JP2001017372A - 食器洗い乾燥機 - Google Patents

食器洗い乾燥機

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JP2001017372A
JP2001017372A JP11190379A JP19037999A JP2001017372A JP 2001017372 A JP2001017372 A JP 2001017372A JP 11190379 A JP11190379 A JP 11190379A JP 19037999 A JP19037999 A JP 19037999A JP 2001017372 A JP2001017372 A JP 2001017372A
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heater
hot water
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Hideyuki Kimura
秀行 木村
Takashi Tomita
隆士 富田
Mitsuhiro Sato
光弘 佐藤
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】食器洗い乾燥機の温水及び温風生成の集約化を
図り、コンパクトで伝熱性能に優れた加熱ユニットを実
現させる。 【解決手段】食器洗い乾燥機の加熱ユニットは、ヒータ
12内蔵の熱伝導性の良い伝熱体50の中に温水循環系
の一部を構成する温水生成用の水路13を設け、伝熱体
50の両面に温風生成用の空気流路51a,51bを形
成してなる。温風生成用の空気流路51a,51bは、
伝熱体50の両面に配置した放熱フィン60により形成
され、空気流路51a,51bを覆うカバー54が放熱
フィン60の先端に接触して設けられている。ヒータ1
2は一本のものをUの字形に折り曲げて、伝熱体の端子
を残して埋設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食器洗い乾燥機に
係り、特に食器洗いの洗浄水を温水化し、食器乾燥用の
空気を温風化する加熱ユニットの改良技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、食器洗い乾燥機では、洗浄水
(すすぎ水を含む)を温水化したり、乾燥用空気を温風
化するために、ヒータと温水生成用の水路と温風生成用
の空気流路とをユニット化したものが提案されている。
この加熱ユニットは、ヒータの熱を効率良く洗浄水や乾
燥空気に伝達するために、従来より種々の提案がなされ
ている。
【0003】例えば、特開平6−327606号公報、
特開平6−335446号公報、特開平7−16350
4号公報では、シーズヒータ等で構成した発熱体及び温
水循環系の一部となる流水管を、アルミニウム等の熱良
導体(伝熱体)に埋め込み、伝熱体の両面に乾燥用の空
気を通す流路の一部を形成し、この空気流路には放熱フ
ィンを設けて空気とヒータとの熱交換を促進させてい
る。
【0004】すなわち、ヒータと温水間は、熱伝達率が
良好であるため、表面積が少なくても効率良い温水加熱
ができるが、それに比べてヒータと空気間の熱伝達率は
劣るので、それをカバーするために放熱フィンを設けて
熱交換の表面積を広げている。
【0005】シーズヒータ等の発熱体は、伝熱体中に流
水管の両脇に沿って複数本(例えば2本)配置され、各
シーズヒータの両端は伝熱体から出て、シーズヒータ同
士が直列に接続されている。
【0006】伝熱体はアルミニウム等を鋳込み成形し、
この鋳込み時に流水管及びシーズヒータを埋設してい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、第1には、食器乾燥用空気と伝熱体との熱
交換率をさらに向上させ、且つ、偏流,流速分布が生じ
にくい加熱ユニットを備えた食器洗い乾燥機を実現させ
ることにある。
【0008】第2には、熱源となるヒータ(発熱体)の
電気接続部を少なくして伝熱体中に埋設可能にし、且つ
伝熱体中に埋設されるヒータの占有率を高くし、ヒータ
の露出部を少なくして、加熱性能,安全性に優れた食器
洗い乾燥機を実現させることにある。
【0009】第3には、伝熱体のダイカスト成形を容易
にし、組立性に優れた加熱ユニットを備えた食器洗い乾
燥機を実現させることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、基本的に
は、食器類を収納する洗浄槽に温水化された洗浄水を供
給する温水循環系と、前記洗浄槽に食器乾燥用の温風を
供給する温風供給系と、前記洗浄水と温風の熱源となる
加熱ユニットと、を備える食器洗い乾燥機において、前
