JP2001018130A - バルブ装着部品の組付状態検出方法および装置 - Google Patents

バルブ装着部品の組付状態検出方法および装置

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JP2001018130A
JP2001018130A JP11190725A JP19072599A JP2001018130A JP 2001018130 A JP2001018130 A JP 2001018130A JP 11190725 A JP11190725 A JP 11190725A JP 19072599 A JP19072599 A JP 19072599A JP 2001018130 A JP2001018130 A JP 2001018130A
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Japan
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valve
detector
retainer
stem
cotter
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JP11190725A
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Shinobu Kobayashi
忍 小林
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Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L3/00Lift-valve, i.e. cut-off apparatus with closure members having at least a component of their opening and closing motion perpendicular to the closing faces; Parts or accessories thereof
    • F01L3/10Connecting springs to valve members
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L2303/00Manufacturing of components used in valve arrangements
    • F01L2303/01Tools for producing, mounting or adjusting, e.g. some part of the distribution

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】バルブ装着部品の組付状態を正確に、しかも自
動的に効率よく短時間で検出することが可能なバルブ装
着部品の組付状態検出方法および装置を提供する。 【解決手段】検出機構50をバルブステム202に向か
って変位させ、バルブコッタ検出子158a〜158c
を2つのバルブコッタ206a、206bに、リテーナ
検出子142をリテーナ204に、ステムエンド検出子
113をバルブステム202に当接させる。変位センサ
78によってバルブステム202の位置を測定し、変位
センサ106によってバルブステム202、リテーナ2
04間の基準値に対する距離の誤差を測定し、変位セン
サ138a〜138cによってリテーナ204、バルブ
コッタ206a、206b間の基準値に対する距離の誤
差を測定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンに対して
バルブを装着するバルブ装着部品の組付状態検出方法お
よび装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンを組み立てる際、シリンダヘッ
ドに組み付けられたバルブステムにコイルスプリングを
介してリテーナを装着し、バルブステムとリテーナとの
間隙に一対のバルブコッタを装着することにより、リテ
ーナを係合させている。従来、バルブステム、バルブコ
ッタあるいはリテーナが正常に装着されたか否かの確認
作業は、作業者の目視によって行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、上記の従
来技術では、一つのエンジンに対して複数装着されたバ
ルブステム、バルブコッタおよびリテーナを、作業者が
全て目視で確認しているために作業効率が悪く、また、
これらが装着されていたとしても、その装着位置が正常
か否かを判断することは極めて困難であった。
【0004】本発明は前記の課題を解決すべくなされた
ものであって、バルブ装着部品の組付状態を正確に、し
かも自動的に効率よく短時間で検出することが可能なバ
ルブ装着部品の組付状態検出方法および装置を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、エンジンに対してバルブを装着するバ
ルブ装着部品の組付状態検出方法であって、前記エンジ
ンに組み付けられたバルブステムのステムエンドに当接
させるべく、ステムエンド検出子を変位させる工程と、
前記ステムエンド検出子の位置を測定して前記バルブス
テムの組付状態を検出する工程と、前記ステムエンドに
バルブスプリングを装着する前記バルブ装着部品である
リテーナに当接させるべく、リテーナ検出子を前記ステ
ムエンド検出子に対して変位させる工程と、前記ステム
