JP2001014242A - ウェブアプリケーションの分散セッション管理システム - Google Patents

ウェブアプリケーションの分散セッション管理システム

Info

Publication number
JP2001014242A
JP2001014242A JP11185979A JP18597999A JP2001014242A JP 2001014242 A JP2001014242 A JP 2001014242A JP 11185979 A JP11185979 A JP 11185979A JP 18597999 A JP18597999 A JP 18597999A JP 2001014242 A JP2001014242 A JP 2001014242A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
server
web
session management
management
application
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11185979A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Kinoshita
信一 木下
Takeshi Ko
毅 江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suntory Ltd
Original Assignee
Suntory Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suntory Ltd filed Critical Suntory Ltd
Priority to JP11185979A priority Critical patent/JP2001014242A/ja
Priority to CNB008015678A priority patent/CN1229728C/zh
Priority to KR1020017002652A priority patent/KR20010073083A/ko
Priority to CA002341889A priority patent/CA2341889A1/en
Priority to EP00940913A priority patent/EP1120712A4/en
Priority to PCT/JP2000/004377 priority patent/WO2001002964A1/ja
Publication of JP2001014242A publication Critical patent/JP2001014242A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウェブアプリケーションシステムにおいて、
セッション管理及びサーバの分散管理を可能とする。 【解決手段】 サーバ1,2のウェブサーバ11とアプ
リケーションプロセス15の間に、セッション管理及び
分散管理のための情報を記録する共有メモリ14を設け
る。更に、共有メモリに記録された情報に基づいて、セ
ッション管理及び分散管理を行う管理サーバ12,13
を設ける。これにより、クライアントとサーバ間のセッ
ションを取ることが可能になり、二回目以降のリクエス
トにおいて前回と同じプロセスでの処理を可能にする。
また、管理サーバは、共有メモリの情報に基づいて、メ
インサーバあるいは各サブサーバに処理を引き渡し、分
散管理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウェブアプリケー
ションシステムにおける、セッション管理及び分散管理
に関する。
【0002】
【従来の技術】ウェブアプリケーションシステムでは、
クライアントがサーバへアクセスをし、処理をリクエス
トすると、サーバは、依頼された処理をアプリケーショ
ンを用いて処理し、結果のデータをクライアントに送付
する。従来のウェブアプリケーションシステムにおいて
は、CGI(Common GatewayInterface)を用いるHT
TP(Hyper Text Transfer Protocol)と呼ばれるプロト
コルを使用する。このプロトコルでは、クライアントが
リクエストしたデータをサーバが送り返した時点でセッ
ションが切れる。また、セッション管理が可能な方法と
しては、拡張された独自API(Application Programmi
ng Interface)を用いる方法(例えば、Netscape Commun
ication社のウェブサーバやMicrosoft社のウェブサー
