JP2001024424A - 多波共用アンテナ装置 - Google Patents

多波共用アンテナ装置

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JP2001024424A
JP2001024424A JP11197450A JP19745099A JP2001024424A JP 2001024424 A JP2001024424 A JP 2001024424A JP 11197450 A JP11197450 A JP 11197450A JP 19745099 A JP19745099 A JP 19745099A JP 2001024424 A JP2001024424 A JP 2001024424A
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antenna
wave
trap circuit
antenna device
frequency band
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Takaaki Haniyu
高明 羽生
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Abstract

(57)【要約】 【課題】各種放送波の受信や電話波の送受信等を、単一
のアンテナ装置で行なえる多波共用アンテナ装置を提
供。 【解決手段】複数のアンテナエレメント(11)…が単一
の軸線(0) に沿って先端部から基端部に向けて順次直列
的に配列されたアンテナロッド(10)と、前記アンテナロ
ッド(10)における前記各アンテナエレメント(11)…の
相互間に介在し、所定の周波数レベルで周波数分離機能
を発揮する如く設けられたトラップ回路(14)…とを備
え、前記アンテナロッド(10)の先端部及び前記トラップ
回路(14)…から前記アンテナロッド(10)の基端部までの
間にそれぞれ存在する前記アンテナエレメントが、それ
ぞれ異なる周波数帯域(FB1) …に適合する複数のアンテ
ナとして機能する如く構成されたことを特徴としてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種放送波の受信
や電話波の送受信等を行なう、例えば自動車用アンテナ
装置として好適な多波共用アンテナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車に装備されるアンテナ装置
としては、各種放送波の受信を行なう放送波受信アンテ
ナ装置や、電話波の送受信を行なう電話用アンテナ装置
など種々あるが、これらのアンテナ装置はそれぞれ独立
に設けられ、且つ車体の各所に分散して配置されてい
た。このため各アンテナ装置の給電線路もそれぞれ別個
に配線されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のアンテナ装
置では、各種放送波の受信や電話波の送受信を行なうた
めに複数のアンテナ装置を別々に取付ける必要がある。
このため、例えば自動車用アンテナ装置の場合、車体の
各所に各アンテナ装置をそれぞれ取付けるための取付け
スペースを確保する必要がある。また各アンテナ装置の
給電線路を配線するための処置を個別に行なう必要があ
る。したがって各アンテナ装置を取付けるための取付け
作業が著しく繁雑になるという問題がある。さらに各ア
ンテナ装置の取付けベースが各々独自に設計製作されて
いることから、製造コストの低減を計り難いという問題
もある。
【0004】なお給電線路に関しては、複数の給電線路
を単一化する方式が知られている。すなわち、各アンテ
ナ装置の給電部を合成回路により集約し、この集約され
た給電部と送受信セット側との間を単一の給電ケーブル
で接続する方式が知られている。しかしながら複数のア
ンテナ装置との接続をはかるために新たに合成回路等を
必要とするという不具合が生じる。
【0005】本発明の目的は、各種放送波の受信や電話
波の送受信等を、単一のアンテナ装置で行なえる多波共
用アンテナ装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し目的を
達成するために、本発明の多波共用アンテナ装置は、下
記に示す如く構成されている。
【0007】(1)本発明の多波共用アンテナ装置は、
複数のアンテナエレメントが単一の軸線に沿って先端部
から基端部に向けて順次直列的に配列されたアンテナロ
ッドと、前記アンテナロッドにおける前記各アンテナエ
レメントの相互間に介在し、所定の周波数レベルで周波
数分離機能を発揮する如く設けられたトラップ回路と、
を備え、前記アンテナロッドの先端部及び前記トラップ
回路から前記アンテナロッドの基端部までの間にそれぞ
れ存在する前記アンテナエレメントが、それぞれ異なる
