JP2001015149A - 鉛蓄電池 - Google Patents

鉛蓄電池

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JP2001015149A
JP2001015149A JP11181252A JP18125299A JP2001015149A JP 2001015149 A JP2001015149 A JP 2001015149A JP 11181252 A JP11181252 A JP 11181252A JP 18125299 A JP18125299 A JP 18125299A JP 2001015149 A JP2001015149 A JP 2001015149A
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Yuji Ishii
裕治 石井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 正極及び負極外部端子間で短絡発生がなく、
かつ、直方体以外の小スペースにも搭載可能な高電圧鉛
蓄電池を提供する。 【解決手段】 電槽1内にはセル間接続体7で直列に接
続された18組の極板群が収容され、電槽1の内部は隔
壁6で第1列が10セル室に、第2列が8セル室に仕切
られており、正極外部端子3及び負極外部端子4は第1
行の両端セル室の上部の蓋に固定されている。鉛蓄電池
10の公称総電圧は36Vであり、電槽1はモノブロッ
クである。少なくとも8セル室分外部端子が離間されて
いるので外部短絡しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は鉛蓄電池に係り、特
に電槽の内部が隔壁により複数のセル室に仕切られ、該
各セル室に正極板、負極板及びセパレータを積層した極
板群が収容され、前記電槽の上部開口を封口する電池蓋
に正極外部端子及び負極外部端子が固定された鉛蓄電池
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エンジン始動用やランプ点灯用等
に使用される自動車用電源には、一般に公称総電圧(作
動電圧)12Vの鉛蓄電池が用いられている。これに加
え、近時、環境保全への配慮から、自動車用電源の36
Vへの高電圧化の動きが活発化している。また、36V
への高電圧化を図ることにより、エンジンによる油圧制
御に依存してきた主要部品の制御を高電圧電源でまかな
うことができることから、燃費の改善が一段と促進され
る。このような高電圧電源として鉛蓄電池が考えられて
いる。
【0003】鉛蓄電池では、鉛の一部が酸化された鉛粉
と水と希硫酸とを主成分とし、これらに必要に応じて添
加物を添加して、練合によって得られたペーストを鋳造
格子や連続多孔体に塗着し、乾燥させたペースト式極板
が広く用いられている。このペースト式極板に更にセパ
レータ(隔離板)を組み合わせて極板群を構成し、極板
群を電槽に組み込んだ後、希硫酸を加えて化成充電する
か、化成充電後、電槽内に組み込むことによって、鉛蓄
電池は電池本来の機能が付与される。
【0004】また、現在使用されている自動車用鉛蓄電
池(公称総電圧12V)は、一般に正極外部端子及び負
極外部端子を各1個ずつ有しており、正極外部端子及び
負極外部端子は一列に6つ並んだセル室の最外セル上部
の蓋に固定され、詳しくは、鉛蓄電池のいずれか一方の
長側面に近接した位置に長側面と平行するようにそれぞ
れ配置されている。従って、従来の自動車用鉛蓄電池で
は、電槽内に6組ある極板群を最短距離で直列接続可能
とした構造が採用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、鉛蓄電池は
1極板群(1セル)当たりの群電圧が2Vであるので、
36Vの公称総電圧を得るためには最低18組の極板群
が必要となる。例えば、公称総電圧12Vの電池を3個
直列に接続する等複数の鉛蓄電池を組み合わせて36V
の総電圧を得ようとすると、電池外で電池間を直列接続
する必要が生じる。この場合には、取り付けやメンテナ
ンス時の取り扱いが煩雑となる上に、外部短絡する可能
性も高い、という問題点がある。
【0006】また、高電圧化された鉛蓄電池は自動車の
