JP2001013202A - Icデバイスの検査装置 - Google Patents

Icデバイスの検査装置

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JP2001013202A JP11188382A JP18838299A JP2001013202A JP 2001013202 A JP2001013202 A JP 2001013202A JP 11188382 A JP11188382 A JP 11188382A JP 18838299 A JP18838299 A JP 18838299A JP 2001013202 A JP2001013202 A JP 2001013202A
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修 黒須
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和博 川口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ICデバイスのパッケージを傷つけたり汚し
たりせず、またICデバイスに温度センサを組み込まな
くともICデバイスの温度変化を正確に測定することが
できるとともに、ICデバイスの温度を所定の温度に保
つことによりICデバイスの性能を正しく評価する。 【解決手段】 検査プログラムに従ってICデバイス3
に電流が供給されたときに生じるICデバイス3の磁場
を磁気センサ20で検出し、この磁気センサ20が検出
した検出信号をICデバイス3の発熱量を表す情報にA
/D変換器で変換し、制御ユニットによってA/D変換
器からの発熱量情報に基づいて冷風供給装置の比例制御
バルブを制御して、ICデバイス3の温度を所定の温度
範囲内に維持するようにした。更に、プリント基板45
をチャンバ1の外に配置し、磁気センサ20をプリント
基板45の導体パターンに近接配置したので、磁気セン
サ20はチャンバ1内に生じる磁気ノイズ(主にモー
タ)の影響を受けにくくなるとともに、高温テスト時、
磁気センサ20のセンシング特性が熱によって大きく変
化しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ICデバイスの
性能をより一層正しく評価することができるICデバイ
スの検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ICデバイスの温度特性検査は、所定の
温度に設定された環境(恒温槽:チャンバ)で行われ
る。
【0003】このチャンバ内の温度は、検査のプログラ
ムに応じて、例えば−50℃から+150℃に設定され
る。
【0004】また、検査中のICデバイスには、検査プ
ログラムの多岐にわたる検査項目に応じて電流が幾通り
ものパターンで供給される。その結果、ICデバイスは
ジュール熱によって発熱し、その発熱の様態は検査項目
に応じて一様ではない。この発熱はコンピュータのマイ
クロプロセッサ(MPU)のような集積密度の高いIC
デバイスほど著しい。
【0005】近年、マイクロプロセッサの処理能力スピ
ードは高速化され、集積密度も高くなったため、検査中
のワット密度(W/cm2)が増加し、これに伴ってI
Cデバイスの発熱量は一段と大きくなる傾向にある。
【0006】例えば、検査中に30W程度発熱するマイ
クロプロセッサの場合、その温度はチャンバ内の温度よ
りも40℃程度高くなる。
【0007】また、ICデバイスの発熱量は与えられる
電気信号の周波数が上昇する程大きくなる。
【0008】更に、マイクロプロセッサの最高動作周波
数はトランジスタのスイッチング周波数の低下によっ
て、温度が上昇するほど低下し、温度が10℃上昇する
と2%減少するという報告がある。
【0009】例えば、最高動作周波数500MHzのマ
イクロプロセッサの温度がチャンバ内の温度よりも40
℃高くなると、最高動作周波数が40MHzも低下する
から、本来500MHzの動作が保証されるクラスにラ
