JP2001014221A - コンテンツ情報記録方法及びコンテンツ情報記録装置 - Google Patents

コンテンツ情報記録方法及びコンテンツ情報記録装置

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JP2001014221A
JP2001014221A JP2000124088A JP2000124088A JP2001014221A JP 2001014221 A JP2001014221 A JP 2001014221A JP 2000124088 A JP2000124088 A JP 2000124088A JP 2000124088 A JP2000124088 A JP 2000124088A JP 2001014221 A JP2001014221 A JP 2001014221A
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Japan
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Application number
JP2000124088A
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English (en)
Inventor
Takayuki Sugawara
隆幸 菅原
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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  • Storage Device Security (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不正なコピーを防止しつつ、コンテンツデー
タの記録されたメディアをユーザー間で譲渡可能とす
る。 【解決手段】 コンテンツデータをメディアAからメデ
ィアBに記録したときに、その記録形態が「譲渡」とし
て実行された場合には、メディアAの権利情報は再生権
利を失うと同時に、メディアAに記録されている再生権
利を失ったコンテンツデータを消去、もしくはコンテン
ツデータに対して復活不可能な状態にスクランブルをか
けるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンテンツ情報を
記録再生するコンテンツ情報配信システムに関するもの
である。そして、この発明はコンテンツ情報(特にオー
ディオやビデオのデータ)を配信し、配信されたデータ
の不正な譲渡、複製を阻止しながら、ユーザーのメディ
ア間でのデータの譲渡、複製を安全に行うことのできる
コンテンツ情報配信システムにおけるコンテンツ情報記
録方法及びコンテンツ情報記録装置を提供することを目
的としている。
【0002】
【従来の技術】暗号化技術の発展に伴い、ネットワーク
を利用してオーディオやビデオのディジタルデータを配
信する有用な方法として、特開平10−269289号
公報に記載のディジタルコンテンツ配布管理方法、ディ
ジタルコンテンツ再生方法及び装置がある。この発明に
おいては、ディジタルコンテンツの配布側では、ディジ
タルコンテンツを暗号化及び圧縮して加工し、この加工
したディジタルコンテンツと暗号化したコンテンツ鍵、
さらに暗号化した課金情報を通信相手側に送信し、通信
相手から送信されてきたコンテンツ使用情報に基づいて
徴収した利用金を権利者に対して分配するようにしてい
る。一方、ディジタルコンテンツの再生側では、その加
工されたディジタルコンテンツをコンテンツ鍵にて復号
すると共に伸長して再生し、同時にコンテンツの使用に
応じて課金情報の減額とコンテンツに使用情報を配布側
に送信するようにし、記録されたコンテンツを持ち運び
できるようにした。また、特開平10−283268号
公報に記載の情報記記録媒体、記録装置、情報伝送シス
テム、暗号解読装置がある。この発明の情報記録媒体
は、暗号化されている暗号化情報と、この暗号化情報を
元の情報に復号化するための鍵情報を暗号化した暗号化
鍵情報とが記録されるにものおいて、上記暗号化鍵情報
に、非暗号化された状態で上記暗号化情報を復号化する
際の条件情報が記録される。即ち、暗号化鍵情報の制御
情報内に、機器情報や領域情報が含まれているため、ユ
ーザ側で暗号化された情報をそのままHDDや光ディス
クにコピーし、不正使用をすることを防止した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の方式では、コンテンツデータの記録されたメディア
を、ユーザー間で譲渡することが出来ない(メディア自
体の譲渡はできてもそのメディアに記録されたコンテン
ツデータの正規の再生ができない。)ので、ユーザーが
コンテンツデータを手に入れるためには、一度は必ず課
金管理機関、データ管理センター等に接続しなければな
らない。また、1人のユーザーが複数のメディアを持っ
ていた場合、そのメディア間でデータの移動や、一時バ
ックアップをしてから、不正なコピーを防止しつつ、任
意のメディアにデータを復帰させることができない。本
発明は、コンテンツ情報を配信し、配信されたデータの
不正な譲渡、複製を阻止しながら、ユーザーのメディア
間でのデータの譲渡、複製を安全に行うことのできるコ
ンテンツ情報配信システムにおけるコンテンツ情報記録
方法及びコンテンツ情報記録装置を提供することを目的
としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、上記課題を解決
するために本発明は、下記の方法、装置を提供するもの
である。 (1)コンテンツ情報と、そのコンテンツ情報を再生で
きる権利の有無を示す権利情報とが記録された第1のメ
ディアから、前記コンテンツ情報を第2のメディアに記
録するコンテンツ情報記録方法であって、前記第1のメ
ディアから前記第2のメディアへの前記コンテンツ情報
の記録が実行された場合に、前記第1のメディアの権利
情報を再生権利のない権利情報に書き換え、前記第2の
メディアに再生権利ありを示す権利情報を記録すると共
に、前記第1のメディアから前記コンテンツ情報を消
去、または前記第1のメディアに記録されている前記コ
ンテンツ情報に対して復活不能な状態にスクランブルを
かけることを特徴とするコンテンツ情報記録方法。 (2)コンテンツ情報と、そのコンテンツ情報を再生で
きる権利の有無を示す権利情報とが記録された第1のメ
ディアから、前記コンテンツ情報を第2のメディアに記
録するコンテンツ情報記録方法であって、前記第1のメ
ディアから前記第2のメディアへの前記コンテンツ情報
の記録が実行された場合に、前記第1のメディアの権利
情報を再生権利ありを示す権利情報のままとし、前記第
2のメディアに再生権利ありを示す権利情報を記録する
ことを特徴とするコンテンツ情報記録方法。 (3)上記(1)記載のコンテンツ情報記録方法を第1
の記録形態、上記(2)記載のコンテンツ情報記録方法
を第2の記録形態として有し、この2つの記録形態を選
択可能に実行することを特徴とするコンテンツ情報記録
方法。 (4)コンテンツ情報と、そのコンテンツ情報を再生で
きる権利の有無を示す権利情報とが記録された第1のメ
ディアから、前記コンテンツ情報を第2のメディアに記
録するコンテンツ情報記録装置であって、前記第1のメ
ディアから前記第2のメディアへの前記コンテンツ情報
の記録が実行された場合に、前記第1のメディアの権利
情報を再生権利なしを示す権利情報に書き換え、前記第
2のメディアに再生権利ありを示す権利情報を記録する
権利情報処理手段と、前記第1のメディアから前記第2
のメディアへの前記コンテンツ情報の記録が実行された
場合に、前記第1のメディアから前記コンテンツ情報を
消去、または前記第1のメディアに記録されている前記
コンテンツ情報に対して復活不能な状態にスクランブル
をかけるコンテンツ情報処理手段とを設けたことを特徴
とするコンテンツ情報記録装置。 (5)コンテンツ情報と、そのコンテンツ情報を再生で
きる権利の有無を示す権利情報とが記録された第1のメ
ディアから、前記コンテンツ情報を第2のメディアに記
録するコンテンツ情報記録装置であって、前記第1のメ
ディアから前記第2のメディアへの前記コンテンツ情報
の記録が実行された場合に、前記第1のメディアの権利
