JP2001014938A - 照明器具及び机 - Google Patents

照明器具及び机

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JP2001014938A
JP2001014938A JP11186970A JP18697099A JP2001014938A JP 2001014938 A JP2001014938 A JP 2001014938A JP 11186970 A JP11186970 A JP 11186970A JP 18697099 A JP18697099 A JP 18697099A JP 2001014938 A JP2001014938 A JP 2001014938A
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arm
lamp
inverter
support
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JP11186970A
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Mitsumasa Suzuki
詳昌 鈴木
Naoki Sugishita
直樹 杉下
Norimasa Suzuki
則雅 鈴木
Mii Takahashi
美衣 高橋
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Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
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  • Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、灯体及び支柱の体格を小さくできて
灯体の操作性も向上でき、かつ、インバータ点灯装置の
温度上昇を抑制できるとともに、蛍光ランプに高周波を
効率よく印加できる照明器具を得ることにある。 【解決手段】インバータ点灯装置16により高周波を印加
されて点灯する蛍光ランプ74を支持した灯体15を、支柱
13の上端部に取付けたアーム14の先端部に移動可能に連
結した机上用照明器具4を前提とする。灯体15と支柱13
との間に位置したアーム14にインバータ点灯装置16を内
蔵する。それにより、灯体15及び支柱13の体格をスリム
にし、又、灯体15を軽量にするとともに、蛍光ランプ74
の熱が点灯装置16に波及することを少なくし、かつ、点
灯装置16を支柱13に内蔵した場合に比してランプ74と点
灯装置16との距離を短くし高周波を効率よくランプ74に
印加するようにしたことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば机上照明に
適する照明器具及びこの器具を備えた学習机等の机に関
する。
【0002】
【従来の技術】例えば学習机の照明を行なう照明器具の
中にはスタンド型のものが提供されている。この器具
は、支柱の上端部に前方に突出するアームを取付け、こ
のアームの先端部に蛍光ランプを有した灯体を連結して
形成されている。その灯体は、一般的にアームに対して
移動できるように連結されていて、使用者による移動操
作に従い好みとする照明を得る任意の姿勢を取り得るよ
うになっている。
【0003】一方、インバータ点灯装置と通称される高
周波変換回路により、商用周波数を変換して得た高周波
をランプに印加してこのランプを点灯させることは机上
用照明器具においても採用されている。そして、従来に
おいて、前記点灯装置は、支柱又は灯体に組込まれてい
る。
【0004】しかし、インバータ点灯装置を支柱に組込
んだ構成では、支柱が太くなるので、外観上好ましくな
いだけではなく、例えば机のブックスタンドの裏側に照
明器具の支柱を配置しようとする場合、ブックスタンド
全体を前方のせり出して設ける必要を生じ、又、これを
避けるためにブックスタンドの正面側に照明器具の支柱
を配置すると、支柱がブックスタンドを占有する率が高
まるという問題がある。しかも、支柱に組込んだインバ
ータ点灯装置から灯体のランプまでの配線距離が長くな
るので、インバータ点灯装置で変換して得た高周波がラ
ンプに至るまでに周囲に漏れ易く、従って、ランプに高
周波を効率良く印加するには適当ではないという問題が
