JP2001014910A - 可動照明器具装置及び可動照明器具 - Google Patents

可動照明器具装置及び可動照明器具

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JP2001014910A
JP2001014910A JP18079799A JP18079799A JP2001014910A JP 2001014910 A JP2001014910 A JP 2001014910A JP 18079799 A JP18079799 A JP 18079799A JP 18079799 A JP18079799 A JP 18079799A JP 2001014910 A JP2001014910 A JP 2001014910A
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power supply
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Hideji Naruo
秀二 鳴尾
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可動照明器具特有の熱によるケーブルの劣化
や断線を妨げることができるとともに小型化が可能とな
りさらに、複数の制御信号を送信するためのケーブルが
不必要となるので組立工数も削減できる優れた可動照明
器具装置及び可動照明器具を提供する。 【解決手段】 光の照射方向及びフォーカスのレベルを
可変せしめる駆動装置を有し、被照射対象物を照射する
複数の可動照明器具3と、該可動照明器具3を制御する
操作卓1と、該操作卓1より入力された速度もしくは、
位置指令等の可動照明器具3への制御信号を中継する中
継制御部2とが伝送手段を介して接続される可動照明装
置において、前記可動照明器具3と中継制御部2との間
を無線方式により送受信する手段を具備したことを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、劇場、スタジオ等
で状況に応じて任意にその速度や照射方向を制御できる
可動照明器具装置及び可動照明器具に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】劇場、スタジオ等で使用される可動照明
器具は、任意の位置にスポット投光する機能、すなわち
垂直駆動機能、水平駆動機能、及び焦点調節機能を必要
とし、更に、場合によってはライトの色や形状を変化さ
せる機能等も要求されるので、複数の駆動装置に対して
指令を伝達させる必要がある。図5は、こうしたシステ
ム構成の一例であり可動照明器具3−1、3−2、3−
nと、これらを制御する操作卓1と、可動照明器具の駆
動装置へ電源供給する電源ボックス4と、操作卓1から
の制御信号を中継しそれを該当の可動照明器具へ送る制
御用ジョイントボックス2と、から構成される。
【0003】また図6は、可動照明器具の従来例を示す
ものであり、この可動照明器具は、少なくともランプL
を含む灯体部3の他に、水平及び垂直の2軸について駆
動する駆動装置PM,TMと、フォーカスのレベルを可
変せしめる駆動装置FMと、その駆動装置PM,TM,
FMの動作を制御する制御部6及び、駆動部PM,T
M,FMに電力を供給する電源供給部(不図示)を備え
て構成される。
【0004】ランプLは、交流電源ACに接続されたラ
ンプ電源5に接続された調光器(不図示)に照明用電源
線8を介して接続され、調光器の操作で光の強弱による
陰影手法により、照明環境の演出を行っており、この調
光器は、天井近傍に設置される可動照明器具の灯体部3
からは離して壁等に設置されて調光操作が行われる。ま
た、このランプ1に供給される電源は、調光器により0
〜100%の間で可変とされ、その電圧が駆動部を正常
に動作しない電圧とされる可能性もある。そこで、可動
照明器具には、同一の交流電源ACから、1つは調光器
を介してランプ1へ至る照明用電源線8が、もう1つは
直接に電源供給部(不図示)への動力用電源線7が接続
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記のような
可動照明器具の制御については、図6に示すように、操
作卓1より入力された信号は、伝送ケーブル9を介し
て、制御部6を経由し、駆動装置PM,TM,FMへ通
信を行っていた。また、可動照明器具は光源Lを内蔵し
ているため、ライトを点灯すると器具自身が高温にな