情報を再生権利ありを示す権利情報のままとし、前記第
2のメディアに再生権利ありを示す権利情報を記録する
権利情報処理手段を設けたことを特徴とするコンテンツ
情報記録装置。 (6)上記(1)記載のコンテンツ情報記録方法を第1
の記録形態、上記(2)記載のコンテンツ情報記録方法
を第2の記録形態として有し、この2つの記録形態を選
択する選択手段を設けたことを特徴とするコンテンツ情
報記録装置。 (7)コンテンツ情報と、そのコンテンツ情報を再生で
きる権利の有無を示す権利情報とが記録された第1のメ
ディアから、前記コンテンツ情報を第2のメディアに記
録するコンテンツ情報記録方法であって、前記第1のメ
ディアから前記第2のメディアへの前記コンテンツ情報
の記録が実行された場合に、前記第1のメディアの権利
情報を再生権利のない権利情報に書き換え、前記第2の
メディアに再生権利ありを示す権利情報を記録すること
を特徴とするコンテンツ情報記録方法。 (8)コンテンツ情報と、そのコンテンツ情報を再生で
きる権利の有無を示す権利情報とが記録された第1のメ
ディアから、前記コンテンツ情報を第2のメディアに記
録するコンテンツ情報記録装置であって、前記第1のメ
ディアから前記第2のメディアへの前記コンテンツ情報
の記録が実行された場合に、前記第1のメディアの権利
情報を再生権利なしを示す権利情報に書き換え、前記第
2のメディアに再生権利ありを示す権利情報を記録する
権利情報処理手段を設けたことを特徴とするコンテンツ
情報記録装置。
【0005】
【発明の実施の形態】下記実施例によれば、不正な譲
渡、複製を防止しつつ、コンテンツデータの記録された
メディアをユーザー間で譲渡、複製することを可能と
し、しかも課金を正確に行うことができ、必ずしも課金
管理機関、データ管理センター等に接続しなくともユー
ザーがコンテンツデータを手に入れることを可能とす
る。また、下記実施例によれば、1人のユーザーが複数
のメディアを持っていた場合、そのメディア間でデータ
の移動や、一時バックアップをしてから、不正なコピー
を防止しつつ、任意のメディアにデータを復帰させるシ
ステムを提供できる。
【0006】下記実施例では、 [a]記録可能なメディアに所定の単位ごとにコンテン
ツを記録再生する記録再生方式において、記録する際
に、そのコンテンツ毎に、そのコンテンツを再生できる
権利があるかないかを示す情報が記録されると共に、再
生する際に、前記権利情報を検出し、権利がある場合の
み、再生を許可するようにした。 [b]コンテンツ情報をメディアAからメディアBにコ
ピーしたときに、そのコピーの形態が「譲渡」として実
行された場合には、メディアAの権利情報は再生権利を
失い、メディアBの権利情報に再生権利が移動し、コピ
ーの形態が「複製」として実行された場合には、メディ
アA及びメディアB双方の権利情報は再生権利がある状
態を示すようにした。 [c]コンテンツ情報をメディアAからメディアBにコ
ピーしたときに、そのコピーの形態が「譲渡」として実
行された場合には、メディアAの権利情報は再生権利を
失うと同時に、メディアAに記録されている権利を失っ
たコンテンツデータを消去、もしくはコンテンツデータ
に対して復活不可能な状態にスクランブルをかけるよう
にした。 [d]記録可能なメディアに所定の単位ごとにコンテン
ツを記録再生する記録再生方式において、コンテンツ毎
に、そのコンテンツをディジタル信号として他メディア
に出力したディジタル出力回数情報と、そのコンテンツ
をディジタル信号として他メディアから入力されたディ
ジタル入力回数情報、そのコンテンツをディジタルバッ
クアップ信号として他メディアに出力したディジタル出
力回数情報と、そのコンテンツをディジタルバックアッ
プ信号として他メディアから入力されたディジタル入力
回数情報、入出力相手のメディアのID情報、入出力した
日時情報、入出力記録再生の機能を禁止することを示す
情報を記録すると共に、メディア全体のコンテンツに対
して入出力記録再生の機能を禁止することを示す情報を
記録するようにした。 [e]記録可能なメディアに所定の単位ごとにコンテン
ツを記録再生する記録再生方式において、コンテンツを
ディジタル信号として入力記録および出力したことによ
り発生する課金に関する情報を、コンテンツ毎に記録、
もしくは、前記課金に関する情報をメディア全体の複数
のコンテンツにおける合計の情報として記録するように
した。
【0007】[f]コンテンツ情報をメディアAからメ
ディアBに複製したときに、課金情報の課金される方向
への変更は、メディアAで課金する場合と、メディアB
で課金する場合を選択できるようにした。 [g]メディアAに記録されている課金情報は、コンテ
ンツ配信センターから新たにメディアAに受信入力記録
した時、または、既にコンテンツが記録されているメデ
ィアAからメディアBへ複製する際にメディアAに課金
するものとして複製したときに、課金情報の課金される
方向への変更がなされ、課金清算終了後、リセットされ
るようにした。 [h]再生専用メディアAからメディアBへ複製する際
には、メディアBに課金するものとして複製され、メデ
ィアBの課金情報が課金される方向への変更がなされ、
課金清算終了後、リセットされるようにした。 [i]課金処理は、予め支払った金額分は課金されない
で、残金が0になった時点から課金情報に課金される方
向への変更がなされるようにした。 [j]課金処理は、コンテンツ情報に記録されている課
金することを示す情報が存在する場合のみ、行われるよ
うにした。 [k]配信もしくは課金を管理しているセンターに最後
に接続したときの、対象となるメディアの課金情報、デ
ィジタル出力回数情報、ディジタル入力回数情報、入出
力相手メディアのID、日時情報、権利情報をセンター側
のデータベースに記録し、対象となるメディアの過去に
おいてディジタル入出力した相手メディアのデータとの
関係と、双方の課金状態の矛盾を検査し、矛盾が検出さ
れた場合には、双方のメディアのIDを登録すると共に、
そのIDを持つメディアがセンターと接続された時点で、
メディアの入出力記録再生の全ての機能を禁止するよう
にした。
【0008】[l]コンテンツをディジタル信号として
他メディアに出力したディジタル出力回数情報が、所定
の値を越えた場合、入出力記録再生の機能を禁止するこ
とを示す情報を「禁止」に変更し、課金清算終了後、解
除するようにした。 [m]コンテンツをディジタル信号として他メディアに
出力したディジタル出力回数情報が、所定の値を越えた
場合、メディア全体もしくは一部のコンテンツを所定の
鍵で暗号化し、課金清算終了後、暗号化を解除するよう
にした。 [n]課金情報が、所定の値を越えた場合、メディアの
入出力記録再生の全ての機能を禁止することを示す情報
を「禁止」に変更し、課金清算終了後、解除するように
した。 [o]課金情報が、所定の値を越えた場合、メディア全
体もしくは一部のコンテンツを所定の鍵で暗号化し、課
金清算終了後、暗号化を解除するようにした。 [p]記録可能なメディアに所定の単位ごとに暗号化さ
れたコンテンツを記録再生する記録再生方式において、
暗号化されているコンテンツをメディアAからメディア
Bにコピーしたときに、メディアBで再生が可能な形態
である場合には、課金の対象とされるコピーとみなし課
金処理を行い、メディアBで再生が不可能な形態である
場合には、課金の対象とされないバックアップとみなし
て課金処理を行わないようにした。 [q]コンテンツが課金を前提として複製許可されてい
る非圧縮のデータである場合、課金はコンテンツ固有に
設定された金額、もしくは、そのコンテンツを圧縮符号
化する圧縮比率に関する情報から求められる金額によっ
て行われることを特徴とする課金システム、及び、その
金額はコンテンツの情報としてメディアに記録されるよ
うにした。 [r]コンテンツが課金を前提として複製許可されてい
る圧縮のデータである場合、課金はコンテンツ固有に設
定された金額、もしくは、そのコンテンツを再圧縮符号
化する圧縮比率に関する情報から求められる金額によっ
て行われるようにした。
【0009】[s]コンテンツがディジタルディジタル
複製許可されていないデータである場合、そのコンテン
ツをアナログ変換し、所定のフィルター処理を行って、
再ディジタル変換してからメディアに記録するようにし
た。 [t]コンテンツが課金を前提として複製が許可されて
いない非圧縮のデータである場合、課金はコンテンツ固