エンジンルーム等の小スペースに搭載されることが予想
されるので、電池として体積密度等のスペース効率を考
慮した構造が要求される。加えて、電池搭載スペースの
平面が、例えば、台形状や三角状等で一般的な(直方体
状の)角形鉛蓄電池の搭載が許容されない場合もある。
更に、電源である蓄電池の公称総電圧が12Vから36
Vへと高電圧化されるので、正極外部出力端子及び負極
外部出力端子間での短絡発生が極力低減される構造であ
ることが望ましい。
【0007】本発明は上記事案に鑑み、正極及び負極外
部端子間で短絡発生がなく、かつ、直方体以外の小スペ
ースにも搭載可能な高電圧鉛蓄電池を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、電槽の内部が隔壁により複数のセル室に仕
切られ、該各セル室に正極板、負極板及びセパレータを
積層した極板群が収容され、前記電槽の上部開口を封口
する電池蓋に正極外部端子及び負極外部端子が固定され
た鉛蓄電池において、前記電槽には直列に接続された1
8組の前記極板群が収容され、該電槽の内部は少なくと
も2行のセル室が画定され、該各行の両端セル室は行方
向と交差する列方向に次行の両端セル室が隣接せず、前
記正極外部端子及び負極外部端子は最もセル室数の多い
行の両端セル室上に位置していることを特徴とする。本
発明では、電槽に直列接続された18組の極板群が収容
されているので、電池個数1個で公称総電圧36Vを確
保することができると共に、各行の両端セル室が次行の
両端セル室と列方向に隣接しない構造としたので、搭載
許容スペースが非直方体状の小スペースにも搭載するこ
とができ、更に、正極外部端子及び負極外部端子を最も
セル室数の多い行の両端セル室上に位置させたので、外
部端子間距離を長く確保することができることから外部
端子間の短絡(以下、外部短絡という。)を低減させる
ことができる。
【0009】この場合において、セル室は列方向に対し
左右対称に画定され、各極板群は正極板及び負極板をそ
れぞれ接続する正極ストラップ及び負極ストラップを備
え、直線状の導体で隣接する極性の異なるストラップを
接続すれば、導体の接続距離を短くすることができるの
で、電圧特性を向上させることができる。また、電槽内
部の第1行に10セル室を、第2行に8セル室を画定
し、正極外部端子及び負極外部端子を第1行の両端セル
室に配置すれば、外部端子間距離は少なくとも両端セル
室を除く8セル室分の距離が確保され、上述した従来の
公称総電圧12Vの鉛蓄電池の外部端子間距離より長く
なるので、外部短絡のない安全性に優れた高電圧鉛蓄電
池を実現することができる。更に、正極外部端子及び負
極外部端子を次行のセル室寄りに配置すれば、正極外部
端子と負極外部端子とが電槽の行方向の両端で列方向の
略中央に存在しているために、鉛蓄電池の配置の向きを
180°回転させて左右の極性を変えられるので、例え
ば車両等の電源使用側から各外部端子に接続するケーブ
ルの極性を問わず、そのケーブルの長さを固定すること
ができる。そして、電槽を外周壁と隔壁とが一体成形さ
れたモノブロックとすれば、隔壁を電槽内に挿入固定す
る工数や部品管理の手間が省けるので、量産に適合した
高電圧鉛蓄電池とすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明が適
用される鉛蓄電池の実施の形態について説明する。
【0011】図1に示すように、本実施形態の鉛蓄電池
10は鉛蓄電池10の容器となる平面凸状の電槽1を備
えている。電槽1は成形性、電気的絶縁性、耐腐食性及
び耐久性等の点で優れる、例えば、アクリルブタジェン
スチレン(ABS)、ポリプロピレン(PP)、ポリエ
チレン(PE)等の高分子樹脂が材質とされている。
【0012】図2に示すように、電槽1は一体成形によ
り形成されており、外周壁(図2の符号1の箇所)の内
部を仕切る隔壁6によって2行に仕切られ、第1行には
10セル室、第2行には8セル室の合計18個のセル室
が画定された、いわゆる18セルモノブロック電槽であ
る。また、電槽1の内部は、行方向(図2の紙面左右方
向)に交差する列方向(図2の紙面上下方向)に対して
左右対称に画定されており、第1行の両端セル室の列方
向には、第2行の両端セル室が隣接しない構成とされて
いる。
