JP2001023010A - 携帯電話機を利用した決済方法およびシステム - Google Patents

携帯電話機を利用した決済方法およびシステム

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JP2001023010A
JP2001023010A JP11199143A JP19914399A JP2001023010A JP 2001023010 A JP2001023010 A JP 2001023010A JP 11199143 A JP11199143 A JP 11199143A JP 19914399 A JP19914399 A JP 19914399A JP 2001023010 A JP2001023010 A JP 2001023010A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】容易に普及ができるとともに不正行為を防止す
ることができ、利用者が簡易な操作で決済を行うことが
できる携帯電話機を利用した決済方法およびシステムを
提供する。 【解決手段】携帯電話機2が精算機1と通信を行うとと
もに管理装置3と電話回線を介して接続するように構成
し、管理装置3が携帯電話機2の認証を行うとともに、
精算機1が携帯電話機2を介して管理装置3の認証を行
う。また、携帯電話機2のデータ記憶部24に支払額や
支払対象の品目などを精算情報として記憶しておき、精
算情報を再利用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、携帯電話機を利
用した決済方法およびシステムに関し、特に、容易な操
作で商品取引時等の決済を行うことのできる携帯電話機
を利用した決済方法およびシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話機の普及とともに、携帯
電話機を通話以外の用途で用いることが提案および実行
されている。その代表的なものはデータ通信であり、携
帯電話機によるデータ通信は、モバイルコンピューティ
ングを支える重要な要素となっている。
【0003】この他にも、携帯電話機を通話以外の用途
で用いることの1つとして、携帯電話機を利用して決済
を行うことが提案されており、特開平8−153248
号公報や特開平8−87655号公報等に記載されてい
る。
【0004】特開平8−153248号公報には、携帯
電話機を利用した「自動販売機システム」が記載されて
いる。この自動販売機では、携帯電話機のそれぞれに割
り当てられている電話番号がユニークであることを利用
して、後払い方式による決済を可能としたものである。
【0005】また、特開平8−87655号公報には、
携帯電話機を利用して決済を行う「情報処理システム」
が記載されている。この情報処理システムでは、例え
ば、自動販売機での商品の購入を行う際には、図10に
示すように、自動販売機501で商品を購入する際に、
ICカードが挿入された携帯電話機502を用いて、金
融機関503で決済を行う。
【0006】決済(商品購入)時には、まず、利用者が
自動販売機501の近傍で携帯電話機502に対して商
品の提供を要求する操作を行う(ステップ601)。続
いて、操作を受けた携帯電話機502が販売要求発生の
処理を行い(ステップ602)、自動販売機501に販
売要求を送信する(ステップ603)。販売要求を受け
た自動販売機501は、利用者からの商品選択を受け付
け可能な状態となり(ステップ604)、利用者が商品
の選択を行うと(ステップ605)、代金通知処理を行
って(ステップ606)、携帯電話機502に代金を通
知し(ステップ607)、利用者に対して商品の提供を
行う(ステップ608)。
【0007】一方、代金通知を受けた携帯電話機502
は、当該代金に基づいた未決済情報を内部に挿入されて
いるICカードに記憶する(ステップ609)。その
後、携帯電話機502は、決済要求処理を行って(ステ
ップ610)、電話回線を介して金融機関503に決済
要求を送信する(ステップ611)。決済要求を受けた
金融機関503は、利用者の認証を行い(ステップ61
2)、決済処理を行う(ステップ613)。決済処理が
終了すると、金融機関503は、携帯電話機502に決
済済み通知を送出し(ステップ614)、これを受けた
携帯電話機502がICカードに記憶している未決済情
報を決済済みに更新する情報更新処理を行って(ステッ
プ615)、処理を終了する。
【0008】このような処理を行うことで、利用者は、
キャッシュレスで商品の購入を行うことができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の特開
平8−153248号公報に記載されている自動販売機
システムでは、携帯電話機を個人の識別に利用している
のみで、携帯電話機の有する電話通信機能を利用しては
いない。このため、取引の対象となる自動販売機の全て
に予め使用可能な識別情報を登録(電話番号の登録)す
る必要がある。
【0010】また、特開平8−87655号公報に記載
されている情報処理システムでは、金融機関による携帯
電話機の認証は、携帯電話機のIDや電話番号、ICカ
ード内の情報と金融機関内に設置されたデータベースを
