JP2001008296A - 補聴器 - Google Patents

補聴器

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JP2001008296A
JP2001008296A JP11175163A JP17516399A JP2001008296A JP 2001008296 A JP2001008296 A JP 2001008296A JP 11175163 A JP11175163 A JP 11175163A JP 17516399 A JP17516399 A JP 17516399A JP 2001008296 A JP2001008296 A JP 2001008296A
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JP11175163A
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Inventor
Yoshiaki Henmi
好章 逸見
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KOIZUMI COMP KK
KOIZUMI COMPUTER KK
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KOIZUMI COMP KK
KOIZUMI COMPUTER KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 難聴者がテレビ放送を聴視する際に健常者に
うるさく感じさせることなく、好適な音質と音量で音声
を聴取し得る補聴器を提供する。 【解決手段】 テレビ受像機のオーディオ出力端子から
音声信号を得る音声信号取得手段1,2と、該得た音声
信号の音質を調整する音質調整手段52,53と、該音
質調整した音声信号の大きさを調整する音量調整手段5
4と、使用者の耳部に装着可能に形成され、上記大きさ
を調整された音声信号を音声に変換し、該変換した音声
を該耳部に伝達する音声伝達手段とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、難聴者や高齢者が
使用する補聴器に係り、特に、補聴器の利用者がテレビ
放送の音声等を聴取するのに好適な補聴器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に普及している補聴器は、マイクロ
フォンで集音した音声を難聴者がイヤホン等で聴取する
際に、その音質や音量を聴取し易いレベルに調整可能と
するもので、この一例として、図5に示すような補聴器
60が知られている。
【0003】この補聴器60は、本体ケース61の上部
61aに電源スイッチ62、音質調整用のボリューム6
3、音量調整用のボリューム64およびイヤホン用ジャ
ック65を配設している。また、本体ケース61内にマ
イクロフォン67、アンプ、電気回路および電池等を内
蔵してある。
【0004】この補聴器60を使用する際は、利用者が
ポケットに収納する等して携帯し、ジャック65にプラ
グ66aを差込接続したイヤホン66を耳に装着してお
く。
【0005】そして、電源スイッチ62をオンにする
と、マイクロフォン67で集音された音声が音声信号に
変換され、アンプにより所要のレベルまで増幅される。
【0006】さらに、この音声信号が音質調整用および
音量調整用ボリューム63,64の設定操作に応じたレ
ベルに調整された後、イヤホン66側に送出される。こ
れにより、難聴者や高齢者(以下、単に難聴者という)
に好適な音質および音量で音声を聴取することができる
というものである。
【0007】
【発明が解決しょうとする課題】ところで、上記従来の
補聴器60は、ボリューム63,64を調整することに
より、難聴者が聴取し易いレベルに音量を大きくするこ
とができるが、この補聴器60の利用者と健常者とが同
一の音源からの音声を聴取する際に不具合が生じてい
た。
【0008】例えば、両者がテレビ受像機で放送番組を
聴視する場合、通常、テレビ受像機からある程度離れた
場所で聴視するため、健常者に合わせて、テレビ受像機
側の音声を通常レベルにすると、難聴者が補聴器60側