有に設定された金額によって行われるようにした。 [u]コンテンツの配信時、そのコンテンツデータの特
徴的な内容を示すデータとともに配信するようにした。 [v]コンテンツデータが画像を含むデータである場合
には、内容を示す特徴的なデータは、コンテンツデータ
の一部を用いた所定の1フレーム、数秒程度の動画情
報、それらの画像データを小さくサブサンプルした画
像、年月日、コンテンツ名など所定のラベルを作成する
ためのデータとするようにした。 [w]コンテンツデータが音声を含むデータである場合
には、内容を示す特徴的なデータは、コンテンツデータ
の一部を用いた所定時間の音声情報、年月日、コンテン
ツ名など所定のラベルを作成するためのデータとするよ
うにした。 [x]記録可能なメディアに所定の単位ごとにコンテン
ツを記録再生する記録再生方式において、記録する際
に、そのコンテンツ毎に、そのコンテンツが暗号化され
ているかいないかを示す暗号化情報が、暗号化領域以外
の部分に記録されると共に、再生する際に、前記暗号化
情報を検出し、暗号化されている場合のみ、暗号の復号
化を行うようにした。
【0010】まず、図10を用いて本発明の一実施例の
構成を説明する。メディアはメディア固有のIDが設定さ
れ、メディア制御器にセットすることが出来る。メディ
アは記録再生可能であり、固有のIDを設定可能なもので
あれば、固体メモリーやディスク、テープ等でも良い。
但し、ID情報が所定の耐タンパー性をもつことが条件で
ある。即ち、IDや暗号化に必要な鍵の保管に対して不正
に情報を読み出したり、書き換えたりするのが難しい状
態になっていることが望ましい。
【0011】もっとも簡単なものはメモリータイプでこ
のメモリーカードは所定のメモリー制御器を介してし
か、IDや暗号化鍵情報が引き出せない仕組みになってい
るものが、安全で簡単に作成できる。メモリーカード
は、工場生産時にカード毎に固有なIDが記録されてい
る。もしくは発行装置により発行される際に、そのメモ
リー固有のIDをEEPROMなどに記録された後、樹脂
封入等で埋めこまれるようになっている。これにより、
後からユーザ対応鍵情報が変更できない、つまり不正改
ざんできないようにする。
【0012】メディア制御器はメディアをセットして、
PCもしくは専用器などの端末に接続し、メディア内のデ
ータと、端末とのインターフェース機能と、所定のIDで
のデータの暗号化、復号化機能を有する。メディア制御
器は端末側からメモリーの内部を不正にアクセスできな
い耐タンパー性をもっている。端末は外部にあるコンテ
ンツ情報を配信をするセンター(配信センター)に接続
し、課金、認証など所定の手続きを経て、コンテンツデ
ータを受信する。センターとの接続はインターネットな
どのネットワークはもちろん、ISDNや放送、ケーブルT
V、PHSなどの無線接続でもかまわない。
【0013】コンテンツ情報は基本的にコンテンツ毎に
違う鍵(コンテンツ鍵)で暗号化される。コンテンツは
MPEGなどの所定の圧縮方式によって圧縮された後、DES
などの暗号化がなされている。例えばDESの場合、暗号
化鍵は64ビット程度である。データベースとセンター
と端末の関係を図1に示す。センターに設置したデータ
ベースで、コンテンツ情報が、コンテンツX1を暗号化鍵
G1で暗号化し、また、違うコンテンツX2を暗号化鍵G2で
暗号化するものとして管理されている。
【0014】このセンターには複数の端末がネットワー
クで接続されている。端末への送信もセキュリティーを
考えて公開鍵方式で暗号化して送信する。ここで端末1
(T1)の公開鍵をT1Pとし、復号鍵をT1Dとすると、デー
タベース1に管理されていたコンテンツX1は、暗号化鍵
G1で暗号化されEG1(X1)という暗号化コンテンツ情報と
される。暗号化鍵G1は、端末T1に送信するために端末T1
の公開鍵T1Pを使用して暗号化され、暗号化鍵の情報ET
1P(G1)となる。そして、暗号化コンテンツ情報EG1(X1)
と暗号化鍵の情報ET1P(G1)との2つの情報を端末1(T
1)に送信する。
【0015】端末1でこのコンテンツ情報を再生するた
めには、端末1の復号鍵T1Dを用いて、暗号化鍵の情報
ET1P(G1)を復号し、暗号化鍵G1を得て、その暗号化鍵G
1で暗号化コンテンツ情報EG1(X1)を復号し、コンテン
ツX1を得て、MPEGなどの復号を行うことで再生すること
が出来るが、ここでは、送信されたデータを端末で再生
することなく、すぐに端末に接続されたメディアに記録
することを前提とする。ここでは公開鍵を使って端末ま
でのデータ送信を説明したが、これは、共通鍵方式であ
っても、また他の方式であっても、またメディア内で暗
号化がなされていない場合であっても、ほぼ本発明はサ
ポートすることができる。以下の説明では、コンテンツ
情報は暗号化されていないと仮定して説明するが、実際
の運用においては、何らかの暗号化によってコンテンツ
のセキュリティを確保することが望ましい。
【0016】次に図2を用いて一実施例におけるコンテ
ンツデータの複製、譲渡の概念を説明する。本実施例の
目的はメディアにコンテンツデータを記録し、そのデー
タに対して課金を行う。また、メディア間の複製や譲渡
を行うことを可能とし、複製の場合にはしかるべき課金
がされるようなシステムを提供することにある。コンテ
ンツデータには管理データがヘッダーとしてつけられ
る。その中で重要な4つの管理情報の働きをまず説明す
る。
【0017】図2(1)は、ネットワークからコンテン
ツデータをダウンロードした時点での状態を示してい
る。黒い星マークはコンテンツデータを示す。この時点
ではメディアAでは再生権利が存在し、再生権利ありを
示す1が権利情報(権利フラッグ)として記述されてい
る。また、ネットワークに接続して受信したので、課金
はすでになされたと仮定し、この時点では清算が終了し
て、個別課金情報(課金フラッグ)は0となっている。
【0018】入力、出力の情報は、メディアAに入力さ
れディジタルデータが記録された場合、メディアAのデ
ジタル入力回数情報(入力フラッグ)が+1され、メデ
ィアAからディジタルデータが再生されディジタル出力
された場合、メディアAのデジタル出力回数情報(出力
フラッグ)が+1される。
【0019】図2(2)は、メディアA(第1のメディ
ア)から本システムのメディアB(第2のメディア)へ
コンテンツデータを複製する場合である。メディアAで
はデータ出力しているので、出力フラッグが+1され
る。メディアBでは入力されるので入力フラッグが+1
される。また、課金はA、Bどちらかで課金できるよう
に、外部インターフェースより、複製元課金か、複製先
課金かを選択するようにしている。同図(2)の場合
は、複製元課金なので、メディアAの課金フラッグが+
1されることになる。課金に関し、1曲あたり例えば2
00円と仮定した場合、課金フラッグの+1は200円
を意味する。しかし、コンテンツ毎に課金金額が違う場
合には、+1を100円の単位にして、その分だけ(2
00円なら+2)をインクリメントしてもよい。
【0020】図2(3)は複製先課金なので、メディア
Bの課金フラッグが+1されている。複製ではどちらの
媒体でもコンテンツデータを再生できるので権利フラッ
グはどちらも再生権利ありを示す1である。
【0021】図2(4)はメディアAからメディアBへ
コンテンツデータを譲渡する場合で、入出力関係は同図
(2)、(3)と同じであるが、メディアAの再生権利
は無くなり(権利フラッグは再生権利なしを示す0とな
る)、メディアBに再生権利が発生する(権利フラッグ
は再生権利ありを示す1となる)。この場合、メディア
Aでのコンテンツデータを消滅する必要がある。そこ
で、後述するメディア制御器によってコンテンツデータ
がメディアBに書き込み終了した時点で、メディアAに
ある対象のコンテンツデータをメモリー情報記録消去制
御部にて、消去、もしくは復活不可能にスクランブルを
かける。メディアAには譲渡によりコンテンツデータが
無くなっても、管理データ(権利フラッグ、課金フラッ
グ等)だけが残り、次にネットワークに接続され、課金
などの手続きが終了してから管理データは消去される。
【0022】図2(5)は他メディアにバックアップす
る場合である。この他メディアは、メディア制御器に直
接接続できるメディアでないため、基本的に再生できな
い。従って、データの譲渡、複製以外のバックアップと
