JP2001024488A - 可変遅延回路と遅延微調整回路 - Google Patents

可変遅延回路と遅延微調整回路

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JP2001024488A
JP2001024488A JP11194331A JP19433199A JP2001024488A JP 2001024488 A JP2001024488 A JP 2001024488A JP 11194331 A JP11194331 A JP 11194331A JP 19433199 A JP19433199 A JP 19433199A JP 2001024488 A JP2001024488 A JP 2001024488A
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delay
signal
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logic gate
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Tomoharu Morishige
知春 森重
Tadashi Kiyuna
正 喜友名
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Hitachi Information Technology Co Ltd
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Hitachi Ltd
Hitachi Information Technology Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使い勝手のよく、回路の簡素化を図りつつ診
断が容易な可変遅延回路及び遅延微調整回路を提供す
る。 【解決手段】 インバータゲートの負荷容量をNAND
回路に設けられたミラー容量で実現することで微小な遅
延時間の切替えを実現する。つまり、第1と第2の入力
端子を有する論理ゲート回路を用い、第1の入力端子と
出力端子との間に設けられた容量手段を設け、上記第1
の入力端子を遅延すべき信号伝達経路に接続して上記イ
ンバータゲートの負荷容量とし、上記第2の入力端子に
遅延時間に供給される切り替え信号により論理ゲートが
ゲートを閉じた状態では上記ミラー容量を付加せず、論
理ゲートを開いた状態では上記ミラー容量を付加して遅
延時間を上記ミラー容量分増加させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、可変遅延回路と
遅延微調整回路に関し、例えば高速データ転送における
クロックとデータとの位相差の調整を行うものに利用し
て有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路装置に形成される遅延回
路としては、第1にインバータ回路のチェーンを用い、
チェーンの段数切替えで遅延時間を生成するもの、第2
にインバータ回路のチェーンを用い、それに設けられる
負荷容量を可変として遅延時間を生成するもの、第3に
インバータ回路のチェーンを用い、その電源電流の可変
で遅延時間を生成するもの等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記第1の遅延回路で
は、遅延時間の制御が単位ゲートの遅延時間単位でしか
できないため最小遅延時間が大きく、高い精度での遅延
時間の設定が難しい。第2の遅延回路では、容量素子を
形成するための回路規模が大きくなることに加えて、診
断において負荷容量の電源・他の信号への短絡は検出可
能であるが、負荷容量が断線している場合には論理的に
検出できないためASICの製造上問題がある。第3の
遅延回路では、電源電流制御端子に印可される電圧がデ
ジタルのハイレベル/ロウレベルではなくアナログ値と
なるなるため設計者がゲート回路を組みあわせて作るこ
とは困難となる。
【0004】この発明の目的は、使い勝手のよい可変遅
延回路及び遅延微調整回路を提供することにある。この
発明の他の目的は、回路の簡素化を図りつつ診断が容易
な可変遅延回路及び遅延微調整回路を提供することにあ
る。この発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特
徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになる
であろう。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、インバータゲートの負荷容
量をNAND回路に設けられたミラー容量で実現するこ
とで微小な遅延時間の切替えを実現する。つまり、第1
と第2の入力端子を有する論理ゲート回路を用い、第1
の入力端子と出力端子との間に設けられた容量手段を設
け、上記第1の入力端子を遅延すべき信号伝達経路に接
続して上記インバータゲートの負荷容量とし、上記第2
の入力端子に遅延時間に供給される切り替え信号により
論理ゲートがゲートを閉じた状態では上記ミラー容量を
付加せず、論理ゲートを開いた状態では上記ミラー容量
を付加して遅延時間を上記ミラー容量分増加させる。
【0006】本願において開示される発明のうち他の代