ンク付けされる筈のマイクロプロセッサが1ランク下の
400MHz台のマイクロプロセッサのクラスにランク
付けされることになる。
【0010】その結果、高い動作周波数のマイクロプロ
セッサの歩留りが不当に低下して、大きな損失を被るこ
とになる。
【0011】また、発熱が大きくなると、ICデバイス
が自己破壊を起こすおそれもあった。
【0012】従来、検査精度(歩留り)を向上させ、自
己破壊を防止するために、ICデバイスの温度をモニタ
して、ICデバイスをチャンバ内の温度にまで冷却する
ことが行われている。
【0013】ICデバイスの温度を測定する方法として
は、熱電対のような接触型の温度センサや赤外線センサ
のような非接触型の温度センサなどを用いる方法が考え
られる。
【0014】また、特開平6−188295号公報に記
載された発明のように、検査対象のICデバイスに温度
センサを組み込み、その温度を測定する方法もある。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところが、接触型の温
度センサには、ICデバイスのパッケージの表面が傷つ
いたり汚れたりするおそれがあり、製品の価値が低下す
るという問題がある。
【0016】また、赤外線センサのような非接触型の温
度センサには、ICデバイスの表面が金属であると正確
な温度測定ができないという問題がある。
【0017】一方、ICデバイスに温度センサを組み込
む方法には、ICデバイスのサイズと重量とを増大させ
るとともに、製品原価が大幅に上昇するという問題があ
る。
【0018】この発明はこのような事情に鑑みてなされ
たもので、その課題は、ICデバイスのパッケージを傷
つけたり汚したりせずにICデバイスの温度変化を正確
に測定することができるとともに、ICデバイスに温度
センサを組み込まなくともICデバイスの性能を正しく
評価することができるICデバイスの検査装置を提供す
ることである。
【0019】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め請求項1記載のICデバイスの検査装置は、検査すべ
きICデバイスを収容するチャンバと、前記ICデバイ
スの性能を判別するICテスタと、前記チャンバの外に
配置され、前記ICテスタと前記ICデバイスとを電気
的に接続するための電気的中継手段と、前記ICテスタ
から前記ICデバイスに電流が供給されたときに生じる
前記ICデバイスの磁場を検出する磁気検出手段と、こ
の磁気検出手段の出力信号を前記ICデバイスの発熱量
を表す情報に変換する変換手段と、前記ICデバイスを
冷却する冷却手段と、前記変換手段からの発熱量情報に
基づいて前記冷却手段を制御して、前記ICデバイスの
温度を所定の温度範囲内に維持する制御手段とを備え、
前記電気的中継手段に前記ICデバイスがICソケット
を介して実装され、前記磁気検出手段が前記電気的中継
手段の導通路に近接配置されていることを特徴とする。
【0020】ICテスタから電気的中継手段を介してI
Cデバイスに電流が供給されたとき、磁場が発生する。
この磁場は電流の変化に応じて時々刻々変化する。この
ときの磁場を磁気検出手段が検出する。変換手段は、磁
気検出手段が検出した検出信号をICデバイスの発熱量
を表す情報に変換する。制御手段はこの発熱量情報に基
づいてその発熱量の変化に応じた指令を冷却手段に送出
し、冷却手段はその指令に従ってICデバイスを冷却す
る。
【0021】また、上述のように電気的中継手段をチャ
ンバの外に配置し、磁気検出手段を電気的中継手段の導
通路に近接配置したので、磁気検出手段がチャンバ内に
生じる磁気ノイズ(主にモータ)の影響を受けにくい。
更に、高温テスト時、磁気検出手段のセンシング特性が
熱によって大きく変化しない。
【0022】また、磁気検出手段は、赤外線センサと異
なり、ICデバイスの表面が金属であっても、正確な温
度測定が可能である。熱電対のような温度センサと異な
り、磁気検出手段をICデバイスに接触させる必要がな
いので、ICデバイスを傷つけたり汚したりすることも
