JP2001016578A - 赤外線式監視装置 - Google Patents

赤外線式監視装置

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JP2001016578A
JP2001016578A JP11185616A JP18561699A JP2001016578A JP 2001016578 A JP2001016578 A JP 2001016578A JP 11185616 A JP11185616 A JP 11185616A JP 18561699 A JP18561699 A JP 18561699A JP 2001016578 A JP2001016578 A JP 2001016578A
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潔 中川
Shinya Fukushima
眞也 福島
Masayoshi Ishimaru
正義 石丸
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武彦 上野
Yoshio Sasaki
義雄 佐々木
Masahiro Doi
正宏 土肥
Takahide Kawaguchi
高秀 川口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 赤外線式監視装置において、車両の前方の人
物および近景から遠景までを適切に表示できるようにす
る。 【解決手段】 可視光カットフィルタ19の装着された
赤外線ビデオカメラ11と、この赤外線ビデオカメラ1
1よりも高感度の赤外線ビデオカメラ21とを設ける。
赤外線ビデオカメラ11、21から出力されるビデオ信
号S11、S21、S31がそれぞれ供給される信号抜き出し
回路13、23、33と、信号すげ替え回路15、25
とを設ける。信号抜きだし回路13〜33において、そ
れぞれに供給されたビデオ信号S11、S21、S31のう
ち、適正露光の部分のビデオ信号S13、S23、S33を取
り出す。この取り出したビデオ信号S13〜S33を、信号
すげ替え回路15、25により1つのビデオ信号S15に
合成して出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、赤外線式監視装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】夜間、街路照明のない道路を車で走行す
る場合には、たとえヘッドライトをハイビーム状態にし
ても、前方の障害物、風景、道路の状況(例えば道路が
どのように曲がっているか)などを肉眼で認識すること
が、かなり困難である。このため、夜間の車両の運転
は、大きなストレスを受けてしまう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、車両の前方を
赤外線ランプにより照明しながら赤外線ビデオカメラに
より撮像し、その撮像画面をダッシュボードなどに配置
したディスプレイに表示させることが考えられる。つま
り、そのようにすれば、車両の前方を監視できるはずで
ある。
【0004】しかし、実際には、そのようにしても、近
くのものは光量オーバーで白く飛んで表示され、遠くの
ものは光量不足で黒く沈んで表示されるので、結果とし
て、それほどの効果を得ることができない。
【0005】この発明は、このような問題点を解決し、
近くから遠くまで適切に撮像して表示することのできる
赤外線式監視装置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明においては、例
えば、可視光カットフィルタの装着された第1の赤外線
ビデオカメラと、この第1の赤外線ビデオカメラよりも
高感度の第2の赤外線ビデオカメラと、この第2の赤外
線ビデオカメラよりもさらに高感度の第3の赤外線ビデ
オカメラと、上記第1〜第3の赤外線ビデオカメラから
出力される第1〜第3のビデオ信号がそれぞれ供給され
る第1〜第3の信号抜き出し回路と、信号すげ替え回路
とを有し、上記第1〜第3の信号抜きだし回路におい
て、それぞれに供給されたビデオ信号のうち、適正露光
の部分のビデオ信号を取り出し、この取り出したビデオ
信号を、上記信号すげ替え回路により1つのビデオ信号
に合成して出力するようにした赤外線式監視装置とする
ものである。したがって、第1〜第3のビデオ信号のう
ち、適正露光の部分が1つのビデオ信号に合成されて出
力される。
【0007】
【発明の実施の形態】この発明の理解を容易にするた
め、まず、この発明について、撮像画面および表示画面
