JP2001014320A - データ生成装置及びプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 - Google Patents

データ生成装置及びプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体

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JP2001014320A
JP2001014320A JP18187399A JP18187399A JP2001014320A JP 2001014320 A JP2001014320 A JP 2001014320A JP 18187399 A JP18187399 A JP 18187399A JP 18187399 A JP18187399 A JP 18187399A JP 2001014320 A JP2001014320 A JP 2001014320A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】データベースに蓄積されたデータを分析するた
めの視点と対象データの土台とを提供する。 【解決手段】少なくとも一つのテーブルM1〜M4、T
1〜T3を含むデータベース1の内容を、所定単位の時
間、少なくとも一つのテーブルM1〜M4、T1〜T3
の識別情報、少なくとも一つのテーブルM1〜M4、T
1〜T3における項目のうちの少なくとも一つの項目の
取り得る項目値の組合せからなる3つの視点により再構
成するデータ生成装置4を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、業務管理や業務上
の意思決定を支援するための装置であり、RDB(Rela
tional DataBase)に蓄積されたデータに対する比較、
相関関係の抽出、現象の推測等のようなデータ分析を支
援するデータ生成装置及びプログラムを記憶したコンピ
ュータ読み取り可能な記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば事務処理や予約管理、販売管理等
を行うアプリケーションソフトウェアによって形成され
るデータベースに蓄積されたデータを分析する代表的な
技術として、OLAP(Online Analytical Processin
g)や、データマイニング技術がある。
【0003】OLAPは、ユーザに問題点や解決策を提
供し、意思決定をサポートするための技術であり、デー
タを抽出して仮説に基づく分析を行う。
【0004】このOLAPにより、ユーザは分析用の次
元を変えてデータを多角的に比較、分析、グラフ表示す
ることが可能である。例えばOLAPにより「盗難クレ
ジットカードによる1日平均の購買額は、通常の平均値
と比べてどうか?」を分析する場合、分析用の次元に利
用される項目の例として時間、種別、売上金額等があ
る。ユーザはこのような分析に有効とみられる項目を推
測し、次元としてデータベースに予め与えることが必要
である。OLAPは、ユーザによって有効と推測された
項目を次元とし、該当するレコードを抽出してユーザに
提供する。
【0005】OLAPによるデータ分析のためのデータ
構造として、データをCubeとして持つ多次元データ
ベースがある。多次元データベースは、例えば3次元の
構造の場合には、X、Y、Z軸に月別、商品別、担当
別、テリトリー別などのうちの任意の項目(フィール
ド)を配備する。
【0006】すなわち、多次元データベースは、ユーザ
が要求する分析形態に応じて設計可能であり、RDBが
フラットな2次元の表として設計するのに対して、多次
元データベースはCube構造のデータ設計が可能であ
る。
【0007】しかしながら、このような多次元データベ
ースの構築には、各軸の次元を予め決めておく必要があ
り、例えば3次元の場合にはX、Y、Z軸に相当する次
元を予め決めておく必要がある。
【0008】データ分析のためのもう一方の技術である
データマイニング技術は、遺伝的アルゴリズムやニュー
ラルネットワークなどの機械学習の手法に基づいて、
「クレジットカード詐欺につながる購買パターンは
?」、「ダイレクトメールで効率よく契約ができる客層
は?」などの経営やマーケティングに役立つ傾向、関
係、特色、パターンを帰納的に導出する技術である。
【0009】すなわち、このデータマイニング技術は、
データベースに蓄積された生データから帰納的に傾向を
発見する技術であり、有効なデータ分析のためには、蓄
積された生データの質や量が重要となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記に述べた従来のO
LAPや多次元データベースにおいては、次元を予め与
えることにより、該当するレコードを抽出し、Cube
などのデータ構造として、取り出し、加工、編集、比較
を可能にする。
【0011】しかしながら、このOLAPや多次元デー
タベースを使って業務上の意思決定の判断材料となりう
るデータ分析を行うためには、意味のある次元の組合せ
を選択する必要がある。すなわち、どのような観点でデ
ータを抽出し、加工し、比較するのかという観点を明確
にする必要がある。
【0012】データ分析ではこのような次元や観点を具
体的にどのように与えるかが重要であるにもかかわら
ず、従来においては予めこれらの情報を具体的に与える
必要があり、従来のOLAPや多次元データベースは次
元や観点が与えられたならば様々なデータの取り扱いが
できるツールやデータの入れ物といった役割のものしか
存在していない。
【0013】以上のように、従来のOLAPや多次元デ
ータベースは、次元や観点が与えられた場合にこの次元
や観点に応じてデータを取り扱うものであり、分析の発
想や視点そのものをデータベースから作り出すのもでは
ない。
【0014】一方、従来のデータマイニング技術におい
て有効なデータ分析を行うためには、蓄積された生デー
タの質や量が重要である。
【0015】データ分析においては、たとえ十分な量や
質の生データが蓄積されていなくても分析者の経験的知
識やノウハウを活用して分析を進める必要のある場合が
ある。
【0016】また、データの蓄積状況がどのようであっ
ても、均質的な一定レベルの分析を行う必要がある。
【0017】しかしながら、従来のデータマイニング技
術では、データベースの生データの蓄積状況によって分
析結果のレベルにばらつきが発生し、また均質的なデー
タ分析の視点や発想を提供することが困難である。
【0018】本発明は、以上のような実情に鑑みてなさ
れたもので、分析の視点に用いる項目の決定を支援し、
この視点によって取り扱われるデータを提供可能とする
データ生成装置及びプログラムを記憶したコンピュータ
読み取り可能な記憶媒体を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の骨子は、3つの
次元を構成する第1の軸(視点)をデータベース内のテ
ーブルの識別情報とし、第2の軸(視点)をユーザの指
定した条件を満たす時間とし、第3の軸(視点)をユー
ザの指定した条件を満たすデータベース内のテーブルに
おける任意の項目の取り得る項目値の組合せとする多層
入れ子テーブルを生成する点にある。
【0020】以下、本発明を実現するにあたって講じた
具体的手段について説明する。
【0021】第1の発明は、少なくとも一つのテーブル
を含むデータベースの内容を、所定単位の時間、少なく
とも一つのテーブルの識別情報、少なくとも一つのテー
ブルにおける項目のうちの少なくとも一つの項目の取り
得る項目値の組合せからなる3つの視点により再構成す
るデータ生成装置である。
【0022】この第1の発明のデータ生成装置は、デー
タベースに蓄積された2次元の表形式のデータを「デー
タベース内のテーブル(表)の識別情報(名称)」、
「時間」、「項目(種別やID等)の取り得る項目値の
組合せ」の3つの視点により再構成し、新たに1つの入
れ子構造のデータを生成する。
【0023】生成されたデータにおいて「項目値の組合
せ」は、データ分析(比較、相関関係、推測)のための
視点を決定する際に参考にすることができる。
【0024】また、データ分析の際には、決定した分析
の視点に基づいて時間単位毎、テーブルの種類毎に該当
データを取り出し、データ比較、相関関係の抽出、現象
の推測を行うことができる。
【0025】第2の発明は、少なくとも一つのテーブル
を含むデータベースの内容と、時間に関する条件と、少
なくとも一つのテーブルにおける項目のうちの少なくと
も一つの項目の取り得る項目値に関する項目値条件とに
基づいて、少なくとも一つのテーブルの識別情報を第1
の視点とし、時間に関する条件を満たす時間を第2の視
点とし、項目値条件を満たす項目値の組合せを第3の視
点とする多層入れ子テーブルを生成する多層入れ子テー
ブル生成手段と、少なくとも一つのテーブルの中から第
1乃至第3の視点に該当するレコードを抽出して多層入
れ子テーブルに格納する格納手段とを具備したデータ生
成装置である。
【0026】また、第3の発明は、少なくとも一つのテ
ーブルを含むデータベースの内容と、時間に関する条件