バ)が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のCGIを用いる
システムでは、同じクライアントが次のリクエストを実
行すると、サーバは、先のリクエストと異なるセッショ
ンで処理をする。すなわち、一旦、セッションが切れ、
新たなセッションにつながる。結果、複数のウェブペー
ジにまたがる処理のような複数のリクエストからなる処
理を行う場合、クライアントは先のリクエスト結果を保
持する必要がある。例えば、企業システム(ビジネスシ
ステム)で利用する場合、サーバとPC(クライアン
ト)の間の会話で、セッションを管理する情報や次の処
理内容について全てクライアントがその情報を保持する
ため、処理能力に限界があり、また、所要時間が大きく
なるという問題がある。
【0004】さらに、ウェブサーバとアプリケーション
プロセスとの情報のやりとりにおいては、常にすべての
情報をやりとりする必要があり、効率が非常に悪く、ひ
いては、応答速度の低下を招くことになる。また、拡張
された独自のAPIを用いる方法では、ウェブサーバと
同じプロセス上でアプリケーションが起動するので、反
応速度は速くなるが、ウェブサーバ専用のAPIを用い
なければならないため、他のアプリケーションを利用で
きず、また、アプリケーションに問題が起ると全体に影
響が広がるという問題があった。
【0005】一方、1台のサーバで一元処理を行う場
合、複数のクライアントから同時にアクセスがあるとき
に備えて大きな能力のサーバが設けられている。また、
事故などによりサーバが使用できなくなると、システム
全体の処理が不可能となり、安全性に問題がある。そこ
で、本発明者らは鋭意研究を重ねた結果、セッション管
理と複数のサーバの分散管理が上記の問題を解決するた
めに必要との着想を得て、セッション管理と分散管理を
行う新たなモジュールを開発し、本発明を完成するに至
った。
【0006】すなわち、本発明は、ウェブアプリケーシ
ョンシステムにおいて、クライアントのリクエストのセ
ッション管理を可能とすることを目的とするものであ
る。また、本発明は、ウェブアプリケーションシステム
において、サーバの分散管理を可能とすることを目的と
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされたものである。本発明は、ウェブア
プリケーションシステムにおいて、サーバ上のウェブサ
ーバとアプリケーションプロセスの間に、セッション管
理のための情報を記録する共有メモリおよびセッション
管理サーバを設ける。
【0008】本発明は、更に、セッション管理サーバ
が、分散管理サーバの機能を併せ持つことができる。本
発明のセッション管理システムにおいては、セッション
管理モジュールは、クライアントから最初のアクセスが
あると、そのユーザーに特定のIDを設定し、その情報
とサーバで稼働するアプリケーション情報とからなるセ
ッション情報を共有メモリ上に記録する。最初のアクセ
スによる処理が終了し、クライアントが二回目以降又は
異なるアプリケーションにまたがる次の処理のリクエス
トをした場合、共有メモリ上に記録した情報に基づい
て、同じIDを持つユーザからのアクセスであると認識
すると、前回と同じアプリケーションプロセスでの処理
を可能にする。クライアントのリクエストとサーバ間で
の処理についてのセッションを管理する当該セッション
管理システムは、クライアントからのリクエストをセッ
ション保持が非保持の状況により、セッション管理モジ
ュールを通じて対応する。また、共有メモリを利用して
クライアントとプロセスのセッション管理情報を記録す
ることで、情報のやりとりの効率化が図れる。また、こ
の機能を利用することで、クライアントからの様々なリ
クエストに対応することが可能となる。また、ウェブサ
ーバとアプリケーションプロセスとを切り離すことによ
り、システムの保守性を高めることが可能となる。
【0009】本発明の他の態様では、ウェブアプリケー
ションシステムにおいて、サーバ上のウェブサーバとア
プリケーションプロセスの間に、分散管理サーバを設け
る。本発明は、更に、ウェブサーバとアプリケーション
プロセスの間に共有メモリを設け、かつ、分散管理サー
バがセッション管理サーバの機能も併せ持つことができ
る。
【0010】本発明の分散管理システムにおいては、メ
インサーバでクライアント側からのアクセスを一元管理
し、状況に応じてその処理をサブサーバに割り振る。メ
インサーバ上での設定情報により、クライアントからの
アクセスを監視し、それぞれのサーバへ処理を分散する
ための道案内をする。各サーバ上でのアプリケーション
