JP2001018011A - プレスブレーキにおけるワーク折曲げ角度検出方法及び装置並びにダイ - Google Patents
プレスブレーキにおけるワーク折曲げ角度検出方法及び装置並びにダイInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ダイに備えたダイ溝内においてワークに光線
を照射し、その反射光の位置を検出することによってワ
ークの折曲げ角度を検出する方法及び装置並びにダイを
提供する。 【解決手段】 プレスブレーキのパンチとダイ1によっ
てワークWの折曲げ加工を行っているときに、ダイ1の
ダイ溝3内でワークWに光線LBを照射し、ワークWか
らの反射光を光位置センサ11により検出し、この光位
置センサ11の光検出位置に基いてワークWの折曲げ角
度を検出するワーク折曲げ角度検出方法であり、装置
は、プレスブレーキのパンチとダイ1によるワークWの
折曲げ加工時にダイ1のダイ溝3内において前記ワーク
Wに光線LBを照射するための光源5と、ワークWから
の反射光の位置を検出するための光位置センサ11と、
この光位置センサ11の光検出位置に基いてワークWの
折曲げ角度を求める角度演算手段とを備えた構成であ
る。
を照射し、その反射光の位置を検出することによってワ
ークの折曲げ角度を検出する方法及び装置並びにダイを
提供する。 【解決手段】 プレスブレーキのパンチとダイ1によっ
てワークWの折曲げ加工を行っているときに、ダイ1の
ダイ溝3内でワークWに光線LBを照射し、ワークWか
らの反射光を光位置センサ11により検出し、この光位
置センサ11の光検出位置に基いてワークWの折曲げ角
度を検出するワーク折曲げ角度検出方法であり、装置
は、プレスブレーキのパンチとダイ1によるワークWの
折曲げ加工時にダイ1のダイ溝3内において前記ワーク
Wに光線LBを照射するための光源5と、ワークWから
の反射光の位置を検出するための光位置センサ11と、
この光位置センサ11の光検出位置に基いてワークWの
折曲げ角度を求める角度演算手段とを備えた構成であ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレスブレーキに
よってワークの折曲げ加工を行なっている最中に、上記
ワークの折曲げ角度を検出する方法及び装置並びに直接
使用するダイに係り、さらに詳細には、ダイに備えたダ
イ溝内においてのワークに光線を照射し、その反射光の
位置を検出することによって折曲げ角度を検出する方法
及び装置並びにダイに関する。
よってワークの折曲げ加工を行なっている最中に、上記
ワークの折曲げ角度を検出する方法及び装置並びに直接
使用するダイに係り、さらに詳細には、ダイに備えたダ
イ溝内においてのワークに光線を照射し、その反射光の
位置を検出することによって折曲げ角度を検出する方法
及び装置並びにダイに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プレスブレーキに備えたパンチと
ダイによって板状のワークの折曲げ加工を行っている最
中に上記ワークの折曲げ角度を検出する方法,装置とし
て種々の方法、装置が開発されている。例えば、ダイに
おけるダイ溝の外側においてのワークの跳ね上り寸法を
検出することによってワークの折曲げ角度を検出する方
法においては、ワークの自重による撓みの影響を受け易
く、またワークの幅が狭い場合には検出不可能なことが
あるなどの問題がある。
ダイによって板状のワークの折曲げ加工を行っている最
中に上記ワークの折曲げ角度を検出する方法,装置とし
て種々の方法、装置が開発されている。例えば、ダイに
おけるダイ溝の外側においてのワークの跳ね上り寸法を
検出することによってワークの折曲げ角度を検出する方
法においては、ワークの自重による撓みの影響を受け易
く、またワークの幅が狭い場合には検出不可能なことが
あるなどの問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、前記ダイにお
けるダイ溝内においてワークの折曲げ角度を検出する方
法,装置が種々開発されている。しかし、従来において
は、精度,測定範囲,材質の影響,システム構成の複雑
性,リアルタイム性などにおいて問題があり、満足でき
るものではなかった。
けるダイ溝内においてワークの折曲げ角度を検出する方
法,装置が種々開発されている。しかし、従来において
は、精度,測定範囲,材質の影響,システム構成の複雑
