
線はそれぞれ別々に設けてもよく、インバータ間接続用
配線を共用化してもよい。
【0031】
【実施例1】電気自動車に適用したこの実施例の自動車
用インバータ装置の回路図を図1に示す。
【0032】(回路構成)この自動車用インバータ装置
は、走行モータM1、空調用モータM2、パワーウイン
ドウ用モータM3、M4、インバータ装置C1、C2、
C3、C4、車載電池1、突入電流制限回路2、平滑コ
ンデンサ3を有している。走行モータM1の容量は他の
モータM2、M3、M4の容量より格段に(M1の容量
>M2、M3、M4の合計容量の2倍以上)大きい。
【0033】インバータ装置C1は本発明でいう主イン
バータ、インバータ装置C2、C3、C4は本発明でい
う副インバータをなす。
【0034】車載電池1の正極は、フューズ4、正側の
バッテリケーブル(電池接続用配線)5、突入電流制限
回路2を通じて、正側の第一の直流電源端子6に接続さ
れ、車載電池1の負極は、負側のバッテリケーブル(電
池接続用配線)7を通じて負側の第一の直流電源端子8
に接続されている。
【0035】インバータ回路C1は、第一の車載交流モ
ータとしての大容量(たとえば連続定格30kW以上)
の走行モータM1を駆動制御する回路であって、正負一
対の第一の直流電源端子6、8、直流電力を交流電力に
変換して走行モータM1を駆動するインバータ回路(第
一のインバータ回路)9、第一の直流電源端子6、8を
第一のインバータ回路9の正負電源端10、11に個別
に接続する一対の内部電源ライン12、13、及び、両
端が両内部電源ライン12、13に個別に接続される平
滑コンデンサ3からなり、主インバータを構成してい
る。平滑コンデンサ3は大容量(たとえば3000F)
の電解コンデンサであり、L1、L2、L3はモータ給
電用のモータケーブルである。
【0036】インバータ装置C2は、空調用圧縮機を駆
動するためのモータM2を駆動制御する回路であって、
正負一対の第一の直流電源端子21、22、直流電力を
交流電力に変換して第二の車載交流モータとしてのモー
タM2を駆動するインバータ回路(第二のインバータ回
路)23、第二の直流電源端子21、22を第二のイン
バータ回路23の正負電源端24、25に個別に接続す
る一対の内部電源ライン26、27、及び、両端が両内
部電源ライン26、27に個別に接続される小容量のフ
ィルムコンデンサ28からなり、副インバータを構成し
ている。L4、L5、L6はモータ給電用のモータケー
ブル、29はフューズである。
【0037】正負一対の第二の直流電源端子21、22
は、外部電源ライン(インバータ間接続用配線)31、
32を通じて、第一のインバータ装置C1の内部電源ラ
イン12、13に個別に接続され、正側の第二の直流電
源端子21はフューズ29を通じて内部電源ライン26
に、負側の第二の直流電源端子22は直接、内部電源ラ
イン27に接続されている。
【0038】同様に、インバータ装置C3、C4はパワ
ーウインドウを駆動するためのモータM3、M4を駆動
制御する回路であって、回路基板102、103に個別
に実装され、外部電源ライン41、42を通じて第一の
インバータ装置C1の内部電源ライン12、13に接続
されている。
【0039】なお、この実施例では、インバータ装置C
1とC2との間のケーブル配線距離は、インバータ装置
C2と車載電池1との間のケーブル配線距離よりも短
い。したがって、インバータ装置C2を車載電池1に接
続するよりも、インバータ装置C1の内部電源ライン1
2、13(一対の直流電源端子6、8や直流電源端(正
負の電源端)10、11でもよい)に接続したほうが外
部電源ライン31、32の長さを短縮することができ、
電力ケーブルの重量、敷設スペースを節約することがで
き、配線損失も減らすことができる。
【0040】なお、ここで、ケーブル配線距離とは、2
点間でケーブル配設可能な最短距離を言い、何らかのケ
ーブル配設不能な障害物が存在する場合にはそれを迂回
する最短距離を意味するものとする。
【0041】突入電流制限回路2は、メインリレー5
1、サブリレー52、抵抗器53からなる。
【0042】各インバータ装置C1、C2、C3、C4
は、デューティ比50%のクロックパルスを所定周波数
で発振するクロック発生器60からクロックパルスを受
け取るコントローラ61からの指令により制御される各
6個の制御パルス信号により内蔵の6個のスィッチング
素子(上アーム側の3つのスィッチング素子(トランジ
スタ)及び下アーム側の3つのスィッチング素子(トラ
ンジスタ))を断続制御して必要周波数、必要デューテ
ィ比の擬似三相正弦波電圧を形成し、車載交流モータM
1、M2、M3、M4の三相巻線に印加する。