プロセスの種類や各サーバでの設定起動数等が共有メモ
リの上に記憶され、設定条件に応じて、サーバの分散処
理を指示する。複数のサーバをグループ化し、1台のメ
インサーバと複数のサブサーバから構成される当該分散
管理システムは、クライアントからのリクエストを設定
条件に応じて、分散管理を行うモジュール機能により可
能となる。
【0011】この分散管理システムによれば、実行する
アプリケーションプロセスを複数のサーバに分散するこ
とができ、複数のクライアントの同時アクセスによって
起こるサーバへの負荷を軽減することができる。また、
サブサーバの1つが使用できない場合、稼動している他
のサーバが処理を代行する。これにより、天災・人災時
にも安全性を上げることができる。さらに、1台の高機
能サーバ( 例えば、大型機サーバ) でウェブアプリケー
ションを行うより、比較的低機能な複数のサーバ( 例え
ば、小型機サーバ) を分散サーバとして扱うことできる
本システムは、安全性およびコスト面で有利である。ま
た、本システムはメインサーバとサブサーバあるいは複
数のサブサーバについて異種のサーバを適用することが
でき、現有システムあるいは現有サーバの有効活用が容
易となり、新システム構築を柔軟に行うことが可能とな
る。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態について図を用
いて説明する。図1は、本発明のウェブアプリケーショ
ンシステムの全体構成を示す。サーバは、1台のメイン
サーバ1と複数のサブサーバ2,2から構成される。メ
インサーバ1は、クライアント(ウェブブラウザ)3,
3からのアクセスを一元管理し、メインサーバ上での設
定情報により処理をサブサーバに割り振る。これによ
り、複数のクライアント3,3からのアクセスが集中し
た場合でも、各サブサーバ2,2に負荷を分散させるこ
とができる。
【0013】図2は、メインサーバ1及びサブサーバ2
を構成するコンピュータの構成図である。コンピュータ
4は、中央処理装置(CPU)5と、アプリケーション
プロセスの結果を格納するファイル装置6と、メインメ
モリ7と、データベース8を具備し、入出力装置9と接
続される。メインメモリ7上では、分散セッション管理
を行うためのDSMSRV(Distributed Session Manag
er Server)プログラムが動作する。
【0014】図3は、メインサーバ1とサブサーバ2に
おけるシステム構成を示す図である。メインサーバ1
は、クライアント(ブラウザ)3と接続されるウェブサ
ーバ11と複数のアプリケーション15を具備する。ウ
ェブサーバ11とアプリケーション15の間に、DSM
サーバ12とウェブサーバから起動するCGI実行モジ
ュール13(以下、dsmcgi.exeという。)と共有メモリ
14が設けられる。DSMサーバ12はセッション管理
サーバかつ分散管理サーバであり、dsmcgi.exe13はク
ライアント側とアプリケーションのインターフェイスプ
ログラムである。共有メモリ14は、分散管理に関する
情報及びセッション管理に関する情報を記憶している。
DSMサーバ12とdsmcgi.exe13とでDSMSRVが
構成される。
【0015】サブサーバ2は、メインサーバ1とほぼ同
様の構成となるが、本発明では、サブサーバ2にはdsmc
gi.exe13は、存在せずにメインサーバ側に設けられ
る。図3では、1台のサブサーバ2のみを示している
が、サブサーバ2は複数台設けることができる。この場
合、メインサーバ1には、サブサーバ2を含めてクライ
アントからのリクエストがあるだけのdsmcgi.exe13が
メインサーバ上の設定情報を越えない範囲で設けられ
る。
【0016】図4は、図3に示したシステムにおけるD
SMSRVのモジュール構成を示す。DSMSRVモジ
ュール21は、DSMCGIプロセス22とDSMサー
バプロセス23とアプリケーションプロセス24とから
構成される。インターフェースとして、DSMサーバ1
2とdsmcgi.exe13と共有メモリ14に対するDSMC
GIの中核ライブラリ25と、アプリケーション15に
対する特定言語通信用拡張ライブラリ26が設けられ
る。DSMCGIプロセス22は、dsmcgi.exe13とD
SMCGI中核ライブラリ25とから構成され、セッシ
ョン管理機能をもつ。DSMサーバプロセス23はDS
Mサーバ12とDSMCGI中核ライブラリ25とから
構成され、分散管理機能をもつ。アプリケーションプロ
セス24は、アプリケーション15とDSMCGI中核
ライブラリ25と通信用拡張ライブラリ26から構成さ
れる。なお、ここでは、通信用拡張ライブラリ26は、