周波数帯域に適合する複数のアンテナとして機能する如
く構成されたことを特徴としている。
【0008】(2)本発明の多波共用アンテナ装置は、
第1,第2,第3エレメントが単一の軸線に沿って先端
部から基端部に向けて順次直列的に配列されたアンテナ
ロッドと、前記アンテナロッドにおける前記第1エレメ
ントの基端部と前記第2エレメントの先端部との間に介
在するAトラップ回路と、前記アンテナロッドにおける
前記第2エレメントの基端部と前記第3エレメントの先
端部との間に介在するBトラップ回路と、前記アンテナ
ロッドにおける前記第3エレメントの基端部に接続され
る給電線路と、を備え、前記第1エレメント、前記Aト
ラップ回路、前記第2エレメント、前記Bトラップ回
路、前記第3エレメント、を含む領域が第1の周波数帯
域に適合するアンテナとして機能し、前記第2エレメン
ト、前記Bトラップ回路、前記第3エレメント、を含む
領域が前記第1の周波数帯域より周波数レベルの高い第
2の周波数帯域に適合するアンテナとして機能し、前記
第3エレメントのみを含む領域が前記第2の周波数帯域
より周波数レベルの高い第3の周波数帯域に適合するア
ンテナとして機能するようにした、ことを特徴としてい
る。
【0009】(3)本発明の多波共用アンテナ装置は、
前記(2)に記載の装置であって、第1の周波数帯域は
FM波の帯域であり、第2の周波数帯域はDAB波の帯
域であり、第3の周波数帯域は電話波の帯域であること
を特徴としている。
【0010】(4)本発明の多波共用アンテナ装置は、
前記(2)に記載の装置であって、前記第3エレメント
の基端部と前記給電線路との間に介在し、前記第1エレ
メント、前記Aトラップ回路、前記第2エレメント、前
記Bトラップ回路、前記第3エレメント、を含む領域
が、AM波を受信可能なアンテナとして機能する如くマ
ッチングさせる整合回路を備えたことを特徴としてい
る。
【0011】(5)本発明の多波共用アンテナ装置は、
前記(2)に記載の装置であって、前記第1エレメント
乃至前記第3エレメントの少なくとも一部は、コイルエ
レメントで形成されていることを特徴としている。
【0012】(6)本発明の多波共用アンテナ装置は、
前記(2)に記載の装置であって、前記Aトラップ回路
およびBトラップ回路は、誘導素子をトラップ要素とし
ていることを特徴としている。
【0013】
【発明の実施の形態】(第1実施形態) 「構成」図1は、本発明の第1実施形態に係る多波共用
アンテナ装置の構成を示す図である。図1に示す如く、
この多波共用アンテナ装置は、アンテナロッド10と、
取付けベース20と、給電線路30とからなり、例えば
自動車のルーフ或いはボンネットなどの車体壁01に対
して取付けられる。
【0014】アンテナロッド10は、第1,第2,第3
エレメント11,12,13が単一の軸線0に沿って、
先端部(図中上端部)から基端部(図中下端部)に向け
て順次直列的に配列されたものとなっている。これらの
第1〜第3エレメント11〜13は、いずれも図示の如
く例えば樹脂などの絶縁材からなる棒状基体に導線をヘ
リカル状に巻き付けたコイルエレメントである。そして
上記アンテナロッド10における前記第1エレメント1
1の基端部と第2エレメント12の先端部との間には、
Aトラップ回路14が介在している。また上記アンテナ
ロッド10における第2エレメント12の基端部と第3
エレメント13の先端部との間には、Bトラップ回路1
5が介在している。これらのAトラップ回路14及びB
トラップ回路15のトラップ要素としては、それぞれ所
定のインダクタンス値を予め設定されたチョークコイル
などの誘導素子が用いられている。
【0015】前記アンテナロッド10における前記第3
エレメント13の基端部は、前記取付けベース20に植
設されている。この取付けベース20は、例えば硬質合
成樹脂等で一体成形されたものであり、パッド21を介
して車体壁01に対し液密に密着固定し得るものとなっ
ている。かくして前記アンテナロッド10は上記取付け
ベース20によって、車体壁01の所定位置に対し所要
の姿勢で安定に取付け固定される。
【0016】上記取付けベース20には、例えば同軸ケ
ーブルからなる単一の給電線路30の一端が結合されて
いる。この給電線路30の他端には、送受信セット側の
端子(不図示)に対し着脱自在に接続されるコネクタ3
1が取付けられている。前記取付けベース20の内部に
は、第3エレメント13の基端部と前記給電線路30の
一端との間に介挿接続されている整合回路40および低
雑音増幅回路50等が収容されている。
【0017】「作用」かくして本実施形態における多波
共用アンテナ装置は、図2の(a)に示すように働く。
すなわち、第1エレメント11、Aトラップ回路14、
第2エレメント12、Bトラップ回路15、第3エレメ
ント13、を含む領域E1が、第1の周波数帯域FB1
(図中の破線fb1は電流分布曲線を示す)に適合する
アンテナとして働く。