【0043】(動作)この自動車用インバータ装置の動
作を以下に説明する。
【0044】電気自動車のイグニッションキーのオンに
より、まずサブリレー52をオンし、抵抗器53を通じ
て平滑コンデンサ3を充電した後、メインリレー51を
オンする。
【0045】インバータ回路9、23は、周知のため図
示省略した上アーム側の3個のトランジスタ及び下アー
ム側の3個のトランジスタからなるスイッチング素子を
ブリッジ接続してなる周知の三相インバータ回路であ
る。なお、上記三相インバータ回路は、各スィッチング
素子と逆並列に接続されたフライバックダイオードをも
ち、これらフライバックダイオードはスィッチング素子
のオフ時にモータのリアクタンスに蓄積された電磁エネ
ルギーを車載電池1及び平滑コンデンサ3に放出する周
知の動作が行われる。
【0046】インバータ回路9、23のスィッチング素
子は、車載交流モータM1、M2を並列動作させる場
合、コントローラ61から出力される制御パルス電圧で
制御されて、同一周波数のクロックパルス信号CLの互
いに異なる立ち上がりエッジ又は立ち下がりエッジに同
期するタイミングでオン又はオフする。すなわち、この
実施例では、インバータ回路9のスィッチング素子のオ
フタイミングはt1、インバータ回路23のスィッチン
グ素子のオフタイミングはt2である。
【0047】インバータ装置C3、C4はインバータ装
置C2と同一構成を有する三相インバータ装置であり、
運転席側のパワーウインドウ及び助手席側のパワーウイ
ンドウを個別に昇降させる。
【0048】これらインバータ装置C1、C2、C3、
C4のスィッチング素子のオンにより、車載電池1及び
平滑コンデンサ3からモータM1、M2、M3、M4へ
の放電がなされ、インバータ装置C1、C2、C3、C
4のスィッチング素子のオフにより、上記放電が遮断さ
れ、この時、各ラインインダクタンスに蓄積された電磁
エネルギーにより生じた高電圧で平滑コンデンサ3が充
電される。
【0049】(実施例効果)以上説明した本実施例によ
れば、既述の作用効果を奏することができる。
【0050】
【実施例2】内燃機関自動車に適用した他の実施例の自
動車用インバータ装置の回路図を図2に示す。
【0051】(回路構成)この自動車用インバータ装置
は、共通のケ−スCに収容された主インバータC5及び
副インバータC6を有している。
【0052】高圧の車載電池100は、電池接続用配線
4、7を通じてケ−スCに設けられた主インバータC5
の直流電源端子60、80に接続され、直流電源端子6
0、80は主インバータC5の内部電源ライン120、
130を通じて第一のインバータ回路1000及び主イ
ンバータC5の大容量の平滑コンデンサ30に接続され
ている。
【0053】内部電源ライン120、130はインバー
タ間接続用配線としての機能を果たす内部電源ライン3
10、320を通じて副インバータC6の第二のインバ
ータ回路1001に接続されている。なお、上記各内部
電源ラインはケ−ス内のブスバ−又はケ−ブルからな
り、実際には一体に形成されている。
【0054】副インバータC6の第二のインバータ回路
1001の正負の電源端は内部電源ライン260、27
0を通じて小容量の平滑コンデンサ280と接続されて
いる。
【0055】主インバータ1000は三相交流出力ライ
ン200を通じて図示しないエンジン始動用電動機兼発
電機に給電している。副インバータ1001は三相交流
出力ライン201を通じて図示しない車両空調コンプレ
ッサ駆動モ−タに給電している。
【0056】高圧電池100は、高圧電源ライン40、
70を通じてDC−DCコンバータ300に給電し、D
C−DCコンバータ300は低圧電源ライン41、71
を通じて低圧電池400及び図示しない低圧車載負荷に
給電している。
【0057】このように構成した本構成の装置では、実
施例1と同様に、副インバータC6の第二のインバータ
回路1001の正負の電源端は、共通ケ−スC内の主イ
ンバータC5の平滑コンデンサ30の正、負の電極端子
に内部電源ライン310、320を通じて接続されてい
るので、内部電源ライン310、320の距離を縮小し
て第二のインバータ回路1001のスィッチングノイズ
電圧を良好に低減することができる。
【0058】
【実施例3】内燃機関自動車に適用した他の実施例の自
動車用インバータ装置の回路図を図3に示す。
【0059】(回路構成)この自動車用インバータ装置
は、実施例2記載の装置において、主インバータC5と
副インバータC6とを互いに近接した別ケ−スに収容し
たものであり、主インバータC5の平滑コンデンサ30
の正、負の電極端子は副インバータC6の内部電源ライ
ン260、270にインバータ間接続用配線310、3