性,リアルタイム性などにおいて問題があり、満足でき
るものではなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は前述のごとき問
題に鑑みてなされたもので、請求項1に係る発明は、プ
レスブレーキに備えたパンチとダイによってワークの折
曲げ加工を行っているときに、前記ダイにおけるダイ溝
内において前記ワークに光線を照射し、前記ワークから
の反射光を所定位置に備えた光位置センサにより検出
し、この光位置センサの光検出位置に基いて前記ワーク
の折曲げ角度を検出するプレスブレーキにおけるワーク
折曲げ角度検出方法である。
題に鑑みてなされたもので、請求項1に係る発明は、プ
レスブレーキに備えたパンチとダイによってワークの折
曲げ加工を行っているときに、前記ダイにおけるダイ溝
内において前記ワークに光線を照射し、前記ワークから
の反射光を所定位置に備えた光位置センサにより検出
し、この光位置センサの光検出位置に基いて前記ワーク
の折曲げ角度を検出するプレスブレーキにおけるワーク
折曲げ角度検出方法である。
【0005】請求項2に係る発明は、プレスブレーキに
備えたパンチとダイによってワークの折曲げ加工を行っ
ているときに、前記ダイにおけるダイ溝内において前記
ワークに、第1の光源又は第2の光源を選択して光線を
照射し、前記ワークからの反射光を所定位置に備えた光
位置センサによって検出し、この光位置センサの光検出
位置に基いて前記ワークの折曲げ角度を検出するプレス
ブレーキにおけるワーク折曲げ角度検出方法である。
備えたパンチとダイによってワークの折曲げ加工を行っ
ているときに、前記ダイにおけるダイ溝内において前記
ワークに、第1の光源又は第2の光源を選択して光線を
照射し、前記ワークからの反射光を所定位置に備えた光
位置センサによって検出し、この光位置センサの光検出
位置に基いて前記ワークの折曲げ角度を検出するプレス
ブレーキにおけるワーク折曲げ角度検出方法である。
【0006】請求項3に係る発明は、プレスブレーキに
備えたパンチとダイによるワークの折曲げ加工時に上記
ワークの折曲げ角度を検出するための装置であって、前
記ダイのダイ溝内において前記ワークに光線を照射する
ための光源と、前記ワークからの反射光の位置を検出す
るための光位置センサと、この光位置センサの光検出位
置に基いて前記ワークの折曲げ角度を求める角度演算手
段とを備えた構成である。
備えたパンチとダイによるワークの折曲げ加工時に上記
ワークの折曲げ角度を検出するための装置であって、前
記ダイのダイ溝内において前記ワークに光線を照射する
ための光源と、前記ワークからの反射光の位置を検出す
るための光位置センサと、この光位置センサの光検出位
置に基いて前記ワークの折曲げ角度を求める角度演算手
段とを備えた構成である。
【0007】請求項4に係る発明は、プレスブレーキに
備えたパンチとダイによるワークの折曲げ加工時に上記
ワークの折曲げ角度を検出するための装置であって、前
記ダイのダイ溝内において前記ワークに光線を照射する
ための第1,第2の光源と、前記ワークからの反射光の
位置を検出するための光位置センサと、この光位置セン
サの光検出位置に基いて前記ワークの折曲げ角度を求め
る第1,第2の角度演算手段とを備えた構成である。
備えたパンチとダイによるワークの折曲げ加工時に上記
ワークの折曲げ角度を検出するための装置であって、前
記ダイのダイ溝内において前記ワークに光線を照射する
ための第1,第2の光源と、前記ワークからの反射光の
位置を検出するための光位置センサと、この光位置セン
サの光検出位置に基いて前記ワークの折曲げ角度を求め
る第1,第2の角度演算手段とを備えた構成である。
【0008】請求項5に係る発明は、ワークの折曲げ加
工を行うためのダイ溝を備えたダイであって、上記ダイ
溝内のワークに光線を照射するための光源からの光線を
透過する照射光透過部と、前記ワークからの反射光を透
過するための反射光透過部と、前記反射光の位置を検出
するための光位置センサとを備えた構成である。
工を行うためのダイ溝を備えたダイであって、上記ダイ
溝内のワークに光線を照射するための光源からの光線を
透過する照射光透過部と、前記ワークからの反射光を透
過するための反射光透過部と、前記反射光の位置を検出
するための光位置センサとを備えた構成である。
【0009】請求項6に係る発明は、請求項5に記載の
ダイにおいて、光透過部及び光位置センサは、ダイ溝の
