JP2001008677A - 混成酒 - Google Patents

混成酒

Info

Publication number
JP2001008677A
JP2001008677A JP18490399A JP18490399A JP2001008677A JP 2001008677 A JP2001008677 A JP 2001008677A JP 18490399 A JP18490399 A JP 18490399A JP 18490399 A JP18490399 A JP 18490399A JP 2001008677 A JP2001008677 A JP 2001008677A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
orange
mixed
liquor
color
hot water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18490399A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsugunori Nakamura
二紀 中村
Hisao Takasaki
久男 高崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP18490399A priority Critical patent/JP2001008677A/ja
Publication of JP2001008677A publication Critical patent/JP2001008677A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Alcoholic Beverages (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 時間が経過してもオレンジ色が消えることな
く、又、水や湯で割ることによりオレンジ色からバイオ
レット色に変化させることができる混成酒の提供。 【解決手段】 透明な弱酸性の蒸留酒に、コチニ−ル色
素を添加混合してオレンジ色に着色した混成酒。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水又は湯で割って
飲むことを主目的とした混成酒、特に色彩を変化させる
技術に関する。
【0002】
【従来の技術】混成酒とは、醸造酒又は蒸留酒にいろい
ろなものを加えて飲み易くした酒のことをいい、外国で
はリキュ−ルと呼ばれている。又、混成酒とは、飲み易
くするために加えた材料がうまく混ざり合って長時間放
置しても変化しないものでなければならず、このように
酒を変化させないため加えられる主な材料としては、糖
分、スパイス類、ジュ−ス類が用いられている。尚、飲
み易くするために加えた材料が、長時間放置すると変化
するものはカクテルといって混成酒とは区別されてい
る。そして、混成酒は加えられる材料によってその材料
特有の色に着色され、見た目にも美しいのもが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来、色彩
を変化させる混成酒としては、特開昭63−63371
号公報に記載されたものがある。これは、無色透明な蒸
留酒にグレナディン・シロップを入れて薄いオレンジ色
に着色したものであり、これを水又は湯で割ると薄いオ
レンジ色から薄いバイオレット色に変化させることがで
きるものである。しかしながら、この従来の混成酒にあ
っては、約半年ほど経過するとオレンジ色が消えてしま
い、色彩を変化させる混成酒としての商品価値がなくな
ってしまうという問題があった。これは、グレナディン
・シロップ中のコチニ−ル色素が紫外線により分解され
るからであろうと推測される。
【0004】
【問題点を解決するための手段】本発明は、上述のよう
な問題点を解決するためになされたもので、その目的と
するところは、時間が経過してもオレンジ色が消えるこ
となく、又、水や湯で割ることによりオレンジ色からバ
イオレット色に変化させることができる混成酒を提供す
ることにあり、この目的達成のための手段として、透明
な弱酸性の蒸留酒に、コチニ−ル色素を添加混合してオ
レンジ色に着色した構成を採用した。
【0005】蒸溜酒としては一種でも二種以上混合した
ものであってもよい。又、蒸溜酒としては無色透明のも
のを使用することが好ましいが、例えば、焼酎を一定期
間熟成させることにより褐色に着色された半透明のもの
であっても、コチニ−ル色素を添加混合することにより
オレンジ色に着色することができるものであれば、それ
を使用してもよい。蒸溜酒はPH4〜PH6の弱酸性の
ものを使用する。これは、コチニ−ル色素を溶解した混
成酒の色はPHにより変化し、酸性ではオレンジ色、中
性で赤色、アルカリでバイオレット色に可逆的に変化す
るものであり、本発明はコチニ−ル色素のこの特徴を利
用するものであるからである。二種以上の蒸溜酒を混合
する場合は、混合した蒸溜酒が弱酸性であればよい。コ
チニ−ル色素は、粉末又は液状のコチニ−ル色素をその
まま使用してもよいし、これを水、エ−テル、プロピレ
ングリコ−ル等に溶かしたものを使用してもよい。コチ
ニ−ル色素の用量は、弱酸性の蒸溜酒に混合したときオ
レンジ色に着色することができ、水や湯、特に、弱アル
カリ性の水や湯を加えたときにバイオレット色に変化さ
せることができる量であれば制限はない。
【0006】
【発明の実施の形態】従って、本発明の混成酒では、透
明な弱酸性の蒸留酒に対し、コチニ−ル色素を添加混合
したことで、混成酒がオレンジ色に着色されるが、この
混成酒に水又は湯を混合することにより、混成酒の色彩
をオレンジ色からバイオレット色に変化させることがで
きるようになる。本発明では、コチニ−ル色素の量が多
いので、長期間保存してもオレンジ色が消えることがな
い。水や湯としては、弱アルカリ性のミネラルウォ−タ
等を使用すると、混成酒を速やかに中性やアルカリ性に
して混成酒の色彩を赤色やバイオレット色に変化させる
ことができて好ましいが、PH6.5〜PH8.5の水
や湯であれば色彩の変化が見られるからこれらのものを
使用することができる。
【0007】以下、本発明の実施例を詳述する。尚、こ
の実施例では蒸留酒として、アルコ−ル分35度の無色
透明な甲類焼酎と、アルコ−ル分25度の無色透明な乙
類焼酎を用い、これにコチニ−ル色素(着色料)20.
0重量%、プロピレングリコ−ル(溶剤)15.0重量
%、クエン酸結晶(色素の安定化剤)0.2重量%を配
合した液状のコチニ−ル色素製剤(「キドレニンC」東
京田辺製薬株式会社商標)を添加混合することによって
アルコ−ル分30度の混成酒を製造する場合を例にと
る。尚、前記混合蒸溜酒のPHは5である。
【0008】まず、この実施例における各材料の配合量
(cc)は下記の通りである。 (1)甲類焼酎(35度) 350cc (2)乙類焼酎(25度) 350cc (3)コチニ−ル色素製剤 0.3cc 上記の割合で混合した結果、アルコ−ル分30度でオレ
ンジ色をした混成酒が得られた。
【0009】次に、この実施例の作用を説明する。この
実施例では以上のように構成されるので、そのままスト
レ−トで飲用する場合はオレンジ色であり、又、お湯割
りで飲用する場合、この混成酒と湯とを5:5の割合で
混合させることによって、オレンジ色の混成酒がバイオ
レット色に変化する。尚、この場合の混合割合を5:5
より湯の量を減少する方向へ変化させていくと色彩の変
化が少なくなるが、逆に湯の量を増加する方向へ変化さ
せても色彩の変化量はさほど減少せず、混合割合6:4
から2:8までの間では色彩の変化が明瞭に見られた。
この場合の湯はPH6.8〜PH7.0のものを使用し
た。
【0010】又、コチニ−ル色素の混合量を変化させて
お湯割りの際の色彩変化を調べたところ、前記コチニ−
ル色素製剤の添加量が0.2cc未満以下、又は、1.
0ccを越えると色彩の変化量が少なく、従って肉眼で
色彩変化を感じとれる範囲は0.2cc〜1.0ccで
あった。
【0011】尚、水割りの場合も上記お湯割りの場合と
ほぼ同様の結果が得られた。
【0012】以上、本発明の実施例を詳述してきたが、
具体的な構成についてはこの実施例に限られるものでは
なく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における材料の変
更等があっても本発明に含まれる。例えば、実施例で
は、透明な蒸留酒として、アルコ−ル分35度の甲類焼
酎と、アルコ−ル分25度の乙類焼酎を用いた場合を例
にとったが、これに限らず、アルコ−ル分の度数、蒸留
酒の種類及び混合数等は任意であり、味、香りや強さの
好みに応じて決定される。又、一種又は二種以上混合し
た蒸溜酒のPHは4〜6であればよい。透明な蒸留酒に
は、例えば、熟成焼酎のように、半透明のものも含まれ
る。また、ガム、シロップやその他副材料の混合は任意
であるが、いずれの場合も無色透明又は半透明であるこ
とが必要である。
【0013】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の混成
酒にあっては、透明な弱酸性の蒸留酒に、コチニ−ル色
素を添加混合してオレンジ色に着色したことで、オレン
ジ色の混成酒が得られるが、この混成酒に水または湯を
混合することによって、混成酒の色彩をオレンジ色から
バイオレット色に変化させることができるようになり、
従って、色彩の変化を楽しむことができるようになると
いう効果が得られる。又、透明な弱酸性の蒸留酒に、コ
チニ−ル色素を添加混合して該色素の添加量が多いの
で、長期間に亘ってオレンジ色を保持することができ、
水又は湯で割ることにより色彩の変化を楽しむことがで
きる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明な弱酸性の蒸留酒に、コチニ−ル色
    素を添加混合してオレンジ色に着色したことを特徴とす
    る混成酒。
JP18490399A 1999-06-30 1999-06-30 混成酒 Pending JP2001008677A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18490399A JP2001008677A (ja) 1999-06-30 1999-06-30 混成酒

