JP2001012279A - 燃料制御弁フィードバック制御方法 - Google Patents

燃料制御弁フィードバック制御方法

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JP2001012279A
JP2001012279A JP11179034A JP17903499A JP2001012279A JP 2001012279 A JP2001012279 A JP 2001012279A JP 11179034 A JP11179034 A JP 11179034A JP 17903499 A JP17903499 A JP 17903499A JP 2001012279 A JP2001012279 A JP 2001012279A
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 必要な希薄燃焼を行って十分なNOxの低減
や燃費の向上を図った上で、運転領域に応じて領域ごと
に最適な運転特性を達成することができるエンジンの燃
料制御弁フィードバック制御方法を提供する。 【解決手段】 予め設定したエンジン回転数とスロット
ル開度に応じたマップに基づいてエンジンへの燃料供給
量を制御する燃料制御弁フィードバック制御方法におい
て、前記マップは、ベースマップと、このベースマップ
よりリーン側に燃料供給量を設定した第2マップとを有
し、前記ベースマップにより制御された燃料供給中に、
失火を判定しながら燃料を徐々にリーン化し、失火また
は第2マップに達した時点でリーン化を停止して、その
燃料供給量を学習して前記ベースマップを書き換え、こ
の書き換えたベースマップにしたがって燃料供給量を制
御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエンジンの燃料制御
方法に関し、特に失火判定をしながら燃料のリーン化を
図った燃料制御弁フィードバック制御方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】ガスエンジン等の希薄燃焼制御方法が特
開平10−131795号公報に開示されている。この
公報記載の公知技術は、ガス流量制御弁の開度データの
マップを備え、学習ステップによりマップを失火しない
範囲でリーン側に書き換えることにより、失火限界に近
い希薄燃焼状態の維持を図るものである。このような希
薄燃焼により、燃費の向上とともにNOxの排気ガス対
策が図られる。
【0003】一方、エンジンを運転する場合、エンジン
回転数およびスロットル弁開度に応じた運転領域によ
り、燃費や排気ガス対策とともに、エンジン出力や、燃
焼効率あるいは運転性等の各種運転特性について、各領
域ごとにその領域に合った最良の運転特性が要求され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報記載の燃料制御方法においては、運転領域の全域につ
いて失火限界に近い値までマップデータを書き換えるた
め、学習後の最終的なマップデータは、運転領域にかか
わらず全域でほぼ失火限界の燃料制御弁開度となる。こ
のため、特に出力を確保したい高負荷運転領域や燃焼効
率を高めたい領域等、希薄燃焼に優先して領域ごとにそ
の領域に合った最良の運転状態を得たい場合に、燃料は
常に最大限の失火限界に近づけて希薄化されてしまうた
め所望の運転特性が得られず、運転領域に応じて要求さ
れる最適な運転特性の燃焼状態を得ることができない。
【0005】本発明は上記従来技術を考慮したものであ
って、必要な希薄燃焼を行って十分なNOxの低減や燃
費の向上を図った上で、運転領域に応じて領域ごとに最
適な運転特性を達成することができるエンジンの燃料制
御弁フィードバック制御方法の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明では、予め設定したエンジン回転数とスロッ
トル開度に応じたマップに基づいてエンジンへの燃料供
給量を制御する燃料制御弁フィードバック制御方法にお
いて、前記マップは、ベースマップと、このベースマッ
プよりリーン側に燃料供給量を設定した第2マップとを
有し、前記ベースマップにより制御された燃料供給中
に、失火を判定しながら燃料を徐々にリーン化し、失火
または第2マップに達した時点でリーン化を停止してそ
の燃料供給量を学習して前記ベースマップを書き換え、
この書き換えたベースマップにしたがって燃料供給量を
制御することを特徴とする燃料制御弁フィードバック制
御方法を提供する。
【0007】この構成によれば、ベースマップとして、
例えば予め分っている失火が起きない燃料供給量データ
を設定するとともに、このベースマップよりリーン側に
設定した第2マップを備え、ベースマップによる燃料供
給量から失火するまで燃料を徐々にリーン化し、失火し
