JP2001016028A - 積層型開口面アレイアンテナ - Google Patents

積層型開口面アレイアンテナ

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JP2001016028A
JP2001016028A JP11184460A JP18446099A JP2001016028A JP 2001016028 A JP2001016028 A JP 2001016028A JP 11184460 A JP11184460 A JP 11184460A JP 18446099 A JP18446099 A JP 18446099A JP 2001016028 A JP2001016028 A JP 2001016028A
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conductor layer
main conductor
dielectric
array antenna
slot
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Toshifumi Kiyohara
敏史 清原
Hiroshi Uchimura
弘志 内村
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Kyocera Corp
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Kyocera Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多層配線基板に対する一般的な積層技術で容
易に作製可能な、小型・薄型で、均一な放射パターンと
良好なアンテナ特性が得られる積層型開口面アレイアン
テナを提供する。 【解決手段】 第1誘電体基板1と上部第1主導体層2
と下部主導体層3と側壁用貫通導体群4と端面用貫通導
体群5とから成る誘電体導波管線路6の上に、所定の開
口部10を有する上部第2主導体層9と開口部10周囲に形
成された導体壁用貫通導体11および副導体層12から成る
アンテナ導体壁とにより構成された空間共振器13を伝送
方向に複数個形成し、上部第1主導体層2に各空間共振
器13に対応させて給電のためのスロット14を形成して成
る積層型開口面アレイアンテナである。小型・薄型で給
電構造を単純化した高効率のアンテナとなり、均一な放
射パターンと良好なアンテナ特性が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主にマイクロ波や
ミリ波等の高周波を用いる通信に使用される、特に小型
化・軽量化に適した積層型開口面アレイアンテナに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、通信技術の分野においては、マイ
クロ波やミリ波などの高周波を用いた移動体通信あるい
は車間レーダ等の研究が盛んに進められている。通常、
これらの通信における機器間の高周波信号の入出力は、
最終的にはアンテナによって行なわれる。このような高
周波用に用いられるアンテナとしては従来から種々のも
のが検討されており、代表的なものとしては、例えば導
波管スロットアンテナ・マイクロストリップアンテナ・
開口面アンテナ等が知られている。
【0003】また、これらの高周波用アンテナは高周波
用の電気回路と接続されて用いられるが、これら電気回
路とアンテナとを接続する給電線路としては、例えば開
口面アンテナや導波管スロットアンテナに対しては導波
管が、またマイクロストリップアンテナに対してはトリ
プレート線路が主として用いられている。
【0004】また、特開昭62−222702号公報には、内面
がメタライズされた穴により形成された放射素子を複数
配設して、それらを空洞部からなる導波管により接続し
た平面アレイアンテナも提案されている。
【0005】さらに、最近では、高周波用アンテナの放
射部と給電部を誘電体基板内に一体化して作製し、高周
波用アンテナを含む通信システム機器の小型化を図るこ
とも検討されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような高周波用
アンテナを移動体通信や車間レーダ等に用いるために
は、アンテナ自体が軽く、薄く、かつ小型であることが
必要である。
【0007】上記の高周波用アンテナのうちで導波管ス
ロットアンテナは、高効率であり、しかも薄く形成でき
るという長所があるが、金属板を加工して作製されるた
めに重く、またコスト高であるという問題点がある。こ
れに対してマイクロストリップアンテナは、誘電体シー
トに金属膜を被着し成形して作製されるために、軽く、
また薄く形成でき、製造上も容易に作製できるために安
価であるという長所があるものの、効率が低いという問