と、少なくとも一つのテーブルにおける項目のうちの少
なくとも一つの項目の取り得る項目値に関する項目値条
件とに基づいて、時間に関する条件を満たす具体的な時
間と項目値条件を満たす具体的な項目値とを求める条件
処理手段と、条件処理手段によって求められた具体的な
項目値に基づいて、この具体的な項目値の組合せを求め
る組合せ生成手段と、少なくとも一つのテーブルの識別
情報を第1の視点とし、条件処理手段によって求められ
た具体的な時間を第2の視点とし、組合せ生成手段によ
って求められた具体的な項目値の組合せを第3の視点と
する多層入れ子テーブルを生成する多層入れ子テーブル
生成手段と、データベースの内容を読み込んで、多層入
れ子テーブルに格納すべきレコードを抽出する抽出手段
と、抽出手段によって抽出されたレコードを多層入れ子
テーブルの該当位置に格納する格納手段とを具備したデ
ータ生成装置である。
【0027】この第2及び第3の発明のデータ生成装置
では、データ分析を行う際の視点となりうる3つの要素
を軸として、データベース内に蓄積されているデータを
再構成する。
【0028】第1の視点はデータベース内の全てのテー
ブルの識別情報(名称)であり、第2の視点は時間であ
り、第3の視点はデータベース内のテーブルで利用され
ている任意の項目(Viewともいう。例えば利用者におけ
る購入量分類(ランク)、性別等がある)の取りうる項
目値(Valueともいう。例えば具体的な購入量分類のA
ランク、Bランク、Cランク、具体的な性別の男、女
等)の各種組合せである。
【0029】この第2及び第3の発明のデータ生成装置
は、データベースの内容を読み込んでテーブルの名称を
特定し、分析に用いる時間を特定し、分析に用いる項目
の取りうる項目値の組合せを特定し、データ分析のため
の視点を具体的に提供する。
【0030】そして、データベースに蓄積された少なく
とも一つの2次元の表形式のデータを「テーブルの名
称」、「時間」、「分析に用いる項目の取りうる項目値
の組合せ」の3つの視点により再構成して多層入れ子テ
ーブルとし、データベース内の2次元の表形式データを
この多層入れ子テーブルに配置する。
【0031】多層入れ子テーブルは、データ分析のため
の視点からなる次元を備えており、データベースからそ
の次元毎にテーブルを抽出したデータ集合である。
【0032】このように第2及び第3の発明のデータ生
成装置では、データ分析のための具体的な視点及びその
視点に基づいてレコードを抽出、分類、生成し、その視
点に基づいてデータを蓄積する。
【0033】例えば、ユーザは、多層入れ子テーブルの
第3の視点を参照した結果、購入量がAランク又はBラ
ンクであり性別が男の利用者に関する販売状況に関心を
持つことができる。
【0034】また、第1の視点を参照して販売状況の分
析に適したテーブルを選択することができる。
【0035】そして、第2の視点を参照して販売状況の
分析に適したテーブルによる時間毎の変化を調べること
ができる。
【0036】このように、第2及び第3の発明のデータ
生成装置においては、データ分析の発想や視点と、この
データ分析の源となるデータをデータベースの内容から
作成することができる。また、データベースのデータ量
に関係なく、均質的にデータ分析の視点や発想を提供す
ることができる。
【0037】第4の発明は、コンピュータに、少なくと
も一つのテーブルを含むデータベースの内容を、所定単
位の時間、少なくとも一つのテーブルの識別情報、少な
くとも一つのテーブルにおける項目のうちの少なくとも
一つの項目の取り得る項目値の組合せからなる3つの視
点により再構成させる機能を実現させるプログラムを記
憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体である。
【0038】また、第5の発明は、コンピュータに、少
なくとも一つのテーブルを含むデータベースの内容と、
時間に関する条件と、少なくとも一つのテーブルにおけ
る項目のうちの少なくとも一つの項目の取り得る項目値
に関する項目値条件とに基づいて、少なくとも一つのテ
ーブルの識別情報を第1の視点とし、時間に関する条件
を満たす時間を第2の視点とし、項目値条件を満たす項
目値の組合せを第3の視点とする多層入れ子テーブルを
生成させる多層入れ子テーブル生成機能と、少なくとも
一つのテーブルの中から第1乃至第3の視点に該当する
レコードを抽出して多層入れ子テーブルに格納させる格
納機能とを実現させるプログラムを記憶したコンピュー
タ読み取り可能な記憶媒体である。
【0039】また、第6の発明は、コンピュータに、少
なくとも一つのテーブルを含むデータベースの内容と、
時間に関する条件と、少なくとも一つのテーブルにおけ
る項目のうちの少なくとも一つの項目の取り得る項目値
に関する項目値条件とに基づいて、時間に関する条件を
満たす具体的な時間と項目値条件を満たす具体的な項目
値とを求めさせる条件処理機能と、条件処理機能によっ
て求められた具体的な項目値に基づいて、この具体的な
項目値の組合せを求めさせる組合せ生成機能と、少なく
とも一つのテーブルの識別情報を第1の視点とし、条件
処理機能によって求められた具体的な時間を第2の視点
とし、組合せ生成機能によって求められた具体的な項目
値の組合せを第3の視点とする多層入れ子テーブルを生
成させる多層入れ子テーブル生成機能と、データベース
の内容を読み込んで、多層入れ子テーブルに格納すべき
レコードを抽出させる抽出機能と、抽出機能によって抽
出されたレコードを多層入れ子テーブルの該当位置に格
納させる格納機能とを実現させるプログラムを記憶した
コンピュータ読み取り可能な記憶媒体である。
【0040】第4乃至第6の発明は、それぞれ第1乃至
第3の発明で説明したデータ生成装置の機能をコンピュ
ータにより実現するためのプログラムを記憶したコンピ
ュータ読み取り可能な記憶媒体である。
【0041】このようなプログラムを記憶した記憶媒体
を用いることによって、上述した機能を有していない計
算機やデータベースシステムに対しても、簡単に上述し
た機能を付加することができる。
【0042】第7の発明は、少なくとも一つのテーブル
の識別情報を第1の視点とし、時間に関する条件を満た
す時間を第2の視点とし、少なくとも一つのテーブルに
おける項目の値に関する条件を満たす項目値の組合せを
第3の軸とし、少なくとも一つのテーブルの中から第1
乃至第3の視点の該当位置にレコードを格納した多層入
れ子テーブルを記憶したコンピュータ読み取り可能な記
憶媒体である。
【0043】この第7の発明において記載されている多
層入れ子テーブルを実現することで、上述した作用効果
を得ることができる。
【0044】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について説明する。
【0045】(第1の実施の形態)本実施の形態におい
ては、テーブルの名称を第1の視点とし、時間を第2の
視点とし、ユーザの要求する項目の取り得る項目値の全
ての組合せを第3の軸とする多層入れ子テーブルを生成
するデータ生成装置について説明する。
【0046】図1は、本実施の形態に係るデータ生成装
置の構成を示すブロック図である。
【0047】データベース1は、通常の業務系システ
ム、基幹系システムによって得られたデータを蓄えてい
るRDBである。このデータベース1のテーブルM1〜
M4、T1〜T3に蓄えられているデータが分析の対象
となる。
【0048】時間に関する条件(以下、「時間条件」と
いう)2とは、データ分析を行う際にどのような期間
で、またどのような時間の間隔でデータを再構成するか
を示す分析の条件であり、ユーザが設定する。
【0049】項目と項目値に関する条件(以下、「項目
値条件」という)3とは、データベース1内のどのテー
ブルにおけるどの項目(View)の項目値(Value)を、
どのように組合せるかを示す分析の条件であり、ユーザ
が設定する。
【0050】ここで、項目とは、例えば利用者ID、種
別、購入量の分類、性別等のようなデータベース1内の
テーブルM1〜M4、T1〜T3に利用されているデー
タ項目のことを指す。また、項目値とは項目の持つ値を
示し、例えば性別の項目値には「男」、「女」があり、
購入量の分類の項目値には大量を示す「Aランク」、少
量を示す「Bランク」等がある。
【0051】本実施の形態に係るデータ生成装置4は、
データベース1に蓄積された2次元の表形式データと、
時間条件2と、項目値条件3とを入力する。すると、2
次元の表形式データを「データベース1の持つ全てのテ
ーブルM1〜M4、T1〜T3の名称」、「時間」、
「テーブルM1〜M4、T1〜T3における任意の項目
の取りうる項目値の組合せ」の3つの視点により再構成
し、多層入れ子テーブル5を生成する。
【0052】このデータ生成装置4は、条件処理部6、
組合せ生成部7、多層入れ子テーブル生成部8により再
構成後のデータ構造(スキーマ)を求める。そして、抽
出部9、格納部10により再構成後のデータ構造を実現
するデータを格納する。
【0053】条件処理部6は、時間条件2と項目値条件
3とを入力して認識し、またデータベース1の内容を読
み込んで各条件2、3のデータへの変換・展開を行うこ
