JP2001013239A - 超音波振動子 - Google Patents

超音波振動子

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JP2001013239A
JP2001013239A JP11186941A JP18694199A JP2001013239A JP 2001013239 A JP2001013239 A JP 2001013239A JP 11186941 A JP11186941 A JP 11186941A JP 18694199 A JP18694199 A JP 18694199A JP 2001013239 A JP2001013239 A JP 2001013239A
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ultrasonic
center line
ultrasonic transducer
thin portion
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JP11186941A
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Tomohito Kajiyama
智史 梶山
Kiwamu Shibata
究 柴田
Toshimasa Takagi
俊昌 高木
Masatake Uno
真武 宇野
Takeshi Ono
健 小野
Yusuke Hashimoto
裕介 橋本
Riyuuji Ootani
隆児 大谷
Masahiko Adachi
将彦 足立
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10KSOUND-PRODUCING DEVICES; METHODS OR DEVICES FOR PROTECTING AGAINST, OR FOR DAMPING, NOISE OR OTHER ACOUSTIC WAVES IN GENERAL; ACOUSTICS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G10K9/00Devices in which sound is produced by vibrating a diaphragm or analogous element, e.g. fog horns, vehicle hooters or buzzers
    • G10K9/18Details, e.g. bulbs, pumps, pistons, switches or casings
    • G10K9/20Sounding members
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10KSOUND-PRODUCING DEVICES; METHODS OR DEVICES FOR PROTECTING AGAINST, OR FOR DAMPING, NOISE OR OTHER ACOUSTIC WAVES IN GENERAL; ACOUSTICS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G10K9/00Devices in which sound is produced by vibrating a diaphragm or analogous element, e.g. fog horns, vehicle hooters or buzzers
    • G10K9/12Devices in which sound is produced by vibrating a diaphragm or analogous element, e.g. fog horns, vehicle hooters or buzzers electrically operated
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  • Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)
  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】その目的はホーンを用いることなく、各方向の
ビームの太さを異なるようにできる超音波振動子を提供
することにある。 【解決手段】略円筒状の筒状ケース1は、その一端面1
bが開口しており、他端面の筒状ケース1内側の略中央
部に圧電素子2を貼り付けて配置し、振動面1aとし、
この振動面1aより超音波の送受波が行われる。振動面
1aの面上には、圧電素子2の設けられた位置の外側で
あり、振動面1aの中心Pを通る中心線P1を中心に対
称となる位置に、それぞれ1つずつ中心線P1と平行方
向に長さA1を有し、長さA1方向と直交する方向に長
さB1を有する円弧状の開口部3,3が設けられてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音波信号を送信
するとともに障害物からの反射波を受信して障害物の存
在を検出する超音波センサの超音波振動子に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の障害物検知を行う超音波センサと
