JP2001017411A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2001017411A
JP2001017411A JP11196105A JP19610599A JP2001017411A JP 2001017411 A JP2001017411 A JP 2001017411A JP 11196105 A JP11196105 A JP 11196105A JP 19610599 A JP19610599 A JP 19610599A JP 2001017411 A JP2001017411 A JP 2001017411A
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Japan
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image
specular reflection
images
reflection image
subject
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JP11196105A
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English (en)
Inventor
Shinichi Horikawa
慎一 堀川
Yuji Kuno
裕次 久野
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡便に、望みどおりの画像を選択する。 【解決手段】 被写体を連続撮影して得られる時系列な
複数の撮影画像に基づいて、前記被写体の動きを検出す
る画像処理装置において、被写体上に鏡面反射像を生じ
させる照明手段と、当該鏡面反射像に関する所定の光学
的特性値の変化を検出することで、前記被写体の動きを
検出する特性変化検出手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像処理装置に関
し、たとえば動きの激しい対象物を連続撮影した複数の
画像から、個体識別などの認識処理に利用できる良好な
画像を選別する画像処理装置などに利用して好適なもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来この種の画像処理装置としては、た
とえば次の文献1に記載されたものがある。
【0003】文献1: フロム,レオナード、セイフア
ー,アラン:“虹彩認識システム”、特許公報、平5−
84166. この文献1に記載された虹彩認識システムでは、個体識
別処理に適した動物の眼の画像を撮影するため、頭ささ
えや、サーボ制御機構を用いてカメラと眼の位置関係を
調整している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、人間以
外の動物においては、頭ささえのような器具により眼の
位置を固定することが極めて困難である場合が少なくな
い。また、サーボ制御機構を用いても、予測不可能な激
しい動きに追従できず良好な画像が一切撮影されない恐
れがある。
【0005】さらに、サーボ制御機構を用いて虹彩とカ
メラの相対位置を調整するためには、人間の頭の位置を
システムに入力するため、人間の頭に装着する器具が必
要になると考えられ、頭ささえを使用する場合には、人
間の頭を、頭ささえの位置に固定しなければならない。
このような器具を装着することは、被写体にとって不便
で、煩わしいだけでなく、撮影者の労力も多大なものと
なる可能性が高い。
【0006】したがって、被写体にとっても、撮影者に
とっても、もっと簡単で、良好な画像を撮影できる手段
が求められる。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに、本発明では、被写体を連続撮影して得られる時系
列な複数の撮影画像に基づいて、前記被写体の動きを検
出する画像処理装置において、被写体上に鏡面反射像を
生じさせる照明手段と、当該鏡面反射像に関する所定の
光学的特性値の変化を検出することで、前記被写体の動
きを検出する特性変化検出手段とを備えることを特徴と
する。
【0008】
【発明の実施の形態】(A)実施形態 以下、本発明の画像処理装置を、自然に動く動物の眼を
撮影の対象物とする場合を例に、第1〜第5の実施形態
について説明する。
【0009】第1〜第5の実施形態は、眼に照明光を照
射したときに生じる鏡面反射像の特性が、対象物の動き
(対象物とビデオカメラの相対的な動き)に応じて変化
する点に着目して、連続撮影した複数の画像から良好な
画像を選択することを特徴とする。
【0010】ここで、鏡面反射とは、鏡における反射の
ように反射率が全反射に近い非常に大きな反射のことで
ある。
【0011】第1〜第5の実施形態の構成上の相違点
は、画像選択装置(14)の内部構成だけである。
【0012】(A−1)第1の実施形態の構成 本実施形態にかかる撮影選択システム10を図1に示
す。
【0013】図1において、ビデオカメラ11は、対象
物(動物の眼)1を照明光源12による鏡面反射像2と
ともに連続撮影する部分である。たとえば1秒間に30
枚程度の画像を撮影する、ごく一般的な性能のビデオカ
メラであるものとする。このビデオカメラ11は空間的
に静止しているのではなく、撮影中、被写体の動きにし
たがい、適宜、移動する。
【0014】そしてこのような移動は、例えばユーザが
当該ビデオカメラ11を把持した手を動かすことなどに
より、簡単に実現されるもので、特別な厳密さを要求さ
れる移動ではない。
【0015】なお、ビデオカメラ11は、自動的に被写
体1に合焦する自動焦点機能を装備しているものとす
る。
【0016】照明光源12は、十分な光量により環境光
の影響を避けることで対象物1の画質を安定させる部分
であり、一体化等によってビデオカメラ11との相対位
置が固定されているものであってよい。本実施形態で
は、照明光源12はビデオカメラ11に固定的に取り付
けられているものとする。
【0017】照明光源12は必ずしもビデオカメラ11
に取り付けられていなくてもよいが、被写体が動き回
り、その動きに対応しようとしてユーザがビデオカメラ
11を移動させる状況を想定すると、固定的に取り付け
ているほうが好都合で、簡便である。
【0018】また、対象物1に生じる鏡面反射像2の形
状は、照明光源12の形状に依存する。照明光源12の
形状は円(真円)であるものとする。
【0019】ビデオカメラ11で撮影された画像を順次
受け取る画像バッファ13は、ビデオカメラ11から送
られてきた画像を一時的に蓄え、それと同じ順番で蓄え
られた画像を画像選択装置14へ出力する部分である。
【0020】画像選択装置14は、対象物1の画像を画
像バッファ13から撮影順に一枚ずつ読み出し、各画像
がそれぞれ認識処理に適しているか否かを判定する部分
である。この判定は、鏡面反射像2の光学的特性の経時
的(例えば1秒の数分の1〜数十分の1程度の時間経過
における)変化を基に行われ、良好と認められた画像は
適宜、認識処理装置15へ送られる。
【0021】図1では、画像バッファ13、画像選択装