ある。
【0005】又、インバータ点灯装置を灯体に組込んだ
構成では、灯体が大きくなるので、外観上好ましくない
だけではなく、この点灯装置を含めた灯体重量が重くな
るので、灯体を所望な姿勢に動かす際の操作性が低下す
るという問題がある。しかも、灯体が有するランプの発
熱の影響がインバータ点灯装置に及び易く、従って、こ
の点灯装置の温度が上昇し易く、そのために特別な熱対
策を必要とするという問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、灯体及び支柱の体格を小さくできて灯体の
操作性も向上でき、かつ、インバータ点灯装置の温度上
昇を抑制できるとともに、ランプに高周波を効率よく印
加できる照明器具及び机を得ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1に係る発明の照明器具は、支柱と、この支
柱の上端部に連なって設けられたアームと、ランプを支
持して前記アームの先端部に移動可能に連結された灯体
と、この灯体と前記支柱との間の前記アームに取付けら
れ前記ランプに高周波を印加して点灯させるインバータ
点灯装置と、を具備したことを特徴とするものである。
【0008】この発明及び以下の各発明において、イン
バータ点灯装置には、一石式又はハーフブリッジ式等、
その他商用周波数を変換して得た高周波をランプに印加
するものであれば利用できるとともに、この発明及び以
下の各発明の照明器具は机上照明以外の各種スタンド照
明として利用できる。又、この発明において、アームは
支柱の上端部に対して移動不能又は移動可能に取付けら
れていてもよく、従って、アームが移動不能である場合
には、このアームは支柱と一体に作ることもできる。
【0009】この発明においては、インバータ点灯装置
を灯体と支柱との間に配置されたアームに取付けたか
ら、灯体及び支柱の体格を小さくできそれらの外観を向
上できるとともに、アームに対し移動可能な灯体を動か
す際に、インバータ点灯装置の重量が加味されないの
で、灯体を手軽に所望の姿勢となるように動かすことが
できる。そして、アームは支柱よりも灯体に近く位置し
ているので、そこに取付けられたインバータ点灯装置か
らランプへの配線距離を、支柱にインバータ点灯装置を
内蔵した場合に比較して短くできる。それに伴い、イン
バータ点灯装置で変換して得た高周波がランプに至るま
でに周囲に漏れることが少なくなり、ランプに高周波を
効率良く印加できる。更に、インバータ点灯装置を灯体
に取付けずに、この灯体を支持するアーム取付けたの
で、インバータ点灯装置を灯体に取り付けた場合に比較
してインバータ点灯装置がランプから離れて設けられ
る。それに伴い、ランプの発熱の影響がインバータ点灯
装置に波及することを少なくできる。
【0010】請求項2に係る発明の照明器具は、前記ア
ームが、固定レールを有する支柱側アームベースと、前
記固定レールに摺動可能に組合わされる可動レールを有
して前記アームベースの長手方向に沿ってスライド可能
に設けられた灯体側スライドアームと備え、前記インバ
ータ点灯装置を前記スライドアームに取付けたことを特
徴とする。この発明及び以下の各発明において、支柱側
アームベースの固定レール以外の部分は、支柱とは別の
部品を支柱に連結して一体化してもよく、或いは支柱と
一体に形成してもよい。
【0011】この発明においては、支柱側アームベース
の固定レールに対しスライドアームの可動レールを摺動
させて、アームが伸縮するように支柱に対するスライド
アームの位置を調節できるので、それに伴い灯体の位置
をアームの長手方向に調節できる。そして、スライドア
ームにインバータ点灯装置を取付けたので、前記調節に
拘らず灯体のランプに対するインバータ点灯装置の位置
が変わることがなく一定に維持できる。そのため、灯体
を支柱から遠ざかるように調節したときに、インバータ
点灯装置とランプとの間の配線距離が長くなって、イン
バータ点灯装置から出力された高周波がランプに至るま
でに周囲に漏れ易くなることを防止できる。
【0012】請求項3に係る発明の照明器具は、前記可
動レールを金属製とし、このレールに対し略15mm以
下の間隔をもって前記インバータ点灯装置の回路基板を
対向させて、前記インバータ点灯装置を前記スライドア
ーム内に配置したことを特徴とする。
【0013】この発明においては、インバータ点灯装置
が発生する熱をこの装置の回路基板に対向して接近する