【0013】電槽1の上部開口部周縁には図示しない凹
凸部が形成されており、電槽1の上部開口部は、平面凸
状の電池蓋としての蓋2に電槽1の凹凸部と嵌合するよ
うに形成された図示しない凹凸部に当接されて蓋2と溶
着又は接着されている。蓋2の材質も電槽1と同様に、
ABS、PP、PE等の高分子樹脂とされている。
【0014】蓋2には、鉛蓄電池10の外部から電解液
を各セル室に注入可能とするためにセル室相当個数(1
8個)の注液口が形成されており、これらの注液口は液
口栓5により封口されている。また、第1行両端セル室
の上部に対応する蓋2の所定位置には、ロッド状の正極
外部出力端子3及び負極外部出力端子4を蓋2から突出
させるための外部端子穴が形成されている。正極外部出
力端子3及び負極外部出力端子4は、電槽1の内部側か
ら立設され、蓋2を貫通して突出すると共に蓋2に固定
されている。従って、図1に示すように、電槽1の外周
壁、蓋2、正極外部端子3、負極外部端子4及び液口栓
5が鉛蓄電池10の表面に露出されている。
【0015】図2に示したように、電槽1内に画定され
た18個の各セル室には、図示しない極板群がそれぞれ
1組ずつ収納されており、電槽1には合計18組の極板
群が収納されている。各極板群は、未化成負極板6枚及
び未化成正極板5枚がガラス繊維からなるセパレータを
介して積層されており、化成(初充電)後の各極板群の
群電圧は2.0Vとされている。
【0016】未化成負極板は、鉛粉と、鉛粉に対して1
3重量%の希硫酸(比重1.26:20°C)と、鉛粉
に対して12重量%の水と、を混練して負極活物質ペー
ストを作り、ペースト40.0gを格子体からなる集電
体に充填してから、温度50°C、湿度95%の雰囲気
中に18時間放置して熟成させた後に、温度25°C、
湿度40%の雰囲気中に2時間放置し、乾燥させて作製
される。
【0017】一方、未化成正極板の活物質ペーストは、
鉛粉に対して0.01重量%の硫酸ナトリウム(Na
SO)及びカットファイバーを添加し、鉛粉に対して
13重量%の希硫酸(比重:1.26:20°C)と、
鉛粉に対して12重量%の水と、を混練して作製され
る。この混練中、冷却可能な混練釜により温度は一定に
保たれる。正極活物質ペースト40.0gを格子体から
なる集電体に充填してから、温度50°C、湿度95%
の雰囲気中に18時間放置して熟成させた後に、温度2
5°C、湿度40%の雰囲気中に2時間放置し、乾燥さ
せて未化成正極板が作製される。
【0018】各極板群の未化成正極板5枚及び未化成負
極板6枚は、それぞれ同一極性の極板同士を接続する正
極ストラップ(図3の「+」参照)及び負極ストラップ
(図3の「−」参照)に各セル室内で固定されている。
図3に示すように、第1行左端の正極ストラップ及び第
1行右端の負極ストラップを除く各ストラップは、導電
性を有しセル室間のストラップを接続する直線状の導体
としてのセル間接続体7により、隣接する極性の異なる
ストラップに、電槽1内の隔壁6と交差して(隔壁6を
貫通して)それぞれ接続されている。従って、18組の
極板群はセル間接続体7により直列に接続されている。
第1行左端の正極ストラップ及び第1行右端の負極スト
ラップは、上述した正極外部出力端子3及び負極外部出
力端子4にそれぞれ接続されている。なお、各セル間接
続体7は、蓋2の下で隔壁6上部のほぼ平面上に配置さ
れている。
【0019】本実施形態の鉛蓄電池10を作製するに
は、極板群18組を電槽1内の各セル室に収容し、セル
間接続体7により直列に接続した後、電槽1上部に蓋2
を溶着又は接着して取り付ける。続いて、電槽1に電解
液を各注液口から注液し、未化成電池を作製する。この
未化成電池を5.0Aで23時間化成した後、各注液口
を液口栓5で固定(封口)して鉛蓄電池10を得ること
ができる。なお、電解液には比重1.225(20°
C)の希硫酸が用いられる。
【0020】次に、本実施形態の鉛蓄電池10の作用に
ついて説明する。
【0021】図3に示したように、本実施形態の鉛蓄電
池10は極板群18組が直列接続されており、各極板群
の群電圧は2.0Vとされているので、1個の電池で、
2(V/極板群)×18(組)=36Vの公称総電圧を
確保することができる。従って、環境保全及び高電圧化