のボリューム64を操作してイヤホン66側の音量を大
きくすることになる。
【0009】このときは、補聴器60のマイクロフォン
67で集音される音声が全て増幅されてイヤホン66か
ら放音されるため、ドアを閉めるときの音や人が歩く際
に生じる日常的な音まで大きい雑音として難聴者の耳に
入り、この種の補聴器60を利用する難聴者が不快を感
じる。
【0010】一方、難聴者に合わせてテレビ受像機側の
スピーカから放音される音声を大きくすると、健常者に
はテレビ放送の音声がうるさく聞こえるという問題があ
った。
【0011】本発明は、上記課題に鑑みて創案されたも
ので、難聴者がテレビ放送を聴視する際に健常者にうる
さく感じさせることなく、好適な音質と音量で音声を聴
取し得る補聴器を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のうち請求項1に記載の発明は、テレビ受像
機のオーディオ出力端子から音声信号を得る音声信号取
得手段と、該得た音声信号の音質を調整する音質調整手
段と、該音質調整した音声信号の大きさを調整する音量
調整手段と、使用者の耳部に装着可能に形成され、上記
大きさを調整された音声信号を音声に変換し、該変換し
た音声を該耳部に伝達する音声伝達手段とを備えたこと
を特徴としている。
【0013】また、請求項2に記載の発明は、上記音声
信号取得手段が、上記オーディオ出力端子に接続する接
続端子と、該接続端子から入力される上記音声信号を光
または赤外線信号に変換して送信する送信手段と、該送
信された光もしくは赤外線信号を音声信号に戻して上記
音質調整手段に出力する受信手段とを有してなることを
特徴としている。
【0014】また、請求項3に記載の発明は、上記信号
取得手段が、上記オーディオ出力端子から第1、第2の
音声信号を得るものであり、該得た第1、第2の音声信
号の大きさをそれぞれ調整する左右バランス調整手段を
有し、上記音質調整手段及び上記音量調整手段が上記左
右バランス調整手段で調整された第1、第2の音声信号
を音質調整及び大きさ調整するものであり、かつ、上記
音声伝達手段が、上記音量調整手段から入力される第
1、第2の音声信号をそれぞれ音声に変換して使用者の
左右の耳部に伝達するものであることとしている。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図示例を参照しながら説明する。
【0016】図1は、本発明に係る補聴器の送信機の概
観を示す斜視図、図2は、同補聴器の受信機の概観を示
す斜視図である。
【0017】図1、図2に示すように、この補聴器は、
送信機1と受信機2とからなり、図示省略したテレビ受
像機に送信機1を接続して、この送信機1から送信され
る信号を受信機2側で受信することにより、ヘッドホン
にてテレビ放送の音声を聴取可能な構成となっている。
【0018】送信機1は、本体ケース3に差込ジャック
4を設け、本体ケース3内に図3に示す電気回路や発光
ダイオード(LED)38,39等を搭載した配線基板
を内蔵している。
【0019】本体ケース3は、全体が略半円形状で、前
部側3aを半円形とする一方、後部側3bは偏平面とし
ており、合成樹脂材等にて形成されている。なお、半円
形の前部側3aのみ光透過性の材料で形成してあり、こ
の前部側3aに向けて左右1対の発光ダイオード38,
39が配置されている。
【0020】また、本体ケース3の後部側3bには、ジ
ャック4および貫通孔101を設けている。ジャック4
には、商用交流電圧を直流低電圧に変換するアダプタの
コードに取り付けられたプラグが差込接続され、アダプ
タからの直流低電圧を図3に示す電源回路40側に送出
するようになっている。
【0021】貫通孔101には、図示省略したオーディ
オ入力端子に接続されたコード5が挿通されている。そ
して、このコード5に設けられたピンプラグ5aをテレ
ビ受像機のジャックに差込接続すると、このテレビ受像
機側のオーディオ出力端子から出力される音声信号が送
信機1側のオーディオ入力端子を介して図3に示すLチ
ャンネルプリアンプとRチャンネルプリアンプとにそれ
ぞれ伝送されるようになっている。
【0022】受信機2は、本体ケース6に複数のスイッ
チ7,8やつまみ部10,15等を配設し、本体ケース
6内に図4に示す電気回路およびフォトダイオード41