エンド検出子の先端部と前記リテーナ検出子の先端部と
の間の距離を測定して前記リテーナの組付状態を検出す
る工程と、前記ステムエンドに前記リテーナを固定する
前記バルブ装着部品である2つのバルブコッタに当接さ
せるべく、バルブコッタ検出子を前記ステムエンド検出
子に対して変位させる工程と、前記リテーナ検出子の先
端部と前記バルブコッタ検出子の先端部との間の距離を
測定して前記バルブコッタの組付状態を検出する工程
と、を有することを特徴とする。
【0006】本発明によれば、ステムエンド検出子の位
置が所定の範囲にあれば、バルブステムが正常に組み付
けられていると判断することができ、ステムエンド検出
子の先端部と前記リテーナ検出子の先端部との間の距離
が所定の範囲にあれば、リテーナが正常に組み付けられ
ていると判断することができ、ステムエンド検出子の先
端部とバルブコッタ検出子の先端部との間の距離が所定
の範囲にあれば、バルブコッタが正常に組み付けられて
いると判断することができる。
【0007】この場合、前記ステムエンド検出子を中心
に互いに略120°偏位して設けられた3つの前記バル
ブコッタ検出子を2つの前記バルブコッタに当接させる
べく、前記ステムエンド検出子に対して変位させ、前記
リテーナ検出子と前記各バルブコッタ検出子の先端部と
の間の距離を測定して前記各バルブコッタの組付状態を
検出すると、2つのバルブコッタの組付状態を確実に検
出することができ、好ましい。
【0008】また、本発明は、エンジンに対してバルブ
を装着するバルブ装着部品の組付状態検出方法であっ
て、前記エンジンに組み付けられたバルブステムのステ
ムエンドにバルブスプリングを装着するリテーナを固定
する前記バルブ装着部品である2つのバルブコッタに当
接させるべく、互いに略120°ずつ偏位して配置され
た3つのバルブコッタ検出子を変位させる工程と、前記
各バルブコッタ検出子の位置を測定して前記バルブコッ
タの組付状態を検出する工程と、を有することを特徴と
する。
【0009】本発明によれば、3つのバルブコッタ検出
子の位置が所定の範囲にあれば、2つのバルブコッタが
正常に組み付けられていると判断することができる。
【0010】さらに、本発明は、エンジンに対してバル
ブを装着するバルブ装着部品の組付状態検出装置であっ
て、前記エンジンに組み付けられたバルブステムのステ
ムエンドに当接すべく変位するステムエンド検出子と、
前記ステムエンドにバルブスプリングを装着する前記バ
ルブ装着部品であるリテーナに当接すべく、前記ステム
エンド検出子に対して変位するリテーナ検出子と、前記
ステムエンドに前記リテーナを固定するバルブコッタに
当接すべく、前記ステムエンド検出子に対して変位する
バルブコッタ検出子と、前記ステムエンド検出子の先端
部の位置を測定する位置測定手段と、前記ステムエンド
検出子の先端部と前記リテーナ検出子の先端部との間の
距離および前記リテーナ検出子と前記各バルブコッタ検
出子との間の距離を測定する距離測定手段と、を備える
ことを特徴とする。
【0011】本発明によれば、ステムエンドにステムエ
ンド検出子を当接させ、リテーナ検出子をリテーナに当
接させ、バルブコッタ検出子をバルブコッタ検出子に当
接させ、この状態でステムエンド検出子の位置と、ステ
ムエンド検出子の先端部とリテーナ検出子の先端部との
間の距離およびリテーナ検出子の先端部とバルブコッタ
検出子の先端部との距離を測定することにより、バルブ
ステム、リテーナ、バルブコッタの組付状態を正確に、
且つ効率よく短時間で検出することができる。
【0012】この場合、前記バルブコッタ検出子は、前
記ステムエンド検出子を中心として相互に略120°ず
つ偏位して3つ設けられ、それぞれのバルブコッタ検出
子は互いに独立して変位すると、2つのバルブコッタの
組付状態を確実に検出することができ、好ましい。
【0013】さらにまた、本発明は、エンジンに対して
バルブを装着するバルブ装着部品の組付状態検出装置で
あって、前記エンジンに組み付けられたバルブステムの
ステムエンドにバルブスプリングを装着するリテーナを
固定する2つのバルブコッタに当接すべく、前記ステム
エンド検出子に対してそれぞれが独立して変位する3つ
のバルブコッタ検出子と、前記各バルブコッタ検出子の
位置を測定する測定手段と、を備え、前記3つのバルブ
コッタ検出子は、前記ステムエンド検出子を中心として
相互に略120°ずつ偏位して配置されることを特徴と
する。
【0014】本発明によれば、3つのバルブコッタ検出
子を2つのバルブコッタ検出子に当接させ、該バルブコ
ッタ検出子の位置を測定することにより、バルブコッタ
の組付状態を正確に、且つ効率よく短時間で検出するこ
とができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明に係るバルブ装着部品の組
付状態検出方法について、それを実施する装置との関連
において好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照し
ながら、以下詳細に説明する。
【0016】図1において、参照符号10は、本実施の
形態に係るバルブ装着部品の組付状態検出装置を示す。
この組付状態検出装置10は、検出部14とワーク載置
部16とを備える。検出部14は基台18を有し、基台
18には支柱20が立設される。支柱20の上端部には
水平方向に延在して長尺な板状部材22が固着される。
板状部材22にはその長手方向に沿ってレール部材24
a、24bが固着され、また、レール部材24a、24
bと平行にボールねじ26が回転自在に軸支される。
【0017】ボールねじ26には板状部材22の端部に