題点がある。
【0008】一方、開口面アンテナ、例えばホーンアン
テナは、アンテナ特性としては非常に優れた性能を持っ
ているが、金属部材を用いて立体的に加工して作製され
るためにそれ自体大型となって通信用端末機器には搭載
しにくく、しかも軽量化も困難であるという問題点があ
る。
【0009】また、特開昭62−222702号公報に開示され
たような平面アレイアンテナによれば、プラスチックを
基材として用いているために軽いという長所があるが、
給電線路に導波管を用いているために給電部が厚くなっ
てしまい、小型化・薄型化が困難であるという問題点が
ある。
【0010】さらに、上記のいずれの高周波用アンテナ
を用いる場合でも、適用される高周波がミリ波の領域に
なるとアンテナシステム全体の特性が重要になる。すな
わち、高周波用アンテナ・給電線路・高周波回路等の個
々の特性が非常に優れていても、最終的にはこれらが全
て接続されてシステム全体が構成されるので、これらの
接続部の特性・大きさおよびコスト等もアンテナシステ
ム全体に影響を与えることとなる。例えば、これらの接
続部を導波管で構成したとすると、高周波用アンテナ・
給電回路・高周波回路等の性能をほとんど損なうことな
くアンテナシステムを構成することができる。しかし、
導波管で接続すると立体的な構造となることが多く、ま
たネジ止め等による機械的な接続を行なうため、信頼性
の低下とコストアップにつながるという問題点がある。
【0011】これらの問題点に対し、本発明者の一人は
特願平10-40813号において積層型開口面アンテナを提案
した。この提案は、従来のホーン型の開口面を空間共振
器として、多層配線基板に対する一般的な積層技術をも
って容易に作製可能な構造としたことを特徴とするもの
である。
【0012】しかしながら、この提案においては、給電
部の構造は誘電体導波管を何度も分岐させて給電用導波
管の数を増やし、分岐した各誘電体導波管の短絡部の近
傍に設けた単一のスロットから放射部へ給電を行なう、
いわゆる並列給電を行なうものであった。そのため、積
層方向の厚み寸法は小さくすることができるが、アレイ
アンテナとして多数個の空間共振器を設けると、それら
に対する分岐した積層型導波管による給電構造が複雑と
なり、小型化が困難であるという改善すべき点を有して
いた。
【0013】また一方、スロットアレイアンテナについ
ては、一本の導波管で複数のスロットに給電を行なう直
列給電の構造も提案されている。この構造はスロットの
寸法変化により放射エネルギーを調整しようとするもの
であるが、スロットが直接にアンテナの放射部となるた
め、スロットの寸法の微少な変化により各スロットから
放射される放射エネルギーが大きく変化することとな
り、各スロットから放射されるエネルギーを十分に均一
化することができず、その結果、放射パターンが乱れて
しまうという問題点を有していた。
【0014】本発明は上記事情に鑑みて案出されたもの
であり、その目的は、小型化・薄型化が可能であり、一
般的な積層技術をもって容易に作製可能な積層型開口面
アレイアンテナを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の問
題点に対して検討を重ねた結果、誘電体を積層した誘電
体基板の上面に形成された開口部を有する第一主導体層
と、前記誘電体基板の中間面に形成されたスロットを有
する第二主導体層と、これら第一主導体層と第二導体層
とを電気的に接合する貫通導体群とで空間共振器を複数
個形成した積層型開口面アレイアンテナにおいて、複数
の空間共振器の下部に誘電体層を介して第三主導体層を
形成し、第二主導体層とこの第三主導体層との間を電気
的に接続して形成された2列の側壁用貫通導体群とによ
って誘電体導波管線路を形成し、この誘電体導波管線路
によって複数の空間共振器に直列給電を行ない、これら
スロットの寸法を給電位置により変化させることによっ
て、積層型開口面アレイアンテナとして各空間共振器か
ら放射されるエネルギーを均一化することができ、高効
率で小型軽量であり、しかも従来の積層技術をもって容
易に作製できることを見出し、本発明に至った。
【0016】すなわち、本発明の積層型開口面アレイア
ンテナは、第1誘電体基板を挟持する上部第1主導体層
および下部主導体層と、この主導体層間を高周波信号の
伝送方向に信号波長の2分の1未満の繰り返し間隔およ
び所定の幅で電気的に接続する2列の側壁用貫通導体群
と、前記主導体層間を前記幅方向に前記信号波長の2分
の1未満の繰り返し間隔で電気的に接続する端面用貫通
導体群とを具備して成る誘電体導波管線路の前記上部第
1主導体層上に、複数の誘電体層を積層して成る第2誘
電体基板と、この第2誘電体基板の上面に被着形成さ
れ、所定の開口部を有する上部第2主導体層と、前記開
口部周囲の前記第2誘電体基板内に形成され、所定間隔
をもって前記上部第1主導体層および前記上部第2主導
