JP2001012251A - 排気ガスタービン過給機のスラストフォースバランス機構 - Google Patents

排気ガスタービン過給機のスラストフォースバランス機構

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JP2001012251A
JP2001012251A JP11178131A JP17813199A JP2001012251A JP 2001012251 A JP2001012251 A JP 2001012251A JP 11178131 A JP11178131 A JP 11178131A JP 17813199 A JP17813199 A JP 17813199A JP 2001012251 A JP2001012251 A JP 2001012251A
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Japan
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gas
packing ring
exhaust gas
thrust force
hole
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JP11178131A
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Keiichi Shiraishi
啓一 白石
Yukihiro Iwasa
幸博 岩佐
Eiji Kato
英二 加藤
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スラストフォースバランス管を使用せずに、
コンプレッサ側に作用するスラストフォースを低減させ
ると共に、熱変形に対する拘束力を減少させ、コストダ
ウン及びメンテナンス性の向上を図ることが可能な排気
ガスタービン過給機のスラストフォースバランス機構を
提供することにある。 【解決手段】 タービンディスク8のガス上流側に配設
されるガスパッキン環11、ガスパッキン環サポート1
3及びノズル翼14を備え、ガスパッキン環11及びガ
スパッキン環サポート13に抽ガス穴18,19を設
け、ノズル翼14の間に抽ガス管20を配設し、ガス出
口ケーシング6に抽ガス管20とガス出口通路9とを連
通する通気穴22を設け、ディスク8とガスパッキン環
11との間を通り抜けた排気ガスGを、抽ガス穴18,
19、抽ガス管20及び通気穴22を含むガス抽気通路
を介して出口通路9へ導いて排出している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排気ガスタービン
過給機のスラストフォースバランス機構に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の排気ガスタービン過給機
を示している。この排気ガスタービン過給機は、排気ガ
スGのエネルギーでタービン翼51を回転させ、これに
直結されたコンプレッサの羽根車52で空気Aを圧縮
し、この圧縮した空気Aをエンジンに供給して出力増大
を図る機械である。排気ガスタービン過給機のタービン
部側には、図5及び図6に示す如く、ガス入口ケーシン
グ54及びガス出口ケーシング55が設けられており、
その内部にはロータ軸56が軸受台57により回転自在
に支持されている。ロータ軸56の一端部にはタービン
ディスク58が配設され、該タービンディスク58の外
周にはタービン翼51が円周方向へ等間隔に固着されて
いる。なお、ロータ軸56の他端部には羽根車52が取
付けられ、ガス出口ケーシング55内には排気ガスGを
ガス出口通路59へ案内する案内筒60が設けられてい
る。
【0003】また、上記タービンディスク58のガス上
流側には、ガスパッキン環(ガスラビリンスパッキン)
61、ガスパッキン環サポート(ガスラビリンスパッキ
ンサポート)62及びノズル翼(ノズル)63が配設さ
れていると共に、タービンディスク58とガスパッキン
環61との間を通り抜けた排気ガスGが貯留される空間
部64が形成されている。この空間部64は、スラスト
フォースバランス管65を介してガス出口ケーシング5
5のガス出口通路59に連通している。したがって、上
記排気ガスタービン過給機の運転時において、ガス入口
ケーシング54に供給された排気ガスGは、ノズル翼6
3の間から噴出され、タービン翼51に作用してこれを
駆動し、その後、案内筒60に案内されてガス出口ケー
シング55のガス出口通路59を通って排気管(図示せ
ず)内に排出されることになる。
【0004】このような排気ガスタービン過給機は、そ
