JP2001010854A - 人工大理石成形体 - Google Patents

人工大理石成形体

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JP2001010854A
JP2001010854A JP18126399A JP18126399A JP2001010854A JP 2001010854 A JP2001010854 A JP 2001010854A JP 18126399 A JP18126399 A JP 18126399A JP 18126399 A JP18126399 A JP 18126399A JP 2001010854 A JP2001010854 A JP 2001010854A
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JP
Japan
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artificial marble
resin component
silane coupling
coupling agent
inorganic filler
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JP18126399A
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English (en)
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Shigeki Kawase
茂樹 河瀬
Takahito Ishii
隆仁 石井
Naoko Ubukawa
直子 生川
Masaaki Yonemura
正明 米村
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 人工大理石成形体において、防汚性を改善
し、さらに、かびや細菌の増殖を抑制することにより、
清潔で衛生的な人工大理石成形体を提供すること。 【解決手段】 樹脂成分と無機充填剤とシランカップリ
ング剤と表面自由エネルギーが前記樹脂成分の表面自由
エネルギーより小さい添加剤より構成された人工大理石
であり、シランカップリング剤と前記添加剤との相乗効
果によって人工大理石成形体表面の防汚性を改善するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐汚染性に優れた
人工大理石成形体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】各種の無機充填剤および顔料を不飽和ポ
リエステル樹脂などの樹脂成分に含有させて天然の大理
石調の外観を呈するように形成される人工大理石が、浴
槽、洗い場、カウンタートップ、キッチン天板、サニタ
リー用途、家具、内装材などによく使用されている。こ
れらの人工大理石は、一般に樹脂、無機充填剤、低収縮
剤、触媒、架橋剤、顔料などからなり、注型法、加熱プ
レス法などにより成形され、比較的安価でありながら加
工性、施工性、耐温水性、強度、耐候性などに優れ、天
然大理石に近い外観であって、高級感があるためよく用
いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、生活様式の多様
化に伴い、国民の間に清潔意識が若年層を中心に広まっ
てきた。しかしながら、特に台所、洗面所あるいは風呂
場といった水回り場所で使用される人工大理石成形体は
汚れがつきやすく、さらにそれらの汚れを餌に細菌やカ
ビが増殖し、外観的にも衛生的にも問題があった。そこ
で本発明は前記の人工大理石成形体の汚れやすく、かつ
細菌やカビが増殖しやすい欠点を解消した人工大理石成
形体を実現することを課題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するため、樹脂成分と、無機充填剤と、シランカップリ
ング剤と、表面自由エネルギーが前記樹脂成分の表面自
由エネルギーより小さい物質の添加剤とで構成された人
工大理石成形体としたものである。
【0005】上記本発明によれば、シランカップリング
剤は無機充填剤表面を覆い、さらに樹脂成分と反応した
り、なじみがよくなるため、人工大理石成形体成形時に
樹脂成分の硬化収縮などにによって生じる無機充填剤と
樹脂成分との間にできる隙間を減少させる。これにより
汚れ成分が前記隙間に浸入付着しにくくなり、防汚性が
大幅に改善される。さらに、表面自由エネルギーの小さ
い添加剤の効果で人工大理石成形体の表面は表面エネル
