JP2001012584A - 作業車両用ミッションケースの作動油還元構造 - Google Patents

作業車両用ミッションケースの作動油還元構造

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JP2001012584A
JP2001012584A JP11187889A JP18788999A JP2001012584A JP 2001012584 A JP2001012584 A JP 2001012584A JP 11187889 A JP11187889 A JP 11187889A JP 18788999 A JP18788999 A JP 18788999A JP 2001012584 A JP2001012584 A JP 2001012584A
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hydraulic oil
shaft
oil
control valve
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Taketoshi Fujita
武利 藤田
Matsuhiko Tsunekawa
松彦 常川
Hidekazu Tsuji
英和 辻
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Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/04Features relating to lubrication or cooling or heating
    • F16H57/042Guidance of lubricant
    • F16H57/0421Guidance of lubricant on or within the casing, e.g. shields or baffles for collecting lubricant, tubes, pipes, grooves, channels or the like

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 農用トラクタ−や乗用管理機等における油圧
装置用作動油の還元構造に関し、戻り油の拡散飛散を少
なくして給油孔からの滲出を防止しようとする。 【解決手段】 走行部への伝動ギヤ群を内装するミッシ
ョンケース内の潤滑油を作業機昇降用作動油として用い
る作業車両において、該ミッションケースの上蓋部には
作業機昇降用コントロールバルブを配設して該バルブか
ら排出される作動油をケース内に還元すべく還元孔を設
けると共に、その近傍には潤滑油兼作動油を供給すべく
開閉自在の給油孔を設け、上記バルブから還元される作
動油を給油口から遠ざかるよう案内する仕切り案内板を
設ける。更には、仕切り案内板によって、デフ機構のリ
ングギヤ背面側に案内すべく構成し、還元戻り油の拡散
を防止しようとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、農用トラクターや乗
用管理機等の作業車両用ミッションケースの作動油還元
構造に関する。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】農用トラ
クター等の作業車両においては、ミッションケースの潤
滑油を油圧シリンダ等の作動油に兼用する形態とし、油
圧ポンプにて作動各部に供給された作動油はコントロー
ルバルブを経てミッションケースに還元される。ところ
で、主に小型機種にあっては、ミッションケース上蓋部
にコントロールバルブを載せると共に、その近傍に給油
孔及び給油栓を設ける構成とする。
【0003】従って、ミッションケースへの戻り作動油
が給油孔から滲出する恐れがある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は上記に鑑みて
提案するものであって、以下のような技術的手段を講じ
た。即ち、走行部への伝動ギヤ群を内装するミッション
ケース内の潤滑油を作業機昇降用作動油として用いる作
業車両において、該ミッションケースの上蓋部には作業
機昇降用コントロールバルブを配設して該バルブから排
出される作動油をケース内に還元すべく還元孔を設ける
と共に、その近傍には潤滑油兼作動油を供給すべく開閉