記加熱ユニットは、ヒータ内蔵の熱伝導性の良い伝熱体
の中に前記温水循環系の一部を構成する温水生成用の水
路を設け、該伝熱体の両面に前記温風供給系の一部とな
る温風生成用の空気流路を形成してなり、前記温風生成
用の空気流路は、前記伝熱体の両面に配置した放熱フィ
ンにより形成され、該空気流路を覆うカバーが前記放熱
フィンの先端に接触して設けられていることを特徴とす
る。
【0011】第2の発明は、上記したような洗浄水と温
風の熱源となる加熱ユニットを備える食器洗い乾燥機に
おいて、前記加熱ユニットを構成する伝熱体の少なくと
も一面に前記温風供給系の一部となる温風生成用の空気
流路を形成し、この温風生成用の空気流路は、前記伝熱
体の表面に温風の流れ方向に沿って細かく分断した多数
の放熱フィンにより形成されていることを特徴とする。
【0012】第3の発明は、洗浄水と温風の熱源となる
加熱ユニットを備える食器洗い乾燥機において、前記加
熱ユニットのヒータがシーズヒータで、該シーズヒータ
の一端から途中までを前記温水生成用の水路の一方の脇
に沿わせ、続いて該水路と立体的に交差するよう曲げら
れた後残りが該水路の他方の脇に沿って折り返す曲げ構
造を呈して、該シーズヒータの端部を除く大部分が前記
伝熱体に埋設されていることを特徴とする。
【0013】第4の発明は、洗浄水と温風の熱源となる
加熱ユニットを備える食器洗い乾燥機において、前記加
熱ユニットは、ヒータ内蔵の熱伝導性の良い伝熱体を本
体とし、該伝熱体に温水循環系の一部を構成する温水生
成用のパイプを通すパイプ挿通穴を設け、該伝熱体の少
なくとも一面に温風供給系の一部となる温風生成用の空
気流路を形成してなり、且つ、前記伝熱体は、前記パイ
プ挿通穴の所で2分割されて、この分割された伝熱体が
前記パイプを挾むようにして結合されていることを特徴
とする。
【0014】なお、これらの発明の作用,効果の詳細
は、以下の発明の実施の形態の項で説明する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を用いて説明する。各図において、同一符号は同一或
いは共通する要素を示す。ここで、本発明の対象とする
食器洗い乾燥機は、家庭のシステムキッチン等の上に置
かれる、いわゆる「家庭用卓上型食器洗い乾燥機」でも
よいし、該システムキッチン内等に埋め込まれる、いわ
ゆる「ビルトイン型食器洗い乾燥機」でもよいし、さら
には、もっと大きい「業務用食器洗い乾燥機」等でもよ
い。
【0016】まず、図16を用いて、本発明の適用対象
となる食器洗い乾燥機の全体構成について説明する。図
16は、食器洗い乾燥機1の縦側面断面図で、内部に洗
浄槽3が配置された箱型の外枠2を有している。
【0017】洗浄槽3の内側壁の下部には段部3aが設
けられており、該段部3aに食器収納用下かご5が着脱
自在に配置されている。洗浄槽3の内側壁の上部には、
前後に移動可能なレール6が取り付けられており、該レ
ール6に食器収納用上かご7をはめ込むことにより、食
器収納用上かご7を自由に出し入れすることができる。
これらの食器収納用かごの出し入れや食器の出し入れ
は、本体全部に設けたドア4を開いて行われる。
【0018】本体下部には、洗浄槽3の下方に位置する
ようにして、給水ポンプ8が配置されており、給水ポン
プ8はモータ9により駆動される。
【0019】食器収納用下かご5の下部には、中央部を
中心として回転する下アームノズル10が配置されてお
り、下アームノズル10の上面には複数個の小孔10a
が設けられている。食器収納用下かご5には、給水ポン
プ8によって給水された洗浄水を上アームノズル11に
送るベンチュリー管11bが配置されている。また、食
器収納用上かご7の下部には、中央部を中心として回転
する上アームノズル11が配置されており、該上アーム
ノズル11の上面にも複数個の小孔11aが設けられて
いる。
【0020】洗浄槽3の上方には排気ダクト15が配置
されており、該排気ダクト15は排気口16に連結され
ている。
【0021】ドア4の上方には、コントロールパネル1
7が配置され、洗浄槽3の背面には給水電磁弁14が配
置されている。洗浄槽3の下方には、給水ポンプ8以外
に、排水ポンプ18が配置されている。
【0022】洗浄槽3の底部にはフィルタを設けた水溜
部21が配置され、この水溜部21と給水ポンプ8との
間が温水(洗浄水、すすぎ水等)循環系の通路24,温
水生成用の水路(パイプ)13及び通路19を介して連
結されている。
【0023】温水生成用の水路を構成するパイプ13
は、例えば銅などの金属管であり、加熱ユニットの本体
となる伝熱体50中に後述のシーズヒータ12(図1参
照)と共に埋設されている。
【0024】ここで、本実施例で採用する温水,温風生
成用の加熱ユニットの構造について説明する。