置14、認識処理装置15は、ビデオカメラ11の外部
に設けられているが、必要に応じて、これらの構成要素
をビデオカメラ11の内部に設けるようにしてもよい。
【0022】前記画像選択装置14の内部構成は図2に
示す。
【0023】図2において、画像バッファ13および認
識処理装置15は、図1のものと同一である。
【0024】また、鏡面反射像検出部21は、画像バッ
ファ13から読み出した各画像において、対象物1上の
鏡面反射像2を検出する部分である。鏡面反射像2は通
常、1つの画像の中で最も輝度の高い領域として識別で
きる。
【0025】例えば特開平10−269356号公報に
開示されように、明るく高輝度で、形状も予めある程度
わかっている(本実施形態の場合には、真円または扁平
な円形である)ことを手掛かりとして、当該鏡面反射像
2を検出することができる。
【0026】鏡面反射像2の画像データを受け取る鏡面
反射像面積測定部22は、1秒間に30枚程度入力され
る各画像ごとに、鏡面反射像2の面積を測定する部分で
ある。
【0027】すなわち、ビデオカメラ11の撮影性能の
時間軸方向の分解能(これは主として、単位時間内に撮
影される画像数に対応している)の不足により、被写体
1が(画像の上下左右方向に)動いているとその画像は
動きの方向に伸びて変形する傾向がある。
【0028】この変形により、被写体1もビデオカメラ
11も静止(あるいは相対的に静止)していたなら、図
3の画像33のように円形に写る鏡面反射像2が、被写
体1が動くと、その動きの速さに応じて、鏡面反射像2
が大きく変形し、変形が大きいほど鏡面反射像2の面積
が大きくなる性質がある。例えば、画像31や画像32
が動きによって変形した鏡面反射像2を示している。
【0029】本実施形態は、鏡面反射像2の変形による
鏡面反射像2の面積の変化(増減)に着目し、その値が
極小となる画像を相対的に動きの少ない(静止状態に近
い)画像であって、認識処理に適した画像であると判定
することを特徴とする。
【0030】この鏡面反射像面積測定部22の後段に接
続されている画像判別部23は、鏡面反射像面積測定部
22にて測定された鏡面反射像2の面積の経時的変化を
基に認識処理に適した画像を選別する部分である。画像
判別部23は、時系列に入力される一連の画像のなか
で、最も面積の小さい鏡面反射像2を持つ画像を認識処
理に適した画像として選択する。
【0031】画像記憶部24は、画像判別部23から送
られてきた画像を一時的に記憶する部分であり、記憶さ
れた画像のうち画像判別部23で選択された画像だけ
が、認識処理装置15へ出力される。
【0032】認識処理装置15における認識処理では、
例えば眼1の虹彩の像を、予め格納されている虹彩のパ
ターン(基準データ)と比較することにより、撮影した
動物の個体を識別する処理(個体識別)などが行われ
る。これは、虹彩のパターンが、動物の各個体に固有の
ものであり、経時的に(例えば数年〜数十年の時間経過
を経ても)も安定している性質を利用した処理である。
【0033】以下、上記のような構成を有する本実施形
態の動作について説明する。
【0034】(A−2)第1の実施形態の動作 いま、図2の各部分が初期化されている状況において、
画像バッファ13から図3に示す画像31〜35が順次
読み出されたとする。各画像中の矢印は、画像上におけ
る対象物1の移動方向を示す。また当該矢印が長いほど
ビデオカメラ11から見て対象物1の移動速度が速いこ
とを表す。
【0035】また、図3中、画像31〜35の下には、
各画像に対応する鏡面反射像の面積の変化をプロットし
ている。
【0036】次に、画像31〜35の入力時の処理につ
いて説明する。
【0037】(A−2−1)[画像31]の入力時の動
作 まず、鏡面反射像検出部21にて対象物1上の鏡面反射
像2が検出され、続いてその面積が鏡面反射像面積測定
部22にて測定される。
【0038】次に、画像判別部23にて画像31におけ
る鏡面反射像2の面積値が初期値として記憶され、画像
31は比較対象がないことから判別不能となり破棄され
る。
【0039】なお、図3の画像31では、鏡面反射像2
が変形している(真円でない)のに対象物1は変形して
いないように描かれているが、鏡面反射像2の当該変形
の原因はビデオカメラ11の時間軸方向の分解能の不足
にあるのであるから、鏡面反射像2が変形するときには
当然、対象物1も変形する。そして対象物1の変形の方
向や程度は、鏡面反射像2の変形の方向や程度に対応し
たものとなる。
【0040】この点は以下の画像32〜35についても
当てはまる。
【0041】(A−2−2)[画像32]の入力時の動
作 まず、画像31の場合と同様に鏡面反射像2の検出およ
びその面積の測定が行われる。
【0042】次に、画像判別部23にて画像31と画像
32における鏡面反射像2の面積値が比較され、面積が
減少していることから画像32が良好画像の候補として
画像記憶部24へ送られ記憶される。同時に、画像判別
部23は、画像31に代えて画像32における鏡面反射
像2の面積値を記憶する。
【0043】(A−2−3)[画像33]の入力時の動
作 画像32の場合と同様に画像33における鏡面反射像2
の面積値が評価され、面積がさらに減少していることか
ら画像33が画像32に代わる新たな良好画像の候補と
して画像記憶部24に記憶される。
【0044】画像判別部23には、画像32に代えて画
像33における鏡面反射像2の面積値が記憶される。
【0045】(A−2−4)[画像34]の入力時の動
作 画像判別部23は、鏡面反射像2の面積比較の結果、面
積が増加に転じたことを認識し、画像記憶部24に記憶
された画像33を良好画像として認識処理装置15へ出
力させる。
【0046】また、画像33に代えて画像34における
鏡面反射像2の面積値を記憶し、画像34を認識処理に
適していないとして破棄する。
【0047】(A−2−5)[画像35]の入力時の動
作 画像判別部23は画像34に代えて画像35における鏡
面反射像2の面積値を記憶し、それがさらに増加してい
ることを認識して画像35を破棄する。
【0048】以上のようにして、鏡面反射像2の面積値
が極小となる画像が、良好画像として逐次、認識処理装
置15へ入力される。
【0049】画像31〜35のなかでは、画像33の鏡
面反射像2の形状がもっとも真円に近いため、被写体1
の変形についても画像33の被写体1の変形がもっとも
少ないといえる。被写体1の変形がもっとも少ないか
ら、当該画像33が認識処理にもっとも適している。
【0050】なお、鏡面反射像2が鏡面反射像検出部2
1にて検出されなかった場合には、それに応じて画像判
別部23に記憶された鏡面反射像2の面積値が初期化さ
れ、画像記憶部24に画像が記憶されている場合には認
識処理装置15へ出力される。
【0051】また、以上の説明では、主として対象物1
が動き回ることを想定していたが、対象物1が動かない
場合であってもビデオカメラ11のほうが動けば、画像
の変化が生じる。
【0052】すなわち、画像31〜35の変化が、対象
物1の動きよってもたらされたものか、ビデオカメラ1
1の動きによってもたらされたものかを区別すること