とにより、時間条件2を満たす具体的な時間と項目値条
件3を満たす具体的な項目値とを求める。
【0054】例えば、1990年から1992年までのデータを
1年毎に整理する旨の時間条件が指定されている場合に
は、この条件処理部6は具体的な時間として「1990」、
「1991」、「1992」を求める。また、例えば項目として
「購入量の分類」と「性別」とが項目値条件3で指定さ
れている場合には、条件処理部6は、具体的な項目値と
して「購入量の分類」の項目値である「Aランク」、
「Bランク」を求め、さらに「性別」の項目値である
「男」、「女」を求める。
【0055】組合せ生成部7は、項目内組合せ生成部7
a及び項目間組合せ生成部7bとから構成される。
【0056】項目内組合せ生成部7aは、条件処理部6
で処理された項目値条件3に基づいて求められた具体的
な項目値を、各項目内で組み合わせる。
【0057】この項目内組合せ生成部7aは、例えば、
項目「購入量の分類」に関する項目値「A」、「B」
を、「AランクでもBランクでもない」、「Aラン
ク」、「Bランク」、「Aランク又はBランク」と組み
合わせる。また、項目「性別」に関する項目値「男」、
「女」を、「男でも女でもない場合(性別が指定されて
いない場合)」、「男」、「女」、「男又は女」と組み
合わせる。
【0058】続いて、項目間組合せ生成部7bは、項目
内組合せ生成部7aで組み合わされた各項目毎の項目値
の組合せをさらに各項目間で組み合わせる。
【0059】この項目間組合せ生成部7bにより、例え
ば「AランクでもBランクでも男でも女でもない」、
…、「Bランクであり男」、…、「Aランクであり男又
は女」、…、「Aランク又はBランクであり男又は女」
というような、各項目の取りうる項目値の組合せが求め
られる。
【0060】多層入れ子テーブル生成部8は、データベ
ース1に蓄積されたテーブルM1〜M4、T1〜T3の
名称を第1の視点とし、条件処理部6で処理をした時間
条件3を満たす時間1990〜1992を第2の視点とし、組合
せ処理部7で生成した項目値条件に基づく項目値の組合
せを第3の視点とする多層入れ子テーブル5のスキーマ
を生成する。
【0061】抽出部9は、データベース1の内容を読み
込み、多層入れ子テーブル5のデータを生成する際に必
要となるレコードを抽出する。すなわち、この抽出部9
は、3つの視点に該当するレコードをデータベース1内
のテーブルM1〜M4、T1〜T3の中から抽出する。
【0062】例えば、テーブルT1において1998年に
「Bランクの男」に該当するデータベース1内の全ての
レコードは、多層入れ子テーブル5において第1の視点
が「テーブルT1」であり、第2の視点が「1998年」で
あり、第3の視点が「Bランクの男」となる位置用の集
合データ11として抽出される。
【0063】格納部10は、抽出部9によって抽出され
たレコードを、多層入れ子テーブル生成部8によって生
成された多層入れ子テーブル5のスキーマにおける該当
位置に配置、登録する。
【0064】このような構成を有するデータ生成装置4
によって生成される多層入れ子テーブル5は、データ分
析用のデータを蓄積するテーブルである。この多層入れ
子テーブル5は、データベース1の持つテーブルの名
称、時間、任意の項目の取り得る項目値の組合せからな
る3つの視点による軸を持つ。そして、多層入れ子テー
ブル5の3つの軸からそれぞれ値を選択した時の交点位
置には、所定の時間に該当し、所定のテーブルに保持さ
れており、所定の分析観点に該当するレコードが抽出さ
れたものである2次元のテーブルが存在する。
【0065】多層入れ子テーブル5は、条件に合致する
全ての時間の観点、及び条件に合致する項目値の組合せ
の観点から、データベース内の全てのテーブルに対して
再構成を実行したデータ集合である。
【0066】この多層入れ子テーブル5を利用すること
で、「テーブルの名称」、「時間」、「項目値の組合
せ」からなる3つの視点の任意の組合せ(一つを選択
し、他の2つの組合せを考えて得られる)によって、デ
ータをまとめたり、並べて比較することが可能であり、
そのために多層入れ子テーブル5は複数の層をなしてい
る。また、多層入れ子テーブル5の中にはさらに3つの
視点に該当するレコードの集合テーブルが入れ子状態に
格納されている。
【0067】上記のような構成を有するデータ生成装置
4における動作について以下に説明する。
【0068】図2は、本実施の形態に係るデータ生成装
置4の動作を示すフロー図である。
【0069】例えば事務処理や予約管理ソフトウェアや
販売管理ソフトウェア等のようなアプリケーションソフ
トウェアによってデータベース1にデータが蓄積されて
いるとする。
【0070】ユーザが時間条件2と項目値条件3とをデ
ータ生成装置4に入力すると、条件処理部6によってデ
ータベース1の内容が読み込まれ、入力された各条件
3、4が認識され具体的なデータに変換・展開される
(s1)。
【0071】次に、この条件処理部6による項目値条件
3の展開で得られたデータを用いて各項目毎の項目値の
組合せが項目内組合せ生成部7aによって生成される
(s2)。
【0072】次に、この項目内組合せ生成部7aによっ
て生成された項目毎の項目値の組合せが、項目間組合せ
生成部7bによって各項目間でさらに組み合わされる
(s3)。
【0073】次に、多層入れ子テーブル生成部8によっ
てデータベース1の内容が読み込まれ、読み込んだデー
タベース1内の各テーブルM1〜M4、T1〜T3の名
称を第1の視点とし、先の条件処理部6の処理によって
得られた時間を第2の視点とし、先の項目間組合せ生成
部7aの処理によって得られた各項目間の項目値の組合
せを第3の視点とする多層入れ子テーブル5のスキーマ
が生成される(s4)。
【0074】次に、抽出部9によってデータベース1の
内容が読み込まれ、多層入れ子テーブル5のデータ生成
に必要となるレコードが抽出される(s5)。
【0075】そして、抽出部9による処理で得られたレ
コードが、格納部10によって多層入れ子テーブル5の
該当位置に配置される(s6)。
【0076】一般的に、事務処理や予約管理、販売管理
等を行うアプリケーションソフトウェアによって蓄積さ
れたデータを分析する際には、所定の時間毎のデータの
変化・推移を観察する傾向があり、また様々な項目値を
視点として分析を行う傾向がある。
【0077】このような実情を考慮し、本実施の形態に
係るデータ生成装置4においては、時間、テーブル種
類、分析視点となりうる項目値の組合せによりデータベ
ース1内のデータを再構成し、多層入れ子テーブル5を
生成する。
【0078】生成された多層入れ子テーブル5には、分
析の視点となりうる項目値の組合せが列挙されているた
め、ユーザはこの多層入れ子テーブル5を用いてデータ
分析(比較、相関関係、推測)のための視点とその視点
に基づくテーブルの候補を取得することができる。
【0079】また、この多層入れ子テーブル5にレコー
ドを格納することで、データ分析のための対象データの
保管場所と取得方法を統一することができる。
【0080】また、この多層入れ子テーブル5にレコー
ドを格納することで、事務処理システム等のデータベー
スにおけるデータ分析のための対象データのソース
(源)を提供することができる。
【0081】また、データ分析のためのプログラム(デ
ータの検索、抽出、分類、数え上げ、集計等の計算)を
予め作成していなくても、この多層入れ子テーブル5を
利用することで容易にデータ分析を実行することができ
る。
【0082】また、データベース1内のデータの量や質
に影響されず均質的な分析を実行することができる。
【0083】(第2の実施の形態)本実施の形態におい
ては、上記第1の実施の形態で説明したデータ生成装置
4に関して、具体的な例を挙げてさらに詳細に説明す
る。
【0084】本実施の形態において述べるデータ生成装
置は図1に示すデータ生成装置4と同様の装置であるた
め、図1と同一の要素には同一の符号を付して説明す
る。
【0085】まず、本実施の形態におけるデータベース
1の状態について説明する。
【0086】図3は、本実施の形態においてデータベー
ス1に蓄積されているテーブルとこの各テーブル間の関
係を例示する概念図であり、各テーブルは施設の予約管
理システムによって蓄積されるデータを保持する。ここ
で、テーブルM1〜M4はマスタテーブルであり、予約
管理の基本となる情報を有する。一方、テーブルT1〜
T3はトランザクションテーブルであり予約がなされる
度に適宜設けられる。
【0087】利用者情報テーブルM1は、施設の使用を
申し込む利用者に関する情報を保持するマスタテーブル
であり、登録日付、利用者ID、利用者名、性別、ラン
ク、連絡先を項目として有する利用者情報を記憶する。
【0088】スタッフ情報テーブルM2は、施設の管理
スタッフに関する情報を保持するマスタテーブルであ
り、登録日付、スタッフID、スタッフ名、性別、職
種、所属を項目として有するスタッフ情報を記憶する。
【0089】施設情報テーブルM3は、予約することが
可能な施設に関する情報を保持するマスタテーブルであ
り、登録日付、施設ID、施設名、利用料金を項目とし
て有する施設情報を記憶する。