ない。更に、ICデバイスに温度センサを組み込む従来
例と異なり、ICデバイスのサイズや重量は大きくなら
ない。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。
【0024】図1はこの発明の一実施形態に係るICデ
バイスの検査装置の一部を示す縦断面図、図2は温度制
御装置のブロック図、図3は磁気センサの出力とICデ
バイスの温度変化との関係を示すグラフ、図4は冷風噴
射のタイミングとICデバイスの温度変化との関係を示
すグラフである。
【0025】このICデバイスの検査装置は、ICテス
タ44と、プリント基板(電気的中継手段)45と、チ
ャンバ1と、ICデバイス搬送ヘッド7と、温度制御装
置2(図2)とを備えている。
【0026】ICテスタ44はICデバイス3の性能を
判別する。ICテスタ44はチャンバ1の底板1aにプ
リント基板45を介して接続される。
【0027】チャンバ1の底板1aの中央部には開口4
6が設けられ、開口46の周囲に環状のマウントプレー
ト47が固定されている。チャンバ1の底板1aには後
述する磁気センサ(磁気検出手段)20が保持用ブラケ
ット50を介して保持されている。
【0028】プリント基板45はICテスタ44とIC
デバイス3とを電気的に接続するものである。プリント
基板45はICテスタ44の上部に固定され、チャンバ
1の外に位置する(図1参照)。プリント基板45の中
央部には絶縁材料で形成されたソケットガイドプレート
48が固定され、ソケットガイドプレート48の中心穴
48aにはICソケット4が保持されている。ICデバ
イス3はICソケット4を介してプリント基板45にセ
ットされる。
【0029】ICテスタ44をチャンバ1の底板1aに
接続するには、ICソケット4をマウントプレート47
の中心穴47aに挿入し、マウントプレート47とプリ
ント基板45とをソケットガイドプレート48を介して
固定ねじ49で固定する。ICソケット4及びICデバ
イス3はチャンバ1の底板1aの開口46を通じてチャ
ンバ1の内部空間に臨む。
【0030】ICデバイス搬送ヘッド7は、吸着用配管
17と、その下端に設けられた吸着部18と、デバイス
押さえ11と、図示しない吸着部昇降手段とで構成され
ている。ICデバイス搬送ヘッド7の上部にはICデバ
イス搬送ヘッド7を上下方向に駆動するモータ(図示せ
ず)が配置されている。ICデバイス搬送ヘッド7はチ
ャンバ1に収容されており、このチャンバ1内は所定の
温度に設定される。
【0031】ICデバイス搬送ヘッド7は、検査前、図
示しない待機トレーからICデバイス3を吸着してIC
ソケット4にセットし、検査後、ICソケット4内のI
Cデバイス3を吸着して、図示しない製品トレーに収め
る。
【0032】ICデバイス搬送ヘッド7が図1の2点鎖
線で示す位置まで下降し、ICデバイス3をICソケッ
ト4にセットし終わると、ICデバイス3の吸着が停止
されるが、デバイス押さえ11がICデバイス3の上面
をICソケット4に押圧しているので、ICデバイス3
とICテスタ44との電気的接続状態は確保される。
【0033】ICデバイス3がICソケット4にセット
された後、検査プログラムに従ってICデバイス3にI
Cテスタ44から所定の電流が供給され、種々の検査が
実行される。
【0034】検査が終了すると、ICデバイス搬送ヘッ
ド7が再びICデバイス3を吸着し、図1の2点鎖線で
示す位置から実線で示す位置まで上昇し、製品トレーへ
搬送する。
【0035】温度制御装置2は、図2に示すように、例
えば磁気抵抗素子のような磁気センサ20、A/D変換
器(変換手段)21、温度センサ22(接触式の温度測
定素子)、A/D変換器23、制御ユニット(制御手
段)24、D/A変換器40、コントロールユニット4
1及び冷却手段としての冷風供給装置(冷風供給手段)
25などで構成されている。
【0036】図1に示すように磁気センサ20はプリン
ト基板45の導体パターン(導通路)に近接配置され
る。磁気センサ20はばね等の付勢手段51によってプ