利用して行うことが可能であるが、自動販売機による携
帯電話機の認証は、携帯電話機のIDや電話番号、IC
カード内の情報のみで行うため、ICカードの偽造など
による不正行為が行われる可能性がある。
【0011】容易に普及ができるとともに不正行為を防
止することができ、利用者が簡易な操作で決済を行うこ
とができる携帯電話機を利用した決済方法およびシステ
ムを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、請求項1の発明は、携帯電話機の操作により精算
端末における決済を行う携帯電話機を利用した決済方法
において、前記携帯電話機は、前記精算端末との間で前
記決済に関する情報の送受を行うとともに、無線回線を
介して管理装置との間で通信を行い、前記精算端末は、
前記管理装置から前記携帯電話機を介して送信された決
済情報を受信することにより該決済情報の正偽を認証し
て該決済情報が正であると判定された場合に決済を行う
ことを特徴とする。
【0013】また、請求項2の発明は、請求項1の発明
において、前記決済情報の認証は、前記精算端末が乱数
を生成するとともに、該生成した乱数を前記携帯電話機
を介して前記管理装置へ送信し、前記管理装置から受信
した前記決済情報に所定の暗号化が施された前記乱数が
含まれていた場合を正と判定することを特徴とする。
【0014】また、請求項3の発明は、請求項1の発明
において、前記決済情報の認証は、前記精算端末が乱数
を生成するとともに、該生成した乱数を暗号化して前記
携帯電話機を介して前記管理装置へ送信し、前記管理装
置から受信した前記決済情報に復号された前記乱数が含
まれていた場合を正と判定することを特徴とする。
【0015】また、請求項4の発明は、請求項1の発明
において、前記管理装置は、前記携帯電話機の電話番号
若しくは個体番号に基づいて該携帯電話機が予め登録さ
れたものであるか否かを判定することを特徴とする。
【0016】また、請求項5の発明は、請求項1の発明
において、前記管理装置は、前記携帯電話機の利用者が
該携帯電話機に入力した暗証番号を受信し、該受信した
暗証番号に基づいて前記利用者の正当性を判定すること
を特徴とする。
【0017】また、請求項6の発明は、請求項1の発明
において、前記携帯電話機は、前記精算端末が提示する
未決済額のうち、利用者により指定された額を決済要求
として前記管理装置に送信することを特徴とする。
【0018】また、請求項7の発明は、請求項1の発明
において、前記携帯電話機は、前記決済に関する情報を
記憶し、該記憶した情報を他の機器で利用させることを
特徴とする。
【0019】また、請求項8の発明は、請求項1の発明
において、前記管理装置は、前記携帯電話機の電話番号
若しくは個体番号に基づいて該携帯電話機に対応して設
定された限度額以内の決済であるか否かを判定し、限度
額以内の決済である場合に前記精算端末に対して決済を
許可することを特徴とする。
【0020】また、請求項9の発明は、請求項1の発明
において、携帯電話機の操作により精算端末における決
済を行う携帯電話機を利用した決済システムにおいて、
前記携帯電話機は、前記精算端末との間で決済に関する
情報の送受を行う第1の通信手段と、無線回線を介して
管理装置との間で前記精算端末における決済の許可に関
する情報の送受を行う第2の通信手段とを具備し、前記
精算端末は、前記携帯電話機を介して前記管理装置から
送信された決済情報を受信することにより該決済情報の
正偽を認証する認証手段と、前記認証手段により前記決
済情報が正であると判定された場合に決済を許可する決
済許可制御手段とを具備することを特徴とする。
【0021】また、請求項10の発明は、請求項9の発
明において、前記認証手段は、乱数を生成する乱数生成
手段と、前記乱数生成手段が生成した乱数を前記携帯電
話機を介して前記管理装置へ送信し、前記管理装置から
受信した前記決済情報に所定の暗号化が施された前記乱
数が含まれていた場合を正と判定する判定手段とを具備
することを特徴とする。
【0022】また、請求項11の発明は、請求項9の発
明において、前記認証手段は、乱数を生成する乱数生成
手段と、前記乱数生成手段が生成した乱数を暗号化する
暗号化手段と、前記暗号化手段により暗号化された乱数
を前記携帯電話機を介して前記管理装置へ送信し、前記
管理装置から受信した前記決済情報に復号された前記乱
数が含まれていた場合を正と判定する判定手段とを具備
することを特徴とする。
【0023】また、請求項12の発明は、請求項9の発
明において、前記管理装置は、前記携帯電話機の電話番
号若しくは個体番号に基づいて該携帯電話機が予め登録
されたものであるか否かを判定する携帯電話機認証手段
をさらに具備することを特徴とする。
【0024】また、請求項13の発明は、請求項9の発
明において、前記管理装置は、前記携帯電話機の利用者
が該携帯電話機に入力した暗証番号を受信し、該受信し
た暗証番号に基づいて前記利用者の正当性を判定する利
用者認証手段をさらに具備することを特徴とする。
【0025】また、請求項14の発明は、請求項9の発
明において、前記携帯電話機は、前記精算端末が提示す
る未決済額のうち、利用者により指定された額を決済要
求として前記管理装置に送信する決済額指示手段をさら