【0090】備品情報テーブルM4は、利用申し込み可
能な備品に関する情報を保持するマスタテーブルであ
り、登録日付、備品ID、備品名、利用料金を項目とし
て有する備品情報を記憶する。
【0091】予約情報テーブルT1は、施設が予約され
た場合のこの予約の内容に関する情報を保持するトラン
ザクションテーブルである。この予約情報テーブルT1
は、登録日付、予約番号、予約開始日(利用開始日)、
予約終了日(利用終了日)、予約種別、利用者ID、予
約を受け付けたスタッフID、イベント情報、見積料金
を項目として有する予約情報を記憶する。
【0092】予約施設情報テーブルT2は、施設が予約
された場合の当該予約された施設に関する情報を保持す
るトランザクションテーブルであり、登録日付、予約番
号、施設分類番号、予約日付(施設を利用する日付)、
予約開始時間(施設の利用開始時間)、予約終了時間
(施設の利用終了時間)、予約施設ID、料金を項目と
して有する予約施設情報を記憶する。
【0093】予約備品情報テーブルT3は、施設が予約
された場合に共に予約された備品に関する情報を保持す
るトランザクションテーブルであり、登録日付、予約番
号、備品分類番号、予約日付、予約開始時間、予約終了
時間、予約備品ID、料金を項目として有する予約備品
情報を記憶する。
【0094】この図3に示す各テーブル間の関係は、直
線又は折れ線、端点「・」、端点「◇」によって表され
ている。
【0095】直線又は折れ線は、結合されているテーブ
ル間で所定の関係がある旨を示している。
【0096】端点「・」は、テーブル間においてこの端
点「・」側のテーブルの多重度が1以上である旨を示し
ている。
【0097】例えば、利用者は複数の予約を行う場合が
あるため、利用者情報テーブルM1の1件の利用者情報
は、予約情報テーブルT1の複数の予約情報に対応する
場合がある。同様に、ある予約において複数の施設が予
約される場合があるため、予約情報テーブルT1の1件
の予約情報は、予約施設情報テーブルT2の複数の予約
施設情報に対応する場合がある。端点「・」に関して他
の場合も同様である。
【0098】端点「◇」は、テーブル間においてこの端
点「◇」側のテーブルが他方の側のテーブルから参照さ
れる旨を示している。
【0099】例えば、予約情報の要素である利用者ID
をキーとして利用者情報テーブルM1の利用者情報を参
照することで、施設を予約した利用者に関する利用者情
報を特定することができ、これにより予約した利用者の
性別やランク等を調べることができる。同様に、予約施
設情報の要素である予約施設IDをキーとして施設情報
テーブルM3の施設情報を参照することで、予約された
施設に関する施設情報を特定することができ、これによ
り予約された施設の利用料金や施設名を得ることができ
る。他の端点「◇」も同様である。
【0100】表1は、上記図3の利用者情報テーブルM
1の記憶内容の例であり、マスタテーブルであるこの利
用者情報テーブルM1には先に述べたように「登録日
付」、「利用者ID」、「利用者名」、「性別」、「ラ
ンク」、「連絡先」の項目からなる利用者情報が集めら
れている。
【0101】
【表1】
【0102】この利用者情報テーブルM1の各行は1件
のレコードを示している。例えば1行目のレコードは、
利用者名「鈴木太郎」の登録日付は「1998/12/25」であ
り、性別は「男」であり、ランクは「A」であり、連絡
先は「府中市」であり、登録時に予約管理システムのア
プリケーションによって利用者ID「R001」が自動的に
発番されて付されている。その他の利用者情報も同様で
ある。
【0103】表2は、上記図3のスタッフ情報テーブル
M2の記憶内容の例であり、マスタテーブルであるこの
スタッフ情報テーブルM2には先に述べたように「登録
日付」、「スタッフID」、「スタッフ名」、「性
別」、「職種」、「所属」の項目からなるスタッフ情報
が集められている。
【0104】
【表2】
【0105】このスタッフ情報テーブルM2の各行は1
件のレコードを示している。例えば1行目のレコード
は、スタッフ名「山田一郎」の登録日付は「1998/12/2
5」であり、性別は「男」であり、職種は「スタッフ」
であり、所属は「管理部」であり、登録時に予約管理シ
ステムのアプリケーションによってスタッフID「S00
1」が自動的に発番されて付されている。その他のスタ
ッフ情報も同様である。
【0106】表3は、上記図3の施設情報テーブルM3
の記憶内容の例であり、マスタテーブルであるこの施設
情報テーブルM3には先に述べたように「登録日付」、
「施設ID」、「施設名」、「利用料金」の項目からな
る施設情報が集められている。
【0107】
【表3】
【0108】この施設情報テーブルM3の各行は1件の
レコードを示している。例えば1行目のレコードは、施
設名「大会議室」の登録日付は「1998/12/01」であり、
利用料金は「300000」であり、登録時に予約管理システ
ムのアプリケーションによって施設ID「F0001」が自
動的に発番されて付されている。その他の施設情報も同
様である。
【0109】表4は、上記図3の備品情報テーブルM4
の記憶内容の例であり、マスタテーブルであるこの備品
情報テーブルM4には先に述べたように「登録日付」、
「備品ID」、「備品名」、「利用料金」の項目からな
る備品情報が集められている。
【0110】
【表4】
【0111】この備品情報テーブルM4の各行は1件の
レコードを示している。例えば1行目のレコードは、備
品名「音響装置A」の登録日付は「1998/12/01」であ
り、「利用料金」は「100000」であり、登録時に予約管
理システムのアプリケーションによって備品ID「E000
1」が自動的に発番されて付されている。その他の備品
情報も同様である。
【0112】表5は、上記図3の予約情報テーブルT1
の記憶内容の例であり、トランザクションテーブルであ
るこの予約情報テーブルT1には先に述べたように「登
録日付」、「予約番号」、「予約開始日」、「予約終了
日」、「予約種別」、「利用者ID」、「スタッフI
D」、「イベント情報」、「見積料金」の項目からなる
予約情報が集められている。
【0113】
【表5】
【0114】この予約情報テーブルT1の各行は、予約
管理システムのアプリケーションによって管理される予
約の内容を1件のレコードとして示している。例えば、
1行目のレコードは、登録日付「1998/12/07」、予約開
始日「1999/01/20」、予約終了日「1999/01/21」、予約
種別「会議」、利用者ID「R001」、スタッフID「S0
01」、イベント情報「ソフトウェア工学国際会議」、見
積料金「650000」であり、登録時に予約管理システムの
アプリケーションによって予約ID「Y000001」が自動
的に発番された予約情報を示している。他の予約情報も
同様である。
【0115】表6は、上記図3の予約施設情報テーブル
T2の記憶内容の例であり、トランザクションテーブル
であるこの予約施設情報テーブルT2には先に述べたよ
うに「登録日付」、「予約番号」、「施設分類番号」、
「予約日付」、「予約開始時間」、「予約終了時間」、
「予約施設ID」、「料金」の項目からなる予約施設情
報が集められている。
【0116】
【表6】
【0117】この予約施設情報テーブルT2の各行は、
予約された施設の内容を1件のレコードとして示してい
る。例えば、1行目のレコードは、予約番号「Y00000
1」の予約において利用される施設には予約施設ID「F
0001」の施設があり、登録日付「1998/12/07」、施設分
類番号「1」、予約日付「1998/01/20」、予約開始時間
「9:00」、予約終了時間「12:00」、料金「300000」で
ある旨を示す予約施設情報である。その他の予約施設情
報も同様であり、例えば2行目のレコードは予約番号
「Y000001」の予約において利用される施設に予約施設
ID「F0002」がある旨を示している。
【0118】表7は、上記図3の予約備品情報テーブル
T3の記憶内容の例であり、トランザクションテーブル
であるこの予約備品情報テーブルT3には先に述べたよ
うに「登録日付」、「予約番号」、「備品分類番号」、
「予約日付」、「予約開始時間」、「予約終了時間」、
「予約備品ID」、「料金」の項目からなる予約備品情
報が集められている。
【0119】
【表7】
【0120】この予約備品情報テーブルT3の各行は、
予約された備品の内容を1件のレコードとして示してい
る。例えば、1行目のレコードは、予約番号「Y00000
1」の予約において利用される備品には予約備品ID「E
0001」の備品があり、登録日付「1998/12/07」、備品分
類番号「1」、予約日付「1998/01/20」、予約開始時間
「9:00」、予約終了時間「12:00」、料金「100000」で
ある旨を示す予約備品情報である。その他の予約備品情
報も同様であり、例えば2行目のレコードは予約番号
「Y000001」の予約において利用される備品に予約備品
ID「E0002」がある旨を示している。
【0121】次に、本実施の形態における時間条件2に
ついて説明する。
【0122】本実施の形態において時間条件2は、第1
の時間条件12と第2の時間条件13とからなる。