等を搭載した配線基板を内蔵している。
【0023】本体ケース6は、全体が略矩形状で、前部
側6aを半円形とする一方、後部側6bを偏平面として
おり、前記送信機1と同一の材料により形成されてい
る。なお、この前部側6aも、光透過性を有しており、
この前部側6aに向けてフォトダイオード41が配置さ
れている。
【0024】また、本体ケース6の後部側6bには、電
源スイッチ7、切換スイッチ8およびジャック9を設け
ている。
【0025】電源スイッチ7は、図4に示す如く電池B
を備えた電源回路57に接続されており、この電源スイ
ッチ7をオン側に切換操作すると、電源回路57からの
出力電圧が回路各部に送出されるようになっている。
【0026】切換スイッチ8は、ジャック9側に設けた
1対の出力端子に接続されており、この切換スイッチ8
をステレオ側に切換操作すると、図4のパワーアンプ5
5,56からの音声信号が1対の出力端子に送出され、
モノラル側に切換操作すると、パワーアンプ55からの
音声信号が出力端子の一方に送出される。
【0027】なお、ジャック9には、図示省略したヘッ
ドホンのコードに設けられたプラグが差込接続される。
【0028】前記本体ケース6の上面6cには、音量調
整用のつまみ部10、音質調整用の操作部13,14お
よび利得調整用のつまみ部15が配設されている。
【0029】つまみ部10は、本体ケース6の上面6c
に回動自在に取り付けられており、下端に設けた可動接
点を図4に示すバランス調整回路51の可変抵抗r1 に
摺接させている。このつまみ部10は、左または右方向
に回動操作すると、可変抵抗r1 の抵抗値を可変できる
ようになっている。
【0030】操作部13,14は、本体ケース6の上面
6cに形成された2本のガイド孔11,12に摺動自在
に配設されており、各下端に設けた可動接点を図4に示
す音質調整回路52,53の各可変抵抗r2 ,r3 にそ
れぞれ摺接させている。この操作部13,14は、ガイ
ド孔11,12に沿ってスライド操作すると、各可変抵
抗r2 ,r3 の抵抗値を可変することができる。
【0031】つまみ部15は、前記つまみ部10の近傍
に回動自在に取り付けられており、下端に設けた可動接
点を図4に示す利得調整回路54の可変抵抗r4 に摺接
させている。このつまみ部15も、左または右方向に回
動操作するに応じて可変抵抗r4 の抵抗値を可変できる
ものである。
【0032】図3は、上記送信機の電気回路の構成を示
すブロック線図である。
【0033】同図において、31はLチャンネルプリア
ンプ、32はRチャンネルプリアンプであり、テレビ受
像機のオーディオ出力端子から前記ジャック4およびコ
ードを介してそれぞれ送出されてくる音声信号L1 , R
1 を信号処理に必要なレベルまで増幅して出力する。
【0034】33は自動レベル調整回路(ALC)であ
り、LチャンネルおよびRチャンネルのプリアンプ3
1,32からそれぞれフィードバックされる出力信号L
2,R2を用いて両アンプ31,32の増幅度を所定レベ
ルに制御する。
【0035】34,35は電圧制御発振器(VCO)で
あり、それぞれ所定周波数の搬送波を発振して、この搬
送波に前記各プリアンプ31,32から送出されてくる
音声信号L2,R2 を重畳することにより伝送信号L3,R
3 を出力する。
【0036】36,37はLEDドライバーであり、そ
れぞれ前記各VCO34,35からの伝送信号L3,R3
を受けて、この伝送信号L3,R3 に応じたパルス伝送信
号L4,R4 を出力する。
【0037】38,39は発光ダイオードであり、それ
ぞれ前記LEDドライバー36,37からのパルス伝送
信号L4,R4 を受けて赤外光を発光することにより赤外
線信号をそれぞれ送信する。57は電源回路であり、前
記アダプタから送出されてくる直流低電圧を受けて、L
ED38,39および回路各部に供給する。
【0038】図4は、上記受信機の電気回路の構成を示
すブロック線図である。
【0039】同図において、41はフォトダイオードで
あり、前記送信機1の発光ダイオード38,39からの
赤外光を受光すると、その赤外線信号を伝送信号LRに
変換して出力する。
【0040】42は高周波増幅回路(RFアンプ)であ
り、前記フォトダイオード41からの伝送信号LRを受