各種言語専用として中核ライブラリ25と分離して構成
した。ここで、セッション管理においては、DSMCG
I中核ライブラリ25を通じてセッション管理用のクラ
イアントのIDやクライアントが接続しているアプリケ
ーション15等の情報が共有メモリに入り保管される。
【0017】また、分散管理においては、同じくDSM
CGI中核ライブラリ25を通じてメインサーバの状
況、サブサーバの環境確認、サブサーバとアプリケーシ
ョン15との関係等の設定条件が共有メモリ14に入り
保管される。図5は、メインサーバにおける処理を示す
フローチャート、図6は、サブサーバにおける処理を示
すフローチャートである。
【0018】図中、実線は正常時の流れを示し、点線は
異常処理時の流れを示し、破線はメッセージ通知の流れ
を示す。また、二重線で示したブロックは、共有メモリ
で管理する情報を示す。縦に引かれた一点鎖線より左側
の部分は、セッション管理(DSMCGIプロセス)の
機能を、右側のステップS33の待機をはさんで上部分
は、分散管理(DSMサーバプロセス)の機能を、右側
のステップS33の待機をはさんで下部分はアプリケー
ションプロセスとしての機能を表す。
【0019】最初に、図5のメインサーバの処理を説明
する。メインサーバ1は、クライアント3からアクセス
を受け付けると、dsmcgi.exe13が起動をする(ステッ
プS11)。dsmcgi.exe13は、共有メモリ14に存在
する情報やCGIパラメータを解析後、セッション管理
用のIDを作成し、文字コードの変換等を行う。今回の
アクセスがクライアント3からの最初のアクセスである
場合は、セッション管理用のIDは共有メモリ14に記
録される。
【0020】dsmcgi.exe13は、次いで、共有メモリ1
4上の情報に基づいて、サブサーバ2への割り振りに関
する情報を確認する(ステップS12)。ステップS1
2では、共有メモリ14の情報に基づいてメインサーバ
かサブサーバのいずれで処理を行なうかが判定される。
メインサーバで処理を行なう場合(N)は、メインサー
バ1にて処理を行うためステップS13へ進む。サブサ
ーバで処理を行なうべき場合(Y)は、当該サブサーバ
2に処理を引き渡す(ステップS19)。
【0021】ステップS12では、また、今回のアクセ
スが、2回目以降のアクセスでありセッションが保持さ
れている場合、共有メモリ14には、当該クライアント
3のIDと関連するセッション管理情報と分散管理情報
が記録されているので、前回のアクセスで稼働したサー
バがメインサーバ1であるかサブサーバ2であるかが判
定される。それがサブサーバ2であれば(Y)、サブサ
ーバ2に処理を引き渡し(ステップS19)、メインサ
ーバ1であれば(N)、メインサーバ1にて処理を継続
するためステップS13へ進む。
【0022】ステップS12でメインサーバ1にて処理
を行うこととなった場合(N)、共有メモリ14上の情
報に基づいて、自身のアプリケーションプロセス24が
セッションを保持しているか否かを確認する(ステップ
S13)。ステップS13では、今回のアクセスが2回
目以降のアクセスで、セッションが保持されていれば
(Y)ステップS15へ進む。今回のアクセスが最初の
アクセスであるか、又は、2回目以降のアクセスであっ
てもセッションが保持されていない場合(N)は、ステ
ップS14へ進む。
【0023】ステップS14では、共有メモリ14上の
情報に基づいて、アプリケーションプロセス24の稼働
状況を確認する。処理の前に必要なアプリケーションプ
ロセス24が稼働していなければ(N)、DSMサーバ
プロセス23にアプリケーションプロセス24を起動さ
せる指示を出す。DSMサーバプロセス23は、アプリ
ケーションプロセス24の起動と終了を管理する。dsmc
gi.exe13からアプリケーションプロセス24の起動の
指示を受けると、アプリケーションプロセス24を起動
させ(ステップS31、32)、その旨を共有メモリ1
4に記録し、次のプロセス実行のメッセージが出される
まで待機をする(ステップS33)。
【0024】dsmcgi.exe13では、起動完了のメッセー
ジを受け取ると、ステップS14でアプリケーションプ
ロセス24が稼働状況にあると判定して、ステップS1
5へ進む。ステップS15で、DSMCGIプロセス2
2の実行を指示するメッセージを通知し、ステップS1
6で、アプリケーションプロセス24の実行完了まで待
機する。
【0025】アプリケーションプロセス24は、待機中
(ステップS33)にプロセス実行開始のメッセージを
受け取ると、プロセスの実行を開始する(ステップS3
4)。プロセス実行が終了すると、処理の結果をファイ