は、被写体1だけが写っている限り、画像上は不可能で
ある。一般的には、対象物1の動きの影響とビデオカメ
ラ11の動きの影響の双方が合成されて、画像31〜3
5の変化が生じる。
【0053】(A−3)第1の実施形態の効果 本実施形態によれば、自然な動きをする対象物に対し、
ビデオカメラとの相対的な位置を厳密に調整する必要が
なく簡便に、認識処理に適した画像を得ることができ
る。
【0054】また、本実施形態は、手ぶれが生じる場合
など、ビデオカメラ11自体が動く場合にその動きの影
響を排除して良好な画像を選択するために活用すること
もできる。
【0055】(B)第2の実施形態 第1の実施形態では鏡面反射像の面積の変化を利用した
が、本実施形態は鏡面反射像のエッジ強度の変化に着目
して画像の選択を行うことを特徴とする。
【0056】鏡面反射像のエッジ強度とは、鏡面反射像
の領域とその他の領域との明暗のコントラストの強さの
ことである。
【0057】被写体が動くと被写体も鏡面反射像も変形
し面積が増加するため、照明光源12から放射され被写
体表面で反射された光エネルギの密度が減少して明るさ
が低下する。鏡面反射像は通常、被写体の像よりも明る
いが、鏡面反射像と被写体像との明るさの差に着目する
と、動きが激しく面積増加が大きいほど当該差は小さく
なる。例えば面積が倍増すると光エネルギ密度は半減
し、明るさは鏡面反射像も被写体像も1/2になり、鏡
面反射像と被写体像の明るさの差も1/2になる。すな
わちエッジ強度が低下する。
【0058】また、被写体の動きが速いときにエッジ強
度が小さくなる要因には、ビデオカメラ11の自動焦点
機能の動作が、被写体の動きに追い付けないことも寄与
していると考えられる。被写体の動きが速いほどピント
はずれの度合いが大きくなり、エッジ強度は低下するか
らである。
【0059】(B−1)第2の実施形態の構成および動
作 本実施形態と上述した第1の実施形態との構成上の相違
点は、すでに述べたように画像選択装置(14)の内部
構成の相違だけである。したがって、本実施形態の撮影
選択システム10Aの構成は、図1に示す通りである。
【0060】すなわち、撮影選択システム10Aは、ビ
デオカメラ11と、照明光源12と、画像バッファ13
と、画像選択装置14Aと、認識処理装置15とを備え
ている。
【0061】画像選択装置14A以外の構成要素は、機
能上も第1の実施形態の対応部分と同じなので、同一の
符号を付してその説明を省略する。
【0062】本実施形態の画像選択装置14Aの内部構
成を図4に示す。
【0063】図4において、鏡面反射像エッジ強度測定
部41と画像判別部42以外の構成要素、すなわち鏡面
反射像検出部21と画像記憶部24は、機能上も第1の
実施形態と変わるところがないので、同一の符号を付し
てその説明を省略する。
【0064】鏡面反射像エッジ強度測定部41は、鏡面
反射像2のエッジ強度を測定する部分である。
【0065】図5は、上述した図3と同じ形式の図にな
っていて、上部には時系列に入力される画像51〜55
が示され、下部には各画像に対応する鏡面反射像2のエ
ッジ強度がプロットされている。
【0066】鏡面反射像2のエッジ強度は、図5に示す
ように、被写体1の動きが速いほど小さく、被写体1の
動きが遅いほど大きくなる傾向があり、被写体1とビデ
オカメラ11が相対的に静止しているとき、極大値を取
る。
【0067】鏡面反射像エッジ強度測定部41によって
検出されたこの鏡面反射像2のエッジ強度の値は、画像
とともに画像判別部42へ出力される。画像判別部42
は、鏡面反射像エッジ強度測定部41にて測定された鏡
面反射像2のエッジ強度における経時的変化を基に認識
処理に適した画像を判別する部分であり、該当するエッ
ジ強度とともに入力された画像が、良好画像の候補とな
る場合には画像記憶部24へ送られる。
【0068】図5において、鏡面反射像2のエッジ強度
は画像51で小さく、画像52でやや大きくなり、画像
53で極大値を取る。そして、画像53につづく画像5
4、55では順次低下していく。
【0069】したがって、画像選択装置14Aは、最終
的に画像53だけを選択して認識処理装置15に供給す
る。
【0070】次に、画像選択装置14Aの動作の詳細に
ついて説明する。
【0071】図4の各部分が初期化されている状況にお
いて、画像バッファ13から図5に示す画像51〜55
が順次読み出されたものとして、画像51〜55の入力
時の処理について説明する。
【0072】(B−1−1)[画像51]の入力時の動
作 まず、鏡面反射像検出部21にて対象物1上の鏡面反射
像2が検出され、続いてそのエッジ強度が鏡面反射像エ
ッジ強度測定部41にて測定される。
【0073】次に、画像判別部42にて画像51におけ
る鏡面反射像2のエッジ強度が初期値として記憶され、
画像51は比較対象がないことから判別不能となり破棄
される。
【0074】(B−1−2)[画像52]の入力時の動
作 まず、画像51の場合と同様に鏡面反射像2の検出およ
びそのエッジ強度の測定が行われる。
【0075】次に、画像判別部42にて画像51と画像
52における鏡面反射像2のエッジ強度が比較され、エ
ッジ強度が増加、すなわち鏡面反射像2が明瞭さが高ま
ったことから画像52が良好画像の候補として画像記憶
部24へ送られ記憶される。同時に、画像判別部42
は、画像51に代えて画像52における鏡面反射像2の
エッジ強度を記憶する。
【0076】(B−1−3)[画像53]の入力時の動
作 画像52の場合と同様に画像53における鏡面反射像2
のエッジ強度が評価され、エッジ強度がさらに増加し鏡
面反射像2の明瞭さが高まったことから画像53が画像
52に代わる新たな良好画像の候補として画像記憶部2
4に記憶される。
【0077】画像判別部42には、画像52に代えて画
像53における鏡面反射像2のエッジ強度が記憶され
る。
【0078】(B−1−4)[画像54]の入力時の動
作 画像判別部42は、鏡面反射像2のエッジ強度比較の結
果、エッジ強度が減少、すなわち鏡面反射像2が明瞭さ
を欠いたことから画像記憶部24に記憶された画像53
を良好画像として認識処理装置15へ出力させる。
【0079】画像判別部42はまた、画像53に代えて
画像54における鏡面反射像2のエッジ強度を記憶し、
画像54を認識処理に適していないと判定して破棄す
る。
【0080】(B−1−5)[画像55]の入力時の動
作 画像判別部42は、画像54に代えて画像55における
鏡面反射像2のエッジ強度を記憶し、それがさらに減少
し鏡面反射像2が明瞭さを欠いたことより画像55を破
棄する。
【0081】以上のようにして、鏡面反射像2のエッジ
強度が極大となる画像が、良好画像として逐次、認識処
理装置15へ入力される。
【0082】なお、鏡面反射像2が鏡面反射像検出部2
1にて検出されなかった場合には、それに応じて画像判
別部42に記憶された鏡面反射像2のエッジ強度が初期
化され、画像記憶部24に画像が記憶されている場合に
は認識処理装置15へ出力される。
【0083】(B−2)第2の実施形態の効果 本実施形態によれば、第1の実施形態の効果と同じ効果
を得ることができる。
【0084】加えて、本実施形態によれば、図5に示さ
