JP2001019560A - セラミック成形体の脱脂用治具 - Google Patents

セラミック成形体の脱脂用治具

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JP2001019560A
JP2001019560A JP11183210A JP18321099A JP2001019560A JP 2001019560 A JP2001019560 A JP 2001019560A JP 11183210 A JP11183210 A JP 11183210A JP 18321099 A JP18321099 A JP 18321099A JP 2001019560 A JP2001019560 A JP 2001019560A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 脱脂後のセラミック成形体に、反りを発生さ
せることのないセラミック成形体の脱脂用治具を提供す
る。 【解決手段】 セラミック粉末とバインダーと分散媒液
とを含み、多数の貫通孔が隔壁を隔てて長手方向に並設
された柱状のセラミック成形体中の上記バインダー及び
分散媒液を分解、消失させるための脱脂用治具であっ
て、少なくとも2枚の同質の板状体と、隣り合う2枚の
上記板状体を互いに平行になるように支持する支持部材
とからなり、隣り合う2枚の板状体により形成された内
部空間に上記成形体を載置するように構成されているこ
とを特徴とするセラミック成形体の脱脂用治具。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多数の貫通孔が長
手方向に並設された柱状のセラミック成形体の脱脂用治
具に関する。
【0002】
【従来の技術】バス、トラック等の車両や建設機械等の
内燃機関から排出される排気ガス中に含有されるパティ
キュレートが環境や人体に害を及ぼすことが最近問題と
なっている。この排気ガスを多孔質セラミックを通過さ
せることにより、排気ガス中のパティキュレートを捕集
して排気ガスを浄化するセラミックフィルタが種々提案
されている。
【0003】セラミックフィルタは、通常、図8に示す
ような多孔質セラミック部材90が複数個結束されてセ
ラミックフィルタ80を構成している。また、この多孔
質セラミック部材90は、図9に示すように、長手方向
に多数の貫通孔95が並設され、貫通孔95同士を隔て
る隔壁94がフィルタとして機能するようになってい
る。
【0004】すなわち、多孔質セラミック部材90に形
成された貫通孔95は、図9(b)に示すように、排気
ガスの入り口側又は出口側の端部のいずれかが充填材9
6により目封じされ、一の貫通孔95に流入した排気ガ
スは、必ず貫通孔95を隔てる隔壁94を通過した後、
他の貫通孔95から流出するようになっており、排気ガ
スがこの隔壁94を通過する際、パティキュレートが隔
壁94部分で捕捉され、排気ガスが浄化される。このよ
うな多孔質セラミック部材90のなかで、特に、炭化珪
素部材は、極めて耐熱性に優れ、再生処理等も容易であ
るため、種々の大型車両等に使用されている。
【0005】従来、このようなセラミック多孔質部材を
製造する際には、まず、セラミック粉末とバインダーと
分散媒液とを混合して成形体製造用の混合組成物を調製
した後、この混合組成物の押出成形等を行うことによ
り、セラミック成形体を作製する。
【0006】そして、次に、得られたセラミック成形体
をヒータ等を用いて乾燥させ、一定の強度を有し、容易
に取り扱うことができるセラミック成形体の乾燥体を製
造する。この乾燥工程の後、セラミック成形体は、酸素
含有雰囲気下において、400〜650℃に加熱するこ
とにより、有機バインダー成分中の溶剤を揮発させると
ともに、樹脂成分を分解消失させる脱脂工程、及び、セ
ラミック粉末を焼結させる焼成工程を経て、多孔質セラ
ミック部材を製造していた。
【0007】通常、脱脂工程では、セラミック成形体を
板状体等の治具の上に載置して脱脂炉に運び込んだ後、