ギーが減少し、撥水性が向上し、汚れ成分との相互作用
が減少するため防汚性が大幅に改善される。また、前記
添加剤が樹脂成分と反応することにより、樹脂成分と添
加剤とシランカップリング剤と無機充填剤とが一体とな
り、人工大理石成形体自体が撥水性を呈することとなり
防汚耐久性が大幅に改善される。また、細菌およびカビ
もそれらの餌となる汚れ成分の付着量が少ないので、増
殖も抑制される。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明は、各請求項に記載した形
態で浴槽、洗い場、カウンタートップ、キッチン天板、
サニタリー用途、種々の家具、内装材などに実施するこ
とができる。
【0007】すなわち、請求項1記載の発明の場合は、
樹脂成分と無機充填剤とシランカップリング剤と表面自
由エネルギーが前記樹脂成分の表面自由エネルギーより
小さい物質の添加剤とを含んでなる人工大理石成形体と
したものである。
【0008】そして、シランカップリング剤は無機充填
剤表面と反応被覆し、さらに樹脂成分と反応したりなじ
みがよくなるため、人工大理石成形体成形時に樹脂成分
の硬化収縮によって生じる無機充填剤と樹脂成分との間
にできる隙間を減少させる。これにより汚れ成分が前記
隙間に浸入付着しにくくなり、汚れ成分の付着量が大幅
に減少する。さらに、表面自由エネルギーの小さい添加
剤を含んでいることにより、人工大理石成形体表面は撥
水性が向上し汚れ成分に対し低活性となり、汚れ成分が
付着しにくくなる。シランカップリング剤と前期添加剤
のシナジー効果により人工大理石成形体表面の防汚性は
大幅に改善されることにより、細菌およびカビもそれら
の餌となる汚れ成分の付着量が少ないので、増殖が抑制
される。
【0009】また、請求項2記載の発明の場合は、シラ
ンカップリング剤は樹脂成分および無機充填剤に反応す
る群より選ばれる少なくとも一種を含んでいる人工大理
石成形体としたものである。
【0010】そして、シランカップリング剤は無機充填
剤と結合することによりその表面を反応被覆し、さらに
樹脂成分とも反応する。その結果、無機充填剤と樹脂成
分はシランカップリング剤を介して強固に結合し一体と
なる。それにより人工大理石成形体の硬化成形時、樹脂
成分の硬化収縮により生成する無機充填剤と樹脂成分と
の間にできる隙間が減少し、汚れ成分の浸入付着を抑制
する。
【0011】また、請求項3記載の発明の場合は、添加
剤を有機珪素化合物とした人工大理石成形体としたもの
である。
【0012】そして、有機珪素化合物の非常に低い表面
自由エネルギー効果で、より少量の添加で人工大理石表
面の撥水性を大幅に向上することが可能となり、シラン
カップリング剤とのシナジー効果ともあいまって、人工
大理石成形体表面の防汚性は改善される。
【0013】また、請求項4記載の発明の場合は、有機
珪素化合物は樹脂成分と反応性を有する群より選ばれる
少なくとも一種からなる人工大理石成形体としたもので
ある。
【0014】そして、有機珪素化合物は樹脂成分と反応
し一体化することにより人工大理石成形体の撥水耐久
性、すなわち防汚耐久性はは大幅に改善される。
【0015】また、請求項5記載の発明の場合は、メラ
ミン(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリ
レート、メチル(メタ)アクリレートおよび不飽和ポリ
エステルからなる群より選ばれる少なくとも一種から樹
脂成分が構成された人工大理石成形体としたものであ
る。
【0016】そして、樹脂成分はメラミン(メタ)アク
リレート、グリシジル(メタ)アクリレート、メチル
(メタ)アクリレートおよび不飽和ポリエステルからな
る群より選ばれる少なくとも一種から構成されることに
より、人工大理石成形体は機械強度、耐久性、耐温水性
などの物理特性および化学特性に優れたものとなる。そ
して、前記シランカップリング剤により無機充填剤と樹
脂成分は強固に結合一体化し、人工大理石成形体の硬化
成形時、樹脂成分の硬化収縮により生成する無機充填剤
と樹脂成分との間にできる隙間が減少し、汚れ成分の浸
入付着を抑制する。そして、有機珪素化合物の非常に低
い表面自由エネルギー効果で、より少量の添加で人工大
理石表面の撥水性を大幅に向上することが可能となり、
シランカップリング剤とのシナジー効果ともあいまっ
て、人工大理石成形体表面の防汚性は改善される。さら
に、有機珪素化合物は樹脂成分と反応し一体化すること
により人工大理石成形体の撥水耐久性、すなわち防汚耐
久性はは大幅に改善される。
【0017】また、請求項6記載の発明の場合は、樹脂