【0018】また第2エレメント12、Bトラップ回路
15、第3エレメント13、を含む領域E2が、第1の
周波数帯域FB1より周波数レベルの高い第2の周波数
帯域FB2(図中の破線fb2は電流分布曲線を示す)
に適合するアンテナとして働く。
【0019】さらに第3エレメント13のみを含む領域
E3が、第2の周波数帯域FB2より周波数レベルの高
い第3の周波数帯域FB3(図中の破線fb3は電流分
布曲線を示す)に適合するアンテナとして働く。
【0020】なお本実施形態では、第1の周波数帯域F
B1をいわゆるFM波帯に相当する帯域(87.5〜1
08MHz)としており、第2の周波数帯域FB2をいわ
ゆるデジタル・オーディオ放送波すなわちDAB(Digit
al Audio Broadcast) 波帯に相当する帯域(175〜2
50MHz)としており、第3の周波数帯域FB3をいわ
ゆる電話波帯に相当する帯域(1452〜1492MH
z)としている。
【0021】なお前記領域E1は、整合回路40のマッ
チング機能によって、いわゆるAM波を受信可能なアン
テナとしても働く。
【0022】(第2実施形態)図2の(b)は本発明の
第2実施形態に係る多波共用アンテナ装置の機能を、図
2の(a)に示す本発明の第1実施形態に係る多波共用
アンテナ装置の機能と対比して示した図である。この第
2実施形態に係る多波共用アンテナ装置は、アンテナロ
ッド10の各エレメントとして、ホイップエレメント
(導線または導電管)からなる第1エレメント111,
第2エレメント112,第3エレメント113を用いた
例であり、コイルエレメントを用いた図2の(a)に示
す第1実施形態に比べると、アンテナロッド10の全長
が長くなっている。しかし送受信機能上はコイルエレメ
ントを用いたものに比べて遜色はなく、第1実施形態に
係る多波共用アンテナ装置と同等の機能を発揮すること
ができる。なお第2実施形態に係る多波共用アンテナ装
置は、構造が比較的単純なことから製作が容易であると
いう利点を有している。
【0023】「特性」図3〜図6は前記実施形態で示し
た多波共用アンテナ装置のアンテナ特性につき実測した
結果を示す図で、図3はVSWR特性を示す図、図4〜
図6は指向性を示す水平面内放射パターン図である。
【0024】図3に示すように、電話波帯である145
2〜1492MHz帯の中心周波数1472MHzにおい
て、VSWRが1.6以下を示しており、良好な送受信
を行なえることが分かる。またFM波帯である87.5
〜108MHz帯、DAB波帯である175〜250MHz
帯においては、VSWRが10〜21を示しているもの
の、放送波の受信には格別支障がないため実用に供し得
ることが分かる。
【0025】図4の(a)(b)(c)は、それぞれF
M波帯の下限周波数87.5MHz、中心周波数97.7
5MHz、上限周波数108MHzでの放射パターンを示す
図である。
【0026】図5の(a)(b)(c)は、それぞれD
AB波帯の下限周波数175MHz、中心周波数212.
5MHz、上限周波数250MHzでの放射パターンを示す
図である。
【0027】図6の(a)(b)(c)は、それぞれ電
話波帯の下限周波数1452MHz、中心周波数1472
MHz、上限周波数1492MHzでの放射パターンを示す
図である。
【0028】上記いずれの放射パターン図においても、
センターを中心とした一様な広がりを持つパターンを呈
しており、ある方位のみに著しく偏った指向性を持つ極
端な放射パターンは存在しない。従って本アンテナ装置
は全方位指向性を有するアンテナ装置として使用可能で
あることが分かる。
【0029】(変形例)前記実施形態に示された多波共
有アンテナ装置は下記の変形例を含んでいる。・樹脂等
の誘電体からなる容量素子をトラップ要素とするトラッ
プ回路を用いたもの。
【0030】・2または4以上の複数のアンテナエレメ
ントを有し、アンテナエレメント相互間に所定のトラッ
プ回路を介在させたアンテナロッド10を備えたもの。
【0031】(実施形態における特徴点) [1]実施形態に示された多波共有アンテナ装置は、複
数のアンテナエレメント(11)…が単一の軸線(0) に沿
って先端部から基端部に向けて順次直列的に配列された
アンテナロッド(10)と、前記アンテナロッド(10)におけ
る前記各アンテナエレメント(11)…の相互間に介在
し、所定の周波数レベルで周波数分離機能を発揮する如
く設けられたトラップ回路(14)…と、を備え、前記アン
テナロッド(10)の先端部及び前記トラップ回路(14)…か
ら前記アンテナロッド(10)の基端部までの間にそれぞれ
存在する前記アンテナエレメントが、それぞれ異なる周
波数帯域(FB1) …に適合する複数のアンテナとして機能
する如く構成されたことを特徴としている。
【0032】上記多波共有アンテナ装置においては、ア
ンテナロッド10のアンテナエレメント(11)…上にの