【0025】図1は加熱ユニットの第1実施例に係る断
面図で図2のA−A線を断面した図、図2は上記加熱ユ
ニットの一部切欠き斜視図、図3はその内部透視図であ
る。
【0026】加熱ユニットは、熱伝導性の良い6面体に
近いブロック状の伝熱体50を本体とし、伝熱体50は
例えばアルミダイカストにより成形され、鋳込み工程時
にヒータ12を埋め込みにより内蔵すると共に、温水循
環系の一部を構成する温水生成用の加熱水路となるパイ
プ13を埋設している。伝熱体50の両面50a,50
bには、該伝熱体と一体にダイカスト成形してなる放熱
フィン60が多数配設され、フィン60間に温風生成用
の空気流路51a,51bを形成している(ここでは、
51aが伝熱体上面側に設けた空気流路、51bが伝熱
体下面側に設けた空気流路となる)。
【0027】54は温風生成用の空気流路51a,51
bを覆う流路カバーで、各放熱フィン60間の開口面を
覆うものであり、フィン60の先端の高さを全て同じ水
平位置に並ぶように揃えて、フィン60の先端に流路カ
バー54の内面が接触するようにして取り付けられてい
る。
【0028】本実施例に係る温水生成用の水路13は、
伝熱体50の長手方向に向いて埋設され、また、この長
手方向と直交する方向を伝熱体50の幅方向と定義した
場合、水路13は該伝熱体50の幅方向の中央を通すよ
うに配設されている。
【0029】伝熱体50は、その幅方向のうち水路13
を含む中央部の厚みを最大としこの中央部を基準して左
右両側の厚みを中央部よりも薄くして、できるだけ肉厚
を減らし小形軽量化を図っている。放熱フィン60は、
水路13と同一方向に向くように配置され、この伝熱体
50の厚みに変化をもたせたことに対応して、伝熱体5
0の中央部に位置するフィン60の背丈よりその左右両
側に位置するフィン60の背丈を大きくして、各フィン
の先端を揃えている。
【0030】温風生成用の空気流路は、伝熱体50の上
面が往路の流路51aとなり、下面が復路の流路51b
になっている。すなわち、図2に示すように、空気が伝
熱体50の一端上部に設けた空気流入側のダクト56を
介して伝熱体に入り伝熱体上面の往路51aを通り、伝
熱体他端に設けた流路折返し部61で上面から下面に流
れ込み、復路51bを通って、伝熱体50の一端下部に
設けた温風流出側ダクト58から出て行くという温風生
成用の空気流路(加熱流路)51を構成する。つまり、
伝熱体50の上面と下面に設けられた二つの加熱流路5
1a、51bは直列につながった流路となっている。伝
熱体50の空気流出口58は、図16における温風ダク
ト70に接続されている。
【0031】温風53の主流方向に沿って長く直線状に
設けた複数個の放熱フィン60は、本実施例では断面形
状が矩形状を呈しているが、先端に行くに従いテーパ状
に先細となっていてもよい。さらに、空気流路折返し部
61の形状及び設置位置により、該折返し部61に隣接
する放熱フィン60のそれぞれの長さを変化、調整して
もよい。この長さの調節は、放熱フィン60間の温風5
3の流速分布を均一にするため重要であることが多い。
【0032】ここで、伝熱体50中に埋設されるヒータ
12の配置構造について説明する。本実施例におけるヒ
ータ12はシーズヒータで、図3に示すように、その一
端から途中までを温水生成用の水路13の一方の脇に沿
わせ、続いて符号12aに示すように90°方向を変え
て、この方向変換部12aがほゞ半径の円弧状に曲げ加
工されて水路13をまたいでおり、残りが該水路13の
他方の脇に沿って折り返す曲げ構造を呈している。この
ような曲げ構造を呈することで、水路13両脇に位置す
るヒータ部分が水路13とほゞ水平に並んだ状態で配置
されても、ヒータ12aの方向変換部12aを水路13
に対して立体的に交差させることでヒータ12をUター
ンさせることが可能になる。その結果、シーズヒータ1
2を一本化してヒータ12を端部(両端)を除く大部分
について伝熱体50中に埋設させることができる。シー
ズヒータ12の両端には端子68が設けられ、この端子
68にヒータ電源のリード線69が接続されている。な
お、シーズヒータ12のうち水路13の両脇に位置する
ヒータ部分が水路13と水平に並ばない状態で配置させ
ることがレイアウト上,可能な場合には、上記方向変換
部12aを直線的にして水路13と立体的に交差させて
もよい。
【0033】ヒータ12の発熱により伝熱体50が加熱
され、さらに、この熱がパイプ13中を通る洗浄水(す
すぎ水を含む)52や空気流路51a,51b中を通る
空気53を加熱する。
【0034】温水生成用の加熱水路であるパイプ13
は、裸管(管内に細工なしの平滑管)で充分な温水生成
性能(加熱性能)が得られれば、裸管のままでよいが、
得られない場合には、伝熱表面積増加や乱流促進を狙っ
