JP2001009005A - 温灸器 - Google Patents

温灸器

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JP2001009005A
JP2001009005A JP11188595A JP18859599A JP2001009005A JP 2001009005 A JP2001009005 A JP 2001009005A JP 11188595 A JP11188595 A JP 11188595A JP 18859599 A JP18859599 A JP 18859599A JP 2001009005 A JP2001009005 A JP 2001009005A
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Kiyotsugu Morisue
清嗣 森末
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使い勝手が良く、灸効果の高い温灸器を提供
する。 【解決手段】 上面に上部凹陥穴、下面に下部凹陥部を
間に狭窄部を設けて形成した保持器と、上部凹陥穴と下
部凹陥部を一部連通して上部凹陥穴に嵌め込まれて狭窄
部上で支持される球と、下部凹陥部に込められて液状灸
材を滲み込ませた繊維質体と、上部凹陥穴に嵌め込まれ
て球の上に載せられるもぐさと、からなることを特徴と
する温灸器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、温灸器に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来から、温灸といえば、もぐさを肌の
上(ツボ)に載せ、これに火を付けるものであった。従
って、じっとしていなければもぐさが落ちたりする。こ
のため、紙等の上にもぐさを載せ、その裏面に粘着材等
を塗ってこれで肌に貼り付けるものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、いずれにして
も、もぐさに火が浸透して行くと、これが直接肌に当た
り、非常に熱い。ところで、温灸の効果は、ツボを単に
熱で刺激するだけではなく、灸材そのものに効果がある
場合があるが、これが液状のものであると、灸にするこ
とはできない。
【0004】本発明は、このような課題を解決するもの
であり、火を直接肌に当てないようにして熱さを緩和す
るとともに、液状灸材であっても使用できる温灸器を提
供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題の下、本発明
は、上面に上部凹陥穴、下面に下部凹陥部を間に狭窄部
を設けて形成した保持器と、上部凹陥穴と下部凹陥部を
一部連通して上部凹陥穴に嵌め込まれて狭窄部上で支持
される球と、下部凹陥部に込められて液状灸材を滲み込
ませた繊維質体と、上部凹陥穴に嵌め込まれて球の上に
載せられるもぐさと、からなることを特徴とする温灸器
を提供したものである。
【0006】以上の手段をとることにより、もぐさの火
は球で遮られて直接肌にあたらないから、熱さを緩和で
きるし、反対に、繊維質体から蒸発した液状灸材がもぐ
さの火を消すのを防止する。更に、球は、液状球材を滲
み込ませた繊維質体を保持器に保持する役割を果たすと
ともに、もぐさの火を蓄熱して繊維質体に伝えるから、
繊維質体から蒸発した液状灸材が蒸散するのを防いで肌
に進入するのを促すし、その効果を持続させる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明の一例を示す温灸器
の断面図、図2は平面図(もぐさを除いたもの)、図3
は側面図、図4は底面図であるが、この温灸器は、もぐ
さや液状灸材を保持する保持器10と、保持器10の中
に嵌め込まれてもぐさと液状灸材とを遮る球12と、液
状灸材を滲み込ませた脱脂綿や布等の繊維質体14と、
もぐさ16とからなる。
【0008】保持器10は、上面に上部凹陥穴18を、
下面に下部凹陥部20を間に狭窄部22を設けて形成し
た円錐又は円筒形をしている。この保持器10は、陶製
のものが適し、中でも備前焼のものが最適である。備前
焼は釉薬を使用せず、しかも、高温で焼かれているか
ら、無毒性で、耐熱性に優れているからである。尚、本
例の保持器10は、上部凹陥穴18の周壁にV溝24が
何個か形成されているし、狭窄部22には、球12の径
よりも最大径が大きなV形溝26が何個か形成されて狭
窄部22は星形をしている。更に、下部凹陥部20の周
壁には何個かの切欠28も形成されている。
【0009】球12は、直径約10mm程度の大きさの
ものであり、上部凹陥穴18に嵌め込まれて狭窄部22
上で支持される。この場合の上部凹陥穴18の深さは、
球12の径よりは大きく設定されており、球12を狭窄
部22上で支持した場合、球12は上部凹陥穴18の中
に隠れる。尚、下部凹陥部20が星形をしていることか
ら、球12を上部凹陥穴18に嵌めても、上部凹陥穴1
8と下部凹陥部20とは一部連通していることになる。
【0010】この球12は、後述するように、繊維質体
14ともぐさ16とを遮るものであるから、不燃性のも
のである必要があるが、一面では、もぐさ16の熱を蓄
熱し、これを繊維質体14に伝えるものであるから、熱
容量の大きな、金属やセラミック製のものが適する。中
でも、焼結したセラミックは熱容量が大きく、肌への浸
透力が強い。
【0011】液状球材は、繊維質体14に滲み込ませて
あり、この繊維質体14を下部凹陥部20に押し込めて
おく。この場合、繊維質体の上部を狭窄部22の上まで
延ばし、この上に球12を載せれば、この保持が確実な
ものとなる。古来、液状灸材には、種々のものが知られ
ているが、中でも、琵琶の葉のエキスを抽出したものが
最適である。もぐさ16は通常のものでよいが、バラバ
ラのものではなく、適当なバインダーを用いて上部凹陥
穴18に入る半球状のものにしたのが適する。加えて、
径方向に孔30をあけておくのも好ましい。
【0012】以上の温灸器による温灸の方法を説明する
と、保持器10に球12、繊維質体14及びもぐさ16
を装填するとともに、繊維質体14に液状灸材を浸透さ
せる。以上の保持器10をツボの上に載せ、もぐさ16
に火を付ける。このとき、上部凹陥穴18の周壁に形成
されたV溝24やもぐさ16に設けられた孔30は、も
ぐさ16により多くの空気を触れさせて火が消えるのを
阻止する。
【0013】保持器10を肌の上に載せたとき、保持器
10自体をテープ等で止めておけば、少々動いたり、傾
けたりしても落ちない。図5は保持器10の他の例を示
す側面図であるが、底部等に周方向に連続した又は不連
続の突出部32を形成しておけば、突出部32をテープ
で止めることで、固定が確実になる。
【0014】もぐさ16に火が浸透すると、その熱は狭
窄部22を越えて直接繊維質体14に伝わるものもある
し、球12に蓄熱されて繊維質体14に伝わるものもあ
る。繊維質体14が熱せられると、中に滲み込んだ液状
灸材が蒸発し(従って、燃えたりしない)、肌に浸透し
て灸の効果を奏する(勿論、もぐさ16の成分も浸透し
て行く)。このとき、球12の存在は、蒸発した液状灸
材が肌に浸透せずに蒸散するのを防ぐ。更に、陶製の保
持器10やセラミック製の球12からは遠赤外線がでる
ことが知られており、この効果も期待できる。
【0015】ところで、このとき、保持器10自体も熱
くなり、場合によっては我慢できないこともある。しか
し、下部凹陥部20の周壁に前記したような外部に通ず
る切欠28を形成しておけば、中にこもった熱はこの切
欠28から外部に逃げて行き、それほど熱くならない。
【0016】
【発明の効果】以上、本発明に係る温灸器によれば、も
ぐさの火は球で遮られて直接肌にあたらないから、熱さ
を緩和できる。又、球は、もぐさの火を蓄熱して繊維質
体に伝えるから、繊維質体から蒸発した液状灸材を肌に
浸透させるし、その効果を持続させる。更に、液状灸材
の蒸発成分を遮る役目を果たすから、もぐさの火が消え
るのを防ぐ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例を示す温灸器の断面図である。
【図2】本発明の一例を示す温灸器の平面図である。
【図3】本発明の一例を示す温灸器の側面図である。
【図4】本発明の一例を示す温灸器の底面図である。
【図5】本発明の他の一例を示す温灸器の側面図であ
る。
【符号の説明】
10 保持器 12 球 14 繊維質体 16 もぐさ 18 上部凹陥穴 20 下部凹陥部 22 狭窄部 28 切欠