体層間を電気的に接続する複数の導体壁用貫通導体なら
びにこの複数の導体壁用貫通導体を前記誘電体層間で電
気的に接続する副導体層から成るアンテナ導体壁とを形
成して成り、前記上部第1主導体層、アンテナ導体壁お
よび上部第2主導体層で囲まれた空間により構成された
空間共振器を前記伝送方向に複数個形成するとともに、
前記上部第1主導体層にそれぞれ前記空間共振器に対応
させて給電のためのスロットを形成して成ることを特徴
とするものである。
【0017】また本発明の積層型開口面アレイアンテナ
は、上記構成において、前記スロットは、前記端面用貫
通導体群側から1番目のスロットに対してi番目のスロ
ットからの放射率が1/i(ただし、iは自然数)とな
るようにその寸法を順次小さくしてあることを特徴とす
るものである。
【0018】また、本発明の積層型開口面アレイアンテ
ナは、上記各構成において、前記開口部が矩形状であ
り、かつ前記空間が直方体状であること、または前記開
口部が円形状であり、かつ前記空間が円柱状であること
を特徴とするものである。
【0019】本発明の積層型開口面アレイアンテナによ
れば、積層型の誘電体導波管線路上において誘電体層を
積層して成る誘電体基板の一部に複数個の空間共振器を
同一平面上に誘電体導波管線路の伝送方向に複数個形成
し、それら複数個の空間共振器に対して分岐のない単一
の誘電体導波管線路で直列給電を行なうため、積層型の
誘電体導波管線路による給電構造を単純化することがで
きる。つまり、分岐がない単一の積層型の誘電体導波管
線路による給電構造によれば、線路長が短く、しかも分
岐が無いため、エネルギーの損失が少ない高効率な積層
型開口面アレイアンテナを作製することができる。
【0020】また、スロットの寸法、主に長さを給電線
路との位置関係により上記のように順次小さくなるよう
に設定することで各スロットから空間共振器に供給され
る放射エネルギーの量を調整できるが、そのエネルギー
をスロットから直接ではなく一旦空間共振器を介して放
射させるため、スロットの寸法変化に対する放射量の変
化が鈍感になり、各空間共振器から放射される放射量を
十分に均一化することができ、その結果として、均一な
放射パターンが得られると同時に良好なアンテナ特性が
得られるものとなる。
【0021】また、アンテナと給電線路とを誘電体基板
に一体的に構成でき、しかも、複数の空間共振器に対す
る給電線路に積層型の誘電体導波管線路を用いており、
そのパターンが単純であるために、誘電体基板の厚みの
みならず、面方向の寸法についても小型化でき、システ
ム全体を小型化・軽量化できる。
【0022】また、本発明の積層型開口面アレイアンテ
ナによれば、多層配線基板に対する積層技術に基づいて
誘電体層を多層に積層して成る誘電体基板中に形成され
るビアホール導体等の貫通導体と、この誘電体層間に配
設された導体層との組み合わせによってアンテナ導体壁
を形成することから、容易にかつ安価に開口面アンテナ
を作製することができる。
【0023】また、アンテナ導体壁とそれに対応した上
部第2主導体層の開口部と上部第1主導体層とにより囲
まれた空間を片面短絡・片面開放の1/4波長共振空間
(空間共振器)とし、この開口面から電磁波を放射する
ことから、放射周波数は開口面の大きさと空間共振器の
厚みすなわち誘電体基板の厚みとにより制御することが
できる。このことは設計に自由度を与えることとなり、
例えば開口面の大きさを大きくすれば開口面アンテナを
形成する空間の厚みを薄くすることができるため、誘電
体層の積層数を減らすことができ、結果としてより安価
に作製できるものとなる。
【0024】また、本発明の積層型開口面アレイアンテ
ナは従来の積層技術で形成可能であるために、通常の多
層配線基板内に一体的に形成することができ、それと同
時にアンテナへの給電線路も同時に一体的に形成でき
る。しかも、従来の多層化技術をもって一連の工程で作
製できるので、信頼性が高く、低コストの積層型開口面
アレイアンテナを作製することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の積層型開口面アレ
イアンテナについて、図面を用いて詳細に説明する。
【0026】図1は本発明の積層型開口面アレイアンテ
ナの実施の形態の一例を示す斜視図である。図1におい
て、1は第1誘電体基板、2は上部第1主導体層、3は
下部主導体層、4は側壁用貫通導体群、5は端面用貫通
導体群、6は誘電体導波管線路であり、7は誘電体層、
8は誘電体層7を積層して成る第2誘電体基板、9は上
部第2主導体層、10は開口部、11は導体壁用貫通導体
群、12は副導体層、13は空間(空間共振器)、14はスロ
ットである。なお、図1では第1誘電体基板1および第
2誘電体基板8の誘電体層7の一部について透視した状
態の図を示している。
【0027】図1に示す例によれば、本発明の積層型開