リント基板45側へ付勢されている。磁気センサ20の
位置(図1に示す検出位置と付勢手段51の付勢力に抗
してプリント基板45側へ後退する退避位置)を図示し
ない切換機構によって切り換えることができる。この切
換機構によって、ICテスタ44をチャンバ1の底板1
aに接続する前では磁気センサ20を退避位置に、IC
テスタ44をチャンバ1の底板1aに接続した後では磁
気センサ20を検出位置に、それぞれ切り換える。
【0037】この冷風供給装置25は、冷媒導入口2
6、冷却器27、比例制御バルブ28、冷却ノズル2
9、冷却ジャケット30、冷風の分岐流路31、及び冷
媒排出口32などから構成される。
【0038】冷媒導入口26には圧縮された乾燥空気が
導入され、この圧縮空気は高速で冷却器27内に円周方
向に送り込まれる。
【0039】冷却器27はボルテックス理論を用いて空
気を冷却するものであり、送り込まれた圧縮空気によっ
て冷却器27の内部に超高速の渦流が形成される。この
超高速の渦流によって渦の内側と外側との間に圧力差が
生じ、高圧側から低圧側へ空気が移動し、断熱膨張によ
って温度が下がる。
【0040】冷却器27の中心部に生じた冷風は比例制
御バルブ28を介して冷却ノズル29に送られる。
【0041】比例制御バルブ28は冷風の噴射量を調節
するバルブである。後述のように制御ユニット24によ
って比例制御バルブ28の操作量(開度調整量)がIC
デバイス3の発熱量に応じた予め定められた値に調節さ
れる。すなわち、制御ユニット24はA/D変換器21
の出力から発熱量を判断し、その発熱量に合ったブロー
パターンで冷風を噴射する。
【0042】冷却ノズル29から噴射された冷風は、デ
バイス押さえ11の間を通じて、ICソケット4上のI
Cデバイス3に噴射される。上記ブローパターンに従っ
て冷風が噴射される結果、ICデバイス3の温度はチャ
ンバ1の設定温度から大きく逸脱しない。
【0043】冷却ジャケット30は冷却ノズル29の周
囲に配置され、2重管構造が形成される。冷却器27の
冷風の一部は分岐流路31を介して外側の冷却ジャケッ
ト30に供給され、冷媒排出口32から外部に排出され
る。このとき、内側の冷却ノズル29内の冷風は冷却ジ
ャケット30内の冷風によって冷却され、所定の温度に
保持される。冷媒排出口32から外部に排出される。
【0044】待機中に冷却ノズル29がチャンバ1の雰
囲気温度によって温められると、冷風の温度が上昇して
冷却効率が低下することがあるが、冷却ジャケット30
の冷却効果によって冷却効率の低下が防止される。
【0045】ICテスタ44からプリント基板45及び
ICソケット4を介してICデバイス3に電流が供給さ
れると、ICデバイス3の近傍及びプリント基板45の
導体パターンの近傍に磁場が形成される。
【0046】磁気センサ20はプリント基板45の導体
パターンに近接、すなわち非接触状態で磁場を検出し、
磁場の強さに応じて変化する電気信号を出力する。電気
信号はA/D変換器23でデジタル信号に変換され、C
PU等で構成される制御ユニット24に送られる。
【0047】制御ユニット24は、複数のブローパター
ン(冷風の噴射時間、噴射間隔及び噴射量など)が予め
用意され、検査中のICデバイス3の発熱量に応じて選
択されたブローパターンで冷風を噴射する。
【0048】制御ユニット24はフィードフォワード制
御によって比例制御バルブ28の開度調整を行う。
【0049】制御ユニット24の出力信号はD/A変換
器40でアナログ信号に変換され、この信号はバルブコ
ントローラ41に送られ、バルブコントローラ41から
流量を制御するための信号が冷風供給装置25の比例制
御バルブ28に出力される。このようにして比例制御バ
ルブ28の開度は調整され、冷却ノズル29から噴射さ
れた冷風によってICデバイス3が冷却される。
【0050】検査中のICデバイス3は電流値の変化に
応じて温度が急激に変化するが、フィードフォワード制
御は制御対象の変化に対するレスポンスが極めて良いの
で、複雑なパターンで電流値が大きく変化する検査プロ
グラムの場合でも、その急激な温度変化に応じてICデ