り、ケーブルが熱により劣化したり、断線したりすると
いう問題があった。このため耐熱を考慮しながら設計し
なければならず設計の自由度が制約され、設計が困難に
なるという問題点もあった。更に、駆動装置に電力を供
給する電源ケーブル7についても同様な問題があった。
【0006】本発明は、上記問題を鑑み成されたもので
あり、その目的とするところは、可動照明器具の熱によ
るケーブルの劣化や断線を妨げることができるとともに
小型化が可能となりさらに、複数の制御信号を送信する
ためのケーブルが不必要となるので組立工数も削減でき
る優れた可動照明器具装置及び可動照明器具を提供する
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
光の照射方向及びフォーカスのレベルを可変せしめる駆
動装置を有し、被照射対象物を照射する複数の可動照明
器具と、該可動照明器具を制御する操作卓と、該操作卓
より入力された速度もしくは、位置指令等の可動照明器
具への制御信号を中継する中継制御部とが伝送手段を介
して接続される可動照明装置において、前記可動照明器
具と中継制御部との間を無線方式により送受信する手段
を具備したことを特徴とするものである。
【0008】請求項2記載の発明は、前記無線方式によ
り送受信する手段として、赤外線により送受信する装置
を前記中継制御部及び可動照明器具に具備したことを特
徴とするものである。
【0009】請求項3記載の発明は、前記操作卓より入
力され、中継制御部を介して送られてきた速度もしくは
位置指令信号を受ける赤外線送受信部と、光の照射方向
及びフォーカスのレベルを可変せしめる駆動装置と、該
駆動装置の動作速度もしくは位置を検出するセンサと、
駆動装置の動作を制御する制御部と、を備えた可動照明
器具であって、前記赤外線送受信部によって受信された
速度もしくは位置指令信号値と、前記駆動装置の動作速
度もしくは、位置信号を駆動装置に加設されたセンサに
より一定時間毎に検出して、この検出した速度もしく
は、位置信号値との偏差を求め、この偏差がゼロになる
ように前記駆動装置への駆動指令値を算出し、該駆動指
令値を駆動装置に対して出力する制御方式を備えた制御
部を有することを特徴とするものである。
【0010】請求項4記載の発明は、前記可動照明器具
は、交流電源に照明用電源線により調光器を介して接続
されたランプと、駆動装置を収納する灯体部と、駆動装
置の動作を制御する制御部と、該制御部を介して前記駆
動装置に電力を供給する電源供給部とを有してなる可動
照明器具であって、前記電源供給部は、ランプの調光を
行うための供給電源の一部から充電され、駆動装置を動
作させる場合には、駆動源となり得えるよう整流手段と
蓄電手段とから構成されることを特徴とするものであ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に係わる可動照明器具装置
及び可動照明器具の一実施の形態について、図1乃至図
4を用いて、夫々詳細に説明する。図1は、本発明の可
動照明器具装置及び可動照明器具の一実施の形態のブロ
ック図である。図2は、本発明の可動照明器具の一実施
の形態を表わす図である。
【0012】操作卓1において入力された可動照明器具
3の移動速度信号あるいは、位置移動信号は、通信回線
により該当する図2に示すような、バトンに設置した可
動照明器具の中継制御部2に入力され、通信制御回路2
−1でデコードされた後、赤外線送信部2−2から可動
照明器具3の各駆動装置3P,3T,3Fに設けた赤外
線送受信部3P1,3T1,3F1にそれぞれ送信さ
れ、それぞれのMPU3P2,3T2,3F2に入力さ
れる。
【0013】次に、可動照明器具の動作について説明す
るが、ここでは、操作卓1からの移動目標速度指令に関
して説明する。なお、位置信号指令においても、速度指
令の動作と基本的には同様であるので説明は省略する。
操作卓1からの移動目標速度情報を取得した可動照明器
具3のMPU3P2,3T2,3F2は、一定時間毎に
速度センサ3P4,3T4,3F4の検出値をサンプリ
ングして、可動照明器具の速度を逐一確認し、取得した
操作卓1からの目標速度と実際の可動照明器具の速度と
の偏差をゼロにするように、モータ3P5,3T5,3
F5のモータ駆動装置3P3,3T3,3F3に与える
指令値を算出する演算を行い、算出した指令値を信号と
してモータ駆動装置3P3,3T3,3F3に与える。
モータ駆動装置3P3,3T3,3F3は、MPU3P