の運転時においてエネルギーロス、スラスト軸受等の摩
耗や焼き付きなどの原因となるスラストフォースがロー
タ軸56に作用する。このスラストフォースとしては、
図7に示す如く、ガスフォース66、タービンディスク
背面圧力67、シール空気圧力68、コンプレッサ背面
圧力69及びコンプレッサ圧力70が挙げられる。一般
に、排気ガスタービン過給機ではガスフォース66が支
配的な要因になっており、ロータ軸56はコンプレッサ
(羽根車52)側へ向かう荷重を受けることになる。そ
こで、従来の排気ガスタービン過給機では、スラストフ
ォースバランス機構として、タービンディスク背面圧力
67を低減させる目的でスラストフォースバランス管6
5を装備しており、図6の矢印で示す如く、タービンデ
ィスク58とガスパッキン環61との間を通り抜けた排
気ガスGは、空間部64及びスラストフォースバランス
管65を通って圧力の低いガス出口ケーシング55のガ
ス出口通路59へ導かれて排出される。これによって、
タービンディスク背面圧力67を減少させ、コンプレッ
サ側に作用するスラストフォースを軽減するようにして
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の排気ガスタービン過給機においては、スラスト
フォースバランス管65を装備してロータ軸56に作用
するスラストフォースのバランスを図っている。また、
ガス入口ケーシング54及びガス出口ケーシング55
は、エンジン排気系の仕様によって継手フランジの径が
異なることから多種類にわたるので、これに応じてスラ
ストフォースバランス管65も多種類用意する必要があ
る上、スラストフォースバランス管65の使用により部
品点数も増え、コスト高を招くと共に、整備点検時等の
取付作業及び取外作業も煩雑で作業性に問題を有してい
た。
【0006】本発明はこのような実状に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、スラストフォースバランス
管を使用せずに、コンプレッサ側に作用するスラストフ
ォースを低減させると共に、熱変形に対する拘束力を減
少させ、コストダウン及びメンテナンス性の向上を図る
ことが可能な排気ガスタービン過給機のスラストフォー
スバランス機構を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の有する課
題を解決するために、本発明においては、タービンディ
スクのガス上流側に配設されるガスパッキン環、ガスパ
ッキン環サポート及びノズル翼を備え、前記ガスパッキ
ン環及びガスパッキン環サポートの少なくとも一方に抽
ガス穴を設け、前記ノズル翼の間に抽ガス管を配設する
と共に、ガス出口ケーシングに前記抽ガス管とガス出口
通路とを連通する通気穴を設け、前記タービンディスク
と前記ガスパッキン環との間を通り抜けた排気ガスを、
前記抽ガス穴、抽ガス管及び通気穴を含むガス抽気通路
を介して前記ガス出口ケーシングのガス出口通路へ導い
て排出するように構成している。
【0008】また、本発明においては、タービンディス
クのガス上流側に配設されるガスパッキン環、ガスパッ
キン環サポート及びノズル翼を備え、前記ガスパッキン
環及びガスパッキン環サポートの少なくとも一方に抽ガ
ス穴を設け、前記ノズル翼に抽ガス用鋳抜き穴を設ける
と共に、ガス出口ケーシングに前記鋳抜き穴とガス出口
通路とを連通する通気穴を設け、前記タービンディスク
と前記ガスパッキン環との間を通り抜けた排気ガスを、
前記抽ガス穴、鋳抜き穴及び通気穴を含むガス抽気通路
を介して前記ガス出口ケーシングのガス出口通路へ導い
て排出するように構成している。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。
【0010】図1〜図3は、本発明に係る排気ガスター
ビン過給機のスラストフォースバランス機構の第1実施
形態を示している。図における排気ガスタービン過給機
は、従来例と同様、図示しないエンジンから送られて来
る排気ガスGでタービン翼1を回転させ、ロータ軸2を
介してタービン翼1に直結されたコンプレッサの羽根車
3を回転させることにより吸入空気Aを圧縮すると共
に、この圧縮空気Aを上記エンジンに供給して出力増大
を図っている。このため、排気ガスタービン過給機のタ
ービン部側には、図1及び図2に示す如く、排気ガスG
が導入されるガス入口内側ケーシング4及びガス入口外
側ケーシング5と、作動後の排気ガスGが排出されるガ
ス出口ケーシング6とを有しており、その内部に配置さ
れるロータ軸2は、軸受台7により回転自在に支持され
ている。ロータ軸2のタービン部側の一端部には、同ロ