幅方向の中心位置を中心として対称的位置にそれぞれ設
けた構成である。
ダイにおいて、光透過部及び光位置センサは、ダイ溝の
幅方向の中心位置を中心として対称的位置にそれぞれ設
けた構成である。
【0010】
【発明の実施の形態】図1を参照するに、プレスブレー
キに備えたパンチ(図示省略)と協働して板状のワーク
Wの折曲げ加工を行うダイ1は、ワークWの折曲げ加工
を行うための適宜形状のダイ溝3を備えている。また、
上記ダイ1は、前記ダイ溝3内においてワークWに光線
LBを照射すべく適宜位置に設けられた光源5からの前
記光線LBを透過するための照射光透過部7と前記ワー
クWからの反射光を透過するための反射光透過部9が設
けられている。そして、上記反射光透過部9に対応して
光位置センサ11が設けられている。
キに備えたパンチ(図示省略)と協働して板状のワーク
Wの折曲げ加工を行うダイ1は、ワークWの折曲げ加工
を行うための適宜形状のダイ溝3を備えている。また、
上記ダイ1は、前記ダイ溝3内においてワークWに光線
LBを照射すべく適宜位置に設けられた光源5からの前
記光線LBを透過するための照射光透過部7と前記ワー
クWからの反射光を透過するための反射光透過部9が設
けられている。そして、上記反射光透過部9に対応して
光位置センサ11が設けられている。
【0011】上記光位置センサ11は光スポット位置を
検出するためのものであって、例えばCCDリニアセン
サや、フォトダイオードの表面抵抗を利用して光スポッ
トの位置を検出するセンサとしてのPSD(位置検出素
子)などよりなるものである。また前記光源5として
は、ワークWの照射面に結果的に微小光点を形成し得る
ものであれば良く、例えばランプ,LED,半導体レー
ザ等を使用可能であり、またワークWの照射面に微少光
点を得るために平行光線化を図るための集光レンズや積
分球など目的に応じて種々の光学系を採用することがで
きる。
検出するためのものであって、例えばCCDリニアセン
サや、フォトダイオードの表面抵抗を利用して光スポッ
トの位置を検出するセンサとしてのPSD(位置検出素
子)などよりなるものである。また前記光源5として
は、ワークWの照射面に結果的に微小光点を形成し得る
ものであれば良く、例えばランプ,LED,半導体レー
ザ等を使用可能であり、またワークWの照射面に微少光
点を得るために平行光線化を図るための集光レンズや積
分球など目的に応じて種々の光学系を採用することがで
きる。
【0012】さて、図1において、ワークWに代えて先
端部Sの角度2θ(90度)のブロックゲージをワーク
Wの折曲げ加工時の状態と同様にダイ1のダイ溝3にセ
ットした状態において、光源5から照射光透過部7を経
て微細径の光線(照射光)LBを水平に照射したときの
点をOとし、水平に位置する光位置センサ11の反射光
検出位置をB点とする。そして、ダイ1におけるダイ溝
3の肩部Eから前記光位置センサ11に垂線を下したと
きの交点をDとし、この垂線と前記光線LBの交点をA
とする。さらに、点Aから点Dまでの寸法をLとする。
端部Sの角度2θ(90度)のブロックゲージをワーク
Wの折曲げ加工時の状態と同様にダイ1のダイ溝3にセ
ットした状態において、光源5から照射光透過部7を経
て微細径の光線(照射光)LBを水平に照射したときの
点をOとし、水平に位置する光位置センサ11の反射光
検出位置をB点とする。そして、ダイ1におけるダイ溝
3の肩部Eから前記光位置センサ11に垂線を下したと
きの交点をDとし、この垂線と前記光線LBの交点をA
とする。さらに、点Aから点Dまでの寸法をLとする。
【0013】ここで、光線LBの反射光の検出位置がP
点とし、そのときの法線をCとすると、<SEA=θ,
<EOA=90°−θとなり、<COA=90°−(9
0°−θ)=θとなる。よって<COP=θとなり、<
POB=<AOB−2θ=90°−2θとなって、<O
PB=90°−(90°−2θ)=2θとなる。
点とし、そのときの法線をCとすると、<SEA=θ,
<EOA=90°−θとなり、<COA=90°−(9
0°−θ)=θとなる。よって<COP=θとなり、<
POB=<AOB−2θ=90°−2θとなって、<O
PB=90°−(90°−2θ)=2θとなる。
【0014】ところが、<OPB=2θであり、θ=4
5°であることから2θ=90°となり線分OPと線分
OBは平行で等しく長さLであることになる。よって、
前記B点を基準としてtan2θ=L/BPとなり、2