ル装置6の結果ファイルに格納し、共有メモリ14に処
理の状況に関する情報を記録し、dsmcgi.exe13に処理
完了のメッセージを通知し、待機する(ステップS3
5)。
【0026】dsmcgi.exe13は、実行完了のメッセージ
を受け取ると、ファイル装置6から結果のファイルを得
て、ウェブサーバ11にクライアント3への送付依頼を
行う(ステップS17)。その後、アプリケーションプ
ロセス24に、結果ファイルの獲得が完了した旨のメッ
セージを送り、処理を終了する(ステップS18)。ア
プリケーションプロセス24は、ステップS35の待機
中に、結果ファイル獲得完了のメッセージを受け取る
と、自動終了を行うか否かを判定する(ステップS3
6)。自動終了の判定のパラメータとしては、例えば、
アプリケーションプロセスのメモリー常駐数や前回の接
続からの経過時間、クライアント3からの総アクセス回
数などがある。これらが所定値を超えた場合(ステップ
S36のY)には、自動的にアプリケーションプロセス
24を終了し、共有メモリ14に記憶してあるセッショ
ン情報などの管理情報をクリアする(ステップS3
8)。また上記のパラメータを満たす場合でも、セッシ
ョンを保持した状態のままで同一ユーザーからの処理が
継続される場合は、自動終了のステップは、次のセッシ
ョンを保持しない処理かまたは、別ユーザからのリクエ
ストがくるまで実行されない。
【0027】自動終了の要件を満たさない場合(ステッ
プS36のN)は、(Wait/Ready)のフラグをセットし
た(ステップS37)後、ステップS33へ戻る。ここ
では、アプリケーションプロセス24の起動を継続した
まま、次の処理実行のメッセージが通知されるまで待機
をする。この自動終了のパラメータとしては、例えば、
待機開始からの経過時間がある。自動終了にこのパラメ
ータを使用した場合、処理の結果を送付してから所定時
間経過してもクライアント3から次のアクセスが無い場
合に、サーバ側で自動終了を行うこととなる。自動終了
の場合は、ステップS38へ進み、アプリケーションプ
ロセスの終了、管理情報のクリアを行う。
【0028】次に、サブサーバ2の処理について説明す
る。図5のメインサーバ1のステップS12でサブサー
バ2の環境確認を行う。ここで、今回アクセスしてきた
クライアント3とのセッションが継続しているサブサー
バ2があれば、当該サブサーバ2に処理が渡され、セッ
ション継続の処理がされる。
【0029】図6において、処理が引き渡されたサブサ
ーバ2では、DSMサーバプロセス23にて管理を行う
(ステップS51)。DSMサーバプロセス23は、共
有メモリ14に所定の書き込みを行い、次いで、共有メ
モリ14上の情報に基づいて、アプリケーションプロセ
ス24がセッションを保持しているか否かを確認する
(ステップS52)。
【0030】ステップS52で、今回のアクセスが2回
目以降のアクセスで、セッションが保持されていれば
(Y)ステップS54へ進む。今回のアクセスが最初の
アクセスであるか、又は、2回目以降のアクセスであっ
ても保持されていない場合(N)は、ステップS53へ
進む。ステップS53では、共有メモリ14上の情報に
基づいて、アプリケーションプロセス24の稼働状況を
確認する。アプリケーションプロセス24が稼働してい
なければ(N)、アプリケーションプロセス24の起動
を行う(ステップS71)。アプリケーションプロセス
24は、起動を完了すると、その旨を共有メモリ14に
記録して、起動完了のメッセージをDSMサーバプロセ
ス23に送り、次のプロセス実行のメッセージが出され
るまで待機をする(ステップS72)。
【0031】DSMサーバプロセス23では、起動完了
のメッセージを受け取ると、ステップS53でアプリケ
ーションプロセス24が稼働状況にあると判定して、ス
テップS54へ進む。ステップS54で、DSMCGI
プロセス22の実行開始を指示するメッセージを通知
し、ステップS55で、アプリケーションプロセス24
の実行完了まで待機する。
【0032】アプリケーションプロセス24は、待機中
(ステップS72)にプロセス実行開始のメッセージを
受け取ると、アプリケーションプロセス24の実行を開
始する(ステップS73)。プロセス実行が終了する
と、処理の結果をファイル装置6の結果ファイルに格納
し、共有メモリ14に処理の状況に関する情報を記録
し、DSMサーバプロセス23に実行完了のメッセージ
を通知し、待機する(ステップS74)。
【0033】DSMサーバプロセス23は、ステップS
55の待機中にプロセス実行完了のメッセージを受け取
ると、ステップS56で、ファイル装置6から結果ファ