固着されたモータ28の回転軸が連結される。ボールね
じ26には、図2に示すように、ボールナット30が変
位可能に係合し、ボールナット30には変位板32が固
着される。変位板32にはガイドブロック40a、40
bが固着され、ガイドブロック40a、40bはレール
部材24a、24bに摺動自在に係合する。変位板32
の下端部には取付部材34を介して雄ねじが形成された
ストッパ36が螺入される。ストッパ36は、後述する
変位板52の下降端位置を規制するもので、ナット38
が締結されることよりその位置が取付部材34に対して
固定される。変位板32にはレール部材42a、42b
が鉛直方向に延在して固着される(図3参照)。
【0018】変位板32の上端部には水平方向に延在す
る板状部材44を介してシリンダ46が固着され、シリ
ンダ46のシリンダロッド48には検出機構50を構成
する変位板52が支持部材54を介して固着される。変
位板52には、図2に示すように、ガイドブロック56
a、56bが固着され、ガイドブロック56a、56b
は前記レール部材42a、42bに摺動自在に係合す
る。
【0019】変位板52には板状部材58が固着され
る。板状部材58の下部には該板状部材58に対して直
交する取付部材70が固着され、取付部材70には雄ね
じが形成されたストッパ72が螺入される。ストッパ7
2は、後述する変位部材88の下降端位置を規制するも
ので、ナット74が締結されることによりその位置が取
付部材70に対して固定される。板状部材58の長手方
向に沿った一方の縁部にはL字部材76の一端部が固着
され、L字部材76の他端部には長尺な変位センサ(位
置測定手段)78が鉛直方向に延在して設けられる。変
位センサ78の下端部には検出部80が進退可能に設け
られる。板状部材58の上部には略L字状に形成された
着座部材82が固着され、着座部材82の下面部には凹
部84が形成される。
【0020】板状部材58には鉛直方向にレール部材8
6a、86bが固着され、レール部材86a、86bに
は変位部材88に固着されたガイドブロック90が摺動
自在に変位する。変位部材88にはストッパ72に当接
可能な凸部92が設けられる。変位部材88の上端部に
はU字状溝部94が形成された板状部材96が該変位部
材88に対して直交して設けられ、板状部材96の上面
部には凹部98が形成される。凹部98にはコイルスプ
リング100の一端部が着座し、コイルスプリング10
0の他端部は着座部材82に形成された凹部84に着座
する。このため、変位部材88は板状部材58に対して
常時下方に付勢される。
【0021】変位部材88の略中央には支持部材102
が設けられ、支持部材102の上面部には変位センサ7
8の検出部80が当接可能である。支持部材102に
は、図3および図4に示すように、変位センサ取付部1
04が突出形成される。変位センサ取付部104には鉛
直方向に長尺な変位センサ(距離測定手段)106が設
けられ、変位センサ106の下端部には検出部107が
進退可能に設けられる。支持部材102には孔部108
が形成され、孔部108には筒状部材110の一端部が
嵌合する。筒状部材110にはフランジ部112が形成
され、フランジ部112の下部は孔部108を形成する
開口部に当接する。筒状部材110にはロッド114が
挿通し、該ロッド114の下部には縮径したステムエン
ド検出子113が形成される。ロッド114の上部には
板状部材96のU字状溝部94に挿通する拡径部116
が形成されるとともに、該拡径部116の下部に板状部
材96に当接可能なフランジ部118が形成される。フ
ランジ部118にはコイルスプリング120の一端部が
着座し、コイルスプリング120の他端部は筒状部材1
10のフランジ部112に着座する。従って、ロッド1
14は支持部材102に対して常時上方に付勢され、そ
の下端部が検出機構50内に所定量収納された状態とな
る。なお、ロッド114の上端部を下方に向かって押圧
し、ステムエンド検出子113を下方に突出させること
により、後述するバルブステム202の端部に対して、
検査開始に先立って検出機構50を位置決め調整するこ
とができる。
【0022】変位部材88の下端部にはストッパ124
が固着される。また、変位部材88にはガイドブロック
126が固着される。ガイドブロック126には筒状部
材128に設けられたガイドレール130が摺動自在に
係合する。筒状部材128の上部には3つのコイルスプ
リング122a〜122cの一端部が着座し、該コイル
スプリング122a〜122cの他端部は支持部材10
2の下部に形成された凹部123に着座する。従って、
筒状部材128は常時下方に付勢される。コイルスプリ
ング122a〜122cの各強度の和はコイルスプリン
グ100の強度より弱く設定される。筒状部材128の
孔部132にはブシュ134が設けられ、ブシュ134
は孔部132の上部に設けられたリング部材135によ
って抜け止めされる。ブシュ134にはロッド114が
摺動自在に挿入される。筒状部材128の外壁の一部に
は凸部137が設けられ、凸部137には変位センサ1
06の検出部107が当接可能である(図3参照)。
【0023】筒状部材128の上部には互いに120°
ずつ偏位して変位センサ取付部136a〜136cが突
出形成され、変位センサ取付部136a〜136cには
長尺な変位センサ(距離測定手段)138a〜138c
が設けられる(図4参照)。変位センサ138a〜13
8cには検出部139a〜139cが進退可能に設けら
れる(図5参照)。筒状部材128の下部には段部14
0を介して縮径したリテーナ検出子142が形成され
る。段部140にはリング部材144が固着され、リン