て、該パイプ13の内面に細かい螺旋又は直線状のフィ
ンや凹凸、粗面等の加工を施してもよい。これらの細工
が内面に施されたパイプは、一般に、インナーフィン
管、溝付き管及び粗面管、多孔質管等と呼ばれる。該フ
ィン等はパイプ13と一体で製造可能であるが、裸管パ
イプ内面に異種部材のフィンを挿入して構成してもよ
い。ここで、パイプ13の内面に設けたフィンはパイプ
の強度を増加させる効果も期待できる。また、パイプ1
3の断面は円形状でなく、楕円、矩形等の異種形状であ
ってもよい。
【0035】流路カバー54は食器洗い乾燥機1の筐体
の一部、たとえば外枠等を利用してもよい。
【0036】ここで、上記構成よりなる食器洗い乾燥機
1の洗浄、すすぎ、乾燥工程について説明する。
【0037】まず、洗浄工程では、給水電磁弁14に通
電して洗浄槽3に洗浄水を供給し、ヒータ12を通電し
た状態で給水ポンプ8のモータ9を通電し、洗浄用ラン
ナー20を回転させる。これにより、水溜部21を介し
て吸い込まれた洗浄水は、温水循環系の通路24を通っ
てパイプ13に導かれ、該パイプ13において伝熱体5
0を介してヒータ12により加熱される。加熱された洗
浄水(温水)は、通路19、給水ポンプ8、ポンプ吐出
口22を介して下アームノズル10に供給されると共
に、ベンチュリー管11bを介して上アームノズル11
内に供給される。そして、下アームノズル10及び上ア
ームノズル11から食器収納かご上の食器に圧力の高い
洗浄水を直接噴射し、該食器に付着している汚れを剥
離、分散させる。一定時間洗浄後、モータ9及びヒータ
12への通電を停止して洗浄工程を終了し、排水ポンプ
18を通電して洗浄槽3内の洗浄水を機外に排出させ
る。
【0038】次のすすぎ工程は、前記洗浄工程と同じ動
作を数回繰り返し行う。なお、このとき、ヒータ12へ
の通電は温水によるすすぎ工程時のみ行われる。
【0039】最後の乾燥工程は、図示しないが、送風ユ
ニットに通電して送風ファンを回転させることで、洗浄
槽3の下方に配置されている送風ダクト、温風生成用の
空気流路51a,51bを有する伝熱体50及び温風ダ
クト70,温風出口71を介して洗浄槽3に温風が送風
される。該温風により洗浄槽3や食器等に付着している
水滴や残水を水蒸気に変え、排気ダクト15、排気口1
6を介して機外に排気される。一定時間乾燥工程が行わ
れたならば、一連の食器洗い乾燥機の運転を終了する。
【0040】以上のような構成において、放熱フィン6
0の表面積、つまり温風を加熱する流路の表面積は、広
いほど効率良く熱が伝わるので、伝熱体50の大きさが
決まっていれば、厚さが薄く、高さの高い放熱フィン6
0を数多く伝熱体50の面に設けた方がよい。ただし、
送風ファンの特性を考慮し、通路抵抗が大きくならない
ように設計することは言うまでもない。なお、伝熱体5
0がアルミ鋳物(アルミダイキャスト)である場合、放
熱フィン60の厚さは製造上極端に薄くはできないの
で、たとえば、2〜3mm程度となろう。また、その場
合の放熱フィン60の高さは、フィン効率等を考慮する
と、たとえば、20mm以下に抑えたい。ただし、本発
明の実施においては、必ずしも上記寸法内に限る必要は
なく、アルミダイキャストにおいて放熱フィン60のさ
らなる薄肉化が可能であれば、2mm以下に抑えてもよ
い。
【0041】また、比較的高温となる該伝熱体50上に
脱臭能(臭いの吸着や分解)を発揮する触媒を担持させ
たり、又は触媒装置を取り付ける等の手段により、循環
する温風53の脱臭を行う機能を付加してもよい。
【0042】本実施例によれば、次のような効果を奏す
る。
【0043】(1)加熱ユニットの本体であるヒータ内
蔵の伝熱体50を洗浄槽外部の食器洗い乾燥機1の底部
に設けることで、ヒータ12の洗浄槽3内への露出を防
止し、樹脂製食器や調理道具がかごから落下した時のヒ
ータ接触による熱変形や焦げ付き、及びヒータ触手によ
る火傷等が防止できる。
【0044】(2)伝熱体50,ヒータ12,温水生成
用の水路13,温風生成用の空気流路51a,51bを
一体化(ユニット化)することで、加熱ユニットの集約
化を図り、しかも、空気流路51a,51bは伝熱体の
両面に設けた往路,復路により構成し、加えて放熱フィ
ンを往路,復路に確保することで、伝熱体50と空気流
路51a,51bを通る空気53との熱交換性能を向上
させることができる。
【0045】さらに、放熱フィン60の先端が流路カバ
ー54の内面に接触することで、フィン先端と流路カバ
ーとの間に隙間を無くし、空気53はほとんど漏れなく
フィン60間の空気流路51a,51bを通り、空気と
放熱フィンとの熱交換率を高めることができる。フィン
先端と流路カバー間に隙間があると、隙間部の通路抵抗
が小さいので、空気が隙間部を介して行き来し、流れ易
