JP2001019934A - ガラス等の接着剤及び接着方法。 - Google Patents

ガラス等の接着剤及び接着方法。

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JP2001019934A
JP2001019934A JP11224385A JP22438599A JP2001019934A JP 2001019934 A JP2001019934 A JP 2001019934A JP 11224385 A JP11224385 A JP 11224385A JP 22438599 A JP22438599 A JP 22438599A JP 2001019934 A JP2001019934 A JP 2001019934A
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glass
adhesive
bonding
metal
spacer
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Minoru Yamada
実 山田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ガラスとガラス、ガラスと金属、
ガラスと陶器及びこれらの任意の組合せにおける接着を
可能にし、組立て式ブラウン管、建材用及び自動車用
窓、真空炉の覗き窓等を提供することを目的とする。 【解決手段】 接着するガラス、金属又は陶器のそれぞ
れの接着面に接着剤等を塗り加熱乾燥後自然冷却する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、ガラス、金属、
陶器等でできている材料を接着剤を使用して接着し、各
種製品を製作するものである。
【0002】 例えば二枚の板ガラスを張り合わせ、内
部を真空にすると高い防音と断熱効果を得ることができ
建材用窓ガラス、冷凍庫用窓ガラス、高温真空加熱炉の
覗き窓、その他防音、断熱、密封等を必要とする所に幅
広く利用できる。又二枚の板ガラスの間に発光素子やそ
の他の部品を組込み、スペーサを介して接着剤等で接着
し、内部を真空にするとテレビ用組立式平面ブラウン管
としても利用できる。
【0003】
【従来の技術】 従来の技術に於いて、接着剤を使用し
てガラスを接着し、組立或いは製作された製品及びそれ
らの試作品の開発は成功していない。又、ガラスとガラ
ス、ガラスと金属、ガラスと陶器及びこれらの任意の組
合せにおける、接着剤を用いた接着技術も確立されてい
ない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 従来の接着剤は無機
系と有機系の二種類の接着剤がある。ガラスや金属の接
着にセラミック系の無機系接着剤を使用すると無機系接
着剤は乾燥又は、加熱するときの体積の膨張率が高い。
従って二枚のガラスを張合わせた場合、接着剤は加熱と
共にその体積を膨張する。しかしガラスの体積は殆ど変
化が無いのでガラスに応力が掛かり歪みが生じる。さら
に接着剤は温度上昇と共に膨張しやがてガラスは破壊さ
れてしまう。薄い金属板に於いては変形が生じる。又、
別の方法としてガラスと金属を溶融させ、金属枠をガラ
スに溶着させた覗き窓を製作する方法があるが、ガラス
の溶解温度が非常に高く冷却後、ガラスに変形が残り品
質に支障をきたしている。有機系の接着剤で300°C
以上の耐熱性を有するものはまだ開発されていない。
【0005】 テレビ用ブラウン管を組み立てるのに接
着剤を使用できれば簡単で非常に低価格のブラウン管を
作ることができる。しかしブラウン管を作るには内部に
発光素子を入れ、ガラスを接着後、ブラウン管の内部を
非常に低い真空状態にするために300°C以上に加熱
をしなければならない。無機系の接着剤を使用するとガ
ラスと接着剤の膨張係数が異なるためにガラスが割れて
しまう。有機系の接着剤は熱に絶えられず使用すること
ができなかった。
【0006】
【課題を解決するための手段】 本発明によるメチルフ
ェニルストレートシリコーンのキシレン溶液を主成分と
する接着剤においては、硬化のための焼付温度と時間は
200°C以上×20分であるがこの時点では接着剤は
硬化せず自然冷却とともに徐々に硬化をする。一度硬化
したら再び加熱しても溶融することはなく300°C以
上の高温度に十分絶えることができる。この性質は従来
の接着剤にはなかった性質で本発明の接着剤の特質であ
る。
【0007】 板ガラスとガラス、又は金属、陶器等の
接着面を洗浄、脱脂をする。接着面に接着剤をハケ又は
塗装ガンを使用して塗布し接着する。塗布後5分以上室
温乾燥してから200°C以上で20分焼付乾燥後自然
冷却する。
【0008】 実施例1図1は実施例1を示す断面図で
ある。板ガラス1,1の側面外周に接着剤2を塗り接着
乾燥する。接着剤を加熱乾燥させる際ガラス内部の空気
が膨張する。このめ空気の一部は接着面を通して外部へ
逃げる。ガラスの冷却とともに接着剤は硬化しガラスの
内部は真空になる。この方法は製作が非常に簡単であ
る。内部を真空にすることで、従来の二重窓ガラス等に