2,3T2,3F2からの指令信号を基にモータ3P
5,3T5,3F5を駆動させる。
【0014】以上一連の動作を一定時間毎に行うことで
各々のモータを制御し、操作卓1から可動照明器具3を
任意の目標速度で移動させることができる。
【0015】また、図6に示すように、制御信号の伝送
ケーブル9および駆動装置3P,3T,3Fの駆動電源
ケーブル7を取り省き、可動照明器具3の調光を行うた
めの図5に示すランプ電源の一部を、例えば図4の示す
ような一般的によく用いられる整流器を介して充電し、
駆動装置を動作させる場合は駆動源となる、図3に示す
充電式駆動電源10を具備している。
【0016】充電式駆動電源10は、ランプ電源5から
照明用電源線8を介して接続された整流手段Dと、その
整流された電源により蓄電する蓄電手段Gとから構成さ
れている。上述したように、この充電式駆動電源10は
図3に示すように内部抵抗Rと整流器D1とコンデンサ
Cとから構成され、その入力される電圧が一定の基準電
圧以上の時は充電状態となり、それを下まわった場合に
は放電状態となる。この基準電圧は、モータ駆動装置3
P3,3T3,3F3を構成するモーター3P5,3T
5,3F5の定格電圧以下であって、蓄電手段Gの充電
回路の内部電圧とされる。
【0017】これにより、駆動部への電源が、蓄電手段
を介して定電圧発生器から供給でき、可動照明器具のラ
ンプと駆動部への電源が、ランプに電力を供給する照明
用電源線で共用できる。
【0018】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、リモコン
可動照明器具特有の熱によるケーブルの劣化や断線を妨
げることができる。また、制御信号用のコネクタが不必
要となるので、耐熱設計に対する自由度が増すとともに
小型化が可能となる。加えて、コネクタをつなぎ込む手
間が省けるので施工のセッティングや器具の検査が容易
になる。さらに、複数の制御信号を送信するためのケー
ブルが不必要となるので組立工数も削減できる。
【0019】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加え更に、低価格で実現することがで
きるという効果を奏する。
【0020】請求項3記載の発明によれば、請求項1乃
至請求項2記載の発明の効果に加え更に、一部無線方式
によるパン軸方向の動作が制御可能になる。
【0021】請求項4記載の発明によれば、請求項1乃
至請求項3記載の発明の効果に加え更に、駆動部への電
源が、充電式駆動電源から供給できるので、可動照明器
具のランプと駆動部への電源が、ランプに電力を供給す
る照明用電源線で共用できるとともに施工が容易となる
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる可動照明器具装置及び可動照明
器具の一実施の形態のブロック図である。
【図2】本発明の可動照明器具の一実施の形態を表わす
図である。
【図3】上記発明の充電式駆動電源を説明する図であ
る。
【図4】上記充電式駆動電源の内部回路図である。
【図5】従来の可動照明器具装置及び可動照明器具の一
実施の形態のブロック図である。
【図6】従来の可動照明器具の一実施の形態を表わす図
である。
【符号の説明】
1 操作卓 2 制御用ジョイントボックス 2 中継制御部 2−1 通信制御回路 2−2 赤外線送信部 3−1、3−2、3−n 可動照明器具 3P,3T,3F 各駆動装置 3P1,3T1,3F1 赤外線送受信部 3P3,3T3,3F3 モータ駆動装置 3P4,3T4,3F4 速度センサ 3P5,3T5,3F5 モータ 4 電源ボックス 5 ランプ電源 6 制御部 7 電源ケーブル 8 照明用電源線 9 伝送ケーブル 10 充電式駆動電源
【手続補正書】
【提出日】平成12年8月9日(2000.8.9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 可動照明器具装置及び可動照明
器具
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、劇場、スタジオ等
で状況に応じて任意にその速度や照射方向を制御できる
可動照明器具装置及び可動照明器具に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】劇場、スタジオ等で使用される可動照明
器具は、任意の位置にスポット投光する機能、すなわち
垂直駆動機能、水平駆動機能、及び焦点調節機能を必要