けて、これをアナログ信号に戻し、増幅し、かつLチャ
ンネルおよびRチャンネルの信号L5,R5 に分離して出
力する。
【0041】43,44はバンド・パス・フィルタ(B
PF)であり、それぞれRFアンプから送出されてくる
各伝送信号L5,R5 に含まれるノイズを除去して出力す
る。
【0042】45,46はアンプであり、それぞれ各B
PF43,44から送出されてくる伝送信号L5,R5 を
信号処理に必要な所定レベルまで増幅して出力する。
【0043】47,48は検波回路であり、それぞれ各
アンプ45,46からの伝送信号L5,R5 を受けて、音
声信号L6,R6 を抽出して出力する。
【0044】49,50はプリアンプであり、それぞれ
各検波回路47,48から送出されてくるLチャンネル
の音声信号L6 、Rチャンネルの音声信号R6 を増幅し
て出力する。
【0045】51はバランス調整回路であり、その可変
抵抗r1 の抵抗値が図2に示すつまみ部10で可変され
るに応じてLチャンネルの音声信号L6 またはRチャン
ネルの音声信号R6 のレベルを調整する。難聴者は耳の
左右で難聴度が異なる場合があるが、これにより、その
難聴度に応じて左右の音量を調整することができる。
【0046】52,53はイコライザを構成する音質調
整回路であり、その各可変抵抗r2,r3 の抵抗値が図
2に示す各操作部13,14のスライド操作によって可
変されるに応じて、LチャンネルまたはRチャンネルの
音質をそれぞれ調整する。
【0047】すなわち、音質は、音の高さに対する音の
強度分布であって、このイコライザの調整により低音域
から高音域までの音の強度分布を可変し、全体の音量を
変えずに低音または高音を強調することができる。
【0048】例えば、高齢の難聴者の場合、3KHz付
近の高音域が特に聴取し難いことが知られているが、こ
のイコライザの調整によって高音の聴取を容易にでき
る。
【0049】54は利得調整回路であり、その可変抵抗
r4 の抵抗値が図2に示すつまみ部15で可変されるに
応じて音質調整回路52,53からそれぞれ出力される
音声信号L6,R6 のレベルを調整する。
【0050】55,56はパワーアンプであり、それぞ
れ利得調整回路54から送出されてくる音声信号L6,R
6 を増幅して、図2に示すジャック9側の出力端子に送
出する。57は電源回路であり、内蔵電池Bの出力電圧
を前記各種アンプを含む回路各部に供給する。
【0051】次に、上記補聴器を使用する場合の動作に
ついて、図1〜図4を用いて説明する。
【0052】この補聴器の使用に際しては、利用者がテ
レビ受像機のジャックに送信機1側のプラグ5aを差込
接続した後、テレビ放送を聴視する場所で受信機2の前
部側6aを送信機1の前部側3aに向けておく。
【0053】そして、利用者がリモコン等の操作により
電源スイッチをオンにしてテレビ受像機を動作させる
と、オーディオ出力端子から音声信号が出力され、送信
機1側のオーディオ入力端子を介してLチャンネルおよ
びRチャンネルのプリアンプ31,32にそれぞれ導入
される。
【0054】このプリアンプ31,32が、音声信号L
1,R1 を所定レベルまで増幅すると、VCO34,35
によって搬送波に音声信号がそれぞれ重畳され、伝送信
号L3,R3 としてLEDドライバー36,37側に送出
される。
【0055】このLEDドライバー36,37は、アナ
ログ信号を音声信号の内容に応じて符号化しパルス伝送
信号L4,R4 としてそれぞれ出力することにより、各発
光ダイオード38,39を駆動させる。この発光ダイオ
ード38,39が、駆動信号L4,R4 を受けて赤外光を
発光すると、赤外線信号が受信機2側に送信される。
【0056】この受信機2のフォトダイオード41が赤
外線信号を受信すると、その伝送信号LRがRFアンプ
42によりアナログ信号に戻されかつ増幅されるととも
にLチャンネルおよびRチャンネルの信号に分離され
る。
【0057】そして、BPF43,44によりLチャン
ネルおよびRチャンネルの各伝送信号L5,R5 に含まれ
るノイズがそれぞれ除去され、さらに、アンプ45,4
6で増幅される。また、検波回路47,48にて伝送信
号L5,R5 からLチャンネルとRチャンネルの音声信号
L6,R6 のみがそれぞれ抽出される。
【0058】この音声信号L6,R6 は、プリアンプ4