しては、超音波センサより超音波パルスを空気中に発信
し、検知対象物体などの障害物に反射して、その反射波
を超音波センサで受信し、その受信信号の処理を行い、
警報などを発するような構成になっている。上記超音波
センサの超音波を発信および受信している超音波振動子
は、図14(a)の正面図、図14(b)の側面断面図
に示すような構成である。一端面が開口した中空の筒状
ケース51他端側の面は、その筒状ケース51内側に接
着剤で貼り合わせた圧電素子52が設けられて振動面5
1aとなっており、超音波信号の送受信を行う。圧電素
子52の上記振動面51aに貼り合わされていない側に
は、吸音材53が配置されている。圧電素子52と筒状
ケース51に接続されたリード線54と、図示せぬ制御
回路側から入出力される信号を伝達するシールド線56
とがターミナル基板55で接続される。また、この筒状
ケース51の内部には充填材57が充填されている。
【0003】しかし、この超音波振動子では振動面51
aは円形で厚みは一定のため、超音波振動子自体では、
超音波振動子からみて全方向に略均一な指向性となる。
車両用の障害物検知の超音波振動子は、車両のバンパー
などに取り付けられるが、車両へ取り付けたときの超音
波振動子の横方向の検知エリアは、障害物の存在を検知
するために広くし、縦方向の検知エリアは路面上の不用
物体の検知を防止するため狭くする必要がある。よっ
て、水平方向と垂直方向で超音波振動子の超音波のビー
ムの太さの異なる指向性が必要となる。そのため、従来
の超音波振動子では、保持ゴム59を介してホーン58
を設けて超音波のビーム制御を行う必要があった。ホー
ン58は、図15(a)(b)に示すように、縦径58
a、横径58b、深さ58cを有する開口部60からビ
ーム制御を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようなホーン58
を有する超音波振動子では、車両走行中などに、ホーン
58の内部に雨水が入りこんだり、雪やほこりなどが溜
まりやすく、それにより超音波のビームが変化して障害
物などの対象物の検知エリアが変わってしまうことがあ
る。また、ホーン58内部に入ったものを検知してしま
い、検知対象物体が検知エリアに無いにもかかわらず、
それを誤検知してしまう問題があった。そしてまた、超
音波振動子をバンパーなどに取り付けるため、ホーン5
8がバンパー面より突出し、またホーン58自体の穴が
存在するため、外観上もよくないという問題があった。
このように、超音波振動子のビームの太さを異なるよう
にするために、ホーンを用いると上記した問題が発生し
た。
【0005】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的はホーンを用いることなく、超音波のビ
ームの指向特性を異なるようにできる超音波振動子を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、一端面が開口し、他端面が閉塞
された筒状ケースの他端面を、その筒状ケース内側略中
央部に圧電素子を設けて振動面とし、超音波の送波及び
受波を行う超音波振動子において、前記筒状ケースは、
その軸と直交する面の各中心を通る中心線を中心として
対称となる位置に開口部を有することを特徴とする。よ
って、振動面の中心線と直交する方向の振動は、その両
端部に開口部があるため剛性が弱くなって振動しやすく
なり、中心線と平行方向の振動に比べて、振動面と直交
する方向に平面振動する部分が大きくなるように振動す
る。その結果、水平方向に比べて垂直方向のビームを鋭
くして物体の検知エリアを小さくすることが可能とな
り、超音波振動子は異方向性を持つ指向特性を形成でき
る。
【0007】また、請求項2の発明は、請求項1記載の
発明において、前記開口部は前記振動面に形成されるこ
とを特徴とする。よって、請求項1と同様の効果が得ら
れる。
【0008】また、請求項3の発明は、請求項1記載の
発明のおいて、前記開口部は前記筒状ケースの側面に形
成されることを特徴とする。よって、請求項1と同様の
効果が得られるとともに、振動面に開口部を設けないた
め、圧電素子の大きさや位置を制限せずに配置でき、ま
た外観も良くなる。
【0009】また、請求項4の発明は、請求項1記載の
発明において、前記開口部は前記振動面から前記筒状ケ
ースの側面にかけて形成されることを特徴とする。よっ
て、開口部を大きくとることができ、振動面の中心線に
対して開口部を形成した形成方向の剛性を弱めることが
できるので、超音波の送波、受波を行うにあたり、ビー
ムの指向特性の異方向性を向上することができる。
【0010】また、請求項5の発明は、請求項1から請
求項4のいずれかに記載の発明において、前記開口部の
前記中心線と平行方向の長さを変更して超音波の指向特
性を調整することを特徴とする。よって、超音波の指向
特性を変更できる。
【0011】また、請求項6の発明は、請求項1から請
求項4のいずれかに記載の発明において、前記開口部の
前記中心線と直交する方向の長さを変更して超音波の指
向特性を調整することを特徴とする。よって、超音波の
指向特性を変更できる。
【0012】また、請求項7の発明は、一端面が開口
し、他端面が閉塞された筒状ケースの他端面を、その筒
状ケース内側略中央部に圧電素子を設けて振動面とし、