た時点の燃料供給量または失火する前に第2マップに達
した場合にはその第2マップの燃料供給量でベースマッ
プが書き換えられる。これにより失火限界と第2マップ
の組合せによるマップが学習により形成され、失火限界
のマップに対し予め設定した所望特性が得られる第2マ
ップを加味して燃料制御マップを形成することができ
る。この場合、ベースマップの他に書き換え用のマップ
を備えて、この書き換えマップを順次書き換えることに
よりオリジナルのベースマップを残したまま実質上ベー
スマップの書き換えによる学習を行うことができる。
【0008】好ましい構成例においては、前記第2マッ
プは、エンジン回転数とスロットル開度に応じたマップ
形成領域ごとに異なる運転特性を優先させて、その運転
特性が得られる最もリーン側の燃料供給量となるように
設定されたことを特徴としている。
【0009】この構成によれば、第2マップに、エンジ
ン回転数とスロットル開度に応じた運転領域ごとにその
領域で要求される運転特性に合った燃料供給量データが
設定されるため、失火限界の範囲内で運転領域に応じた
最適な運転特性で燃料制御が行われる。
【0010】さらに好ましい構成例では、前記ベースマ
ップの書き換え時に、制御している領域とともに他の領
域についても同じオフセット量を前記第2マップよりリ
ッチ側の範囲で書き換えることを特徴としている。
【0011】この構成によれば、ある領域で燃料制御を
学習中に他の領域についても一律に同じリーン側へのオ
フセット量だけベースマップが書き換えられるため、学
習作業が効率的に行われる。
【0012】さらに好ましい構成例では、前記失火判定
時に、1ステップずつリーン化し、失火を検出したらベ
ースマップよりリーン側の範囲で所定ステップだけリッ
チ側に戻すことを特徴としている。
【0013】この構成によれば、予め分っている失火が
起きないことが保証された最もリーンなベースマップの
設定量を維持したまま、さらに失火限界に近づけて燃料
のリーン化が図られる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。図1は、本発明が適用さ
れるガスエンジンヒートポンプ式空調システムの構成図
である。
【0015】この空調システムは、室外ユニット60と
複数の室内ユニット61(図は1台のみ示す)からな
り、室外ユニット60内にガスエンジン1が設けられ、
このガスエンジン1により駆動されるヒートポンプ冷媒
サイクル2が室外ユニット60および室外ユニット61
間にわたって構成される。
【0016】ガスエンジン1は、エアクリーナ3に接続
された吸気通路4を有し、この吸気通路4上にミキサー
5が設けられる。ミキサー5のガス混合部の下流部には
スロットル弁6が備り、吸気口18から取入れられ、エ
アクリーナ3を通して供給される外気とガス燃料との混
合気量を調整する。このミキサー5のガス混合部に燃料
供給管7が接続され混合気を形成する。燃料供給管7上
には、ミキサー5に供給するガス燃料流量を調整するた
めのガス燃料制御弁8およびガス圧を大気圧に調整する
ゼロガバナ9が設けられ、開閉弁10を介して燃料ガス
タンク(図示しない)に接続される。このガス燃料制御
弁8が後述のように、CPUによってフィードバック制
御される。
【0017】ガスエンジン1の排気側には排気管12が
備る。この排気管12上に排気ガス触媒13および排気
ガス熱交換器14が備り、さらにその下流側にサイレン
サ15およびドレンセパレータ16が備り、排気ガスは
排気出口17から放出される。ドレンセパレータ16と
サイレンサ15および排気ガス熱交換器14は、中和器
19に接続され、酸性ドレン水を中和してドレン出口2
0から外部に排出する。
【0018】ガスエンジン1の底部のオイルパン21に
はオイルタンク22が接続されオイル供給ポンプ23に
よりオイルが供給される。オイルは図示しないオイルポ
ンプによりエンジン内を循環する。11はブローバイガ
ス中のオイルを分離するオイルセパレータである。
【0019】このガスエンジン11のクランク軸(図示
しない)には、クラッチ24を介して2台のコンプレッ
サ25が接続される。各コンプレッサ25には、脱フロ
ンガス等からなる冷媒が循環する冷媒入口管27および
冷媒出口管28が接続される。コンプレッサ周辺の冷媒
入口管27および冷媒出口管28には、配管をコンパク
トに配設し且つストレスや振動を吸収するために可撓管
26が介装される。冷媒出口管28側にはオイルセパレ
ータ29が装着され、その下流側で四方弁30に接続さ
れる。オイルセパレータ29は、圧縮冷媒ガスからオイ
ルおよび液体冷媒を分離して、これを戻し管33を通し
てアキュムレータ35に戻す。四方弁30は、4つのポ
ートa,b,c,dを有し、冷暖房時に各ポート間の接
続が切換えられる。
【0020】暖房時には、図示したように、ポートaと