イルを獲得し、メインサーバ1に結果のデータを戻し、
ステップS51へ戻る。メインサーバ1(図5)では、
dsmcgi.exe13のステップS17で、ウェブサーバ11
に、サブサーバ2から戻された結果のデータをクライア
ント3へ送付することの依頼を行う。
【0034】サブサーバ2(図6)のステップS74の
待機以降の処理、つまり、自動終了の判定(ステップS
75)、アプリケーションプロセス24終了の処理(ス
テップS77)、フラグのセット(ステップS76)、
次のプロセス実行への待機(ステップS72)は、図5
のメインサーバ1での処理と同様であるので、重複する
説明は省略する。
【0035】次に、図5、図6のフローチャートにおい
て、異常が発生したときの処理を説明する。図5,図6
では、異常処理時の流れを点線で示している。メインサ
ーバ1(図5)では、ステップS16の待機中に所定時
間が経過すると、つまり、所定時間が経過してもアプリ
ケーションプロセスの処理が終了しないときは、DSM
CGIプロセス23にアプリケーションプロセス24の
強制終了を指示し、ステップS18およびステップS3
9で処理を終了する。DSMCGIサーバプロセス23
ではアプリケーションプロセス24の処理を終了する
(ステップS31)。サブサーバ2(図6)では、ステ
ップS55の待機中に所定時間が経過すると、アプリケ
ーションプロセス24を終了させ(ステップS57)、
ステップS51へ戻る。
【0036】以上説明したシステムによれば、アプリケ
ーションプロセス24がDSMCGIサーバプロセス2
3から独立してお互いに干渉しないため、システム全体
の信頼性が高くなる。また、アプリケーション15を共
有メモリ14に常駐でき、小さいサイズの実行モジュー
ル(dsmcgi.exe)だけからウェブサーバ11のリクエス
トを受けることにより、レスポンスも早くなる。セッシ
ョン管理情報を共有メモリ14に置いたことにより、高
いアクセスパフォーマンスを実現できる。
【0037】また、複数のサーバをグループ化して分散
対応としたことにより、負荷を分散でき、複数のクライ
アントの同時アクセスによって起こるサーバへの負荷を
軽減することができる。サーバの1つが使用不可能な場
合でも、他のサーバが稼働していれば、処理を代行する
ので、天災・人災時における安全性を上げることができ
る。1台の高機能サーバを購入し、それ1台でウェブ管
理を行うより、比較的低機能な複数の小型機サーバを分
散サーバとして扱うことができ、システムのコスト削減
にも結びつくということもある。また、本システムはメ
インサーバとサブサーバあるいは複数のサブサーバにつ
いて異種のサーバを適用することができ、現有システム
あるいは現有サーバの有効活用が容易となり、新システ
ム構築を柔軟に行うことが可能となる。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、ウェブアプリケーショ
ンシステムにおいて、セッション管理を可能とすること
ができる。また、ウェブアプリケーションシステムにお
いて、サーバの分散管理を可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ウェブアプリケーションシステムの全体構成を
示す図。
【図2】サーバを構成するコンピュータの構成図。
【図3】サーバのシステム構成を示す図。
【図4】図3のシステムにおけるDSMSRVのモジュ
ール構成を示す図。
【図5】図3のメインサーバにおける処理を示すフロー
チャート。
【図6】図3のサブサーバにおける処理を示すフローチ
ャート。
【符号の説明】
1…メインサーバ 2…サブサーバ 3…クライアント 4…コンピュータ 5…CPU 6…ファイル装置 7…メインメモリ 8…データベース 9…入出力装置 11…ウェブサーバ 12…DSMサーバ 13…dsmcgi.exe 14…共有メモリ 15…アプリケーション 21…DSMSRVモジュール 22…DSMCGIプロセス 23…DSMサーバプロセス 24…アプリケーションプロセス 25…DSMCGI中核ライブラリ 26…通信用拡張ライブラリ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウェブアプリケーションシステムにおい
    て、ウェブサーバとアプリケーションプロセスの間に、
    セッション管理のための情報を記録する共有メモリおよ
    びセッション管理サーバを設けたことを特徴とするウェ
    ブアプリケーションシステム。
  2. 【請求項2】 前記セッション管理サーバが、更に、分
    散管理機能も併せ持った請求項1に記載のウェブアプリ
    ケーションシステム。