に具備することを特徴とする。
【0026】また、請求項15の発明は、請求項9の発
明において、前記携帯電話機は、前記決済に関する情報
を記憶する記憶手段をさらに具備し、前記記憶手段に記
憶した情報を前記第1の通信手段を介して他の機器に転
送することを特徴とする。
【0027】また、請求項16の発明は、請求項9の発
明において、前記携帯電話機は、前記決済に関する情報
を記憶する記憶手段をさらに具備し、前記記憶手段に記
憶した情報を前記第2の通信手段を介して他の機器に転
送することを特徴とする。
【0028】また、請求項17の発明は、請求項9の発
明において、前記管理装置は、前記携帯電話機に対応し
た限度額を管理する限度額管理手段を具備し、前記限度
額管理手段は、前記携帯電話機の電話番号若しくは個体
番号に基づいて該携帯電話機に対応して設定された限度
額以内の決済であるか否かを判定し、限度額以内の決済
である場合に前記精算端末に対して決済を許可すること
を特徴とする。
【0029】また、請求項18の発明は、請求項9の発
明において、前記第1の通信手段は、光通信手段である
ことを特徴とする。
【0030】また、請求項19の発明は、請求項9の発
明において、前記第1の通信手段は、音響通信手段であ
ることを特徴とする。
【0031】また、請求項20の発明は、請求項9の発
明において、前記第1の通信手段は、無線通信手段であ
ることを特徴とする。
【0032】また、請求項21の発明は、決済を行う精
算端末との間で該決済に関する情報の送受を行う第1の
通信手段と、無線回線を介して管理装置との間で前記精
算端末における決済の可否に関する情報の送受を行う第
2の通信手段とを具備することを特徴とする。
【0033】また、請求項22の発明は、携帯電話機と
の間で決済の可否に関する情報の送受を行う第1の通信
手段と、前記第1の通信手段と前記携帯電話機とを介し
て管理装置に決済に関する要求情報を送出する決済要求
送出手段と、前記第1の通信手段と前記携帯電話機とを
介して前記管理装置から送信された決済情報を受信する
ことにより該決済情報の正偽を認証する認証手段と、前
記認証手段により前記決済情報が正であると判定された
場合に決済を許可する決済許可制御手段とを具備するこ
とを特徴とする。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る携帯電話機
を利用した決済方法およびシステムの一実施の形態につ
いて、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0035】図1は、この発明に係る携帯電話機を利用
した決済システムの概略構成を示すブロック図である。
同図に示すように、決済システムは、精算機1と携帯電
話機2、管理装置3により構成される。
【0036】精算機1は、携帯電話機2との間で通信を
行う通信部11と精算機1の全体を制御する制御部1
2、商品情報等を記憶するデータ記憶部13を具備して
構成される。この精算機1は、例えば、店舗におけるレ
ジスタの一部や映画館等の入場ゲートの一部、自動販売
機の一部として配設され、決済に利用される。
【0037】携帯電話機2は、精算機1を利用する利用
者が所有するもので、精算機1との間で通信を行う通信
部21と、携帯電話機2の全体を制御する制御部22、
通話やデータ転送を行うための電話通信部23、処理し
た決済に関する情報(ログ情報等)を記憶するデータ記
憶部24、アンテナ25を具備して構成される。なお、
この携帯電話機2は、通信方式(電話)はどのようなも
のでもよく、簡易携帯電話機(PHS)や自動車電話等
を含むものとする。
【0038】管理装置3は、精算機1を管理する会社や
決済管理を代行する会社、金融機関等に設置されるもの
で、電話通信部31と、管理装置3の全体を制御する制
御部32、電話番号等の利用者に関する各種データを記
憶するデータ記憶部33を具備して構成され、電話回線
41を介して基地局40(実際には、電話事業者の交換
機)に接続されている。
【0039】ここで、通信部11と通信部21について
説明する。通信部11と通信部21は、精算機1と携帯
電話機2の間でデータの授受を行えればよく、その通信
形態はどのようなものであってもよいが、ここでは、例
として、光、音、電波により通信を行う場合を説明す
る。
【0040】図2乃至4は、各々、光、音、電波により
通信を行う場合の通信部11と通信部21の構成を示し
た図である。
【0041】図2に示すように、精算機1と携帯電話機
2の間で光通信によりデータの授受を行う場合には、通
信部11a(通信部11に対応)は、精算機1の内部の
信号を使用する通信プロトコルに対応した信号に変換し
たり、その逆の変換処理等を行う信号処理部50と、電
気信号を光信号に変換するとともに光信号を電気信号に
変換する光−電気変換部51、データ送信時に光(赤外
光)を発光する発光部52、データ受信時に光を受信す
る受光部53を具備して構成される。同様に、通信部2
1a(通信部21に対応)は、携帯電話機2の内部の信
号と使用する通信プロトコルに応じた信号との変換等の
処理を行う信号処理部55、電気信号と光信号の変更を
行う光−電気変換部56、発光部57、受光部58を具
備して構成される。