して扱われる。バックアップ用メディアに対するデジタ
ル入力回数情報、デジタル出力回数情報は図2では省略
しているが、その管理も行う。ここでは課金、入力、出
力、権利の各フラッグともに0とし、同図(4)の場合
と同様に、後述するメディア制御器によってコンテンツ
データがバックアップ用メディアに書き込み終了した時
点で、メディアAにある対象のコンテンツデータはメモ
リー情報記録消去制御部にて、消去、もしくは復活不可
能にスクランブルをかける。メディアAにはバックアッ
プをしてコンテンツデータが無くなっても管理データだ
けが残り、次にネットワークに接続され、課金などの手
続きが終了してから消去される。
【0023】図2(6)は同図(5)によってバックア
ップしていたデータを戻す場合である。データが戻ると
管理データに記述されていたコンテンツ名の一致した管
理データの後ろにコンテンツデータが記録され、権利フ
ラッグに再生権利ありを示す1が戻る。
【0024】図2(7)は他メディアに複製する場合で
ある。この場合他メディアで再生できるようにして複製
する。例えば、コンテンツはメディアIDに関する情報
で暗号化されていて、他のメディアでは再生できない状
態であるところ、暗号化を解いて、複製する場合であ
る。この場合、メディアAにおける再生権利はそのまま
保持され(権利フラッグは1に保持され)、出力フラッ
グと課金フラッグが+1される。
【0025】図2(8)は他メディアから複製して、メ
ディアAに記録する場合である。この場合は、複製が許
可されているコンテンツデータに限定される。メディア
Aの管理データの入力フラッグ、課金フラッグに+1さ
れる。
【0026】次に、図3を用いて管理データの詳細を説
明する。ここでは一メディアにコンテンツデータがN個
存在するとする。管理データは各コンテンツデータ毎に
記録される。各コンテンツファイルは管理データとコン
テンツデータとから成る。また、この管理データとは別
に、そのメディア全体の課金トータルフラッグ32ビッ
トと、入出力記録再生禁止フラッグ1ビットとが、総合
管理ファイルとしてメディアに記録される。入出力記録
再生禁止フラッグは、そのメディアに対しコンテンツデ
ータの記録再生を全て禁止するか否か示す情報である。
【0027】コンテンツ毎のヘッダーについている管理
データの中には、権利フラッグ(再生権利があるかない
か)1ビット、暗号化フラッグ(コンテンツが暗号化さ
れているかいないか)1ビット、暗号化鍵フラッグ(暗
号化されているときに記録される鍵)64ビット、課金フ
ラッグ(課金回数もしくは金額)32ビット、ディジタ
ル出力回数フラッグ(再生したコンテンツデータをディ
ジタルデータとして本システム用の他メディアに出力し
た回数)16ビット、ディジタル入力回数フラッグ(本
システム用の他メディアからディジタルデータとして入
力されたコンテンツデータを記録した回数)16ビッ
ト、バックアップ出力回数フラッグ(再生したコンテン
ツデータをディジタルデータとしてバックアップメディ
アに出力した回数)16ビット、バックアップ入力回数
フラッグ(ディジタルデータとしてバックアップメディ
アから入力されたコンテンツデータを記録した回数)1
6ビット、コンテンツ名情報128バイト、ログポイン
ター(ログデータファイルの名前、もしくはポインタ
ー)が記述されている。
【0028】ディジタル出力回数フラッグ、ディジタル
入力回数フラッグは、課金に関係し、後述するセンター
での照合を行って、矛盾があるかを判断し、矛盾がある
場合には、総合管理ファイルの入出力記録再生禁止フラ
ッグを「コンテンツデータの記録再生を全て禁止する」
ことを示す1とする。また、矛盾がなくとも、回数があ
まりにも多い場合には、メディア制御器に予め設定して
ある鍵で、全てのコンテンツを暗号化して、一時的にユ
ーザーの再生を不可能にし、センター課金をした際に、
暗号化したコンテンツを復号して解除する。また、課金
フラッグに基づく課金値が所定の値を越えた場合にも同
様に、メディア制御器に予め設定してある鍵で、全ての
コンテンツを暗号化して、一時的にユーザーの再生を不
可能にし、センター課金をした際に、暗号化したコンテ
ンツを復号して解除する。
【0029】バックアップ用メディアに対する入力出力
の回数は、直接課金と関係ないが、不正なバックアップ
を行っている場合、その回数が極端に高くなる場合が考
えられ、バックアップ出力回数フラッグ、バックアップ
入力回数フラッグが所定値を越える場合には、総合管理
ファイルの入出力再生禁止フラッグを1とする。総合管
理ファイルの入出力記録再生禁止フラッグを1とする
と、そのメディアはたとえ課金を行っても、機能は復活
しないで、入出力記録再生禁止フラッグを解除する所定
の手続きを行わない限り、使用不可能とすることが可能
である。
【0030】次に図3(2)を用いログファイル構造を
説明する。ログファイルは、このメディアが何時、どん
なメディアに対してどのような処理をしたかを示すもの
であり、メディアに記録される。図4のようにログの番
号と共に、処理を行った年月日時間40ビット、相手メ
ディアID64ビット、入出力種類1ビット、コンテン
ツ名128バイト、バイト数16ビットで記録する。
【0031】各メディアが管理センターにネットワーク
を介して接続されたときに、各メディアの管理データ内
の、コンテンツデータの課金情報と、権利情報と、ディ
ジタル出力回数情報と、ディジタル入力回数情報と、各
メディアのログファイル内の、出力先メディアのID情報
と、出力した日時情報と、入力元メディアのID情報と、
入力した日時情報とが、管理センターに送信され、管理
センター側のデータベースにメディア管理データとして
記録される。対象となるメディアのメディア管理データ
と対象となるメディアの過去におけるコンテンツデータ
のディジタル入出力した相手先メディアのメディア管理
データとの関係と、対象となるメディアと対象となるメ
ディアの過去におけるコンテンツ情報のディジタル入出
力した相手先メディアとの課金状態の関係を検査する。
矛盾が検出された場合には、前記対象となるメディアの
IDと前記相手先メディアのIDとを管理センター側に登録
する。そして、そのIDを持つメディアがセンターと接続
された時点で、そのIDを持つメディアに対し、総合管理
ファイルの入出力記録再生禁止フラッグを1とし、コン
テンツデータの記録再生の全ての機能を禁止する。
【0032】この矛盾検出の方法を図4を用いて説明す
る。今メディアAがセンターに接続した場合、前述した
ログファイルによって、図4のメディアA表に記述され
ている情報がセンターに通知される。同様に、時機を異
にしてメディアB、メディアCがセンターに通知され
る。このセンターに接続する時機というのはユーザーに
よって異なるが、基本的にメディア間複製を行わない限
り、センターとの接続をしないと新しいコンテンツデー
タを得ることはできないので、定期的にセンターに接続
される。また、上記のように、メディア間複製の回数が
所定の値を越える場合にも、センターに接続して課金を
清算しないと、機能停止してしまうことからも、センタ
ーに接続する機会か必ず存在する。このメディアA、
B、Cの同じ年月日時間のデータが、入出力、コンテン
ツ名、バイト数が一致しているかを検査する。課金処理
はコンテンツ情報に記録されている課金ビット1になっ
ている場合のみ行われる。総合管理ファイルの課金トー
タルの値は、コンテンツ毎の課金をトータルしたもので
あるが、このメディアに予め、支払った金額分は課金さ
れないで、マイナスの値からスタートするようにし、残
金が0になった時点から課金情報に課金することも可能
である。
【0033】次にコンテンツデータが課金を前提として
複製許可されている場合、コンテンツの品質によって課
金をすることが考えられる。即ち、コンテンツが圧縮さ
れている場合、極端に符号化レートを落とした場合、コ
ンテンツの品質が劣化するので、その分課金を安くする
というものである。これには2つの場合が考えられる。
図5のようにもとのコンテンツが非圧縮コンテンツデー
タの場合と、圧縮コンテンツデータの場合である。この
場合には、例えばオーディオの例で図5のグラフのよう
に、512Kbpsまでは課金金額比率は 1.0とし、32K
bpsでは課金金額比率は 0.5に設定し、その間を比例関
係を保って構成する。これによれば非圧縮コンテンツデ
ータを32Kbpsにして記録した場合、元の課金金額の0.