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面に上部凹陥穴、下面に下部凹陥部を
    間に狭窄部を設けて形成した保持器と、上部凹陥穴と下
    部凹陥部を一部連通して上部凹陥穴に嵌め込まれて狭窄
    部上で支持される球と、下部凹陥部に込められて液状灸
    材を滲み込ませた繊維質体と、上部凹陥穴に嵌め込まれ
    て球の上に載せられるもぐさと、からなることを特徴と
    する温灸器。
  2. 【請求項2】 下部凹陥部の周壁に外部に通ずる切欠を
    形成した請求項1に記載の温灸器。
  3. 【請求項3】 保持器が陶製である請求項1又は2に記
    載の温灸器。
  4. 【請求項4】 球がセラミック製のものである請求項1
    〜3いずれかに記載の温灸器。
  5. 【請求項5】 液状灸材が琵琶の葉のエキスを抽出した
    ものである請求項1〜4いずれかに記載の温灸器。
JP11188595A 1999-07-02 1999-07-02 温灸器 Pending JP2001009005A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109010028A (zh) * 2018-08-27 2018-12-18 烟台业达医院 一种具有艾棒夹持功能的妇科用艾熏装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109010028A (zh) * 2018-08-27 2018-12-18 烟台业达医院 一种具有艾棒夹持功能的妇科用艾熏装置
CN109010028B (zh) * 2018-08-27 2021-06-08 烟台业达医院 一种具有艾棒夹持功能的妇科用艾熏装置

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