成分をアクリル系単量体およびその重合体の混合物とし
た人工大理石成形体である。
【0018】そして、樹脂成分がアクリル系単量体およ
びその重合体の混合物から構成されていることにより、
人工大理石成形体は質感に優れ、さらに機械特性、耐候
性、耐温水性などの物理特性や化学特性に優れたものと
なる。そして、前記シランカップリング剤により無機充
填剤と樹脂成分は強固に結合一体化し、人工大理石成形
体の硬化成形時、樹脂成分の硬化収縮により生成する無
機充填剤と樹脂成分との間にできる隙間が減少し、汚れ
成分の浸入付着を抑制する。そして、有機珪素化合物の
非常に低い表面自由エネルギー効果で、より少量の添加
で人工大理石表面の撥水性を大幅に向上することが可能
となり、シランカップリング剤とのシナジー効果ともあ
いまって、人工大理石成形体表面の防汚性は改善され
る。さらに、有機珪素化合物は樹脂成分と反応し一体化
することにより人工大理石成形体の撥水耐久性、すなわ
ち防汚耐久性はは大幅に改善される。
【0019】また、請求項7記載の発明の場合は、樹脂
成分と無機充填剤とシランカップリング剤と有機珪素化
合物と、抗菌剤とを含んでいる人工大理石成形体とした
ものである。そして、請求項8記載の発明の場合は、樹
脂成分と無機充填剤とシランカップリング剤と有機珪素
化合物と、無機系抗菌剤の少なくとも一種、および有機
系抗菌剤の少なくとも一種からなる人工大理石成形体と
したものである。
【0020】そして、シランカップリング剤は無機充填
剤と結合することによりその表面を反応被覆し、さらに
樹脂成分とも反応する。その結果、無機充填剤と樹脂成
分はシランカップリング剤を介して強固に結合し一体と
なる。それにより人工大理石成形体の硬化成形時、樹脂
成分の硬化収縮により生成する無機充填剤と樹脂成分と
の間にできる隙間が減少し、汚れ成分の浸入付着を抑制
する。また、有機珪素化合物の非常に低い表面自由エネ
ルギー効果で、より少量の添加で人工大理石表面の撥水
性を大幅に向上することが可能となり、シランカップリ
ング剤とのシナジー効果ともあいまって、人工大理石成
形体表面の防汚性は改善される。
【0021】また、有機珪素化合物は樹脂成分と反応性
を有する場合は、有機珪素化合物は樹脂成分と反応し一
体化することにより人工大理石成形体の撥水耐久性、す
なわち防汚耐久性はは大幅に改善される。さらに、無機
系抗菌剤を含有することにより主としてぬめりなどの原
因となる細菌の増殖が抑制される。また、有機系抗菌剤
を含有することにより主としてかびの増殖が抑制され
る。なお、シランカップリング剤および有機珪素化合物
添加の相乗効果により、細菌、かびの餌となる汚れ成分
の付着が少なくなるため、無機系抗菌剤および有機系抗
菌剤は少量の添加で十分な効果が上がる。このため、人
工大理石成形体の物理特性および化学特性におよぼす影
響も少なく、優れた特性を有する人工大理石成形体が可
能となる。
【0022】なお、本発明における樹脂成分としては、
硬化して人工大理石を構成できる樹脂であればとくに制
限されず、従来より人工大理石用の樹脂成分として知ら
れる各種単量体や単量体と重合体の混合物などを適宜使
用することができる。たとえば、不飽和ポリエステル、
メラミン(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)ア
クリレート、メチル(メタ)アクリレートなどが挙げら
れる。なお、本明細書において、(メタ)アクリルと
は、アクリルおよび/またはメタクリルを意味する。ま
た、(メタ)アクリル系単量体の具体例としては、メチ
ル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレー
ト、ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル
(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート
などがあるが、これに限定するものではない。
【0023】無機充填剤としては、水酸化アルミニウ
ム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、粉末タル
ク、粉末石英、微細シリカ、珪藻土、石膏、粉末ガラ
ス、粘土鉱物質、粉末チョーク、大理石、石灰石、ケイ
酸アルミニウム、ケイ酸カルシウム、ホウ砂、亜硫酸カ
ルシウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、二酸化けい
素、方解石、酸化チタン、三酸化アンチモン、クレー、
酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、ニッケル粉、鉄
粉、、亜鉛粉、銅粉、酸化鉄、ガラスビーズ、ガラス繊
維、バリウム塩や鉛塩を有するガラスフィラー、シリカ
ゲルなどが挙げられるが、これに限定するものではな
い。
【0024】シランカップリング剤としては、ビニルト
リメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニル
トリス(βメトキシエトキシ)シラン、β―(3、4エ
ポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、γ
―グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ―グリ
シドキシプロピルトリエトキシシラン、γ―メタクリロ
キシプロピルメチルジメトキシシラン、γ―メタクリロ
キシプロピルトリメトキシシラン、γ―メタクリロキシ
プロピルメチルジエトキシシラン、γ―メタクリロキシ
プロピルトリエトキシシラン、N―β(アミノエチル)
γ―アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N―β
(アミノエチル)γ―アミノプロピルメトリメトキシシ
ランなどが挙げられるが、これに限定するものではな
い。
【0025】本発明で使用できる添加剤は、表面自由エ
ネルギーが樹脂成分より小さいものであれば特に限定さ
れない。添加剤としては有機珪素化合物が適しておりこ
れらは単独で使用しても混合体で使用してもよい。
【0026】有機珪素化合物としては、非反応性シリコ
ーン化合物として、ジメチルポリシロキサン、メチルフ
ェニルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン、そ
れらの側鎖部あるいは末端部をポリエーテル変性したも
の、末端部をアルキル変性したもの、高級脂肪酸エステ
ル変性したもの、高級アルコキシ変性したものなどが挙
げられるがこれに限定するものではない。反応性シリコ
ーン化合物として、メチルハイドロジエンポリシロキサ
ン、あるいはジメチルポリシロキサン、メチルフェニル
ポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサンなどの側鎖
部あるいは末端部をアミノ変性したもの、エポキシ変性
したもの、カルボキシ変性したもの、カルビノール変性
したもの、メタクリル変性したものなどが挙げられるが
これに限定するものではない。
【0027】本発明における抗菌剤としては、無機系抗
菌剤として、硝酸銀、硫酸銀、塩化銀など。銀、銅、亜
鉛、あるいは錫を担持したゼオライト、および銀、銅、
亜鉛、あるいは錫を担持したシリカゲルなどが挙げられ
るが、これに限定するものではない。
【0028】有機系抗菌剤としては、10、10’−オ
キシビスフェノキサアルシンなどフェニルエーテル誘導
体、シクロフルアニドなどN-ハロアルキルチオ系化合
物、2−(4−チアゾリル)ベンズイミダゾール(以下T
BZと略称する)等イミダゾール誘導体、2、3、5、6
テトラクロル−4−(メチルスルホリル)ピリジンなど
第4級アンモニウム塩などが挙げられるが、これに限定
するものではない。
【0029】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例について詳細
に説明する。
【0030】(実施例1)イソフタル酸系不飽和ポリエ
ステルとスチレンの混合物よりなる不飽和ポリエステル
樹脂100重量部と、水酸化アルミニウム粉末200重
量部と、硬化触媒として50%過酸化ベンゾイル3重量
部と、硬化促進剤としてジメチルアニリン0.03重量
部と、シランカップリング剤としてγ―メタクリロキシ
プロピルメチルジメトキシシラン0、5重量部と、メタ
クリル変性オルガノポリシロキサン4重量部をニーダに
て十分に攪拌混合した。混合物を型に挿入し硬化させ、
人工大理石成形体を得た。
【0031】(実施例2)イソフタル酸系不飽和ポリエ
ステルとスチレンの混合物よりなる不飽和ポリエステル
樹脂100重量部と、水酸化アルミニウム粉末200重
量部と、硬化触媒として50%過酸化ベンゾイル3重量
部と、硬化促進剤としてジメチルアニリン0.03重量
部と、シランカップリング剤としてγ―メタクリロキシ
プロピルメチルジメトキシシラン0、5重量部と、アル
キル変性オルガノポリシロキサン4重量部をニーダにて
十分に攪拌混合した。混合物を型に挿入し硬化させ、人
工大理石成形体を得た。
【0032】(実施例3)イソフタル酸系不飽和ポリエ
ステルとスチレンの混合物よりなる不飽和ポリエステル