θ=tan-1(L/BP)によりワークWの折曲げ角度
が求められることになる。
5°であることから2θ=90°となり線分OPと線分
OBは平行で等しく長さLであることになる。よって、
前記B点を基準としてtan2θ=L/BPとなり、2
θ=tan-1(L/BP)によりワークWの折曲げ角度
が求められることになる。
【0015】したがって、図2に示すように、コントロ
ーラ13において光源点灯手段15を制御して光源5を
点灯し、上記光源5からワークWに光線LBを照射した
ときの反射光を光位置センサ11によって検出する。そ
して、この光位置センサ11上の光スポットの位置を光
位置検出手段17によって位置情報に変換し、この光位
置情報に基いてワーク角度演算手段19においてワーク
の折曲げ角度に演算することによってワークの折曲げ角
度を求めることができる。
ーラ13において光源点灯手段15を制御して光源5を
点灯し、上記光源5からワークWに光線LBを照射した
ときの反射光を光位置センサ11によって検出する。そ
して、この光位置センサ11上の光スポットの位置を光
位置検出手段17によって位置情報に変換し、この光位
置情報に基いてワーク角度演算手段19においてワーク
の折曲げ角度に演算することによってワークの折曲げ角
度を求めることができる。
【0016】よって、ダイ1の長手方向(図1において
紙面に直交する方向)の複数箇所においてワークWの折
曲げ角度を求め、複数箇所の折曲げ角度に基いて、プレ
スブレーキ全体の制御を行うNC装置21によってラム
の上下位置,傾斜角,クラウニング等の制御を行うこと
により、ワークWの全幅に亘ってほぼ等しい角度に折曲
げ加工を行うことができるようになるものである。
紙面に直交する方向)の複数箇所においてワークWの折
曲げ角度を求め、複数箇所の折曲げ角度に基いて、プレ
スブレーキ全体の制御を行うNC装置21によってラム
の上下位置,傾斜角,クラウニング等の制御を行うこと
により、ワークWの全幅に亘ってほぼ等しい角度に折曲
げ加工を行うことができるようになるものである。
【0017】ところで上記説明は、ダイ1におけるダイ
溝3の中心Vを中心として、図1においての左右の曲げ
角度は等しくなるものとして求める場合について説明し
たが、実際的には、例えばパンチ,ダイ1とワークWの
ずれ等によって中心からの左右の角度がθ’とθとなっ
て異なることがある。
溝3の中心Vを中心として、図1においての左右の曲げ
角度は等しくなるものとして求める場合について説明し
たが、実際的には、例えばパンチ,ダイ1とワークWの
ずれ等によって中心からの左右の角度がθ’とθとなっ
て異なることがある。
【0018】そこで、ダイ1を中心として前記光源5と
対称的位置に第2の光源5Aを配置すると共に光位置セ
ンサ11と対称的位置に第2の光位置センサ11Aを配
置し、2θ=tan-1(L/BP),2θ’=tan-1
(L’/B’P’)によりワークの折曲げ角度を(θ+
θ’)として求めることにより、より正確なワークの折
曲げ角度を検出することができる。
対称的位置に第2の光源5Aを配置すると共に光位置セ
ンサ11と対称的位置に第2の光位置センサ11Aを配
置し、2θ=tan-1(L/BP),2θ’=tan-1
(L’/B’P’)によりワークの折曲げ角度を(θ+
θ’)として求めることにより、より正確なワークの折
曲げ角度を検出することができる。
【0019】前記説明は、光源5から光線LBをワーク
Wに対して水平方向から照射する場合について説明した
が、光線LBの照射方向が水平でかつ1箇所である場合
にはワークWの折曲げ角度の検出範囲がある範囲に限ら
れるので、検出範囲をより大きくするために、光源5を
水平に対して傾斜させてもよく、また、光源5を上下方
向に複数設けてもよく、さらには照射光透過部7を上下
方向のスリット又は長孔に形成しかつ光源5をワークW
の折曲げ角度に対応して段階的に上下に回動する構成と
してもよく、また、例えば図3に例示するように、水平
に対して所定角傾斜してワークWに光線LB’を照射す
る第2の光源5Bを設ける構成とすることも可能であ
る。
Wに対して水平方向から照射する場合について説明した
が、光線LBの照射方向が水平でかつ1箇所である場合
にはワークWの折曲げ角度の検出範囲がある範囲に限ら
れるので、検出範囲をより大きくするために、光源5を
水平に対して傾斜させてもよく、また、光源5を上下方
向に複数設けてもよく、さらには照射光透過部7を上下