自在の給油孔を設け、上記バルブから還元される作動油
を給油口から遠ざかるよう案内する仕切り案内板を設け
てなる。
【0005】また、仕切り案内板によって、デフ機構の
リングギヤ背面側に案内すべく構成する。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施例を図面
にに基づいて説明する。1は小型のトラクターで、機体
の前後部に前輪2、2と後輪3、3を備え、ボンネット
4内にはエンジン7を搭載して設け、このエンジン7は
フライホイル5が前側でラジエータ6が後側となるよう
に取り付け方を通常とは逆向きにして機体に取り付けて
いる。
【0007】エンジン7から後方に向けて突出する出力
軸10とミッションケース12の前壁部に軸架されてい
る入力軸14とは自在継手軸15を介して連動連結さ
れ、エンジン7側の回転動力をミッションケース12側
に伝達すべく構成している。なお、上記出力軸10の後
端部にはプーリ81を設け、ラジエータファン82用の
プーリ83と間にベルト84掛け伝動すべく構成すると
共に、該軸10後端の取付ボルト85頭部の凹部内に嵌
合用のパイロット軸受86を配設して、該軸受部に自在
継手軸15の一端側軸部を支持しうる構成としている。
87は出力軸10と自在継手軸15との間に設けるダン
パで、前記プーリ81の後面に固着するダンパブラケッ
トと、自在継手軸15に嵌合するダンパ本体とで構成さ
れ、出力軸10の回転がプーリ81,ダンパ87を経由
して自在継手軸15側に伝動しうる構成である。
【0008】図2に基づいて動力伝動系の構成を説明す
る。入力軸14の後端部にはギヤ16が固着され、この
ギヤ16にはクラッチ側のギヤ17が常時噛み合う。ギ
ヤ17にはクラッチ18のクラッチドラム18aが一体
的に固着されており、クラッチドラム18aとクラッチ
支軸19と一体で回転しているボス部20との間には多
数のフリクションプレート22が介装されている。クラ
ッチ支軸19上には回転不能な状態でリング体24が設
けられ、図示外のクラッチペダルを踏んでこのリング体
24を前方に移動させるとフリクションプレート22の
間隔が開いてクラッチ18が切れ、更にクラッチペダル
を踏み込むとリング体24の前部に固着したライニング
25がボス部20の端面に押しつけられてこれに制動を
掛け、クラッチ支軸19の付き回りを停止させるように
構成している。同図において、符号26はスプリング部
材である。符号28は油圧ポンプで、ミッションケース
12の前部に着脱自在に取り付けられており、前記ギヤ
17の前部から回転動力を得て回転駆動される。この油
圧ポンプ28は機体後部に連結されるロータリ耕耘装置
等の作業機29を油圧により昇降駆動させる駆動源とな
る。この実施例とは異なるがこの油圧ポンプ28を利用
してパワーステアリング装置を作動させるようにしても
良い。
【0009】又、クラッチ支軸19の後端部には小径の
ギヤ27が固着され、これに2段ギヤ30の大径ギヤ3
0aが常時噛み合っている。2段ギヤ30は後述する変
速軸32上に回転自在に遊嵌されている。クラッチ支軸
19の後方にあってこれと同一軸心状に設けられた変速
用カウンタシャフト33には4枚のギヤ34,35,3
6,37がスプライン嵌合により一体的に固着されてい
る。ギヤ34は前記2段ギヤ30の小径ギヤ30bに常
時噛み合い、クラッチ支軸19側の回転動力を前記カウ
ンタシャフト33側に伝達する。
【0010】ギヤ35は変速軸32上の1速用のギヤ3
9に噛み合い、ギヤ36は2速用のギヤ40に噛み合
い、ギヤ37は変速軸32上の3速用のギヤ41に常時
噛み合うように構成している。なお、これらのギヤ3
9,40,41の内周面には半径方向に窪む複数個の係
止溝44…が設けられ、後述するキー47,47の先端
がこの係止溝44…に入り込むと該当するギヤと変速軸
32とが一体となって回転するように構成している。
【0011】キー47,47は中実状の棒からなる1本
のシフタ軸48に取り付けられており、具体的にはシフ
タ軸48の後端部(右側)をスリット状に切り欠いてこ
のスリット部に2枚のキー47,47を枢着している。
一対のキー47,47同士の間には1個のスプリング4
9が介装されており、このキー47,47の爪47a,
47aが外側に向かって拡がり、爪47a,47aの突
部が係止溝44に入り込むようにしている。
【0012】なお、1速用のギヤ39の直前には中立用
のカラー50が設けられ、更にその前方には後進用のギ