樹脂100重量部と、水酸化アルミニウム粉末200重
量部と、硬化触媒として50%過酸化ベンゾイル3重量
部と、硬化促進剤としてジメチルアニリン0.03重量
部と、シランカップリング剤としてγ―メタクリロキシ
プロピルメチルジメトキシシラン0、5重量部と、メタ
クリル変性オルガノポリシロキサン4重量部と、銀ゼオ
ライト1重量部とTBZ0.5重量部とをニーダにて十
分に攪拌混合した。混合物を型に挿入し硬化させ、人工
大理石成形体を得た。
【0033】(実施例4)イソフタル酸系不飽和ポリエ
ステルとスチレンの混合物よりなる不飽和ポリエステル
樹脂100重量部と、水酸化アルミニウム粉末200重
量部と、硬化触媒として50%過酸化ベンゾイル3重量
部と、硬化促進剤としてジメチルアニリン0.03重量
部と、シランカップリング剤としてγ―メタクリロキシ
プロピルメチルジメトキシシラン0、5重量部と、メタ
クリル変性オルガノポリシロキサン4重量部と、銀ゼオ
ライト4重量部とTBZ2重量部とをニーダにて十分に
攪拌混合した。混合物を型に挿入し硬化させ、人工大理
石成形体を得た。
【0034】図1は本発明の一実施例における人工大理
石成形体の表面部を示す模式図である。1はγ―メタク
リロキシプロピルメチルジメトキシシランに代表される
シランカップリング剤である。2はメタクリル変性オル
ガノポリシロキサンに代表される添加剤である。3は銀
ゼオライトに代表される無機系抗菌剤である。4はTB
Zに代表される有機系抗菌剤である。5は水酸化アルミ
ニウムに代表される無機充填剤である。6は不飽和ポリ
エステル樹脂に代表される樹脂成分である。そして上記
シランカップリング剤1は無機充填剤5表面反応被覆
し、さらに樹脂成分6とも反応し一体となっている。な
お、7は水滴を、8は汚れ成分を示す。
【0035】図2は従来例における人工大理石成形体の
表面部を示す模式図である。
【0036】(実施例5)ポリメチルメタクリレートと
メチルメタクリレートとを重量比で2:8として構成し
たシラップ100重量部と、水酸化アルミニウム粉末2
00重量部と、ターシャリーブチルパーオキシマレイン
酸0.5重量部と、エチレングリコールジメタクリレー
ト0.5重量部と、エチレングリコールジメチルカプト
アセテート0.3重量部と、シランカップリング剤とし
てγ―メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン
0、5重量部と、メタクリル変成オルガノポリシロキサ
ン4重量部とをニーダにて十分に攪拌混合した。混合物
を型に挿入し硬化させ、人工大理石成形体を得た。
【0037】(実施例6)ポリメチルメタクリレートと
メチルメタクリレートとを重量比で2:8として構成し
たシラップ100重量部と、水酸化アルミニウム粉末2
00重量部と、ターシャリーブチルパーオキシマレイン
酸0.5重量部と、エチレングリコールジメタクリレー
ト0.5重量部と、エチレングリコールジメチルカプト
アセテート0.3重量部と、シランカップリング剤とし
てγ―メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン
0、5重量部と、メタクリル変成オルガノポリシロキサ
ン4重量部と、銀ゼオライト4量部とTBZ2重量部と
をニーダにて十分に攪拌混合した。混合物を型に挿入し
硬化させ、人工大理石成形体を得た。
【0038】(比較例1)イソフタル酸系不飽和ポリエ
ステルとスチレンの混合物よりなる不飽和ポリエステル
樹脂100重量部と、水酸化アルミニウム粉末200重
量部と、硬化触媒として50%過酸化ベンゾイル3重量
部と、硬化促進剤としてジメチルアニリン0.03重量
部とメタクリル変性オルガノポリシロキサン4重量部と
をニーダにて十分に攪拌混合した。混合物を型に挿入し
硬化させ、人工大理石成形体を得た。
【0039】(比較例2)イソフタル酸系不飽和ポリエ
ステルとスチレンの混合物よりなる不飽和ポリエステル
樹脂100重量部と、水酸化アルミニウム粉末200重
量部と、硬化触媒として50%過酸化ベンゾイル3重量
部と、硬化促進剤としてジメチルアニリン0.03重量
部とをニーダにて十分に攪拌混合した。混合物を型に挿
入し硬化させ、人工大理石成形体を得た。
【0040】(比較例3)イソフタル酸系不飽和ポリエ
ステルとスチレンの混合物よりなる不飽和ポリエステル
樹脂100重量部と、水酸化アルミニウム粉末200重
量部と、硬化触媒として50%過酸化ベンゾイル3重量
部と、硬化促進剤としてジメチルアニリン0.03重量
部と、銀ゼオライト1重量部とTBZ0.5重量部とを