を用いて説明する。
【0008】図3は、夜間に、車両の前方を通常の感度
の赤外線ビデオカメラにより撮像したときの画面である
(以下、この画面を画面とする)。このとき、車両の
ヘッドライトを点灯しているとともに、赤外線ランプに
より近赤外線を車両の前方に照射している。また、赤外
線ビデオカメラは、赤外線カットフィルタを外している
が、可視光カットフィルタを付けている。
【0009】そして、この画面においては、中央の人
物(この人物は車両の前方30m付近にいる)は、その照
射した近赤外線を適度に反射しているので、適切に映し
出されている。しかし、近傍の草木や路面は、近赤外線
をあまり反射していないので、ほとんで映っていない。
また、遠方の風景(距離は400 m〜500 m)は、照射し
た近赤外線が届いていないので、しかも、夜間は可視光
の長波成分が多いので、可視光カットフィルタを付けた
赤外線ビデオカメラでは、映っていない。
【0010】また、図4は、図3と同じ撮像状況である
が、車両の前方を画面の赤外線ビデオカメラよりも高
感度の赤外線ビデオカメラにより撮像したときの画面で
ある(以下、この画面を画面とする)。ただし、この
とき、赤外線ビデオカメラの露光時間(1フィールド期
間あたりの受光時間。シャッタ速度)は、1/1000秒で
ある。また、高感度化のため、赤外線ビデオカメラから
は可視光カットフィルタも外してある。
【0011】そして、この画面においては、可視光カ
ットフィルタが外してあるので、自車のヘッドライトの
可視光成分により、中央の人物は光量オーバーあるいは
露出オーバーとなって白く飛んでいる。しかし、人物の
近傍の草木や路面はほぼ適正な露光となり、適切に映し
出されている。
【0012】さらに、図5も、図4と同じ撮像状況であ
るが、さらなる高感度化のため赤外線ビデオカメラの露
光時間は1フィールド期間としたときの画面である(以
下、この画面を画面とする)。
【0013】そして、この画面も、画面と同様の理
由により中央の人物は白く飛んでいるが、画面の場合
よりも長時間の露光なので、さらに人物の近傍の草木や
路面も白く飛んでいる。しかし、遠景はほぼ適正な露光
となり、適切に映し出されている。
【0014】したがって、画面と画面とを合成すれ
ば、図6に示す画面を得ることができ、この画面に
画面を合成すれば、図7に示す画面を得ることがで
きる。そして、この画面によれば、車両の前方にいる
人物および近景から遠景までが適切に映し出されてい
る。
【0015】この発明は、以上のような考えにしたがっ
て目的とする画面を得るようにしたものである。以下、
この発明の一形態について説明する。
【0016】図1において、符号11、21は赤外線ビ
デオカメラを示す。この場合、ビデオカメラ11は、画
面に対応するビデオ信号を得るためのものである。こ
のため、ビデオカメラ11の撮像素子はCCD撮像素子
により構成され、波長が例えば400 nm〜1000nmの範
囲において、通常の感度が得られるようにされている。
また、このビデオカメラ11の入射光路には、赤外線カ
ットフィルタは設けられていないが、可視光カットフィ
ルタ21が設けられている。
【0017】こうして、ビデオカメラ11からは、画面
に対応するビデオ信号S11、すなわち、近赤外線に対
して通常の感度のビデオ信号S11が取り出される。
【0018】また、図1の装置においては、ビデオカメ
ラ21は、その撮像素子がCCD撮像素子により構成さ
れ、画面に対応する短時間露光のビデオ信号S21と、
画面に対応する長時間露光のビデオ信号S31とを、同
時に出力できるようにされている。
【0019】すなわち、ビデオカメラ21のCCD撮像
素子は、例えば、フィールド周波数および水平周波数が
標準の2倍とされている。そして、(2倍のフィールド
周波数における)奇数フィールド期間には、1/1000秒
の期間だけ電荷の蓄積が実行されて露光時間が1/1000
秒のビデオ信号が取り出される。そして、この取り出さ
れたビデオ信号がフィールドメモリに書き込まれるとと
もに、標準の周波数で読み出されて標準方式のビデオ信
号に変換される。
【0020】また、(2倍のフィールド周波数におけ
る)偶数フィールド期間には、その全フィールド期間に
わたって電荷の蓄積が実行されて露光時間が1フィール
ド期間のビデオ信号が取り出される。そして、この取り
出されたビデオ信号がフィールドメモリに書き込まれる
とともに、標準の周波数で読み出されて標準方式のビデ
オ信号に変換される。
【0021】こうして、赤外線ビデオカメラ21から
は、画面に対応するビデオ信号S21と、画面に対応
するビデオ信号S31とが同時に取り出される。
