JP2001022486A - 電子機器およびコンピュータシステム - Google Patents

電子機器およびコンピュータシステム

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JP2001022486A
JP2001022486A JP11193105A JP19310599A JP2001022486A JP 2001022486 A JP2001022486 A JP 2001022486A JP 11193105 A JP11193105 A JP 11193105A JP 19310599 A JP19310599 A JP 19310599A JP 2001022486 A JP2001022486 A JP 2001022486A
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connector
signal
wiring
signals
data
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JP11193105A
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Ryoji Ninomiya
良次 二宮
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】信号間のスキューを最小限に抑えられるように
し、コネクタを介した高速シリアルインターフェイスの
実現を図る。 【解決手段】C1,C2,C3が上列に配置されたコネ
クタタイプ#1の端子であり、D1,D2,D3は下列
に配置されたコネクタタイプ#2の端子である。信号A
1,A2,A3それぞれに対応する信号配線103,1
04,105は、図示のようにコネクタタイプ#1のコ
ネクタ端子C1,C2,C3に接続されている。また、
信号B1,B2,B3それぞれに対応する信号配線10
6,108,109は、コネクタタイプ#2のコネクタ
端子D1,D2,D3に接続されている。このように、
遅延量を合わせることが必要な特定の複数の信号同士を
互いにコネクタタイプが同一のコネクタ端子にアサイン
することにより、それら信号間のスキューを最小限に抑
えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高速シリアルインタ
ーフェイスを有する電子機器およびコンピュータシステ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携行が容易でバッテリにより動作
可能なノートブックタイプのパーソナルコンピュータ
(以下、ノートPCと称する)が種々開発されている。
ノートPCの中には、その機能拡張のために、拡張ユニ
ットに必要に応じて装着できるように構成されているも
のがある。ノートPC本体から拡張ユニットのリソース
を有効利用できるようにするためには、ノートPC本体
のバスと拡張ユニット内のバスとを接続することが重要
である。このバス接続により、拡張ユニット内のバス上
のデバイスをノートPC本体内のデバイスと同様に扱う
ことが可能になる。
【0003】多くのパーソナルコンピュータでは、PC
Iバス(Peripheral Component Interconnect Bus)が
使用されている。したがって、ノートPC本体と拡張ユ
ニットとの間のバス接続は、PCIバスの信号線群の数
に相当する多数のピンを有するドッキング用コネクタを
ノートPC本体側と拡張ユニット側にそれぞれ設け、そ
のドッキング用コネクタを介して両者のPCIバスを物
理的に接続することによって行うのが通常である。
【0004】しかし、この構成では、ドッキング用コネ
クタの実装に多くの面積が必要とされるため、ノートP
C本体の小型化・薄型化を図る上では不利である。さら
に、ノートPC本体側と拡張ユニット側それぞれのコネ
クタ実装位置を合わせなければならないため、新たな製
品開発を行う上では、物理的な筐体構造に制約が加わる
ことになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、PCIバス間
を高速シリアルインターフェイスによって接続する技術
の開発が要求され始めている。高速シリアルインターフ
ェイスを利用することにより、ノートPC本体と拡張ユ
ニット間を、細くて柔軟なシリアルケーブルによって接
続することが可能となる。
【0006】しかし、高速シリアルインターフェイスを
実現するためには、PCIバスクロックの10倍程度の
高周波クロックを使用することが必要となる。このた