【0123】図4は、本実施の形態における第1の時間
条件12の記述形式を示す概念図である。
【0124】この第1の時間条件12は、各テーブルの
名称(label)とこのテーブルにおいて日付を示す項目
の全てのリスト(L)とによりサブリストを構成し、さ
らにこの各テーブル(label)毎のサブリストによりリ
ストを構成した記述形式である。この記述形式により、
データベース1内の各テーブルのデータ項目のうち、時
間に関係するデータ項目が列挙されて記述される。
【0125】図5は、この第1の時間条件12の記述形
式にしたがって記述された条件の具体例を示す概念図で
ある。
【0126】第1の時間条件12の記述形式にしたがっ
て記述されたこの条件14は、各テーブルM1〜M4、
T1〜T3とこの各テーブルM1〜M4、T1〜T3の
日付を示す全ての項目のリストとを関係付けてサブリス
トを構成しており、さらにサブリスト全体でリストを構
成した記述となっており、これによりテーブルM1〜M
4、T1〜T3における時間に関係するデータの項目を
列挙している。
【0127】図6は、本実施の形態における第2の時間
条件13の記述形式を示す概念図である。
【0128】この第2の時間条件13では、データベー
ス1のデータ再構成を行う場合の時間軸の開始時点及び
終了時点、さらにその開始時点から終了時点までの間を
プロットする時間間隔を設定するために、開始、終了、
粒度とが記述される。
【0129】図7は、第2の時間条件13の記述形式に
したがって記述された条件の具体例を示す概念図であ
る。
【0130】この条件15では、1998年12月から1999年
6月までの期間を、月毎に区切って時間軸を生成する旨
が記述されている。
【0131】次に、本実施の形態における項目値条件3
について説明する。
【0132】図8は、本実施の形態における項目値条件
3を設定するための記述形式を示す概念図である。この
項目値条件3は、3つのサブリストL1〜L3から構成
されるリストLにより記述することを厳密に定義してい
る。
【0133】第1のサブリストL1は、データベース1
内のデータを再構成するために用いるテーブルの名称
(label)とその項目とを関係付けて構成されるリスト
である。すなわち、この第1のサブリストL1はViewに
相当するデータの項目を列挙したリストである。
【0134】第2のサブリストL2は、第1のサブリス
トL1で記述されている各項目の順番にあわせて、各項
目の取り得る項目値(Value)のリストか、あるいは項
目値が予め定義されていない場合にどのように取り扱う
かを識別するための文字列であるラベルを列挙したリス
トである。このラベルの例としては、アプリケーション
により自動的に付される各種のID番号等があり、この
場合ラベルとして「自動発番」が記述される。
【0135】なお、第1のサブリストL1で列挙した各
項目の順番にあわせて、この各項目の取り得る項目値の
リスト又はラベルが列挙される点に関しては、第2のサ
ブリストL2の記述L21で示されている。
【0136】第3のサブリストL3は、第1のサブリス
トL1で記述されている各項目の順番にあわせて、各項
目の取り得る項目値の組合せの生成方法を記述したリス
トである。
【0137】組合せの生成方法は、それぞれC(1)〜C(k)
で記述される。すなわち、この組合せの生成方法C(1)〜
C(k)はViewに対するValueの組合せをどのように生成す
るか識別させるための記述である。
【0138】例えばC(1)は、Viewが取り得るm個のValue
のうち、1個をとる組合せ(m通り)を生成する旨を示
す。すなわち、このC(1)は、その項目の取り得る項目値
に関して2つ以上の要素からなる組合せを生成しない旨
を示す。
【0139】また、C(k)はViewが取り得るm個のValueの
うち、重複を許さず0個以上m個をとる組合せを生成する
旨を示す。すなわち、このC(k)はその項目の取り得る項
目値に関する全ての組合せを生成する旨を示す。このC
(1)〜C(k)の説明は、記述31で述べている。
【0140】その他にも、この組合せの生成方法とし
て、その項目の取り得る項目値に関する任意の2つの要
素による組合せのみを生成する方法を指定可能としても
よい。また、その項目の取り得る各項目値1つと、その
項目の取り得る各項目値の全ての結合とを生成する方法
を指定可能としてもよい。このように、組合せの生成方
法には様々なものが利用できる。
【0141】なお、第1のサブリストL1で列挙した各
項目の順番にあわせて、第2のサブリストL2の要素で
ある各項目の取り得る項目値のリスト又はラベルを列挙
しており、さらに第1のサブリストL1で列挙した各項
目の順番にあわせて、各項目に対応する組合せの生成方
法を列挙する点に関しては、第3のサブリストL3の記
述L32で示されている。
【0142】図9は、上記図8のような本実施の形態に
おける項目値条件3の記述形式にしたがって記述された
条件の具体例を示す概念図である。
【0143】この条件16では、第1のサブリストL1
において、「テーブルM1の利用者ID」、「テーブル
M1の性別」、「テーブルM1のランク」、「テーブル
T1の予約番号」からなる項目によりデータの再構成を
実行する旨が記述されている。
【0144】また、第1のサブリストL1に記述した
「テーブルM1の利用者ID」の項目値は利用者が追加
される毎に発番する番号であり、データ分析時のデータ
ベース1のレコードの登録状態から抽出可能なため、
「自動発番」というラベルが第2のサブリストL2に記
述されている。さらに、「テーブルM1の性別」の項目
値は「男」または「女」であり、「テーブルM1のラン
ク」の項目値は「A」または「B」または「C」である
旨が第2のサブリストL2に記述されている。さらに、
「テーブルT1の予約番号」の項目値も予約情報が追加
される毎に発番する番号であるため「自動発番」という
ラベルが第2のサブリストL2に記述されている。この
項目値又はラベルの記述順序は第1のサブリストL1に
おける項目の記述順序に対応している。
【0145】さらに、第1のサブリストL1に記述した
「テーブルM1の利用者ID」の「自動発番」の組合せ
生成方法は「C(1)(項目値1個以下の組合せ)」であ
り、「テーブルM1の性別」の項目値「男、女」の組合
せ生成方法は「C(k)(項目値0以上全ての組合せ)」で
あり、「テーブルM1のランク」の項目値「A、B、
C」の組合せ生成方法は「C(k)」であり、「テーブルT
1の予約番号」の「自動発番」の組合せ生成方法は「C
(1)」である旨が第3のサブリストL3に記述されてい
る。この組合せ生成方法の記述順序は第1のサブリスト
L1における項目の記述順序に対応している。
【0146】次に、本実施の形態に係るデータ生成装置
4によって生成された多層入れ子テーブル5について説
明する。
【0147】図10は、本実施の形態に係るデータ生成
装置4によって生成された多層入れ子テーブル5の例を
示す概念図である。
【0148】ここでは、このデータ生成装置4に上記図
5及び図7で示す第1及び第2の時間条件14,15が
入力され、また項目値条件3として[[(M1,性別)],
[男,女],[C(k)]]が入力され、さらに上記図3に示す
データベース1が読み込まれて生成された多層入れ子テ
ーブル5を示している。
【0149】また、ここでは、いずれかのテーブルが日
付を示す項目を複数持つ場合に、日付を示す項目を列挙
したリスト内で先頭に記述されている項目を用いてデー
タの再構成を実現する。しかしながら、これに限定され
るものではなく、例えば日付を示す複数の項目の全てを
用いてデータの再構成を実現するとしてもよい。
【0150】この多層入れ子テーブルは、1998年12月を
開始年月とし、1999年6月を終了年月とし、時間間隔を
年月とした時間条件15に基づいて、1998年12月分から
1999年6月分までの7層の入れ子テーブル51〜57が
生成される。
【0151】ここで、時間軸が1998年12月の入れ子テー
ブル51を見ると、この入れ子テーブル51は、テーブ
ルの名称M1〜M4、T1〜T3毎に列を形成してい
る。また、この入れ子テーブル51は、項目値条件3で
ある[[(M1,性別)],[男,女],[C(k)]]に基づき、
「男」、「女」、「男又は女」、「男でも女でもない
(性別が指定されていない)」の4態様毎の行を形成し
ている。
【0152】この入れ子テーブル51の行と列の交点も
またテーブルを表している。例えば、入れ子テーブル5
1のテーブルM1の列において項目値の組合せが「男」
の位置には、テーブルM1−1が配置されている。この
テーブルM1−1は、テーブルM1のレコードから性別
が「男」に該当するレコードのみを抽出して構成されて
おり、具体的には利用者名「鈴木太郎」及び「田中太
郎」に関するレコードが抽出・配置されている。
【0153】また、例えば入れ子テーブル51のテーブ
ルM1の列において項目値の組合せが「男又は女」の位
置には、テーブルM1−3が配置されている。このテー
ブルM1−1は、テーブルM1のレコードのうち性別が
「男又は女」に該当するレコードを抽出して構成されて
おり、具体的にはテーブルM1と同一のテーブルが配置