5倍の課金がなされる。また、圧縮コンテンツデータの
場合は、元が仮に256Kbpsであるコンテンツデータを3
2Kbpsにして記録した場合は0.5/0.75の 0.67 倍の課金
金額とする。
【0034】次にコンテンツデータが課金を前提として
デジタル複製許可されていない場合、図6に示すように
コンテンツに複製許可されているかどうかのコードを、
メディア制御器内に設けた複製許可コード認識部にて認
識し、その結果、許可されていれば、そのまま出力し、
許可されていなければ、D/A変換器でコンテンツをデ
ィジタルからアナログに一度変換し、LPFなど所定の
品質劣化を伴う処理を行い、A/D変換器にてコンテン
ツをアナログからディジタルに再変換して出力する回路
を搭載する。
【0035】また、図2(8)のように、他メディアに
記録されているコンテンツを本発明のメディアに複製す
る場合、考え方としてそのコンテンツを新たに購入した
と等価になるために、複製時点で本発明のメディアに課
金を行うようにする。具体的な構成を図7に示す。他メ
ディアから入力されるコンテンツには、例えばオーディ
オであればISRCなど曲ごとに固有のIDが記録され
ており、このIDをコンテンツID読み取り部で認識す
る。認識したコンテンツIDはコンテンツ課金金額デー
タベースによってその課金金額を検索し、その結果を管
理データ書き込み部に送信し、本発明のメディアのコン
テンツ管理データに課金された情報を記述する。これに
より、本発明のセンターに次回接続したときに正当な課
金がなされる。
【0036】また、コンテンツを配信する場合、例えば
コンテンツデータがビデオ信号を含み、映画のような内
容であった場合、コンテンツデータに特徴的なシーンの
画像や音声のデータを付属して送信する。基本的にはコ
ンテンツデータは暗号化されており、このデータを復号
して所定の場所のデータを抜き出すのは処理が煩雑にな
るため、予め、暗号化されていない特徴を示すデータを
付属する。図8に示すように、暗号化コンテンツデータ
の後にその特徴データをつける。その内容は例えば、そ
の映画の特徴的なシーンを1フレーム分MPEGやJP
EG圧縮した静止画に、配信年月日のデータを記録す
る。
【0037】このデータの構成を予め知っていて、この
構成にしたがって特徴データを復号し、配信年月日デー
タを所定の場所にプリントするプログラムがなされたプ
リンターであれば、その特徴データをもとに、図9のよ
うなユーザーにわかりやすいメディアに貼ることのでき
るラベルをプリントすることも可能である。また、特徴
データにオーディオデータも付加することも出来、その
ばあいには、センターから端末に送信されてくるとき
に、その特徴シーンを表わすオーディオデータとビデオ
データを再生し、コンテンツデータをダウンロードしに
来たユーザーにコンテンツ内容を紹介する機能として使
用することも可能である。
【0038】次に、本発明の実施例のブロック図につい
て図11を用いて説明する。最初に配信センターからメ
ディアAにコンテンツデータを受信する場合を説明す
る。まず、メディアAをメディア制御器20にセットす
る。メディア制御器20を端末T1にセットして、外部
インターフェースよりメディア制御器20のモード設定
部21に「データ記録モード」を設定する。モード設定
部21は設定されたモードの情報を管理データ制御部2
2と、メディアAのメモリー情報記録消去制御部31に
送信する。
【0039】課金、認証など所定の手続きが終了する
と、センターからコンテンツデータが端末T1に配信さ
れてくる。コンテンツデータは管理データ読み取り部2
3にて、図3に示した各種管理データとログファイルデ
ータ、総合管理ファイルを読み取りメモリー24に記録
する。課金が清算していれば課金トータル(合計課金情
報)は0にリセットされ、コンテンツヘッダーの管理デ
ータは、権利フラッグが1、課金フラッグが0、入出力
回数関係のフラッグは0、ログファイル情報もリセット
される。同時に各種管理データとログファイルデータ、
及び総合管理ファイルはメディアAのメモリー情報記録
消去制御部31に送信される。「データ記録モード」の
場合、メディア情報記録消去制御部31はそれらのデー
タをそのままメディアAのメモリー部32に記録する。
【0040】次にメディアAに記録されたコンテンツデ
ータを再生する場合を説明する。外部インターフェース
よりメディア制御器20のモード設定部21に「データ
再生モード」を設定する。モード設定部21はモード情
報をメモリー情報記録消去制御部31に送信する。メモ
リー情報記録消去制御部31ではコンテンツデータをメ
モリー部32から読み出し、コンテンツデータ再生部2
5に送信する。コンテンツデータ再生部25ではコンテ
ンツデータを再生し、再生信号を外部へ出力する。
【0041】次にメディアAからメディアBにコンテン
ツデータを複製する場合を説明する。外部インターフェ
ースよりメディア制御器20のモード設定部21に「デ
ータ複製出力モード」を設定する。また、課金はここで
は「課金無しモード」(複製先課金)と設定する。モー
ド設定部21は設定されたモードの情報を管理データ制
御部22と、メディアAのメモリー情報記録消去制御部
31とに送信する。メモリー情報記録消去制御部31で
はコンテンツデータをメモリー部32から読み出し、管
理データ読み取り部23へ送信する。コンテンツデータ
は管理データ読み取り部23にて、図3に示した各種管
理データとログファイルデータ、総合管理ファイルとが
読み取られメモリー24に記録される。管理データ制御
部22では、複製先のメディアBのIDの情報を認識
し、メモリー24内の複製に関する管理データの、ディ
ジタル出力回数、課金などの情報のインクリメント、ロ
グファイルの年月日、相手のID、入出力種類、コンテ
ンツ名、コンテンツのバイト数を記述変更する。その
後、管理データ書き込み部26にて管理データがコンテ
ンツデータのヘッダーに書き込まれ、メディアAのメモ
リー情報記録消去制御部31へ送信され、メディアAの
メモリー部32に戻される。
【0042】次に、メディアBへコンテンツデータを記
録するために外部インターフェースよりメディア制御器
20のモード設定部21に「データ複製入力モード」を
設定する。課金はメディアAでの「課金無し」「データ
複製出力モード」に対応して強制的に「課金モード」と
される。モード設定部20は設定されたモードの情報を
管理データ制御部22と、メディアBのメモリー記録消
去制御部31Bとに送信する。管理データ書き込み部2
6は、メモリー24に記録されていた情報からログファ
イルを生成すると共に、コンテンツデータのヘッダーに
書く管理データに対し、権利フラッグを1、課金フラッ
グを1、ディジタル入力回数を+1とし、コンテンツデ
ータと共にメディアBのメモリー記録消去制御部31B
に送信する。そして、メディアBのメモリー部32Bに
記録される。
【0043】次に、メディアAからメディアBにコンテ
ンツデータを譲渡する場合を説明する。外部インターフ
ェースよりメディア制御器20のモード設定部21に
「データ譲渡出力モード」を設定する。また課金はされ
ないので課金モードは無視される。モード設定部21は
設定されたモードの情報を管理データ制御部22と、メ
ディアAのメモリー記録消去制御部31とに送信する。
メモリー情報記録消去制御部31ではメモリー部32か
ら読み出したコンテンツデータを管理データ読み取り部
23へ送信する。コンテンツデータは管理データ読み取
り部23にて、図3に示した各種管理データとログファ
イルデータ、総合管理ファイルが読み取られメモリー2
4に記録される。管理データ制御部22では、複製先の
メディアBのIDの情報を認識し、メモリー内の譲渡に
関する管理データの、ディジタル出力回数の情報をイン
クリメントし、権利を0とし、ログファイルの年月日、
相手のID、入出力種類、コンテンツ名、コンテンツの
バイト数を記述変更する。その後、管理データ書き込み
部にて管理データがコンテンツデータのヘッダーに書き
込まれ、メディアAのメモリー情報記録消去制御部31