め、ノートPC本体と拡張ユニットとの間で複数の信号
をシリアル転送するシステムを実際に実現する場合に
は、信号同士の遅延差(スキュー)を例えば100ps
以内に抑えなければならない、といった厳しい条件が要
求されることが予想される。特に、ノートPC本体と拡
張ユニットとの間でシリアル転送を行う場合には、各信
号は、両者をケーブル接続するためのコネクタを経由し
て伝送されるため、コネクタ周りのスキュー対策が重要
となる。
【0007】一般に、コネクタに対する信号のピンアサ
インは実装上の都合等によって決定されるのが通常であ
るが、この方式では、十分なスキュー対策を行うことは
困難である。コネクタは端子によって内部構造が異なる
場合があり、内部構造が異なる端子間ではコンタクト長
やインダクタンス、容量が異なるからである。使用する
信号の周波数帯域が低い場合にはさほど問題とならない
が、周波数帯域が高くなるにつれ、端子構造の違いによ
る影響が現れてくる。
【0008】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、信号間のスキューを最小限に抑えられるように
し、高速インターフェイスの実現に好適な電子機器およ
びコンピュータシステムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明の電子機器は、端子構造の違いにより少なく
とも2以上のコネクタタイプに分割される複数のコネク
タ端子を有するコネクタと、前記コネクタを介して他の
ユニットと複数の信号の伝送を行う信号伝送回路と、前
記信号伝送回路と前記コネクタ間を接続するための信号
配線とを具備し、前記複数の信号の中で遅延量を合わせ
るべき特定の複数の信号それぞれの信号配線について
は、互いにコネクタタイプが同一のコネクタ端子に接続
されていることを特徴とする。
【0010】この電子機器においては、コネクタの端子
構造を考慮し、高速信号の中で信号同士の遅延量を合わ
せることが必要な特定の複数の信号については、互いに
コネクタタイプが同一のコネクタ端子に接続されてい
る。これにより、高速信号のスキューを最小限に抑える
ことができ、高速信号を安定して他のユニットへ送信す
ることができる。
【0011】また、前記特定の複数の信号それぞれの信
号配線については、それらが接続されるコネクタ端子と
前記信号伝送回路との間の配線長が互いに同一値になる
ような配線パターンを有することを特徴とする。通常、
コネクタにおいては、コネクタタイプが異なるコネクタ
端子が交互に配置されることが多いが、このように配線
パターンによって信号配線間の配線長を同じにすること
により、コネクタタイプが同一のコネクタ端子に接続さ
れる信号配線それぞれの配線長を容易に同一にすること
が可能となる。
【0012】また、前記複数の信号に、コネクタを介し
て他のユニットへ送信される送信信号群と前記コネクタ
を介して他のユニットから受信される受信信号群とが含
まれている場合には、前記複数の信号を前記送信信号群
と受信信号群とを分け、送信信号群それぞれの信号配線
については第1コネクタタイプのコネクタ端子に接続
し、受信信号群それぞれの信号配線については第2コネ
クタタイプのコネクタ端子に接続することが好ましい。
これにより、送信信号同士、および受信信号同士のスキ
ューを最小限に抑えることができる。
【0013】また、前記信号配線に、データをシリアル
伝送するためのデータ信号線と、それに対応するクロッ
ク信号を伝送するためのクロック信号線とが少なくとも
含まれている場合には、前記データ信号線およびクロッ
ク信号線を、互いにコネクタタイプが同一のコネクタ端
子に接続することが好ましい。
【0014】これにより、データとクロック信号との間
のスキューを最小限に抑えることができ、受信側ではク
ロック信号を用いて、シリアルデータを正しく検出する
ことができる。また、この場合には、前記送信信号群そ
れぞれの信号配線、および前記受信信号群それぞれの信
号配線を、プリント回路基板上の互いに異なる層に配置
することにより、送信信号群それぞれの信号配線同士の
配線長の等長化、および受信信号群それぞれの信号配線
同士の配線長の等長化を容易に実現することが可能とな
る。
【0015】また、本発明は、多ビット幅の並列伝送路
から構成されたバスを有し、そのバス上で実行されるト
ランザクションを、外部ユニットにシリアル転送するこ
とが可能なコンピュータシステムであって、端子構造の
違いにより少なくとも2以上のコネクタタイプに分割さ
れる複数のコネクタ端子を有するコネクタと、所定のシ
リアル転送クロックに基づいて、前記トランザクション
の伝達に必要な情報をパラレルデータからシリアルデー