ポートbが接続され、ポートcとポートdが接続され
る。これにより、コンプレッサ25から出た圧縮冷媒ガ
スが室内熱交換器31を通って凝縮され、室内に凝縮熱
を放出して暖房する。凝縮された冷媒は膨張弁52を通
って減圧され、HIC51を介して室外熱交換器32を
通って蒸発する。蒸発した冷媒は四方弁30のポート
c,dを通過してプレート熱交換器34またはバイパス
管45を介してアキュムレータ35に入る。アキュムレ
ータ35に並列してサブアキュムレータ46が設けられ
る。アキュムレータ35の冷媒はキャピラリチューブ4
8,49,50および絞り47等を介して冷媒入口管2
7よりコンプレッサ25に吸引される。
【0021】なお、80は四方弁30から室内熱交換器
31を経て膨張弁52に到るまでの冷媒配管であり、8
1は膨張弁52からHIC51を経てサブクール用室外
熱交換器32aに到るまでの冷媒配管、82はサブクー
ル用室外熱交換器32aから分流し室外熱交換器32を
経て合流し四方弁30に到るまでの冷媒配管であり、8
3は冷媒配管81の途中部から開時電子膨張弁として機
能する開閉弁83a及びHIC51を経て冷媒配管81
の途中部までのバイパス配管である。
【0022】冷房時には、四方弁30のポートaとポー
トcが接続され、ポートbとポートdが接続される。こ
れにより、圧縮冷媒ガスはポートa,cを通って暖房時
と逆に先に室外熱交換器32で凝縮され、膨張弁52を
通り室内熱交換器31で蒸発して室内を冷房する。その
後四方弁30のポートb,dを通ってアキュムレータ3
5に戻る。
【0023】なお、サブクール用室外熱交換器32a
は、並列配置される3つの室外熱交換器32で凝縮し液
化した冷媒をさらに過冷却するための凝縮器として機能
する。上記冷媒配管上でHIC51は、COP(冷凍機
成績係数)を向上させるための圧損低減用の熱交換器で
ある。すなわち、冷房運転中室外側の要求負荷が小さく
高圧の冷媒をバイパス配管83を通して低圧側となる冷
媒配管80にバイパスされる時、開閉弁83aが開且つ
所望の絞り開度となり、この開閉弁83aで減圧し低温
低圧となった冷媒をHIC51で高圧高温の液冷媒と熱
交換させることにより、高圧側についてさらに過冷却
(サブクール)する一方、低圧側では冷媒の蒸発を助け
るように機能する。
【0024】また、プレート熱交換器34は、アキュム
レータ35内に導入される冷媒をその配管途中で高温の
エンジン冷却水により加熱するためのものである。この
プレート熱交換器34にはバイパス管45が設けられ、
冷房時の圧損を低減してCOPを向上させる。
【0025】ガスエンジン1には、冷却水系39が備
り、冷却水ポンプ40により冷却水が循環する。冷却水
ポンプ40により送られた冷却水は、排気熱交換器14
を通り、第2ポンプ41によりエンジンの冷却ジャケッ
ト(図示しない)に送られる。エンジンからの出口側の
冷却水配管上にサーモスタット42が設けられ、暖機運
転時等に冷却水をバイパスさせる。冷却水系39はエン
ジン出口側の配管上にリニア三方弁43が備り、その下
流側にラジエータ36が室外熱交換器32に並列して備
る。ラジエータ36にはリカバリータンク38が接続さ
れる。リニア三方弁43により、冷房時は冷却水をラジ
エータ36側に流してファン37により放熱させ、暖房
時には分岐管44を通してプレート熱交換器34側に流
し、冷媒を加熱することにより高温冷却水を冷却する。
ラジエータ36側とプレート熱交換器34側への分岐量
を調整して制御することもできる。
【0026】図2は、上記構成の空調システムの制御系
の構成図である。システム全体を制御するシステムCP
U70は、後述の燃料弁開度の制御マップ等を格納した
メモリ72を備え、前述のガスエンジンを駆動制御する
エンジンCPU71が接続される。
【0027】システムCPU70は、室内ユニット61
側に設けた操作部に接続され、運転モード切換えや設定
温度等の運転条件が入力される。また、システムCPU
70は、室内ユニット内に設けた高圧飽和温度センサや
室内温度センサ及び室外ユニット60内に設けた高圧側
冷媒圧力センサ77、低圧側冷媒圧力センサ78、外気
温度センサ、低圧飽和温度センサ、アキュムレータ液面
レベルセンサ、コンプレッサ温度センサ75その他のセ
ンサ群からの各種検出データが入力され、これらの入力
データに基づいて室内ユニット61の室内機ファンや膨
張弁および室外ユニット60の四方弁30、リニア三方
弁43、室外機ファン37その他の弁群を駆動制御す
る。
【0028】エンジンCPU71は、排圧センサ73、
カム軸パルサ、クランク軸センサ、スロットル開度セン
サ、クラッチ信号、排気温度センサ、冷却水温度センサ
76等のセンサ群より各種運転状態のデータが入力さ
れ、これらの運転状態データに基づいて、予め定めたプ
ログラムにしたがって、マップ等を用いた演算処理によ