20を通じて接続されている。
【0060】このようにすれば、実施例1、2と同様の
作用効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を採用するハイブリッド電気自動車の
走行モ−タ制御装置の一実施例を示す回路図である。
【図2】 本発明を採用する内燃機関自動車の他の一実
施例を示す回路図である。
【図3】 本発明のを採用する内燃機関自動車の他の一
実施例を示す回路図である。
【符号の説明】
1は車載電池、2は突入電流制限回路、3は平滑コンデ
ンサ、6、8は第一の直流電源端子、9は第一のインバ
ータ回路、12、13は内部電源ライン、21、22は
第二の直流電源端子、23は第二のインバータ回路、2
6、27は内部電源ライン、31、32は外部電源ライ
ン、100は第一の回路基板、101は第二の回路基
板、M1は第一の車載交流モータ、M2は第二の車載交
流モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H007 AA01 BB06 CC01 CC05 GA03 HA03 5H576 AA15 BB05 CC02 DD02 HB01 HB05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車の車載電池の正、負の電極端子に電
    池接続用配線を通じて個別に接続される正負一対の第一
    の直流電源端子、 直流電力を交流電力に変換して第一の車載交流モータを
    駆動する第一のインバータ回路、 前記両第一の直流電源端子を前記第一のインバータ回路
    の正負の電源端に個別に接続する一対の内部電源ライ
    ン、及び、 正、負の電極端子が前記両内部電源ラインを通じて前記
    第一のインバータ回路の前記正負の電源端に個別に接続
    される平滑コンデンサ、 を有する主インバータと、 直流電力が入力する正負一対の第二の直流電源端子、 直流電力を交流電力に変換して前記第一の車載交流モー
    タよりも小容量の第二の車載交流モータを駆動する第二
    のインバータ回路、及び、 前記両第二の直流電源端子を前記第二のインバータ回路
    の正負の電源端に個別に接続する一対の内部電源ライン
    を有する副インバータと、 を備える自動車用インバータ装置において、 前記副インバータの前記第二の直流電源端子及び前記副
    インバータの前記第二のインバータ回路の前記正負の電
    源端の少なくとも一方は、 前記電池接続用配線とは異なるインバータ間接続用配線
    を通じて前記主インバータ内にて前記平滑コンデンサの
    前記正、負の電極端子に個別に接続されることを特徴と
    する自動車用インバータ装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の自動車用インバータ装置に
    おいて、 前記第二のインバータ回路の前記正負の電源端と前記主
    インバータの前記平滑コンデンサの正、負の電極端子と
    の間のケーブル配線距離は、前記第二のインバータ回路
    の前記正負の電源端と前記車載電池の前記正、負の電極
    端子との間のケーブル配線距離よりも短いことを特徴と
    する自動車用インバータ装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の自動車用インバータ装置に
    おいて、 前記主インバータ及び副インバータは共通のケースに収
    容され、 前記副インバータの前記第二の直流電源端子及び前記副
    インバータの前記第二のインバータ回路の前記正負の電
    源端の少なくとも一方は、 前記ケース内の前記内部電源ラインのみを通じて前記平
    滑コンデンサの正、負の電極端子に個別に接続されるこ
    とを特徴とする自動車用インバータ装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の自動車用インバータ装置に
    おいて、 前記両インバータは近接配置され、 前記副インバータの前記第二の直流電源端子及び前記副
    インバータの前記第二のインバータ回路の前記正負の電
    源端の少なくとも一方は、 前記インバータ間接続用配線を通じて前記主インバータ
    の前記第一のインバータ回路の正負の電源端、又は、前
    記主インバータの前記平滑コンデンサの正、負の電極端
    子に接続されることを特徴とする自動車用インバータ装
    置。
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