タに変換する並直変換手段と、前記シリアルデータ、お
よび前記シリアル転送クロックを、前記コネクタを介し
て前記他のユニットにシリアル転送する信号伝送回路
と、前記信号伝送回路と前記コネクタ間を接続するため
の信号配線とを具備し、前記シリアルデータおよび前記
シリアル転送クロックそれぞれの信号配線については、
互いにコネクタタイプが同一のコネクタ端子に接続され
ていることを特徴とする。
【0016】これにより、シリアルデータとシリアル転
送クロックと間のスキューを最小限に抑えた状態で、バ
ス上のトランザクションを高速シリアル転送によって他
のユニットへ送信することが可能となる。
【0017】また、シリアル転送性能を高めるために、
シリアルデータを2系統の信号配線を介して並列にシリ
アル転送する構成を適用した場合には、第1および第2
のデータ信号配線とクロック信号配線を互いにコネクタ
タイプが同一のコネクタ端子に接続することが好まし
い。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。
【0019】図1には、本発明の一実施形態に係るコン
ピュータシステムで使用される高速信号インターフェイ
ス部の構成が示されている。このコンピュータシステム
はノートブックタイプのパーソナルコンピュータ(P
C)であり、そのPC本体100内にシステムボードと
して搭載されているプリント回路基板(PCB)100
a上には、シリアル転送コントローラ101が実装され
ている。
【0020】シリアル転送コントローラ101は、複数
の高速シリアル信号をコネクタ102を介して外部ユニ
ットとの間で送受信する。外部ユニットとしては、PC
本体100の機能拡張のためにそのPC本体100に必
要に応じてケーブル接続可能なドッキングステーション
等が使用される。ケーブル側のコネクタ110をPC本
体100のコネクタ102に接続することにより、PC
本体100からドッキングステーション内のリソースを
使用することが可能となる。
【0021】シリアル転送コントローラ101から出力
される信号A1〜A3の3本の信号は高速信号であり、
且つ各信号間の遅延量を合わせるべき信号である。ま
た、シリアル転送コントローラ101に入力される信号
B1〜B3の3本の信号も高速信号であり、且つ各信号
間の遅延量を合わせるべき信号である。
【0022】コネクタ102には、複数のコネクタ端子
(ピン)が設けられている。具体的なコネクタ構造につ
いては図2および図3で後述するが、コネクタ102に
おいては、コネクタ110との勘合部では複数のコネク
タ端子が上下2列にそれぞれ並んで配列されている。ま
た、プリント回路基板(PCB)100aとの接続端子
部側には、上列のコネクタ端子と下列のコネクタ端子は
一例に並んで導出されている。
【0023】この場合、上列のコネクタ端子の1番目、
下列のコネクタ端子の1番目、上列のコネクタ端子の2
番目、下列のコネクタ端子の2番目、上列のコネクタ端
子の3番目、……というように、上列のコネクタ端子と
下列のコネクタ端子とは1つずつ交互に並べられる。
【0024】このような端子構造を持つコネクタ102
においては、上列のコネクタ端子と下列のコネクタ端子
は互いに端子構造が異なっており、上列のコネクタ端子
と下列のコネクタ端子とではコンタクト長やインダクタ
ンス、容量が異なっている。上列のコネクタ端子はそれ
ぞれ同一コネクタタイプ(コネクタタイプ#1の端子)
であり、また下列のコネクタ端子もそれぞれ同一コネク
タタイプ(コネクタタイプ#2の端子)である。図1に
おいては、C1,C2,C3が上列に配置されたコネク
タタイプ#1の端子であり、D1,D2,D3は下列に
配置されたコネクタタイプ#2の端子である。
【0025】信号A1,A2,A3それぞれに対応する
信号配線103,104,105は、図示のようにコネ
クタタイプ#1のコネクタ端子C1,C2,C3に接続
されている。また、信号B1,B2,B3それぞれに対
応する信号配線106,108,109は、コネクタタ
イプ#2のコネクタ端子D1,D2,D3に接続されて
いる。このように、遅延量を合わせることが必要な特定
の複数の信号同士を互いにコネクタタイプが同一のコネ
クタ端子にアサインすることにより、それら信号間のス
キューを最小限に抑えることができる。
【0026】また、信号A1,A2,A3それぞれの信
号配線103,104,105は、図示のような配線パ
ターンを使用することにより、シリアル転送コントロー
ラ101とコネクタ102のコネクタ端子との間の配線
長が同一になるように配置されている。すなわち、シリ
アル転送コントローラ101からコネクタ端子までの距