ニーダにて十分に攪拌混合した。混合物を型に挿入し硬
化させ、人工大理石成形体を得た。
【0041】各実施例および比較例で得たそれぞれの成
形体表面の撥水性を協和界面化学(株)製の接触角測定
装置(CA−Z型)で測定した。また、耐汚染性をJI
SK3370に準じて確認した。なお、耐汚染性の比較
は目視で行い、比較例1における汚れ具合を△とし、そ
れより悪い場合を×、よい場合をとし各々相対評価し
た。その結果を(表1)に示す。
【0042】
【表1】
【0043】次に、実施例1および実施例2で得たそれ
ぞれの成形体の50℃温水浸漬試験を40時間行い、撥
水耐久性について試験を行った。その結果を(表2)に
示す。
【0044】
【表2】
【0045】次に、各実施例および比較例で得たそれぞ
れの成形体の抗菌性能およびかび抵抗性について試験を
行った。前記成形体から50mm×50mmの試料を切りだ
し、それぞれに黄色ブドウ球菌および大腸菌の菌液1c
cを滴下し、37℃で24時間培養した。その後、滅菌
済みリン酸緩衝液にて菌を洗い出した。この洗い出した
液中の生菌数を、菌数測定用培地を用いて混釈平板法に
て測定した。その結果を(表3)に示す。
【0046】
【表3】
【0047】寒天培地上においた50mm×50mmの各試
料にアスペルギルス・ニガー菌液を噴霧し、25℃で7
日間培養した。その結果を(表4)に示す。
【0048】
【表4】
【0049】次に、各実施例および比較例で得たそれぞ
れの成形体の耐ぬめり性を評価した。
【0050】入浴後の風呂水に、菌の栄養である普通ブ
イヨンを0.02%加え、ぬめり培養液とした。40℃
に保温した培養液中に前記成形体から切り出した試料を
つり下げ、5日間保持し、ぬめりを付着させた。試料表
面を実際に触って、ぬめりの官能試験を行った。ぬめり
の感じ度合いによって4段階の評価に当てはめ、ほとん
どぬめりを感じなかった場合を◎とし、少しぬめりを感
じる場合を○、かなりぬめりを感じる場合を△、強くぬ
めりを感じる場合を×とし、それぞれ相対評価した。そ
の結果を(表5)に示す。
【0051】
【表5】
【0052】(表1)から明らかなように、実施例1、
2、3、4、5および6の成形体は比較例1比べ耐汚染
性が改善されていた。また、同時に比較例2および3に
比べ撥水性の向上が著しく、また耐汚染性も大いに改善
されていた。これらの結果から、シランカップリング剤
と有機珪素化合物添加剤とのシナジー効果により人工大
理石成形体の撥水性および耐汚染性が大幅に改善される
ことが明らかになった。また、樹脂成分が不飽和ポリエ
ステル樹脂あるいはアクリル樹脂系であっても、その効
果に変わりはなく、清潔でクリーンな人工大理石成形体
が実現できる。
【0053】(表2)から明らかなように、実施例1の
成形体は実施例2に比べ良好な撥水耐久性能を得ること
ができた。これらの結果から、樹脂成分と反応可能な有
機珪素化合物添加剤により撥水耐久性能の良好な人工大
理石成形体が実現できる。
【0054】(表3)から明らかなように、実施例3、
4および6の成形体は比較例1、2および実施例1、
2、5の成形体に比べ黄色ブドウ球菌および大腸菌に対
する著しい抗菌効果を得ることができた。有機珪素化合
物を添加した人工大理石成形体は、表面に細菌の餌とな
る汚れがつきにくいため、無機系抗菌剤との併用するこ
とにより、より少量の抗菌剤で細菌の増殖が抑制される
清潔でクリ−ンな人工大理石成形体を得ることができ
る。
【0055】(表4)から明らかなように、実施例3、
4および6の成形体は比較例1、2および実施例1、
2、5の成形体に比べ良好な抗かび性能を得ることがで
きた。有機珪素化合物を添加した人工大理石成形体は、
表面に細菌やかびの餌となる汚れがつきにくいため、有
機系抗菌剤との併用することにより、より少量の抗菌剤
でかびの増殖が抑制される清潔でクリ−ンな人工大理石
成形体を得ることができる。
【0056】(表5)から明らかなように、シランカッ
プリング剤、有機珪素化合物添加剤および無機系抗菌剤
のシナジー効果によって人工大理石成形体は良好な耐ぬ
めり特性を発現する。シランカップリング剤および有機
珪素化合物添加剤の効果により人工大理石成形体表面に
付着する汚れ成分が少なく、ぬめりの原因となる細菌の
増殖が少ないこと、ぬめりの直接的な原因となる細菌の
死骸が付着しにくいため、耐ぬめり特性が良好となった
ものである。さらに、少量の抗菌剤の添加で極めて効果
的にぬめりの発生を抑制することが可能となる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明の人工大理石
成形体によれば、次の効果が得られる。