って、点火制御回路を駆動して点火コイルを動作させて
点火プラグをスパークさせる。また、スロットル弁回動
アクチュエータを駆動して吸入空気量を制御し、燃料取
入れ開閉弁動作アクチュエータを駆動して燃料開閉弁1
0を駆動制御し、燃料制御弁アクチュエータを駆動して
燃料供給量を制御する。
【0029】図3は、本発明の実施の形態に係る燃料制
御弁フィードバック制御方法のメインプログラムのフロ
ーチャートである。運転操作が開始されると、まず、各
弁やアクチュエータの初期設定が行われる(ステップS
1)。エンジンが起動したかどうかを判別し(ステップ
S2)、起動完了したら目標エンジン回転数を算出する
(ステップS3)。これは室内ユニット61の操作部
(図2)から入力された設定温度と室内温度センサから
の検知温度との差に基づいて予め定めたマップにより行
われる。
【0030】続いて失火判定プログラムが実行される
(ステップS4)。これは、後述の燃料制御弁フィード
バック制御による失火制御とは別にエンジン運転中常に
行われる失火監視のためのプログラムである。
【0031】次に、前記ステップS3で算出した目標エ
ンジン回転数とするためのスロットル開度を算出してス
ロットル弁6(図1)をフィードバック制御する(ステ
ップS5)。次に本発明による後述の燃料制御弁8(図
1)のフィードバック制御が行われているかどうかをフ
ィードバック制御のフラグの有無により判別し(ステッ
プS6)、実行中であればそのまま続行し(ステップS
7)、実行していなければマップ(後述のベースマッ
プ)に基づいて燃料制御弁の開度を算出してフィードバ
ック制御の目標値とする(ステップS7)。
【0032】次に、後述のように学習によりベースマッ
プを書き換える失火制御プログラムを行う(ステップS
8)。この失火判定が終了したら、エンジン停止指令が
あるかどうかを判定し(ステップS9)、エンジン停止
でなければ、ステップS2からのルーチンを繰り返し、
エンジン停止であれば所定の順序で各機器を停止動作さ
せるエンジン停止プログラムを実行する(ステップS1
0)。
【0033】図4は、学習プログラムによるNOx対策
のための燃料希薄化を図る燃料制御弁フィードバック制
御のフローチャートである。メインルーチンから単位時
間ごとにコールされるサブルーチンが開始されると、ま
ずスロットル弁開度とエンジン回転数の検出データから
マップにおける現在位置および面補完された値を算出す
る(ステップS11)。この際、燃料制御弁のベースマ
ップおよび学習による書き換えマップの両方のマップに
より算出する。この値を1つ前のサイクルの値と比較す
る(ステップS12)。差が所定値より大きければ後述
するフィードバック(FB)制御による細かいステップ
ごとのリーン化の制御は行わずにFB実行フラグをOF
Fにして後述のタイマーA、タイマーBをともにOFF
にする(ステップS22)。
【0034】差が所定値以下であれば、冷却水温や運転
状態の検出データからFB制御を実行するかどうかを判
別する(ステップS13)。例えば暖機中であればFB
制御は実行しない。次に、実際にFB制御が開始されて
いるかをチェックする(ステップS14)。開始されて
いない場合には、即座に1ステップリーン動作を行い、
実行フラグを成立させる。FB実行中であれば、現在リ
ーン動作中かどうかを判定する(ステップS15)。
【0035】リーン動作中でなければ後述の安定待ち時
間中と判断してステップS23に進み、安定時間が終了
したかどうかを、後述のタイマーBの設定時間に達した
かどうかにより判別する。タイマー設定時間に達してい
なければ達するまでルーチンが繰り返される。タイマー
設定時間に達して安定時間が終了したら、マップ書き換
え処理を行う(ステップS24)。
【0036】ステップS15でリーン動作中のときは失
火判定プログラムを実行する(ステップS16)。この
失火判定プログラムにおいて失火が検出される(ステッ
プS17)。この失火判定は、後述のように、エンジン
の排圧センサからの検出波形の解析により行われる。
【0037】失火が検出されなければ、リーン時間が経
過したかをチェックする(ステップS18)。このリー
ン時間チェックは、後のリーンプロセス(ステップS1
9)でセットされるタイマーAの設定時間に達したかど
うかにより判断される。リーン時間が経過したら、燃料
制御弁を1ステップリーンにする(ステップS19)。
これと同時にタイマーAを所定のリーン時間にセットす
る。続いて、FB実行中であることを示すためにFB実
行フラグを立てる(ステップS20)。
【0038】次に、このリーン後のステップ数が第2マ
ップの値より大きいか(第2マップよりリーン側か)を
チェックする(ステップS21)。大きければ、ルーチ
ンが繰り返され、燃料制御弁は1ステップずつ徐々にリ
ーン化される。1ステップずつリーン化して失火するこ