  3. 【請求項3】 ウェブアプリケーションシステムにおい
    て、ウェブサーバとアプリケーションプロセスの間に、
    分散管理サーバを設けたことを特徴とするウェブアプリ
    ケーションシステム。
  4. 【請求項4】 前記分散管理サーバが、更に、セッショ
    ン管理機能も併せ持った請求項3に記載のウェブアプリ
    ケーションシステム。
  5. 【請求項5】 ウェブサーバと、 アプリケーションプロセスと、 前記ウェブサーバおよび前記アプリケーションプロセス
    の間に設けられ、セッション管理のための情報を記録す
    る共有メモリおよびセッション管理サーバとを具備する
    ことを特徴とするウェブアプリケーションのセッション
    管理装置。
  6. 【請求項6】 前記セッション管理サーバが、更に、分
    散管理機能も併せ持った請求項5に記載のウェブアプリ
    ケーションのセッション管理装置。
  7. 【請求項7】 ウェブサーバと、 アプリケーションプロセスと、 前記ウェブサーバおよび前記アプリケーションプロセス
    の間に設けられた分散管理サーバとを具備することを特
    徴とするウェブアプリケーションの分散管理装置。
  8. 【請求項8】 前記分散管理サーバが、更に、セッショ
    ン管理機能も併せ持った請求項7に記載のウェブアプリ
    ケーションの分散管理装置。
  9. 【請求項9】 ウェブアプリケーションシステムにおい
    て、ウェブサーバとアプリケーションプロセスの間に設
    けられる管理サーバであって、セッション管理および分
    散管理の少なくとも一方を可能とすることを特徴とする
    管理サーバ。
  10. 【請求項10】 ウェブアプリケーションシステムにお
    いて、ウェブサーバとアプリケーションプロセスの間に
    設けられる共有メモリであって、セッション管理のため
    の情報を記録することを特徴とする共有メモリ。
  11. 【請求項11】 ウェブアプリケーションシステムにお
    いて、クライアントからのリクエストを設定条件に応じ
    て、セッション管理および分散管理の少なくとも一方を
    行うモジュール機能プログラムおよびそれを記録した、
    コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
JP11185979A 1999-06-30 1999-06-30 ウェブアプリケーションの分散セッション管理システム Pending JP2001014242A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11185979A JP2001014242A (ja) 1999-06-30 1999-06-30 ウェブアプリケーションの分散セッション管理システム
CNB008015678A CN1229728C (zh) 1999-06-30 2000-06-30 具有会话管理和分布式管理功能以及相应的操作管理机制的web应用系统
KR1020017002652A KR20010073083A (ko) 1999-06-30 2000-06-30 세션 관리/분산 관리 기능을 갖는 웹 애플리케이션 시스템및 그 운용 기구
CA002341889A CA2341889A1 (en) 1999-06-30 2000-06-30 Web application system having functions of session management and distributed management and operation management mechanisms therefor
EP00940913A EP1120712A4 (en) 1999-06-30 2000-06-30 WEB APPLICATION SYSTEM WITH MEETING MANAGEMENT / DISTRIBUTED MANAGEMENT AND MECHANISM AT ITS OPERATION
PCT/JP2000/004377 WO2001002964A1 (fr) 1999-06-30 2000-06-30 Systeme d'application web comprenant une fonction de gestion de session/gestion repartie, et mecanisme de commande de ce systeme