バイス3の温度をほぼ一定に維持できる。ちなみに、フ
ィードバック制御では、制御結果と目標値との偏差に基
いて制御するため、制御結果を待つ分レスポンスが悪
く、ICデバイス3の急激な温度変化に対応することは
難しい。
【0051】また、温度センサ22はICデバイス3の
表面温度を検出する。検出信号はA/D変換器23でデ
ジタル信号に変換され、制御ユニット24に送られる。
制御ユニット24はICデバイス3の表面温度を図示し
ないディスプレイ上に表示する。この温度表示は検査装
置1のオペレータのモニタ用として利用されるととも
に、温度制御装置2の作動状態を監視するために利用さ
れる。
【0052】次に、図3と図4に基いて温度制御装置2
によるICデバイス3の冷却効果などを説明する。
【0053】図3はICデバイス3のブローパターンを
設定する段階で収集した諸データを示す。グラフ33は
ICデバイス3の発熱量(W)を示し、グラフ34,3
5はそれぞれICデバイス3の周囲に生じた磁場を検知
する磁気センサ20の出力とICデバイス3の温度とを
示す。磁気センサ20の出力(磁場の強さ)と発熱量
(W)とは対応関係にある。
【0054】各グラフが示すように、ICデバイス3に
通電すると、その通電パターンに応じて磁場の強さとI
Cデバイス3の温度とが変動する。ICデバイス3の温
度は時間の経過に従って上昇する。
【0055】図4は温度制御装置2による冷風のブロー
パターンとICデバイス3の温度変化とを示す。グラフ
36は磁気センサ20の出力を示し、グラフ37は冷風
の噴射と噴射停止の各状態を示し、グラフ38はこの冷
風によって冷却されたICデバイス3の温度変化を示
す。
【0056】冷風のブローパターンはICデバイス3の
発熱量変化に対応するように設定され、グラフ36,3
7が示す冷風の噴射時間、噴射間隔及び噴射量は、グラ
フ38が示すICデバイス3の温度変化に応じて微妙に
調整されている。
【0057】その結果、グラフ38が示すように、IC
デバイス3の温度変化は時間の経過に伴って±2℃以内
の範囲に収束することが分かる。
【0058】この実施形態によれば、ICデバイス3の
パッケージを傷つけたり汚したりせずに、ICデバイス
3の温度変化を正確に測定することができ、しかもIC
デバイス3に温度センサを組み込まなくともICデバイ
ス3の性能を正しく評価することができ、コストの低減
を図ることができる。
【0059】また、検査中のICデバイス3の温度は電
流値の変化に応じて急激に変化するが、制御ユニット2
4がA/D変換器21からの発熱量情報に基づいてIC
デバイス3の温度変化を推測し、その変化に対応する予
め決められた値に冷風供給装置25の比例制御バルブ2
8に加える操作量を調整する制御信号を出してICデバ
イス3を冷却するので、ICデバイス3の温度変化に対
するレスポンスは良く、ICデバイス3の温度を所定の
狭い温度範囲(チャンバ1の設定温度の±2℃)に維持
し、精度の高い検査を行なうことができる。
【0060】更に、磁場検出に当たり磁気センサ20を
ICデバイス3に接触させる必要がないので、ICデバ
イス3を傷つけたり汚したりすることがない。
【0061】また、待機中に冷却ノズル25がチャンバ
1の雰囲気温度によって温められ、冷風の温度が上昇す
るのを抑制することができるので、冷風供給装置25の
冷却効率を向上させることができる。
【0062】更に、プリント基板45をチャンバ1の外
に配置し、磁気センサ20をプリント基板45の導体パ
ターンに近接配置したので、磁気センサ20はチャンバ
1内に生じる磁気ノイズ(主にモータ)の影響を受けに
くいとともに、高温テスト時、磁気センサ20のセンシ
ング特性が熱によって大きく変化しない。その結果、I
Cデバイス3の性能をより一層正しく評価することがで
きる。
【0063】また、検査すべきICデバイス3のサイズ
が変わる場合、磁気センサ20の位置を変えなければな
らないが、磁気センサ20をICデバイス3に近接配置
するときと較べ、磁気センサ20の位置決めが容易であ
る。