金属製の可動レールに放射できるので、この可動レール
をインバータ点灯装置の放熱板として利用できるととも
に、インバータ点灯装置から可動レール方向に放散され
る高周波成分を可動レールによってシールドすることも
できる。
【0014】請求項4に係る発明の照明器具は、前記ス
ライドアームが備えるアームハウジングを難燃性合成樹
脂で形成するとともに、このアームハウジング内に前記
インバータ点灯装置を収納し、かつ、前記アームハウジ
ングにおける前記インバータ点灯装置と略同面積の開口
を略閉じるように前記可動レールを前記アームハウジン
グに取付けたことを特徴とする。
【0015】この発明においては、インバータ点灯装置
を難燃性のアームハウジングと燃えることがない金属製
可動レールとによって包囲したので、万が一、インバー
タ点灯装置を構成する電気部品の温度が過度に上昇する
事態に至っても、それが外部に波及することを防止でき
る。
【0016】請求項5に係る発明の照明器具は、前記可
動レールを前記固定レールに被せて摺動可能に設けたこ
とを特徴とする。
【0017】この発明においては、可動レールの幅が固
定レールの幅より広く、可動レールがインバータ点灯装
置を覆う面積を大きく確保できるので、高周波シールド
効果及び放熱効果を夫々向上できるとともに、アームハ
ウジングと協力してインバータ点灯装置をより確実に囲
い込むことができる。
【0018】請求項6に係る発明の机は、天板を有する
机本体と、前記天板上に取付けられたブックスタンド
と、このブックスタンドに前記支柱を固定して取付けら
れ前記天板上面を照明する前記請求項1〜5のうちのい
ずれか1項に記載の照明器具と、を具備したことを特徴
とする。
【0019】この発明においては、灯体及び支柱の体格
を小さくできて灯体の操作性も向上でき、かつ、インバ
ータ点灯装置の温度上昇を抑制できるとともに、ランプ
に高周波を効率よく印加できる照明器具を備えるので、
この照明器具の机上への設置スペースを小さくできる等
高品質な照明器具付きの机を提供できる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図11を参照して本
発明の一実施形態を説明する。
【0021】図1中に示す学習机1は、天板2aを有す
る机本体2と、天板2aの後端部上面に設置されたブッ
クスタンド3と、このブックスタンド3に装着されたス
タンド型の机上用照明器具4とを備えている。
【0022】図2〜図4等に示されるように照明器具4
は、クランプ11と、コンセントボックス12と、支柱
13と、アーム14と、灯体15と、インバータ点灯装
置16等を備えている。この照明器具4は、ブックスタ
ンド3を有しない学習机への装着にあっては、図3及び
図4に示されるように支柱3の下端部にその前後に配置
されるクランプ11及びコンセントボックス12を連結
して組立てられた状態で、そのクランプ11を机本体2
の天板2aの縁部に挟み付けることによって装着するこ
とができる。
【0023】図2〜図4に示されるように金属製クラン
プ11は、垂直片21の下端部から直角に折り曲げられ
た水平片22からなるL字形状のクランプ本体23と、
水平片22を上下方向に螺合して貫通されたクランプ軸
24と、この軸24の上端に固定されて水平片22に対
向するクランプ板25と、クランプ軸24の下端部に軸
直角方向に貫通して取付けられたハンドル26とから形
成されている。このクランプ11は、ハンドル26の回
転操作により、天板2aの縁部をその上下両側に配設さ
れたクランプ板25及び水平片22で挟持することによ
って、机本体2に取外し可能に装着される。なお、本発
明において、このクランプ11は省略してもよい。
【0024】コンセントボックス12は、複数のコンセ
ント31〜33を有しているとともに、押圧式のスイッ
チ34を有している。このコンセントボックス12には
図示しない壁側コンセントに差込み接続されるプラグを
有した電源コード35が取付けられている。コンセント
31は灯体15側への給電用であり、他の二つのコンセ
ント32、33は机上等に設置される各種の電気製品へ
の給電のために使用される。
【0025】コンセントボックス12はその後面開口を
塞ぐ金属製の裏板36(図4参照)を備えている。この
裏板36に設けた螺孔にはクランプ本体23の垂直片2
1及び支柱13の下端部に夫々設けた孔を貫通するねじ
37がねじ込まれ、このねじ37の締め付けによって、