へ送信され、メディアAのメモリーに戻される。「デー
タ譲渡出力モード」の場合には、コンテンツデータはメ
ディアAから消去され、管理データのみを残す。
【0044】次に、メディアBへコンテンツデータを記
録するために、外部インターフェースよりメディア制御
器20のモード設定部21に「データ譲渡入力モード」
を設定する。課金はメディアAの「データ譲渡出力モー
ド」に対応して強制的に「課金無し」とされる。モード
設定部21は設定されたモードの情報を管理データ制御
部22と、メディアBのメモリー記録消去制御部31B
に送信する。管理データ書き込み部26は、メモリーに
記録されている情報からログファイルを生成し、コンテ
ンツデータのヘッダーに書く管理データに対し、権利
1、ディジタル入力回数+1を行う。そして管理データ
はコンテンツデータと共ににメディアBのメモリー記録
消去制御部31Bに送信され、メディアBのメモリー部
32Bに記録される。
【0045】次に、メディアAから他メディアにコンテ
ンツデータをバックアップする場合を説明する。外部イ
ンターフェースよりメディア制御器20のモード設定部
21に「データバックアップ出力モード」を設定する。
また課金はされないので課金モードは無視される。モー
ド設定部20は設定されたモードの情報を管理データ制
御部22と、メディアAのメモリー記録消去制御部31
とに送信する。メモリー情報記録消去制御部31では、
メモリー部32から読み出したコンテンツデータを管理
データ読み取り部23へ送信する。コンテンツデータは
管理データ読み取り部23にて、図3に示した各種管理
データとログファイルデータ、総合管理ファイルが読み
取られメモリー24に記録される。管理データ制御部2
2では、メモリー24内のバックアップ出力に関する管
理データの、バックアップ出力の情報をインクリメント
し、権利フラッグを0とし、ログファイルの年月日、入
出力種類、コンテンツ名、コンテンツのバイト数を記述
変更する。相手メディアIDはバックアップ用メディア
70がIDをもっていないので、所定のほかメディアを
示す0xffffを記述する。その後、管理データ書き
込み部26にて管理データがコンテンツデータのヘッダ
ーに書き込まれ、端末T1を介して、バックアップ用メ
ディア70に送信される。同時に、新たな管理データが
書き込まれたコンテンツデータはメディアAのメモリー
情報記録消去制御部31へ送信され、メディアAのメモ
リー部32に戻される。そして、「データバックアップ
出力モード」であるので、メモリー部32からコンテン
ツデータは消去され、管理データのみがメモリー部32
に残される。
【0046】次に、バックアップ用メディア70からメ
ディアBにコンテンツデータをバックアップする場合を
説明する。外部インターフェースよりメディア制御器2
0のモード設定部21に「データバックアップ入力モー
ド」を設定する。また課金はされないので課金モードは
無視される。バックアップ用メディア70から読み出さ
れたコンテンツデータは端末T1を介してメディア制御
部20に送信され、管理データ読み取り部23でコンテ
ンツデータのヘッダ部の管理データが読み取られ、メモ
リー24に一時メモリーされる。
【0047】メディアBでは、モード設定部21に「デ
ータバックアップ入力モード」が設定されているので、
課金は強制的に「課金無し」とされる。モード設定部2
1は設定されたモードの情報を管理データ制御部22
と、メディアBのメモリー記録消去制御部31Bに送信
する。管理データ書き込み部26は、メモリー24に記
録された情報からログファイルを生成し、コンテンツデ
ータのヘッダーに書く管理データに対し、権利フラッグ
1、バックアップ入力回数+1とする。ログファイル、
管理データはコンテンツデータと共にメディアBのメモ
リー記録消去制御部31Bに送信され、メディアBのメ
モリー部32Bに記録される。
【0048】次にメディアAから他メディアにコンテン
ツデータを複製する場合を説明する。外部インターフェ
ースよりメディア制御器20のモード設定部21に「デ
ータ他メディア複製出力モード」を設定する。このモー
ドにおける課金は、ここでは「課金モード」と強制的に
設定される。モード設定部21は設定されたモードの情
報を管理データ制御部22と、メディアAのメモリー記
録消去制御部31に送信する。メモリー情報記録消去制
御部31ではコンテンツデータを管理データ読み取り部
23へ送信する。コンテンツデータは管理データ読み取
り部23にて、図3に示した各種管理データとログファ
イルデータ、総合管理ファイルが読み取られメモリー2
4に記録する。管理データ制御部22では、メモリー2
4内のディジタル出力に関する管理データの、ディジタ
ル出力の情報をインクリメントし、権利フラッグを1と
し、ログファイルの年月日、入出力種類、コンテンツ
名、コンテンツのバイト数を記述変更する。相手メディ
アIDは他メディアがIDをもっていないので、所定の
他のメディアを示す0xffffを記述する。その後、
管理データ書き込み部26にて管理データがコンテンツ
データのヘッダーに書き込まれ、そのコンテンツデータ
は端末T1を介して、他メディアに送信される。同時に
メディアAのメモリー情報記録消去制御部31へ送信さ
れ、メディアAのメモリー部32に戻される。
【0049】次に他メディアからメディアBにコンテン
ツデータを複製する場合を説明する。外部インターフェ
ースよりメディア制御器20のモード設定部21に「デ
ータ他メディア複製入力モード」を設定する。このモー
ドにおける課金は、ここでは「課金モード」と強制的に
設定される。モード設定部21は設定されたモードの情
報を管理データ制御部22と、メディアBのメモリー記
録消去制御部31Bに送信する。他メディアから読み出
されたコンテンツデータは管理データ読み取り部23
で、管理データが読み取られ、メモリー24に一時メモ
リーされる。モード設定部21は設定されたモード情報
を管理データ制御部22と、メディアBのメモリー記録
消去制御部31Bに送信する。管理データ書き込み部2
6は、メモリー24に記録された情報からログファイル
を生成し、コンテンツデータのヘッダーに書き込む管理
データに対し、権利フラッグを1、課金フラッグを1、
ディジタル入力回数を+1とする。ログファイル、管理
データはコンテンツデータと共にメディアBのメモリー
記録消去制御部31Bに送信され、メディアBのメモリ
ー部32Bに記録される。
【0050】上記のように、本実施例は下記の効果を有
する。・記録可能なメディアに所定の単位ごとにコンテ
ンツを記録再生する記録再生方式において、記録する際
に、そのコンテンツ毎に、そのコンテンツを再生できる
権利があるかないかを示す情報が記録されると共に、再
生する際に、前記権利情報を検出し、権利がある場合の
み、再生を許可するようにしたので、権利情報によって
「譲渡」、「複製」の仕組みを提供できるようになる。
【0051】・コンテンツ情報をメディアAからメディ
アBにコピーしたときに、そのコピーの形態が「譲渡」
として実行された場合には、メディアAの権利情報は再
生権利を失うと同時に、メディアAに記録されている権
利を失ったコンテンツデータを消去、もしくはコンテン
ツデータに対して復活不可能な状態にスクランブルをか
けるようにしたので、譲渡後のメディアに残っているデ
ータを不正に利用することを防止できる。
【0052】・記録可能なメディアに所定の単位ごとに
コンテンツを記録再生する記録再生方式において、コン
テンツ毎に、そのコンテンツをディジタル信号として他
メディアに出力したディジタル出力回数情報と、そのコ
ンテンツをディジタル信号として他メディアから入力さ
れたディジタル入力回数情報、そのコンテンツをディジ
タルバックアップ信号として他メディアに出力したディ
ジタル出力回数情報と、そのコンテンツをディジタルバ
ックアップ信号として他メディアから入力されたディジ
タル入力回数情報、入出力相手のメディアのID情報、入
出力した日時情報、入出力記録再生の機能を禁止するこ