い方向に偏流し流速分布が生じることもありえるが、本
発明では、このような現象をなくすことができる。
【0046】(3)ヒータ12は図3に示すような曲げ
構造を採用することで、一本化することが可能になり、
図4のような直線状のヒータ12b,12cを2本並べ
て配置する構造に比べて、ヒータ12b,12c同士を
端子68b及びリード線69bで接続する工程をなく
し、しかも、伝熱体50に埋設されるヒータの占有面積
を増やして、熱交換性能を高めることができる。
【0047】なお、本発明の適用対象となる食器洗い乾
燥機1は、上記したヒータ曲げ構造及びその配置以外に
発明の特徴があるものについては、図4のようなヒータ
配置を採用しても良く、特に、小さな曲げ半径12aが
とれないヒータの場合や、図3の方法では部品及び製作
コストが高くなることが懸念される場合には、図4の方
法を採用すればよい。図4の場合のヒータは、例えば、
シーズヒータやカートリッジヒータ等で構成すればよ
い。もちろん、他の材料であってもよい。
【0048】また、図3に示すヒータ曲げ構造及び配置
方式は、伝熱体の少なくとも一面に空気流路を形成した
ものであれば、適用可能である。以後の実施例も同様で
ある。
【0049】図5は本発明の第2実施例に用いる加熱ユ
ニットの一部切欠き斜視図である。
【0050】本実施例と第1実施例との相違点は、第1
実施例がヒータブロック50の両面に形成した空気流路
のうち片面が往路51aであり、もう片面が復路51b
の1パス構造としたのに対し、本実施例では、ヒータブ
ロック50の両面の空気流路51a,51bのいずれも
同じ方向に空気を流す並列通路いわゆる2パス構造とし
た点にある。本実施例では、ヒータブロック50の一端
に空気流入側の空気ダクト56が二又に分けられて、そ
れぞれの空気流路51a,51bに接続され、他端に空
気流出側の空気ダクト58が二又に分けられて、それぞ
れの空気流路51a,51bに接続されている。温風生
成用の空気流路を第1実施例のように往路,復路の1パ
ス構造にした場合には、加熱する空気流路長が長くなる
ため空気流速を速くすることができ、第2実施例のよう
に2パス構造の場合には、加熱する空気流路長が短くな
るため、その分,流速を遅くすることになるが、いずれ
を採用するかは、食器洗い乾燥機の温風53として必要
な加熱性能に応じて選べばよい。
【0051】図6は本発明の第3実施例に係る加熱ユニ
ットの一部切欠き斜視図であり、第1実施例と異なる点
は、放熱フィン60の配置構造である。
【0052】すなわち、本実施例では、放熱フィン60
が空気53の主流方向(矢印方向)に沿って細かく分断
され、たくさんの小さな放熱フィン群を構成している。
温風生成用の空気流路51a,51bは、上記のように
伝熱体50の表面に温風の流れ方向に沿って細かく分断
した多数の放熱フィンにより形成されている。
【0053】上記構成によれば、放熱フィン60間を流
れる空気53の通路抵抗は大きくなるが、空気53が激
しく混合、攪拌されるので、伝熱体50から空気53へ
の熱伝達が促進され、効率良い温風生成用の加熱流路5
1を提供できる。
【0054】図6では、小さな放熱フィン60が規則正
しく碁盤目状に並べられているが、該小さな放熱フィン
60を千鳥状に並べてもよく、このようにすれば一層、
熱伝達を促進させることができる。また、本実施例にお
ける放熱フィン60の形状は、矩形状ではなく、円筒状
(ピンフィン)等であってもよい。
【0055】図7は本発明の第4の実施例に用いる加熱
ユニットの断面図であり(断面方向は、図1同様であ
り、後述する図8〜図9及び図11〜図14も同様であ
る)、図1の実施例とは伝熱体50の断面形状が異なっ
ており、そのほかの食器洗い乾燥機の構成は、図1同様
である。
【0056】本実施例は、伝熱体50の幅方向におい
て、水路13を通す中央部が厚く、左右両側に行くに従
い徐々に傾斜状に薄くなるように形成されている。フィ
ン60の先端は水平方向に揃うようにそれぞれのフィン
の丈を設定してあり、このように、本発明では、パイプ
13、ヒータ12及び必要な温風生成用の加熱空気流路
51の大きさに応じて伝熱体50及び放熱フィン60の
形状を任意に変えることは自由である。
【0057】以上、図1から図7に説明した初めから一
体形で成形された伝熱体50においては、アルミダイカ
ストの鋳込時にパイプ13を埋め込むが、この場合、中
空パイプ13の変形を防止するため、その内部を加圧し
ておくことが望ましい。加圧は、水等の液体圧及び空気
等の気体圧の利用、及び中実上の心材を挿入すること等
で容易にできる。
【0058】図8は、本発明の第5実施例に用いる加熱
ユニットの断面図である。
【0059】本実施例に係る加熱ユニットは、ヒータ内
蔵の伝熱体50がパイプ13の挿通穴50dの所で50