【0042】また、精算機1と携帯電話機2の間で音に
よりデータの授受を行う場合には、図3に示すように、
通信部11b(通信部11に対応)は、精算機1の内部
の信号と使用する通信プロトコルに対応した信号との変
換等を行う信号処理部60と、電気信号と音声信号との
変換を行う音声−電気変換部61、データ送信時に音
(可聴音や超音波等)を発するスピーカ62、データ受
信時に音を受けるマイク63を具備して構成される。同
様に、通信部21b(通信部21に対応)は、携帯電話
機2の内部の信号と使用する通信プロトコルに応じた信
号との変換等の処理を行う信号処理部65、電気信号と
音声信号の変更を行う音声−電気変換部66、スピーカ
67、マイク68を具備して構成される。なお、通信部
21bのスピーカ67とマイク68は、携帯電話機2の
通話用のスピーカとマイクを共用してもよい。
【0043】精算機1と携帯電話機2の間で無線(電
波)によりデータの授受を行う場合には、図4に示すよ
うに、通信部11c(通信部11に対応)は、精算機1
の内部の信号と使用する通信プロトコルに対応した信号
との変換等を行う信号処理部70と、電気信号と無線信
号との変換を行う無線部71、無線信号を所定の周波数
の電波にのせて送出する送信部72、受信した電波から
無線信号を抽出する受信部73、アンテナ74を具備し
て構成される。同様に、通信部21c(通信部21に対
応)は、携帯電話機2の内部の信号と使用する通信プロ
トコルに対応した信号との変換等を行う信号処理部75
と、電気信号と無線信号との変換を行う無線部76、送
信部77、受信部78、アンテナ79を具備して構成さ
れる。なお、通信部11cと通信部21c間の通信で使
用する電波の周波数を所定の値とすることで、通信部2
1cのアンテナ79を無線電話機2のアンテナ24と共
用することができる。
【0044】次に、この決済システムにおける決済(精
算)処理について説明する。図5は、決済処理の流れを
示した図であり、図6は、携帯電話機2の操作を説明す
るための図である。なお、以下の説明における精算機1
と携帯電話機2の間の通信は、通信部11と通信部21
を介して行われ、携帯電話機2と管理装置3の間の通信
は、電話回線(無線回線を含む)を介して行われる。ま
た、特に明記しない限り、精算機1と無線電話機2、管
理装置3が送受信する信号は、各々制御部12、制御部
22、制御部32で処理されるものとする。
【0045】携帯電話機2は、図6(a)に示すよう
に、表示部26とキー入力部27が具備されている。こ
こで、利用者9が携帯電話機2のキー入力部27の操
作、例えば、F99と入力することで精算機1を利用す
る精算開始操作となる(図5のステップ101)。利用
者9により精算開始操作がなされると、携帯電話機2
は、精算機1に精算要求信号を送信する(ステップ10
2)。精算要求信号を受けた精算機1は、精算処理が可
能な状態であれば、精算許可信号を携帯電話機2に送信
する(ステップ103)。
【0046】精算許可信号を受けた携帯電話機2は、表
示部26に図6(b)に示すような精算可能表示画面を
表示する(ステップ104)。続いて、利用者9により
支払額を指定する操作がなされると(ステップ10
5)、携帯電話機2は、精算機1に支払額指示信号を送
出する(ステップ106)。支払額指示信号を受けた精
算機1は、決済要求処理を行う(ステップ107)。
【0047】ここで、利用者9が支払額の指定を行って
いるのは、精算機1の支払方法が単一ではなく、複数の
利用者9が個々の携帯電話機2を利用して割勘決済を行
ったり、現金やクレジットカード等の別の決済処理と併
用することができるようにしているためである。また、
当然のことながら、入場ゲートでの決済等のように単一
な支払が好ましい場合には、精算機1側で支払額を指定
するようにすることも可能である。
【0048】決済要求処理は、利用者9により指示され
た支払額や当該支払対象となる品目(商品名等)等の精
算情報を生成するとともに乱数を発生し、これらの精算
情報と乱数、管理装置3の電話番号を含めた決済要求信
号を生成する処理である。
【0049】決済要求信号を生成した精算機1は、この
決済要求信号を携帯電話機2に送信する(ステップ10
8)。決済要求信号を受けた携帯電話機2は、受信した
決済要求信号に基づいて表示部26に図6(c)に示す
ような確認表示画面を表示する(ステップ109)。こ
の後、利用者9により確認操作がなされると(ステップ
110)、携帯電話機2は、決済要求信号に基づいて、
管理装置3に対する発呼を行う(ステップ111、11
2)。
【0050】管理装置3では、着呼後に電話番号や機器
IDなどに基づいて携帯電話機2の認証を行う(ステッ
プ113)。この認証は、データ記憶部33に予め登録
されている情報に基づいて行われる。なお、携帯電話機
2の認証時に利用者9に対して暗証番号の入力を促し、
利用者9の認証も併せて行うようにしてもよい。
【0051】携帯電話機2の認証を行うと、管理装置3
は、その応答を携帯電話機2に返し(ステップ11
4)、これを受けた携帯電話機2が、決済要求信号を管
理装置3へ送信する(ステップ115)。決済要求信号
を受けた管理装置3は、当該信号に基づいて仮決済処理
を行う(ステップ116)。
【0052】仮決済処理は、様々な決済方法が考えられ