れるように鏡面反射像の一部が対象物上から外れその領
域全体の正確な検出が難しい場合でも適用することがで
きる。
【0085】これは、被写体1の動きが激しくて第1の
実施形態の面積が求められないようなケースでも、認識
処理に適した画像を得ることができることを意味する。
【0086】(C)第3の実施形態 一般に、鏡面反射像2の面積は、ビデオカメラ11と被
写体1の距離が長くなると小さくなり、短くなると大き
くなる。例えば図3の画像33の状態から被写体1が、
ビデオカメラ11の光軸OA(図1参照)に沿って近づ
く方向に移動すると、被写体1の像も鏡面反射像2も大
きくなる。
【0087】一方、認識処理装置15の機能によって
は、面積が小さかったり大きかったりしても、変形して
いない画像は認識処理に用いることができる。むしろ大
きいほうが、目的の虹彩などの像も大きいのであるか
ら、いっそう高精度な個体識別を行うことができる可能
性がある。
【0088】例えば、前記文献1に記載されているよう
に、単純に、画像選択装置で選択された画像と前記基準
データとを画素単位で比較するような方法ではなく、虹
彩のいわゆる放射溝の角変位などの情報を記述子として
抽出し、この記述子を基準データと比較するような場合
(この場合は当然、基準データも記述子(基準記述子)
からなる)である。
【0089】ところが第1の実施形態では、鏡面反射像
の面積が極小値を示す画像以外は一律に、認識処理に不
適当な画像であると判定してしまうため、適切な画像で
あっても不適切であると誤判定して画像選択までに時間
がかかったり、高精度な個体識別のチャンスを逸する可
能性がある。
【0090】また、画像中の上下左右方向の動きによっ
て変形した鏡面反射像であってもビデオカメラから遠け
れば面積は小さいので、第1の実施形態では、認識処理
に適さない変形した画像を認識処理に適するものとして
誤判定する可能性もある。
【0091】これに対し本実施形態では、鏡面反射像の
扁平率を利用することにより、このような問題点を解消
することを特徴とする。
【0092】扁平率は鏡面反射像の形状が真円に近づく
ほど大きくなる。したがって被写体の動きが小さく、鏡
面反射像の変形が小さいほど鏡面反射像の扁平率が大き
くなる。
【0093】(C−1)第3の実施形態の構成および動
作 本実施形態と上述した第1の実施形態との構成上の相違
点は、すでに述べたように画像選択装置(14)の内部
構成の相違だけである。したがって、本実施形態の撮影
選択システム10Bの構成は、図1に示す通りである。
【0094】すなわち、撮影選択システム10Bは、ビ
デオカメラ11と、照明光源12と、画像バッファ13
と、画像選択装置14Bと、認識処理装置15とを備え
ている。
【0095】画像選択装置14B以外の構成要素は、機
能上も第1の実施形態の対応部分と同じなので、同一の
符号を付してその説明を省略する。
【0096】本実施形態の画像選択装置14Bの内部構
成を図6に示す。
【0097】図6において、鏡面反射像扁平率測定部6
1と画像判別部62以外の構成要素、すなわち鏡面反射
像検出部21と画像記憶部24は、機能上も第1の実施
形態と変わるところがないので、同一の符号を付してそ
の説明を省略する。
【0098】鏡面反射像扁平率測定部61は、鏡面反射
像2の扁平率を測定する部分である。
【0099】図7は、上述した図3と同じ形式の図にな
っていて、上部には時系列に入力される画像71〜75
が示され、下部には各画像に対応する鏡面反射像2の扁
平率がプロットされている。
【0100】鏡面反射像2の扁平率は、図7に示すよう
に、被写体1の動きが速いほど小さく、被写体1の動き
が遅いほど大きくなる傾向があり、被写体1とビデオカ
メラ11が相対的に静止しているとき、極大値を取る。
【0101】鏡面反射像扁平率測定部61によって検出
されたこの鏡面反射像2の扁平率の値は、画像とともに
画像判別部62へ出力される。画像判別部62は、鏡面
反射像扁平率測定部61にて測定された鏡面反射像2の
扁平率における経時的変化を基に認識処理に適した画像
を判別する部分であり、該当する扁平率とともに入力さ
れた画像が必要に応じて画像記憶部24へ送られる。
【0102】図7において、鏡面反射像2の扁平率は画
像71で小さく、画像72でやや大きくなり、画像73
で極大値を取る。そして、画像73につづく画像74、
75では順次低下していく。すなわち、被写体1は、各
画像71〜75の期間、上下左右方向に移動している。
【0103】したがって、画像選択装置14Bは最終的
に、極大値を取る画像73だけを選択して認識処理装置
15に供給する。
【0104】また、図7における被写体1の光軸OA方
向の動きは、画像71、72、73と進むにつれビデオ
カメラ11に近づいてきて、画像73の状態が最も近
く、画像73につづく画像74、75では次第にビデオ
カメラ11から遠ざかっていく。
【0105】次に、画像選択装置14Bの動作の詳細に
ついて説明する。
【0106】図6の各部分が初期化されている状況にお
いて、画像バッファ13から図7に示す画像71〜75
が順次読み出されたものとして、画像71〜75の入力
時の処理について説明する。
【0107】(C−1−1)[画像71]の入力時の動
作 まず、鏡面反射像検出部21にて対象物1上の鏡面反射
像2が検出され、続いてその扁平率が鏡面反射像扁平率
測定部61にて測定される。鏡面反射像2の扁平率は、
例えば、検出された領域(鏡面反射像2の領域)に対し
エッジ抽出処理を行い、そのエッジを楕円近似すること
により求めることができる。
【0108】次に、画像判別部62にて画像71におけ
る鏡面反射像2の扁平率が初期値として記憶され、画像
71は比較対象がないことから判別不能となり破棄され
る。
【0109】(C−1−2)[画像72]の入力時の動
作 まず、画像71の場合と同様に鏡面反射像2の検出およ
びその扁平率の測定が行われる。
【0110】次に、画像判別部62にて画像71と画像
72における鏡面反射像2の扁平率が比較され、扁平率
が増加、すなわち真円に近づいていることから画像72
が良好画像の候補として画像記憶部24へ送られ記憶さ
れる。同時に、画像判別部62は、画像71に代えて画
像72における鏡面反射像2の扁平率を記憶する。
【0111】(C−1−3)[画像73]の入力時の動
作 画像72の場合と同様に画像73における鏡面反射像2
の扁平率が評価され、扁平率がさらに増加し真円に近づ
いていることから画像73が画像72に代わる新たな良
好画像の候補として画像記憶部24に記憶される。画像
判別部62には、画像72に代えて画像73における鏡
面反射像2の扁平率が記憶される。
【0112】(C−1−4)[画像74]の入力時の動
作 画像判別部62は、鏡面反射像2の扁平率比較の結果、
扁平率が減少、すなわち真円より遠ざかったことから画
像記憶部24に記憶された画像73を良好画像として認
識処理装置15へ出力させる。また、画像73に代えて
画像74における鏡面反射像2の扁平率を記憶し、画像
74を認識処理に適していないとして破棄する。
【0113】(C−1−5)[画像75]の入力時の動
作 画像判別部62は、画像74に代えて画像75における