【0022】なお、赤外線ビデオカメラ11、21の撮
像レンズの分光特性は、950 nm付近がピークとされ、
可視光の長波長および近赤外線領域におけるピントのず
れが最小となるようにされている。
【0023】また、赤外線ビデオカメラ11、21を車
両に配置する場合、例えば図2に示すように配置するこ
とができる。すなわち、運転席の上部付近の天井に、赤
外線ビデオカメラ11、21が前方を向いて設けられ
る。この場合、赤外線ビデオカメラ11、21は、それ
らの光軸が同一水平面内において平行となるように、並
んで配置されるとともに、カメラ11が内側となり、カ
メラ21が外側となるように配置される。
【0024】さらに、赤外線ビデオカメラ11、21の
近傍に、赤外線ランプ61が配置されるとともに、この
ランプ61の前部には、可視光カットフィルタ69が設
けられる。したがって、車両の前方は、近赤外線(およ
び自車のヘッドライト)により照射されることになり、
赤外線ビデオカメラ11からは画面に対応するビデオ
信号S11が出力され、赤外線ビデオカメラ21からは画
面、に対応するビデオ信号S21、S31が出力される
ことになる。
【0025】そして、図1に示すように、赤外線ビデオ
カメラ11からのビデオ信号S11が、遅延回路12に供
給されて赤外線ビデオカメラ11と赤外線ビデオカメラ
21との視差に対応した時間だけ遅延され、この遅延後
のビデオ信号S11が、例えばゲート回路により構成され
た信号抜き出し回路13に供給される。
【0026】また、赤外線ビデオカメラ21からのビデ
オ信号S21が、例えばレベル検出回路により構成された
白色部検出回路26に供給され、ビデオ信号S21の白色
レベルの部分を示す信号S26、すなわち、画面の場合
であれば、図8にも示すように、人物部分を示す信号S
26が取り出される。
【0027】そして、この検出信号S26が信号抜き出し
回路13に制御信号として供給され、信号抜き出し回路
13からは、ビデオ信号S11のうち、適正露光の部分の
ビデオ信号S13、すなわち、画面の場合であれば、図
8にも示すように、人物の部分のビデオ信号S13が取り
出される。そして、この信号S13が、例えばスイッチ回
路により構成された信号すげ替え回路15に供給され
る。
【0028】また、赤外線ビデオカメラ21からのビデ
オ信号S21が信号抜き出し回路23に供給される。さら
に、赤外線ビデオカメラ21からのビデオ信号S31が白
色部検出回路36に供給され、ビデオ信号S31の白色レ
ベルの部分を示す信号S36、すなわち、画面の場合で
あれば、図8にも示すように、人物の近傍の草木や路面
の部分を示す信号S36が取り出される。
【0029】そして、この信号S36が信号抜き出し回路
23に制御信号として供給され、信号抜き出し回路23
からは、ビデオ信号S21のうち、適正露光の部分のビデ
オ信号S23、すなわち、画面の場合であれば、図8に
も示すように、人物の近傍の草木や路面の部分のビデオ
信号S23が取り出される。そして、この信号S23が、後
述する輝度レベル補正回路24により輝度レベルの補正
されたビデオ信号S24とされ、この信号S24が信号すげ
替え回路25に供給される。
【0030】さらに、赤外線ビデオカメラ21からのビ
デオ信号S31が信号抜き出し回路33に供給されるとと
もに、白色部検出回路36からの検出信号S36が信号抜
き出し回路33に制御信号として供給され、信号抜き出
し回路33からは、ビデオ信号S31のうち、適正露光の
部分のビデオ信号S33、すなわち、画面の場合であれ
ば、図8にも示すように、遠景の部分のビデオ信号S33
が取り出される。
【0031】そして、この信号S33が信号すげ替え回路
25に供給されるとともに、白色部検出回路36からの
検出信号S36が信号すげ替え回路25に制御信号として
供給され、信号すげ替え回路25からは、ビデオ信号S
24、S33のうち、適正露光の部分が合成されたビデオ信
号S25、すなわち、例えば画面の内容のビデオ信号S
25が取り出される。
【0032】この場合、輝度レベルを補正しないで、ビ
デオ信号S23のうちの適正露光の部分の信号と、ビデオ
信号S33のうちの適正露光の部分の信号とを単純に合成
すると、その合成画面では境界部分で輝度差を生じるこ
とがある。
【0033】そこで、上述のように、信号抜き出し回路
23からのビデオ信号S23は、輝度レベル補正回路24
に供給される。また、信号抜き出し回路23、33から
のビデオ信号S23、S33が、それぞれ積分回路27、3
7に供給されて適正露光部分についての積分値が取り出
される。そして、この積分値がレベル比較回路28に供
給されてレベル比較され、その比較出力が輝度レベル補