口面アレイアンテナは、所定厚みの誘電体層7を複数層
積層して成る第2誘電体基板8を空間共振器13を複数個
形成する基材とするものである。そして、この第2誘電
体基板8の上面には上部第2主導体層9が被着形成さ
れ、下面には上部第1主導体層2が被着形成されてい
る。またこの上部第1主導体層2は、第2誘電体基板8
がその上に形成されている第1誘電体基板1の上面に被
着形成されているものでもあり、第1誘電体基板1の下
面には下部主導体層3が被着形成されている。
【0028】このように、複数個の空間共振器13は上部
第2主導体層9と上部第1主導体層2との間に形成され
ており、各空間共振器13に給電を行なう誘電体導波管線
路6は上部第1主導体層2と下部主導体層3との間に形
成されているため、第1誘電体基板1と第2誘電体基板
8とから成る誘電体基板の内部にアンテナの放射部と給
電部とを一体的に設けた構造となっている。
【0029】上部第1主導体層2と上部第2主導体層9
との間に形成された空間共振器13は次のように構成され
ている。つまり、上部第2主導体層9には、アンテナに
おける放射部となる例えば開口寸法がa×bの矩形状の
開口部10が複数個形成されている。そして、第2誘電体
基板8には、上部第2主導体層9の開口部10の周囲に、
上部第1主導体層2と上部第2主導体層9とを電気的に
接続する形で、所定間隔をもって誘電体層7の積層方向
に複数のビアホール導体やスルーホール導体等の導体壁
用貫通導体群11が形成されている。導体壁用貫通導体群
11は誘電体層7間に上部第1主導体層2および上部第2
主導体層9と平行に形成された開口寸法がa×bの帯状
の副導体層12と電気的に接続され、それらにより、同図
中に示したz−x面およびy−z面に平行なアンテナ導
体壁が形成されている。
【0030】また、このアンテナ導体壁に電気的に接続
された上部第1主導体層2は、誘電体導波管線路6の上
側の主導体層ともなっており、開口部10と対向する位置
に、少なくとも寸法がa×bの開口部10より大きな領域
を覆うように形成されている。その結果、開口部10を有
する上部第2主導体層9と複数の導体壁用貫通導体群11
と単数または複数の副導体層12とによって構成されたア
ンテナ導体壁ならびに上部第1主導体層2に囲まれた、
寸法がa×b×cの直方体(直六面体)状の空間からな
る空間共振器13が形成され、これにより積層型開口面ア
レイアンテナの放射部が構成されている。
【0031】なお、このアンテナ導体壁は、この導体壁
からは電磁波が漏れないように形成する必要があること
から、副導体層12間の間隔および導体壁用貫通導体群11
間の間隔は、少なくとも信号波長の1/2未満の間隔、
望ましくは信号波長の1/4以下の間隔をもって配列さ
れる。
【0032】このアンテナは、片面短絡・片面開放の1
/4波長共振器の原理を応用しているため、その共振モ
ードにより開口面から放射される電磁波の特性が異な
る。従って、その目的により様々な応用が考えられる。
例えば、直六面体TE111 モードを用いれば、電磁波は
アンテナ正面方向には放射されず、ある角度±θ方向に
放射されるが、一般的には直六面体TE101 モードを用
いることが望ましい。このとき、アンテナから放射され
る電磁波の周波数f〔GHz〕は概略次に示す式により
計算できる。 f=150 ×{(1/a)2 +(1/2c)2 1/2 ×ε
r -1/2 ただし、εr は比誘電率であり、aおよびcの単位はm
mである。
【0033】ここで、開口部10の長さbは幅a以下であ
ればよいが、あまり小さいと導体によるエネルギーの損
失が大きくなるため注意が必要である。
【0034】上記の例では空間共振器13が直方体状の場
合の例を示したが、共振空間が円柱状のときも同様であ
る。ただし、このときは円柱TE111 モードで用いるこ
とが望ましい。また、このとき、アンテナから放射され
る電磁波の周波数f〔GHz〕は概略次に示す式により
計算できる。 f=150 ×{(1/2c)2 +(χ11'/πa)2 1/2
×εr -1/2 ただし、χ11' は1次のベッセル関数の導関数の1番目
の根であり、aおよびcの単位はmmである。
【0035】なお、図1に示すように、開口部10を矩形
状とし空間共振器13を直方体状とした場合には、放射電
界の偏波面を容易に固定することができ、優れた直線偏
波アンテナ素子となる。
【0036】また、開口部10を円形状とし空間共振器13
を円柱状とした場合には、放射電界の偏波面は、この空
間共振器13を給電するスロット14によって決まる。従っ
て、2つのスロットを用いて位相を調整することによ
り、軸比の良好な円偏波アンテナ素子とすることができ
る。
【0037】本発明の積層型開口面アレイアンテナにお
けるこのような複数個の空間共振器13への給電構造は、
上部第1主導体層2と下部主導体層3との間で次のよう
に構成されている。