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11185979A JP2001014242A (ja) 1999-06-30 1999-06-30 ウェブアプリケーションの分散セッション管理システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001014242A true JP2001014242A (ja) 2001-01-19

Family

ID=16180241

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11185979A Pending JP2001014242A (ja) 1999-06-30 1999-06-30 ウェブアプリケーションの分散セッション管理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001014242A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4914619A (en) Apparatus and method for interconnecting an application of a transparent services access facility to remote source
US6477569B1 (en) Method and apparatus for computer network management
EP0956687B1 (en) Web request broker controlling multiple processes
US20020059372A1 (en) Method and apparatus for sharing peripheral devices over a network
US6938257B1 (en) Apparatus and method to provide persistence for application interfaces
EP1257909B1 (en) Method and apparatus for improving utilization of a resource on a shared client
US6038664A (en) Method for selecting communication access method for local area networks
JP2002073576A (ja) バッチジョブ制御システム
CN113938516A (zh) 同步实现异构系统交易处理的方法及系统
WO2000073902A1 (en) Single logical clipboard for multiple computers
WO2001002964A1 (fr) Systeme d'application web comprenant une fonction de gestion de session/gestion repartie, et mecanisme de commande de ce systeme
JPH07168774A (ja) 無接続セッション指向プロトコルの第1メッセージの生成システム及び方法
US7769828B2 (en) System for provisioning time sharing option (TSO) and interactive productivity system facility (ISPF) services in a network environment
JPH05189343A (ja) ネットワーク環境における操作環境再現方式
JPH10308840A (ja) ネットワーク画像入力装置および画像入力方法
JP2001014242A (ja) ウェブアプリケーションの分散セッション管理システム
JP2003296217A (ja) 通信端末装置及びその制御方法
JPH11149449A (ja) データベースセッション管理方法及びその装置と処理を記録した記録媒体
JP3266641B2 (ja) 制御装置およびメールサーバ
JP2000056936A (ja) 印刷システム、印刷サーバ装置及び端末装置
JP2000010922A (ja) コンピュータネットワークにおけるジヨブの起動方法ならびにシステム、及び同方法がプログラムされ記録される記録媒体
KR100227795B1 (ko) 웹상에서 응용 서버의 자원화 방법
JPH0520280A (ja) 複合電子計算機システムのプログラム分配方式
JP3256469B2 (ja) クライアントサーバシステムにおける多重リクエスト制御装置およびその方法
JPH0713940A (ja) 計算機システム