正回路24にその制御信号として供給される。
【0034】こうして、輝度レベル補正回路24に供給
されたビデオ信号S23は、その輝度レベルがビデオ信号
S33の輝度レベルを基準にして制御され、ビデオ信号S
24の輝度レベルはビデオ信号S33の輝度レベルに等しく
される。したがって、信号すげ替え回路25からのビデ
オ信号S25は、合成の境界部分で輝度差を生じることが
なくなる。
【0035】そして、このビデオ信号S25が信号すげ替
え回路15に供給されるとともに、白色部検出回路26
からの検出信号S26が信号すげ替え回路15に制御信号
として供給され、信号すげ替え回路15からは、ビデオ
信号S13、S25のうち、適正露光の部分が合成されたビ
デオ信号S15、すなわち、例えば画面の内容のビデオ
信号S15が取り出される。
【0036】そして、このビデオ信号S15は最終的に必
要とする画面の信号なので、このビデオ信号S15がディ
スプレイ装置50に供給される。このディスプレイ装置
50は、例えばヘッドアップ型ディスプレイとされてい
るもので、図2に示すように、表示スクリーンに対応す
るコンバイナ部51と、プロジェクタ部52とを有す
る。
【0037】そして、コンバイナ部51は、多層光干渉
膜やホログラム回折格子などにより、高い反射率と高い
透過率とが得られるように構成され、フロントガラス
(ウィンドウシールド)のうち、運転者の前方に位置す
る部分に設けられる。
【0038】また、プロジェクタ部52は、例えば液晶
プロジェクタにより構成されてダッシュボード(インス
トルメント部)に設けられ、その投射光がコンバイナ部
51に投射される。そして、そのとき、ビデオ信号S15
がプロジェクタ部52に供給される。
【0039】このような構成によれば、ビデオ信号S15
がプロジェクタ部52に供給され、その投射光がコンバ
イナ部51に投射されるので、運転者は、コンバイナ部
51の向こう側に、ビデオ信号S15による画面を虚像の
状態で見ることができる。
【0040】そして、そのとき、ビデオ信号S15はビデ
オ信号S11、S21、S31を合成した信号であるととも
に、ビデオ信号S11、S21、S31は、前方の人物および
近景から遠景までをそれぞれ適切な露光で撮像したとき
の信号である。したがって、例えば画面のように、前
方の人物および近景から遠景までを適切に映し出すこと
ができる。
【0041】図9の画面は、比較のため、一般のビデ
オカメラにより同様に撮像したときのものである。な
お、撮像条件は、画面〜の場合と同様である。そし
て、この画面では、車両の約30m先にいる人物および
400 m〜500 m先の民家の窓灯は認識できるが、その人
物よりも後方の様子、例えば道路がどうなっているか
は、わからない。
【0042】これに対し、ビデオ信号S15による画面
の場合には、車両の前方にいる人物はもちろんのこと、
道路が手前から人物のずっと後方までまっすぐに延びて
いることが分かる。さらに、民家の輪郭や遠方の高圧鉄
塔および高圧線までも、はっきりと知ることができる。
【0043】そして、このように前方の人物および近景
から遠景までを適切に映し出すことができるので、夜間
に運転するときのストレスを大幅に低減することができ
る。また、これにより安全運転に大きく寄与することが
できるとともに、運転者の精神衛生の改善にもつなが
る。
【0044】さらに、ディスプレイ装置50を、ヘッド
アップ型としているので、その表示画面を見る場合と、
車両の前方を見る場合とで視線の動きを最小に抑えるこ
とができ、運転者の負担を減らすことができる。
【0045】また、例えば街路灯や対向車のヘッドライ
トが画面の中に映り込んだ場合、一般には、ハレーショ
ンを生じるが、上述のビデオ信号S15によれば、諧調が
適切に表現され、白飛びや黒沈みのない画面となる。
【0046】さらに、工場の構内などのように広い範囲
を監視する場合に、遠くの様子まではっきりと捕らえる
には、一般の赤外線ビデオカメラのときには、多数の投
光器および赤外線ビデオカメラが必要となるが、上述の
監視装置のときには、最小限の投光器および赤外線ビデ
オカメラとすることができる。また、このことから、後
段の処理回路、例えばスイッチャやフィールドメモリな
どをシンプル化することができる。
【0047】図10は、赤外線ビデオカメラ21からの
ビデオ信号S21、S31だけを使用して近景から遠景まで
を適切に映し出すことができるようにした場合である。
【0048】すなわち、赤外線ビデオカメラ21からの
短時間露光のビデオ信号S21および長時間露光のビデオ
信号S31が、輝度レベル補正回路24、34に供給され