とし、更に、場合によってはライトの色や形状を変化さ
せる機能等も要求されるので、複数の駆動装置に対して
指令を伝達させる必要がある。図5は、こうしたシステ
ム構成の一例であり可動照明器具3−1、3−2、3−
nと、これらを制御する操作卓1と、可動照明器具の駆
動装置へ電源供給する電源ボックス4と、操作卓1から
の制御信号を中継しそれを該当の可動照明器具へ送る制
御用ジョイントボックス2と、から構成される。
【0003】また図6は、可動照明器具の従来例を示す
ものであり、この可動照明器具は、少なくともランプL
を含む灯体部3の他に、パン(水平)及びチルト(垂
直)の2軸について駆動する駆動装置PM,TMと、フ
ォーカスのレベルを可変せしめる駆動装置FMと、その
駆動装置PM,TM,FMの動作を制御する制御部6及
び、駆動装置PM,TM,FMに電源ボックス4から
電力を供給する電源供給部(不図示)を備えて構成され
る。
【0004】ランプLは、交流電源ACに接続されたラ
ンプ電源5に接続された調光器(不図示)に照明用電源
線8を介して接続され、調光器の操作で光の強弱による
陰影手法により、照明環境の演出を行っており、この調
光器は、天井近傍に設置される可動照明器具の灯体部3
からは離して壁等に設置されて調光操作が行われる。ま
た、このランプLに供給される電源は、調光器により0
〜100%の間で可変とされ、その電圧が駆動部を正常
に動作しない電圧とされる可能性もある。そこで、可動
照明器具には、同一の交流電源ACから、1つは調光器
を介してランプLへ至る照明用電源線8が、もう1つは
直接に電源供給部(不図示)への動力用電源線7が接続
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記のような
可動照明器具の制御については、図6に示すように、操
作卓1より入力されたパン(水平)、チルト(垂直)及
び、フォーカスのレベルを可変せしめる信号は、伝送ケ
ーブル9を介して、制御部6を経由し、駆動装置PM,
TM,FMへ通信を行っていた。また、可動照明器具は
ランプ(光源)Lを内蔵しているため、ライトを点灯す
ると器具自身が高温になり、ケーブルが熱により劣化し
たり、断線したりするという問題があった。このため耐
熱を考慮しながら設計しなければならず設計の自由度が
制約され、設計が困難になるという問題点もあった。更
に、駆動装置に電力を供給する電源ケーブル7について
も同様な問題があった。
【0006】本発明は、上記問題を鑑み成されたもので
あり、その目的とするところは、可動照明器具の熱によ
るケーブルの劣化や断線を妨げることができるとともに
小型化が可能となりさらに、複数の制御信号を送信する
ためのケーブルが不必要となるので組立工数も削減でき
る優れた可動照明器具装置及び可動照明器具を提供する
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
光の照射方向すなわちパン(水平)、チルト(垂直)方
及びフォーカスのレベルを可変せしめる駆動装置を有
し、被照射対象物を照射する複数の可動照明器具と、該
可動照明器具を制御する操作卓と、該操作卓より入力さ
れた速度もしくは、位置指令等の可動照明器具への制御
信号を中継する中継制御部とが伝送手段を介して接続さ
れる可動照明装置において、前記可動照明器具と中継制
御部との間を無線方式により送受信する手段を具備した
ことを特徴とするものである。
【0008】請求項2記載の発明は、前記無線方式によ
り送受信する手段として、赤外線により送受信する装置
を前記中継制御部及び可動照明器具に具備したことを特
徴とするものである。
【0009】請求項3記載の発明は、前記操作卓より入
力され、中継制御部を介して送られてきた速度もしくは
位置指令信号を受ける赤外線送受信部と、光の照射方向
すなわちパン(水平)、チルト(垂直)方向及びフォー
カスのレベルを可変せしめる駆動装置と、該駆動装置の
動作速度もしくは位置を検出するセンサと、駆動装置の
動作を制御する制御部と、を備えた可動照明器具であっ
て、前記赤外線送受信部によって受信された速度もしく
は位置指令信号値と、前記駆動装置の動作速度もしく
は、位置信号を駆動装置に加設されたセンサにより一定
時間毎に検出して、この検出した速度もしくは、位置信
号値との偏差を求め、この偏差がゼロになるように前記
駆動装置への駆動指令値を算出し、該駆動指令値を駆動
装置に対して出力する制御方式を備えた制御部を有する
ことを特徴とするものである。