表的なものの概要を簡単に説明すれば、下記の通りであ
る。すなわち、入力パルスを第1のカウンタで計数し、
第1の可変遅延回路により発振周波数が設定されるリン
グオシレータの発振パルスを第2のカウンタで計数し、
一定期間での上記第1と第2のカウンタの計数値を比較
し、上記第1のカウンタと第2のカウンタの計数値とが
一致するように上記第1の可変遅延回路の遅延時間の制
御を行い、上記第1の遅延回路と同一の回路により構成
されて同じ制御信号により制御され、その遅延段数が必
要な遅延時間に対応して設定される第2の可変遅延回路
により、所望の入力信号に対応した遅延信号を形成す
る。
【0007】
【発明の実施の形態】図1には、この発明に係る可変遅
延回路に用いられる単位遅延要素の一実施例の回路図が
示されている。同図の各回路素子は、それが用いられる
図示しない論理回路を構成する他の回路素子とともに公
知の半導体集積回路の製造技術によって、単結晶シリコ
ンのような半導体基板上において形成される。
【0008】この実施例では、2入力の論理ゲート回路
を単位遅延要素として用いる。この論理ゲート回路は、
出力端子3と電源電圧VDDとの間にPチャンネル型M
OSFETQ1とQ2が並列接続され、上記出力端子3
と回路の接地電位VSSとの間にNチャンネル型MOS
FETQ3とQ4とが直列接続される。上記MOSFE
TQ1とQ3及びQ2とQ4のゲートがそれぞれ共通に
接続されて入力端子1と2とされる。この実施例の論理
ゲート回路は、ハイレベルを論理1に対応させた正論理
を採る場合、2入力のNANDゲート回路を構成するよ
うにされる。
【0009】上記2入力のNANDゲート回路のうち、
入力端子1が遅延回路を構成する容量入力端子として用
いられ、信号伝達経路4に接続される。このように容量
入力端子に対応された入力端子1と出力端子3との間に
は、特に制限されないが、MOSFETQ5のゲートを
一方の電極とし、共通接続されたソース,ドレインを他
方の電極とするMOS用容量6が接続される。このMO
S容量6は、上記入力端子1と出力端子3との間に設け
られるミラー容量を構成する。このように2入力のNA
NDゲート回路に上記ミラー容量6を負荷することによ
って、可変遅延回路を構成する単位遅延要素5が構成さ
れて信号伝達経路4に接続される。
【0010】上記2入力のNANDゲート回路のうち、
入力端子2が遅延時間を切り替えるための制御端子とし
て用いされる。つまり、上記のようなNANDゲート回
路として動作させる場合、入力端子2にロウレベルを供
給すると、入力端子1の信号変化に無関係に出力端子3
は上記入力端子2に供給されるロウレベルによってオン
状態にされるPチャンネル型MOSFETQ2によって
電源電圧VDDのようなハイレベルに固定される。した
がって、上記入力端子2に供給される切り替え信号をロ
ウレベルにした状態においては、信号伝達経路4に接続
される遅延要素としての負荷容量は、MOSFETQ1
とQ3のゲート容量及び上記MOSFETQ5のゲート
容量から構成される。
【0011】上記入力端子2にハイレベルを供給する
と、Pチャンネル型MOSFETQ2がオフ状態で、N
チャンネル型MOSFETQ4がオン状態にされるの
で、入力端子1の信号変化に対応して出力端子3が出力
信号が変化する。つまり、入力端子1がハイレベルなら
出力端子3はロウレベルに変化し、入力端子1がロウレ
ベルなら出力端子3はハイレベルに変化する。つまり、
上記入力端子1からみると、上記NADNゲート回路は
インバータ回路と同じ反転増幅回路としての動作を行う
ので、上記MOSFETQ5が構成されたミラー容量6
は、その容量値が上記インバータ回路の利得に対応して
倍増される。したがって、上記入力端子2に供給される
切り替え信号をハイレベルにした状態においては、信号
伝達経路4に接続される遅延要素としての負荷容量は、
MOSFETQ1とQ3のゲート容量と上記MOSFE
TQ5のゲート容量が上記利得培増大されたものが付加
されて遅延時間を長くする。
【0012】このように制御用の入力端子2にハイレベ
ルを供給した状態では、信号伝達経路4に供給される入
力端子1の信号が変化したとき、NAND回路の出力端
子3が反転動作をする。その際に、入力端子1とNAN
Dゲート回路の出力端子3の間に設けられたミラー容量
6が上記の利得に対応して倍増して見え、上記信号伝達
経路4の信号変化に影響を与えて遅延を生成する。
【0013】本願発明者における回路解析によれば、A
SICを構成する通常の論理ゲート回路を用い、上記ミ
ラー容量6を、論理ゲート回路のNチャンネル型MOS
FETを用いて構成した場合、上記入力端子2をロウレ
ベルにした状態での入力端子1からみた容量を3とする
と、入力端子2をハイレベルにして利得に従って倍増さ
れたミラー用6の容量値を2程度の比率に大きくするこ
とができる。この結果、入力端子2をロウレベルからハ
イレベル変化させると、信号伝達経路4に接続される負
荷容量は3から5のように約1.7培程度増加させるこ
とができる。
【0014】この実施例では、上記NANDゲート回路
の反転増幅回路としての増幅動作を利用するものである
ので、単純にスイッチMOSFETを介してMOS容量
を接続する従来回路に比べて、MOS容量が占める面積
を大幅に低減させることができる。しかも、その切り替
えの際には、MOS容量を利得培させて行うものである