b,50cのように2分割されて、この分割された伝熱
体のブロック片50b,50cがパイプ13を挾むよう
にして結合されている。すなわち、伝熱体50は、二つ
のブロック片50bと50cで別個に製作され、該ブロ
ック片50bと50cを繋ぎ合せることにより一体化し
たものである。なお、各ブロック片にはそれぞれ、初め
からヒータ12と温風生成用の空気流路51が設けられ
ている。この空気流路51は一面以上に設ければよい。
【0060】ブロック片50b,50cの結合(繋ぎ合
せ)方法は、まずパイプ13に接するそれぞれのブロッ
ク片50bと50cの円弧面50d(50dは二つ合わ
せた時にパイプ挿通穴となる)に接着剤又は充填剤64
を薄く塗り、その間にパイプ13を嵌め込んで、それぞ
れのブロック片50bと50cをお互いに押し付け、該
ブロック片50bと50cに対向するように設けられて
いる接合部62をねじ63で締め付けることで、ブロッ
ク片同士が結合される。
【0061】上記構成によれば、ヒータ12の熱はブロ
ック片50bと50cと接着剤又は充填剤64の熱伝導
を介してパイプ13に伝わるため、接着剤及び充填剤に
は、できる限り熱伝導率の良好な材料を使用すべきであ
り、かつ空気層ができないように密着固定することが重
要である。充填剤としては、シリコン系充填剤等を用い
ればよい。
【0062】また、二つのブロック片は、左右に分割し
たブロック片50bと50cではなく、図8において中
央水平破線で示す位置で伝熱体50を上下に二つに分割
してもよい。
【0063】本実施例によれば、ヒータは少なくとも2
本になるが、ヒータブロックのダイカストの製作が容易
になる。
【0064】図9は本発明の第6実施例に用いる加熱ユ
ニットの断面図である。
【0065】本実施例では、放熱フィンは今まで述べて
きた実施例と異なり、伝熱体50と別部材である幾重に
も折り曲げられた薄板状のコルゲートフィン65により
構成する。伝熱体50は、その幅方向の中央部が水路1
3を含めて最も厚みを大きくしているので、その分、こ
の中央部にあるコルゲートフィン65の波の高さを左右
両側の波の高さより小さくし、コルゲートフィン65の
外側に向いたフィン先端の水平方向の高さを揃えてい
る。
【0066】薄板状コルゲートフィン65の形状は、例
えば、図10に示すようなものである。さらに伝熱性能
を向上させるため、該コルゲートフィンの表面65aに
細工を施してもよい。細工するフィンパターンとして
は、表面65aにたくさんの小孔を開ける、ルーバを切
り起こすこと等が考えられる。
【0067】本実施例における加熱ユニットの全体の組
み立て法は、まず伝熱体50にコルゲートフィン65を
押し付け、上から流路カバー54で押さえつけることに
より固定する。その後、流路カバー54は伝熱体50の
端部でねじ締結等により取付けられる。このため、コル
ゲートフィン65にはいくらかの剛性がある方がよい。
なお、コルゲートフィン65と伝熱体50の接触を良く
し熱の伝わりを良くするため、その接触部をろう付けや
熱伝導率の良い接着剤又は充填剤により接合してもよ
い。
【0068】図11は本発明の第7実施例に用いる加熱
ユニットの断面図である。
【0069】本実施例では、伝熱体50と別部材である
ベース66aの表面に所定の間隔で放熱フィン66bを
一体に多数立ち上げ形成することでフィンプレート66
を構成し、それを平面仕上げした伝熱体50の両面に接
合させている。伝熱体50は、他の実施例同様に、ヒー
タ12とパイプ13を有する。
【0070】フィン66bは空気53の流れ方向に伸び
る直線状フィンであり、フィンプレート66は引き抜き
加工等でベース部66aとフィン部66bを一体物とし
て容易に作成でき、フィン66bの厚さを薄肉化するこ
とも可能で、1mm以下の厚さにもできる。さらに、フ
ィン66bの表面を凹凸にしたり、表面に細工すること
も可能である。なお、本実施例では、伝熱体50の両面
の平坦化を図るために、パイプ13の形状を楕円型に扁
平化させている。
【0071】図11の実施例では、伝熱体50の両面に
接着剤又は充填剤64を薄く塗り、その上にフィンプレ
ート66のベース部66aの裏面側を押し付け固定す
る。固定には、該接着剤又は充填剤64以外に、ねじ締
結等を利用してもよい。本実施例では、フィンプレート
66及び伝熱体50の双方の成形を容易にすることがで
きる。
【0072】図12は本発明の第8実施例に用いる加熱
ユニットの断面図である。本実施例では、フィンプレー
ト66の向きが図11と逆で、フィンプレート66のフ
ィン66bの先端を伝熱体50の表面に押し付けて固定
している。この場合、フィンプレート66のベース66
aが流路カバーの役目も果たすことになる。この場合
も、フィン66bの先端と伝熱体50の接触を良くし熱