脱脂を行い、続いて、脱脂工程が終了した成形体を、そ
のまま焼成炉に運び込み、不活性ガス雰囲気下、200
0〜2200℃に加熱することにより焼成していた。こ
のような従来の脱脂工程においては、図10に示すよう
に、治具の上に載置したセラミック成形体33は、るつ
ぼ37中に設置され、脱脂炉内で加熱されるためセラミ
ック成形体33の上部と下部とでは、ガスの流れ、及
び、熱の伝わり方が異なっていた。すなわち、セラミッ
ク成形体33の上部の方が下部に比べてガスが流れやす
く、また、セラミック成形体の上部はヒータにより直接
加熱されるのに対して、下部はセラミック脱脂用治具3
1を介して加熱されるため上部に比べて加熱効率が悪か
った。そのため、セラミック成形体33の上部と下部と
では温度が異なり、これにより、脱脂後のセラミック成
形体に反りが発生していた。
【0008】この脱脂工程において発生した反りは、次
の焼成工程においても当然解消されず、製造したセラミ
ック成形体が反りを有するものとなり、このようなセラ
ミック成形体の反りは品質の低下につながるものであっ
た。
【0009】また、焼成工程は、通常、上記脱脂工程と
同様に治具の上に載置したセラミック成形体をるつぼ中
に設置して、焼成炉内で加熱することにより行われる。
そのため、焼成工程においても、脱脂炉内で加熱される
ためセラミック成形体の上部と下部との温度に違いによ
り、更に、反りが大きくなることとなっていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、これらの問
題を解決するためになされたもので、脱脂後のセラミッ
ク成形体に、反りを発生させることのないセラミック成
形体の脱脂用治具を提供することを目的とするものであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のセラミック成形
体の脱脂用治具は、セラミック粉末とバインダーと分散
媒液とを含み、多数の貫通孔が隔壁を隔てて長手方向に
並設された柱状のセラミック成形体中の上記バインダー
及び分散媒液を分解、消失させるための脱脂用治具であ
って、少なくとも2枚の同質の板状体と、隣り合う2枚
の上記板状体を互いに平行になるように支持する支持部
材とからなり、隣り合う2枚の板状体により形成された
内部空間に上記成形体を載置するように構成されている
ことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明のセラミック成形体
の脱脂用治具について説明する。
【0013】本発明の脱脂用治具は、上記セラミック成
形体中のバインダー及び分散媒液を分解、消失させるた
めに使用するものである。上記脱脂用治具の使用対象と
なるセラミック成形体としては特に限定されず、従来公
知のものが使用対象となり、例えば、セラミック粉末と
バインダーと分散媒液との混合組成物からなるセラミッ
ク成形体等を挙げることができる。
【0014】上記セラミック粉末としては特に限定され
ず、例えば、炭化珪素、窒化珪素、窒化アルミニウム、
窒化硼素、窒化チタン、炭化チタン等の非酸化物系セラ
ミックの粉末;アルミナ、コージェライト、ムライト、
シリカ、ジルコニア、チタニア等の酸化物系セラミック
の粉末等を挙げることができる。これらのなかでは、耐
熱性に優れる炭化珪素、窒化珪素、窒化アルミニウム等
の粉末が好ましい。
【0015】上記セラミック粉末の粒径は特に限定され
るものではないが、後の焼成過程で収縮が少ないものが
好ましく、例えば、0.3〜50μm程度の平均粒子径
を有する粉末100重量部と0.1〜1.0μm程度の
平均粒子径を有する粉末5〜65重量部とを組み合わせ
たものが好ましい。
【0016】上記バインダーとしては特に限定されず、
例えば、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース、ポリエチレングリコ
ール、フェノール樹脂、エポキシ樹脂等を挙げることが
できる。上記バインダーの配合量は、通常、セラミック
粉末100重量部に対して、1〜10重量部程度が好ま
しい。