【0010】請求項4記載の発明は、前記可動照明器具
は、交流電源に照明用電源線により調光器を介して接続
されたランプと、駆動装置を収納する灯体部と、駆動装
置の動作を制御する制御部と、該制御部を介して前記駆
動装置に電力を供給する電源供給部とを有してなる可動
照明器具であって、前記電源供給部は、ランプの調光を
行うための供給電源の一部から充電され、駆動装置を動
作させる場合には、駆動源となり得えるよう整流手段と
蓄電手段とから構成されることを特徴とするものであ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に係わる可動照明器具装置
及び可動照明器具の一実施の形態について、図1乃至図
4を用いて、夫々詳細に説明する。図1は、本発明の可
動照明器具装置及び可動照明器具の一実施の形態のブロ
ック図である。図2は、本発明の可動照明器具の一実施
の形態を表わす図である。
【0012】操作卓1において入力されたパン(水
平)、チルト(垂直)及び、フォーカスのレベルを可変
せしめる可動照明器具3の移動速度信号あるいは、位置
移動信号は、通信回線により該当する図2に示すよう
な、バトンに設置した可動照明器具の中継制御部2に入
力され、図1に示す通信制御回路2−1でデコードされ
た後、赤外線送信部2−2から可動照明器具3の各駆動
装置3P,3T,3Fに設けた赤外線送受信部3P1,
3T1,3F1にそれぞれ送信され、それぞれのMPU
3P2,3T2,3F2に入力される。
【0013】次に、可動照明器具の動作について説明す
るが、ここでは、操作卓1からの移動目標速度指令に関
して説明する。なお、位置信号指令においても、速度指
令の動作と基本的には同様であるので説明は省略する。
操作卓1からの移動目標速度情報を取得した可動照明器
具3のMPU3P2,3T2,3F2は、一定時間毎に
速度センサ3P4,3T4,3F4の検出値をサンプリ
ングして、可動照明器具の速度を逐一確認し、取得した
操作卓1からの目標速度と実際の可動照明器具の速度と
の偏差をゼロにするように、モータ3P5,3T5,3
F5のモータ駆動装置3P3,3T3,3F3に与える
指令値を算出する演算を行い、算出した指令値を信号と
してモータ駆動装置3P3,3T3,3F3に与える。
モータ駆動装置3P3,3T3,3F3は、MPU3P
2,3T2,3F2からの指令信号を基にモータ3P
5,3T5,3F5を駆動させる。
【0014】以上一連の動作を一定時間毎に行うことで
各々のモータを制御し、操作卓1から可動照明器具3を
任意の目標速度で移動させることができる。
【0015】また、図2に示すように、制御信号の伝送
ケーブル9および駆動装置3P,3T,3Fの駆動電源
ケーブル7を取り省き、図3に示す可動照明器具3の調
光を行うための調光回路Tを介して、ランプLへのラン
プ電源5からの出力の一部を、例えば図4の示すような
一般的によく用いられる整流器を介して充電し、駆動装
置を動作させる場合は駆動源となる充電式駆動電源10
を具備している。
【0016】ここで、充電式駆動電源10は、ランプ電
源5から照明用電源線8を介して接続された整流手段D
と、その整流された電源により蓄電する蓄電手段Gとか
ら構成されている。なお、充電式駆動電源10図4
示すように内部抵抗Rと整流器D1とコンデンサCとか
ら構成され、その入力される電圧が一定の基準電圧以上
の時は充電状態となり、それを下まわった場合には放電
状態となる。この基準電圧は、モータ駆動装置3P3,
3T3,3F3を構成するモーター3P5,3T5,3
F5の定格電圧以下であって、蓄電手段Gの充電回路の
内部電圧とされる
【0017】これにより、駆動部への電源が、蓄電手段
を介して定電圧発生器から供給でき、可動照明器具のラ
ンプと駆動部への電源が、ランプに電力を供給する照明
用電源線で共用できる。
【0018】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、リモコン
可動照明器具特有の熱によるケーブルの劣化や断線を妨
げることができる。また、制御信号用のコネクタが不必
要となるので、耐熱設計に対する自由度が増すとともに
小型化が可能となる。加えて、コネクタをつなぎ込む手
間が省けるので施工のセッティングや器具の検査が容易
になる。さらに、複数の制御信号を送信するためのケー
ブルが不必要となるので組立工数も削減できる。
【0019】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加え更に、低価格で実現することがで