【0038】図1によれば、第1誘電体基板1の上面に
上部第1主導体層2が、第1誘電体基板1の下面に下部
主導体層3が形成されており、上部第1主導体層2が空
間共振器13の下面を構成している。また、上部第1主導
体層2と下部主導体層3との間には、それらを電気的に
接続するスルーホール導体やビアホール導体等の貫通導
体が多数設けられ、2列の側壁用貫通導体群4を形成し
ている。この誘電体導波管線路6の幅方向に所定の間隔
Aをもって形成された2列の側壁用貫通導体群4は、信
号伝送方向に信号波長の2分の1未満(望ましくは4分
の1以下)の所定のピッチBをもって形成されており、
これによりこの誘電体導波管線路6における側壁を形成
している。
【0039】ここで、上部第1主導体層2と下部主導体
層3との間の間隔Cに対する制限は特にないが、シング
ルモードで用いる場合には間隔Aに対して2分の1(1
/2)倍程度とすることがよい。図1の例では、誘電体
導波管のE面とH面に当たる部分がそれぞれ上部第1主
導体層2・下部主導体層3・側壁用貫通導体群4と、必
要に応じて形成される副導体層15とで形成される。
【0040】また、側壁用貫通導体群4の各貫通導体が
ピッチBが信号波長の2分の1未満で設定されることに
より、側壁用貫通導体群4が電気的な壁を形成してい
る。ここで、側壁用貫通導体群4の貫通導体と副導体層
15との隙間、または上下に隣接する2つの副導体層15の
間の隙間が信号波長の1/2より大きいと、その隙間は
スロットとして作用することとなりそこから電磁波が漏
れるので、この誘電体導波管線路6に電磁波を給電して
も、電磁波はここで作られる疑似的な導波管に沿って伝
播しないこととなる。しかし、その隙間を信号波長の1
/2より小さくして行くと、電磁波の漏れは収まって行
き、この擬似的な導波管に沿って伝播することとなる。
その結果、図1に示す構成によれば、間隔Cで設置した
一対の上部第1主導体層2と下部主導体層3、および間
隔Aで設置した2列の側壁用貫通導体群4と副導体層15
とによって囲まれる断面積がC×Aのサイズの領域が、
各空間共振器13に給電を行なう誘電体導波管線路6とな
る。
【0041】複数の空間共振器13は一本の誘電体導波管
線路6の上部第1主導体層2に形成されたスロット14に
より給電される。この誘電体導波管線路6の一方の端部
は、上部第1主導体層2および下部主導体層3間を誘電
体導波管線路6の幅方向に信号波長の2分の1未満の繰
り返し間隔で電気的に接続する端面用貫通導体群5と、
上部第1主導体層2および下部主導体層3間に平行に形
成され、2列の側壁用貫通導体群4をそれぞれ電気的に
接続する副導体層15とによって短絡されて短絡端となっ
ており、他方は開放端となっている。この開放端から給
電することにより、電磁波が誘電体導波管線路6の内部
を伝播し、上部第1主導体層2には各空間共振器13に対
応する位置にスロット14が設けられていることから、ス
ロット14に到達するごとに順に一部の電磁エネルギーは
スロット14から空間共振器13へ給電され、残りは誘電体
導波管線路6をさらに伝播する。このため導波管6を伝
播する電磁エネルギーは開放端から短絡端へ近づくほど
減少していく。全体でn個の空間共振器13とスロット14
に対し、短絡端から順番にi=1、2、3・・・nと番
号をつけることとすると、各空間共振器13の寸法が同一
の場合には、i番めのスロット14から放射する放射率R
iが次の関係式で与えられるように各スロット14の寸法
を調整することで、各スロット14から各空間共振器13へ
放射されるエネルギーを均一化することができる。 Ri=1/i つまり、短絡端に最も近い1番目のスロット14の放射率
が1、2番目のスロット14の放射率が1/2、3番目の
スロット14の放射率が1/3、以下順に1/4、1/5
・・・1/nとなるように各スロット14の寸法を調整す
ることで、各スロット14からの放射量を均一化できる。
【0042】このように、積層型開口面アレイアンテナ
の各空間共振器13からの放射量の調整は、スロット14の
寸法を変えることで可能である。つまり、給電を行なう
誘電体導波管線路6の短絡端からの空間共振器13の位置
に応じてスロット14の寸法、例えばスロット長を変化さ
せることで、各スロット14から各空間共振器13へ放射さ
れる電磁波のエネルギーを均一化することが可能であ
る。
【0043】このようなスロット14のスロット長とその
スロット14から空間共振器13に放射される電磁エネルギ
ーの放射率との関係を求めたものを図2に線図で示す。
図2において横軸はスロット14のスロット長l(単位:
mm)を、縦軸はそのスロット14からの放射率を表して
おり、黒三角で示した点およびそれらを結ぶ特性曲線は
スロット長lに対する放射率の変化を示している。な
お、このときの測定は、ネットワークアナライザを用
い、77GHzでの反射と挿入損失を評価し、そのデータ
を用いて放射等を算出した。