【0058】請求項1記載の発明は、樹脂成分と無機充
填剤とシランカップリング剤と表面自由エネルギーが前
記樹脂成分の表面自由エネルギーより小さい物質の添加
剤とを含んだ人工大理石成形体としたものである。シラ
ンカップリング剤は無機充填剤表面と反応被覆し、さら
に樹脂成分と反応したりなじみがよくなるため、人工大
理石成形体成形時に樹脂成分の硬化収縮によって生じる
無機充填剤と樹脂成分との間にできる隙間を減少させ
る。これにより汚れ成分が前記隙間に浸入付着しにくく
なり、汚れ成分の付着量が大幅に減少する。さらに、表
面自由エネルギーの小さい添加剤を含んでいることによ
り、人工大理石成形体表面は撥水性が向上し汚れ成分に
対し低活性となり、汚れ成分が付着しにくくなる。シラ
ンカップリング剤と前期添加剤のシナジー効果により人
工大理石成形体表面の防汚性は大幅に改善されることに
より、細菌およびカビもそれらの餌となる汚れ成分の付
着量が少ないので、増殖が抑制される。
【0059】また、請求項2記載の発明は、シランカッ
プリング剤は樹脂成分および無機充填剤に反応する群よ
り選ばれる少なくとも一種を含んでいる人工大理石成形
体としたものである。シランカップリング剤は無機充填
剤と結合することによりその表面を反応被覆し、さらに
樹脂成分とも反応する。その結果、無機充填剤と樹脂成
分はシランカップリング剤を介して強固に結合し一体と
なる。それにより人工大理石成形体の硬化成形時、樹脂
成分の硬化収縮により生成する無機充填剤と樹脂成分と
の間にできる隙間が減少し、汚れ成分の浸入付着を抑制
する。
【0060】また、請求項3記載の発明は、添加剤を有
機珪素化合物とした人工大理石成形体としたものであ
る。有機珪素化合物の非常に低い表面自由エネルギー効
果で、より少量の添加で人工大理石表面の撥水性を大幅
に向上することが可能となり、シランカップリング剤と
のシナジー効果ともあいまって、人工大理石成形体表面
の防汚性は改善される。
【0061】また、請求項4記載の発明は、有機珪素化
合物は樹脂成分と反応性を有する群より選ばれる少なく
とも一種からなる人工大理石成形体としたものである。
有機珪素化合物は樹脂成分と反応し一体化することによ
り人工大理石成形体の撥水耐久性、すなわち防汚耐久性
はは大幅に改善される。
【0062】また、請求項5記載の発明は、メラミン
(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレー
ト、メチル(メタ)アクリレートおよび不飽和ポリエス
テルからなる群より選ばれる少なくとも一種から樹脂成
分が構成された人工大理石成形体としたものである。樹
脂成分はメラミン(メタ)アクリレート、グリシジル
(メタ)アクリレート、メチル(メタ)アクリレートお
よび不飽和ポリエステルからなる群より選ばれる少なく
とも一種から構成されることにより、人工大理石成形体
は機械強度、耐久性、耐温水性などの物理特性および化
学特性に優れたものとなる。そして、前記シランカップ
リング剤により無機充填剤と樹脂成分は強固に結合一体
化し、人工大理石成形体の硬化成形時、樹脂成分の硬化
収縮により生成する無機充填剤と樹脂成分との間にでき
る隙間が減少し、汚れ成分の浸入付着を抑制する。そし
て、有機珪素化合物の非常に低い表面自由エネルギー効
果で、より少量の添加で人工大理石表面の撥水性を大幅
に向上することが可能となり、シランカップリング剤と
のシナジー効果ともあいまって、人工大理石成形体表面
の防汚性は改善される。さらに、有機珪素化合物は樹脂
成分と反応し一体化することにより人工大理石成形体の
撥水耐久性、すなわち防汚耐久性はは大幅に改善され
る。
【0063】また、請求項6記載の発明は、樹脂成分を
アクリル系単量体およびその重合体の混合物とした人工
大理石成形体である。樹脂成分がアクリル系単量体およ
びその重合体の混合物から構成されていることにより、
人工大理石成形体は質感に優れ、さらに機械特性、耐候
性、耐温水性などの物理特性や化学特性に優れたものと
なる。そして、前記シランカップリング剤により無機充
填剤と樹脂成分は強固に結合一体化し、人工大理石成形
体の硬化成形時、樹脂成分の硬化収縮により生成する無
機充填剤と樹脂成分との間にできる隙間が減少し、汚れ
成分の浸入付着を抑制する。そして、有機珪素化合物の
非常に低い表面自由エネルギー効果で、より少量の添加
で人工大理石表面の撥水性を大幅に向上することが可能
となり、シランカップリング剤とのシナジー効果ともあ
いまって、人工大理石成形体表面の防汚性は改善され
る。さらに、有機珪素化合物は樹脂成分と反応し一体化
することにより人工大理石成形体の撥水耐久性、すなわ