図3及び図4に示すように支柱13の下端部を前後方向
から挟んでクランプ11及びコンセントボックス12が
装着される。又、ブックスタンド3への照明器具4の装
着は、クランプ11及び支柱13を夫々ブックスタンド
3の背板3aの裏面側に位置させるとともに、背板3a
の正面側にコンセントボックス12を位置させた状態
で、垂直片21、支柱13の下端部、及び背板3aに夫
々設けた孔を貫通するねじ37を、コンセントボックス
12の裏板36にねじ込んで締め付けることによって行
われる。
【0026】図4及び図5に示されるように前記支柱1
3は、上端部がL形に折り曲げられた金属製芯材45に
前後両側から合成樹脂製支柱カバー46、47をねじ止
めして形成されている。この支柱13の高さはブックス
タンド3の背板3aの背丈よりも高い。
【0027】支柱13の上端部には前記アーム14が取
付けられている。アーム14は、支柱側アームベース5
1と、灯体側スライドアーム52と、アームカバー53
とを備えて、前後方向に伸び縮み可能に形成されてい
る。
【0028】すなわち、アームベース51は、断面コの
字形部を有する金属製の固定レール55と、上面を開口
しこの開口部に固定レール55を配置してねじ止めした
合成樹脂製のベースカバー56とを有している。図4、
図5、図10に示されるようにベースカバー56には、
固定レール55を固定するねじがねじ込まれる上向きの
ボス56a、56bが突設されているとともに、電線通
孔56cが形成されている。固定レール55を下側から
覆ったベースカバー56の後端部は、これら両者を貫通
して芯材45の折り曲げ上端部に垂直にねじ込まれるボ
ルト57及びこれに螺合されたナット57aによって支
柱13に連結されている。
【0029】芯材45の折り曲げ上端部上面とベースカ
バー56の後端部との間、及び固定レール55の後端部
とベースカバー56の後端部との間には、夫々ポリアセ
タール樹脂製の滑動板58、59が挟み込まれている。
そして、ボルト57の所定トルクでの締め付けによっ
て、各滑動板58、59との接触部に所定の摩擦力を与
えながら、支柱13に対してアームベース51が水平方
向に回動可能に取付けられている。従って、アーム14
はボルト57を枢軸として図3中矢印Aで示すように回
動できる。又、このアーム14は、図示しないクリック
構造により、図3に示すように前方に真っ直ぐ出る基準
位置に仮保持されるとともに、その両側に約30°回動
された位置でも仮保持されるようになっている。
【0030】スライドアーム52は、下面が開口された
難燃性合成樹脂製のアームハウジング61と、このハウ
ジング61にねじ止めされて前記下面の開口を略閉じる
ように配置された(図7及び図10参照)金属製可動レ
ール62とを有している。可動レール62は、図10に
示されるように断面コの字形であって、固定レール55
に被さって嵌合され、このレール55の長手方向に沿っ
て摺動可能に設けられている。従って、アームベース5
1に対するスライドアーム52の押し引き操作により、
アーム14は図3中矢印Bで示すように前後方向に約1
10mm伸縮可能である。
【0031】両レール55、62は、直接摺動するもの
ではなく、相互の相対向する複数の溝状折り曲げ部間に
図10に示されるコ字状の軸受板63の両片に夫々に支
持された鋼球64(一つのみ図示)を挟み込むことによ
って、これら鋼球64群を介して摺動可能に組合わされ
ている。各鋼球64は可動レール62の移動方向に並べ
て軸受板63に回転自在に支持されている。この構成に
よって固定レール55に対する可動レール62の摺動を
円滑にできるとともに、各鋼球64の前記溝状折り曲げ
部への引っ掛りによって前記組合わせ状態が保持されて
いる。又、前記溝状折り曲げ部の長手方向の2箇所には
夫々節度付与部(図示しない)が設けられていて、そこ
に鋼球64が乗り上がって引っ掛かることにより、節度
を与えてアームベース51に対するスライドアーム52
の引出し及び押込みが規制されるようになっている。
【0032】前記アームカバー53は、合成樹脂製であ
って、下面及び前端を夫々開放してスライドアーム52
より一回り大きく作られている。アームカバー53は、
その下面開口の縁をベースカバー56の上面開口の縁に
接合して、このカバー56に図示しないねじを介して連
結されている。このアームカバー53の前端の開口を通
してスライドアーム52が前後方向に移動されるととも