るが、利用者9と決済額とを単に記録しておく程度の処
理でもよい。
【0053】続いて、管理装置3は、精算機1が発生し
て決済要求信号に含めた乱数を含めた決済許可信号(決
済要求信号と決済許可信号に含まれている乱数は、いず
れかが暗号化されている。詳細は後述する)を携帯電話
機2に送信し(ステップ117)、携帯電話機2は、受
信した決済許可信号を精算機1に送信する(ステップ1
18)。決済許可信号を受信した精算機1は、当該信号
に基づいて管理装置3の認証処理を行う(ステップ11
9)。
【0054】精算機1による管理装置3の認証処理は、
ステップ107の決済要求処理時に発生した乱数に基づ
いて行う。例えば、精算機1が決済要求処理時に発生し
た乱数を所定の暗号化アルゴリズムにより暗号化して決
済要求信号に含めた場合、管理装置3がこれを復号して
決済許可信号に含め、これを受信した精算機1が先に発
生した乱数と比較し、両者が一致した場合に決済許可信
号が所定の暗号化アルゴリズムによる復号が可能な管理
装置3から送られたものとして当該管理装置3を認証す
る。
【0055】また、これとは逆に、精算機1が決済要求
処理時に発生した乱数をそのまま決済要求信号に含め、
これを管理装置3が所定の暗号化アルゴリズムで暗号化
して決済許可信号に含めるように構成し、精算機1が受
信した決済許可信号に含まれている暗号化された乱数を
復号し、これを先に発生した乱数と比較することによっ
ても同様の認証処理を行うことができる。つまり、精算
機1による管理装置3の認証は、その両者が同一の暗号
鍵を有するか否かを検証していることになる。精算機1
による管理装置3の認証処理が終了すると、精算機1
は、精算処理を行う(ステップ120)。精算処理は、
精算機1の種別、つまり、精算機1がレジスタの一部で
ある場合や入場ゲートの場合などによって異なる。例え
ば、レジスタの場合には、現金の受領を行った場合と同
様の処理を行い、入場ゲートの場合には、ゲートを開放
する。
【0056】続いて、精算機1は、携帯電話機2に対し
て決済完了通知を送信する(ステップ121)。決済完
了通知を受けた携帯電話機2は、管理装置3に対して決
済完了通知を送信し(ステップ122)、その応答を待
って(ステップ123)、回線を切断し(ステップ12
4)、決済要求信号に含まれていた精算情報をデータ記
憶部24に保存する(ステップ125)。
【0057】一方、決済完了通知を受けた管理装置3
は、先に仮決済した支払額に対する本決済処理を行い
(ステップ126)、これにより決済処理は終了する。
【0058】なお、管理装置3のデータ記憶部33に、
利用者9若しくは携帯電話機2毎の制限情報を記録して
おき、ステップ116の仮決済処理の際に制限情報を参
照して、決済の可否を決定し、未成年に対する酒類の販
売や入場の制限をかけたり、支払額の限度額を設定して
おくこともできる。支払額に限度額を設定した場合に
は、管理装置3は、支払額の一部のみを決済して残額を
未決済情報とした決済許可信号を送信する。ただし、先
に説明したように精算機1が入場ゲートなどのように単
一決済を所望している場合には、決済不許可信号を送信
する。
【0059】また、この決済システムを利用して行った
決済に対してポイント等によるプレミアムを付加するよ
うにしてもよい。
【0060】次に、この決済システムにおける決済処理
の第2例について説明する。図7は、第2例における決
済処理の流れを示した図である。
【0061】なお、ここでの処理は、上述した決済処理
(図5参照)とは、各機器間の信号の流れや処理順序が
異なるだけで各処理内容は同一であるため、各処理内容
の詳細な説明は省略する。
【0062】まず、利用者9(若しくは店員等)が精算
機1に対して精算開始操作を行うと(ステップ20
1)、精算機1は決済要求処理を行い(ステップ20
2)、携帯電話機2に対して決済要求信号を送信する
(ステップ203)。決済要求信号を受信した携帯電話
機2は、表示部26に精算が可能である旨を表示する
(ステップ204)。
【0063】続いて、利用者9により支払額設定操作が
行われると(ステップ205)、携帯電話機2は、その
確認のための表示を行い(ステップ206)、これを受
けて利用者9が確認操作を行うと(ステップ207)、
管理装置3に対して発呼する(ステップ208、20
9)。
【0064】管理装置3では、着呼後に電話番号や機器
IDなどに基づいて携帯電話機2の認証を行い(ステッ
プ210)、その応答を携帯電話機2に返す(ステップ
211)。応答を受けた携帯電話機2は、決済要求信号
を管理装置3へ送信し(ステップ212)、これをを受
けた管理装置3が、当該信号に基づいて仮決済処理を行
う(ステップ213)。
【0065】続いて、管理装置3が、決済許可信号を携
帯電話機2に送信し(ステップ214)、携帯電話機2
は、受信した決済許可信号を精算機1に送信する(ステ
ップ215)。決済許可信号を受信した精算機1は、当
該信号に基づいて管理装置3の認証処理を行う(ステッ
プ216)。
【0066】認証処理が終了すると、精算機1は、精算
処理を行い(ステップ217)、携帯電話機2に対して
決済完了通知を送信する(ステップ218)。決済完了
通知を受けた携帯電話機2は、管理装置3に対して決済