ち防汚耐久性はは大幅に改善される。
【0064】また、請求項7記載の発明は、樹脂成分と
無機充填剤とシランカップリング剤と有機珪素化合物
と、抗菌剤とを含んでいる人工大理石成形体としたもの
である。そして、請求項8記載の発明は、樹脂成分と無
機充填剤とシランカップリング剤と有機珪素化合物と、
無機系抗菌剤の少なくとも一種、および有機系抗菌剤の
少なくとも一種からなる人工大理石成形体としたもので
ある。シランカップリング剤は無機充填剤と結合するこ
とによりその表面を反応被覆し、さらに樹脂成分とも反
応する。その結果、無機充填剤と樹脂成分はシランカッ
プリング剤を介して強固に結合し一体となる。それによ
り人工大理石成形体の硬化成形時、樹脂成分の硬化収縮
により生成する無機充填剤と樹脂成分との間にできる隙
間が減少し、汚れ成分の浸入付着を抑制する。
【0065】また、有機珪素化合物の非常に低い表面自
由エネルギー効果で、より少量の添加で人工大理石表面
の撥水性を大幅に向上することが可能となり、シランカ
ップリング剤とのシナジー効果ともあいまって、人工大
理石成形体表面の防汚性は改善される。また、有機珪素
化合物は樹脂成分と反応性を有する場合は、有機珪素化
合物は樹脂成分と反応し一体化することにより人工大理
石成形体の撥水耐久性、すなわち防汚耐久性はは大幅に
改善される。さらに、無機系抗菌剤を含有することによ
り主としてぬめりなどの原因となる細菌の増殖が抑制さ
れる。また、有機系抗菌剤を含有することにより主とし
てかびの増殖が抑制される。なお、シランカップリング
剤および有機珪素化合物添加の相乗効果により、細菌、
かびの餌となる汚れ成分の付着が少なくなるため、無機
系抗菌剤および有機系抗菌剤は少量の添加で十分な効果
が上がる。このため、人工大理石成形体の物理特性およ
び化学特性におよぼす影響も少なく、優れた特性を有す
る人工大理石成形体を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における人工大理石成形体の
表面部を示す模式図
【図2】従来の人工大理石成形体の表面部を示す模式図
【符号の説明】
1 シランカップリング剤 2 添加剤 3 無機系抗菌剤 4 有機系抗菌剤 5 無機充填剤 6 樹脂成分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 生川 直子 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 米村 正明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 4F204 AA21 AA21L AA33 AA41 AB01 AB03 AB11 AB16 AB22 AF09 AH44 EA03 EB01 EF01 EF02 EK17

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹脂成分と無機充填剤とシランカップリン
    グ剤と表面自由エネルギーが前記樹脂成分の表面自由エ
    ネルギーより小さい物質の添加剤とを含んでなる人工大
    理石成形体。
  2. 【請求項2】シランカップリング剤は樹脂成分および無
    機充填剤に反応性を有する群より選ばれる少なくとも一
    種からなる請求項1記載の人工大理石成形体。
  3. 【請求項3】添加剤は有機珪素化合物からなる請求項1
    または2記載の人工大理石成形体。
  4. 【請求項4】有機珪素化合物は樹脂成分と反応性を有す
    る群より選ばれる少なくとも一種からなる請求項3記載
    の人工大理石成形体。
  5. 【請求項5】樹脂成分は、メラミン(メタ)アクリレー
    ト、グリシジル(メタ)アクリレート、メチル(メタ)
    アクリレートおよび不飽和ポリエステルからなる群より
    選ばれる少なくとも一種からなる請求項1ないし4のい
    ずれか1項記載の人工大理石成形体。
  6. 【請求項6】樹脂成分は、アクリル系単量体およびその
    重合体の混合物からなる請求項1ないし4のいずれか1
    項記載の人工大理石成形体。
  7. 【請求項7】樹脂成分と無機充填剤とシランカップリン
    グ剤と有機珪素化合物と抗菌剤とからなる人工大理石成
    形体。
  8. 【請求項8】抗菌剤は、無機系抗菌剤の少なくとも一
    種、および有機系抗菌剤の少なくとも一種からなる請求
    項7記載の人工大理石成形体。
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