に、スライドアーム52の前端部は常にアームカバー5
3の前端開口より突出されている。
【0033】アーム14の前端部(先端部)には前記灯
体15がアーム14に対して移動可能に連結されてい
る。図2〜図5に示されるように灯体15は、左右方向
(天板2aの幅方向)に長く延びるセード71内に、金
属板製の反射板72をねじ止めし、この反射板72の長
手方向両端部に夫々装着されているランプソケット73
(一方のみ図示)にわたって直管形の蛍光ランプ74を
取付け、かつ、ランプカバー75をセード71に取付け
ている。乳白色の透光性合成樹脂製のランプカバー75
は、前方へのグレアを軽減し、かつ机上へは直下照明を
与えるように蛍光ランプ74の前半分のみを覆って設け
られている。
【0034】セード71は非透光性合成樹脂製であり、
その長手方向中央部には、前側に突出するハンドル部7
6及びこのハンドル部76を握った時に親指が届く近傍
位置に押圧式のスイッチ77が取付けられている。スイ
ッチ77のオン・オフ操作により蛍光ランプ74の点灯
・消灯が行われる。ハンドル部76は灯体15を任意の
姿勢に移動させる際の手掛けとして使用される。
【0035】セード71の長手方向中央部には中空軸8
1が後方に向けて一体に突出されており、この中空軸8
1を通って図示しない出力電線が灯体15内に導入され
ている。この中空軸81とスライドアーム52の先端部
とは関節機構80を介して連結され、この機構80によ
り灯体15はアーム14の先端部に対して3次元的に移
動し得るように連結されている。この関節機構80を図
6、図7、図11を参照しながら以下説明する。
【0036】スライドアーム52のアームハウジング6
1の前端部上面には上向きの垂直軸82が一体に形成さ
れており、この垂直軸82には合成樹脂製垂直軸継手8
3の後部に形成された嵌合筒84が回動可能に嵌合され
ている。そして、垂直軸継手83及び垂直軸82を貫通
して固定ねじ85が上方から挿入され、このねじ85は
前記可動レール62の中心部に螺合して締付けられてい
る。固定ねじ85は指掛け部を有して手回し可能であ
り、その締付けによって垂直軸82から垂直軸継手83
が外れないように固定されているとともに、垂直軸継手
83は垂直軸82の周囲に沿って左右方向に約60°ず
つ回動でき、従って、それに伴い灯体15が図3中矢印
C方向に移動されるようになっている。この回動におけ
る摩擦係合力は固定ねじ85の締付け加減によって調節
できる。なお、図5及び図6中83aは固定ねじ85の
頭部を受ける凹みである。
【0037】垂直軸継手83の前部外側には、この継手
83を幅方向両側から挟むようにコ字形状に成形された
合成樹脂製の水平軸継手86が嵌合されているととも
に、垂直軸継手83の前部内側にはコの字形に折り曲げ
られた金属製ねじ受け板87が配置されている。そし
て、両軸継手83、86の幅方向に挿入された左右一対
の固定ねじ88は、ねじ受け板87が有するねじ孔87
aに夫々螺合して締付けられている。これらの固定ねじ
88は指掛け部を有して手回し可能であり、その締付け
によって垂直軸継手83と水平軸継手86とが連結され
ている。この水平軸継手86は固定ねじ88を中心とし
て上方向に約40°、下方向に約90°回動でき、従っ
て、それに伴い灯体15が図3中矢印D方向に移動され
るようになっている。この回動における摩擦係合力は固
定ねじ88の締付け加減によって調節できる。
【0038】水平軸継手86の幅方向中央部には軸受孔
89が開けられており、この軸受孔89には中空軸81
が回動可能に嵌合され、この中空軸81には水平軸継手
86側から挿入された軸受リング90がねじ止めされて
いる。軸受リング90の一部は軸受孔89の孔壁に軸方
向から引っ掛かって、中空軸81が軸受孔89から抜け
ることを防止している。灯体15の中空軸81は水平軸
継手86の軸受孔89に対して軸回り方向に約90°ず
つ回動でき、従って、それに伴い灯体15が図3中矢印
E方向に移動されるようになっている。この回動におけ
る摩擦係合力は軸受リング90を締付ける複数のねじ
(図示しない)の締付け加減によって調節できる。
【0039】すなわち、以上の構成の関節機構80によ
り、灯体15を図3中矢印A〜Eの各方向に沿って移動
させることができ、その中で矢印C〜Eの動きはアーム
14の先端部に対して行われる。なお、本発明において
アーム14に対する灯体15の移動は前記矢印C〜Eの