完了通知を送信し(ステップ219)、その応答を待っ
て(ステップ220)、回線を切断し(ステップ22
1)、精算情報をデータ記憶部24に保存する(ステッ
プ222)。
【0067】一方、決済完了通知を受けた管理装置3
は、先に仮決済した支払額に対する本決済処理を行い
(ステップ223)、これにより決済処理は終了する。
【0068】ところで、上述の決済処理の説明では、い
ずれも利用者9による確認操作(ステップ110、20
7)の後で携帯電話機2は発呼を行っている。しかしな
がら、管理代行会社のように管理装置3を一括して管理
した場合には、携帯電話機2からは常に同じ電話番号に
発呼することになるため、早い段階で発呼を行うことが
できる。
【0069】図8は、第3例における決済処理の流れを
示した図である。
【0070】なお、ここで説明する決済処理では、発呼
のタイミングが異なるだけで、基本的な処理は図5に示
した決済処理と同様である。また、ここでの説明は省略
するが、図7に示した決済処理においても、発呼のタイ
ミングを異ならせることができる。
【0071】さて、利用者9が携帯電話機2のキー入力
部27から精算開始操作を行うと(ステップ301)、
携帯電話機2は、予め設定されている電話番号に基づい
て、管理装置3に対して発呼を行う(ステップ302、
303)。
【0072】管理装置3では、着呼後に電話番号や機器
IDなどに基づいて携帯電話機2の認証を行い(ステッ
プ304)、認証に成功すればその応答を返す(ステッ
プ305)。
【0073】続いて、携帯電話機2は、精算機1に決済
要求信号を送信する(ステップ306)。決済要求信号
を受けた精算機1は、精算処理が可能な状態であれば、
精算許可信号を携帯電話機2に送信する(ステップ30
7)。
【0074】精算許可信号を受けた携帯電話機2は、精
算可能表示画面を表示し(ステップ308)、利用者9
により支払額を設定する操作がなされると(ステップ3
09)、携帯電話機2は、精算機1に支払額指示信号を
送出する(ステップ310)。支払額指示信号を受けた
精算機1は、決済要求処理を行う(ステップ311)。
【0075】決済要求信号を生成した精算機1は、この
決済要求信号を携帯電話機2に送信する(ステップ31
2)。決済要求信号を受けた携帯電話機2は、受信した
決済要求信号に基づいて確認表示画面を表示し(ステッ
プ313)、この後、利用者9により確認操作がなされ
ると(ステップ314)、携帯電話機2は、決済要求信
号を管理装置3へ送信する(ステップ315)。
【0076】決済要求信号を受けた管理装置3は、当該
信号に基づいて仮決済処理を行い(ステップ316)、
決済許可信号を携帯電話機2に送信する(ステップ31
7)。決済許可信号を受信した携帯電話機2は、これを
精算機1に送信し(ステップ318)、決済許可信号を
受信した精算機1は、当該信号に基づいて管理装置3の
認証処理を行う(ステップ319)。
【0077】認証処理が終了すると、精算機1は、精算
処理を行い(ステップ320)、携帯電話機2に対して
決済完了通知を送信する(ステップ321)。決済完了
通知を受けた携帯電話機2は、管理装置3に対して決済
完了通知を送信し(ステップ322)、その応答を待っ
て(ステップ323)、回線を切断し(ステップ32
4)、精算情報をデータ記憶部24に保存する(ステッ
プ325)。
【0078】一方、決済完了通知を受けた管理装置3
は、先に仮決済した支払額に対する本決済処理を行い
(ステップ326)、これにより決済処理は終了する。
【0079】なお、図8に示したように、利用者9によ
る利用操作(ステップ301)の直後に携帯電話機2が
発呼を行ったとしても、パケット通信サービスのような
データ転送を行う場合には、発呼のタイミング差による
データ通信料の差はなくなることになる。
【0080】ところで、上述した決済処理の各例では、
携帯電話機2は、精算情報をデータ記憶部24に記憶し
ているが、この精算情報は、家計簿等の統計情報として
利用することができる。
【0081】例えば、図9(a)に示すように、PC
(パーソナル・コンピュータ)8が、携帯電話機2の通
信部21と通信可能な通信部81を具備している場合に
は、通信部21と通信部81を介してデータ記憶部24
に保存されている精算情報をPC8に転送することがで
きる。
【0082】また、PC8が通信部81を具備していな
い場合には、PC8と携帯電話機2の間をデータ通信用
のケーブルで接続したり、図9(b)に示すようにPC
8がモデム(TA:ターミナル・アダプタを含む)82
を具備している場合には電話回線を介して精算情報の転
送が可能である。
【0083】転送された精算情報は、アプリケーション
で直接読み出すか、任意のデータ形式に変換して処理す
ることが可能となる。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、管理装置が携帯電話機の認証を行うとともに、精算
機が携帯電話機を介して管理装置の認証を行うように構
成したため、偽装信号による不正を防止するとともに、
容易な操作により決済処理を行うことが可能となり、複
数の携帯電話機による割勘決済や他の決済方法との併用
などに柔軟に対応することができる。
【0085】また、支払額のみでなく、支払対象の品目