【0017】上記分散媒液としては特に限定されず、例
えば、ベンゼン等の有機溶媒;メタノール等のアルコー
ル、水等を挙げることができる。上記分散媒液は、混合
組成物の粘度が一定範囲内となるように、適量配合され
る。これらセラミック粉末とバインダーと分散媒液等と
は、アトライター等で混合された後、ニーダー等で充分
に混練され、押し出し成形法等により、多数の貫通孔が
隔壁を隔てて長手方向に並設された柱状のセラミック成
形体が作製される。
【0018】次に、本発明の脱脂用治具について、図面
を参照をしながら説明する。図1(a)は、本発明のセ
ラミック成形体の脱脂用治具の一例を示す断面図であ
り、(b)は、その部分拡大断面図である。
【0019】本発明の脱脂用治具10は、少なくとも2
枚の同質の板状体11a、11bと、隣り合う2枚の板
状体11a、11bを互いに平行になるように支持する
支持部材12とからなる。板状体11a、11bの材質
としては、特に限定されず、例えば、炭素、炭化珪素、
アルミナ等を挙げることができる。これらの材質は、セ
ラミック成形体の材質、焼成温度等を考慮して適宜選択
すればよい。具体的には、SiC、Si34 、AlN
等の非酸化物系セラミックからなるセラミック成形体に
用いる場合には、炭素、炭化珪素が好ましい。
【0020】また、板状体11a、11bは、多孔質体
であることが好ましい。板状体11a、11bが多孔質
体であれば、脱脂時にセラミック成形体の上部と下部と
のガスの流れがより均一になるからである。
【0021】板状体11a、11bの材質は同質でなけ
ればならない。これは、各々の板状体の材質が異なる
と、脱脂工程において、セラミック成形体を均一に加熱
することができないからである。
【0022】支持部材12の形状としては、隣り合う2
枚の板状体を互いに平行になるように支持できるもので
あれば特に限定されず、例えば、円柱状、角柱状、板状
等を挙げることができる。これらのなかでは、セラミッ
ク成形体の各部位を均一に加熱するようにガスが流れる
ことから、円柱状が好ましい。
【0023】これらの支持部材は、セラミック成形体1
3を板状体11bの上に載置した後、隅の部分に立てて
もよいが、板状体11a及び/又は板状体11bに形成
された貫通孔(図示せず)に嵌合され、固定されている
ことが好ましい。これは、容易に脱脂用治具10を組み
立てることができるからである。
【0024】支持部材12の高さ、すなわち、隣り合う
2枚の板状体の距離は、セラミック成形体13の幅より
も長ければ特に限定されないが、セラミック成形体13
の各部位が均一に加熱されることが好ましい点から、セ
ラミック成形体13と板状体11bの距離L(図1
(b)参照)が短いほど好ましい。具体的には、セラミ
ック成形体13と板状体11bとの距離Lは、10m以
内が好ましく、5mm以内がより好ましい。
【0025】上記脱脂用治具の厚さは特に限定されない
が、5〜20mmが好ましい。上記厚さが5mm未満で
は、薄すぎるため、機械的な強度が充分でなく、使用時
に破損が発生しやすく、一方、20mmを超えても性能
に変化はなく、材料の使用量が多くなるため、経済的に
不利になるだけだからである。
【0026】図1に示す脱脂用治具10では、支持部材
12により支持された2枚の板状体11a、bの形成す
る内部空間は一つであるが、板状体11aの上面に、さ
らに、支持部材が固定された板状体を順次積み重ねるこ
とにより、隣り合う2枚の板状体により形成される内部
空間を複数設け、この複数の内部空間のそれぞれに、セ
ラミック成形体を載置してもよい。このような脱脂用治
具を使用することにより、一度に多数のセラミック成形
体を脱脂することができる。この場合においても、それ
ぞれのセラミック成形体には反りが発生しない。
【0027】次に、本発明のセラミック成形体の脱脂用
治具を用いた脱脂方法、及び、これに続く焼成方法につ
いて説明する。上記セラミック成形体を上記脱脂用治具
に載置した後、脱脂炉に搬入し、酸素含有雰囲気下、4
00〜650℃に加熱することにより、バインダー等が