ータ軸2よりも大径のタービンディスク8が配設され、
このタービンディスク8の外周には、複数枚のタービン
翼1が円周方向へ沿って等間隔に固着されている。な
お、ロータ軸2のコンプレッサ側の他端部には羽根車3
が取付けられ、ガス出口ケーシング6内には排気ガスG
をガス出口通路9へ案内する案内筒10が設けられてい
る。
【0011】また、上記タービンディスク8のガス上流
側には、タービン翼1に作用する排気ガスGとタービン
ディスク8の背面に作用する排気ガスGとを分離すべ
く、ガスパッキン環11及びCリング12が設けられて
おり、ガスパッキン環11は同タービンディスク8の側
面と微小隙間を形成して配設され、Cリング12はガス
パッキン環11に取付けられている。しかも、ガスパッ
キン環11のガス上流側には、これを支持するガスパッ
キン環サポート13が設けられている。さらに、タービ
ンディスク8のガス上流側には、ガスパッキン環11及
びガスパッキン環サポート13の外周に位置し、ガス入
口ケーシング4,5に流入した排気ガスGをタービン翼
1へ向かって噴出させる複数枚のノズル翼(ノズル)1
4が設けられており、これらノズル翼14は、円周方向
へ沿って一定の間隔を開けて配設されている。
【0012】一方、タービンディスク8のガス上流側で
あって、ガスパッキン環11、ガスパッキン環サポート
13、ガス入口内側ケーシング4及び盲フランジ板15
等にて囲まれた内周側の箇所は、タービンディスク8と
ガスパッキン環11との間を通り抜けた排気ガスGが貯
留される大空間部16となっている。また、タービンデ
ィスク8のガス上流側であって、ガスパッキン環11、
ガスパッキン環サポート13及びノズル翼14にて囲ま
れた外周側の箇所は、排気ガスGが通過する小空間部1
7となっている。ガスパッキン環11及びガスパッキン
環サポート13の内部には、タービンディスク8とガス
パッキン環11との間を通り抜けた排気ガスGを通過さ
せる抽ガス穴18,19がそれぞれ穿設されている。し
たがって、大空間部16と小空間部17とは、抽ガス穴
18,19を介して互いに連通している。
【0013】また、上記ノズル翼14は、図3に示す如
く、ガス下流側からガス上流側にかけて厚肉に形成され
ており、隣接するノズル翼14の両者間には、排気ガス
Gを通過させる抽ガス管20が配設されている。この抽
ガス管20は、ノズル翼14間において排気ガスGの上
流側に位置して配設され、案内筒10に導かれる排気ガ
スGの流れ方向と直交する方向に延びており、上記小空
間部17とガス入口内側ケーシング4の外側に形成され
た中空部21とを連通している。さらに、上記案内筒1
0には、排気ガスGをガス出口通路9へ案内する通気穴
22が穿設されている。このため、上記中空部21とガ
ス出口通路9とは、通気穴22を介して互いに連通して
いる。したがって、排気ガスタービン過給機のスラスト
フォースバランス機構は、大空間部16、抽ガス穴1
8,19、小空間部17、抽ガス管20、中空部21及
び通気穴22を含むガス抽気通路によって構成されてい
る。
【0014】本発明の第1実施形態のスラストフォース
バランス機構を備えた排気ガスタービン過給機の運転時
において、図示しないエンジンから排気ガスGがガス入
口ケーシング4,5に送られると、この排気ガスGは、
図2の矢印で示す如く、ノズル翼14の間を通って噴出
され、各タービン翼1に作用することによりこれを駆動
する。その後、排気ガスGは案内筒10に案内されなが
らガス出口ケーシング6のガス出口通路9を通って図外
の排気管内に排出される。この際、タービンディスク8
とガスパッキン環11との間を通り抜けた排気ガスG
は、図2の矢印で示す如く、タービンディスク8のガス
上流側に位置する大空間部16を経てガスパッキン環1
1及びガスパッキン環サポート13の抽ガス穴18,1
9を通過し、小空間部17を経てノズル14間の抽ガス
管20を通過しながら、中空部21内を通って通気穴2
2からガス出口ケーシング6のガス出口通路9へと排出
されることになる。
【0015】したがって、排気ガスタービン過給機に本
発明の第1実施形態に係るのスラストフォースバランス
機構を装備すれば、従来のように複雑な構造のスラスト
フォースバランス管を設けなくとも、タービンディスク
背面圧力の上昇を確実に抑えることができ、コンプレッ
サ側に作用するスラストフォースの軽減化が図れる。し
かも、本実施形態のスラストフォースバランス機構は、
構造が簡単で部品点数が少なくて済むため、コストダウ
ンを図ることが可能な上、取付及び取外作業性を向上さ
せることができる。
【0016】図4は、本発明に係る排気ガスタービン過
給機のスラストフォースバランス機構の第2実施形態を