ので、直線性のよい遅延時間の調整が可能になり、使い
勝手のよい可変遅延回路を得ることができる。
【0015】図2には、この発明に係る可変遅延回路の
一実施例の回路図が示されている。この実施例では、入
力バッファIBと、波形整形回路を兼ねた出力回路OB
との間の信号伝達経路に、この発明に係る前記のような
単位遅延要素を組み合わせた負荷容量回路が設けられ
る。上記入力バッファIBの入力端子8には、遅延すべ
き入力信号が供給され、上記出力バッファOBの出力端
子9から遅延された出力信号が得られる。
【0016】この実施例では、可変遅延時間に良好な直
線性を持たせつつ、その切り替え制御を簡単にするため
に、2進の重みを持った切り替え制御信号7が用いられ
る。同図においては、切り替え制御信号7として3つの
切り替え信号とそれに対応した単位遅延要素が例示的に
示されている。切り替え信号C0は20 の重みに対応
し、C1は21 の重みに対応し、C2は22 の重みにそ
れぞれ対応している。
【0017】上記切り替え信号C0が供給される論理ゲ
ート回路は、G11のように1個とされる。これに対し
て、上記切り替え信号C1が供給される論理ゲート回路
は、G21、G22のように2個、上記切り替え信号C
2が供給される論理ゲート回路は、G41、G42、G
43及びG44のように4個がそれぞれ設けられる。以
下、図示しいなが、必要に応じて切り替え信号C3、C
4のように追加され、それに対応して論理ゲート回路が
8個、16個のように設けられる。上記の各論理ゲート
回路G01、G11、G12等は、図1に示した単位遅
延要素5から構成されるものである。
【0018】この実施例では、上記信号C0〜C2が全
てロウレベルのとき、上記入力バッファIBの負荷容量
は、その出力端子から出力バッファOBに至る信号経路
での寄生容量、出力バッファOBの入力容量、及び上記
ゲート回路G11〜G44の入力容量が最小の固定的な
負荷容量として設けられ、上記入力バッファの出力イン
ピーダンスとの時定数に対応した最小遅延時間をもって
出力信号を形成する。
【0019】上記の最小の固定的な負荷容量に対して、
信号C0のみハイレベルにするとゲート回路G11にお
いて利得培されたミラー容量が付加される。このミラー
容量が増加分の最小容量とされて追加される。信号C1
のみをハイレベルにすると、ゲート回路G21とG22
のミラー容量が増加分として上記最小容量の2培が追加
される。信号C2のみをハイレベルにすると、ゲート回
路G41〜G44のミラー容量が増加分として上記最小
容量の4培が追加される。したがって、信号C0〜C2
の組み合わせにより、上記最小容量を1単位として、1
ないし7のように7段階にわたって良好な直線性を持っ
て入力バッファIBの負荷容量を増加させることができ
る。
【0020】上記各信号C0〜C2を全てロウレベルに
した状態を基準とし、上記固定的な負荷容量を0とする
と、0〜7のような8段階の遅延時間を設定することが
できる。上記の単位遅延要素としてのゲート回路を
0 、21 、22 、23 …2n のように増やすことで、
少ない切り替え制御信号により任意の遅延時間に拡張可
能である。
【0021】図3には、この発明に係る可変遅延回路の
他の一実施例の回路図が示されている。この実施例で
は、可変遅延時間の範囲を広げるために、折り返し型に
ゲート回路が付加される。つまり、図2に示したような
遅延回路は、微調整遅延回路として用いられ、それに折
り返し型にゲートが接続されて粗調整遅延回路が直列に
接続される。
【0022】すなわち、入力端子8に対応して入力バッ
ファIBと、前記図2に示したようなミラー容量を利用
した遅延生成回路からなる微調整遅延回路が設けられ
る。この微調整遅延回路には、次に説明する折り返し型
のゲートが接続されてなる粗調整遅延回路が設けられ、
その出力信号が出力バッファOBの入力に伝えられて、
出力端子9から遅延信号を得るものである。この構成で
は、入力端子8と出力端子9とを隣接して配置させるこ
とができる。
【0023】上記粗調整遅延回路は、上記微調整遅延回
路の信号伝達方向に対応した第1方向にそって信号を伝
達する第1ゲート列と、上記第1ゲート列とは逆方向の
第2方向に沿って信号を伝達する第2ゲート列と、上記
第1ゲート列と第2ゲート列との対応する各ゲート段の
間に設けられ、信号伝達方向を第1ゲート列から第2ゲ
ート列に切り替えるゲート回路から構成される。これら
の各ゲート回路は、特に制限されないが、2入力のNA
NDゲート回路が用いられ、一方の入力端子を信号伝達
経路として用い、他方の入力端子が伝達経路の切り替え
制御信号として用いられる。
【0024】上記粗調整遅延回路において、第1ゲート
列の初段回路において、それに対応した信号G0をロウ
レベルにすると、第1ゲート列の初段ゲートがゲートを
閉じて信号伝達が停止され、上記切り替えゲート回路が
ゲートを開いて、前記微調整遅延回路の遅延信号を第2
ゲート列の最終段ゲートに伝える。これにより、粗調整
遅延回路は、ゲート2段分に対応した遅延時間を形成し
て、出力バッファOBの入力に伝える。この状態が粗調
整遅延回路での最小遅延時間となる。
【0025】以下、第1ゲート列の第2段目回路におい
て、それに対応した信号G1をロウレベルにすると、第
1ゲート列の第2段目がゲートを閉じて信号伝達を停止
し、それに対応した切り替えゲート回路がゲートを開い