【0044】本発明の積層型開口面アレイアンテナの各
スロット14は、このような図2に示す関係を用いて、誘
電体導波管線路6上の各空間共振器13の位置に応じて前
述の所定の関係でもって、その寸法、例えば長さが調整
されている。
【0045】各空間共振器13に給電を行なう誘電体導波
管線路6については、その導波管サイズは第1誘電体基
板1の比誘電率をεr とすると、その大きさは通常の導
波管の1/√εr の大きさにすることができるため、第
1誘電体基板1を構成する材料の比誘電率εr を大きく
するほど誘電体導波管線路6のサイズを小さくすること
ができ、その結果、積層型開口面アレイアンテナも小型
化できる。
【0046】側壁用貫通導体群4を構成する貫通導体
は、伝送方向に信号波長の2分の1未満の繰り返し間隔
Bで配設されている。この間隔Bは良好な伝送特性を実
現するためには一定の繰り返し間隔とすることが望まし
いが、信号波長の2分の1未満の間隔であれば適宜変化
させたりいくつかの値を組み合わせたりしてもよい。
【0047】このような積層型開口面アレイアンテナを
構成する第1誘電体基板1としては、誘電体として機能
し高周波信号の伝送を妨げることのない特性を有するも
のであればとりわけ限定するものではないが、伝送線路
を形成する際の精度および製造の容易性の点からは、第
1誘電体基板1はセラミックスからなることが望まし
い。
【0048】このようなセラミックスとしてはこれまで
様々な比誘電率を持つセラミックスが知られているが、
本発明の積層型開口面アレイアンテナに係る誘電体導波
管線路6によって高周波信号を伝送するためには常誘電
体であることが望ましい。これは、一般に強誘電体セラ
ミックスは高周波領域では誘電損失が大きく伝送損失が
大きくなるためである。従って、第1誘電体基板1の比
誘電率εr は4〜100程度が適当である。
【0049】また、一般に多層配線基板や半導体素子収
納用パッケージあるいは車間レーダに形成される配線層
の1層の厚みは最大でも1mm程度であることから、比
誘電率εr が100 の材料を用い、側壁がH面すなわち磁
界が側壁の面に平行に巻く電磁界分布になるように用い
た場合には、用いることのできる最小の周波数は15GH
zと算出され、マイクロ波帯の領域でも利用可能とな
る。
【0050】一方、一般的に第1誘電体基板1として用
いられる樹脂からなる誘電体は、比誘電率εr が2程度
であるため、配線層の厚みが1mmの場合は約100 GH
z以上でないと利用することができないものとなる。
【0051】また、このような常誘電体セラミックスの
中にはアルミナやシリカ等のように誘電正接が非常に小
さなものが多いが、全ての常誘電体セラミックスが利用
可能であるわけではない。誘電体導波管線路6の場合は
導体による損失はほとんどなく、信号伝送時の損失のほ
とんどは誘電体による損失である。その誘電体による損
失α(dB/m)は次のように表わされる。 α=27.3×tanδ/〔λ/{1−(λ/λc )2
1/2 〕 式中、tanδ:誘電体の誘電正接 λ :誘電体中の波長 λc :遮断波長 規格化された矩形導波管(WRJシリーズ)形状に準ず
ると、上式中の{1−(λ/λc )2 1/2 は0.75程度
である。
【0052】従って、実用に供し得る伝送損失である−
100 dB/m以下にするには、下記の関係が成立するよ
うに誘電体を選択することが必要である。
【0053】f×εr 1/2 ×tanδ≦0.8 式中、fは使用する高周波信号の周波数(GHz)であ
る。
【0054】なお、以上の実施の形態における第1誘電
体基板1・誘電体層7および第2誘電体基板8は、適当
な厚みにシート化が可能で、メタライズ層等の導体層の
被着形成が可能で、ビアホール導体等の貫通導体が形成
でき、密着積層できる誘電体材料であればよい。例え
ば、セラミックス・ガラスセラミックス・樹脂等の種々
の材料でもよく、また樹脂とセラミックス粉末との混合
物でもよい。また、高周波信号の伝送損失をできるだけ
低減するためには誘電体材料の誘電正接は小さい方がよ
く、使用する周波数において0.001 以下であることが望
ましい。
【0055】さらに、これら第1誘電体基板1・誘電体
層7および第2誘電体基板8に被着形成されて上部第1
主導体層2・下部主導体層3・上部第2主導体層9・副
導体層12・副導体層15となるメタライズ層等の導体層
は、高周波信号の伝送損失が小さい低抵抗導体で構成さ
れることが望ましく、好適には少なくとも金・銀・銅の
何れか一つを主成分とするのがよい。
【0056】次に、本発明の積層型開口面アレイアンテ
ナの製造方法について説明する。
【0057】第1誘電体基板1ならびに誘電体層7・第
2誘電体基板8としては、例えばアルミナセラミックス
やガラスセラミックス・窒化アルミニウムセラミックス
等のセラミックスを用いる。この場合は、これらセラミ