となく第2マップの値に達したら、安定時間処理を行う
(ステップS27)。この安定時間処理において、タイ
マーBが所定の安定時間にセットされ安定処理がスター
トする。
【0039】この安定時間が終了すると、前述のステッ
プS15で安定時間待ちと判別され、タイマーBによる
設定時間終了後に、ベースマップの値が、失火しないこ
とが確認された第2マップの値に書き換えられる。
【0040】一方、1ステップずつリーン化している途
中で失火が検出されると、前述のステップS17で、即
座にエンリッチ動作に移行して所定のNステップだけ燃
料がリッチ化される。失火を回復させるためである。こ
のエンリッチ量はエンリッチマップに基づいて算出され
る(ステップS25)。このエンリッチ量を算出した
後、その値がベースマップ以下(リーン側)かどうかが
判別される(ステップS26)。ベースマップより大き
いときには、今回のFB制御は無効としてFB実行フラ
グをおろす(ステップS28)。これは失火しないこと
が分っているベースマップよりリッチ側への書き換えは
行わないようにするためである。
【0041】続いて、そのマップ値に対応するガス流量
制御弁開度値をベースマップの値に戻してそのマップ値
に恒久フラグを立てる(ステップS29)。これによ
り、以後このマップ位置の運転状態で制御する場合、リ
ーン化の学習による書き換えを行わずに恒久フラグが立
ったオリジナルのベースマップに基づいて直ちに燃料制
御が行われる。
【0042】前記ステップS26で、算出値がベースマ
ップ以下であれば、安定時間をセットして安定制御モー
ドに移行する(ステップS27)。この安定時間はタイ
マーBをスタートさせることにより所定時間だけ保持さ
れる。安定時間が終了すると、前述のステップS23で
これが判別され、失火した値(または失火した値よりN
ステップだけリッチ側の値)でベースマップが書き換え
られる。
【0043】この書き換えプロセスにおいて、制御中の
マップ位置でのベースマップより下がったステップ数だ
けそのマップ位置だけでなくマップ領域の全域が書き換
えられる。この場合、他の位置でその書き換えステップ
数をリーン側に下げると第2マップに達する場合には、
その位置では第2マップ以下には下げないで第2マップ
の値に書き換える。
【0044】また、オリジナルのベースマップはそのま
ま保存し、書き換え用のマップを準備してこの書き換え
マップに順次学習した値を書込んで新たなベースマップ
として使用する。
【0045】図5は、マップ書換え処理のフローチャー
トである。これは、前述の図4のマップ書換えステップ
S24のフローである。まず、前述の図4のステップS
11と同様に、エンジン回転数とスロットル開度からマ
ップの現在位置を算出する(ステップS30)。この現
在位置に恒久フラグを立てる(ステップS31)。次
に、ベースマップ算出値から現在の燃料制御弁開度を減
算し、その値をオフセット値とする(ステップS3
2)。
【0046】ステップS33では、書換えマップ全体を
書換えるに際し、書換え用のカウンタを用意し、このカ
ウンタをクリアする。このカウンタにおけるマップ座標
は(x,y)とし、この処理では(0,0)に初期化さ
れる。
【0047】ステップS34では、(x,y)座標の書
換えマップに恒久フラグが立っているかをチェックす
る。恒久フラグがあれば、この座標位置のデータ書換え
は行わない。ステップS35では、(x,y)座標の書
換えマップにフィードバック制御しない領域となる対象
外フラグが立っているかをチェックする。対象外フラグ
があれば、この座標位置のデータ書換えは行わない。ス
テップS36では、(x,y)座標のベースマップ値か
らオフセット値を減算する。この減算された値が(x,
y)座標の第2マップ値以上かをチェックする(ステッ
プS37)。
【0048】オフセット減算値が第2マップ値以上(第
2マップ値よりリッチ側)であれば、このオフセット減
算値を書換えマップの(x,y)座標に書込む(ステッ
プS38)。
【0049】一方、オフセット減算値が第2マップ値未
満(第2マップ値よりリーン側)であれば、(x,y)
座標の書換えマップ値はその第2マップ値に書換える。
(ステップS39)。マップカウンタ数が全マップ数に
達したときに書換え作業は終了する(ステップS4
0)。
【0050】図6は、失火判定のフローチャートであ
る。まず、エンジン回転数およびスロットル開度のデー
タからマップの現在位置が算出される(ステップS4
1)。
【0051】次にステップS42で、気筒判別処理が行
われる。この気筒判別処理は、失火状態を気筒ごとに判
別するために行う。この気筒判別は、後述のように、カ
ム軸センサからのパルサー信号とクランク角センサから
のクランク角度に応じたパルス信号に基づいて行われ
る。
【0052】ステップS43では、排気圧センサからの
波形データを取込み、所定のクランク角t1〜t2間の