きるという効果を奏する。
【0020】請求項3記載の発明によれば、請求項1乃
至請求項2記載の発明の効果に加え更に、一部無線方式
によるパン軸、チルト軸及びフォーカスレベルの動作が
制御可能になる。
【0021】請求項4記載の発明によれば、請求項1乃
至請求項3記載の発明の効果に加え更に、駆動部への電
源が、充電式駆動電源から供給できるので、可動照明器
具のランプと駆動部への電源が、ランプに電力を供給す
る照明用電源線で共用できるとともに施工が容易となる
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる可動照明器具装置及び可動照明
器具の一実施の形態のブロック図である。
【図2】本発明の可動照明器具の一実施の形態を表わす
図である。
【図3】上記発明の充電式駆動電源を説明する図であ
る。
【図4】上記充電式駆動電源の内部回路図である。
【図5】従来の可動照明器具装置及び可動照明器具の一
実施の形態のブロック図である。
【図6】従来の可動照明器具の一実施の形態を表わす図
である。
【符号の説明】 1 操作卓 2 制御用ジョイントボックス 2 中継制御部 2−1 通信制御回路 2−2 赤外線送信部 3−1、3−2、3−n 可動照明器具 3P,3T,3F 各駆動装置 3P1,3T1,3F1 赤外線送受信部 3P3,3T3,3F3 モータ駆動装置 3P4,3T4,3F4 速度センサ 3P5,3T5,3F5 モータ 4 電源ボックス 5 ランプ電源 6 制御部 7 電源ケーブル 8 照明用電源線 9 伝送ケーブル 10 充電式駆動電源 整流手段 蓄電手段 ランプ 調光回路
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光の照射方向及びフォーカスのレベルを
    可変せしめる駆動装置を有し、被照射対象物を照射する
    複数の可動照明器具と、該可動照明器具を制御する操作
    卓と、該操作卓より入力された速度もしくは、位置指令
    等の可動照明器具への制御信号を中継する中継制御部と
    が伝送手段を介して接続される可動照明装置において、
    前記可動照明器具と中継制御部との間を無線方式により
    送受信する手段を具備したことを特徴とする可動照明器
    具装置。
  2. 【請求項2】 前記無線方式により送受信する手段とし
    て、赤外線により送受信する装置を前記中継制御部及び
    可動照明器具に具備したことを特徴とする請求項1記載
    の可動照明器具装置。
  3. 【請求項3】 前記操作卓より入力され、中継制御部を
    介して送られてきた速度もしくは位置指令信号を受ける
    赤外線送受信部と、光の照射方向及びフォーカスのレベ
    ルを可変せしめる駆動装置と、該駆動装置の動作速度も
    しくは位置を検出するセンサと、駆動装置の動作を制御
    する制御部と、を備えた可動照明器具であって、前記赤
    外線送受信部によって受信された速度もしくは位置指令
    信号値と、前記駆動装置の動作速度もしくは、位置信号
    を駆動装置に加設されたセンサにより一定時間毎に検出
    して、この検出した速度もしくは、位置信号値との偏差
    を求め、この偏差がゼロになるように前記駆動装置への
    駆動指令値を算出し、該駆動指令値を駆動装置に対して
    出力する制御方式を備えた制御部を有することを特徴と
    する請求項1乃至請求項2記載の可動照明器具。
  4. 【請求項4】 前記可動照明器具は、交流電源に照明用
    電源線により調光器を介して接続されたランプと、駆動
    装置を収納する灯体部と、駆動装置の動作を制御する制
    御部と、該制御部を介して前記駆動装置に電力を供給す
    る電源供給部とを有してなる可動照明器具であって、前
    記電源供給部は、ランプの調光を行うための供給電源の
    一部から充電され、駆動装置を動作させる場合には、駆
    動源となり得えるよう整流手段と蓄電手段とから構成さ
    れることを特徴とする請求項1乃至請求項3記載の可動
    照明器具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2010027160A2 (ko) * 2008-09-08 2010-03-11 김동천 디지털 스포트라이트
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