ックス原料粉末に適当な有機溶剤・溶媒を添加混合して
泥漿状になすとともに、これを従来周知のドクターブレ
ード法やカレンダーロール法等を採用してシート状とな
すことによって、複数枚のセラミックグリーンシートを
得る。その後、例えば誘電体がアルミナセラミックスか
ら成る場合であれば、タングステンやモリブデン・マン
ガン等の金属粉末に適当なアルミナ・シリカ・マグネシ
ア等の酸化物や有機溶剤・溶媒等を添加混合してペース
ト状にしたものを厚膜印刷法によりこのセラミックグリ
ーンシートに各主導体層2・3・9や各副導体層12・15
となるようなパターンに印刷する。
【0058】また、各貫通導体群4・5・11の貫通導体
と成る部分には、例えばセラミックグリーンシートを打
ち抜き加工等で打ち抜き、この打ち抜かれた貫通孔の部
分に、例えばタングステンやモリブデン・マンガン等の
金属粉末に適当なアルミナ・シリカ・マグネシア等の酸
化物や有機溶剤・溶媒等を添加混合してペースト状とし
たものを充填する。そしてセラミックグリーンシートの
各々に適当な打ち抜き加工を施すとともに、これらを積
層し、アルミナセラミックスの場合は1500〜1700℃、ガ
ラスセラミックスの場合は850 〜1000℃、窒化アルミニ
ウムセラミックスの場合は1600〜1900℃の温度で焼成す
ることによって製作される。
【0059】なお、各主導体層2・3・9や各副導体層
12・15ならびに各貫通導体群4・5・11の貫通導体の形
成に用いられる金属粉末としては、誘電体がガラスセラ
ミックスの場合は銅・金・銀が、窒化アルミニウムセラ
ミックスの場合はタングステン・モリブデンが好適であ
る。また、各主導体層2・3・9や各副導体層12・15の
厚みは通常は5〜50μm程度とされる。
【0060】また、各貫通導体群4・5・11の貫通導体
の断面形状は、製作が容易な円形の他、矩形や菱形等の
多角形であってもよい。これら貫通導体は、例えばセラ
ミックグリーンシートに打ち抜き加工を施して作製した
貫通孔に主導体層12・13と同様の金属ペーストを埋め込
み、しかる後、セラミックグリーンシートと同時に焼成
し形成する。なお、これらの貫通導体の大きさは直径50
〜300 μmが適当である。
【0061】
【実施例】本発明の積層型開口面アレイアンテナとし
て、図1に示した構成のものを作製した。積層型の誘電
体導波管線路6の上に伝送方向に複数個の空間共振器13
を形成し、各空間共振器13に対する給電線路にはこの誘
電体導波管線路6を用いて、上部第1主導体層2に各空
間共振器13に対応させて給電のためのスロット14を設け
た。
【0062】また、各スロット14の幅(誘電体導波管線
路6の伝送方向の長さ)は0.15mmで統一し、長さ(誘
電体導波管線路6の幅方向の長さ)を0.9 mm〜0.4 m
mの間で給電位置に応じて放射率が前記所定の関係とな
るように変化させた。1番目のスロット14は誘電体導波
管線路6の短絡端である端面用貫通導体群5の形成位置
から伝送方向に1.1 mmの位置に設けた。
【0063】以上のようにして形成した本発明の積層型
開口面アレイアンテナについてついて、4本の誘電体導
波管線路上に伝送方向にそれぞれ16個の空間共振器を形
成し、4×16素子のアレイアンテナを作製した。なお、
4本の誘電体導波管線路には2分岐を2段用いて給電し
た。また、比較のため、2分岐を6段用いた4×16素子
の並列給電アレイアンテナも作製した。
【0064】これらについて近傍界測定手法により2つ
のアレイアンテナ特性を評価した結果、放射パターンは
同等であったが、利得については、従来の並列給電アレ
イアンテナが20dBiであったのに対し、本発明の積層
型開口面アレイアンテナでは22dBiであり非常に優れ
ていた。
【0065】また、以上と同様にして、開口部10を直径
が1.7 mmの円形とし、空間共振器13の形状を1.7 mm
φ×c=0.45mmの円柱状としたものについても同様の
評価を行なったところ、上記のものと同様に良好なアン
テナ特性を有することが確認できた。
【0066】なお、本発明は以上の実施の形態の例に限
定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々の変更や改良を加えることは何ら差し支えない。
例えば、開口部10を三角形状とし空間共振器を三角柱状
としてもよい。
【0067】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明の積層型開口
面アレイアンテナによれば、一端を短絡した積層型の誘
電体導波管線路の上部主導体層上に、片面短絡・片面開
放の4分の1波長共振空間を構成する空間共振器を伝送
方向に複数個形成するとともに、誘電体導波管線路の上
部主導体層にそれぞれ空間共振器に対応させて給電のた
めのスロットを形成したことから、高効率な積層型開口
面アレイアンテナとすることができるとともに、複数個