グ部材144がストッパ124に当接することにより筒
状部材128の下方への変位範囲が規制される。
【0024】筒状部材128の下部には、図5、図6に
示すように、鉛直方向に沿ってスリット146a〜14
6cが互いに120°ずつ偏位して形成され、スリット
146a〜146cの上部には鉛直方向に形成された孔
部148a〜148cが連通する。孔部148a〜14
8cを構成する壁部にはブシュ150が設けられ、ブシ
ュ150は孔部148a〜148cを構成する壁部に設
けられたリング部材152によって抜け止めされる。ス
リット146a〜146cにはバルブコッタ検出部材1
54a〜154cが変位可能に設けられる。バルブコッ
タ検出部材154a〜154cの下部には、図2に示す
ように、段部156を介して肉薄なバルブコッタ検出子
158a〜158cが形成される。バルブコッタ検出子
158a〜158cの先端部の角度θは、図14に示す
ように、後述する2つのバルブコッタ206aと206
bの一端側が互いに当接したときの他端側の開き角度よ
り大きく設定される。また、それぞれのバルブコッタ検
出子158a〜158cは互いに120°ずつ偏位して
配置される。バルブコッタ検出部材154a〜154c
には半径方向外方に突出した凸部160a〜160cが
形成され、凸部160a〜160cには変位センサ13
8a〜138cの検出部139a〜139cが当接可能
である。
【0025】バルブコッタ検出部材154a〜154c
にはロッド162a〜162cが立設され、ロッド16
2a〜162cは孔部148a〜148cに設けられた
ブシュ150に挿通する。ロッド162a〜162cの
上部には略円盤状の着座部材164a〜164cが固着
され、着座部材164a〜164cがリング部材152
に当接することによってロッド162a〜162cが抜
け止めされる。着座部材164a〜164cにはコイル
スプリング166a〜166cの一端部が着座し、コイ
ルスプリング166a〜166cの他端部は支持部材1
02の下部に形成された凹部168a〜168cに着座
する。従って、バルブコッタ検出部材154a〜154
cは常時下方に付勢される。コイルスプリング166a
〜166cと前記コイルスプリング122a〜122c
とは略60°偏位して交互に配置される。コイルスプリ
ング166a〜166cの各強度の和は、コイルスプリ
ング100の強度より弱く設定される。
【0026】一方、ワーク載置部16の上部には、図示
しない回動機構により所定角度偏位可能な治具170が
設けられ、治具170にはシリンダヘッド200が載置
される(図1参照)。治具170の高さは、検出機構5
0がシリンダ46の駆動作用下に下降した際、ステムエ
ンド検出子113が後述するバルブステム202の上端
部に当接することにより、コイルスプリング100が若
干縮退する位置に設定される。
【0027】組付状態検出装置10は、図1に示すよう
に、制御装置172に接続される。制御装置172はモ
ータ28、シリンダ46等に駆動信号を出力する。ま
た、変位センサ78、106、138a〜138cの出
力は制御装置172に入力される。制御装置172に
は、ディスプレイ、プリンタ等の出力手段174が設け
られる。
【0028】組付状態検出装置10には、検出機構50
の変位範囲内、例えば、ワーク載置部16の近傍に必要
に応じてマスターワーク180を配置することができ
る。マスターワーク180には、図7に示すように、中
央に棒状のバルブステム部182が形成され、バルブス
テム部182の外周にはフランジ状のリテーナ部184
が形成される。リテーナ部184の上面にはバルブステ
ム部182の周囲に段部186を介してバルブコッタ部
188が形成される。バルブステム部182の上端部と
リテーナ部184の上面部との距離の基準値A0 、およ
び、バルブコッタ部188の上面部とリテーナ部184
の上面部との距離の基準値B0 は、検出対象であるバル
ブステム202の上端部とリテーナ204の上面部との
距離A、および、バルブコッタ206a、206bの上
面部とリテーナ204の上面部との距離B、C、D(図
8参照)の理想的な値、すなわち、誤差を含まない値と
なるように設定される。また、マスターワーク180に
形成されたバルブステム部182の上端部の高さ(位
置)は、前記治具170に載置されたシリンダヘッド2
00のバルブステム202の上端部の理想的な高さに設
定される。
【0029】本実施の形態に係る組付状態検出装置10
は、以上のように構成されるものであり、次に、この組
付状態検出装置10によって検出されるリテーナ204
およびバルブコッタ206a、206bが装着されるシ
リンダヘッド200について説明する。
【0030】エンジンを構成するシリンダヘッド200
には、図1に示すように、複数のバルブステム202が
略V字状に並設される。シリンダヘッド200には、図
11に示すように、吸入用通路208aまたは排気用通
路208bに連通する孔部210が形成され、孔部21
0には筒状のバルブガイド212が装着される。シリン
ダヘッド200の上部にはバルブガイド212を囲繞し
てスプリングシート213が設けられる。バルブガイド
212にはバルブ214のバルブステム202が挿通
し、バルブガイド212の上端部にはバルブステム20
2の外周に当接してシール作用を営むステムシール21
6が設けられる。バルブステム202の上部には、図8
〜図10に示すように、周回する溝部218が形成され
る。バルブステム202にはバルブスプリング220が
装着され、バルブスプリング220の下端部はスプリン
グシート213に着座する。バルブステム202の上端