されることになる。
【0154】次に、本実施の形態に係るデータ生成装置
4によって実行される処理で扱われるデータについて説
明する。なお、以下においては、データ生成装置4に上
記図5及び図7で示す時間条件14、15が入力され、
また項目値条件3として図9で示す条件16が入力さ
れ、データベース1にはテーブルM1〜M4、T1〜T
3が記憶されてる場合を具体例として説明する。
【0155】まず、図1に示すデータ生成装置4の条件
処理部6にデータベース1の内容と、時間条件14、1
5と、項目値条件16とが入力されると、この条件処理
部によって入力された時間条件と項目値条件が認識さ
れ、条件の変換、展開が行われる。
【0156】図11は、条件処理部6によって項目値条
件が認識・変換・展開された状態を示す概念図であり、
項目値条件で記述されているラベル「自動発番」が認識
され、データベース1のレコードの登録状況から該当す
る具体的な番号が抽出されたリスト17を示している。
これにより、利用者IDに対応するラベル「自動発番」
が、利用者IDの具体的な項目値のリストである[R00
1,R002,R003,R004]に展開される。また、予約番号に
対応するラベル「自動発番」が、予約番号の具体的な項
目値のリストである[Y000001,Y000002,Y000003,Y000
004]に展開される。
【0157】続いて、図1に示すデータ生成装置4の項
目内組合せ生成部7aによって、先の条件処理部6で展
開されたリスト17に基づく項目内の項目値の組合せが
生成される。なお、項目内の項目値の組合せの生成手法
として、1つのViewに対するValueを表すリスト(要素
数n個とする)の要素の0個又は1個の組合せを生成す
る方法C(1)か、あるいは重複を許さず0個以上n個以下
の組合せを生成する方法C(k)がリスト17において指定
されている。
【0158】図11において第1のサブリストL1の要
素18〜21は、それぞれ第2のサブリストL2の要素
22〜25、第3のサブリストL3の要素26〜29の
対応している。例えば(M1,利用者ID)は、項目値
[R001,R002,R003,R004]を持ち、組合せ生成方法はC
(1)である。
【0159】図12は、項目内組合せ生成部7aによっ
て生成される項目内の項目値の組合せを示すリストの概
念図である。
【0160】項目内組合せ生成部7aによって生成され
たリスト30内のサブリスト31は、利用者IDの項目
値リストである[R001,R002,R003,R004]を組合せ生成
方法C(1)により組み合わせて生成された結果である。す
なわち、このサブリスト31は、利用者IDの項目値リ
ストの要素の中から、0個かまたは1個の要素を組合せ
て得られるリストである。
【0161】サブリスト32は、性別の項目リスト
[男,女]の2要素を組合せ生成方法C(k)により組み合わ
せて生成される。すなわち、このサブリスト32は、性
別の項目値リストの要素の中から、0個以上2個以下の
要素を組合せて得られるリストである。
【0162】サブリスト33は、ランクの項目リスト
[A,B,C]の3要素を組合せ生成方法C(k)により組み
合わせて生成される。すなわち、このサブリスト33
は、ランクの項目値リストの要素の中から、0個以上3
個以下の要素を組合せて得られるリストである。
【0163】サブリスト34は、予約番号の項目値リス
トである[Y000001,Y000002,Y000003,Y000004]を組合
せ生成方法C(1)により組み合わせて生成される。すなわ
ち、このサブリスト34は、予約番号の項目値リストの
要素の中から、0個かまたは1個の要素を組合せて得ら
れるリストである。
【0164】続いて、図1に示すデータ生成装置4の項
目間組合せ生成部7bによって、先の項目内組合せ生成
部7aで生成された項目値の項目毎の組合せがさらに項
目間で組み合わされる。この項目間での組合せは、項目
毎に生成された項目値の組合せのリストからそれぞれ1
個の要素が選択され組み合わさせて生成される。
【0165】図13は、項目間組合せ生成部7bによっ
て生成される項目値の組合せの具体例を示す概念図であ
り、先の図12に示す項目内の組合せリストに基づいて
項目間組合せ生成部7bが生成する組合せリスト35を
示している。
【0166】項目内の組合せを示す各サブリスト31〜
34の要素数は、それぞれ5、4、8、5個である。項
目間組合せ生成部7bでは、項目内の組合せを示す各サ
ブリスト31〜34から1つずつの要素を選択して組合
せるため、得られる項目間の組合せのリスト数は、5×
4×8×5=800通りとなる。
【0167】また、図14は、この図13における項目
値の組合せの表記方法を説明するための概念図である。
e(m,n)は、リスト30内のm番目のサブリストのn番目の
要素を表す。
【0168】同様に、図15は、e(m,n)と先の図12に
示す項目内の組合せリスト30の各要素との関係を示す
概念図である。
【0169】先の図12における項目内の組合せリスト
30には、4つのサブリスト31〜34があるため、m
は1以上4以下となる。
【0170】また、利用者IDに関するサブリスト31
内には、5つの要素があるため、m=1のときにはnは1以
上5以下である。同様に、性別に関するサブリスト32
には、4つの要素があるため、m=2のときにはnは1以上4
以下である。また、ランクに関するサブリスト33に
は、5つの要素があるため、m=3のときにはnは1以上5以
下である。さらに、予約番号に関するサブリスト34に
は、5つの要素があるため、m=4のときにはnは1以上5以
下である。
【0171】例えば、e(1,1)は、項目内の組合せリスト
における1番目のサブリストの1番目の要素であるた
め、[](空リスト)を表している。e(1,2)は、1番目の
サブリストの2番目の要素であるため、[R001]を表して
いる。同様に、e(1,3)及びe(1,4)は、1番目のサブリス
トの3番目及び4番目の要素であるため、[R003]、[R00
4]を表している。
【0172】このように、項目間組合せ生成部7bは、
各項目毎に項目値の組合せを要素として持つデータを入
力すると、各項目から任意の要素をそれぞれ1つ選択し
て組合せを行い、これにより項目値条件16を満たすあ
らゆる項目値の組合せを生成する。
【0173】続いて、図1に示すデータ生成装置4の多
層入れ子テーブル生成部8によって、条件処理部6によ
る時間条件14、15の処理結果、組合せ生成部7によ
って生成された項目値の組合せ、データベース1に蓄積
されているテーブルの名称の観点で多層入れ子テーブル
5のスキーマが生成される。
【0174】多層入れ子テーブル5のスキーマとは、3
つの軸の交点にテーブルを設定していない状態の多層入
れ子テーブル5の枠を指す。
【0175】なお、本実施の形態においては、テーブル
T1に日付に関する項目が3つあるが、この日付に関す
る各項目を用いて再構成を行うために、登録日付により
再構成するためのテーブルT11、利用開始日により再
構成するためのテーブルT12、利用終了日により再構
成するためのテーブルT13とを用意し、テーブル名称
の軸に設ける。
【0176】同様に、テーブルT2にも、日付に関する
項目が2つあるが、この各項目を用いて再構成するため
に、登録日付により再構成するためのテーブルT21、
予約日付により再構成するためのテーブルT22を用意
し、テーブル名称の軸に設ける。
【0177】さらに、テーブルT3にも日付に関する項
目が2つあるが、この各項目を用いて再構成するため
に、登録日付により再構成するためのテーブルT31、
予約日付により再構成するためのテーブルT32を用意
し、テーブル名称の軸に設ける。
【0178】続いて、図1に示すデータ生成装置4の抽
出部9によって、データベース1からデータが読み込ま
れ、多層入れ子テーブル生成部8で生成された多層入れ
子テーブル5のスキーマに対する各交点のテーブルを生
成するために必要なレコードが抽出される。データベー
ス1からレコードを抽出する際には、3つの軸の値(時
間、項目値の組合せ、テーブルの名称)に基づき、テー
ブルの名称で設定されたテーブルから時間の軸の値、項
目値の組合せの値を検索キーとしてレコードの抽出が行
われる。
【0179】続いて、図1に示すデータ生成装置4の格
納部10によって、抽出部9で抽出されたデータが多層
入れ子テーブル5の3つの軸の値(時間、項目値の組合
せ、テーブルの名称)の該当場所に分配・登録される。
【0180】図16は、格納部10によってデータの登
録された多層入れ子テーブル5を示す概要図であり、19
98年12月〜1999年6月までの入れ子テーブル36〜42
が生成されている。ここでは1998年12月の入れ子テーブ
ル36を詳細に示しているが、他の子テーブル37〜4
2に関しても同様である。
【0181】この1998年12月の入れ子テーブル36にお
ける行の観点は、項目値の組合せ(区分とその区分値)
であり、項目間組合せ生成部7bによって800通りの
組合せが生成されたため、項目値の組合せによる行数は
800行となる。
【0182】一方、列の観点は、データベース1の持つ
テーブルの名称とこのテーブルにおける日付を示す項目