等を精算情報として扱うため、管理装置側では決済に制
限をかけることが可能となり、携帯電話機では、精算情
報を保存しておき、家計簿等の情報として利用すること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る携帯電話機を利用した決済シス
テムの概略構成を示すブロック図。
【図2】光により通信を行う場合の通信部11と通信部
21の構成を示した図。
【図3】音により通信を行う場合の通信部11と通信部
21の構成を示した図。
【図4】電波により通信を行う場合の通信部11と通信
部21の構成を示した図。
【図5】決済処理の流れを示した図。
【図6】携帯電話機2の操作を説明するための図。
【図7】第2例における決済処理の流れを示した図。
【図8】第3例における決済処理の流れを示した図。
【図9】携帯電話機2とPC8の間のデータ転送方法を
説明するための図。
【図10】従来の商品販売処理の流れを示した図。
【符号の説明】
1 精算機 2 携帯電話機 3 管理装置 8 PC 11、11a、11b、11c 通信部 12 制御部 13 データ記憶部 21、21a、21b、21c 通信部 22 制御部 23 電話通信部 24 データ記憶部 25 アンテナ 26 表示部 27 キー入力部 31 電話通信部 32 制御部 33 データ記憶部 40 基地局 41 電話回線 50 信号処理部 51 光−電気変換部 52 発光部 53 受光部 55 信号処理部 56 光−電気変換部 57 発光部 58 受光部 60 信号処理部 61 音声−電気変換部 62 スピーカ 63 マイク 65 信号処理部 66 音声−電気変換部 67 スピーカ 68 マイク 70 信号処理部 71 無線部 72 送信部 73 受信部 74 アンテナ 75 信号処理部 76 無線部 77 送信部 78 受信部 79 アンテナ 81 通信部 82 モデム(TA)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 品田 裕昭 東京都千代田区内幸町2丁目2番2号 株 式会社日本コンラックス内 Fターム(参考) 3E044 AA01 BA10 CA02 CA03 DA06 DC01 DC06 DD01 DE01

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯電話機の操作により精算端末におけ
    る決済を行う携帯電話機を利用した決済方法において、 前記携帯電話機は、前記精算端末との間で前記決済に関
    する情報の送受を行うとともに、無線回線を介して管理
    装置との間で通信を行い、 前記精算端末は、前記管理装置から前記携帯電話機を介
    して送信された決済情報を受信することにより該決済情
    報の正偽を認証して該決済情報が正であると判定された
    場合に決済を行うことを特徴とする携帯電話機を利用し
    た決済方法。
  2. 【請求項2】 前記決済情報の認証は、 前記精算端末が乱数を生成するとともに、該生成した乱
    数を前記携帯電話機を介して前記管理装置へ送信し、前
    記管理装置から受信した前記決済情報に所定の暗号化が
    施された前記乱数が含まれていた場合を正と判定するこ
    とを特徴とする請求項1記載の携帯電話機を利用した決
    済方法。
  3. 【請求項3】 前記決済情報の認証は、 前記精算端末が乱数を生成するとともに、該生成した乱
    数を暗号化して前記携帯電話機を介して前記管理装置へ
    送信し、前記管理装置から受信した前記決済情報に復号
    された前記乱数が含まれていた場合を正と判定すること
    を特徴とする請求項1記載の携帯電話機を利用した決済
    方法。
  4. 【請求項4】 前記管理装置は、 前記携帯電話機の電話番号若しくは個体番号に基づいて
    該携帯電話機が予め登録されたものであるか否かを判定
    することを特徴とする請求項1記載の携帯電話機を利用
    した決済方法。
  5. 【請求項5】 前記管理装置は、 前記携帯電話機の利用者が該携帯電話機に入力した暗証
    番号を受信し、該受信した暗証番号に基づいて前記利用
    者の正当性を判定することを特徴とする請求項1記載の
    携帯電話機を利用した決済方法。
  6. 【請求項6】 前記携帯電話機は、 前記精算端末が提示する未決済額のうち、利用者により
    指定された額を決済要求として前記管理装置に送信する
    ことを特徴とする請求項1記載の携帯電話機を利用した
    決済方法。
  7. 【請求項7】 前記携帯電話機は、 前記決済に関する情報を記憶し、該記憶した情報を他の
    機器で利用させることを特徴とする請求項1記載の携帯
    電話機を利用した決済方法。
  8. 【請求項8】 前記管理装置は、 前記携帯電話機の電話番号若しくは個体番号に基づいて
    該携帯電話機に対応して設定された限度額以内の決済で
    あるか否かを判定し、限度額以内の決済である場合に前
    記精算端末に対して決済を許可することを特徴とする請
    求項1記載の携帯電話機を利用した決済方法。
  9. 【請求項9】 携帯電話機の操作により精算端末におけ