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18490399A JP2001008677A (ja) 1999-06-30 1999-06-30 混成酒

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001008677A true JP2001008677A (ja) 2001-01-16

Family

ID=16161355

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18490399A Pending JP2001008677A (ja) 1999-06-30 1999-06-30 混成酒

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001008677A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008161057A (ja) * 2006-12-26 2008-07-17 Nagasaki Oshima Jozo Co Ltd 着色混成酒

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008161057A (ja) * 2006-12-26 2008-07-17 Nagasaki Oshima Jozo Co Ltd 着色混成酒

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001008677A (ja) 混成酒
KR20020010528A (ko) 풍미유용 증량제 및 이와 함께 제조되는 농축 음료 및 음료
JP2002191349A (ja) 混成酒
US20090269451A1 (en) Fluorescent liquor and soda coloring composition and production method
JPS6228662B2 (ja)
US11350651B2 (en) Indian gooseberry extract as a natural color stabilizer for beverages
ES2641054B1 (es) Procedimiento de preparación de una bebida y producto obtenido
RU2093556C1 (ru) Композиция ингредиентов для напитка винного "палийский сувенир"
RU2156796C1 (ru) Вино виноградное крепкое красное
RU2154096C2 (ru) Слабоалкогольный напиток
RU2065279C1 (ru) Композиция ингредиентов для безалкогольного газированного тонизирующего напитка "панта-прима"
JPS6363371A (ja) 混成酒
RU2101345C1 (ru) Композиция ингредиентов для водки особой "уссури"
RU2064488C1 (ru) Композиция ингредиентов для ликера "лада"
JP2008161057A (ja) 着色混成酒
RU2154094C2 (ru) Слабоалкогольный напиток
RU2160772C1 (ru) Водка особая "дядя ваня ржаная"
RU2154093C2 (ru) Слабоалкогольный напиток
RU2164934C2 (ru) Слабоалкогольный коктейль
RU2154099C2 (ru) Слабоалкогольный напиток
RU2058385C1 (ru) Настойка сладкая "малиновый аромат"
RU2041936C1 (ru) Композиция ингредиентов для горькой настойки "мстинская"
RU2139338C1 (ru) Способ производства наливки "юрьевская"
RU2155219C1 (ru) Напиток винный
RU2088653C1 (ru) Водка "чарка"

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060629

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070501

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090304

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090625