超音波の送波及び受波を行う超音波振動子において、前
記振動面は、その中心を通る中心線を中心に対称となる
位置に厚さの薄い薄肉部を有することを特徴とする。よ
って、振動面の中心線と直交する方向の振動は、その両
端部に薄肉部があるため剛性が弱くなって振動しやすく
なり、中心線と平行方向の振動に比べて、振動面と直交
する方向に平面振動する部分が大きくなるように振動す
る。その結果、水平方向に比べて垂直方向のビームを鋭
くして物体の検知エリアを小さくすることが可能とな
り、超音波振動子は異方向性を持つ指向特性を形成でき
る。
【0013】請求項8の発明は、請求項7記載の発明に
おいて、前記振動面の前記筒状ケース内側の形状は、前
記振動面の中心線に対して前記薄肉部が形成されている
形成方向に延びる互いに略平行な2つの直線を有する形
状であることを特徴とする。よって、中心線と水平方向
の超音波のビームを太くすることができ、超音波のビー
ムの指向特性の異方向性を向上することができる。
【0014】また、請求項9の発明は、請求項8記載の
発明において、前記薄肉部の前記中心線と平行方向の長
さが、前記対称となる位置に設けられた各薄肉部間にあ
る前記振動面の前記平行方向の長さ以上であることを特
徴とする。よって、中心線と垂直方向の超音波のビーム
を太くすることができ、超音波のビームの指向特性の異
方向性を向上することができる。
【0015】また、請求項10の発明は、請求項7記載
の発明において、前記薄肉部は、その深さ方向に向かっ
て幅が狭くなる形状であることを特徴とする。よって、
筒状ケースの製造において、塑性加工にて容易に精度良
く薄肉部を形成することができる。
【0016】また、請求項11の発明は、請求項7から
請求項10のいずれかに記載の発明において、前記薄肉
部は、前記振動面の前記筒状ケースの内側に設けられて
いることを特徴とする。よって、筒状ケースの外観が良
くなる。
【0017】また、請求項12の発明は、請求項7から
請求項10のいずれかに記載の発明において、前記薄肉
部は、前記振動面の前記筒状ケースの外側に設けられて
いることを特徴とする。よって、筒状ケースの内部に充
填材にて充填した後においても、薄肉部の長さ、深さ、
数により、振動面の振動状態を任意に調整できる。
【0018】また、請求項13の発明は、請求項7から
請求項10のいずれかに記載の発明において、前記薄肉
部は、前記振動面の前記筒状ケースの内側と内側の両方
に設けられていることを特徴とする。よって、内側に設
けられる薄肉部により振動面の目標となる振動状態を形
成し、外側の薄肉部により超音波振動子の製造後の振動
状態の微調整を行うことができ、外側の薄肉部は微調整
のために形成されるため、その大きさを小さくすること
ができ、外観が良くなる。
【0019】また、請求項14の発明は、請求項7記載
の発明において、前記振動面の前記筒状ケース外側の形
状は、前記振動面の中心線に対して前記薄肉部が形成さ
れている形成方向に延びる互いに略平行な2つの直線を
有する形状であることを特徴とする。よって、前記筒状
ケースの中心線と平行方向の幅が狭くなり、超音波振動
子を車両のバンパーに取り付ける際に、筒状ケースを保
持する保持ゴムの厚みを大きくできるため、バンパー取
り付け部から振動面への影響を軽減できる。また、筒状
ケースの外観より薄肉部の形成方向を知ることができ
る。
【0020】また、請求項15の発明は、請求項1から
請求項14のいずれかに記載の発明において、前記筒状
ケースを鍛造製法により製造することを特徴とする。よ
って、筒状ケースの製造コストを削減することができ
る。
【0021】また、請求項16の発明は、請求項1から
請求項15のいずれかに記載の発明において、前記筒状
ケース側面の外壁の肉厚が前記開口した一端面側の方が
前記振動面側より厚くなるように、前記筒状ケースの側
面に段差部が設けられていることを特徴とする。よっ
て、超音波振動子を車両のバンパーに取り付けたときの
外観を小さくできるとともに、開口した一端面側の肉厚
が厚くなった外壁により筒状ケースの剛性を強め、振動
面をより大きく振動させることができる。
【0022】また、請求項17の発明は、請求項1から
請求項16のいずれかに記載の発明において、前記段差
部はテーパ形状であることを特徴とする。よって、筒状
ケースの鍛造加工による製造が可能となり、製造コスト
を削減できる。
【0023】
【発明の実施の形態】(実施形態1)図1は本発明の超
音波振動子の実施形態1を示す図であり、(a)は正面
図、(b)は側面断面図、(c)は背面図である。略円
筒状の筒状ケース1は、その一端面1cが開口してお
り、他端面は閉塞され筒状ケース1内側の略中央部に圧
電素子2を貼り付けて配置し、振動面1aとしている。
筒状ケース1と圧電素子2のそれぞれには外部回路より
信号が入出力されるリード線4が接続され、入力された
信号をもとに圧電素子2を振動させて、振動面1aより
上記一端面1bと反対側に超音波を送波するとともに、
送波した超音波が物体に反射した反射波を振動面1aよ
り受波し、圧電素子2を介して電気信号をリード線4よ
り上記外部回路に出力する。すなわち、筒状ケース1、
圧電素子2、リード線4により超音波振動子が構成され
る。
【0024】筒状ケース1の軸と直交する面の一つであ
る振動面1aの面上には、圧電素子2の設けられた位置