とを示す情報を記録すると共に、メディア全体のコンテ
ンツに対して入出力記録再生の機能を禁止することを示
す情報を記録するようにしたので、コンテンツ情報の入
出力回数やその日時が全体のシステムとして管理するこ
とがてきる。
【0053】・記録可能なメディアに所定の単位ごとに
コンテンツを記録再生する記録再生方式において、コン
テンツをディジタル信号として入力記録および出力した
ことにより発生する課金に関する情報を、コンテンツ毎
に記録、もしくは、前記課金に関する情報をメディア全
体の複数のコンテンツにおける合計の情報として記録す
るようにしたので、ディスクを所有するユーザーに対
し、簡単にその金額を表示したり、課金時の処理が簡単
になる。
【0054】・コンテンツ情報をメディアAからメディ
アBにコピーしたときに、課金情報の課金される方向の
変更は、メディアAで課金する場合と、メディアBで課
金する場合を選択できるようにしたので、メディアA所
有のユーザーからメディアB所有のユーザーにコンテン
ツ情報をプレゼントする場合にはメディアA所有のユー
ザーが課金するモードを選ぶなど、ユーザーの多様な使
用方法に対応できる。
【0055】・メディアAに記録されている課金情報
は、コンテンツ配信センターから新たにメディアAに受
信入力記録した時、または、既にコンテンツが記録され
ているメディアAからメディアBへコピーする際にメデ
ィアAに課金するものとしてコピーしたときに、課金情
報の課金される方向への変更がなされ、課金清算終了
後、リセットされるようにしたので、前回センターに接
続してから次にセンターに接続されるまでの間、課金情
報として貯えられていた課金金額に対応する分が、セン
ターに接続されたときに必ず行うことが可能となる。
【0056】・再生専用メディアAからメディアBへコ
ピーする際には、メディアBに課金するものとしてコピ
ーされ、メディアBの課金情報が課金される方向への変
更がなされ、課金清算終了後、リセットされるようにし
たので、再生専用メディアであって課金対象のコンテン
ツがコピーされた場合、コピー先のメディアの課金情報
を利用することで、正当な課金を行うことが可能とな
る。
【0057】・課金処理は、予め支払った金額分は課金
されないで、残金が0になった時点から課金情報に課金
される方向への変更がなされるようにしたので、プリペ
イドカードのように予めユーザが所定の金額分は初期値
として持っていて、残金が0になった時点で課金情報を
用いて、次回のセンター接続時に課金される方法に切り
替えることが可能となる。
【0058】・課金処理は、コンテンツ情報に記録され
ている課金することを示す情報が存在する場合のみ、行
われるようにしたので、コンテンツがコピーフリーであ
ったり、自分でムービー録画した画像であったりした場
合には課金しないように出来る。
【0059】・配信もしくは課金を管理しているセンタ
ーに最後に接続したときの、対象となるメディアの課金
情報、ディジタル出力回数情報、ディジタル入力回数情
報、入出力相手メディアのID、日時情報、権利情報をセ
ンター側のデータベースに記録し、対象となるメディア
の過去においてディジタル入出力した相手メディアのデ
ータとの関係と、双方の課金状態の矛盾を検査し、矛盾
が検出された場合には、双方のメディアのIDを登録する
と共に、そのIDを持つメディアがセンターと接続された
時点で、メディアの入出力記録再生の全ての機能を禁止
するようにしたので、コンテンツ情報の入出力回数やそ
の日時が全体のシステムとして確認可能で、その矛盾を
発見することによって、不正を発見した場合、入出力記
録再生の機能を禁止することを示す情報を用いて、一時
的にそのメディアの機能を停止させることが可能とな
る。
【0060】・コンテンツをディジタル信号として他メ
ディアに出力したディジタル出力回数情報が、所定の値
を越えた場合、入出力記録再生の機能を禁止することを
示す情報を「禁止」に変更し、課金清算終了後、解除す
るようにしたので、不正にディジタルコピーを数多くし
ているであろう可能性があると判断した場合、機能をス
トップし、正当な課金を促すことが可能となる。
【0061】・コンテンツをディジタル信号として他メ
ディアに出力したディジタル出力回数情報が、所定の値
を越えた場合、メディア全体もしくは一部のコンテンツ
を所定の鍵で暗号化し、課金清算終了後、暗号化を解除
するようにしたので、機能をストップされたコンテンツ
情報を不正な手段で取り出そうとしても、暗号化されて
いるので、セキュリティがより高くすることが可能であ
る。
【0062】・課金情報が、所定の値を越えた場合、メ
ディアの入出力記録再生の全ての機能を禁止することを
示す情報を「禁止」に変更し、課金清算終了後、解除す
るようにしたので、不正にディジタルコピーを数多くし
ているであろう可能性があると判断した場合、機能をス
トップし、正当な課金を促すことが可能となる。
【0063】・課金情報が、所定の値を越えた場合、メ
ディア全体もしくは一部のコンテンツを所定の鍵で暗号
化し、課金清算終了後、暗号化を解除するようにしの
で、機能をストップされたコンテンツ情報を不正な手段
で取り出そうとしても、暗号化されているので、セキュ
リティがより高くすることが可能である。
【0064】・記録可能なメディアに所定の単位ごとに
暗号化されたコンテンツを記録再生する記録再生方式に
おいて、暗号化されているコンテンツをメディアAから
メディアBにコピーしたときに、メディアBで再生が可
能な形態である場合には、課金の対象とされるコピーと
みなし課金処理を行い、メディアBで再生が不可能な形
態である場合には、課金の対象とされないバックアップ
とみなして課金処理を行わないようにしたので、再生不
可能なメディア、即ちPCのハードディスクなどに暗号
化したデータをコピーしても、その暗号が解読できない
ので、単なるバックアップとして課金対象とはしないよ
うにできる。
【0065】・コンテンツが課金を前提としてコピー許
可されている非圧縮のデータである場合、課金はコンテ
ンツ固有に設定された金額、もしくは、そのコンテンツ
を圧縮符号化する圧縮比率に関する情報から求められる
金額によって行われることを特徴とする課金システム、
及び、その金額はコンテンツの情報としてメディアに記
録されるようにしたので、コンテンツの品質によってそ
のコンテンツの課金をかえても良いという場合には、圧
縮する比率に関する値でその価値を定めることが出来、
金額と品質のバランスでユーザーが選択する幅を持たす
ことができる。
【0066】・コンテンツが課金を前提としてコピー許
可されている圧縮のデータである場合、課金はコンテン
ツ固有に設定された金額、もしくは、そのコンテンツを
再圧縮符号化する圧縮比率に関する情報から求められる
金額によって行われるようにしたので、もとのコンテン
ツが圧縮されている場合でも、再圧縮する比率に関する
値でその価値を定めることが出来、金額と品質のバラン
スでユーザーが選択する幅を持たすことができる。
【0067】・コンテンツがディジタルコピー許可され
ていないデータである場合、そのコンテンツをアナログ
変換し、所定のフィルター処理を行って、再ディジタル
変換してからメディアに記録するようにしたので、もと
の品質をかなり劣化させて、価値を落としてからコピー
をすることが可能となる。
【0068】・コンテンツが課金を前提としてコピーが
許可されていない非圧縮のデータである場合、課金はコ
ンテンツ固有に設定された金額によって行われるように
したので、新たにそのコンテンツを購入したと等価の課
金を施すことが可能となる。
【0069】・コンテンツの配信時、そのコンテンツデ
ータの特徴的な内容を示すデータとともに配信するよう
にしたので、コンテンツ情報受信後、そのコンテンツが
何であったかを簡単に検索するなど、便利な機能を応用
することができる。
【0070】・コンテンツデータが画像を含むデータで
ある場合には、内容を示す特徴的なデータは、コンテン
ツデータの一部を用いた所定の1フレーム、数秒程度の
動画情報、それらの画像データを小さくサブサンプルし