に対応して近時特に所望されつつある自動車用電池の要
求仕様を満たすものである。
【0022】また、鉛蓄電池10は角形の1個のいわゆ
るモノブロック電池であるので、従来の12Vの鉛蓄電
池を3個直列に接続した場合に比べて体積密度が高く、
自動車のエンジンルーム等の小スペースにも搭載可能な
高電圧電源である。また、電槽1の内部に第1列に10
セル室を、第2列に8セル室を画定したので、例えば、
平面台形状又は三角状の非直方体状のスペースにも搭載
することが可能となる。更に、電槽1の外周壁と隔壁6
とをモノブロックとしたので、隔壁6を例えば、仕切り
板等の別部品とする場合に比べ、部品管理の手間や仕切
り板を電槽1内に挿入固定する工数を省くことができ、
量産性を高めることができる。
【0023】更に、鉛蓄電池10の各極板群はセル間接
続体7によって電池内部で接続されているので、複数個
の鉛蓄電池を電池外で接続(配線)する必要がなく取り
付けやメンテナンス時の取り扱いが容易となるばかり
か、図1に示したように、鉛蓄電池10の外部に露出し
た導体は正極外部出力端子3及び負極外部出力端子4の
2つだけでありセル間接続体7等の導体は露出されない
ので、外部短絡の可能性を低減させることができる。し
かも、正極外部出力端子3及び負極外部出力端子4は蓋
2上、行方向で少なくとも8セル室分離間されて配置さ
れ従来の公称総電圧12Vの鉛蓄電池より外部端子間距
離が長く確保されているので、外部短絡のない安全性に
極めて優れた鉛蓄電池を実現することができる。換言す
れば、近時研究開発が希求されている36Vの鉛蓄電池
は従来の12Vの鉛蓄電池より電圧が高いことから、外
部短絡に対する安全性への強い要請があり、本実施形態
の鉛蓄電池10はこの要請に適合するものである。
【0024】また、鉛蓄電池10は、図3に示したよう
に、列方向に対して左右対称に画定されており、第1列
に10セル室、第2列に8セル室を画定したので、セル
間接続体7の接続距離を最短とすることができ、電圧特
性が向上し(電圧降下を招かず)、活物質として使用す
る鉛合金の量を大幅に低減させることができる。
【0025】なお、本実施形態の鉛蓄電池10では、1
8セルモノブロック電槽の各セル室の画定形態を第1行
10セル室、第2行8セル室の場合について例示した
が、エンジンルーム等の電池搭載許容スペースに適合さ
せて、例えば、図4に示すように第1行12セル室、第
2行6セル室としてもよい。この場合にも、セル間接続
体7の接続距離を最短とすることができるので、上記実
施形態と同様、電圧特性が向上し、活物質として使用す
る鉛合金の量を大幅に低減させることができる。
【0026】また、例えば、図5及び図6に示すよう
に、18セルモノブロック電槽の各セル室の画定形態と
極板群同士を直列に接続するセル間接続体7の接続パタ
ーンとを部分的に変更することによって、以上の実施形
態と同様の公称総電圧36Vの高電圧鉛蓄電池を作製す
ることができる。この場合にも、セル間接続体7の接続
距離は最短となり、また、行方向にスペースが制限され
た非直方体状の小スペースに高電圧鉛蓄電池を搭載する
ことができる。なお、図5及び図6に示した鉛蓄電池の
場合にも、正極及び負極外部出力端子間は6セル室以上
離間されているので、従来の公称総電圧12Vの鉛蓄電
池より外部端子間距離が長く外部短絡の点での心配もな
い。従って、部分的に変更したセル間接続体7の形状や
その接続位置が以上の実施形態と異なっても、18組の
極板群を収容可能な電槽を用い、公称総電圧36Vが得
られ、各行の両端セル室が列方向に次行の両端セル室と
隣接しない構成であれば本発明に該当することはいうま
でもない。
【0027】更に、図1〜図6に示した鉛蓄電池では、
正極外部出力端子3と負極外部出力端子4とが電槽1の
行方向の両端で列方向の略中央部に存在するために、鉛
蓄電池10の配置の向きを180°回転させて左右の極
性を変えられるので、車両等の鉛蓄電池10からの電源
を使用する側からの各外部出力端子に接続するケーブル
の極性を問わず、そのケーブルの長さを固定することが
できる。
【0028】また、以上の実施形態では、量産性を考慮
し、電槽が一体成形されたモノブロック電槽について例
示したが、各セル室を外周壁とは別部材の仕切り板によ
り仕切ることにより画定するようにしてもよいことは言