揮散するとともに、分解、消失し、ほぼセラミック粉末
のみが残留する脱脂工程を行う。この工程の後、下記す
る条件の焼成が行われる。
【0028】焼成工程では、脱脂されたセラミック成形
体を脱脂用治具に載置したまま焼成炉に搬入し、加熱す
ることにより、セラミック成形体を焼成する。上記焼成
は、炭化珪素成形体に対しては、窒素、アルゴン等の不
活性ガス雰囲気下、2000〜2200℃で加熱を行う
ことにより行う。なお、脱脂工程から焼成工程に至る一
連の工程を、セラミック成形体を載せ代えることなく行
うためには、焼成温度を考慮して、脱脂用治具の材質を
選択しておく必要がある。
【0029】このような本発明の脱脂用治具を用いて行
うセラミック成形体の脱脂工程では、セラミック成形体
の各部位が均一に加熱されるため、各部位の脱脂速度に
ほとんど差がなく、セラミック成形体に反りを発生させ
ることなく脱脂を行うことができる。
【0030】
【実施例】以下に実施例を掲げて本発明を更に詳しく説
明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもの
ではない。
【0031】実施例1 平均粒子径30μmのα型炭化珪素粉末70重量部、平
均粒子径0.28μmのβ型炭化珪素粉末30重量部、
メチルセルロース5重量部、分散剤4重量部、水20重
量部を配合して均一に混合することにより、原料の混合
組成物を調製した。この混合組成物を押出成形機に充填
し、押出速度2cm/分にて図2(a)に示すような炭
化珪素成形体23を作製した。この炭化珪素成形体23
は、その大きさが33mm×33mm×300mmで、
貫通孔25の数が200個/平方インチ、隔壁24の厚
さが0.35mmであった。
【0032】次に、炭化珪素成形体23の乾燥を行った
後、これをポーラスカーボン(東海カーボン社製 G1
00)からなる図1に示した脱脂用治具に載置し、5%
の酸素濃度を有する空気と窒素との混合ガス雰囲気下、
450℃で加熱することにより脱脂工程を行った。な
お、上記脱脂用治具に載置した炭化珪素成形体と板状体
との距離Lは、5mmである。次に、炭化珪素成形体2
3を上記脱脂用治具に載置したまま、焼成装置に搬入
し、2200℃に加熱することにより炭化珪素成形体の
焼成を行い、炭化珪素焼結体を得た。
【0033】上記脱脂工程において、図2(b)に示す
a点及びb点のそれぞれの温度の経時変化を測定するこ
とにより、炭化珪素成形体の上部と下部との温度変化を
比較した。結果を図3に示した。なお、上記温度は、焼
成炉壁に設けた貫通孔を通してK熱電対を焼成炉内に入
れ、更に、上記K熱電対を上記炭化珪素成形体の測定点
に差し込むことにより測定した。図3に示したように、
炭化珪素成形体の上部と下部との昇温時の温度差は15
℃以下であり、両者の温度、及び、昇温速度にはほとん
ど差が見られなかった。
【0034】また、上記工程において、炭化珪素成形体
の反り量を、脱脂前、脱脂後及び焼成後に測定し、結果
を図4に示した。なお、上記反り量は、ダイヤルゲージ
を用い、炭化珪素成形体の一方の端面を基準に中央と他
方の端部とを測定し、得られた値のmax値とmin値
との差を算出することにより得た。図4に示したよう
に、脱脂工程に起因する反り量は0.029mmであ
り、焼成工程に起因する反り量は0.044mmであっ
た。
【0035】比較例1 図1に示した脱脂用治具に代えて、図10に示した従来
の脱脂用治具を用いた以外は、実施例1と同様にして炭
化珪素焼結体を得た。この工程において、実施例1と同
様にして、脱脂工程における炭化珪素成形体の上部と下
部との温度変化を比較した。結果を図5に示した。図5
に示したように、炭化珪素成形体の上部と下部との昇温
時の温度差は約30℃であった。
【0036】この工程において、実施例1と同様にして
炭化珪素成形体の反り量を、脱脂前、脱脂後及び焼成後
に測定し、結果を図6に示した。図6に示したように、
脱脂工程に起因する反り量は0.232mmであり、焼
成工程に起因する反り量は0.190mmであった。
【0037】比較例2 炭化珪素成形体の下部の板状体11aに、G100から