て、上記初段ゲート回路を通した遅延信号を第2ゲート
列の最終段より1つ前のゲートに伝える。これにより、
粗調整遅延回路は、ゲート4段分に対応した遅延時間を
形成して、出力バッファOBの入力に伝える。このよう
に粗調整遅延回路では、第1ゲートと第2ゲートとでそ
れぞれ1段ずつゲート数が増加するので、上記2つのゲ
ート段の遅延時間分ずつ遅延時間を増加させることがで
きる。
【0026】上記微調整遅延回路における単位遅延要素
でのミラー容量による増加分の遅延時間は、上記折り返
し型の粗調整遅延回路の最小遅延時間であるゲート2段
分の遅延時間の1/nになるように設計することが便利
である。これにより、切り替え信号7において、折り返
し段数を決める制御信号G0〜Gmと、微調整遅延回路
の増加分の遅延時間を決める制御信号C0〜Cnとの整
合性が図られ、可変遅延回路の使い勝手を良くすること
ができる。
【0027】後述するような遅延微調整回路において判
定された結果により、微調整遅延回路の遅延範囲を超え
て遅延時間を変化させる場合、粗調整遅延回路の遅延時
間を単位時間だけ増減させ、それに上記微調整遅延回路
での遅延時間を加えることによって全体として直線性の
よい遅延時間を設定ができるからである。
【0028】この発明に係る可変遅延回路においては、
ASIC内部において遅延生成回路を設計する際、制御
可能な最小遅延時間は、ミラー容量の影響によるもので
あるためとても微小であり、またNAND回路のMOS
FETの構成を変えることで任意の遅延時間に設計でき
る。切替え範囲はNAND回路の連結数を増やすことで
任意に設計できるため、任意の遅延時間の切替え範囲が
実現できる。よってASICの論理段設計時に任意の遅
延時間調整回路を組み込むことで、任意時間のタイミン
グ生成及び、ASICの製造ばらつきの補償を実現する
ことができる。
【0029】この発明に係る可変遅延回路による遅延時
間のプロセス・電源変動がインバータチェーンを用いた
方法と相関がありリニアに制御できるため、インバータ
チェーンを用いた粗調整回路と併用することで広範囲か
つ精密な遅延時間の生成が可能になる。また、この微調
整遅延回路においては、ミラー容量が付加されたNAN
D回路の出力信号を観測することにより論理的な診断も
可能とされる。
【0030】図4には、この発明に係る可変遅延回路が
用いられた信号伝送システムの一実施例のブロック図が
示され、図5にはその動作を説明するための波形図が示
されている。この実施例では、2つの半導体集積回路装
置LSIの間でシリアルにデータを転送する例が示され
ている。
【0031】送信側LSIにおいては、送信すべきデー
タDataがパラレル/シリアル変換回路を用いてシリ
アルデータを形成する。このシリアルデータは、800
MHzのクロックClockで動作するフリップフロッ
プ回路FFを通して800Mビット/秒からなるシリア
ルデータに変換し、送信出力回路OB1を通して信号伝
送線路に伝える。これと同期し、送信出力回路OB2を
通して上記クロック信号Clockに同期して、1まと
まりのデータ列の先頭を示すフレーム信号Frameを
信号伝送線路に伝える。また、分周回路CNTによりク
ロック信号Clockの周波数を400MHzに低下さ
せて送信出力回路OB3を通して信号伝達線路に伝え
る。これにより、図5のように伝送されるクロック信号
の半周期に対応してデータが変化するよう伝送される。
【0032】受信側LSIでは、上記信号伝送線路を通
して伝えられた入力信号を受信入力回路IB1〜IB3
でそれぞれ受信する。このうち、上記400MHzに低
下させられたクロック信号は、この発明に係る遅延微調
整回路により、上記クロック信号の1/4周期遅らせた
相補のクロック信号を形成し、それをフリップフロップ
回路FFに供給し、上記800Mビット/秒で受信され
たシリアルデータ及びフレーム信号を受信し、シリアル
/パラレル変換回路S/Pよりもとのデータに戻すもの
である。
【0033】上記遅延微調整回路は、この発明に係る可
変遅延回路DLY1を用いて構成されたリングオシレー
タOSCを自動調整回路で入力されたクロック信号と同
期化させる。この同期化に際して形成された遅延制御信
号によって遅延回路DLY2の遅延時間を制御すること
によって受信されたクロック信号を上記のように1/4
周期遅らせることができる。図5に示すように、1/4
周期遅延させた相補のクロック信号Clockの立ち上
がりにより、2つのフリップフロップ回路で交互に受信
されたデータDataのハイレベル/ロウレベルの判定
及びフレーム信号Frameを検出することができる。
上記遅延回路DLY1とDLY2は同一の回路が用いら
れ、その遅延段数が半分にされることによってリングオ
シレータの発振周波数の周期の1/4の遅延時間、つま
り入力されたクロック信号の1/4の遅延時間を得るこ
とができる。
【0034】この実施例の可変遅延回路DLY1,DL
Y2は、前記のように2値信号により制御される。それ
故、データの転送を行わないときには、クロック信号の
伝送も停止させることができる。この場合には、データ
転送終了直前の遅延時間を設定する2値信号をレジスタ
等に記憶させる。これにより、データ転送を再開したと
きには、以前の制御信号より自動調整動作が開始され
る。これにより、受信側LSIにおいて短い時間内に正
確に1/4の遅延時間を持つクロック信号を形成するこ