【0064】更に、検査中の磁気センサ20は付勢手段
51によってプリント基板45側へ付勢されているの
で、磁気センサ20とプリント基板45の導体パターン
との距離が一定に保たれるので、安定した検出が可能に
なる。
【0065】なお、ICデバイス3を冷却する冷風とし
ては、ボルテックス理論を用いた装置の冷風に限らず、
例えば、コンプレッサで圧縮した気体を断熱膨張させて
作った冷風や、液体窒素の蒸発潜熱を利用した窒素ガス
などでもよい。
【0066】また、磁気センサとしては、前述の磁気抵
抗素子の他に、ホール素子や電磁誘導コイルなど、磁場
を検出することができるものであればよい。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載のIC
デバイスの検査装置によれば、ICデバイスのパッケー
ジを傷つけたり汚したりせずに、ICデバイスの温度変
化を正確に測定することができ、しかもICデバイスに
温度センサを組み込まなくともICデバイスの性能を正
しく評価することができ、コストの低減を図ることがで
きる。
【0068】また、電気的中継手段をチャンバの外に配
置し、磁気検出手段を電気的中継手段の導通路に近接配
置したので、磁気検出手段がチャンバ内に生じる磁気ノ
イズの影響を受けにくいとともに、高温テスト時、磁気
検出手段のセンシング特性が熱によって大きく変化しな
い。その結果、ICデバイスの性能をより一層正しく評
価することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の一実施形態に係るICデバイ
スの検査装置の一部を示す縦断面図である。
【図2】図2は温度制御装置のブロック図である。
【図3】図3は磁気センサの出力とICデバイスの温度
変化との関係を示すグラフである。
【図4】図4は冷風噴射のタイミングとICデバイスの
温度変化との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 チャンバ 2 温度制御装置 3 ICデバイス 4 ICソケット 11 デバイス押さえ 20 磁気センサ 21 A/D変換器 24 制御ユニット 25 冷風供給装置 30 冷却ジャケット 44 ICテスタ 45 プリント基板
フロントページの続き (72)発明者 吉田 敬介 福岡県福岡市東区箱崎6−10−1 九州大 学工学部機械エネルギー工学科内 (72)発明者 辻野 和哉 東京都港区芝5丁目7番1号 日本電気株 式会社内 (72)発明者 黒須 修 熊本県菊池郡大津町大津84 エム・シー・ エレクトロニクス株式会社内 (72)発明者 川口 和博 熊本県菊池郡大津町大津84 エム・シー・ エレクトロニクス株式会社内 Fターム(参考) 2G003 AA07 AB01 AB02 AB16 AD02 AD04 AG01 AG11 AH05 AH07 AH08

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検査すべきICデバイスを収容するチャ
    ンバと、 前記ICデバイスの性能を判別するICテスタと、 前記チャンバの外に配置され、前記ICテスタと前記I
    Cデバイスとを電気的に接続するための電気的中継手段
    と、 前記ICテスタから前記ICデバイスに電流が供給され
    たときに生じる前記ICデバイスの磁場を検出する磁気
    検出手段と、 この磁気検出手段の出力信号を前記ICデバイスの発熱
    量を表す情報に変換する変換手段と、 前記ICデバイスを冷却する冷却手段と、 前記変換手段からの発熱量情報に基づいて前記冷却手段
    を制御して、前記ICデバイスの温度を所定の温度範囲
    内に維持する制御手段とを備え、 前記電気的中継手段に前記ICデバイスがICソケット
    を介して実装され、 前記磁気検出手段が前記電気的中継手段の導通路に近接
    配置されていることを特徴とするICデバイスの検査装
    置。
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