の外側であり、振動面1aの中心Pを通る中心線P1を
中心に対称となる位置に、それぞれ1つずつ中心線P1
と平行方向に長さA1を有し、長さA1方向と直交する
方向に長さB1を有する円弧状の開口部3,3が設けら
れている。この開口部3,3はゴムにて封止される。
【0025】この超音波振動子の中心線P1と直交する
方向(以後、垂直方向と呼ぶ)の振動は、その両端部に
開口部3,3があるため剛性が弱くなって振動しやすく
なり、中心線P1と平行方向(以後、水平方向とよぶ)
の振動に比べて、振動面1aと直交する方向に平面振動
する部分が大きくなるように振動する。その結果、水平
方向に比べて垂直方向のビームを鋭くして物体の検知エ
リアを小さくすることが可能となり、超音波振動子は異
方向性を持つ指向特性を形成できる。
【0026】また、開口部3の中心線P1と平行方向の
長さA1、あるいは中心線P1と直交する方向の長さB
1を変更することにより、振動面1aの垂直方向の剛性
が変化するため、振動面1aの垂直方向の振動状態が変
わる。よって、上記長さA1、あるいは長さB1を変更
することで、振動面1aの垂直方向のビームの鋭さを自
由に設定可能となり、超音波の指向特性を調整できる。 (実施形態2)図2は本発明の超音波振動子の実施形態
2を示す図であり、(a)は正面図、(b)は側面断面
図、(c)は背面図である。図2において図1と異なる
点は、図1では振動面1a上に、中心線P1を中心とし
て対称となる位置にそれぞれ開口部3,3が設けられて
いたのに対して、図2では筒状ケース1の側面1cの振
動面1aと接する位置に、それぞれ1つずつ中心線P1
と平行方向に長さA2を有し、長さA2と直交する方向
に長さB2を有する略長方形状の開口部3a,3aが設
けられている点である。ここで、中心線P1は筒状ケー
ス1の側面の開口部3a,3aを有する面、すなわち筒
状ケース1の軸と直交する面を通る中心線である。
【0027】振動面1aの垂直方向の振動は、開口部3
aが設けられているため剛性が弱くなって振動しやすく
なり、水平方向の振動に比べて、振動面1aと直交する
方向に平面振動する部分が大きくなるよう振動する。そ
の結果、水平方向に比べて垂直方向のビームを鋭くして
物体の検知エリアを小さくすることが可能となり、超音
波振動子は異方向性を持つ指向特性を形成できる。
【0028】また、図1と同様に開口部3aの中心線P
1と平行方向の長さA2、あるいは中心線P1と直交す
る方向の長さB2を変更することで、振動面1aの垂直
方向のビームの鋭さを自由に設定可能となり、超音波の
指向特性を調整できる。
【0029】そしてまた、振動面1aに開口部がないの
で、圧電素子2の大きさや貼りつけ位置を制限せずに配
置でき、また外観も良くなる。 (実施形態3)図3は本発明の超音波振動子の実施形態
3を示す図であり、(a)は正面図、(b)は側面断面
図、(c)は背面図である。図3において図1と異なる
点は、図1では振動面1a上に、中心線P1を中心とし
て対称となる位置にそれぞれ開口部3,3が設けられて
いたのに対して、図3では振動面1aの端部からそれに
連接する側面1bにかけて開口した開口部3bが、中心
線P1を中心に対称となる位置に、それぞれ1つずつ設
けられている点である。そして、超音波振動子全体を保
持ゴム9で覆い、車両のバンパーに嵌合している。この
保持ゴム9により開口部3bも封止しており、部品点数
の削減となる。
【0030】このように、振動面1aから側面1bにか
けて開口部3bを設けたため、開口部をより大きくとる
ことができ、振動面1aの垂直方向の剛性を弱めること
ができ、水平方向に比べて垂直方向は振動面1aと直交
する方向に平面振動する部分が大きくなる振動をする。
その結果、水平方向に比べて垂直方向のビームを鋭くし
て物体の検知エリアを小さくすることが可能となり、超
音波振動子は異方向性を持つ指向特性を形成できる。
【0031】また、開口部3bの中心線P1方向と平行
方向の長さA3、あるいは中心線P1と直交する方向の
長さB3を変更することにより、振動面1aの垂直方向
の剛性が変化するため、振動面1aの垂直方向の振動状
態が変わる。よって、振動面1aの垂直方向のビームの
鋭さを自由に設定可能となり、超音波の指向特性を調整
できる。 (実施形態4)図4は本発明の超音波振動子の実施形態
4を示す図であり、(a)は正面図、(b)は側面断面
図、(c)は背面図である。図4において図1と異なる
点は、図1では振動面1a上に、中心線P1を中心とし
て対称となる位置にそれぞれ1つずつ開口部3,3が設
けられていたのに対して、図4では振動面1aの筒状ケ
ース1の内側に、中心線P1を中心として対称となる位
置にそれぞれ1つずつ振動面1aの肉厚より薄い薄肉部
5,5が設けられている点である。この薄肉部5は、圧
電素子2が配置されている位置の外側に設けられてお
り、中心線P1と平行方向に一定の幅と深さを有する円
弧形状である。
【0032】そのため、振動面1aの振動は、水平方向
は単純なたわみ振動であるが、垂直方向は圧電素子2を
貼り付けている部分でたわみ振動が生じ、その外側に設
けられている薄肉部5のために振動しやすくなり、水平
方向に比べて振動面1aと直交する方向に平面振動する
部分が大きくなる。その結果、水平方向に比べて垂直方
向のビームを鋭くして物体の検知エリアを小さくするこ
とが可能となり、超音波振動子は異方向性を持つ指向特