鏡面反射像2の扁平率を記憶し、それがさらに減少し真
円より遠ざかったことより画像75を破棄する。
【0114】以上のようにして、鏡面反射像2の扁平率
が極大となる画像が、良好画像として逐次、認識処理装
置15へ入力される。
【0115】なお、鏡面反射像2が鏡面反射像検出部2
1にて検出されなかった場合には、それに応じて画像判
別部62に記憶された鏡面反射像2の扁平率が初期化さ
れ、画像記憶部24に画像が記憶されている場合には認
識処理装置15へ出力される。
【0116】(C−2)第3の実施形態の効果 本実施形態によれば、第1の実施形態の効果と同じ効果
を得ることができる。
【0117】加えて、本実施形態によれば、対象物がビ
デオカメラの光軸方向に激しく動く場合にも、短時間
で、認識処理に適した画像を得ることができる。
【0118】また、本実施形態によれば、上下左右方向
の動きによって変形した鏡面反射像を持つ画像は、ビデ
オカメラから遠くて面積が小さくても不適切な画像と判
定して選択しないので、不適切な画像を適切であると誤
判定する可能性が低い。
【0119】反対に、ビデオカメラに近くて面積の大き
な鏡面反射像を持つ画像であっても、上下左右方向の動
きによる変形がなければ適切な画像と判定して選択する
ことが可能なので、適切な画像を不適切な画像として誤
判定する可能性が低い。
【0120】これら2つの誤判定を防止することで、本
実施形態では、第1の実施形態よりも誤判定が生じる可
能性が低減され、信頼性が高まる。
【0121】(D)第4の実施形態 第1〜第3の実施形態では、鏡面反射像の面積、エッジ
強度、扁平率など、被写体の動きにともなって2次的、
3次的に変化する情報を用いていたが、本実施形態で
は、鏡面反射像の位置の差分値を用い、いっそう直接的
に、被写体1の動きそのものを検出することを特徴とす
る。
【0122】被写体1の動きが激しい場合などには、例
えば第1の実施形態では、どの画像でも鏡面反射像2が
変形していて選択画像が得られないケースも考えられる
が、本実施形態ではそのようなことがない。
【0123】また、被写体の表面上に模様や凹凸等があ
る場合、その模様や凹凸などの態様によっては、鏡面反
射像の面積やエッジ強度、扁平率では良好画像の判別が
難しいこともあり得る。
【0124】本実施形態ではそのような場合にも、信頼
性の高い良好画像の判定を行うことができる。
【0125】(D−1)第4の実施形態の構成および動
作 本実施形態と上述した第1の実施形態との構成上の相違
点は、すでに述べたように画像選択装置(14)の内部
構成の相違だけである。したがって、本実施形態の撮影
選択システム10Cの構成は、図1に示す通りである。
【0126】すなわち、撮影選択システム10Cは、ビ
デオカメラ11と、照明光源12と、画像バッファ13
と、画像選択装置14Cと、認識処理装置15とを備え
ている。
【0127】画像選択装置14C以外の構成要素は、機
能上も第1の実施形態の対応部分と同じなので、同一の
符号を付してその説明を省略する。
【0128】本実施形態の画像選択装置14Cの内部構
成を図8に示す。
【0129】図8において、鏡面反射像位置測定部81
と画像判別部82以外の構成要素、すなわち鏡面反射像
検出部21と画像記憶部24は、機能上も第1の実施形
態と変わるところがないので、同一の符号を付してその
説明を省略する。
【0130】鏡面反射像位置測定部81は、鏡面反射像
2の各画像中における位置を測定する部分である。
【0131】図9は、上述した図3と同じ形式の図にな
っていて、上部には時系列に入力される画像91〜95
が示され、下部には各画像に対応する鏡面反射像2の位
置差分値がプロットされている。
【0132】鏡面反射像2の位置は、図9に示すよう
に、被写体1とビデオカメラ11の相対的な運動に応じ
て変化する。
【0133】鏡面反射像位置測定部81によって検出さ
れたこの鏡面反射像2の位置は各画像上の位置(X座
標、Y座標)で、当該画像とともに画像判別部82へ出
力される。
【0134】鏡面反射像2の位置は、上述した方法で他
の領域と識別し検出することができる鏡面反射像2の領
域(真円または扁平な円形の領域)につき重心座標を求
めることで、高精度に算出することができる。
【0135】画像判別部82は、鏡面反射像位置測定部
81にて測定された鏡面反射像2の位置の経時的変化を
基に認識処理に適した画像を判別する部分であり、該当
する位置座標とともに入力された画像が、良好画像候補
と判定された場合には画像記憶部24へ送られる。
【0136】画像判別部82は、連続する2つの画像の
位置の差(X軸方向、Y軸方向)として、位置の差分値
を得る。この位置の差分値は通常、被写体1の動きの速
さに応じた値となる。
【0137】図9において、鏡面反射像2のX軸方向の
位置差分値は、画像92ではプラス方向でやや小さく、
画像93でプラス方向最大となり、画像93につづく画
像94ではマイナス方向最小となり、画像95ではマイ
ナス方向でやや小さい。
【0138】また、鏡面反射像2のY軸方向の位置差分
値は、画像92でプラス方向最大であり、以降の画像9
3〜95では単調に減少する。Y軸のプラスマイナスの
符号は、画像93と画像94のあいだで反転する。
【0139】X座標、Y座標ともに差分値が完全に0に
なる画像は被写体1が静止している画像と考えられ、認
識処理に最も適した画像である。このような最適画像
(良好画像の特別なケース)が得られた場合にはただち
に、この画像を用いて認識処理を行う。
【0140】しかしこのような最適画像は、少なくとも
2つの画像の期間、被写体1が静止していなければ得ら
れないのであるから、被写体1の動きが激しい場合など
には、得られる可能性は低い。
【0141】そこで、最適画像よりも得られる可能性の
高い、比較的適した画像(良好画像)を得て認識処理を
行う。
【0142】良好画像とは、画面上のX座標とY座標の
差分値のうち少なくとも一方のプラス、マイナスの符号
が反転した画像の直前の画像のことである。良好画像に
おける被写体1の動きは、静止または静止に近い状態で
ある可能性が高い。
【0143】図9の例では、画像93がこの良好画像に
該当する。
【0144】画像選択装置14Cは、最終的に良好画像
93だけを選択して認識処理装置15に供給する。
【0145】次に、画像選択装置14Cの動作の詳細に
ついて説明する。
【0146】図8の各部分が初期化されている状況にお
いて、画像バッファ13から図9に示す画像91〜95
が順次読み出されたものとして、画像91〜95の入力
時の処理について説明する。
【0147】(D−1−1)[画像91]の入力時の動
作 まず、鏡面反射像検出部21にて対象物1上の鏡面反射
像2が検出され、続いてその画像上の位置が鏡面反射像
位置測定部81にて測定される。鏡面反射像2の位置は
一例として、検出された鏡面反射像2の領域の前記重心
座標として求めることができる。
【0148】次に、画像判別部82にて画像91におけ
る鏡面反射像2の位置が初期値として記憶され、画像9
1は比較対象がないことから判別不能となり破棄され
る。
【0149】(D−1−2)[画像92]の入力時の動
作 まず、画像91の場合と同様に鏡面反射像2の検出およ