とができる。
【0035】図6には、この発明に係る可変遅延回路の
動作の一例を説明するための波形図が示されている。同
図において、入力クロック信号CLKに対して、遅延信
号DCLK1ないしDCLK3を形成する例が示されて
いる。遅延時間DT1は、前記負荷容量を形成するため
の論理ゲート回路を閉じた場合、つまり、制御信号C
0,C1を共にロウレベルにした状態での遅延時間を示
している。この遅延時間TD1に対して、制御信号C1
がロウレベルでC0をハイレベル(011)にすると、
ミラー容量分の遅延時間DT2が加算されて遅延信号D
CLK1が形成される。
【0036】以下、制御信号C1をハイレベルに、制御
信号C0をロウレベル(10)にすると、入力クロック
信号CLKに対してDT1+2×DT2のように2個の
ミラー容量分の遅延時間が増加する。同様に、制御信号
C1をハイレベルに、制御信号C0をハイレベル(1
1)にすると、入力クロック信号CLKに対してDT1
+3×DT2のように3個のミラー容量分の遅延時間が
増加する。上記の遅延時間DT2を、クロック信号CL
Kの1/nの周期に設定するなら、1/nのクロック周
期の単位での遅延制御が可能になる。本願発明者の試算
によれば、最小単位が数ps(ピコ秒)までの設定が可
能になる。
【0037】図7には、この発明に係る可変遅延回路が
用いられたパルス発生回路の一実施例の説明図が示され
ている。同図(A)には、回路が示され、(B)にはそ
の波形が示されている。論理回路LOGにより形成され
た信号と、クロック信号CLKによりフリップフロップ
回路により信号Aを発生させる。この信号Aをトリガと
して一定のパルス幅を持つパルスを形成するために、上
記信号Aとこの遅延回路DLYで形成された遅延信号B
とをゲート回路Gに供給する。上記遅延回路DLYは、
この発明に係る前記の可変遅延回路であり、上記論理回
路LOGにより形成されたパルス幅設定信号が制御信号
として入力される。
【0038】(B)に示すように、信号Aに対して遅延
回路DLYは、制御信号に対応して設定された遅延時間
TDだけ遅れた遅延信号Bを形成する。ゲート回路Gに
おいては、信号Aと信号Bが共にハイレベルの期間、ハ
イレベルとなる出力信号Cを形成する。これにより、出
力信号Cのパルス幅は、上記遅延回路DLYの遅延時間
TDと等しくされる。上記論理回路LOGは、信号Aを
発生させることでクロックCLKに同期したパルスの発
生タイミングと、そのパルス幅を設定する制御信号を形
成するというパルス発生動作を行うものである。このよ
うなパルス発生回路においても、この発明に係る前記の
ような可変遅延回路DLYを用いることにより、任意の
パルス幅のパルスを高い精度で形成することができる。
【0039】図8には、この発明に係る遅延微調整回路
の一実施例のブロック図が示されている。この実施例で
は、入力のクロック信号CLKは、バッファ回路B1を
介して位相比較回路PDの一方の入力に供給される。上
記クロック信号CLKは、上記バッファ回路B1と同様
なバッファ回路B2を介し、この発明に係る可変遅延回
路DLY1に供給され、その遅延信号が上記位相比較回
路PDの他方の入力に供給される。特に制限されない
が、位相比較回路PDは、上記一方の入力に供給される
入力信号に対して、他方の入力に供給される入力信号の
位相が進んでいるか、遅れているかという単純な位相比
較動作を行う。例えば、位相比較回路PDは、1個のフ
リップフロップ回路により構成されており、このクロッ
ク端子に上記クロック信号CLKが供給され、データ端
子に上記可変遅延回路DLY1の遅延信号が供給され
る。
【0040】上記のようなフリップフロップ回路を用い
た位相比較回路PDでは、上記クロック信号CLKがハ
イレベルに立ち上がるときに、データ端子に供給される
遅延信号がハイレベルなら(位相が進み)なら+(ハイ
レベル)の出力信号を形成し、上記遅延信号がロウレベ
ルなら(位相の遅れ)なら−(ロウレベル)の出力信号
を形成する。
【0041】カウンタCOUNTは、上記位相比較回路
PDの出力信号がハイレベル(+)なら+1の計数動作
を行い、出力信号がロウレベル(−)なら−1の計数動
作を行う。これにより、可変遅延回路DLY1での遅延
時間がクロック信号CLKの1周期より短くて、そのハ
イレベルの立ち上がりが早いときには、上記+1の計数
動作を行って可変遅延回路DLY1の遅延時間を増加さ
せる。逆に、遅延回路DLY1での遅延時間がクロック
信号CLKの1周期より長くて、そのハイレベルの立ち
上がりが遅いときには、上記−1の計数動作を行って可
変遅延回路DLY1の遅延時間を減少させる。
【0042】このようにして、上記クロック信号CLK
と、遅延回路DLY1の1周期遅れの遅延信号が一致さ
せる。上記バッファ回路B1とB2は、同一の回路によ
り構成されるものであり、その遅延時間がクロック信号
CLKと、その遅延信号とにおいて相対的に相殺され
る。これにより、上記可変遅延回路DLY1の遅延時間
は、クロック信号CLKの1周期分に対応したものとさ
れる。
【0043】上記のような位相比較動作では、常に+1
か−1の位相比較出力結果が形成され、その都度カウン
タ回路COUINTの計数値が変化する。このように常
に変化する計数出力で遅延時間を変化させると、遅延信
号の遅延時間が前記最小遅延時間だけ常に変化しジッタ
として現れる。このようなジッタを軽減させるために、