離が最も長い信号配線105については、図示のように
直線的に配置し、信号配線103,104については、
信号配線105と等長となるように、図示のような折り
曲がりを設けている。
【0027】信号B1,B2,B3それぞれの信号配線
106,107,108についても、図示のような配線
パターンを使用することにより、その配線長は等長に揃
えられている。
【0028】なお、プリント回路基板(PCB)100
aは多層配線構造または両面配線構造を有しており、信
号配線106,107,108については、図示のよう
にスルーホールを通して内層あるいは裏面の配線層上に
配設される。このように、送信用の信号配線103,1
04,105と、受信用の信号配線106,107,1
08とを互いに別の配線層上に配設することにより、ジ
ャンプ線などのスキューの原因となる部材を利用せず
に、送信用信号配線103,104,105同士の等長
化、および受信用信号配線106,107,108同士
の等長化を容易に実現することができる。
【0029】(コネクタ端子構造)次に、図2および図
3を参照して、コネクタ102のコネクタ端子構造を説
明する。
【0030】図2(A)はコネクタ102の内部端子構
造を模式的に示しており、図2(B)は、コネクタ11
0との勘合面側から見たコネクタ102のピン配置を示
している。また、図3は、コネクタ102とコネクタ1
10との勘合状態の様子を示す断面図である。
【0031】203はコネクタタイプ#1の端子であ
り、コネクタ110との勘合部202においては図2
(A)に示すように絶縁基体205の上面側に配置され
る。204はコネクタタイプ#2の端子であり、コネク
タ110との勘合部202においては図2(A)に示す
ように絶縁基体205の下面側に配置される。コネクタ
タイプ#1の端子203とコネクタタイプ#2の端子2
04は勘合部202においては図2(B)から分かるよ
うに千鳥状に配置されているが、PCB100aとの接
続端子部においては、図2(A)のように一列に配置さ
れている。
【0032】この場合、勘合部202において下側に配
置されるコネクタタイプ#2の端子204については、
図2(A)および図3から分かるように、PCB100
aとの接続端子部から勘合部202に向けてまっすぐに
延在しているが、勘合部202において上側に配置され
るコネクタタイプ#1の端子203については、途中で
屈曲しており、その分だけ端子204よりも端子長が長
くなっている。このため、端子203と204とではイ
ンダクタ成分などが異なることになる。
【0033】本実施形態では、信号A1〜A3の配線長
およびコネクタ102内の配線条件を一致させているた
め、それら信号A1〜A3間のスキューを最小限に抑え
ることができる。同様に、信号B1〜B3についても、
配線長およびコネクタ102内の配線条件が一致するた
め、スキューを最小限に抑えることができる。
【0034】(シリアル転送コントローラ)次に、図4
および図5を参照して、図1のピンアサインおよび信号
配線を利用した具体的なシステム構成例を説明する。
【0035】ここでは、PC本体100内のPCIバス
とドッキングステーション内のPCIバスとの間を高速
ビットシリアル転送によって接続する場合を想定する。
図4は、PC本体100内に設けられるシリアル転送コ
ントローラの構成を示しており、また図5はドッキング
システム全体の構成を示している。
【0036】図5に示されているように、、PC本体お
よびドッキングステーションにはそれぞれシリアル転送
コントローラ101a,101bが設けられており、P
CIバス1とPCIバス2との間のトランザクションの
受け渡しは、これらシリアル転送コントローラ101
a,101b間のシリアル転送によって実現される。シ
リアル転送コントローラ101aと101bは基本的に
同じ構成であるので、以下、図4を参照して、PC本体
100内に設けられるシリアル転送コントローラの構成
について説明する。
【0037】図4に示されているように、PC本体10
0内のシリアル転送コントローラ101(図5において
は、101a)は、PCIインターフェイス部301、
送信用バッファ302、パラレル/シリアル変換回路3
03,304、PLL回路305、差動出力バッファ3
06,307,308、差動入力バッファ309,31
0,311、シリアル/パラレル変換回路312,31
3、PLL回路314、および受信用バッファ315等
から構成されている。
【0038】シリアル転送コントローラ101とコネク
タ102との間の信号配線は、送信用の3つの差動信号
線対と受信用の3つの差動信号線対とからなる計12本
の信号線を含んでいる。