波形の面積を算出する。ステップS44で、この波形面
積が所定値以下かをチェックする。この所定値はセンサ
の異常をチェックするためのものであり、例えば失火に
よる面積減少量を越える程度に小面積な値とする。
【0053】この波形面積が所定値以下の場合、ステッ
プS45で、タイマーまたはサイクル数のカウンタをセ
ットする。ステップS46で、タイマーによる所定時間
中またはカウンタによる所定回数の検出において同じ小
面積の所定値以下の波形データが入力されるかがチェッ
クされる。所定時間が経過し又は所定回数が検出された
後、なお所定値以下の排圧波形面積であれば、排気圧セ
ンサの異常と判断して排気圧センサ異常の警告表示を行
う(ステップS47)。
【0054】続いて、ステップS48で応急運転フラグ
を立て、燃料制御弁をFB制御しないでオリジナルのベ
ースマップ運転プログラムに固定してエンジンを駆動す
る(ステップS49)。
【0055】前記ステップS44で面積値が所定値以上
でセンサに異常がない場合には、気筒ごとに、クランク
角t1〜t2における排気圧センサからの波形の面積移
動平均値を算出する(ステップS50)。
【0056】ステップS51で、この気筒移動平均面積
に対する排気圧センサの波形面積の比率Rを算出する。
ステップS52で、各波形面積データの平均値に対する
比率Rが基準値以下かをチェックする。この基準値は運
転領域に応じて異なり、この基準値に基づいて気筒別に
失火が判別される。失火が起きていない場合には、ステ
ップS53で、今回の波形データを加えて気筒別排気圧
センサの波形移動平均値を書換える。
【0057】上記波形面積の比率Rが基準値以下であれ
ば、ステップS54で、失火が起きていると判定され
る。この失火判定は気筒別に行われる。
【0058】ステップS55は、失火した気筒数をチェ
ックする。例えば4気筒中2気筒以上失火していればエ
ンジン異常と判断してエンジンを強制停止する(ステッ
プS59)。その後エンジン異常の表示を行う(ステッ
プS60)。
【0059】失火気筒数が1気筒の場合には、ステップ
S56で、FB制御運転中かをチェックする。FB制御
中であれば、前述の図4の失火判定プログラム(ステッ
プS16)終了後の失火検出ステップS17のルーチン
に戻る。
【0060】失火気筒数が1気筒でFB運転中でなけれ
ば、ステップS57で、応急フラグを立てる。続いて、
ステップS58で、失火回復の制御運転を行う。これ
は、例えば燃料制御弁の開度マップをエンリッチ化した
り、あるいは失火気筒の点火時期を変更することにより
行う。
【0061】図7は、スロットル開度とエンジン回転数
に応じたエンジン運転領域の説明図である。エンジン運
転領域の全域において最適な運転状態を得るために、運
転領域に応じて燃料制御方法を変えることが望ましい。
例えば、スロットル開度が小さい低負荷側の領域Iで
は、安定した燃焼を確保するためにリーン化を抑える。
中間の領域IIでは、排気ガス対策あるいは燃焼効率を
優先させ、失火判定のための燃料制御弁フィードバック
制御を実施する。高負荷領域IIIでは、出力確保のた
めに燃料制御弁フィードバック制御を実施しない。
【0062】本発明では、燃料制御弁開度のベースマッ
プとともに第2マップを備え、学習により燃料をリーン
化しながらベースマップを書換える。
【0063】表1は、このような運転領域に応じて要求
される運転特性を考慮した第2マップ設定方法の一例を
示す。
【0064】
【表1】
【0065】この第2マップでは、スロットル開度が低
い領域で運転性を優先させ(A領域)、中間開度では排
気ガス(NOx)低減を優先(B領域)あるいは運転効
率を優先させ(D領域)、高開度では出力確保を優先さ
せている(C領域)。
【0066】図8(A)(B)は、気筒判別用波形およ
び失火判別用波形のデータ例を示すグラフである。図8
(A)に示すように、カム軸の回転を検出するパルサー
コイルからのパルサー信号aがクランク軸の2回転(7
20度)ごとに入力される。このパルサー信号aに同期
してクランク角センサからのクランク角パルス信号bが
入力される。このクランク角信号は、例えば120枚の
歯を有するリングギヤの各歯を検出するごとに出力され
るものであり、パルサー信号が得られる2回転では24
0個のパルス信号となり、クランク角3度ごとに1個の
パルスが入力される。このパルサー信号の検出位置を例
えば#1気筒のBTDC90度に設定しておく。これに
より、例えば#1→#3→#4→#2の順で点火される
4気筒エンジンで、例えば90度ごとに排圧が検出され
る4気筒の各々についてパルサー信号の検出位置からの
クランク角度により気筒番号が判別される。
【0067】各気筒の燃焼条件はそれぞれ微妙に異なる
ため各気筒の排圧波形も異なる。本発明では、このよう
に気筒を判別して気筒ごとに失火を判定することによ