カウンタ回路COUNTの最下位ビットを含む1ビット
ないし2ビットを捨てて、下位3ビット目からを上記可
変遅延回路DLY1の制御信号とすることにより上記ジ
ッタの発生を防止した遅延動作を行わせることができ
る。
【0044】可変遅延回路DLY2は、上記クロック信
号CLKを遅延させる可変遅延回路DLY1と同一の回
路により構成され、しかも可変遅延回路DLY1に供給
される制御信号と同じ制御信号により制御される。それ
故、遅延回路DLY1とDLY2とを同じ回路で形成す
ると、同じ遅延時間を持つクロック信号CLK’を得る
ことができる。前記図4の実施例のように1/4周期遅
れの遅延信号を形成する場合には、可変遅延回路DLY
1は、可変遅延回路DLY2を4個分で形成する。これ
により、上記回路の個数の比に対応した遅延信号が形成
され、上記のように1/4周期に対応した遅延信号CL
K’を得ることができる。
【0045】図9には、この発明に係る遅延微調整回路
の他の一実施例のブロック図が示されている。この実施
例では、高い精度での同期化を図るために次のような工
夫がなされている。つまり、前記図8の実施例のように
位相比較回路PDで位相比較を行う場合には、必ず位相
比較回路PDが持つ誤差分が含まれる。そして、ジッタ
を防止するためにカウンタ回路COUNTの下位ビット
を捨てると、その分も誤差として生じることになる。
【0046】そこで、この実施例では比較回路での誤差
を実質的に無視できるようにするために次のような構成
とされる。クロック信号CLKはバッファ回路B1を介
してカウンタ回路COUNT1に供給される。可変遅延
回路DLY1と反転回路としてのインバータ回路INを
組み合わせてリングオシレータが構成される。このリン
グオシレータの発振パルスは、上記と同様なバッファ回
路B2を介してカウンタ回路COUNT2に供給され
る。デジタル比較回路DCPは、一定期間における上記
両カウンタの計数出力を大小比較して、+/−の比較出
力信号を形成する。この比較出力+/−は、前記同様な
カウンタ回路を含む制御回路CONTに供給されて、可
変遅延回路DLY1の制御信号を形成する。
【0047】この実施例では、リングオシレータで形成
された発振パルスと外部から入力されたクロック信号C
LKとが一致するよう、上記デジタル比較回路DCPが
比較結果を形成する。この場合、注目すべきはクロック
信号CLKとリングオシレータの発振パルスとを直接比
較するのではなく、カウンタ回路COUNT1と2の計
数出力を比較することである。このような計数出力の比
較を行うことによって比較精度を大幅に高くすることが
できる。つまり、計数値を100とすると、100個の
パルスを計数した結果で大小比較を行うので、デジタル
比較回路PDCの持つ時間的な誤差分を等価的に1/1
00まで低下させることができる。
【0048】クロック信号CLKを受けて遅延信号CL
K’を形成する可変遅延回路DLY2は、上記リングオ
シレータを構成する可変遅延回路DLY1と同一の回路
により構成され、しかも可変遅延回路DLY1に供給さ
れる制御信号と同じ制御信号により制御される。それ
故、遅延回路DLY1とDLY2とを同じ回路で形成す
ると、リングオレータの遅延時間が発振パルスの半周期
を決定するものであるので、前記のように1/2周期の
遅延時間を形成することができる。したがって、前記の
ように1/4周期遅れた遅延信号CLK’を形成する場
合、リングオシレータを構成する遅延回路DLY1は、
遅延信号CLK’を形成する遅延回路DLY2の2個分
の遅延回路で構成すればよい。
【0049】上記カウンタ回路の最下位ビットを含む1
ビットないし2ビットを捨てて、下位3ビット目からを
上記可変遅延回路DLY1とDLY2の制御信号とする
ことにより上記ジッタの発生を防止した遅延動作を行わ
せることができる。
【0050】上記の実施例から得られる作用効果は、下
記の通りである。 (1) インバータゲートの負荷容量をNAND回路に
設けられたミラー容量で実現することで微小な遅延時間
の切替えを実現する。つまり、第1と第2の入力端子を
有する論理ゲート回路を用い、第1の入力端子と出力端
子との間に設けられた容量手段を設け、上記第1の入力
端子を遅延すべき信号伝達経路に接続して上記インバー
タゲートの負荷容量とし、上記第2の入力端子に遅延時
間に供給される切り替え信号により論理ゲートがゲート
を閉じた状態では上記ミラー容量を付加せず、論理ゲー
トを開いた状態では上記ミラー容量を付加して遅延時間
を上記ミラー容量分増加させることにより、回路の簡素
化を図りつつ診断が容易な可変遅延回路を得ることがで
きるという効果が得られる。
【0051】(2) 上記論理ゲート回路を同一の回路
構成の複数とし、上記複数の論理ゲート回路の第2の入
力端子には、2進の重みを持つ複数の第1の切り替え信
号を割り振って供給し、その2進の重みにそれぞれ対応
した数の上記論理ゲート回路及び容量手段を設けること
により、回路の簡素化を図りつつ診断が容易で、かつ使
い勝手のよい可変遅延回路を得ることができるという効
果が得られる。
【0052】(3) 上記容量手段をMOS容量とする
ことにより、簡単に必要な容量素子を得ることができる
という効果が得られる。
【0053】(4) 上記信号伝達経路には、遅延時間
の第2の切り替え信号により信号伝達を行う数が変更さ
れる複数の論理ゲート回路を更に設けらることによっ