を待たない。
【0029】更に、以上の実施形態では、セル間接続体
7の接続距離を最短とし電圧特性を向上させるために、
隔壁6をセル間接続体7が貫通するスルーザパーテーシ
ョンの接続方式について例示したが、隔壁6をセル間接
続体7が上部側へ迂回してストラップ間を接続するオー
バーザパーテーションを採用してもよい。
【0030】そして、以上の実施形態では、開放型鉛蓄
電池について例示したが、本発明は密閉型鉛蓄電池にも
適用できることはいうまでもない。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電槽に直列接続された18組の極板群が収容されている
ので、電池個数1個で公称総電圧36Vを確保すること
ができると共に、各行の両端セル室が次行の両端セル室
と列方向に隣接しない構造としたので、搭載許容スペー
スが非直方体状の小スペースにも搭載することができ、
更に、正極外部端子及び負極外部端子を最もセル室数の
多い行の両端セル室上に位置させたので、外部端子間距
離を長く確保することができることから外部短絡を低減
させることができる、という効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される実施形態の鉛蓄電池の外観
斜視図である。
【図2】実施形態の鉛蓄電池の電槽の平面図である。
【図3】実施形態の鉛蓄電池における極板群の配列及び
電気的接続関係を模式的に示した説明図である。
【図4】本発明が適用される他の実施形態の鉛蓄電池に
おける極板群の配列及び電気的接続関係を模式的に示し
た説明図である。
【図5】本発明が適用される更に他の実施形態の鉛蓄電
池における極板群の配列及び電気的接続関係を模式的に
示した説明図である。
【図6】本発明が適用される別の実施形態の鉛蓄電池に
おける極板群の配列及び電気的接続関係を模式的に示し
た説明図である。
【符号の説明】
1 電槽 2 蓋(電池蓋) 3 正極外部出力端子(正極外部端子) 4 負極外部出力端子(負極外部端子) 5 液口栓 6 隔壁 7 セル間接続体(導体) 10 鉛蓄電池

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電槽の内部が隔壁により複数のセル室に
    仕切られ、該各セル室に正極板、負極板及びセパレータ
    を積層した極板群が収容され、前記電槽の上部開口を封
    口する電池蓋に正極外部端子及び負極外部端子が固定さ
    れた鉛蓄電池において、前記電槽には直列に接続された
    18組の前記極板群が収容され、該電槽の内部は少なく
    とも2行のセル室が画定され、該各行の両端セル室は行
    方向と交差する列方向に次行の両端セル室が隣接せず、
    前記正極外部端子及び負極外部端子は最もセル室数の多
    い行の両端セル室上に位置していることを特徴とする鉛
    蓄電池。
  2. 【請求項2】 前記複数のセル室は前記列方向に対し左
    右対称に画定され、前記各極板群は前記正極板及び負極
    板をそれぞれ接続する正極ストラップ及び負極ストラッ
    プを備え、該正極ストラップ及び負極ストラップは直線
    状の導体で隣接する極性の異なるストラップに接続され
    たことを特徴とする請求項1に記載の鉛蓄電池。
  3. 【請求項3】 前記電槽の内部は第1行に10セル室
    が、第2行に8セル室が画定され、前記正極外部端子及
    び負極外部端子は前記第1行の両端セル室に配置された
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の鉛蓄電
    池。
  4. 【請求項4】 前記正極外部端子及び負極外部端子は、
    次行のセル室寄りに配置されていることを特徴とする請
    求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の鉛蓄電池。
  5. 【請求項5】 前記電槽は外周壁と前記隔壁とが一体成
    形されたモノブロックであることを特徴とする請求項1
    乃至請求項4のいずれか1項に記載の鉛蓄電池。
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