9,50で増幅された後、バランス調整回路51によっ
てLチャンネルおよびRチャンネルのバランスが調整さ
れる。これにより、耳の左右で難聴度が異なる場合に
も、その難聴度に合わせて左右の音量を調整することが
できる。さらに、この音声信号L6,R6 は、音質調整回
路52,53により難聴者が聴取し難い高音を強調する
ように音質調整されてから、利得調整回路54にて適正
レベルに利得調整される。
【0059】この後、LチャンネルおよびRチャンネル
の音声信号L6,R6 が、パワーアンプ55,56で増幅
されてジャック9側の出力端子にそれぞれ送出される。
よって、ヘッドホンのスピーカからは、前記各つまみ部
10,15や操作部14,14で調整された音量と音質
でステレオの音声が放音される。
【0060】これにより、補聴器のヘッドホンでテレビ
放送を聴視する難聴の利用者は、テレビ受像機から相当
に離れた場所であっても、周囲の雑音に影響されること
なく最適の音量と音質で音声を聴取することができる。
【0061】例えば、健常者と難聴者とが共にテレビ放
送を聴視するような場合、テレビ受像機側のスピーカか
ら放音される音声を難聴者に合わせて大きくせず、通常
レベルの音量に調整できるから、健常者はスピーカの音
声をうるさく感じることなく聴取できる。
【0062】また、補聴器側のヘッドホンから放音され
る音声は、高齢者や難聴者が聴取し難い音域を強調する
ことができるので、ドアを閉めるときの音や人が歩く際
に生じる音等が大きな雑音として難聴者の耳に入ること
がなくなる。また、難聴者が、左右の耳の難聴度に合わ
せてステレオ放送を聴視することができる。
【0063】なお、上記実施の形態においては、テレビ
受像機に送信機1を接続し、この送信機1から送信され
る赤外線信号を受信機2側で受信することにより、ヘッ
ドホンでテレビ放送の音声を聴取可能としたが、送信機
1と受信機2とを一体化し、赤外線信号の送受を行わず
にテレビ受像機から送出されるテレビ放送の音声を調整
してヘッドホンにより聴取する構成としてもよい。
【0064】また、補聴器にヘッドホンを接続してステ
レオの音声を聴取する場合について説明したが、ジャッ
クにイヤホンを差込接続することにより、モノラルで音
声を聴取することもできる。
【0065】また、上記ヘッドホンやイヤホンの他に、
難聴者の耳骨にスピーカ部分を接するタイプの補聴器に
も適用し得ることは勿論である。
【0066】また、上記実施の形態では、オーディオ端
子からステレオ信号が入力される場合を説明したが、オ
ーディオ端子からモノラル信号が入力される場合にも同
様に使用することができ、その場合でも、使用者の左右
の耳の難聴度に応じて音量調整をすることができる。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち請求
項1に記載の発明は、テレビ受像機のオーディオ出力端
子から得た音声信号の音質を調整し、さらに、この音声
信号の大きさを調整した後で音声に変換し耳部に伝達す
る構成となっているので、健常者と難聴者とが共にテレ
ビ放送を聴視する場合、補聴器側の音声を難聴者に好適
な音質および音量に調整することが可能となり、従来の
ように、テレビ受像機側のスピーカから放音される音声
を難聴者に合わせて大きくせずにテレビ放送を聴視でき
るうえ、日常生活で生じる音が大きな雑音として難聴者
の耳に入ることがなくなるため、高齢者や難聴者が不快
を感じていた問題が解消される効果がある。
【0068】また、請求項2に記載の発明は、音声信号
取得手段がオーディオ出力端子に接続する接続端子から
入力される音声信号を光または赤外線信号に変換して送
信し、受信手段が受信した光もしくは赤外線信号を音声
信号に戻して音質調整手段に出力するので、テレビ受像
機を聴視する場合のように、音源から相当に離れた場所
で音声を聴取する場合でも、難聴者に好適な音質および
音量に調整して音声を聴取することができる利点があ
る。
【0069】また、請求項3に記載の発明は、オーディ
オ出力端子から第1、第2の音声信号を得るとともに、
その第1、第2の音声信号の大きさをそれぞれ調整し、
その調整された第1、第2の音声信号を音質調整及び大
きさ調整した後音声に変換して使用者の左右の耳部に伝
達するようにしているので、難聴者が、左右の耳の難聴