なるものを用い、炭化珪素成形体の上部の板状体11b
に、断熱材(カーボンファイバー形成体)からなるもの
を用いた以外は、実施例1と同様にして炭化珪素焼結体
を得た。この工程において、実施例1と同様にして炭化
珪素成形体の反り量を、脱脂前、脱脂後及び焼成後に測
定し、結果を図7に示した。図7に示したように、脱脂
工程に起因する反り量は0.110mmであり、焼成工
程に起因する反り量は0.211mmであった。
【0038】このように、実施例1では、脱脂工程にお
いても、焼成工程においても炭化珪素成形体の反りがほ
とんど無かったの対し、比較例1及び2では、脱脂工程
及び焼成工程において、0.1mmを超える反りが発生
しており、炭化珪素焼結体の製品不良につながるおそれ
があった。なお、比較例2において、断熱材をカーボン
発泡成形体に代えて同様に炭化珪素焼結体を得た場合に
も、脱脂工程及び焼成工程において、0.1mmを超え
る反りが発生していた。
【0039】
【発明の効果】本発明の炭化珪素脱脂用治具は、上述の
通りであるので、脱脂後のセラミック成形体に、反りを
発生させることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明のセラミック成形体の脱脂用
治具の一例を示す長さ方向に平行な断面図であり、
(b)は、その部分拡大断面図である。
【図2】(a)は、実施例で作製した炭化珪素成形体の
斜視図であり、(b)は、炭化珪素成形体を載置した脱
脂用治具の長さ方向に垂直な断面図である。
【図3】実施例1で測定した炭化珪素成形体の上部及び
下部の温度の経時変化を示すグラフである。
【図4】実施例1で脱脂した炭化珪素成形体、及び、焼
成した炭化珪素焼結体の反り量を示すグラフである。
【図5】比較例1で測定した炭化珪素成形体の上部及び
下部の温度の経時変化を示すグラフである。
【図6】比較例1で脱脂した炭化珪素成形体、及び、焼
成した炭化珪素焼結体の反り量を示すグラフである。
【図7】比較例2で脱脂した炭化珪素成形体、及び、焼
成した炭化珪素焼結体の反り量を示すグラフである。
【図8】セラミックフィルタを模式的に示した斜視図で
ある。
【図9】(a)は、セラミックフィルタを構成する多孔
質セラミック部材を模式的に示す斜視図であり、(b)
は、その長さ方向に平行な縦断面図である。
【図10】従来のセラミック成形体の脱脂用治具の一例
を示す長さ方向に平行な断面図である。
【符号の説明】
10 セラミック成形体の脱脂用治具 11a、11b 板状体 12 支持部材 13、33 セラミック成形体 23 炭化珪素成形体 24、94 隔壁 25、95 貫通孔 31 セラミック脱脂用治具 37 るつぼ 80 セラミックフィルタ 90 多孔質セラミック部材 96 充填材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セラミック粉末とバインダーと分散媒液
    とを含み、多数の貫通孔が隔壁を隔てて長手方向に並設
    された柱状のセラミック成形体中の前記バインダー及び
    分散媒液を分解、消失させるための脱脂用治具であっ
    て、少なくとも2枚の同質の板状体と、隣り合う2枚の
    前記板状体を互いに平行になるように支持する支持部材
    とからなり、隣り合う2枚の板状体により形成された内
    部空間に前記成形体を載置するように構成されているこ
    とを特徴とするセラミック成形体の脱脂用治具。
  2. 【請求項2】 板状体の上に載置されたセラミック成形
    体の上面と、前記セラミック成形体の上に位置する板状
    体との距離が10mm以内である請求項1記載のセラミ
    ック成形体の脱脂用治具。
  3. 【請求項3】 板状体が、多孔質体である請求項1又は
    2記載のセラミック成形体の脱脂用治具。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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