びその位置の測定が行われる。
【0150】次に、画像判別部82は、画像91と画像
92における鏡面反射像2の位置を比較し、x座標とy
座標の差分値、すなわち移動量を初期値として記憶す
る。同時に、画像91に代えて画像92における鏡面反
射像2の位置も記憶され、画像92は良好画像の候補と
して画像記憶部24へ送られ記憶される。
【0151】(D−1−3)[画像93]の入力時の動
作 画像92の場合と同様に画像93における鏡面反射像2
の位置が評価され、画像92と画像93におけるx座標
とy座標の差分値の符号がともに正(プラス)、すなわ
ち移動方向に変化がないことから画像93が画像92に
代わる新たな良好画像の候補として画像記憶部24に記
憶される。
【0152】画像判別部82には、画像92に代えて画
像93における鏡面反射像2の位置とその差分値が記憶
される。
【0153】(D−1−4)[画像94]の入力時の動
作 画像判別部82は、鏡面反射像2の位置比較の結果、x
座標について差分値の符号が反転、すなわち移動方向が
反転したことから画像記憶部24に記憶された画像93
を良好画像として認識処理装置15へ出力させる。
【0154】また、画像93に代えて画像94における
鏡面反射像2の位置とその差分値を記憶し、画像94を
新たな良好画像の候補として画像記憶部24に記憶させ
る。
【0155】なお、図9の例ではX座標の差分値だけで
なく、y座標の差分値の符号も反転しているが、画像判
別部82はいずれか一方の符号が反転すれば同様の処理
を行う。
【0156】(D−1−5)[画像95]の入力時の動
作 画像判別部82は、画像94に代えて画像95における
鏡面反射像2の位置とその差分値を記憶し、差分値の符
号が同じで移動方向に変化がないことより画像記憶部2
4に記憶される良好画像の候補が画像95に更新され
る。
【0157】以上のようにして、画像上における鏡面反
射像2の移動方向が反転した直前の画像が、良好画像と
して逐次、認識処理装置15へ入力される。
【0158】なお、x座標とy座標の両方において差分
値が完全に0となって最適画像が得られた場合には、画
像判別部82は画像記憶部24に記憶された画像を良好
画像(最適画像)として認識処理装置15へ出力させ
る。
【0159】また、鏡面反射像2が鏡面反射像検出部2
1にて検出されなかった場合には、それに応じて画像判
別部82に記憶された鏡面反射像2の位置およびその差
分値が初期化され、画像記憶部24に画像が記憶されて
いる場合には破棄される。
【0160】なお、本実施形態では鏡面反射像の画像上
における位置の経時的変化をその差分値の符号、すなわ
ち移動方向より判別したが、差分値の二乗和、すなわち
移動距離により行うことも可能である。その場合には、
第1の実施形態における面積と同様に、移動距離が極小
となる画像を良好画像として選択すればよい。
【0161】(D−2)第4の実施形態の効果 本実施形態によれば、第1の実施形態の効果と同じ効果
を得ることができる。
【0162】加えて、本実施形態によれば、被写体の動
きが激しい場合や被写体の表面上の模様や凹凸等により
鏡面反射像の面積やエッジ強度、扁平率では良好画像の
判別が難しい場合にも、認識処理に適した画像を得るこ
とができる。
【0163】(E)第5の実施形態 第1〜第4の実施形態では、それぞれ1種類の光学的特
性値に着目して1段階の画像の選択を行ったが、本実施
形態では、鏡面反射像の面積および扁平率の2種類の特
性値を用いて、2段階の画像選択を行うことを特徴とす
る。
【0164】(E−1)第5の実施形態の構成および動
作 本実施形態と上述した第1の実施形態との構成上の相違
点は、すでに述べたように画像選択装置(14)の内部
構成の相違だけである。したがって、本実施形態の撮影
選択システム10Dの構成は、図1に示す通りである。
【0165】すなわち、撮影選択システム10Dは、ビ
デオカメラ11と、照明光源12と、画像バッファ13
と、画像選択装置14Dと、認識処理装置15とを備え
ている。
【0166】画像選択装置14D以外の構成要素は、機
能上も第1の実施形態の対応部分と同じなので、同一の
符号を付してその説明を省略する。
【0167】本実施形態の画像選択装置14Dの内部構
成を図10に示す。
【0168】図10において、鏡面反射像扁平率測定・
判別部101以外の構成要素は、図2の各部と同じであ
る。すなわち、画像選択装置14Dは、第1の実施形態
の画像選択装置14に、鏡面反射像扁平率測定・判別部
101を付加した構成となっている。
【0169】したがって画像選択装置14D内におい
て、鏡面反射像扁平率測定・判別部101以外の構成要
素、すなわち鏡面反射像検出部21、鏡面反射像面積測
定部22、画像判別部23、画像記憶部24は、機能上
も第1の実施形態と変わるところがないので、同一の符
号を付してその説明を省略する。
【0170】鏡面反射像扁平率測定・判別部101は、
鏡面反射像面積測定部22と画像判別部23で1度ふる
いにかけられ、第1段階の選択で選ばれた選択画像を、
もう1度ふるいにかける部分である。
【0171】鏡面反射像扁平率測定・判別部101は予
めしきい値の設定を受けていて、当該しきい値以上の扁
平率の鏡面反射像2を持つ画像だけを選択する。
【0172】上述したように扁平率は、鏡面反射像の形
状が真円に近づくほど大きくなるので、被写体1の動き
が小さく、鏡面反射像2の変形が小さい画像が、この鏡
面反射像扁平率測定・判別部101による第2段階の選
択で選ばれることになる。
【0173】また、画像判別部22における選択は、一
連の画像のなかで鏡面反射像の面積が比較的小さいもの
(極小のもの)を選択する相対的な選択であるのに対
し、鏡面反射像扁平率測定・判別部101の選択はしき
い値を用いた絶対的な選択である。
【0174】換言するなら、本実施形態では、鏡面反射
像2の動的な(経時的に変化する)特徴として面積を、
静的な特徴として扁平率をそれぞれ用いて、2段階の選
択を行う。
【0175】第1段階の選択では、連続する任意の5つ
の画像の入力を受けると、鏡面反射像2の面積が単調に
増加あるいは減少する場合などを除き、通常は、画像選
択装置14Dがかならず1つは画像を選択するのに対
し、第2段階の選択では、いくつ画像が入力されても、
前記しきい値以上の扁平率を示さないかぎり、決して画
像が選択されることはない。
【0176】図11は、上述した図3と同じ形式の図に
なっていて、上部には時系列に入力される画像111〜
115が示され、下部には各画像に対応する鏡面反射像
2の面積と扁平率がプロットされている。
【0177】鏡面反射像2の面積は図11に示すよう
に、画像111で大きく、画像112ではやや小さく、
画像113では再び大きくなり、画像114では小さ
く、画像115ではやや小さい。
【0178】また、鏡面反射像2の扁平率は、図11に
示すように、画像111で小さく、画像112ではやや
大きく、画像113では再び小さくなり、画像114で
は大きく、画像115ではやや大きい。
【0179】鏡面反射像面積測定部22によって検出さ
れた各鏡面反射像2の面積の値は、画像とともに画像判
別部23へ出力される。画像判別部23は、鏡面反射像