うちの少なくとも一つであればよい。
【0040】前記インバータ点灯装置16は、図5及び
図6等に示されるように長方形状の印刷回路基板95上
に実装した各種回路部品96(代表して二つのみ図示)
により形成された高周波変換回路からなり、商用周波数
を変換して高周波を得て、この高周波をた前記蛍光ラン
プ74に印加してこのランプ74を点灯させるものであ
る。この装置16の印刷回路基板95は、アームハウジ
ング61内にねじ止めされている。印刷回路基板95は
前記可動レール62と略同形状の大きさであって、この
レール62に接近して対向配置されている。印刷回路基
板95と可動レール62とは、レール62でインバータ
点灯装置16の高周波シールド及び放熱を得るために互
いの間隔を略15mm以下にして設けられている。以上
の取付けにより、インバータ点灯装置16は、前記支柱
13と灯体15との間に位置するアーム14に取付けら
れ、特に、アーム14におけるスライドアーム52に内
蔵されていて、このアーム52のアームハウジング61
と可動レール62で包囲されている。
【0041】このインバータ点灯装置16の入力部に
は、支柱13内から導出されるとともに電線通孔56c
を通って導入された図示しない入力電線が接続されてい
る。この入力電線は支柱3内において支柱側電源コード
97に接続され、このコード97が有する差込プラグは
支柱3の下端部から導出されて前記コンセントボックス
12のコンセント31に差込み接続されるようになって
いる(図1参照)。又、インバータ点灯装置16の出力
部には図示しない出力電線が接続されている。この出力
電線は、スライドアーム52の前端から垂直軸継手83
内を通り、更に水平軸継手86に嵌合された灯体15の
中空軸81を通って灯体15内に引込まれて、前記ラン
プソケット73及びスイッチ77に夫々接続されてい
る。
【0042】前記構成の照明器具4は、蛍光ランプ74
を高周波点灯させるインバータ点灯装置16を灯体15
と支柱13とのアーム14に取付けているから、点灯装
置16を灯体15又は支柱13に内蔵する場合に比較し
て、支柱13を前後方向に薄い小さな体格となるように
作ることができるとともに、灯体15についてもインバ
ータ点灯装置16の配設スペースがない分だけ小さな体
格に作ることができる。
【0043】そのため、支柱13又は灯体15の外観を
向上できるとともに、体格の小さい支柱13をブックス
タンド3の背部に固定して照明器具4を配置するに伴
い、ブックスタンド3の背板3aの後側に要する設置ス
ペースが小さくなり、それに応じて机上の有効使用面積
を大きく確保できる。又、前記のように体格の小さい灯
体15に形成できるに伴い、インバータ点灯装置16の
重量が灯体15に加味されることがないので、既述のよ
うにインバータ点灯装置16を内蔵したアーム14に対
して灯体15を図3中矢印C〜E方向に動かす際の操作
性が向上され、この灯体15を手軽に所望の姿勢となる
ように動かすことができる。
【0044】更に、灯体15に対してアーム14は支柱
13よりも近い位置にあるので、このアーム14に取付
けられたインバータ点灯装置16から灯体15の蛍光ラ
ンプ74に至る前記出力電線の配線距離を短くできる。
それに伴いインバータ点灯装置16で変換して得た高周
波が蛍光ランプ74に至るまでに周囲に漏れて減衰する
ことが少なくなるから、蛍光ランプ74に高周波を効率
良く印加して、このランプ74を高周波点灯を安定させ
ることができる。しかも、灯体15を支持するアーム1
4にインバータ点灯装置16を取付けたので、灯体15
にインバータ点灯装置16を取付けた場合に比較して、
インバータ点灯装置16が蛍光ランプ74から離れて設
けられるに伴い、蛍光ランプ74の発熱の影響がインバ
ータ点灯装置16に波及することを少なくできる。よっ
て、インバータ点灯装置16の温度上昇を少なくでき
る。
【0045】又、前記構成の照明器具4では、アームベ
ース51の固定レール55に対しスライドアーム52の
可動レール62を摺動させて、図3中矢印B方向にアー
ム14が伸縮するように支柱13に対するスライドアー
ム52の位置を前後に調節して、灯体15の位置を前後
方向に調節できる。しかも、この調節に拘らず図8
(A)(B)に示されるように蛍光ランプ74に対する
インバータ点灯装置16の位置を変わることがなく一定
に維持できる。このことは、アーム14の中でもアーム
ベース51側ではなくスライドアーム52側にインバー