り、各気筒の排圧波形に対応してそれぞれ最適なフィー
ドバック制御が可能になる。
【0068】図8(B)は4気筒の排圧検出データであ
る。実線のグラフcが正常時の排圧波形であり、点線の
グラフdが失火時の排圧波形である。このような波形検
出データから、各気筒のごとに波形の面積を算出し、こ
の波形面積に基づいて失火を判別する。この場合、各気
筒の波形データにおいて、圧縮上死点後の積算開始クラ
ンク角t1と積算終了クランク角t2を設定しておく。
【0069】所定のクランク角で所定気筒に点火され、
爆発、排気行程を経て排気管途中の排圧センサ部に排気
ガスが到達する。この排気ガス到達までのクランク角
(エンジン速度により異なる)を考慮して排圧波形のピ
ークを挟んで排圧データを取込めるように、気筒ごとの
点火タイミングに対応して気筒別にt1およびt2を定
めておく。
【0070】各気筒ごとにクランク角t1〜t2間の波
形面積を算出して、これと直前の所定サイクルの移動平
均値と比較する。この波形面積の平均値に対する比率R
をマップに格納された基準値と比較して失火を判別す
る。この基準値は、運転領域に対応したマップの座標ご
とに異なる。
【0071】図9は、失火判定の基準値のマップを示す
立体図である。図示したように、スロットル開度とエン
ジン回転数に応じたマップ座標位置により、失火判定基
準(%)を異ならせている。この例では高回転でスロッ
トル高開度側では失火判定基準が低く、低回転低スロッ
トル開度側では基準が高い。したがって、高回転高負荷
側では、前述の排圧波形面積が平均値に比べ大きく減少
して例えば2000rpm以上の高負荷領域では前記比
率Rが20%以下まで小さくならないと失火と判定され
ず、リーン化が続行される。これに対し、低回転低負荷
側では、排圧波形面積の比率Rが30〜40%になると
失火と判定されリーン化が停止される。
【0072】このように、失火判定基準を運転領域に応
じて変えることにより、前述の第2マップを運転領域ご
とに所望の優先特性に応じて形成したことと相まって、
運転領域全体にわたって最適な運転状態が得られる。
【0073】なお、排圧波形面積の平均値に対する比R
を求めてこれを基準値と比較する方法に代えて、排圧波
形面積と平均値との差を求めてこの差を予め定めた所定
の基準値(この基準値も運転領域に応じて異なる)と比
較することにより失火を判定してもよい。
【0074】本実施の形態においては、流量制御弁8を
経た燃料ガスがミキサー5内で空気と混合され、混合器
がミキサー5内のスロットル弁6で流量調整されたの
ち、分流されて各気筒に吸引される。このため、流量制
御弁8による燃料ガス量の調整により全気筒が一律に空
燃比制御される。このため気筒別失火判定の結果の失火
気筒の失火回復は、空燃比制御に加え個別気筒毎の点火
時期制御を組み合わせることにより、有効に達成可能で
ある。
【0075】また、吸気マニホールドの各気筒への分配
管にそれぞれミキサーを配置し、このそれぞれのミキサ
ーに別個の流量制御弁を介して燃料ガスを導くように
し、吸気マニホールドの内分配管の上流部に吸入空気量
を制御するスロットル弁を配置するようにする場合に
は、気筒別失火判定の結果の失火気筒の失火回復は、失
火気筒に対応する燃料制御弁の開度を大きくする方向に
微調整することにより達成可能である。この場合さらに
個別気筒毎の点火時期制御を組み合わせてもよい。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、ベー
スマップとして、例えば予め分っている失火が起きない
燃料供給量データを設定するとともに、このベースマッ
プよりリーン側に設定した第2マップを備え、ベースマ
ップによる燃料供給量から失火するまで燃料を徐々にリ
ーン化し、失火した時点の燃料供給量または失火する前
に第2マップに達した場合には、その第2マップの燃料
供給量にベースマップが書き換えられる。これにより失
火限界と第2マップの組合せによるマップが学習により
形成され、失火限界のマップに対し予め設定した所望特
性が得られる第2マップを加味して燃料制御マップを形
成することができる。
【0077】この場合、第2マップとして、エンジン回
転数とスロットル開度に応じたマップ形成領域ごとに異
なる運転特性を優先させて、その運転特性が得られる最
もリーン側の燃料供給量となるように設定すれば、この
第2マップに、エンジン回転数とスロットル開度に応じ
た運転領域ごとにその領域で要求される運転特性に合っ
た燃料供給量データが設定されるため、失火限界の範囲
内で運転領域に応じた最適な運転特性で燃料制御が行わ
れる。
【0078】なお、本発明はエンジン駆動式ヒートポン
プ空調システムのガスエンジンに限定されず、各種装置
や自動車用のガスエンジンあるいはガス燃料充填装置で