部(ステムエンド)はバルブ装着部品であるリテーナ2
04の孔部222に挿入される。孔部222を構成する
壁部は上方に向かって徐々に拡径するテーパ面224と
して形成される。バルブステム202の外周面とテーパ
面224との間隙には、バルブ装着部品である一対のバ
ルブコッタ206a、206bが嵌合する。バルブコッ
タ206a、206bは略円弧状で断面くさび状に形成
される。バルブコッタ206a、206bには半径方向
内方に突出する突部226a、226bが形成され、突
部226a、226bがバルブステム202の溝部21
8に嵌合することで該バルブコッタ206a、206b
がバルブステム202に装着される。このように、リテ
ーナ204はバルブスプリング220によって図8〜図
10における上方に付勢され、断面くさび状のバルブコ
ッタ206a、206bがリテーナ204のテーパ面2
24とバルブステム202との間隙に嵌合して固定され
る。
【0031】ところで、バルブコッタ206a、206
bの突部226a、226bが、図9に示すように、溝
部218に完全に嵌合していないと、一対のバルブコッ
タ206a、206bの中のいずれか一方、または、両
方がリテーナ204の孔部222から脱落する懸念があ
る。また、リテーナ204が正常に装着されていない場
合や、バルブコッタ206a、206bやリテーナ20
4、バルブステム202自体がない場合が考えられる。
このため、エンジンの製造ラインにおいて、バルブステ
ム202、リテーナ204、バルブコッタ206a、2
06bの組付状態を検出する必要がある。
【0032】そこで、本実施の形態に係るバルブステム
202、リテーナ204、バルブコッタ206a、20
6bの組付状態検出方法について、図12および図13
に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0033】制御装置172は、測定対象物の測定作業
に先立ち、検出機構50の変位センサ78、106、1
38a〜138cの基準位置の設定を行う(ステップS
1)。この場合、先ず、モータ28を駆動して検出機構
50をマスターワーク180の上部に移動させた後、シ
リンダ46を駆動して検出機構50をマスターワーク1
80に向かって下降させる(図2参照)。このため、ス
テムエンド検出子113、リテーナ検出子142および
バルブコッタ検出子158a〜158cが下降し、バル
ブコッタ検出子158a〜158cがバルブコッタ部1
88に当接する。検出機構50のさらなる下降作用下に
コイルスプリング166a〜166cが縮退し、バルブ
コッタ検出子158a〜158cに対して相対的にリテ
ーナ検出子142が下降する。そして、リテーナ検出子
142がリテーナ部184に当接するに至る。さらに検
出機構50が下降すると、リテーナ検出子142に対し
てステムエンド検出子113が相対的に下降し、ステム
エンド検出子113の下端部はバルブステム部182の
上端部に当接するに至る(図7参照)。そして、コイル
スプリング100が縮退した所定位置で変位板52の下
端部がストッパ36に当接し、検出機構50の下降が停
止する。
【0034】このとき、制御装置172は、変位センサ
78、106、138a〜138cから出力される信号
の値を0にリセットする。
【0035】以上の準備段階を経た後、測定対象物であ
るバルブステム202の装着されたシリンダヘッド20
0が治具170に載置位置決めされる(ステップS
2)。このとき、治具170は一方に傾斜し、略V字状
に並べられたバルブステム202の一方が鉛直方向に延
在した状態に設定される。次に、制御装置172がモー
タ28を駆動すると、ボールねじ26が回転し、ボール
ナット30によってこの回転運動が直線運動に変換され
て変位板32が水平方向に変位する。そして、検出機構
50が複数のバルブステム202の中、一つのバルブス
テム202の上方に変位すると、モータ28を停止させ
て検出機構50を位置決めする(ステップS3)。
【0036】次いで、シリンダ46を駆動すると検出機
構50が下降し(ステップS4)、ステムエンド検出子
113、リテーナ検出子142およびバルブコッタ検出
子158a〜158cをそれぞれバルブステム202、
リテーナ204、バルブコッタ206a、206bに当
接させるべく変位する。
【0037】バルブステム202がシリンダヘッド20
0に装着され、バルブコッタ206a、206b、リテ
ーナ204がバルブステム202に装着されていれば、
先ず、バルブコッタ検出子158a〜158cがバルブ
コッタ206a、206bに当接する(図8参照)。検
出機構50がさらに下降すると、コイルスプリング16
6a〜166cの各強度の和がコイルスプリング100
の強度よりも弱く設定されているため、コイルスプリン
グ166a〜166cが縮退し、バルブコッタ検出子1
58a〜158cに対して相対的にリテーナ検出子14
2が下降する。そして、リテーナ検出子142がリテー
ナ204に当接するに至る。
【0038】さらに、検出機構50が下降すると、コイ
ルスプリング122a〜122cの各強度の和がコイル
スプリング100の強度よりも弱く設定されているた
め、コイルスプリング122a〜122cが縮退し、リ
テーナ検出子142に対してステムエンド検出子113
が相対的に下降し、ステムエンド検出子113の下端部
がバルブステム202の上端部に当接するに至る。そし
て、コイルスプリング100が縮退した所定位置で変位
板52の下端部がストッパ36に当接し、検出機構50
の下降が停止する。
【0039】なお、バルブステム202がシリンダヘッ
ド200に装着されていない場合には、ステムエンド検