ヤ51が変速軸32上に遊嵌されている。52は後進用
カウンタ軸46に取り付けられたバックカウンタギヤで
あって、前記ギヤ35に常時噛み合い、キー47,47
が後進用のギヤ51の溝44に入ると変速軸32が逆方
向に回転するようになっている。53はシフタ軸48の
前端部に設けた円周状の係止溝で、この溝53部に後述
のシフタが嵌入し、図示外の操作レバーを前後方向に往
復移動させるとシフタ軸48が前後方向に移動し、後
進、前進1速、前進2速、前進3速の1つが選択され
る。
【0013】又、前記変速カウンタシャフト33上には
2組の2段ギヤ54、55が前後には移動不能、回転の
み自在な状態で遊嵌されており、前側の2段ギヤ54の
うち前側の大径ギヤ54aは変速軸32後端部のギヤ5
7に常時噛み合っている。2段ギヤ54の小径ギヤ54
bはドライブピニオン58上にあって前後移動自在にス
プライン嵌合されている副変速ギヤ59の大径ギヤ部5
9aに噛み合う。この副変速ギヤ59の前側内周部には
内歯ギヤ59bが設けられ、副変速ギヤ59を前側に移
動させて内歯ギヤ59bを変速軸32後端のギヤ57に
噛み合わせると副変速の「高速」が得られ、副変速ギヤ
59の大径ギヤ59aを2段ギヤ54の小径ギヤ54b
に噛み合わせると副変速の「低速」が得られるように構
成している。副変速ギヤ59の後方にはドライブピニオ
ン58と一体で回転するギヤ60が設けられ、このギヤ
60と前記2段ギヤ55の小径ギヤ55a、2段ギヤ5
5の大径ギヤ55b、前輪駆動軸61上のギヤ62を順
次経て前輪2に動力を伝達すべく構成している。又、前
記変速カウンタシャフト33の後方軸端には小径ギヤ部
65a、中径ギヤ部65b、大径ギヤ部65cを有する
PTOギヤ65が同芯状に設けられ、その上方にPTO
軸67とPTOカウンタ軸68が軸架されている。PT
O軸67上には2段ギヤからなるPTO変速ギヤ69が
設けられ、このPTO変速ギヤ69の大径ギヤ69aが
PTOギヤ65の小径ギヤ65aに噛み合うとPTO軸
67には正転1速の回転が伝わり、小径ギヤ69bが中
径ギヤ65bに噛み合うとPTO軸67には正転2速の
回転が伝わるように構成している。
【0014】PTOカウンタ軸68には前後方向に移動
不能で回転のみ自在な2段ギヤ70が遊嵌されており、
この2段ギヤ70の大径ギヤ70aが前記PTOギヤ6
5の大径ギヤ65cに常時噛み合うように構成してい
る。PTO軸67上の2段ギヤ69はPTO軸67の変
速だけでなく、この軸67の回転方向をも変更すること
ができる。即ち、2段ギヤ69を後方へスライドさせそ
の小径ギヤ69bを前記2段ギヤ70の小径ギヤ70b
に噛み合わせるとPTO軸67は逆回転する。即ち、逆
転1速が得られる。なお、図1において、71は油圧シ
リンダー、72はリフトアーム、73はリフトロッド、
74はロータリーの入力軸である。
【0015】前記ミッションケース12は、伝動ギヤ群
を収容する主ケース部12aと、クラッチ18部を収容
する副ケース部12bと、後部ケース部12cとからな
り、これらは直列状に着脱可能に接合される。又主ケー
ス部12aには、前記クラッチ支軸19,変速軸32及
び後進用カウンタ軸46を支承する支持メタル75を該
ケース部12aに対して着脱自在に取り付けてある。こ
の支持メタル75の前側空間部において、前記クラッチ
18の上方に位置してシフト部材76が構成される。シ
フタ軸48の前端側上方に操作支軸77を支架して設
け、その中央部にシフタ78を固定する。シフタ78先
端は前記シフタ軸48の係止溝53を係合し操作支軸7
7の前後回動に伴ってシフタ軸48を前後に操作連動し
うる構成である。79は適宜ケース内面より突出状に弾
発させて設けるスチールボールで、シフタ78側に設け
る操作位置決め用係止溝80,80…に係合して各変速
位置を保持しうるものとなる。
【0016】上記後部ケース部12cには前記ドライブ
ピニオン58、後輪デフ機構90、車軸91等を内装す
るが、このケース部12cの上面を覆う蓋状体92の上
面には、取付座93を介してコントロールバルブ94を
設け、該コントロールバルブ94の切替操作に伴い、上
記油圧ポンプ28からの作動油を前記油圧シリンダ71
に供給し、又は他側への切替操作に伴い該油圧シリンダ
71内の作動油をコントロールバルブ94を経てミッシ
ョンケース12内に還元させる構成である。なお、上記
コントロールバルブ94及びその取付座93に形成する
油路(図示せず)の還元通路は蓋状体92のドレン孔9