面積測定部22にて測定された鏡面反射像2の面積にお
ける経時的変化を基に認識処理に適した画像を判別する
部分であり、該当する面積値とともに入力された画像が
良好画像候補として選択された場合には、鏡面反射像扁
平率測定・判別部101へ送られる。
【0180】鏡面反射像偏平率測定・判別部101でこ
の良好画像候補の鏡面反射像2の扁平率が前記しきい値
以上かどうかの判定も行い、最終的に画像選択装置14
Dは、面積が小さく、扁平率が大きい鏡面反射像2を持
つ画像114を選択することになる。
【0181】次に、画像選択装置14Dの動作の詳細に
ついて説明する。
【0182】図10の各部分が初期化されている状況に
おいて、画像バッファ13から図11に示す画像111
〜115が順次読み出されたものとする。
【0183】画像111〜115が順次読み出されたと
き、図10の画像判別部23は、第1の実施形態に説明
した動作により鏡面反射像2の面積が極小となる画像1
12および画像114を良好画像の候補として選択し、
鏡面反射像扁平率測定・判別部101へ出力する。
【0184】鏡面反射像扁平率測定・判別部101で
は、入力された各画像112,114について鏡面反射
像2の扁平率が測定され、その値があらかじめ定められ
たしきい値と比較される。
【0185】その結果、しきい値以上であった画像は良
好画像として画像記憶部24へ送られ、しきい値未満で
あった画像は不良画像として破棄される。このしきい値
を適切に設定することで、図11の例では画像112と
画像114のうち、より認識処理に好適と思われる画像
114のみを選択することが可能である。
【0186】以上のようにして、鏡面反射像2の面積値
が極小となり、かつ、扁平率が一定値以上の画像が、良
好画像として逐次、認識処理装置15へ入力される。
【0187】なお、本実施形態では、鏡面反射像の経時
的変化として面積を、静的な特徴として扁平率を用いた
が、この組み合わせに限定されるものではなく、撮影条
件に応じて鏡面反射像に関する任意の光学的特性値を組
み合わせて使用することができる。
【0188】例えば第1段階の選択には、前記位置差分
値を用い、第2段階の選択には前記エッジ強度を用いる
ことなども可能である。
【0189】(E−2)第5の実施形態の効果 本実施形態によれば、第1の実施形態の効果と同じ効果
を得ることができる。
【0190】加えて、本実施形態によれば、2段階の選
択が行われるため、最終的に選択された画像は認識処理
にとって、真に適した画像であって、極めて良好な画像
である可能性が高い。
【0191】このため、例えば、認識処理のための基準
画像(基準データ)のように特に良好な画像を必要とす
る場合にも、少ない労力で所望の画像を得ることができ
る。
【0192】(F)他の実施形態 (F−1)一般的な動作 第1の実施形態では上述した5つの画像31〜35の入
力があった場合を例に動作を説明したが、第1の実施形
態の一般的な動作は、図12のフローチャートを用いて
説明する。このフローチャートはステップS1〜S10
から構成されている。
【0193】図12において、まず、入力画像が存在す
るか否かをチェックする(S1)。そして入力画像があ
る場合にはステップS2へ進み、なければ動作の進行は
ストップする。
【0194】画像選択装置14Dの初期状態では、1枚
目の画像が入力されると、1枚目の画像だから比較の基
準となる鏡面反射像の面積値は存在しないため(S2の
N(No)側に分岐)、次はステップS3に進む。
【0195】ステップS3では、この1枚目の画像に関
する鏡面反射像の面積値を初期の比較対象として、画像
判別部23に保存する。次いで1枚目の画像そのものは
破棄される(S4)。
【0196】2枚目の画像が入力される(S1)と、今
度は比較対象(前記初期の比較対象)となる面積値があ
るため(ステップS2のY(Yes)側に分岐)、2枚
目の画像の鏡面反射像面積値が、当該比較対象と比較さ
れ、比較対象よりも小さい場合(S5のY側の分岐)に
はステップS6へ進み、大きい場合(S5のN側の分
岐)にはステップS7へ進む。
【0197】ステップS6では、この2枚目の画像が良
好画像の候補として記憶される。3枚目以降の画像の処
理の場合、すでに良好画像候補が存在するときにはその
良好画像候補が当該画像で置き換えられ、良好画像候補
が更新される。ステップ6ではまた、比較対象がこの2
枚目の画像の鏡面反射像面積値で置き換えられ、更新さ
れる。
【0198】一方、ステップS7でも、同様な比較対象
の更新が行われ、ステップS8へ進む。
【0199】ステップS8では、すでに画像記憶部24
に記憶されている良好画像候補(既存の良好画像候補)
が存在するかどうかが調べられる。この2枚目の画像を
処理している時点では、既存の良好画像候補は存在しな
いため、S8はNの側へ分岐する。しかし3枚目以降の
画像の処理時点では、既存の良好画像候補が存在するこ
ともあり得る。
【0200】既存の良好画像候補が存在する場合(S8
のY側の分岐)、その既存の良好画像候補が、画像判別
部23によって真の良好画像と判定され、認識処理装置
15に送出される。
【0201】このあと処理はステップS1に進んで、新
たな画像の入力および処理が行われる。
【0202】したがって連続する5枚の画像を処理する
と、複数の良好画像が、認識処理装置15に送出される
ことがあり得る。複数の良好画像を受け取った場合、そ
れらの選別を行うかどうか、あるいは複数枚の画像を認
識処理に使用するかは、認識処理装置15に委ねられて
いる。
【0203】選別を行うとすれば、認識処理装置15
は、例えば各良好画像に対応する鏡面反射像の面積値を
比較し、面積値の小さい方を選んで認識処理を行うよう
にしてもよい。
【0204】ステップS8で既存の良好画像候補が存在
しないと判明した場合(S8のN側の分岐)、その2枚
目の画像が破棄され(S9)、処理はステップS1に進
み、3枚目の画像の入力、処理が行われることになる。
【0205】なお、このフローチャートによる処理の進
行は、上述したようにステップS1において入力画像が
存在しないことが検出された時点で停止(ストップ)す
る。
【0206】第1の実施形態以外の第2〜第5の実施形
態の画像選択装置の一般的な処理の進め方も、実質的
に、図12のフローチャートと同様であってよい。
【0207】(F−2)変形例 以上の実施形態では、対象物として動物の眼を用いた
が、本発明の被写体はこれに限定されるものではなく、
撮影画像中に照明光源による鏡面反射像を含み得る任意
の対象物に適用可能である。
【0208】例えば自動車などもそのボディに鏡面反射
像を生じさせることができ、対象物の一例である。
【0209】なお、第1〜第5の実施形態では、鏡面反
射像の光学的特性値を比較する連続する画像は5つであ
ったが、この数は5つより多くてもよく、少なくてもよ
い。
【0210】また、第1〜第5の実施形態では、ビデオ
カメラは自動的に被写体に合焦する自動焦点機能を装備
しているものとしたが、本発明では、自動焦点機能の装
備は必須でない。固定焦点式のビデオカメラであって
も、対象物の動きに応じて鏡面反射像の所定の光学的特
性の値は変化するからである。
【0211】なお、第1〜第5の実施形態では、ビデオ