との組合せで決定する。この日付を示す項目は、先に述
べた第1の時間条件14により記述されており、テーブ
ルが時間に関する項目を複数持つ場合にどの項目を基準
にして時間軸に配置しているかを示す。
【0183】例えば、予約情報テーブルT1には時間に
関するデータ項目として「登録日付」、「予約開始
日」、「予約終了日」の3つの項目を備えている。な
お、時間条件2において第1の時間条件を指定する理由
は、それぞれのデータ項目の観点で、時間の変化に伴っ
たレコードの変化などを分析する旨の要求に備え、時間
に関する全てのデータ項目に基づいて、レコードを抽出
することが重要なためである。第1の時間条件の指定の
方法は、先の図4及び図5に記載している。
【0184】表8乃至表31は、1998年12月の入れ子テ
ーブル36に登録されているテーブルの例を示す。
【0185】表8は、テーブルの名称が「利用者情報テ
ーブルM1」であって日付を示す項目が「登録日付」の
場合の列と、項目値の組合せが全て空の要素からなる場
合の行との交点位置に登録されているテーブルM1−1
である。
【0186】なお、本実施の形態に係るデータ生成装置
4において、項目値の組合せが全て空の要素からなる場
合には、テーブル名称の軸の示すテーブル内のレコード
のうち時間軸の条件を満たす全てのレコードを入れ子テ
ーブル36に登録する。これは、何の項目値も指定され
ていない場合にはユーザが分析に利用する項目値を絞り
切れていないとして取り扱うためである。しかしなが
ら、このような取り扱いに限定されるものではなく、例
えば項目値の組合せが全て空の要素からなる場合には該
当するレコードがないとしてもよい。
【0187】
【表8】
【0188】同様に、表9から表19も、テーブルの名
称が「利用者情報テーブルM1」であって日付を示す項
目が「登録日付」の場合の列に登録されているテーブル
M1−2からテーブルM1−800を表している。例え
ば、表13に示すテーブルM1−6は、利用者情報テー
ブルM1内のレコードであって登録日付が1998年12月で
あり、項目「ランク」が項目値「A」のレコードが登録
されている。
【0189】
【表9】
【0190】
【表10】
【0191】
【表11】
【0192】
【表12】
【0193】
【表13】
【0194】
【表14】
【0195】
【表15】
【0196】
【表16】
【0197】
【表17】
【0198】
【表18】
【0199】
【表19】
【0200】表20は、テーブルの名称が「予約情報テ
ーブルT11」であって日付を示す項目が「登録日付」
の場合の列と、項目値の組合せが全て空の要素からなる
場合の行との交点位置に登録されているテーブルT11
−1である。
【0201】なお、ここでも項目値の組合せが全て空の
要素からなる場合に、テーブル名称の軸の示すテーブル
内のレコードのうち時間軸の条件を満たす全てのレコー
ドを入れ子テーブル36に登録する。
【0202】
【表20】
【0203】同様に、表21から表31も、テーブルの
名称が「予約情報テーブルT11」であって日付を示す
項目が「登録日付」の場合の列に登録されているテーブ
ルT11−2からテーブルT1−800を表している。
例えば、表25に示すテーブルT11−6は、予約情報
テーブルT1内のレコードであって登録日付が1998年12
月であり、項目「ランク」が項目値「A」のレコードが
登録されている。なお、ここでは、予約情報テーブルT
1における任意のレコードの項目「利用者ID」に基づ
いて利用者情報が参照され、この参照された利用者情報
の項目「ランク」が「A」であれば、この任意のレコー
ドが入れ子テーブル36のテーブル11−6に登録され
る。
【0204】
【表21】
【0205】
【表22】
【0206】
【表23】
【0207】
【表24】
【0208】
【表25】
【0209】
【表26】
【0210】
【表27】
【0211】
【表28】
【0212】
【表29】
【0213】
【表30】
【0214】
【表31】
【0215】表32乃至表43は、1999年1月の入れ子
テーブル37に登録されているテーブルの例を示す。
【0216】表32は、テーブルの名称が「予約情報テ
ーブルT12」であって日付を示す項目が「予約開始
日」の場合の列と、項目値の組合せが全て空の要素から
なる場合の行との交点位置に登録されているテーブルT
12−1である。
【0217】なお、ここでも項目値の組合せが全て空の
要素からなる場合に、テーブル名称の軸の示すテーブル
内のレコードのうち時間軸の条件を満たす全てのレコー
ドを入れ子テーブル37に登録する。ここでは、予約情
報テーブルT1のレコードのうち、項目「予約開始日」
が「1999年1月」に該当するものは予約番号「Y000001」
のみである。
【0218】
【表32】
【0219】同様に、表33から表43も、テーブルの
名称が「予約情報テーブルT12」であって日付を示す
項目が「予約開始日」の場合の列に登録されているテー
ブルT12−2からテーブルT12−800を表してい
る。例えば、表38に示すテーブルT11−6は、予約
情報テーブルT1内のレコードであって予約開始日が19
99年1月であり、項目「ランク」が項目値「A」のレコ
ードが登録されている。ここでは、予約情報テーブルT
1における任意のレコードの項目「利用者ID」に基づ
いて利用者情報が参照され、この参照された利用者情報
の項目「ランク」が「A」であれば、この任意のレコー
ドが入れ子テーブル37のテーブル12−6に登録され
る。
【0220】
【表33】
【0221】
【表34】
【0222】
【表35】
【0223】
【表36】
【0224】
【表37】
【0225】
【表38】
【0226】
【表39】
【0227】
【表40】
【0228】
【表41】
【0229】
【表42】
【0230】
【表43】
【0231】以上説明したように、本実施の形態に係る
データ生成装置4を動作させることにより、データ分析
のために「時間」、「データベースの持つテーブルの名
称」、「項目値の組合せ」の3つの視点をユーザに提供
することができる。
【0232】この3つの視点のうち、「時間」は事務処
理等に対する分析に有効な要素であり、「データベース
の持つテーブルの名称」はどのテーブルが分析に有効で
あるかを調べるのに有効な要素である。そして、「項目
値の組合せ」を全て生成して視点とすることで、ユーザ
にデータ分析のための具体的な視点を与えることができ
る。
【0233】また、本実施の形態においては、データベ
ース1に蓄積された2次元の表形式のデータを、「時
間」、「データベースの持つテーブルの名称」、「項目
値の組合せ」の3つの視点により再構成し、新たに一つ
の多層入れ子テーブル5にデータを蓄積して提供する。
この多層入れ子テーブル5に蓄積されたデータは、入力
となったデータベース1の持つ全データを含み、あらゆ
るデータ分析のソースとなる。したがって、ユーザは、
この多層入れ子テーブル5に蓄積されたデータにより、
データ分析のための視点とその視点に基づく全テーブル
のデータの候補を取得することができる。
【0234】さらに、本実施の形態においては、分析の
観点とその観点毎のデータが多層入れ子テーブル5とし
て1元管理されているため、データ分析のための手続が
単純化され、ユーザは分析そのものに注力しやすい。
【0235】さらに、本実施の形態で得られる多層入れ
子テーブル5においては、分析のための視点や発想が多
層化されて配置されるため、この多層化された視点や発
想を組み合わせたり、絞り込んだりすることにより、ユ
ーザは新たな分析の観点を発見することが容易となる。
【0236】さらに、本実施の形態により得られる多層
入れ子テーブルを提供すれば、データ分析のための対象
データの構造と検索方法とを統一することができる。
【0237】なお、上記各実施の形態に係るデータ生成
装置4は、同様の作用・機能を実現可能であれば各構成
要素の配置を変更させてもよく、また各構成要素を自由
に組み合わせてもよい。
【0238】また、上記第1及び第2の実施の形態に係
るデータ生成装置4の各機能、各要素は、コンピュータ
に実行させることのできるプログラムとして、例えば磁
気ディスク(フロッピーディスク、ハードディスク
等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体
メモリなどの記憶媒体に書き込んで適用したり、通信媒
体により伝送して計算機あるいは計算機システムに適用
することも可能である。上記各機能を実現するコンピュ
ータは、記憶媒体に記憶されたプログラムを読み込み、
プログラムによって動作が制御されることにより、上述
した処理を実行する。
【0239】
【発明の効果】以上詳記したように本発明においては、
所定単位の時間、データベース内のテーブルの識別情
報、データベース内のテーブルにおける項目のうちの任
意の項目の取り得る項目値の組合せの3要素のより、デ
ータベースの内容が再構成される。
【0240】この再構成により得られる多層入れ子テー
ブルを用いることで、ユーザはデータ分析のための視点
とその視点に基づく全テーブルのデータの候補を取得す
ることができる。
【0241】また、多層入れ子テーブルを生成すること