方向のスリット又は長孔に形成しかつ光源5をワークW
の折曲げ角度に対応して段階的に上下に回動する構成と
してもよく、また、例えば図3に例示するように、水平
に対して所定角傾斜してワークWに光線LB’を照射す
る第2の光源5Bを設ける構成とすることも可能であ
る。
【0020】このように光源5を複数設けた構成あるい
は光源5を上下に回動する構成においては、各光源5,
5B毎に、また光源5の上下方向の回動角度毎に条件が
相違することによりワークWの折曲げ角度を演算するた
めの演算式が異なるので、コントローラ13の構成とし
ては、各光源5,5Bの使用選択毎又は光源5の上下回
動角度毎に対応する適数のワーク角度演算手段19Bを
備えると共に検出条件に対応して各ワーク角度演算手段
19,19Bに切換えるための切換手段23を備えるも
のである。なお、光源5を上下に回動して使用する場合
は回動角度毎にワークの折曲げ角度を演算する条件が異
なるから、複数の光源を備えたことに相当するものであ
る。
は光源5を上下に回動する構成においては、各光源5,
5B毎に、また光源5の上下方向の回動角度毎に条件が
相違することによりワークWの折曲げ角度を演算するた
めの演算式が異なるので、コントローラ13の構成とし
ては、各光源5,5Bの使用選択毎又は光源5の上下回
動角度毎に対応する適数のワーク角度演算手段19Bを
備えると共に検出条件に対応して各ワーク角度演算手段
19,19Bに切換えるための切換手段23を備えるも
のである。なお、光源5を上下に回動して使用する場合
は回動角度毎にワークの折曲げ角度を演算する条件が異
なるから、複数の光源を備えたことに相当するものであ
る。
【0021】前記説明においては、光位置センサ11の
光検出位置に基いてワークWの折曲げ角度を演算して求
める場合について説明したが、光位置センサ11の光検
出位置とワークWの折曲げ角度との関係を予めデータテ
ーブル化しておき、光位置センサ11の光検出位置に基
いてワークWの折曲げ角度を上記データテーブルによっ
て求める構成とすることも可能である。
光検出位置に基いてワークWの折曲げ角度を演算して求
める場合について説明したが、光位置センサ11の光検
出位置とワークWの折曲げ角度との関係を予めデータテ
ーブル化しておき、光位置センサ11の光検出位置に基
いてワークWの折曲げ角度を上記データテーブルによっ
て求める構成とすることも可能である。
【0022】すなわち、図5に示すように、ダイ1にお
けるダイ溝3の中央部に垂直に立設した支柱25の上部
に、ダイ1の上面に接触して水平になる水平ガイド27
を設け、この水平ガイド27に沿って水平に移動自在の
スライダ29を設ける。そして、ダイ1の肩部33に接
触自在かつ上下に回動自在の角度検出バー35をピン3
1によって前記スライダ29に回動自在に支承して設
け、かつ例えばロータリーエンコーダ等よりなる角度検
出器37を前記ピン31に連結して設ける。
けるダイ溝3の中央部に垂直に立設した支柱25の上部
に、ダイ1の上面に接触して水平になる水平ガイド27
を設け、この水平ガイド27に沿って水平に移動自在の
スライダ29を設ける。そして、ダイ1の肩部33に接
触自在かつ上下に回動自在の角度検出バー35をピン3
1によって前記スライダ29に回動自在に支承して設
け、かつ例えばロータリーエンコーダ等よりなる角度検
出器37を前記ピン31に連結して設ける。
【0023】上記構成により、ダイ1のダイ溝3の中央
部に支柱25を垂直に立設しかつ水平ガイド27を水平
に保持した状態において、例えばスライダ29を図5に
おいて右方向に移動せしめておき、かつ角度検出バー3
5をダイ1の肩部33に接触した状態でほぼ水平な状態
に保持する。
部に支柱25を垂直に立設しかつ水平ガイド27を水平
に保持した状態において、例えばスライダ29を図5に
おいて右方向に移動せしめておき、かつ角度検出バー3
5をダイ1の肩部33に接触した状態でほぼ水平な状態
に保持する。
【0024】この状態においてスライダ29を図5にお
いて左方向へ移動せしめると、角度検出バー35はダイ
1の肩部33に接触した状態を保持して次第に反時計回
り方向に回動する。このときの水平ガイド27と角度検
出バー35とのなす角度は角度検出器37によって検出
することができる。したがって、上記角度検出器37の
検出角度に基いて前記支柱25と角度検出バー35との
なす角度を求めることができる。
いて左方向へ移動せしめると、角度検出バー35はダイ