示しており、本第2実施形態が上記第1実施形態と異な
るのは、ノズル翼14間に配設した抽ガス管20の代わ
りに、ノズル翼14自体に抽ガス用の鋳抜き穴23が設
けられている点である。すなわち、この鋳抜き穴23
は、ノズル翼23の製造時に形成されており、ノズル翼
23において排気ガスGの上流側に位置して配設されて
いる。したがって、排気ガスタービン過給機のスラスト
フォースバランス機構は、大空間部16、抽ガス穴1
8,19、小空間部17、鋳抜き穴23、中空部21及
び通気穴22を含むガス抽気通路によって構成されてい
る。その他の構成及び排気ガスGの流れは、上記第1実
施形態とほぼ同様である。
【0017】本発明の第2実施形態に係る排気ガスター
ビン過給機のスラストフォースバランス機構では、上記
第1実施形態の抽ガス管20の代わりに鋳抜き穴23が
ノズル翼14に設けられ、該鋳抜き穴23内にはタービ
ン翼1に作用する排気ガスGよりも低い温度の排気ガス
Gが通るため、上記第1実施形態と同様の効果が得られ
上に、ノズル翼14の冷却効果も期待でき、従来に比べ
て高温の排気ガス条件下での使用が可能となる。しか
も、本第2実施形態では、ノズル翼14の鋳抜き穴23
を設けたことによってノズル翼14の剛性が低下するた
め、熱変形に対する拘束力が減少し、従来問題となって
いたノズル翼14の溶接部のクラック発生を防止でき、
排気ガスタービン過給機の信頼性を高めることができ
る。
【0018】以上、本発明の実施の形態につき述べた
が、本発明は既述の実施の形態に限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変
形及び変更を加え得るものである。例えば、既述の実施
形態では、ガスパッキン環11及びガスパッキン環サポ
ート13の両方にそれぞれ抽ガス穴18,19を設けて
いるが、機種などによってはいずれか一方にのみ抽ガス
穴を設けても良い。また、既述の実施形態の通気穴22
は案内筒10に穿設されているが、案内筒10が設けら
れていない構造では、ガス出口ケーシング6の内壁に穿
設することも可能である。
【0019】
【発明の効果】上述の如く、本発明に係る排気ガスター
ビン過給機のスラストフォースバランス機構は、タービ
ンディスクのガス上流側に配設されるガスパッキン環、
ガスパッキン環サポート及びノズル翼を備え、前記ガス
パッキン環及びガスパッキン環サポートの少なくとも一
方に抽ガス穴を設け、前記ノズル翼の間に抽ガス管を配
設すると共に、ガス出口ケーシングに前記抽ガス管とガ
ス出口通路とを連通する通気穴を設け、前記タービンデ
ィスクと前記ガスパッキン環との間を通り抜けた排気ガ
スを、前記抽ガス穴、抽ガス管及び通気穴を含むガス抽
気通路を介して前記ガス出口ケーシングのガス出口通路
へ導いて排出するように構成しているので、スラストフ
ォースバランス管を装備することなく、タービンディス
ク背面圧を確実に軽減でき、コンプレッサ側に作用する
スラストフォースの低減化が可能となって排気ガスター
ビン過給機の耐久性を向上させることができる。しか
も、本発明のスラストフォースバランス機構は、従来の
スラストフォースバランス管を設ける場合に比べて、構
造が簡単で部品点数が少なくなるので、コストダウン及
びメンテナンス性の向上を図ることができる。さらに、
本発明のスラストフォースバランス機構では、抽ガス管
の存在でノズル翼の剛性を低下させることが可能になる
ので、熱変形に対する拘束力を減少でき、ノズル翼の溶
接部におけるクラック発生を防止することができる。
【0020】また、本発明に係る排気ガスタービン過給
機のスラストフォースバランス機構は、タービンディス
クのガス上流側に配設されるガスパッキン環、ガスパッ
キン環サポート及びノズル翼を備え、前記ガスパッキン
環及びガスパッキン環サポートの少なくとも一方に抽ガ
ス穴を設け、前記ノズル翼に抽ガス用鋳抜き穴を設ける
と共に、ガス出口ケーシングに前記鋳抜き穴とガス出口
通路とを連通する通気穴を設け、前記タービンディスク
と前記ガスパッキン環との間を通り抜けた排気ガスを、
前記抽ガス穴、鋳抜き穴及び通気穴を含むガス抽気通路
を介して前記ガス出口ケーシングのガス出口通路へ導い
て排出するように構成しているので、上記発明と同様の
効果を得ることができると共に、鋳抜き穴を通る排気ガ
スによってノズル翼を冷却させることができ、従来のも
のよりも高温の排気ガス条件下での使用が可能となり、
汎用性に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る排気ガスタービン
過給機のスラストフォースバランス機構を示す断面図で
ある。
【図2】本発明の第1実施形態に係る排気ガスタービン