カメラ11は1秒間に30枚程度の画像を撮影するビデ
オカメラであったが、1秒間に撮影する画像の数は30
枚より大きくても小さくてもよい。
【0212】30枚よりもはるかに大きい場合、例えば
1秒間に3000枚の画像を撮影するビデオカメラを用
いると、例えば図3の連続する5つの画像31〜35は
どれも、鏡面反射像2は真円で被写体1も変形せずほと
んど静止しているように写るはずである。
【0213】この場合には、画像31〜35のどれを選
択しても第1の実施形態と同程度に良好な画像は得られ
るが、さらに精密に鏡面反射像の面積を比較して最も面
積の小さい鏡面反射像を持つ画像を選択することで、い
っそう良好な画像を得ることが可能になる。
【0214】また、第1〜第5の実施形態では、被写体
が静止している(または静止に近い状態にある)画像を
選択するようにしたが、システムによっては、被写体が
動いている画像、それもビデオカメラから見て、想定し
ている所望の速度で動いている画像を選択するようなケ
ースも考えられる。
【0215】例えば、予め格納しておく基準データとし
て、被写体が動いている画像しか得られなかったような
ケースである。
【0216】なお、第1〜第5の実施形態における認識
処理装置15は本発明の必須の構成要素ではない。個体
識別などの認識処理を行わないケースでも、より静止状
態に近い画像や、より所望の速度に近い速度で移動して
いる状態に近い画像を撮影、選択するシステムもあり得
るからである。
【0217】このようなシステムの例としては、例えば
第1〜第5の実施形態にかかる撮影選択システムに予め
格納しておくための、前記基準データの撮影、選択、収
集を専らの目的としたシステムなどが考えられる。
【0218】さらに、第1〜第5の実施形態における画
像選択装置も、本発明の必須の構成要素ではない。画像
選択を行わずに、被写体の動きを検出することを専らの
目的としたシステムもあり得るからである。
【0219】また、第1および第2の実施形態の画像判
別部で行われる選択は、一連の画像のなかで比較して、
所定の光学的特性値が比較的大きい鏡面反射像や小さい
鏡面反射像を持つ画像を選択する相対的な選択であった
が、しきい値を設定して当該しきい値よりも大きい場合
や小さい場合にだけ画像の選択を行うようにしてもよ
い。
【0220】これは、上述した第5の実施形態で第1段
階の選択と第2段階の選択に、同種の光学的特性値を用
いた特別なケースとしてとらえることができる。
【0221】さらに、第5の実施形態では、2段階の選
択を行ったが、3段階以上に選択を繰り返してもよい。
【0222】すなわち、本発明は、被写体を連続撮影し
て得られる時系列な複数の撮影画像に基づいて、前記被
写体の動きを検出する画像処理装置について、広く適用
することができる。
【0223】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、簡便に、望みどおりの画像を得ることが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1〜第5の実施形態にかかる撮影選択システ
ムの全体構成を示す概略図である。
【図2】第1の実施形態の画像選択装置およびその周辺
の構成を示すブロック図である。
【図3】第1の実施形態の動作説明図である。
【図4】第2の実施形態の画像選択装置およびその周辺
の構成を示すブロック図である。
【図5】第2の実施形態の動作説明図である。
【図6】第3の実施形態の画像選択装置およびその周辺
の構成を示すブロック図である。
【図7】第3の実施形態の動作説明図である。
【図8】第4の実施形態の画像選択装置およびその周辺
の構成を示すブロック図である。
【図9】第4の実施形態の動作説明図である。
【図10】第5の実施形態の画像選択装置およびその周
辺の構成を示すブロック図である。
【図11】第5の実施形態の動作説明図である。
【図12】第1の実施形態の一般的な動作を説明するフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1…対象物(被写体)、2…鏡面反射像、10、10
A,10B,10C,10D…撮影選択システム、11
…ビデオカメラ、12…照明光源、13…画像バッフ
ァ、14,14A,14B,14C,14D…画像選択
装置、15…画像認識装置、21…鏡面反射像検出部、
22…鏡面反射像面積測定部、23…画像判別部、31
〜35、51〜55、71〜75、91〜95、111
〜115…画像、41…鏡面反射像エッジ強度測定部、
61…鏡面反射像扁平率測定部、81…鏡面反射像位置
測定部、101…鏡面反射像偏平率測定・判別部。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体を連続撮影して得られる時系列な
    複数の撮影画像に基づいて、前記被写体の動きを検出す
    る画像処理装置において、 被写体上に鏡面反射像を生じさせる照明手段と、 当該鏡面反射像に関する所定の光学的特性値の変化を検
    出することで、前記被写体の動きを検出する特性変化検
    出手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の画像処理装置において、 前記所定の光学的特性値に応じて、前記複数の撮影画像
    から画像を選択する選択手段を備えることを特徴とする
    画像処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2の画像処理装置におい
    て、 前記所定の光学的特性値は、前記鏡面反射像の面積であ
    ることを特徴とする画像処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2の画像処理装置におい
    て、 前記所定の光学的特性値は、前記鏡面反射像と前記被写
    体の像との明暗のコントラストであることを特徴とする
    画像処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2の画像処理装置におい
    て、 前記所定の光学的特性値は、前記鏡面反射像の扁平率で
    あることを特徴とする画像処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項1又は2の画像処理装置におい
    て、 前記所定の光学的特性値は、前記各画像の中での鏡面反
    射像の位置座標の差分値であることを特徴とする画像処
    理装置。
  7. 【請求項7】 請求項2の画像処理装置において、 前記選択手段は、 前記複数の画像の鏡面反射像に関する所定の光学的特性
    値を比較することで、前記複数の画像から画像を選択す
    る第1の選択手段と、 この第1の選択手段で選択された画像の鏡面反射像に関
    する所定の光学的特性値を、予め設定された閾値と比較
    することで、再度選択を行う第2の選択手段とを備える
    ことを特徴とする画像処理装置。
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