て、簡単な構成で広範囲にわたって遅延時間を高い精度
で設定することができるという効果が得られる。
【0054】(5) 入力パルスを第1のカウンタで計
数し、第1の可変遅延回路により発振周波数が設定され
るリングオシレータの発振パルスを第2のカウンタで計
数し、一定期間での上記第1と第2のカウンタの計数値
を比較し、上記第1のカウンタと第2のカウンタの計数
値とが一致するように上記第1の可変遅延回路の遅延時
間の制御を行い、上記第1の遅延回路と同一の回路によ
り構成されて同じ制御信号により制御され、その遅延段
数が必要な遅延時間に対応して設定される第2の可変遅
延回路により、所望の入力信号に対応した遅延信号を形
成することにより、高い精度での比較動作を実現できる
という効果が得られる。
【0055】(6) 上記第1と第2の可変遅延回路と
して、上記のようにインバータゲートの負荷容量をNA
ND回路に設けられたミラー容量で実現することで微小
な遅延時間の切替えを実現することにより、回路の簡素
化を図りつつ診断が容易で、かつ高い精度での遅延制御
ができるという効果が得られる。
【0056】(7) 上記信号伝達経路に遅延時間の第
2の切り替え信号により信号伝達を行う数が変更される
複数の論理ゲート回路が更に設けることにより、簡単な
構成で広範囲にわたって遅延時間を高い精度で設定する
ことができるという効果が得られる。
【0057】(8) 上記所望の入力信号をパルスと
し、上記第2の可変遅延回路は、上記第1の可変遅延回
路の遅延段数の1/2に設定されて、上記遅延信号を入
力パルスに対して1/4周期遅れたもの形成することに
より、データ転送周波数の半分の周波数のクロック信号
を用いたデータ転送動作を行わせることができるという
効果が得られる。
【0058】以上本発明者よりなされた発明を実施例に
基づき具体的に説明したが、本願発明は前記実施例に限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種
々変更可能であることはいうまでもない。例えば、図2
の実施例において、C1やC2で制御されるゲート回路
は、制御信号C0で制御されるゲート回路と同じ1つの
ゲート回路を用い、その入出力に設けられる容量が2
培、4培のように2進の重みを持つように形成されるも
のであってもよい。前記図9の実施例では、前記のよう
にパルスの比較動作を行う回路の誤差分を実質的に無く
すことに特徴があるため、可変遅延回路DLY1とDL
Y2は、前記図1ないし図3に示した可変遅延回路に限
定されるものではなく、可変遅延回路の構成は種々の実
施形態を採ることができるものである。この発明は、可
変遅延回路及び遅延微調整回路として各種デジタル集積
回路に用いることができる。
【0059】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、インバータゲートの負荷容
量をNAND回路に設けられたミラー容量で実現するこ
とで微小な遅延時間の切替えを実現する。つまり、第1
と第2の入力端子を有する論理ゲート回路を用い、第1
の入力端子と出力端子との間に設けられた容量手段を設
け、上記第1の入力端子を遅延すべき信号伝達経路に接
続して上記インバータゲートの負荷容量とし、上記第2
の入力端子に遅延時間に供給される切り替え信号により
論理ゲートがゲートを閉じた状態では上記ミラー容量を
付加せず、論理ゲートを開いた状態では上記ミラー容量
を付加して遅延時間を上記ミラー容量分増加させること
により、回路の簡素化を図りつつ診断が容易な可変遅延
回路を得ることができる。
【0060】入力パルスを第1のカウンタで計数し、第
1の可変遅延回路により発振周波数が設定されるリング
オシレータの発振パルスを第2のカウンタで計数し、一
定期間での上記第1と第2のカウンタの計数値を比較
し、上記第1のカウンタと第2のカウンタの計数値とが
一致するように上記第1の可変遅延回路の遅延時間の制
御を行い、上記第1の遅延回路と同一の回路により構成
されて同じ制御信号により制御され、その遅延段数が必
要な遅延時間に対応して設定される第2の可変遅延回路
により、所望の入力信号に対応した遅延信号を形成する
ことにより、高い精度での比較動作を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る可変遅延回路に用いられる単位
遅延要素の一実施例を示す回路図である。
【図2】この発明に係る可変遅延回路の一実施例を示す
回路図である。
【図3】この発明に係る可変遅延回路の他の一実施例を
示す回路図である。
【図4】この発明に係る可変遅延回路が用いられた信号
伝送システムの一実施例を示すブロック図である。
【図5】図4の信号伝送シテスムの動作を説明するため
の波形図である。
【図6】この発明に係る可変遅延回路の動作の一例を示
す波形図である。
【図7】この発明に係る可変遅延回路が用いられたパル
ス発生回路の一実施例の説明図である。
【図8】この発明に係る遅延微調整回路の一実施例を示
すブロック図である。
【図9】この発明に係る遅延微調整回路の他の一実施例
を示すブロック図である。
【符号の説明】
1,2…入力端子、3…出力端子、4…信号伝送路、5
…単位遅延要素、6…容量、7…制御信号、8…入力端
子、9…出力端子、Q1〜Q4…MOSFET、Q5…
MOS容量、G11〜G44…ゲート回路、DLY1,