2aに接続されている。又、92bは蓋状体92に形成
する給油孔で、コントロールバルブ94の近傍に形成さ
れる。95はこれに螺合するキャップであり、ブリーザ
孔を形成している。
【0017】上記ドレン孔92aの対向下面には仕切り
案内板96を設けている。この仕切り案内板96は、ド
レン孔92aから還元排出される作動油を給油孔92b
側とは反対側に案内し、後輪デフ機構90のリングギア
97の歯面とは反対側に排出案内しうる構成である。9
8,98…は後面カバー(図示せず)を密閉状態に接合
固着する取付ボルトである。
【0018】次に上例の作用を説明する。エンジン7の
回転動力は、自在継手15、入力軸14を介してミッシ
ョンケース12内のクラッチ18に伝えられる。クラッ
チ18が繋がった状態ではその回転動力はクラッチ支軸
19の小径ギヤ27、2段ギヤ30を順次介して変速用
カウンタシャフト33側に伝達される。そして、変速用
カウンタシャフト33と変速軸32との間に介装されて
いる複数個の常時噛合式ギヤの組み合わせを、キー4
7,47を前後にスライドさせて選択することによって
前進1速から前進3速の範囲で変速がなされ、あるいは
後進1速が選択される。更に、このキー式主変速部の後
方に設けられている副変速ギヤ59を前後に移動させれ
ば高低2段の変速がなされるものである。
【0019】このように変速された動力はドライブピニ
オン58から後輪デフ機構90のリングギヤ97を経由
して当該デフ機構を作動し、図外デフピニオンを回転連
動しつつ車軸91に伝達されるものである。なお、この
実施例ではクラッチ18を入切りして変速を行なう構成
としたが、エンジン7の回転数が比較的低いとき、例え
ば1500rpm程度のときにはクラッチ18を切らず
にシフト軸48を直接前後に動かして変速を行なうこと
ができる。
【0020】次にPTO系の作用を説明する。図示外の
PTO変速レバーを適宜操作してPTO変速ギヤ69を
前後方向に移動させると、正転1速、正転2速、逆転1
速が得られる。即ち、PTO変速ギヤ69の大径ギヤ6
9aがPTOギヤ65の小径ギヤ65aに噛み合うと正
転1速となり、PTO変速ギヤ69の小径ギヤ69bが
PTOギヤ65の中径ギヤ65bに噛み合うと正転2速
の回転速が得られ、PTO変速ギヤ69の小径ギヤ69
bがPTOギヤ65の大径ギヤ65cに噛み合うと逆転
1速が得られるものである。
【0021】作業中は、図外コントロールレバーを操作
してコントロールバルブ94を切り替え作業機29を昇
降連動する。このとき、ミッションケース12内の潤滑
油兼作動油は油圧ポンプ28で油圧シリンダ等切り替え
各部に圧送され、または各部からの戻り油はコントロー
ルバルブ94を経由し、ドレン孔92aから後部ケース
部12c内に還元される。このドレン孔92aの下面に
は仕切り案内板96があるため、その傾斜面に沿って流
下排出され、リングギア97の歯面とは反対側に案内さ
れる。従って、歯面側に排出される場合のようにその回
転に伴って歯面で撹拌飛散される恐れがないものでな
る。
【0022】図はボンネットの内部構造の一部を示し、
ボンネット4の開閉ロック機構8の構成を示している。
すなわち、被係止側の一対の丸棒8aと、係止側であっ
て夫々が左右一対のスプリング材を対向させた略U型ロ
ック部材8bとからなる開閉ロック機構8のうち、丸棒
8aを本体側、例えば図例では前記ラジエータ6の上部
周面とボンネット4内面との空間部を塞ぐ遮蔽板6a
に、その長手方向を斜め後上方に向けて取り付けてい
る。一方上記ロック部材8bは、ボンネット4の裏面の
補強枠9に取付座9aを構成してその側面にボルトをも
って一対のスプリング材の上部側対向部を締め付け固定
する構成である。ボンネット4の開閉支点4aは、後方
側が上方に大きく持ち上げられつつ開放できるよう、前
側裏面に固定した門型パイプ4bをもって本体前端下部
に設定されている。
【0023】このように開閉支点4aに対してロック機
構8を構成すると、補強枠9や門型パイプ4bによって
ボンネット4の補強をはかりつつ開閉ロック機構8を簡
素な構成で実施化が可能となる。ロック機構8の丸棒8
aを後方に向けて長く構成し、併せてロック部材8bの
ボンネット4に対する取付位置を上下に調整できる構
成、例えば取付座9aに対するスプリング材のボルト取
付位置を上下方向に調整可能とすることにより、開閉支
点4a位置が前後にばらついても、これらの製作誤差を