性を形成できる。 (実施形態5)図5は本発明の超音波振動子の実施形態
5を示す図であり、(a)は正面図、(b)は側面断面
図、(c)は背面図である。図5において図4と異なる
点は、図4では振動面1aの筒状ケース1内側の形状が
略円形状であり、その円形状の外周よりやや中心P側に
薄肉部5が配置されているのに対し、図5では振動面1
aの筒状ケース1内側の形状が、中心線P1を挟んでそ
れぞれ水平方向に円弧状の曲線7a,7bが設けられ、
その曲線7a,7bのそれぞれの端部が結ばれて、中心
線P1と略直交し、互いに略平行の直線6a,6bとな
る形状となっている点である。そして、中心線P1を中
心に対称となる位置であり、上記それぞれの円弧状の曲
線7a,7bと接する位置に、一定の幅を有し中心線P
1方向に円弧状である薄肉部5a,5aが設けられてい
る。
【0033】このため、振動面1aの筒状ケース1内側
の形状が略円形状である場合に比べて、中心線P1方向
の幅が狭くなる。よって、振動面1aの水平方向が垂直
方向と比べて狭い範囲で振動し、水平方向のビームをよ
り太くすることができ、物体の検知エリアを小さくする
ことが可能となり、超音波振動子は異方向性を持つ指向
特性を形成できる。
【0034】このとき、図6(a)に示すように、薄肉
部が一定の幅を有する円弧状でなく、中心側が中心線P
1に平行な直線である形状の薄肉部11a、図6(b)
に示すように、外側が中心線P1に平行な直線である形
状の薄肉部11b、中心側、外側の両方が中心線P1に
平行な直線である形状の薄肉部11cであってもよい。
【0035】また、図7(a)(b)(c)(d)に示
すように、薄肉部12a,12b,12c,12dの水
平方向の長さS1が振動面1aの筒状ケース1内側にお
ける水平方向の幅S2より大きくなるように形成する
と、薄肉部12a,12b,12c,12dの剛性をよ
り弱めることができ、水平方向に比べて垂直方向のビー
ムをより鋭くすることができる。 (実施形態6)図8は本発明の超音波振動子の実施形態
6を示す図であり、(a)は正面図、(b)は側面断面
図、(c)は背面図である。図8において図4と異なる
点は、図4では振動面1aの筒状ケース1内側に、中心
線P1を中心として対称となる位置にそれぞれ1つずつ
一定の幅と深さを有する薄肉部5,5が設けられていた
のに対して、図8では振動面1aの筒状ケース1の内側
に、中心線P1を中心として対称となる位置にそれぞれ
2つずつ、深くなるにつれて幅が小さくなる断面が略V
字形状であり、背面からみた形状が円弧状である薄肉部
5bが設けられている点である。また、薄肉部5bは、
深くなるにつれて幅が小さくなる断面が略円弧形状であ
ってもよい。
【0036】このような断面が略V字形状、略円弧形状
の薄肉部は塑性加工で容易に精度よく形成できる。ま
た、この薄肉部5bの長さ、深さ、数を変更すること
で、振動面1aの振動状態を調整できる。 (実施形態7)図9は本発明の超音波振動子の実施形態
7を示す図であり、(a)は正面図、(b)は側面断面
図、(c)は背面図である。図9において図4と異なる
点は、図4では振動面1aの筒状ケース1内側に、中心
線P1を中心として対称となる位置にそれぞれ1つずつ
一定の幅と深さを有する薄肉部5,5が設けられていた
のに対して、図9では振動面1aの筒状ケース1の外側
に、中心線P1を中心として対称となる位置にそれぞれ
2つずつ、一定の幅と深さを有し、正面からみた形状が
円弧状である薄肉部5cが設けられている点である。
【0037】このように、薄肉部5cが振動面1aの筒
状ケース1の外側に設けられるため、筒状ケース1の内
部を充填材にて充填した後でも、薄肉部5cの長さ、深
さ、数を変更することによって、振動面1aの振動状態
を調整することができ、超音波振動子の製造後の微調整
が可能となる。 (実施形態8)図10は本発明の超音波振動子の実施形
態8を示す図であり、(a)は正面図、(b)は側面断
面図、(c)は背面図である。図10において図4と異
なる点は、図4では振動面1aの筒状ケース1内側に、
中心線P1を中心として対称となる位置にそれぞれ1つ
ずつ一定の幅と深さを有する薄肉部5,5が設けられて
いたのに対して、図10ではさらに振動面1aの筒状ケ
ース1の外側にも、中心線P1を中心として対称となる
位置にそれぞれ1つずつ、一定の幅と深さを有し、正面
からみた形状が円弧状である薄肉部5dが設けられてい
る点である。
【0038】ここで、筒状ケース1の内側の薄肉部5の
形成により、振動面1aの目標とする振動状態を作り、
筒状ケース1の外側の薄肉部5dを用いて超音波振動子
を製造した後の振動モードの微調整を行うようにする。
【0039】これにより、超音波振動子の製造後の振動
状態の微調整が可能となるとともに、筒状ケース1の外
側に設けた薄肉部は小さくすることができ、外観が良く
なる。
【0040】(実施形態9)図11は本発明の超音波振
動子の実施形態9を示す図であり、(a)は正面図、
(b)は側面断面図、(c)は背面図である。図11は
図5に示した超音波振動子の振動面1aの外面形状が、
中心線P1を挟んでそれぞれ垂直方向に円弧状の曲線1
5a,15bが設けられている点は図5と同様であり、
その曲線15a,15bのそれぞれの端部が結ばれて、
中心線P1と略直交した方向、つまり中心線P1に対し
て薄肉部5aが形成された方向に延びる互いに略平行の