により、データ分析のための対象データの保存場所と取
得方法を統一することができる。
【0242】また、多層入れ子テーブルを生成すること
により、例えば事務処理システム等のようなデータ分析
のための対象データとなるデータのソースを提供するこ
とができる。
【0243】また、多層入れ子テーブルを生成すること
により、データ分析(データの検索、抽出、分類、数え
上げ、集計等)のためのプログラムをはじめから作成し
なくても、適切にデータを管理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るデータ生成装
置の構成を示すブロック図。
【図2】同実施の形態に係るデータ生成装置の動作を示
すフロー図。
【図3】本発明の第2の実施の形態においてデータベー
スに蓄積されているテーブル間の関係を例示する概念
図。
【図4】同実施の形態における第1の時間条件の記述形
式を示す概念図。
【図5】同実施の形態における第1の時間条件の記述形
式にしたがって記述された条件の具体例を示す概念図。
【図6】同実施の形態における第2の時間条件の記述形
式を示す概念図。
【図7】同実施の形態における第2の時間条件の記述形
式にしたがって記述された条件の具体例を示す概念図。
【図8】同実施の形態における項目値条件を設定するた
めの記述形式を示す概念図。
【図9】同実施の形態における項目値条件の記述形式に
したがって記述された条件の具体例を示す概念図。
【図10】同実施の形態に係るデータ生成装置によって
生成された多層入れ子テーブルの例を示す概念図。
【図11】同実施の形態において条件処理部によって項
目値条件が認識・変換・展開された状態を示す概念図。
【図12】同実施の形態において項目内組合せ生成部に
よって生成される項目内の項目値の組合せを示すリスト
の概念図。
【図13】同実施の形態において項目間組合せ生成部に
よって生成される項目値の組合せの具体例を示す概念
図。
【図14】項目値の組合せの表記方法を説明するための
概念図。
【図15】e(m,n)と項目内の組合せリストの要素との関
係を示す概念図。
【図16】本実施の形態において格納部によってデータ
の登録された多層入れ子テーブルを示す概要図。
【符号の説明】
1…データベース 2…時間に関する条件 3…項目と項目値に関する条件 4…データ生成装置 5…多層入れ子テーブル 6…条件処理部 7…組合せ処理部 8…多層入れ子テーブル生成部 9…抽出部 10…格納部 11…集合データ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一つのテーブルを含むデータ
    ベースの内容を、所定単位の時間、前記少なくとも一つ
    のテーブルの識別情報、前記少なくとも一つのテーブル
    における項目のうちの少なくとも一つの項目の取り得る
    項目値の組合せからなる3つの視点により再構成するこ
    とを特徴とするデータ生成装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも一つのテーブルを含むデータ
    ベースの内容と、時間に関する条件と、前記少なくとも
    一つのテーブルにおける項目のうちの少なくとも一つの
    項目の取り得る項目値に関する項目値条件とに基づい
    て、前記少なくとも一つのテーブルの識別情報を第1の
    視点とし、前記時間に関する条件を満たす時間を第2の
    視点とし、前記項目値条件を満たす項目値の組合せを第
    3の視点とする多層入れ子テーブルを生成する多層入れ
    子テーブル生成手段と、 前記少なくとも一つのテーブルの中から前記第1乃至第
    3の視点に該当するレコードを抽出して前記多層入れ子
    テーブルに格納する格納手段とを具備したことを特徴と
    するデータ生成装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも一つのテーブルを含むデータ
    ベースの内容と、時間に関する条件と、前記少なくとも
    一つのテーブルにおける項目のうちの少なくとも一つの
    項目の取り得る項目値に関する項目値条件とに基づい
    て、前記時間に関する条件を満たす具体的な時間と前記
    項目値条件を満たす具体的な項目値とを求める条件処理
    手段と、 前記条件処理手段によって求められた具体的な項目値に
    基づいて、この具体的な項目値の組合せを求める組合せ
    生成手段と、 前記少なくとも一つのテーブルの識別情報を第1の視点
    とし、前記条件処理手段によって求められた具体的な時
    間を第2の視点とし、前記組合せ生成手段によって求め
    られた具体的な項目値の組合せを第3の視点とする多層
    入れ子テーブルを生成する多層入れ子テーブル生成手段
    と、 前記データベースの内容を読み込んで、前記多層入れ子
    テーブルに格納すべきレコードを抽出する抽出手段と、 前記抽出手段によって抽出されたレコードを前記多層入
    れ子テーブルの該当位置に格納する格納手段とを具備し
    たことを特徴とするデータ生成装置。
  4. 【請求項4】 コンピュータに、 少なくとも一つのテーブルを含むデータベースの内容
    を、所定単位の時間、前記少なくとも一つのテーブルの
    識別情報、前記少なくとも一つのテーブルにおける項目
    のうちの少なくとも一つの項目の取り得る項目値の組合
    せからなる3つの視点により再構成させる機能を実現さ
    せるためのプログラムを記憶したコンピュータ読み取り
    可能な記憶媒体。
  5. 【請求項5】 コンピュータに、 少なくとも一つのテーブルを含むデータベースの内容
    と、時間に関する条件と、前記少なくとも一つのテーブ
    ルにおける項目のうちの少なくとも一つの項目の取り得
    る項目値に関する項目値条件とに基づいて、前記少なく
    とも一つのテーブルの識別情報を第1の視点とし、前記
    時間に関する条件を満たす時間を第2の視点とし、前記
    項目値条件を満たす項目値の組合せを第3の視点とする
    多層入れ子テーブルを生成させる多層入れ子テーブル生
    成機能と、前記少なくとも一つのテーブルの中から前記
    第1乃至第3の視点に該当するレコードを抽出して前記
    多層入れ子テーブルに格納させる格納機能とを実現させ
    るためのプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可
    能な記憶媒体。
  6. 【請求項6】 コンピュータに、 少なくとも一つのテーブルを含むデータベースの内容
    と、時間に関する条件と、前記少なくとも一つのテーブ
    ルにおける項目のうちの少なくとも一つの項目の取り得
    る項目値に関する項目値条件とに基づいて、前記時間に
    関する条件を満たす具体的な時間と前記項目値条件を満
    たす具体的な項目値とを求めさせる条件処理機能と、 前記条件処理機能によって求められた具体的な項目値に
    基づいて、この具体的な項目値の組合せを求めさせる組
    合せ生成機能と、 前記少なくとも一つのテーブルの識別情報を第1の視点
    とし、前記条件処理機能によって求められた具体的な時
    間を第2の視点とし、前記組合せ生成機能によって求め
    られた具体的な項目値の組合せを第3の視点とする多層
    入れ子テーブルを生成させる多層入れ子テーブル生成機
    能と、 前記データベースの内容を読み込んで、前記多層入れ子
    テーブルに格納すべきレコードを抽出させる抽出機能
    と、 前記抽出機能によって抽出されたレコードを前記多層入
    れ子テーブルの該当位置に格納させる格納機能とを実現
    させるためのプログラムを記憶したコンピュータ読み取
    り可能な記憶媒体。
  7. 【請求項7】 少なくとも一つのテーブルの識別情報を
    第1の視点とし、前記時間に関する条件を満たす時間を
    第2の視点とし、前記少なくとも一つのテーブルにおけ
    る項目の値に関する条件を満たす項目値の組合せを第3
    の軸とし、前記少なくとも一つのテーブルの中から前記
    第1乃至第3の視点の該当位置にレコードを格納した多
    層入れ子テーブルを記憶したコンピュータ読み取り可能
    な記憶媒体。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003165622A (ja) * 2001-12-03 2003-06-10 Seerex Kk 宴会場備品管理システム
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KR101137124B1 (ko) 2003-06-25 2012-04-19 마이크로소프트 코포레이션 상이한 측정 그룹들로부터의 데이터를 단일 큐브로 분석적으로 모델링하기 위해 컴퓨터에 의해 구현되는 방법 및 시스템, 및 컴퓨터 판독가능 기록 매체
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