の伝わりを良くするため、その接触部をろう付けや熱伝
導率の良い接着剤及び充填剤により接合するとよい。
【0073】図13は本発明の第9実施例に用いる加熱
ユニットの断面図である。温風生成用の空気流路51
は、放熱フィンを有しない実施例であり、伝熱体50と
流路カバー54間は温風(空気)53が流れる広い空間
になっている。本構造を、図3のようなヒータ構造と組
み合わせることも可能であり、また、温風の加熱性能が
それ程必要ない場合等に利用でき、温風53の通路抵抗
を小さく抑えることが可能である。
【0074】図14は本発明の第10実施例に用いる加
熱ユニットの断面図である。本実施例では、温水生成用
の水路をパイプを埋設することなく、伝熱体50のアル
ミダイキャストそのものに穴(円筒状流路)67をあけ
て成形したものであり、円筒状流路67の温水流入口及
び流出口には配管用のねじを切り、配管継手により温水
循環系である配管に接続される。当然ではあるが、図1
4の実施例は、今まで述べてきた放熱フィン60を有す
る伝熱体50にも適用できる。
【0075】図15は本発明の第11実施例に係る開披
平面図であり、伝熱体50の両面に配設される複数個の
放熱フィン60及び空気通路51a及び51bは、温水
生成用の水路(パイプ)13と直交する方向に配置した
ものである。既述した第1実施例におけるフィン60の
カバー54への接触構造や、ヒータ曲げ構造や、図6の
実施例に係るフィン分断構造、図9のコルゲートフィン
構造,図11,図12のフィンプレート構造等は、図1
5の実施例にも適用可能である。
【0076】本実施例では、空気53が流入口56より
流入し、伝熱体50の上面部に設けられた伝熱体50上
の往路51aを矢印A方向(紙面上方)に向かって流
れ、折返し部61で伝熱体50の上面部から下面部に流
れ込み、復路51b(図示せず)を紙面下方に向かって
流れ、温風流出口58から流出して行くという温風生成
系の空気流路51を構成している。ここで、空気流入口
56、流出口58及び合流折返し部61の形状及び設置
位置により、各部に隣接する放熱フィン60のそれぞれ
の長さを、流れるフィン間の空気(温風)の流速分布が
均一になるように、変えて調整してもよい。
【0077】
【発明の効果】第1,第2の発明によれば、ヒータ,ヒ
ータブロック,温水生成用の水路,温風生成用の空気加
熱流路の一体化(ユニット化)を図り、しかも、温風供
給系の食器乾燥用空気と伝熱体との熱交換率をさらに向
上させ、且つ、偏流,流速分布が生じにくい加熱ユニッ
トを備えた食器洗い乾燥機を実現させることができる。
【0078】第3の発明によれば、熱源となるヒータの
電気接続部を少なくして伝熱体中に埋設可能にし、且つ
伝熱体中に埋設されるヒータの占有率を高くし、ヒータ
の露出部を少なくして、加熱性能,安全性に優れた食器
洗い乾燥機を実現させることにある。
【0079】第4の発明によれば、加熱ユニットを構成
する伝熱体のダイカスト成形を容易にし、加熱ユニット
の組立性の簡便化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に用いる加熱ユニットの断
面図で図2のA−A線を断面した図。
【図2】上記加熱ユニットの一部切欠き斜視図。
【図3】上記加熱ユニットの内部透視図。
【図4】上記加熱ユニットの別の例を示す内部透視図。
【図5】本発明の第2実施例に用いる加熱ユニットの一
部切欠き斜視図。
【図6】本発明の第3実施例に係る加熱ユニットの一部
切欠き斜視図。
【図7】本発明の第4の実施例に用いる加熱ユニットの
断面図。
【図8】本発明の第5実施例に用いる加熱ユニットの断
面図。
【図9】本発明の第6実施例に用いる加熱ユニットの断
面図。
【図10】第6実施例に用いるコルゲートフィンの部分
斜視図。
【図11】本発明の第7実施例に用いる加熱ユニットの
断面図。
【図12】本発明の第8実施例に用いる加熱ユニットの
断面図。
【図13】本発明の第9実施例に用いる加熱ユニットの
断面図。
【図14】本発明の第10実施例に用いる加熱ユニット
の断面図。
【図15】本発明の第11実施例に係る加熱ユニットの
開披平面図。
【図16】本発明の食器洗い乾燥機の縦側面断面図
【符号の説明】
1…食器洗い乾燥機、3…洗浄槽、12…ヒータ、13
…パイプ(温水生成用の水路)、50…伝熱体、51…
温風生成用の空気流路、60…放熱フィン、65…コル
ゲートフィン、66…放熱フィンプレート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 光弘 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株 式会社日立製作所電化機器事業部内 Fターム(参考) 3B082 BK01 BK04 DB01 DC05