た画像、年月日、コンテンツ名など所定のラベルを作成
するためのデータとするように、コンテンツデータが音
声を含むデータである場合には、内容を示す特徴的なデ
ータは、コンテンツデータの一部を用いた所定時間の音
声情報、年月日、コンテンツ名など所定のラベルを作成
するためのデータとするようにしたので、コンテンツを
記録したメディアに、コンテンツが何であったかが明確
にわかるラベルを、簡単に作成することが出来る。
【0071】・記録可能なメディアに所定の単位ごとに
コンテンツを記録再生する記録再生方式において、記録
する際に、そのコンテンツ毎に、そのコンテンツが暗号
化されているかいないかを示す暗号化情報が、暗号化領
域以外の部分に記録されると共に、再生する際に、前記
暗号化情報を検出し、暗号化されている場合のみ、暗号
の復号化を行うようにしたので、暗号化されているエリ
アの特定が簡単に出来、再生装置の簡素化が可能であ
る。
【0072】
【発明の効果】本発明によれば、コンテンツ情報の不正
な譲渡、複製を阻止しつつ、コンテンツ情報の記録され
たメディアをユーザー間で譲渡、複製することを可能と
し、必ずしも課金管理機関、データ管理センター等に接
続しなくともユーザーがコンテンツ情報を手に入れるこ
とを可能とする。さらに、コンテンツ情報をユーザー間
で譲渡、複製する場合においても、再生権利を示す権利
情報を的確に記録できる。また、本発明によれば、1人
のユーザーが複数のメディアを持っていた場合、そのメ
ディア間でコンテンツ情報の移動や、一時バックアップ
をしてから、不正な譲渡、複製を防止しつつ、任意のメ
ディアにデータを復帰させるシステムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例におけるデータベースとセンターと端
末との関係を示す図である。
【図2】一実施例における記録の形態を説明するための
図である。
【図3】一実施例におけるデータ構造を示した説明図で
ある。
【図4】一実施例におけるログファイルデータ例を示す
説明図である。
【図5】一実施例における圧縮比率と課金金額比率とを
説明するための図である。
【図6】複製許可コードの認識を行う一実施例における
ブロック図である。
【図7】コンテンツ課金金額データベースを用いる一実
施例を示すブロック図である。
【図8】特徴データを用いる一実施例のデータ構造例を
示す説明図である。
【図9】特徴データを用いる一実施例の概念を示す説明
図である。
【図10】一実施例の構成を示す図である。
【図11】一実施例の詳細構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
20 ディア制御器 21 モード設定部 22 管理データ制御部 23 管理データ読み取り部 24 メモリー 25 コンテンツデータ再生部 26 管理データ書き込み部 31,31B メモリー情報記録消去制御部 32,32B メモリー部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンテンツ情報と、そのコンテンツ情報を
    再生できる権利の有無を示す権利情報とが記録された第
    1のメディアから、前記コンテンツ情報を第2のメディ
    アに記録するコンテンツ情報記録方法であって、 前記第1のメディアから前記第2のメディアへの前記コ
    ンテンツ情報の記録が実行された場合に、前記第1のメ
    ディアの権利情報を再生権利のない権利情報に書き換
    え、前記第2のメディアに再生権利ありを示す権利情報
    を記録すると共に、 前記第1のメディアから前記コンテンツ情報を消去、ま
    たは前記第1のメディアに記録されている前記コンテン
    ツ情報に対して復活不能な状態にスクランブルをかける
    ことを特徴とするコンテンツ情報記録方法。
  2. 【請求項2】コンテンツ情報と、そのコンテンツ情報を
    再生できる権利の有無を示す権利情報とが記録された第
    1のメディアから、前記コンテンツ情報を第2のメディ
    アに記録するコンテンツ情報記録方法であって、 前記第1のメディアから前記第2のメディアへの前記コ
    ンテンツ情報の記録が実行された場合に、前記第1のメ
    ディアの権利情報を再生権利ありを示す権利情報のまま
    とし、前記第2のメディアに再生権利ありを示す権利情
    報を記録することを特徴とするコンテンツ情報記録方
    法。
  3. 【請求項3】請求項1記載のコンテンツ情報記録方法を
    第1の記録形態、請求項2記載のコンテンツ情報記録方
    法を第2の記録形態として有し、この2つの記録形態を
    選択可能に実行することを特徴とするコンテンツ情報記
    録方法。
  4. 【請求項4】コンテンツ情報と、そのコンテンツ情報を
    再生できる権利の有無を示す権利情報とが記録された第
    1のメディアから、前記コンテンツ情報を第2のメディ
    アに記録するコンテンツ情報記録装置であって、 前記第1のメディアから前記第2のメディアへの前記コ
    ンテンツ情報の記録が実行された場合に、前記第1のメ
    ディアの権利情報を再生権利なしを示す権利情報に書き
    換え、前記第2のメディアに再生権利ありを示す権利情
    報を記録する権利情報処理手段と、 前記第1のメディアから前記第2のメディアへの前記コ
    ンテンツ情報の記録が実行された場合に、前記第1のメ
    ディアから前記コンテンツ情報を消去、または前記第1
    のメディアに記録されている前記コンテンツ情報に対し
    て復活不能な状態にスクランブルをかけるコンテンツ情
    報処理手段とを設けたことを特徴とするコンテンツ情報
    記録装置。
  5. 【請求項5】コンテンツ情報と、そのコンテンツ情報を
    再生できる権利の有無を示す権利情報とが記録された第
    1のメディアから、前記コンテンツ情報を第2のメディ
    アに記録するコンテンツ情報記録装置であって、 前記第1のメディアから前記第2のメディアへの前記コ
    ンテンツ情報の記録が実行された場合に、前記第1のメ
    ディアの権利情報を再生権利ありを示す権利情報のまま
    とし、前記第2のメディアに再生権利ありを示す権利情
    報を記録する権利情報処理手段を設けたことを特徴とす
    るコンテンツ情報記録装置。
  6. 【請求項6】請求項1記載のコンテンツ情報記録方法を
    第1の記録形態、請求項2記載のコンテンツ情報記録方
    法を第2の記録形態として有し、この2つの記録形態を
    選択する選択手段を設けたことを特徴とするコンテンツ
    情報記録装置。
  7. 【請求項7】コンテンツ情報と、そのコンテンツ情報を
    再生できる権利の有無を示す権利情報とが記録された第
    1のメディアから、前記コンテンツ情報を第2のメディ
    アに記録するコンテンツ情報記録方法であって、 前記第1のメディアから前記第2のメディアへの前記コ
    ンテンツ情報の記録が実行された場合に、前記第1のメ
    ディアの権利情報を再生権利のない権利情報に書き換
    え、前記第2のメディアに再生権利ありを示す権利情報
    を記録することを特徴とするコンテンツ情報記録方法。
  8. 【請求項8】コンテンツ情報と、そのコンテンツ情報を
    再生できる権利の有無を示す権利情報とが記録された第
    1のメディアから、前記コンテンツ情報を第2のメディ
    アに記録するコンテンツ情報記録装置であって、 前記第1のメディアから前記第2のメディアへの前記コ
    ンテンツ情報の記録が実行された場合に、前記第1のメ
    ディアの権利情報を再生権利なしを示す権利情報に書き
    換え、前記第2のメディアに再生権利ありを示す権利情
    報を記録する権利情報処理手段を設けたことを特徴とす
    るコンテンツ情報記録装置。
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