て輝度レベルが補正され、その補正されたビデオ信号S
24、S34が信号すげ替え回路15に供給されるととも
に、白色部検出回路36からの検出信号S36が信号すげ
替え回路15にその制御信号として供給され、信号すげ
替え回路15からはビデオ信号S15が取り出される。
【0049】また、ビデオ信号S21が、例えばゲート回
路により構成された白色部除去回路29に供給されると
ともに、白色部検出回路26に供給されて白色部分を示
す信号S26が取り出され、この信号S26が白色部除去回
路29にその制御信号として供給される。こうして、白
色除去回路29からは、ビデオ信号S21のうち、白色レ
ベルの部分の除去されたビデオ信号が取り出される。そ
して、このビデオ信号が積分回路27に供給されて積分
され、その積分値S27がレベル比較回路28に供給され
る。
【0050】また、ビデオ信号S31が、白色部除去回路
39に供給されるとともに、白色部検出回路36に供給
されて白色部分を示す信号S36が取り出され、この検出
信号S36が白色部除去回路39にその制御信号として供
給される。こうして、白色除去回路39からは、ビデオ
信号S31のうち、白色レベルの部分の除去されたビデオ
信号が取り出される。そして、このビデオ信号が積分回
路37に供給されて積分され、その積分値S37がレベル
比較回路28に供給される。
【0051】そして、レベル比較回路28において、こ
れに供給された積分値S27、S37の中間値が算出される
とともに、その中間値と、積分値S27、S37とが比較さ
れ、その各比較出力が輝度レベル補正回路24、34に
それらの制御信号としてそれぞれ供給される。こうし
て、輝度レベル補正回路24、34から出力されるビデ
オ信号S24、S34のうち、適切な露光部分の平均輝度レ
ベルが積分値S27、S37の平均値に等しくなるように制
御される。
【0052】したがって、ビデオ信号S24、S34は、そ
の適切な露光部分の平均輝度レベルが互いに等しなるの
で、ビデオ信号S24、S34から合成されたビデオ信号S
15においては、その合成の境界部分に輝度差を生じるこ
とがない。
【0053】こうして、ビデオ信号S15によれば、例え
ば画面のように、近景から遠景までが適切に映し出さ
れる。また、諧調も適切に表現される。
【0054】なお、上述において、赤外線ビデオカメラ
21を2組のフォトディテクタを持つものとし、ビデオ
信号S21、S31を得ることもできる。また、ビデオ信号
S11と、ビデオ信号S21あるいはS31の一方とからビデ
オ信号S15を得ることもできる。
【0055】
【発明の効果】この発明によれば、前方の例えば人物お
よび近景から遠景までを適切に映し出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一形態を示す系統図である。
【図2】この発明の一形態を示す配置図である。
【図3】この発明を説明するための図である。
【図4】この発明を説明するための図である。
【図5】この発明を説明するための図である。
【図6】この発明を説明するための図である。
【図7】この発明を説明するための図である。
【図8】この発明を説明するための図である。
【図9】この発明を説明するための図である。
【図10】この発明の他の形態を示す系統図である。
【符号の説明】
11…赤外線ビデオカメラ、12…遅延回路、13…信
号抜き出し回路、15…信号すげ替え回路、21…赤外
線ビデオカメラ、23…信号抜き出し回路、24…輝度
レベル補正回路、25…信号すげ替え回路、26…白色
部検出回路、27…積分回路、28…レベル比較回路、
33…信号抜き出し回路、36…白色部検出回路、37
…積分回路、50…ディスプレイ装置、51…コンバイ
ナ部、52…プロジェクタ部、61…赤外線ランプ、6
2…可視光カットフィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/243 H04N 5/243 5/272 5/272 (72)発明者 石丸 正義 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 上野 武彦 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 佐々木 義雄 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 土肥 正宏 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 川口 高秀 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5C022 AA04 AA15 AB17 AB61 AC01 5C023 AA16 AA37 AA38 BA03 BA07 BA09 BA12 CA03 DA04 EA02 EA05 5C054 CA05 CH00 EA05 ED03 EH01 FC03 FE12 HA30 5H180 AA01 CC02 CC04 FF27 FF38 LL01 LL15