の空間共振器に対して分岐のない単一の誘電体導波管線
路で直列給電を行なうため給電構造を単純化することが
できる。
【0068】また、誘電体導波管線路の短絡端側から1
番目のスロットに対してi番目のスロットからの放射率
が1/iとなるようにスロットの寸法を順次小さくした
ことから、各スロットから空間共振器に供給される放射
エネルギーの量を調整し、さらに各空間共振器から放射
される放射量を十分に均一化することができるため、均
一な放射パターンと良好なアンテナ特性が得られるもの
となる。
【0069】また、本発明の積層型開口面アレイアンテ
ナによれば、放射周波数は開口面の大きさと空間共振器
の厚みすなわち誘電体基板の厚みとにより制御すること
ができるので設計の自由度が大きく、小型化・薄型化も
可能で、容易にかつ安価に、しかも従来の多層化技術を
もって一連の工程で作製できるので、通常の多層配線基
板内に一体的に形成することができ、信頼性が高い積層
型開口面アレイアンテナを低コストで作製することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の積層型開口面アレイアンテナの実施の
形態の一例を示す斜視図である。
【図2】本発明の積層型開口面アレイアンテナにおける
スロット長と放射率との関係を示す線図である。
【符号の説明】
1・・・・第1誘電体基板 2・・・・上部第1主導体層 3・・・・下部主導体層 4・・・・側壁用貫通導体群 5・・・・端面用貫通導体群 6・・・・誘電体導波管線路 7・・・・誘電体層 8・・・・第2誘電体基板 9・・・・上部第2主導体層 10・・・・開口部 11・・・・導体壁用貫通導体群 12・・・・副導体層 13・・・・空間共振器 14・・・・スロット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J014 DA05 5J021 AA05 AA07 AA11 AB05 CA02 GA01 GA08 HA05 JA07 5J045 AA21 AB05 AB06 DA04 EA08 FA02 GA02 GA08 HA01 LA01 MA07 NA01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1誘電体基板を挟持する上部第1主導体
    層および下部主導体層と、該主導体層間を高周波信号の
    伝送方向に信号波長の2分の1未満の繰り返し間隔およ
    び所定の幅で電気的に接続する2列の側壁用貫通導体群
    と、前記主導体層間を前記幅方向に前記信号波長の2分
    の1未満の繰り返し間隔で電気的に接続する端面用貫通
    導体群とを具備して成る誘電体導波管線路の前記上部第
    1主導体層上に、 複数の誘電体層を積層して成る第2誘電体基板と、該第
    2誘電体基板の上面に被着形成され、所定の開口部を有
    する上部第2主導体層と、前記開口部周囲の前記第2誘
    電体基板内に形成され、所定間隔をもって前記上部第1
    主導体層および前記上部第2主導体層間を電気的に接続
    する複数の導体壁用貫通導体ならびに該複数の導体壁用
    貫通導体を前記誘電体層間で電気的に接続する副導体層
    から成るアンテナ導体壁とを形成して成り、前記上部第
    1主導体層、アンテナ導体壁および上部第2主導体層で
    囲まれた空間により構成された空間共振器を前記伝送方
    向に複数個形成するとともに、 前記上部第1主導体層にそれぞれ前記空間共振器に対応
    させて給電のためのスロットを形成して成ることを特徴
    とする積層型開口面アレイアンテナ。
  2. 【請求項2】 前記スロットは、前記端面用貫通導体群
    側から1番目のスロットに対してi番目のスロットから
    の放射率が1/i(ただし、iは自然数)となるように
    その寸法を順次小さくしてあることを特徴とする請求項
    1記載の積層型開口面アレイアンテナ。
  3. 【請求項3】 前記開口部が矩形状であり、かつ前記空
    間が直方体状であることを特徴とする請求項1または請
    求項2記載の積層型開口面アレイアンテナ。
  4. 【請求項4】 前記開口部が円形状であり、かつ前記空
    間が円柱状であることを特徴とする請求項1または請求
    項2記載の積層型開口面アレイアンテナ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100369324C (zh) * 2005-05-30 2008-02-13 东南大学 基片集成波导双频宽带缝隙阵列天线单元
JP2017228846A (ja) * 2016-06-20 2017-12-28 株式会社フジクラ アンテナ装置及びその製造方法

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