度に合わせてステレオ放送を聴視することができる利点
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る補聴器の送信機の概
観を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る補聴器の受信機の概
観を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る送信機の電気回路の
構成を示すブロック線図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る受信機の電気回路の
構成を示すブロック線図である。
【図5】従来の補聴器の概観を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 送信機側 2 受信機側 3 本体ケース 3a 前部側 3b 後部側 4 ジャック 5 コード 5a ピンプラグ 6 本体ケース 6a 前部側 6b 後部側 6c 上面 7 電源スイッチ 8 切換スイッチ 9 ジャック 10 つまみ部 11 ガイド孔 12 ガイド孔 13 操作部 14 操作部 15 つまみ部 31 Lチャンネルプリアンプ 32 Rチャンネルプリアンプ 33 ALC 34 VCO 35 VCO 36 LEDドライバー 37 LEDドライバー 38 発光ダイオード 39 発光ダイオード 40 電源回路 41 フォトダイオード 42 RFアンプ 43 BPF 44 BPF 45 アンプ 46 アンプ 47 検波回路 48 検波回路 49 プリアンプ 50 プリアンプ 51 バランス調整回路 52 音質調整回路 53 音質調整回路 54 利得調整回路 55 パワーアンプ 56 パワーアンプ 57 電源回路 60 補聴器 61 本体ケース 61a 上部 62 電源スイッチ 63 音質調整用ボリューム 64 音量調整用ボリューム 65 ジャック 66 イヤホン 66a プラグ 67 マイクロフォン 101 貫通孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テレビ受像機のオーディオ出力端子から
    音声信号を得る音声信号取得手段と、 該得た音声信号の音質を調整する音質調整手段と、 該音質調整した音声信号の大きさを調整する音量調整手
    段と、 使用者の耳部に装着可能に形成され、上記大きさを調整
    された音声信号を音声に変換し、該変換した音声を該耳
    部に伝達する音声伝達手段とを備えた補聴器。
  2. 【請求項2】 上記音声信号取得手段は、上記オーディ
    オ出力端子に接続する接続端子と、該接続端子から入力
    される上記音声信号を光または赤外線信号に変換して送
    信する送信手段と、該送信された光もしくは赤外線信号
    を音声信号に戻して上記音質調整手段に出力する受信手
    段とを有してなることを特徴とする請求項1に記載の補
    聴器。
  3. 【請求項3】 上記信号取得手段は上記オーディオ出力
    端子から第1、第2の音声信号を得るものであり、 該得た第1、第2の音声信号の大きさをそれぞれ調整す
    る左右バランス調整手段を有し、 上記音質調整手段及び上記音量調整手段は上記左右バラ
    ンス調整手段で調整された第1、第2の音声信号を音質
    調整及び大きさ調整するものであり、 かつ、上記音声伝達手段は、上記音量調整手段から入力
    される第1、第2の音声信号をそれぞれ音声に変換して
    使用者の左右の耳部に伝達するものであることを特徴と
    する請求項1又は2記載の補聴器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008125113A (ja) * 2000-10-03 2008-05-29 Freesystems Pte Ltd 内容の無線ダウンロードを許容する非接続パーソナル・オンディマンド・オーディオ・エンターテイメント・デバイス
CN114422926A (zh) * 2022-01-21 2022-04-29 深圳市婕妤达电子有限公司 一种具有自适应调节功能的降噪助听器

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