1の肩部33に接触した状態を保持して次第に反時計回
り方向に回動する。このときの水平ガイド27と角度検
出バー35とのなす角度は角度検出器37によって検出
することができる。したがって、上記角度検出器37の
検出角度に基いて前記支柱25と角度検出バー35との
なす角度を求めることができる。
【0025】上述のごとくスライダ29を移動して角度
検出バー35を反時計回り方向に回動するときに、光源
5から上記角度検出バー35に光線LBを照射し、上記
角度検出バー35からの反射光を光位置センサ11によ
って検出し、この光位置センサ11によって検出した光
検出位置と前記角度検出器37の検出角度に基いての支
柱25と角度検出バー35となる角度との関係を予めデ
ータテーブル化しておき、ワークWの折曲げ加工時に、
上記データテーブルに基き光位置センサ11の光検出位
置に基いて直ちにワークWの折曲げ角度を求めることが
できるものである。この場合、光位置センサ11の光検
出位置とデータテーブルのデータとを比較する手段が角
度演算手段を構成するものである。
検出バー35を反時計回り方向に回動するときに、光源
5から上記角度検出バー35に光線LBを照射し、上記
角度検出バー35からの反射光を光位置センサ11によ
って検出し、この光位置センサ11によって検出した光
検出位置と前記角度検出器37の検出角度に基いての支
柱25と角度検出バー35となる角度との関係を予めデ
ータテーブル化しておき、ワークWの折曲げ加工時に、
上記データテーブルに基き光位置センサ11の光検出位
置に基いて直ちにワークWの折曲げ角度を求めることが
できるものである。この場合、光位置センサ11の光検
出位置とデータテーブルのデータとを比較する手段が角
度演算手段を構成するものである。
【0026】なお、前記構成において、水平ガイド27
に沿ってのスライダ29の移動位置を位置検出器(図示
省略)によって検出し、この位置検出器による検出位置
と前記角度検出器37による検出角度に基いて前記肩部
33の微小半径を求めることが可能である。したがっ
て、前述したごとく演算によってワークWの折曲げ角度
を求める場合には、肩部33の微小半径を求めて補正す
ることにより、より正確に折曲げ角度を演算できること
になる。
に沿ってのスライダ29の移動位置を位置検出器(図示
省略)によって検出し、この位置検出器による検出位置
と前記角度検出器37による検出角度に基いて前記肩部
33の微小半径を求めることが可能である。したがっ
て、前述したごとく演算によってワークWの折曲げ角度
を求める場合には、肩部33の微小半径を求めて補正す
ることにより、より正確に折曲げ角度を演算できること
になる。
【0027】ところで、照射光透過部7を穴に形成した
場合には、図6に示すように、穴の両側に透明のプレー
ト41を設けて、照射光透過部7としての穴にゴミ等が
入らないようにすることが望ましい。また照射光透過部
7としての穴が細孔である場合には放電加工等によるこ
ととなり高価な加工となるので、図7に示すように穴7
Hを大きな角穴又は丸穴とし、小さな半円状の溝を備え
た埋設部材43A,43Bを合せることによって小径の
照射光透過部7とし、上記埋設部材43A,43Bを合
せた状態において前記穴7Hに挿入する構成とすること
もできる。さらには、図8に示すように、穴7Hの両側
に、小孔45Hを備えたマスク用プレート45を、上記
小孔45Hの軸心を一致せしめて取付けた構成とするこ
ともできる。
場合には、図6に示すように、穴の両側に透明のプレー
ト41を設けて、照射光透過部7としての穴にゴミ等が
入らないようにすることが望ましい。また照射光透過部
7としての穴が細孔である場合には放電加工等によるこ
ととなり高価な加工となるので、図7に示すように穴7
Hを大きな角穴又は丸穴とし、小さな半円状の溝を備え
た埋設部材43A,43Bを合せることによって小径の
照射光透過部7とし、上記埋設部材43A,43Bを合
せた状態において前記穴7Hに挿入する構成とすること
もできる。さらには、図8に示すように、穴7Hの両側
に、小孔45Hを備えたマスク用プレート45を、上記
小孔45Hの軸心を一致せしめて取付けた構成とするこ
ともできる。
【0028】さらにまた、ダイ1の形状,寸法によって
前述の寸法Lを大きく取れない場合には、図9に示すよ
うに、照射光透過部7の下方位置にミラー47を配置し
て、ワークWからの反射光を水平方向に反射し、水平方
向に離隔して配置した光位置センサ11によって光位置