タ点灯装置16を取付けたことにより実現できたもので
ある。そのため、灯体15を支柱13から遠ざかるよう
に手前側に引き動かしたときに、図8(A)に示すよう
にインバータ点灯装置16と蛍光ランプ74との間の配
線距離が長くなることがないので、インバータ点灯装置
16から出力された高周波が蛍光ランプ74に至るまで
に周囲に漏れ易くなることを防止できる。従って、この
点からも蛍光ランプ74の高周波点灯を安定させること
ができる。
【0046】しかも、アーム14内において、インバー
タ点灯装置16の印刷回路基板95と金属製の可動レー
ル62とは15mm以下に接近して対面しているから、
インバータ点灯装置16が発生する熱を印刷回路基板9
5から放射させて可動レール62に吸収させることがで
きる。そのため、可動レール62を放熱板としてインバ
ータ点灯装置16の熱を放出できるので、インバータ点
灯装置16の温度上昇を抑制することができる。同時
に、インバータ点灯装置16からは周囲に高周波成分が
放散されるが、そのうち可動レール62方向に放散され
る高周波成分を可動レール62によってシールドするこ
とができる。
【0047】更に、固定レール55に沿って摺動可能な
可動レール62は固定レール55に被っているから、ア
ームハウジング61の下端開口を略閉じるように設けら
れる可動レール62の幅を固定レール55の幅より広く
できる。それに伴い可動レール62がインバータ点灯装
置16を覆う面積を大きく確保できるので、前記高周波
シールド効果及び放熱効果を夫々より向上できる。しか
も、この可動レール62とアームハウジング61とによ
るインバータ点灯装置16の囲い込みをより確実にでき
る。そして、スライドアーム62は金属製で燃えること
がないとともに、アームハウジング61は難燃性合成樹
脂で形成されているので、これらで包囲されたインバー
タ点灯装置16を構成する電気部品の温度が過度に上昇
する事態に至っても、それが外部に波及することを防止
できる。
【0048】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0049】請求項1の発明によれば、インバータ点灯
装置を灯体と支柱との間に配置されたアームに取付けた
から、灯体及び支柱の体格を小さくできて灯体の操作性
も向上でき、かつ、インバータ点灯装置の温度上昇を抑
制できるとともに、ランプに高周波を効率よく印加でき
る照明器具を提供できる。
【0050】請求項2の発明によれば、灯体の位置をア
ームの長手方向に調節できるとともに、灯体を支柱から
遠ざかるように調節したときに、インバータ点灯装置か
ら出力された高周波がランプに至るまでに周囲に漏れ易
くなることを防止できる。
【0051】請求項3の発明によれば、インバータ点灯
装置の放熱性を向上できるとともに、インバータ点灯装
置から可動レール方向に放散される高周波成分をシール
ドできる。
【0052】請求項4の発明によれば、万が一、インバ
ータ点灯装置の温度が過度に上昇する事態に至っても、
それが外部に波及することを防止できる。
【0053】請求項5の発明によれば、可動レールによ
る高周波シールド効果及び放熱効果を夫々向上できると
ともに、インバータ点灯装置の温度が過度に上昇する事
態に至った場合の外部への波及をより確実に防止でき
る。
【0054】請求項6の発明によれば、灯体及び支柱の
体格を小さくできて灯体の操作性も向上でき、かつ、イ
ンバータ点灯装置の温度上昇を抑制できるとともに、ラ
ンプに高周波を効率よく印加できる照明器具を備えるの
で、この照明器具の机上への設置面積を小さくできる等
高品質な照明器具付きの机を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る学習机を示す斜視
図。
【図2】図1の学習机が備える本発明の一実施形態に係
る照明器具を示す分解して示す斜視図。
【図3】図2の照明器具を机の天板に直接取付ける場合
の組立て状態を示す斜視図。
【図4】図3の照明器具を示す縦断側面図。
【図5】図2の照明器具の一部を拡大示す縦断側面図。
【図6】図5に示された部分を分解して示す斜視図。
【図7】図2の照明器具が備えるアームをそれが伸ばさ
れた状態で示す下面図。
【図8】(A)は図2の照明器具の一部をそのアームが
縮められた状態で示す平面図。(B)は同照明器具の一
部をそのアームが伸ばされた状態で示す平面図。
【図9】(A)は図2の照明器具が備えるアームを縮め