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可視光カットフィルタの装着された第1の
    赤外線ビデオカメラと、 この第1の赤外線ビデオカメラよりも高感度の第2の赤
    外線ビデオカメラと、 この第2の赤外線ビデオカメラよりもさらに高感度の第
    3の赤外線ビデオカメラと、 上記第1〜第3の赤外線ビデオカメラから出力される第
    1〜第3のビデオ信号がそれぞれ供給される第1〜第3
    の信号抜き出し回路と、 信号すげ替え回路とを有し、 上記第1〜第3の信号抜きだし回路において、それぞれ
    に供給されたビデオ信号のうち、適正露光の部分のビデ
    オ信号を取り出し、 この取り出したビデオ信号を、上記信号すげ替え回路に
    より1つのビデオ信号に合成して出力するようにした赤
    外線式監視装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の赤外線式監視装置におい
    て、 上記第2の赤外線ビデオカメラと、上記第3の赤外線ビ
    デオカメラとは共通の赤外線ビデオカメラとされるとと
    もに、その露光時間を切り換えることにより上記第2お
    よび第3のビデオ信号を出力するようにした赤外線式監
    視装置。
  3. 【請求項3】請求項1あるいは請求項2に記載の赤外線
    式監視装置において、 上記第2および第3のビデオ信号の白色部分を検出する
    第1および第2の白色検出回路を有し、 上記第1の信号抜き出し回路は、上記第1の白色検出回
    路の検出出力により、上記第1のビデオ信号のうちの上
    記適正露光の部分のビデオ信号を出力し、 上記第2の信号抜き出し回路は、上記第2の白色検出回
    路の検出出力により、上記第2のビデオ信号のうちの上
    記適正露光の部分のビデオ信号を出力し、 上記第3の信号抜き出し回路は、上記第2の白色検出回
    路の検出出力により、上記第3のビデオ信号のうちの上
    記適正露光の部分のビデオ信号を出力するようにした赤
    外線式監視装置。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の赤外線式監視装置におい
    て、 上記第2の信号抜き出し回路から出力されるビデオ信号
    と、上記第3の信号抜き出し回路から出力されるビデオ
    信号との輝度レベルが比較され、 その比較出力により、上記第2および第3の信号抜き出
    し回路の少なくとも一方から出力されるビデオ信号の輝
    度レベルを補正するようにした赤外線式監視装置。
  5. 【請求項5】第1の赤外線ビデオカメラと、 この第1の赤外線ビデオカメラよりも高感度の第2の赤
    外線ビデオカメラと、 上記第1および第2の赤外線ビデオカメラから出力され
    る第1および第2のビデオ信号がそれぞれ供給される第
    1および第2の信号抜き出し回路と、 信号すげ替え回路とを有し、 上記第1および第2の信号抜きだし回路において、それ
    ぞれに供給されたビデオ信号のうち、適正露光の部分の
    ビデオ信号を取り出し、 この取り出したビデオ信号を、上記信号すげ替え回路に
    より1つのビデオ信号に合成して出力するようにした赤
    外線式監視装置。
  6. 【請求項6】可視光カットフィルタの装着された第1の
    赤外線ビデオカメラと、 この第1の赤外線ビデオカメラよりも高感度の第2の赤
    外線ビデオカメラと、 上記第1および第2の赤外線ビデオカメラから出力され
    る第1および第2のビデオ信号がそれぞれ供給される第
    1および第2の信号抜き出し回路と、 信号すげ替え回路とを有し、 上記第1および第2の信号抜きだし回路において、それ
    ぞれに供給されたビデオ信号のうち、適正露光の部分の
    ビデオ信号を取り出し、 この取り出したビデオ信号を、上記信号すげ替え回路に
    より1つのビデオ信号に合成して出力するようにした赤
    外線式監視装置。
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