を検出する構成とすることができる。
前述の寸法Lを大きく取れない場合には、図9に示すよ
うに、照射光透過部7の下方位置にミラー47を配置し
て、ワークWからの反射光を水平方向に反射し、水平方
向に離隔して配置した光位置センサ11によって光位置
を検出する構成とすることができる。
【0029】すなわち本発明は、種々の変更を行うこと
により種々の実施形態とすることができるものである。
により種々の実施形態とすることができるものである。
【0030】
【発明の効果】以上のごとき説明より理解されるよう
に、要するに本発明によれば、ダイにおけるダイ溝内に
おいてワークに光線を照射し、その反射光を所定位置に
配置した光位置センサによって検出し、この光位置セン
サの光検出位置に基いて前記ワークの折曲げ角度を求め
るものであるから、ワークの自重による撓みの影響を受
けることなく、またワークの幅が比較的狭い場合であっ
ても折曲げ角度を正確に求めることができ、かつ比較的
簡単な構成でもって迅速に求めることができ、例えばフ
ィードバック制御を行いつつワークの折曲げ加工を行う
場合に有効なものである。
に、要するに本発明によれば、ダイにおけるダイ溝内に
おいてワークに光線を照射し、その反射光を所定位置に
配置した光位置センサによって検出し、この光位置セン
サの光検出位置に基いて前記ワークの折曲げ角度を求め
るものであるから、ワークの自重による撓みの影響を受
けることなく、またワークの幅が比較的狭い場合であっ
ても折曲げ角度を正確に求めることができ、かつ比較的
簡単な構成でもって迅速に求めることができ、例えばフ
ィードバック制御を行いつつワークの折曲げ加工を行う
場合に有効なものである。
【図1】本発明の一実施の形態に係る折曲げ角度検出方
法を示す作用説明図である。
法を示す作用説明図である。
【図2】折曲げ角度検出装置の構成を示すブロック線図
の説明図である。
の説明図である。
【図3】第2の実施の形態を示す折曲げ角度検出方法を
示す作用説明図である。
示す作用説明図である。
【図4】第2の実施の形態の折曲げ角度検出装置の構成
を示すブロック線図の説明図である。
を示すブロック線図の説明図である。
【図5】第3の実施の形態を示す作用説明図である。
【図6】照射光透過部の構成を示す説明図である。
【図7】別の照射光透過部の構成を示す説明図である。
【図8】さらに別の照射光透過部の構成を示す説明図で
ある。
ある。
【図9】光位置センサの配置の別な例を示す説明図であ
る。
る。
1 ダイ 3 ダイ溝 5 光源 7 照射光透過部 9 反射光透過部 11 光位置センサ 17 光位置検出手段 19 ワーク角度演算手段
Claims (6)
- 【請求項1】 プレスブレーキに備えたパンチとダイに
よってワークの折曲げ加工を行っているときに、前記ダ
イにおけるダイ溝内において前記ワークに光線を照射
し、前記ワークからの反射光を所定位置に備えた光位置
センサにより検出し、この光位置センサの光検出位置に
基いて前記ワークの折曲げ角度を検出することを特徴と
するプレスブレーキにおけるワーク折曲げ角度検出方
法。 - 【請求項2】 プレスブレーキに備えたパンチとダイに
よってワークの折曲げ加工を行っているときに、前記ダ
イにおけるダイ溝内において前記ワークに、第1の光源
又は第2の光源を選択して光線を照射し、前記ワークか
らの反射光を所定位置に備えた光位置センサによって検
出し、この光位置センサの光検出位置に基いて前記ワー
クの折曲げ角度を検出することを特徴とするプレスブレ
ーキにおけるワーク折曲げ角度検出方法。 - 【請求項3】 プレスブレーキに備えたパンチとダイに
よるワークの折曲げ加工時に上記ワークの折曲げ角度を
検出するための装置であって、前記ダイのダイ溝内にお
いて前記ワークに光線を照射するための光源と、前記ワ
ークからの反射光の位置を検出するための光位置センサ
と、この光位置センサの光検出位置に基いて前記ワーク
の折曲げ角度を求める角度演算手段とを備えたことを特
徴とするプレスブレーキにおけるワーク折曲げ角度検出
装置。 - 【請求項4】 プレスブレーキに備えたパンチとダイに
よるワークの折曲げ加工時に上記ワークの折曲げ角度を
検出するための装置であって、前記ダイのダイ溝内にお
いて前記ワークに光線を照射するための第1,第2の光
源と、前記ワークからの反射光の位置を検出するための
光位置センサと、この光位置センサの光検出位置に基い
て前記ワークの折曲げ角度を求める第1,第2の角度演