吸収でき、ロック機構8の特に丸棒8aの位置をいちい
ち調整する必要がないため、組付け工数を低減できる効
果がある。
【0024】
【発明の効果】この発明は、走行部への伝動ギヤ群を内
装するミッションケース内の潤滑油を作業機昇降用作動
油として用いる作業車両において、該ミッションケース
の上蓋部には作業機昇降用コントロールバルブを配設し
て該バルブから排出される作動油をケース内に還元すべ
く還元孔を設けると共に、その近傍には潤滑油兼作動油
を供給すべく開閉自在の給油孔を設け、上記バルブから
還元される作動油を給油口から遠ざかるよう案内する仕
切り案内板を設けてなるから、該案内板の案内面に沿っ
て流下排出され、給油孔への飛散を防止でき、この給油
孔からの滲出を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】要部の背断面図である。
【図2】トラクターの全体側面図である。
【図3】ミッションの断面図である。
【図4】シフト部材の説明図である。
【図5】エンジン駆動部の側面図である。
【図6】ボンネット開閉ロック機構を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
1…トラクター、2…前輪、3…後輪、4…ボンネッ
ト、7…エンジン、12…ミッションケース、14…入
力軸、15…自在継手、18…クラッチ、19…クラッ
チ支軸、28…油圧ポンプ、30…2段ギヤ、32…変
速軸、33…変速用カウンタシャフト、34,35,3
6,38…ギヤ、44…係止溝、47,47…キー、4
8…シフタ軸、52…バックカウンタギヤ、53…係止
溝、58…ドライブピニオン、61…前輪駆動軸、65
…PTOギヤ、67…PTO軸、68…PTOカウンタ
軸、69…PTO変速ギヤ、71…油圧シリンダ、75
…支持メタル、76…シフト部材、77…操作支軸、7
8…シフタ、79…スチールボール、80,80…係止
溝、90…後輪デフ機構、91…車軸、92…蓋状体、
92a…ドレン孔、92b…給油孔、93…取付座、9
4…コントロールバルブ、95…キャップ、96…仕切
り案内板、97…リングギア、98…ボルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J063 AA13 AA14 AB02 AC06 AC11 AC14 BA11 BB50 CA01 CA05 CB06 CD67 XD03 XD47 XD64 XF01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行部への伝動ギヤ群を内装するミッシ
    ョンケース内の潤滑油を作業機昇降用作動油として用い
    る作業車両において、該ミッションケースの上蓋部には
    作業機昇降用コントロールバルブを配設して該バルブか
    ら排出される作動油をケース内に還元すべく還元孔を設
    けると共に、その近傍には潤滑油兼作動油を供給すべく
    開閉自在の給油孔を設け、上記バルブから還元される作
    動油を給油口から遠ざかるよう案内する仕切り案内板を
    設けてなる作業車両用ミッションケースの作動油還元構
    造。
  2. 【請求項2】 仕切り案内板によって、デフ機構のリン
    グギヤ背面側に案内すべく構成してなる請求項1記載の
    作業車両用ミッションケースの作動油還元構造。
JP11187889A 1999-07-01 1999-07-01 作業車両用ミッションケースの作動油還元構造 Pending JP2001012584A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030032430A (ko) * 2001-10-18 2003-04-26 현대자동차주식회사 수동변속기의 드레인 플레이트 장착구조
US8508090B2 (en) 2010-02-19 2013-08-13 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Lubrication structure of power transmission apparatus
CN108691992A (zh) * 2018-06-27 2018-10-23 安徽江淮汽车集团股份有限公司 一种变速箱用通气排水装置

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