【0039】PCIインターフェイス部301は、PC
本体100のPCIバス1上に接続された各種PCIデ
バイスとの間でトランザクションを授受する。PCIバ
ス1上のPCIデバイスからドッキングステーション内
のPCIデバイスに伝達すべきトランザクションを構成
するアドレス、コマンド、データ(ライト時のみ)、バ
イトイネーブルなどの情報は、送信用バッファ302を
介してパラレル/シリアル変換回路303,304に送
られる。
【0040】パラレル/シリアル変換回路303,30
4は、PLL回路305によって逓倍された高速シリア
ル転送クロックに同期して動作し、トランザクションを
構成する情報を所定のデー単位でパラレルデータからシ
リアルデータに変換する。
【0041】この場合、例えばトランザクションを構成
する情報を2系統に分けてパラレル/シリアル変換回路
303,304に同時に送ること等により、2系統のシ
リアルデータを並行してシリアル転送することが可能と
なる。
【0042】パラレル/シリアル変換回路303から出
力されるシリアルデータは、差動出力バッファ306に
よってドライブされる差動信号線対上の信号A1,A1
´としてコネクタ102のコネクタ端子C1,C2に送
られる。同様に、パラレル/シリアル変換回路304か
ら出力されるシリアルデータは、差動出力バッファ30
7によってドライブされる差動信号線対上の信号A2,
A2´としてコネクタ102のコネクタ端子C3,C4
に送られる。
【0043】これら差動出力バッファ306,307に
よるシリアルデータ転送と並行して、PLL回路305
からのシリアル転送クロックは、差動出力バッファ30
8によってドライブされる差動信号線対上の信号A3,
A3´としてコネクタ102のコネクタ端子C5,C6
に送られる。ここで、コネクタ端子C1〜C6は全てコ
ネクタタイプ#1の端子であり、また信号A1,A1
´,A2,A2´,A3,A3´の配線は全て等長に設
定されている。
【0044】ドッキングステーション側のシリアル転送
コントローラ101bから送信される2系統のシリアル
データとクロック信号は、コネクタ102のコネクタタ
イプ#2のコネクタ端子D1〜D6を介して3つの差動
入力バッファ309,310,311で受信される。す
なわち、第1の系統のシリアルデータ(B1,B1´)
は差動入力バッファ309で受信され、第2の系統のシ
リアルデータ(B2,B2´)は差動入力バッファ31
0で受信され、それらシリアルデータに対応するクロッ
ク信号は差動入力バッファ311で受信される。信号B
1,B1´,B2,B2´,B3,B3´の配線は全て
等長に設定されている。
【0045】差動入力バッファ311で受信されたクロ
ック信号は、PLL回路314により、ドッキングステ
ーション側のシリアル転送コントローラ101bで使用
された元のシリアル転送クロックに復元され、シリアル
/パラレル変換回路312,313の動作クロックとし
てそれらシリアル/パラレル変換回路312,313に
送られる。第1および第2系統のシリアルデータはシリ
アル/パラレル変換回路312,313によってパラレ
ルデータに変換された後に受信用バッファ315を介し
てPCIインターフェイス部301に送られ、このPC
Iインターフェイス部301によってPCIバス1上に
トランザクションが展開される。
【0046】このように、本実施形態では、2系統のシ
リアルデータを伝送するためのデータ線とそれに対応す
るクロック信号線を一つの単位としてその間のスキュー
を最小限に抑えることができるので、PCIバス間のト
ランザクションの伝達を高速シリアルインターフェイス
によって効率よく行うことが可能となる。
【0047】なお、本実施形態では、PC本体側のコネ
クタのピンアサインおよび配線パターンについてのみ説
明したが、図5のドッキングステーション側に用意され
たコネクタ102bのピンアサインおよび配線パターン
についても、PC本体側と全く同じである。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
信号間のスキューを最小限に抑えられるようになり、高
速インターフェイスを実現することが可能となる。特
に、コネクタを介してバス間を接続するシリアルインタ
ーフェイスに適用することにより、ノートPC本体と拡
張ユニット間を、細くて柔軟なシリアルケーブルによっ
て接続することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るコンピュータシステ
ムで使用される高速信号インターフェイス部の構成を示
す図。
【図2】同実施形態で使用されるコネクタの端子構造を
示す図。