    る決済を行う携帯電話機を利用した決済システムにおい
    て、 前記携帯電話機は、 前記精算端末との間で決済に関する情報の送受を行う第
    1の通信手段と、 無線回線を介して管理装置との間で前記精算端末におけ
    る決済の許可に関する情報の送受を行う第2の通信手段
    とを具備し、 前記精算端末は、 前記携帯電話機を介して前記管理装置から送信された決
    済情報を受信することにより該決済情報の正偽を認証す
    る認証手段と、 前記認証手段により前記決済情報が正であると判定され
    た場合に決済を許可する決済許可制御手段とを具備する
    ことを特徴とする携帯電話機を利用した決済システム。
  10. 【請求項10】 前記認証手段は、 乱数を生成する乱数生成手段と、 前記乱数生成手段が生成した乱数を前記携帯電話機を介
    して前記管理装置へ送信し、前記管理装置から受信した
    前記決済情報に所定の暗号化が施された前記乱数が含ま
    れていた場合を正と判定する判定手段とを具備すること
    を特徴とする請求項9記載の携帯電話機を利用した決済
    システム。
  11. 【請求項11】 前記認証手段は、 乱数を生成する乱数生成手段と、 前記乱数生成手段が生成した乱数を暗号化する暗号化手
    段と、 前記暗号化手段により暗号化された乱数を前記携帯電話
    機を介して前記管理装置へ送信し、前記管理装置から受
    信した前記決済情報に復号された前記乱数が含まれてい
    た場合を正と判定する判定手段とを具備することを特徴
    とする請求項9記載の携帯電話機を利用した決済システ
    ム。
  12. 【請求項12】 前記管理装置は、 前記携帯電話機の電話番号若しくは個体番号に基づいて
    該携帯電話機が予め登録されたものであるか否かを判定
    する携帯電話機認証手段をさらに具備することを特徴と
    する請求項9記載の携帯電話機を利用した決済システ
    ム。
  13. 【請求項13】 前記管理装置は、 前記携帯電話機の利用者が該携帯電話機に入力した暗証
    番号を受信し、該受信した暗証番号に基づいて前記利用
    者の正当性を判定する利用者認証手段をさらに具備する
    ことを特徴とする請求項9記載の携帯電話機を利用した
    決済システム。
  14. 【請求項14】 前記携帯電話機は、 前記精算端末が提示する未決済額のうち、利用者により
    指定された額を決済要求として前記管理装置に送信する
    決済額指示手段をさらに具備することを特徴とする請求
    項9記載の携帯電話機を利用した決済システム。
  15. 【請求項15】 前記携帯電話機は、 前記決済に関する情報を記憶する記憶手段をさらに具備
    し、 前記記憶手段に記憶した情報を前記第1の通信手段を介
    して他の機器に転送することを特徴とする請求項9記載
    の携帯電話機を利用した決済システム。
  16. 【請求項16】 前記携帯電話機は、 前記決済に関する情報を記憶する記憶手段をさらに具備
    し、 前記記憶手段に記憶した情報を前記第2の通信手段を介
    して他の機器に転送することを特徴とする請求項9記載
    の携帯電話機を利用した決済システム。
  17. 【請求項17】 前記管理装置は、 前記携帯電話機に対応した限度額を管理する限度額管理
    手段を具備し、 前記限度額管理手段は、 前記携帯電話機の電話番号若しくは個体番号に基づいて
    該携帯電話機に対応して設定された限度額以内の決済で
    あるか否かを判定し、限度額以内の決済である場合に前
    記精算端末に対して決済を許可することを特徴とする請
    求項9記載の携帯電話機を利用した決済システム。
  18. 【請求項18】 前記第1の通信手段は、 光通信手段であることを特徴とする請求項9記載の携帯
    電話機を利用した決済システム。
  19. 【請求項19】 前記第1の通信手段は、 音響通信手段であることを特徴とする請求項9記載の携
    帯電話機を利用した決済システム。
  20. 【請求項20】 前記第1の通信手段は、 無線通信手段であることを特徴とする請求項9記載の携
    帯電話機を利用した決済システム。
  21. 【請求項21】 決済を行う精算端末との間で該決済に
    関する情報の送受を行う第1の通信手段と、 無線回線を介して管理装置との間で前記精算端末におけ
    る決済の可否に関する情報の送受を行う第2の通信手段
    とを具備することを特徴とする携帯電話機。
  22. 【請求項22】 携帯電話機との間で決済の可否に関す
    る情報の送受を行う第1の通信手段と、 前記第1の通信手段と前記携帯電話機とを介して管理装
    置に決済に関する要求情報を送出する決済要求送出手段
    と、 前記第1の通信手段と前記携帯電話機とを介して前記管
    理装置から送信された決済情報を受信することにより該
    決済情報の正偽を認証する認証手段と、 前記認証手段により前記決済情報が正であると判定され
    た場合に決済を許可する決済許可制御手段とを具備する
    ことを特徴とする精算端末。
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