る電波が、トラップ回路(14)…によってそれぞれ周波数
分離されるため、各種放送波の受信や電話波の送受信等
を、単一のアンテナ装置で行なえるものとなる。
【0033】[2]実施形態に示された多波共有アンテ
ナ装置は、第1,第2,第3エレメント(11〜13)が単
一の軸線(0) に沿って先端部から基端部に向けて順次直
列的に配列されたアンテナロッド(10)と、前記アンテナ
ロッド(10)における前記第1エレメント(11)の基端部と
前記第2エレメント(12)の先端部との間に介在するAト
ラップ回路(14)と、前記アンテナロッド(10)における前
記第2エレメント(12)の基端部と前記第3エレメント(1
3)の先端部との間に介在するBトラップ回路(15)と、前
記アンテナロッド(10)における前記第3エレメント(13)
の基端部に接続される給電線路(30)と、を備え、前記第
1エレメント(11)、前記Aトラップ回路(14)、前記第2
エレメント(12)、前記Bトラップ回路(15)、前記第3エ
レメント(13)、を含む領域(E1)が第1の周波数帯域(FB
1) に適合するアンテナとして機能し、前記第2エレメ
ント(12)、前記Bトラップ回路(15)、前記第3エレメン
ト(13)、を含む領域(E2)が前記第1の周波数帯域(FB1)
より周波数レベルの高い第2の周波数帯域(FB2) に適合
するアンテナとして機能し、前記第3エレメント(13)の
みを含む領域(E3)が前記第2の周波数帯域(FB2) より周
波数レベルの高い第3の周波数帯域(FB3) に適合するア
ンテナとして機能するようにした、ことを特徴としてい
る。
【0034】上記多波共有アンテナ装置においては、ア
ンテナロッド10の第1,第2,第3エレメント(11〜
13)上にのる電波が、Aトラップ回路(14)及びBトラッ
プ回路(15)によってそれぞれ周波数分離される結果、各
種放送波の受信や電話波の送受信等を、単一のアンテナ
装置で行なえるものとなる。
【0035】[3]実施形態に示された多波共有アンテ
ナ装置は、前記[2]に記載の装置であって、第1の周
波数帯域(FB1) はFM波の帯域であり、第2の周波数帯
域(FB2) はDAB波の帯域であり、第3の周波数帯域(F
B3) は電話波の帯域であることを特徴としている。
【0036】[4]実施形態に示された多波共有アンテ
ナ装置は、前記[2]に記載の装置であって、前記第3
エレメント(13)の基端部と前記給電線路(30)との間に介
在し、前記第1エレメント(11)、前記Aトラップ回路(1
4)、前記第2エレメント(12)、前記Bトラップ回路(1
5)、前記第3エレメント(13)、を含む領域(E1)が、AM
波を受信可能なアンテナとして機能する如くマッチング
させる整合回路(40)を備えたことを特徴としている。
【0037】[5]実施形態に示された多波共有アンテ
ナ装置は、前記[2]に記載の装置であって、前記第1
エレメント(11)乃至前記第3エレメント(13)の少なくと
も一部は、コイルエレメントで形成されていることを特
徴としている。
【0038】[6]実施形態に示された多波共有アンテ
ナ装置は、前記[2]に記載の装置であって、前記Aト
ラップ回路(14)およびBトラップ回路(15)は、誘導素子
をトラップ要素としていることを特徴としている。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、アンテナロッドのアン
テナエレメント上にのる電波が、トラップ回路によって
それぞれ周波数分離されるため、各種放送波の受信や電
話波の送受信等を、単一のアンテナ装置で行なえるもの
となる。その結果、例えば自動車用アンテナ装置として
使用する場合、従来のように車体の各所に複数のアンテ
ナ装置取付けスペースを確保する必要がない。また各ア
ンテナ装置の給電線路を個別に配線処理する必要もな
い。このため各アンテナ装置を取付けるための取付け作
業が著しく簡単化する。さらに各アンテナ装置の取付け
ベースが単一化されることから、複数のアンテナ装置を
設ける場合に比べると、大幅なコスト低減を計り得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る多波共用アンテナ
装置の構成を一部破断して示す側面図。
【図2】(a)は本発明の第1実施形態に係る多波共用
アンテナ装置の機能を説明するための図、(b)は本発
明の第2実施形態に係る多波共用アンテナ装置の機能を
説明するための図。
【図3】本発明の第1実施形態に係る多波共用アンテナ
装置のアンテナ特性につき実測した結果を示す図で、V
SWR特性を示す図。
【図4】本発明の第1実施形態に係る多波共用アンテナ
装置のアンテナ特性につき実測した結果を示す図で、F
M波帯における所定周波数での指向性を示す水平面内放
射パターン図。
【図5】本発明の第1実施形態に係る多波共用アンテナ
装置のアンテナ特性につき実測した結果を示す図で、D