算手段とを備えたことを特徴とするプレスブレーキにお
けるワーク折曲げ角度検出装置。 - 【請求項5】 ワークの折曲げ加工を行うためのダイ溝
を備えたダイであって、上記ダイ溝内のワークに光線を
照射するための光源からの光線を透過する照射光透過部
と、前記ワークからの反射光を透過するための反射光透
過部と、前記反射光の位置を検出するための光位置セン
サとを備えたことを特徴とするダイ。 - 【請求項6】 請求項5に記載のダイにおいて、光透過
部及び光位置センサは、ダイ溝の幅方向の中心位置を中
心として対称的位置にそれぞれ設けてあることを特徴と
するダイ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11192093A JP2001018011A (ja) | 1999-07-06 | 1999-07-06 | プレスブレーキにおけるワーク折曲げ角度検出方法及び装置並びにダイ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11192093A JP2001018011A (ja) | 1999-07-06 | 1999-07-06 | プレスブレーキにおけるワーク折曲げ角度検出方法及び装置並びにダイ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001018011A true JP2001018011A (ja) | 2001-01-23 |
Family
ID=16285542
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11192093A Pending JP2001018011A (ja) | 1999-07-06 | 1999-07-06 | プレスブレーキにおけるワーク折曲げ角度検出方法及び装置並びにダイ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001018011A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AT511358B1 (de) * | 2011-10-27 | 2012-11-15 | Trumpf Maschinen Austria Gesmbh & Co Kg | Vorrichtung zum biegen von blechen |
WO2020071989A1 (en) * | 2018-10-03 | 2020-04-09 | Väderstad Holding Ab | Die for bending sheet metal, use of such a die, system comprising such a die and method of bending sheet metal |
-
1999
- 1999-07-06 JP JP11192093A patent/JP2001018011A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AT511358B1 (de) * | 2011-10-27 | 2012-11-15 | Trumpf Maschinen Austria Gesmbh & Co Kg | Vorrichtung zum biegen von blechen |
AT511358A4 (de) * | 2011-10-27 | 2012-11-15 | Sensortechnik Gmbh H | Vorrichtung zum biegen von blechen |
WO2013059851A3 (de) * | 2011-10-27 | 2013-07-25 | Trumpf Maschinen Austria Gmbh & Co. Kg. | Vorrichtung zum biegen von blechen |
WO2020071989A1 (en) * | 2018-10-03 | 2020-04-09 | Väderstad Holding Ab | Die for bending sheet metal, use of such a die, system comprising such a die and method of bending sheet metal |
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