過給機のスラストフォースバランス機構及び抽ガス経路
を示す断面図である。
【図3】図2におけるA−A線断面図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係る排気ガスタービン
過給機のスラストフォースバランス機構のノズル翼を示
す断面図である。
【図5】従来の排気ガスタービン過給機のスラストフォ
ースバランス機構を示す断面図である。
【図6】従来の排気ガスタービン過給機のスラストフォ
ースバランス機構及び抽ガス経路を示す断面図である。
【図7】排気ガスタービン過給機のロータ軸に作用する
スラストフォースを示す概念図である。
【符号の説明】
1 タービン翼 2 ロータ軸 3 羽根車 4 ガス入口内側ケーシング 5 ガス入口外側ケーシング 6 ガス出口ケーシング 7 軸受台 8 タービンディスク 9 ガス出口通路 10 案内筒 11 ガスパッキン環 13 ガスパッキン環サポート 14 ノズル翼 15 盲フランジ板 16 大空間部 17 小空間部 18,19 抽ガス穴 20 抽ガス管 21 中空部 22 通気穴 23 鋳抜き穴 G 排気ガス
フロントページの続き (72)発明者 加藤 英二 長崎県長崎市飽の浦町1番1号 三菱重工 業株式会社長崎造船所内 Fターム(参考) 3G005 EA04 EA16 FA00 FA13 GB01 GB24 GB27 GB86 GB88

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タービンディスクのガス上流側に配設さ
    れるガスパッキン環、ガスパッキン環サポート及びノズ
    ル翼を備え、前記ガスパッキン環及びガスパッキン環サ
    ポートの少なくとも一方に抽ガス穴を設け、前記ノズル
    翼の間に抽ガス管を配設すると共に、ガス出口ケーシン
    グに前記抽ガス管とガス出口通路とを連通する通気穴を
    設け、前記タービンディスクと前記ガスパッキン環との
    間を通り抜けた排気ガスを、前記抽ガス穴、抽ガス管及
    び通気穴を含むガス抽気通路を介して前記ガス出口ケー
    シングのガス出口通路へ導いて排出するように構成した
    ことを特徴とする排気ガスタービン過給機のスラストフ
    ォースバランス機構。
  2. 【請求項2】 タービンディスクのガス上流側に配設さ
    れるガスパッキン環、ガスパッキン環サポート及びノズ
    ル翼を備え、前記ガスパッキン環及びガスパッキン環サ
    ポートの少なくとも一方に抽ガス穴を設け、前記ノズル
    翼に抽ガス用鋳抜き穴を設けると共に、ガス出口ケーシ
    ングに前記鋳抜き穴とガス出口通路とを連通する通気穴
    を設け、前記タービンディスクと前記ガスパッキン環と
    の間を通り抜けた排気ガスを、前記抽ガス穴、鋳抜き穴
    及び通気穴を含むガス抽気通路を介して前記ガス出口ケ
    ーシングのガス出口通路へ導いて排出するように構成し
    たことを特徴とする排気ガスタービン過給機のスラスト
    フォースバランス機構。
  3. 【請求項3】 前記抽ガス管が、前記ノズル翼間におい
    て排気ガスの上流側に配設されていることを特徴とする
    請求項1に記載の排気ガスタービン過給機のスラストフ
    ォースバランス機構。
  4. 【請求項4】 前記鋳抜き穴が、前記ノズル翼において
    排気ガスの上流側に配設されていることを特徴とする請
    求項2に記載の排気ガスタービン過給機のスラストフォ
    ースバランス機構。
  5. 【請求項5】 前記通気穴が、排気ガスをガス出口通路
    へ案内すべく、前記ガス出口ケーシング内に設けられた
    案内筒に穿設されていることを特徴とする請求項1〜4
    のいずれか1に記載の排気ガスタービン過給機のスラス
    トフォースバランス機構。
JP11178131A 1999-06-24 1999-06-24 排気ガスタービン過給機のスラストフォースバランス機構 Withdrawn JP2001012251A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110308502A1 (en) * 2009-02-18 2011-12-22 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Turbocharger
WO2013089158A1 (ja) * 2011-12-15 2013-06-20 三菱重工業株式会社 ターボ過給機の排気入口ケーシング

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