AB波帯における所定周波数での指向性を示す水平面内
放射パターン図。
【図6】本発明の第1実施形態に係る多波共用アンテナ
装置のアンテナ特性につき実測した結果を示す図で、電
話波帯における所定周波数での指向性を示す水平面内放
射パターン図。
【符号の説明】
01…車体壁 10…アンテナロッド 11…第1エレメント(コイルエレメント) 12…第2エレメント(コイルエレメント) 13…第3エレメント(コイルエレメント) 14…Aトラップ回路 15…Bトラップ回路 20…取付けベース 30…給電線路 31…コネクタ 40…整合回路 50…低雑音増幅器 111…第1エレメント(ホイップエレメント) 112…第2エレメント(ホイップエレメント) 113…第3エレメント(ホイップエレメント)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のアンテナエレメントが単一の軸線に
    沿って先端部から基端部に向けて順次直列的に配列され
    たアンテナロッドと、 前記アンテナロッドにおける前記各アンテナエレメント
    の相互間に介在し、所定の周波数レベルで周波数分離機
    能を発揮する如く設けられたトラップ回路と、 を備え、 前記アンテナロッドの先端部及び前記トラップ回路から
    前記アンテナロッドの基端部までの間にそれぞれ存在す
    る前記アンテナエレメントが、それぞれ異なる周波数帯
    域に適合する複数のアンテナとして機能する如く構成さ
    れたことを特徴とする多波共用アンテナ装置。
  2. 【請求項2】第1,第2,第3エレメントが単一の軸線
    に沿って先端部から基端部に向けて順次直列的に配列さ
    れたアンテナロッドと、 前記アンテナロッドにおける前記第1エレメントの基端
    部と前記第2エレメントの先端部との間に介在するAト
    ラップ回路と、 前記アンテナロッドにおける前記第2エレメントの基端
    部と前記第3エレメントの先端部との間に介在するBト
    ラップ回路と、 前記アンテナロッドにおける前記第3エレメントの基端
    部に接続される給電線路と、 を備え、 前記第1エレメント、前記Aトラップ回路、前記第2エ
    レメント、前記Bトラップ回路、前記第3エレメント、
    を含む領域が第1の周波数帯域に適合するアンテナとし
    て機能し、 前記第2エレメント、前記Bトラップ回路、前記第3エ
    レメント、を含む領域が前記第1の周波数帯域より周波
    数レベルの高い第2の周波数帯域に適合するアンテナと
    して機能し、 前記第3エレメントのみを含む領域が前記第2の周波数
    帯域より周波数レベルの高い第3の周波数帯域に適合す
    るアンテナとして機能するようにした、 ことを特徴とする多波共用アンテナ装置。
  3. 【請求項3】第1の周波数帯域はFM波の帯域であり、
    第2の周波数帯域はDAB波の帯域であり、第3の周波
    数帯域は電話波の帯域であることを特徴とする請求項2
    に記載の多波共用アンテナ。
  4. 【請求項4】前記第3エレメントの基端部と前記給電線
    路との間に介在し、前記第1エレメント、前記Aトラッ
    プ回路、前記第2エレメント、前記Bトラップ回路、前
    記第3エレメント、を含む領域が、AM波を受信可能な
    アンテナとして機能する如くマッチングさせる整合回路
    を備えたことを特徴とする請求項2に記載の多波共用ア
    ンテナ装置。
  5. 【請求項5】前記第1エレメント乃至前記第3エレメン
    トの少なくとも一部は、コイルエレメントで形成されて
    いることを特徴とする請求項2に記載の多波共用アンテ
    ナ装置。
  6. 【請求項6】前記Aトラップ回路およびBトラップ回路
    は、誘導素子をトラップ要素としていることを特徴とす
    る請求項2に記載の多波共用アンテナ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2009108735A1 (en) * 2008-02-28 2009-09-03 Motorola, Inc. Dual-band multi-pitch parasitic half-wave (mpph) antenna
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KR101805319B1 (ko) 2016-11-02 2017-12-06 국방과학연구소 다이플렉서 정합구조를 이용한 다대역 전방향 안테나
DE102004053354B4 (de) * 2004-09-06 2021-01-21 Delphi Technologies, Inc. Kurzstab-Antenne

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