【図3】同実施形態で使用されるコネクタの勘合状態を
示す断面図。
【図4】同実施形態で使用されるシリアル転送コントロ
ーラの構成を示すブロック図。
【図5】同実施形態の高速信号インターフェイスを用い
たドッキングシステム全体の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
101…PC本体 100a…プリント回路基板 101…シリアル転送コントローラ 102…コネクタ 103〜105…送信用信号配線 106〜108…受信用信号配線 203…コネクタタイプ#1のコネクタ端子 204…コネクタタイプ#2のコネクタ端子 301…PCIインターフェイス部 303,304…パラレル/シリアル変換回路 301,314…PLL回路 306〜308…差動出力バッファ 309〜311…差動入力バッファ 312,313…シリアル/パラレル変換回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端子構造の違いにより少なくとも2以上
    のコネクタタイプに分割される複数のコネクタ端子を有
    するコネクタと、 前記コネクタを介して他のユニットと複数の信号の伝送
    を行う信号伝送回路と、 前記信号伝送回路と前記コネクタ間を接続するための信
    号配線とを具備し、 前記複数の信号の中で遅延量を合わせるべき特定の複数
    の信号それぞれの信号配線については、互いにコネクタ
    タイプが同一のコネクタ端子に接続されていることを特
    徴とする電子機器。
  2. 【請求項2】 前記特定の複数の信号それぞれの信号配
    線は、それらが接続されるコネクタ端子と前記信号伝送
    回路との間の配線長が互いに同一値になるような配線パ
    ターンを有することを特徴とする請求項1記載の電子機
    器。
  3. 【請求項3】 前記複数の信号は、前記コネクタを介し
    て他のユニットへ送信される送信信号群と、前記コネク
    タを介して他のユニットから受信される受信信号群とを
    含み、 前記送信信号群それぞれの信号配線については第1のコ
    ネクタタイプのコネクタ端子に接続され、前記受信信号
    群それぞれの信号配線については第2のコネクタタイプ
    のコネクタ端子に接続されていることを特徴とする請求
    項1記載の電子機器。
  4. 【請求項4】 前記送信信号群それぞれの信号配線、お
    よび前記受信信号群それぞれの信号配線は、プリント回
    路基板上の互いに異なる層に配置されていることを特徴
    とする請求項3記載の電子機器。
  5. 【請求項5】 前記信号配線は、データをシリアル伝送
    するためのデータ信号線と、それに対応するクロック信
    号を伝送するためのクロック信号線とを少なくとも含
    み、 前記データ信号線およびクロック信号線は、互いにコネ
    クタタイプが同一のコネクタ端子に接続されていること
    を特徴とする請求項1記載の電子機器。
  6. 【請求項6】 多ビット幅の並列伝送路から構成された
    バスを有し、そのバス上で実行されるトランザクション
    を、他のユニットにシリアル転送することが可能なコン
    ピュータシステムであって、 端子構造の違いにより少なくとも2以上のコネクタタイ
    プに分割される複数のコネクタ端子を有するコネクタ
    と、 所定のシリアル転送クロックに基づいて、前記トランザ
    クションの伝達に必要な情報をパラレルデータからシリ
    アルデータに変換する並直変換手段と、 前記シリアルデータ、および前記シリアル転送クロック
    を、前記コネクタを介して前記他のユニットにシリアル
    転送する信号伝送回路と、 前記信号伝送回路と前記コネクタ間を接続するための信
    号配線とを具備し、 前記シリアルデータおよび前記シリアル転送クロックそ
    れぞれの信号配線については、互いにコネクタタイプが
    同一のコネクタ端子に接続されていることを特徴とする
    コンピュータシステム。
  7. 【請求項7】 前記信号配線は、前記シリアルデータを
    2系統の信号配線を介して並列にシリアル転送するため
    の第1および第2のデータ信号配線を有し、 前記第1および第2のデータ信号配線、および前記シリ
    アル転送クロックを転送するためのクロック信号配線
    が、互いにコネクタタイプが同一のコネクタ端子に接続
    されていることを特徴とする請求項6記載のコンピュー
    タシステム。
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