用いられるガスエンジン等に適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用されるガスエンジン駆動のヒー
トポンプ空調システムの構成図。
【図2】 図1の空調システムの制御系の構成図。
【図3】 本発明の燃料制御方法のメインプログラムの
フローチャート。
【図4】 図3のフローチャートにおける学習プログラ
ムのフローチャート。
【図5】 図4のフローチャートにおける書換プログラ
ムのフローチャート。
【図6】 本発明の失火判定プログラムのフローチャー
ト。
【図7】 エンジンの運転領域のグラフ。
【図8】 気筒判別及び失火判定のための波形データの
グラフ。
【図9】 失火判定基準のマップを示す立体図。
【符号の説明】
1:ガスエンジン、2:冷媒サイクル、3:エアクリー
ナ、4:吸気通路、5:ミキサー、6:スロットル弁、
7:燃料供給管、8:燃料制御弁、9:ゼロガバナ、1
0:開閉弁、11:オイルセパレータ、12:排気管、
13:触媒、14:排気熱交換器、15:サイレンサ、
16:ドレンセパレータ、17:排気出口、18:吸気
口、19:中和器、20:ドレン出口、21:オイルパ
ン、22:オイルタンク、23:オイル供給ポンプ、2
4:クラッチ、25:コンプレッサ、26:可撓管、2
7:冷媒入口管、28:冷媒出口管、29:オイルセパ
レータ、30:四方弁、31:室内熱交換器、32:室
外熱交換器、33:戻し管、34:プレート熱交換器、
35:アキュムレータ、36:ラジエータ、37:ファ
ン、38:リカバリータンク、39:冷却水系、40:
冷却水ポンプ、41:第2ポンプ、42:サーモスタッ
ト、43:リニア三方弁、44:分岐管、45:バイパ
ス管、46:サブアキュムレータ、47:絞り、48,
49,50:キャピラリチューブ、51:HIC、5
2:膨張弁、60:室外ユニット、61:室内ユニッ
ト、73:排圧センサ、75:コンプレッサ温度セン
サ、76:冷却水温度センサ、77:高圧側冷媒圧力セ
ンサ、78:低圧側冷媒圧力センサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小栗 眞 静岡県磐田市新貝2500番地 ヤマハ発動機 株式会社内 (72)発明者 迫田 茂穂 静岡県磐田市新貝2500番地 ヤマハ発動機 株式会社内 Fターム(参考) 3G301 HA01 HA15 HA22 HA26 JA02 JA25 JB09 JB10 KA06 KA08 KA09 LA09 MA11 NA01 NA06 NB11 NC02 NC07 ND01 ND22 ND24 ND25 ND33 NE01 NE08 NE13 NE15 NE17 NE23 PA11Z PC09Z PD11Z PD14Z PE01Z PE03Z PE08Z PF06Z PG00Z

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】予め設定したエンジン回転数とスロットル
    開度に応じたマップに基づいてエンジンへの燃料供給量
    を制御する燃料制御弁フィードバック制御方法におい
    て、 前記マップは、ベースマップと、このベースマップより
    リーン側に燃料供給量を設定した第2マップとを有し、 前記ベースマップにより制御された燃料供給中に、失火
    を判定しながら燃料を徐々にリーン化し、 失火または第2マップに達した時点でリーン化を停止し
    てその燃料供給量を学習して前記ベースマップを書き換
    え、この書き換えたベースマップにしたがって燃料供給
    量を制御することを特徴とする燃料制御弁フィードバッ
    ク制御方法。
  2. 【請求項2】前記第2マップは、エンジン回転数とスロ
    ットル開度に応じたマップ形成領域ごとに異なる運転特
    性を優先させて、その運転特性が得られる最もリーン側
    の燃料供給量となるように設定されたことを特徴とする
    請求項1に記載の燃料制御弁フィードバック制御方法。
  3. 【請求項3】前記ベースマップの書き換え時に、制御し
    ている領域とともに他の領域についても同じオフセット
    量を前記第2マップよりリッチ側の範囲で書き換えるこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載の燃料制御弁フ
    ィードバック制御方法。
  4. 【請求項4】前記失火判定時に、1ステップずつリーン
    化し、失火を検出したらベースマップよりリーン側の範
    囲で所定ステップだけリッチ側に戻すことを特徴とする
    請求項1、2または3に記載の燃料制御弁フィードバッ
    ク制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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