比較して防音、断熱効果が飛躍的に高まった。この真空
二重ガラスは建材用、冷凍庫の覗き窓、自動車等の窓等
その利用分野は広い。
【0009】 実施例2図2は実施例2を示す断面図で
ある。板ガラス1の一部に穴7を設ける。板ガラス1,
1の輪郭に添ったリング状のスペーサ4の側面外周に接
着剤2を塗り側面内周にはメッキ3を行ない、二枚の板
ガラス1,1を張り合わせる。穴7からガラス内部の空
気を抜き取る。非常に低い真空度を得るためには全体を
300°C以上の高温度に加熱しなければならない。本
発明の接着剤はこの時点では硬化されていないためガラ
スの外部から接着面を通して空気を吸ってしまう。この
不具合を防ぐためにスペーサ4の側面内周にメッキ3を
行なっている。メッキ部分の厚みは接着剤塗布面の厚み
より少し厚くなっている。従って外部からの空気はメッ
キによりシールされ内部に浸入することはない。規定の
真空度に達したら穴7を塞ぐ。接着剤はガラスの温度の
低下とともに硬化する。このため接着剤とガラスの膨張
係数が違ってもガラスに応力が残ることはない。接着剤
の働きによりガラスの接着とシーリング効果が得られ
る。又、スペーサ4の中央部両サイドに溝5とドレンホ
ール6を設けることにより、板ガラス1,1を張り合わ
せたときに生じる余分な接着剤が溝およびドレンホール
に排出される。ドレンホールは接着剤で塞げるし、メッ
キ面への悪影響を防ぐことができる。又、内部を真空に
すると内部と外部に圧力差が生じガラスが変形する。こ
れを補強するためにブロック8を取付ける。このブロッ
クの働きによりガラスの厚みを減らすことができ、軽量
化を計ることができる。この複合ガラスは内部に発光素
子等必要部品を組入れる事によりテレビ用ブラウン管と
して利用できる。
【0010】 実施例3図3は実施例3を示す断面図で
ある。板ガラス1,1の輪郭に添ったリング状のスペー
サ4を下側のガラス板に取付けた状態で製作する。スペ
ーサ4の上側に溝5を設け金属製パイプシール9又は金
属の棒を取付ける、ただし棒状のものはガラスをキズ付
けやすいのでパイプシールの方が望ましい。パイプシー
ルの外径は溝の深さよりも大きく、ガラスを接着させた
ときにパイプシールが変形し十分なシール効果が得られ
るものでなければならない。スペーサの上側に接着剤を
塗り板ガラス板1を張り付け、パイプシールが変形しシ
ール効果が得られるまで上から圧力を加える。ガラスを
加熱しながら内部を規定の真空度にする。ガラスが常温
になるまで自然冷却する。実施例2で用いたメッキによ
るシールと実施例3で用いたパイプシールによるシール
方法を比較した場合、メッキによる方法の方がシール面
の平面度の精度を保たなければならない反面シール効果
が高いという利点がある。
【0011】 以上実施例を幾つか述べたがこれらの方
法を組合わせた物も考えられる。又類似の方法もあるが
接着剤による接着方法で製作されたブラウン管、建材用
及び自動車用窓、真空炉や冷凍庫の覗き窓等はすべて実
施例の範囲に含まれる。
【0012】
【発明の効果】 本発明を実施することで次の様な効果
がある。本発明によりガラスとガラス、ガラスと金属、
ガラスと陶器及びこれらの任意の組合せにおける接着剤
によるシール又は接着方法が確立された。このため従来
製作することができなかった、ブラウン管、真空二重
窓、覗き窓等を接着剤を使用して容易に製作できるよう
になった。しかも特別な設備を必要とせず大量生産する
ことができ、価格も安価にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1を示す断面図である。
【図2】 実施例2を示す断面図である。
【図3】 実施例3を示す断面図である。
【符号の説明】
1 板ガラス 2 接着剤 3
メッキ 4 スペーサ 5 溝 6
ドレンホール 7 穴 8 ブロック 9
パイプシール

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メチルフェニルストレートシリコーンを
    含有することを特微とする接着剤。
  2. 【請求項2】 ガラス、金属、陶器等の接着及びこれら
    の任意の組合せによる接着に接着剤を使用する接着方
    法。
  3. 【請求項3】 二枚のガラス間の側面外周に接着剤を塗
    り張り合わせたガラス。
  4. 【請求項4】 スペーサの外側側面に接着剤を塗り、内
    側側面にメッキをし二枚のガラスをはった複合ガラス。
  5. 【請求項5】 スペーサの外側側面に接着剤を塗り、内
    側側面に溝を設けパイプシールを取り付け、ガラスを張
    り合わせた複合ガラス。
JP11224385A 1999-07-02 1999-07-02 ガラス等の接着剤及び接着方法。 Pending JP2001019934A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100990858B1 (ko) 2008-09-17 2010-10-29 주식회사 에피온 진공창호유리 및 그 제조방법

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