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食器類を収納する洗浄槽に温水化された
    洗浄水を供給する温水循環系と、前記洗浄槽に食器乾燥
    用の温風を供給する温風供給系と、前記洗浄水と温風の
    熱源となる加熱ユニットと、を備える食器洗い乾燥機に
    おいて、 前記加熱ユニットは、ヒータ内蔵の熱伝導性の良い伝熱
    体の中に前記温水循環系の一部を構成する温水生成用の
    水路を設け、該伝熱体の両面に前記温風供給系の一部と
    なる温風生成用の空気流路を形成してなり、 前記温風生成用の空気流路は、前記伝熱体の両面に配置
    した放熱フィンにより形成され、該空気流路を覆うカバ
    ーが前記放熱フィンの先端に接触して設けられているこ
    とを特徴とする食器洗い乾燥機。
  2. 【請求項2】 前記温水生成用の水路は、前記伝熱体の
    長手方向と直交する方向を伝熱体の幅方向と定義した場
    合、該伝熱体の幅方向の中央を通すように配設され、該
    伝熱体の幅方向のうち前記水路を含む中央部の厚みを最
    大とし該中央部を基準にして左右両側の厚みを前記中央
    部よりも薄くし、一方、前記放熱フィンは、前記温水生
    成用の水路と同一方向に向くように配置されて、前記伝
    熱体の中央部に位置するフィンの背丈より前記左右両側
    に位置するフィンの背丈を大きくして、各フィンの先端
    が同じ水平位置に並ぶように揃えている請求項1記載の
    食器洗い乾燥機。
  3. 【請求項3】 前記放熱フィンは、前記伝熱体と別部材
    である幾十にも折り曲げられた薄板状のコルゲートフィ
    ン或いは前記伝熱体と別部材であるベースの表面に所定
    の間隔で放熱フィンを多数立ち上げ形成したフィンプレ
    ートよりなる請求項1記載の食器洗い乾燥機。
  4. 【請求項4】 食器類を収納する洗浄槽に温水化された
    洗浄水を供給する温水循環系と、前記洗浄槽に食器乾燥
    用の温風を供給する温風供給系と、前記洗浄水と温風の
    熱源となる加熱ユニットと、を備える食器洗い乾燥機に
    おいて、 前記加熱ユニットは、ヒータ内蔵の熱伝導性の良い伝熱
    体の中に前記温水循環系の一部を構成する温水生成用の
    水路を設け、該伝熱体の少なくとも一面に前記温風供給
    系の一部となる温風生成用の空気流路を形成してなり、 前記温風生成用の空気流路は、前記伝熱体の表面に温風
    の流れ方向に沿って細かく分断した多数の放熱フィンに
    より形成されていることを特徴とする食器洗い乾燥機。
  5. 【請求項5】 食器類を収納する洗浄槽に温水化された
    洗浄水を供給する温水循環系と、前記洗浄槽に食器乾燥
    用の温風を供給する温風供給系と、前記洗浄水と温風の
    熱源となる加熱ユニットと、を備える食器洗い乾燥機に
    おいて、 前記加熱ユニットは、ヒータ内蔵の熱伝導性の良い伝熱
    体の中に前記温水循環系の一部を構成する温水生成用の
    水路を設け、該伝熱体の少なくとも一面に前記温風供給
    系の一部となる温風生成用の空気流路を形成してなり、 前記ヒータはシーズヒータで、該シーズヒータの一端か
    ら途中までを前記温水生成用の水路の一方の脇に沿わ
    せ、続いて該水路と立体的に交差するよう曲げられた後
    残りが該水路の他方の脇に沿って折り返す曲げ構造を呈
    して、該シーズヒータの端部を除く大部分が前記伝熱体
    に埋設されていることを特徴とする食器洗い乾燥機。
  6. 【請求項6】 前記ヒータはシーズヒータで、前記水路
    と立体的に交差する個所は、該水路をまたぐような曲げ
    形状を呈している請求項5記載の食器洗い乾燥機。
  7. 【請求項7】 食器類を収納する洗浄槽に温水化された
    洗浄水を供給する温水循環系と、前記洗浄槽に食器乾燥
    用の温風を供給する温風供給系と、前記洗浄水と温風の
    熱源となる加熱ユニットと、を備える食器洗い乾燥機に
    おいて、 前記加熱ユニットは、ヒータ内蔵の熱伝導性の良い伝熱
    体を本体とし、該伝熱体に前記温水循環系の一部を構成
    する温水生成用のパイプを通すパイプ挿通穴を設け、該
    伝熱体の少なくとも一面に前記温風供給系の一部となる
    温風生成用の空気流路を形成してなり、 且つ、前記伝熱体は、前記パイプ挿通穴の所で2分割さ
    れて、この分割された伝熱体が前記パイプを挾むように
    して結合されていることを特徴とする食器洗い乾燥機。
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