DLY2…可変遅延回路、B1,B2…バッファ回路、
PD…位相比較回路、DCP…デジタル比較回路、IN
…インバータ回路、OB1〜OB3…送信出力回路、I
B1〜IB3…受信入力回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 喜友名 正 神奈川県秦野市堀山下1番地 株式会社日 立インフォメーションテクノロジー内 Fターム(参考) 5J001 AA04 AA05 BB02 BB05 BB10 BB12 BB14 BB19 BB20 BB21 BB24 CC03 DD05 DD09

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1と第2の入力端子を有する論理ゲー
    ト回路と、 上記論理ゲート回路の第1の入力端子と出力端子との間
    に設けられた容量手段とを備え、 上記第1の入力端子を遅延すべき信号伝達経路に接続
    し、 上記第2の入力端子に遅延時間の第1の切り替え信号を
    供給してなることを特徴とする可変遅延回路。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記論理ゲート回路は同一の回路構成の複数からなり、 上記複数の論理ゲート回路の第2の入力端子には、2進
    の重みを持つ複数の第1の切り替え信号が割り振って供
    給され、 上記第1の切り替え信号の2進の重みにそれぞれ対応し
    た数の上記論理ゲート回路及び容量手段が設けられるこ
    とを特徴とする可変遅延回路。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 上記容量手段はMOS容量からなることを特徴とする可
    変遅延回路。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 上記信号伝達経路には、遅延時間の第2の切り替え信号
    により信号伝達を行う数が変更される複数の論理ゲート
    回路が更に設けられることを特徴とする可変遅延回路。
  5. 【請求項5】 入力パルスを計数する第1のカウンタ
    と、 第1の可変遅延回路により発振周波数が設定されるリン
    グオシレータと、 上記リングオシレータで形成された発振パルスを計数す
    る第2のカウンタと、 一定期間での上記第1と第2のカウンタの計数値を比較
    し、上記第1のカウンタと第2のカウンタの計数値とが
    一致するように上記第1の可変遅延回路の遅延時間の制
    御を行う制御回路と、 上記第1の遅延回路と同一の回路により構成されて同じ
    制御信号により制御され、その遅延段数が必要な遅延時
    間に対応して設定される第2の可変遅延回路とを備え、 上記第2の可変遅延回路を用いて所望の入力信号に対応
    した遅延信号を形成することを特徴とする遅延微調整回
    路。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 上記第1と第2の可変遅延回路は、 第1と第2の入力端子を有する複数の論理ゲート回路
    と、 上記複数の論理ゲート回路の第1の入力端子と出力端子
    との間にそれぞれ設けられた容量手段とを備え、 上記複数の論理ゲート回路の第1の入力端子を遅延すべ
    き信号伝達経路に接続し、 上記複数の論理ゲート回路の第2の入力端子には、2進
    の重みを持つ複数の第1の切り替え信号が割り振って供
    給され、 上記第1の切り替え信号の2進の重みにそれぞれ対応し
    た数の上記論理ゲート回路及び容量手段が設けられて構
    成される可変遅延回路を含むことを特徴とする遅延微調
    整回路。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 上記信号伝達経路には、遅延時間の第2の切り替え信号
    により信号伝達を行う数が変更される複数の論理ゲート
    回路が更に設けられることを特徴とする遅延微調整回
    路。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 上記所望の入力信号は、上記入力パルスであり、 上記第2の可変遅延回路は、上記第1の可変遅延回路の
    遅延段数の1/2に設定されて、上記遅延信号を入力パ
    ルスに対して1/4周期遅れたもの形成することを特徴
    とする遅延微調整回路。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008219946A (ja) * 2008-06-02 2008-09-18 Fujitsu Ltd 半導体装置
JP2011508534A (ja) * 2007-12-20 2011-03-10 クゥアルコム・インコーポレイテッド 整数および分数時間分解能を有するプログラマブル遅延回路
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JP2013546285A (ja) * 2010-12-17 2013-12-26 アジレント・テクノロジーズ・インク 入力信号のタイミング調整を与えるための装置及び方法

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