た状態でそのアームハウジングを取除いて示す平面図。
(B)は図2の照明器具が備えるアームを伸ばした状態
でそのアームハウジングを取除いて示す平面図。
【図10】図2の照明器具が備えるアームを示す断面
図。
【図11】図7中Z−Z線に沿って示す関節機構の断面
図。
【符号の説明】
1…学習机 2…机本体 2a…天板 3…ブックスタンド 4…照明器具 13…支柱 14…アーム 15…灯体 16…インバータ点灯装置 51…アームベース 52…スライドアーム 55…固定レール 56…ベースカバー 61…アームハウジング 62…可動レール 74…蛍光ランプ 80…関節機構 95…印刷回路基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 則雅 東京都品川区東品川四丁目3番1号 東芝 ライテック株式会社内 (72)発明者 高橋 美衣 東京都品川区東品川四丁目3番1号 東芝 ライテック株式会社内 Fターム(参考) 3B053 SB02 SB04 SB05 SB06 3K014 DA05 PA05

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支柱と、 この支柱の上端部に連なって設けられたアームと、 ランプを支持して前記アームの先端部に移動可能に連結
    された灯体と、 この灯体と前記支柱との間の前記アームに取付けられ前
    記ランプに高周波を印加して点灯させるインバータ点灯
    装置と、を具備したことを特徴とする照明器具。
  2. 【請求項2】前記アームが、固定レールを有する支柱側
    アームベースと、前記固定レールに摺動可能に組合わさ
    れる可動レールを有して前記アームベースの長手方向に
    沿ってスライド可能に設けられた灯体側スライドアーム
    と備え、前記インバータ点灯装置を前記スライドアーム
    に取付けたことを特徴とする請求項1に記載の照明器
    具。
  3. 【請求項3】前記可動レールを金属製とし、このレール
    に対し略15mm以下の間隔をもって前記インバータ点
    灯装置の回路基板を対向させて、前記インバータ点灯装
    置を前記スライドアーム内に配置したことを特徴とする
    請求項2に記載の照明器具。
  4. 【請求項4】前記スライドアームが備えるアームハウジ
    ングを難燃性合成樹脂で形成するとともに、このアーム
    ハウジング内に前記インバータ点灯装置を収納し、か
    つ、前記アームハウジングにおける前記インバータ点灯
    装置と略同面積の開口を略閉じるように前記可動レール
    を前記アームハウジングに取付けたことを特徴とする請
    求項3に記載の照明器具。
  5. 【請求項5】前記可動レールを前記固定レールに被せて
    摺動可能に設けたことを特徴とする請求項3又は4に記
    載の照明器具。
  6. 【請求項6】天板を有する机本体と、 前記天板上に取付けられたブックスタンドと、 このブックスタンドに前記支柱を固定して取付けられ前
    記天板上面を照明する前記請求項1〜5のうちのいずれ
    か1項に記載の照明器具と、を具備したことを特徴とす
    る机。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108954069A (zh) * 2018-09-29 2018-12-07 安徽金思源生物科技有限公司 一种智能护眼led家居台灯
KR101953245B1 (ko) * 2017-12-29 2019-02-28 김석호 출몰형 조명기구
US11761595B1 (en) * 2022-10-26 2023-09-19 Pty Lighting, L.L.C. Nightstand arc lamp/floor lamp
USD1024408S1 (en) 2022-10-26 2024-04-23 Pty Lighting, L.L.C. One-armed lighting apparatus with finial
USD1025451S1 (en) 2022-10-26 2024-04-30 Pty Lighting, L.L.C. Two-armed lighting apparatus with finials

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