直線14a,14bが形成される形状となっている点が
異なる。すなわち、図11の超音波振動子では図5に比
べてその外面形状は、水平方向の幅が狭くなっている。
この超音波振動子は、周囲が保持ゴム9で覆われバンパ
ーに嵌合される。
【0041】上記各実施形態で説明した薄肉部を設ける
構成では、筒状ケース1の側面振動は水平方向が大きく
なる。そこで、図11に示すように水平方向の幅が狭く
なる外面形状とすることで、保持ゴム9の水平方向の厚
みを厚くすることが可能となり、超音波振動子を保持ゴ
ム9で保持してバンパーに取り付けたとき、振動面1a
への影響を軽減することができる。また、振動面1aの
外面形状が略円形でなく、中心線P1に対する薄肉部5
aの形成方向に延びる略平行の2直線を有する構成であ
るため、外観よりバンパーなどへの取り付け方向が分か
るようになる。 (実施形態10)図12は本発明の超音波振動子の実施
形態10を示す側面断面図である。図5に示した筒状ケ
ース1の側面1cの外壁に、図12では開口した一端面
1b側の方の外壁16が、振動面1a側の方の外壁19
より幅が太くなるように、段差部17が形成されている
点が異なる。図12では、このように構成された超音波
振動子を保持ゴム9で保持して、段差部17がバンパー
10の内側に係止するようにバンパー10に取り付けて
いる。
【0042】この幅が太くなるように構成された外壁1
6により、筒状ケース1の剛性を強めて振動面1aをよ
り大きく振動させることができる。このとき、バンパー
10に取り付けた外観を小さくできる。
【0043】図13は、図12に示した段差部17にテ
ーパ18を持たせた例を示している。これにより、段差
部17を鍛造加工にて製造することが可能となり、製造
コストを削減できる。図8で示したように塑性加工にて
薄肉部5bを形成して筒状ケース1を製造するものにお
いても、段差部17の加工と同様に鍛造加工にて製造し
て製造コストを削減できる。
【0044】
【発明の効果】上記したように、請求項1の発明は、一
端面が開口し、他端面が閉塞された筒状ケースの他端面
を、その筒状ケース内側略中央部に圧電素子を設けて振
動面とし、超音波の送波及び受波を行う超音波振動子に
おいて、前記筒状ケースは、その軸と直交する面の各中
心を通る中心線を中心として対称となる位置に開口部を
有するため、振動面の中心線と直交する方向の振動は、
その両端部に開口部があるため剛性が弱くなって振動し
やすくなり、中心線と平行方向の振動に比べて、振動面
と直交する方向に平面振動する部分が大きくなるように
振動する。その結果、水平方向に比べて垂直方向のビー
ムを鋭くして物体の検知エリアを小さくすることが可能
となり、超音波振動子は異方向性を持つ指向特性を形成
できる。
【0045】また、請求項2の発明は、請求項1記載の
発明において、前記開口部は前記振動面に形成されるた
め、請求項1と同様の効果が得られる。
【0046】また、請求項3の発明は、請求項1記載の
発明のおいて、前記開口部は前記筒状ケースの側面に形
成されるため、請求項1と同様の効果が得られるととも
に、振動面に開口部を設けないため、圧電素子の大きさ
や位置を制限せずに配置でき、また外観も良くなる。
【0047】また、請求項4の発明は、請求項1記載の
発明において、前記開口部は前記振動面から前記筒状ケ
ースの側面にかけて形成されるため、開口部を大きくと
ることができ、振動面の中心線に対して開口部を形成し
た形成方向の剛性を弱めることができるので、超音波の
送波、受波を行うにあたり、ビームの指向特性の異方向
性を向上することができる。
【0048】また、請求項5の発明は、請求項1から請
求項4のいずれかに記載の発明において、前記開口部の
前記中心線と平行方向の長さを変更して超音波の指向特
性を調整するため、超音波の指向特性を変更できる。
【0049】また、請求項6の発明は、請求項1から請
求項4のいずれかに記載の発明において、前記開口部の
前記中心線と直交する方向の長さを変更して超音波の指
向特性を調整するため、超音波の指向特性を変更でき
る。
【0050】また、請求項7の発明は、一端面が開口
し、他端面が閉塞された筒状ケースの他端面を、その筒
状ケース内側略中央部に圧電素子を設けて振動面とし、
超音波の送波及び受波を行う超音波振動子において、前
記振動面は、その中心を通る中心線を中心に対称となる
位置に厚さの薄い薄肉部を有するため、振動面の中心線
と直交する方向の振動は、その両端部に薄肉部があるた
め剛性が弱くなって振動しやすくなり、中心線と平行方
向の振動に比べて、振動面と直交する方向に平面振動す
る部分が大きくなるように振動する。その結果、水平方
向に比べて垂直方向のビームを鋭くして物体の検知エリ
アを小さくすることが可能となり、超音波振動子は異方
向性を持つ指向特性を形成できる。
【0051】請求項8の発明は、請求項7記載の発明に
おいて、前記振動面の前記筒状ケース内側の形状は、前
記振動面の中心線に対して前記薄肉部が形成されている
形成方向に延びる互いに略平行な2つの直線を有する形
状であるため、中心線と水平方向の超音波のビームを太
くすることができ、超音波のビームの指向特性の異方向
性を向上することができる。
【0052】また、請求項9の発明は、請求項8記載の
発明において、前記薄肉部の前記中心線と平行方向の長
さが、前記対称となる位置に設けられた各薄肉部間にあ