出子113は検出機構50が停止するまで下降し、一
方、バルブコッタ206a、206b、リテーナ204
がバルブステム202に装着されていない場合には、バ
ルブコッタ検出子158a〜158cおよびリテーナ検
出子142はステムエンド検出子113がバルブステム
202の上端部に当接するまで下降する。
【0040】そこで、バルブステム202がシリンダヘ
ッド200に装着されている場合において、ステムエン
ド検出子113がバルブステム202に当接し、変位板
52がストッパ36に当接するまで検出機構50が下降
した後、変位センサ78からの出力に基づいてバルブス
テム202の高さ(位置)Hを測定する(ステップS
5)。この場合、変位センサ78は検出部80の位置に
対応する信号を制御装置172に出力する。この信号の
値はマスターワーク180に形成されたバルブステム部
182の上端部の高さ(位置)H0 に対する誤差を示
す。この誤差が所定範囲内であれば、制御装置172は
バルブステム202がシリンダヘッド200に正常に装
着されていると判断する(ステップS6)。
【0041】バルブステム202が正常に装着されてい
ると判断された場合には、次に、変位センサ106から
の出力に基づいてバルブステム202の上端部とリテー
ナ204の上面部との距離Aの基準値A0 に対する誤差
を測定する(ステップS7、図8参照)。この場合、変
位センサ106は検出部107の位置に対応する信号を
制御装置172に出力する。この信号の値はバルブステ
ム部182の上端部とリテーナ部184の上面部との距
離の基準値A0 に対する誤差を示す。この誤差が所定範
囲内であれば、制御装置172はリテーナ204がバル
ブステム202に正常に装着されていると判断する(ス
テップS8)。
【0042】リテーナ204が正常に装着されていると
判断された場合には、次いで、変位センサ138a〜1
38cによってリテーナ204の上面部と、バルブコッ
タ206a、206bの上端部との距離B、C、Dの基
準値B0 に対する誤差を測定する(ステップS9)。こ
の場合、図14に示すように、バルブコッタ検出子15
8aがバルブコッタ206aに当接し、バルブコッタ検
出子158bがバルブコッタ206aと206bの両方
に当接し、バルブコッタ検出子158cがバルブコッタ
206bに当接しているものとし、前記距離Bはリテー
ナ204の上面部からバルブコッタ206aの上端部ま
での距離を表し、前記距離Cはリテーナ204の上面部
からバルブコッタ206aまたは206bのいずれか一
方の上端部までの距離を表し、前記距離Dはリテーナ2
04の上面部からバルブコッタ206bの上端部までの
距離を表すものとする。
【0043】そして、これらの距離B、C、Dの基準値
0 に対する誤差が所定の範囲内であるか否かを判断し
(ステップS10)、所定の範囲内であればシリンダ4
6を駆動して検出機構50を上昇させる(図13中、ス
テップS11)。この結果、ステムエンド検出子11
3、リテーナ検出子142およびバルブコッタ検出子1
58a〜158cはそれぞれバルブステム202、リテ
ーナ204およびバルブコッタ206a、206bから
離間する。
【0044】一方、バルブステム202をシリンダヘッ
ド200に装着したとき、例えば、バルブ214とシリ
ンダヘッド200の吸入用通路208aまたは排気用通
路208bを構成する開口部との間に異物が挟まってい
る場合、あるいはバルブ214に加工不良がある場合、
ステップS6において、バルブステム202の高さHの
誤差が所定の範囲内とはならない。このため、このバル
ブステム202に異常があるとして、このバルブステム
202を特定する記号、番号等を記憶する(ステップS
12)。
【0045】また、図15に示すように、一方のバルブ
コッタ206bが脱落し、バルブコッタ206aのみが
装着されている場合、測定(ステップS9)の際にバル
ブコッタ検出子158a、158cがバルブコッタ20
6bに当接することがない。このため、距離Dの誤差は
所定の範囲内とはならない。従って、このような場合に
は、バルブコッタ206a、206bの中のいずれか一
方が装着されていないものと判断することができる。す
なわち、ステップS10において、距離B、C、Dのい
ずれか一つ以上の誤差が所定の範囲内とならないため、
制御装置172はシリンダヘッド200に装着されてい
る複数のバルブステム202の中、検査中のバルブステ
ム202に異常があるとして、このバルブステム202
を特定する記号、番号等を記憶する(ステップS1
2)。
【0046】また、図15中、1点鎖線に示すように、
バルブコッタ206aの装着される角度によってはバル
ブコッタ検出子158a、158bがバルブコッタ20
6aに当接しても、バルブコッタ検出子158cが当接
しない。このように、バルブコッタ検出子158a〜1
58cがそれぞれ120°ずつ偏位して配置されている
ため、バルブコッタ検出子158a〜158cのいずれ
か1つまたは2つがバルブコッタ206bに当接せず、
バルブコッタ206bの脱落を検出することができる。
【0047】さらに、図9に示すように一対のバルブコ
ッタ206a、206bが両方とも装着されていても、
突部198a、198bが溝部218に嵌合していない
と、測定(ステップS9)の結果、距離B、C、Dの誤
差が所定の範囲内とはならない。従って、このような場
合にも、ステップS10でバルブコッタ206a、20
6bが正常に装着されていないものと判断することがで
き、ステップS10からステップS12に移行し、制御
装置172はこのバルブステム202を特定する記号、
番号等を記憶する(ステップS12)。