る前記振動面の前記平行方向の長さ以上であるため、中
心線と垂直方向の超音波のビームを太くすることがで
き、超音波のビームの指向特性の異方向性を向上するこ
とができる。
【0053】また、請求項10の発明は、請求項7記載
の発明において、前記薄肉部は、その深さ方向に向かっ
て幅が狭くなる形状であるため、筒状ケースの製造にお
いて、塑性加工にて容易に精度良く薄肉部を形成するこ
とができる。
【0054】また、請求項11の発明は、請求項7から
請求項10のいずれかに記載の発明において、前記薄肉
部は、前記振動面の前記筒状ケースの内側に設けられて
いるため、筒状ケースの外観が良くなる。
【0055】また、請求項12の発明は、請求項7から
請求項10のいずれかに記載の発明において、前記薄肉
部は、前記振動面の前記筒状ケースの外側に設けられて
いるため、筒状ケースの内部に充填材にて充填した後に
おいても、薄肉部の長さ、深さ、数により、振動面の振
動状態を任意に調整できる。
【0056】また、請求項13の発明は、請求項7から
請求項10のいずれかに記載の発明において、前記薄肉
部は、前記振動面の前記筒状ケースの内側と内側の両方
に設けられているため、内側に設けられる薄肉部により
振動面の目標となる振動状態を形成し、外側の薄肉部に
より超音波振動子の製造後の振動状態の微調整を行うこ
とができ、外側の薄肉部は微調整のために形成されるた
め、その大きさを小さくすることができ、外観が良くな
る。
【0057】また、請求項14の発明は、請求項7記載
の発明において、前記振動面の前記筒状ケース外側の形
状は、前記振動面の中心線に対して前記薄肉部が形成さ
れている形成方向に延びる互いに略平行な2つの直線を
有する形状であるため、前記筒状ケースの中心線と平行
方向の幅が狭くなり、超音波振動子を車両のバンパーに
取り付ける際に、筒状ケースを保持する保持ゴムの厚み
を大きくできるため、バンパー取り付け部から振動面へ
の影響を軽減できる。また、筒状ケースの外観より薄肉
部の形成方向を知ることができる。
【0058】また、請求項15の発明は、請求項1から
請求項14のいずれかに記載の発明において、前記筒状
ケースを鍛造製法により製造するため、筒状ケースの製
造コストを削減することができる。
【0059】また、請求項16の発明は、請求項1から
請求項15のいずれかに記載の発明において、前記筒状
ケース側面の外壁の肉厚が前記開口した一端面側の方が
前記振動面側より厚くなるように、前記筒状ケースの側
面に段差部が設けられているため、超音波振動子を車両
のバンパーに取り付けたときの外観を小さくできるとと
もに、開口した一端面側の肉厚が厚くなった外壁により
筒状ケースの剛性を強め、振動面をより大きく振動させ
ることができる。
【0060】また、請求項17の発明は、請求項1から
請求項16のいずれかに記載の発明において、前記段差
部はテーパ形状であるため、筒状ケースの鍛造加工によ
る製造が可能となり、製造コストを削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に対応する超音波振動子の
構造を示す図であって、(a)は正面図、(b)は側面
断面図、(c)は背面図である。
【図2】本発明の実施形態2に対応する超音波振動子の
構造を示す図であって、(a)は正面図、(b)は側面
断面図、(c)は背面図である。
【図3】本発明の実施形態3に対応する超音波振動子の
構造を示す図であって、(a)は正面図、(b)は側面
断面図、(c)は背面図である。
【図4】本発明の実施形態4に対応する超音波振動子の
構造を示す図であって、(a)は正面図、(b)は側面
断面図、(c)は背面図である。
【図5】本発明の実施形態5に対応する超音波振動子の
構造を示す図であって、(a)は正面図、(b)は側面
断面図、(c)は背面図である。
【図6】同上の超音波振動子の他の構造を示す図であっ
て、(a)(b)(c)はいずれも背面図である。
【図7】同上の超音波振動子の更に他の構造を示す図で
あって、(a)(b)(c)(d)はいずれも背面図で
ある。
【図8】本発明の実施形態6に対応する超音波振動子の
構造を示す図であって、(a)は正面図、(b)は側面
断面図、(c)は背面図である。
【図9】本発明の実施形態7に対応する超音波振動子の
構造を示す図であって、(a)は正面図、(b)は側面
断面図、(c)は背面図である。
【図10】本発明の実施形態8に対応する超音波振動子
の構造を示す図であって、(a)は正面図、(b)は側
面断面図、(c)は背面図である。
【図11】本発明の実施形態9に対応する超音波振動子
の構造を示す図であって、(a)は正面図、(b)は側
面断面図、(c)は背面図である。
【図12】本発明の実施形態10に対応する超音波振動
子を車両のバンパーに取り付けた状態を示す側面断面図
である。
【図13】同上の超音波振動子の他の構造を示す側面断
面図である。
【図14】従来の超音波振動子の構造を示す図であっ
て、(a)は正面図、(b)は側面断面図である。
【図15】従来の超音波振動子にホーンを取り付けた状
態を示す図であって、(a)は正面図、(b)は側面断
面図である。
【符号の説明】
1 筒状ケース 1a 振動面 1b 一端面 2 圧電素子 3 開口部 4 リード線 P1 中心線 P 中心