【0048】以上のように、略120°互いに偏位した
バルブコッタ検出子158a〜158cによってバルブ
コッタ206a、206bとリテーナ204との距離
B、C、Dの誤差を測定することにより、2つのバルブ
コッタ206a、206bに対して略等間隔に設定した
3つの測定箇所において測定を行うことができる。従っ
て、バルブコッタ206a、206bの装着状態を確実
に検出することが可能となる。
【0049】さらに、リテーナ204がバルブステム2
02から脱落している場合等には、ステップS8で距離
Aの誤差が所定の範囲内とならないので、ステップS1
2に移行し、制御装置172はこのバルブステム202
を特定する記号、番号等を記憶する。
【0050】以上のようにして、バルブステム202、
リテーナ204およびバルブコッタ206a、206b
の装着状態を検出した後、シリンダ46を駆動して検出
機構50を上昇させる(ステップS11)。このため、
ステムエンド検出子113、リテーナ検出子142およ
びバルブコッタ検出子158a〜158cは、それぞれ
バルブステム202、リテーナ204およびバルブコッ
タ206a、206bから離間する。そして、シリンダ
ヘッド200に装着されている全てのバルブステム20
2、リテーナ204およびバルブコッタ206a、20
6bの検出が完了したか否かを判断し(ステップS1
3)、完了していない場合、ステップS3に戻り、検出
作業の完了していないバルブステム202上に検出機構
50を変位させる。そして、前述と同様にしてバルブス
テム202、リテーナ204およびバルブコッタ206
a、206bの組付状態の検出を行う。
【0051】ステップS13で全てのバルブステム20
2について検出が完了すると、全てのバルブステム20
2、リテーナ204およびバルブコッタ206a、20
6bが正常に装着されているか否かを判断し(ステップ
S14)、全て正常に装着されているときは、シリンダ
ヘッド200を次の工程に搬送する(ステップS1
5)。一方、ステップS14で、いずれか一つでもバル
ブステム202、リテーナ204、バルブコッタ206
a、206bが正常に装着されていないときは、制御装
置172はステップS12で記憶された、異常のあるバ
ルブステム202を特定する記号、番号等を出力手段1
74に表示し(ステップS16)、シリンダヘッド20
0を製造ラインから取り除く(ステップS17)。この
シリンダヘッド200はステップS16で表示されたバ
ルブステム202についてバルブステム202、リテー
ナ204、バルブコッタ206a、206bを装着し直
し、再び製造ラインに戻される。
【0052】本実施の形態に係るバルブ装着部品の組付
状態検出方法および組付状態検出装置10によれば、検
査のための作業者が不要となり、バルブステム202、
リテーナ204およびバルブコッタ206a、206b
の検出を自動的に行うことが可能となり、組付状態を正
確に、且つ効率よく短時間で検出することができる。ま
た略120°偏位して配置された3つのバルブコッタ検
出子158a〜158cによって測定することにより、
一対のバルブコッタ206a、206bの組付状態を確
実に検出することができる。
【0053】
【発明の効果】本発明に係るバルブ装着部品の組付状態
検出方法および装置によれば、以下のような効果ならび
に利点が得られる。
【0054】バルブ装着部品であるバルブコッタの検出
を自動的に行うことができるため、検査のための作業者
が不要となり、従って、生産効率を向上させることがで
きる。また、2つのバルブコッタに対して略120゜偏
位して設けられた3つのバルブコッタ検出子によって、
リテーナの端面からバルブコッタの端部までの距離を測
定するため、2つのバルブコッタを確実に、しかも効率
よく短時間で検出することができるとともに、検出精度
を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るバルブ装着部品の組
付状態検出装置を示す斜視図である。
【図2】図1の組付状態検出装置を示す一部断面拡大側
面図である。
【図3】図1の組付状態検出装置に使用される検出機構
を示す一部拡大斜視図である。
【図4】図2の組付状態検出装置のIV−IV線断面図
である。
【図5】図2の組付状態検出装置に使用される検出機構
を示す一部拡大断面斜視図である。
【図6】図2の組付状態検出装置のVI−VI線矢視図
である。
【図7】図1の組付状態検出装置に使用されるマスター
ワークを示す一部拡大縦断面図である。
【図8】本発明の実施の形態に係るバルブ装着部品の組
付状態検出方法において、バルブコッタが正常に装着さ
れた場合を示す一部拡大縦断面図である。
【図9】本発明の実施の形態に係るバルブ装着部品の組
付状態検出方法において、バルブコッタの装着状態に異
常がある場合を示す一部拡大縦断面図である。
【図10】バルブ装着部品の分解斜視図である。
【図11】図10のバルブ装着部品がシリンダに装着さ
れた状態を示す一部断面図である。
【図12】本発明の実施の形態に係るバルブ装着部品の
組付状態検出方法を説明するフローチャートである。
【図13】本発明の実施の形態に係るバルブ装着部品の
組付状態検出方法を説明するフローチャートである。
【図14】本発明の実施の形態に係るバルブ装着部品の
組付状態検出方法において、3つのバルブコッタ検出子
のそれぞれが2つのバルブコッタに当接している状態を
示す一部拡大平面図である。
【図15】本発明の実施の形態に係るバルブ装着部品の
組付状態検出方法において、2つのバルブコッタの中の
一方が装着されていない状態を示す一部拡大平面図であ
る。
【符号の説明】
10…組付状態検出装置 14…検出部 16…ワーク載置部 50…検出機構 78、106、138a〜138c…変位センサ 68…ステムエンド検出子 142…リテー
ナ検出子 158a〜158c…バルブコッタ検出子 172…制御装置 202…バルブ
ステム 204…リテーナ 206a、20
6b…バルブコッタ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンに対してバルブを装着するバルブ
    装着部品の組付状態検出方法であって、 前記エンジンに組み付けられたバルブステムのステムエ
    ンドに当接させるべく、ステムエンド検出子を変位させ
    る工程と、 前記ステムエンド検出子の位置を測定して前記バルブス
    テムの組付状態を検出する工程と、 前記ステムエンドにバルブスプリングを装着する前記バ
    ルブ装着部品であるリテーナに当接させるべく、リテー
    ナ検出子を前記ステムエンド検出子に対して変位させる
    工程と、 前記ステムエンド検出子の先端部と前記リテーナ検出子
    の先端部との間の距離を測定して前記リテーナの組付状
    態を検出する工程と、 前記ステムエンドに前記リテーナを固定する前記バルブ
    装着部品である2つのバルブコッタに当接させるべく、
    バルブコッタ検出子を前記ステムエンド検出子に対して
    変位させる工程と、 前記リテーナ検出子の先端部と前記バルブコッタ検出子
    の先端部との間の距離を測定して前記バルブコッタの組
    付状態を検出する工程と、 を有することを特徴とするバルブ装着部品の組付状態検
    出方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の方法において、 前記ステムエンド検出子を中心に互いに略120°偏位
    して設けられた3つの前記バルブコッタ検出子を2つの
    前記バルブコッタに当接させるべく、前記ステムエンド
    検出子に対して変位させ、前記リテーナ検出子と前記各
    バルブコッタ検出子の先端部との間の距離を測定して前
    記各バルブコッタの組付状態を検出することを特徴とす
    るバルブ装着部品の組付状態検出方法。
  3. 【請求項3】エンジンに対してバルブを装着するバルブ
    装着部品の組付状態検出方法であって、 前記エンジンに組み付けられたバルブステムのステムエ
    ンドにバルブスプリングを装着するリテーナを固定する
    前記バルブ装着部品である2つのバルブコッタに当接さ
    せるべく、互いに略120°ずつ偏位して配置された3
    つのバルブコッタ検出子を変位させる工程と、 前記各バルブコッタ検出子の位置を測定して前記バルブ
    コッタの組付状態を検出する工程と、 を有することを特徴とするバルブ装着部品の組付状態検
    出方法。
  4. 【請求項4】エンジンに対してバルブを装着するバルブ
    装着部品の組付状態検出装置であって、 前記エンジンに組み付けられたバルブステムのステムエ
    ンドに当接すべく変位するステムエンド検出子と、 前記ステムエンドにバルブスプリングを装着する前記バ
    ルブ装着部品であるリテーナに当接すべく、前記ステム
    エンド検出子に対して変位するリテーナ検出子と、 前記ステムエンドに前記リテーナを固定するバルブコッ
    タに当接すべく、前記ステムエンド検出子に対して変位
    するバルブコッタ検出子と、 前記ステムエンド検出子の先端部の位置を測定する位置
    測定手段と、 前記ステムエンド検出子の先端部と前記リテーナ検出子
    の先端部との間の距離および前記リテーナ検出子と前記
    各バルブコッタ検出子との間の距離を測定する距離測定
    手段と、 を備えることを特徴とするバルブ装着部品の組付状態検
    出装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の装置において、 前記バルブコッタ検出子は、前記ステムエンド検出子を
    中心として相互に略120°ずつ偏位して3つ設けら
    れ、それぞれのバルブコッタ検出子は互いに独立して変
    位することを特徴とするバルブ装着部品の組付状態検出
    装置。
  6. 【請求項6】エンジンに対してバルブを装着するバルブ
    装着部品の組付状態検出装置であって、 前記エンジンに組み付けられたバルブステムのステムエ
    ンドにバルブスプリングを装着するリテーナを固定する
    2つのバルブコッタに当接すべく、前記ステムエンド検
    出子に対してそれぞれが独立して変位する3つのバルブ
    コッタ検出子と、 前記各バルブコッタ検出子の位置を測定する測定手段
    と、 を備え、前記3つのバルブコッタ検出子は、前記ステム
    エンド検出子を中心として相互に略120°ずつ偏位し
    て配置されることを特徴とするバルブ装着部品の組付状
    態検出装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010196627A (ja) * 2009-02-26 2010-09-09 Daihatsu Motor Co Ltd コッタ検査装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010196627A (ja) * 2009-02-26 2010-09-09 Daihatsu Motor Co Ltd コッタ検査装置

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