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高木 俊昌 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 宇野 真武 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 小野 健 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 橋本 裕介 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 大谷 隆児 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 足立 将彦 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 5D019 AA01 EE01 EE04 FF01 5J083 AA02 AB12 AC17 AE10 BC01 CA15 CA22 CA35 CB01 CB07

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端面が開口し、他端面が閉塞された筒
    状ケースの他端面を、その筒状ケース内側略中央部に圧
    電素子を設けて振動面とし、超音波の送波及び受波を行
    う超音波振動子において、前記筒状ケースは、その軸と
    直交する面の各中心を通る中心線を中心として対称とな
    る位置に開口部を有することを特徴とする超音波振動
    子。
  2. 【請求項2】 前記開口部は前記振動面に形成されるこ
    とを特徴とする請求項1記載の超音波振動子。
  3. 【請求項3】 前記開口部は前記筒状ケースの側面に形
    成されることを特徴とする請求項1記載の超音波振動
    子。
  4. 【請求項4】 前記開口部は前記振動面から前記筒状ケ
    ースの側面にかけて形成されることを特徴とする請求項
    1記載の超音波振動子。
  5. 【請求項5】 前記開口部の前記中心線と平行方向の長
    さを変更して超音波の指向特性を調整することを特徴と
    する請求項1から請求項4のいずれかに記載の超音波振
    動子。
  6. 【請求項6】 前記開口部の前記中心線と直交する方向
    の長さを変更して超音波の指向特性を調整することを特
    徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の超音
    波振動子。
  7. 【請求項7】 一端面が開口し、他端面が閉塞された筒
    状ケースの他端面を、その筒状ケース内側略中央部に圧
    電素子を設けて振動面とし、超音波の送波及び受波を行
    う超音波振動子において、前記振動面は、その中心を通
    る中心線を中心に対称となる位置に厚さの薄い薄肉部を
    有することを特徴とする超音波振動子。
  8. 【請求項8】 前記振動面の前記筒状ケース内側の形状
    は、前記振動面の中心線に対して前記薄肉部が形成され
    ている形成方向に延びる互いに略平行な2つの直線を有
    する形状であることを特徴とする請求項7記載の超音波
    振動子。
  9. 【請求項9】 前記薄肉部の前記中心線と平行方向の長
    さが、前記対称となる位置に設けられた各薄肉部間にあ
    る前記振動面の前記平行方向の長さ以上であることを特
    徴とする請求項8記載の超音波振動子。
  10. 【請求項10】 前記薄肉部は、その深さ方向に向かっ
    て幅が狭くなる形状であることを特徴とする請求項7記
    載の超音波振動子。
  11. 【請求項11】 前記薄肉部は、前記振動面の前記筒状
    ケースの内側に設けられていることを特徴とする請求項
    7から請求項10のいずれかに記載の超音波振動子。
  12. 【請求項12】 前記薄肉部は、前記振動面の前記筒状
    ケースの外側に設けられていることを特徴とする請求項
    7から請求項10のいずれかに記載の超音波振動子。
  13. 【請求項13】 前記薄肉部は、前記振動面の前記筒状
    ケースの内側と内側の両方に設けられていることを特徴
    とする請求項7から請求項10のいずれかに記載の超音
    波振動子。
  14. 【請求項14】 前記振動面の前記筒状ケース外側の形
    状は、前記振動面の中心線に対して前記薄肉部が形成さ
    れている形成方向に延びる互いに略平行な2つの直線を
    有する形状であることを特徴とする請求項7記載の超音
    波振動子。
  15. 【請求項15】 前記筒状ケースを鍛造製法により製造
    することを特徴とする請求項1から請求項14のいずれ
    かに記載の超音波振動子。
  16. 【請求項16】 前記筒状ケース側面の外壁の肉厚が前
    記開口した一端面側の方が前記振動面側より厚くなるよ
    うに、前記筒状ケースの側面に段差部が設けられている
    ことを特徴とする請求項1から請求項15のいずれかに
    記載の超音波振動子。
  17. 【請求項17】 前記段差部はテーパ形状であることを
    特徴とする請求項1から請求項16のいずれかに記載の
    超音波振動子。
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