JP2001006834A - ソケット及びコネクタ - Google Patents

ソケット及びコネクタ

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JP2001006834A
JP2001006834A JP35163399A JP35163399A JP2001006834A JP 2001006834 A JP2001006834 A JP 2001006834A JP 35163399 A JP35163399 A JP 35163399A JP 35163399 A JP35163399 A JP 35163399A JP 2001006834 A JP2001006834 A JP 2001006834A
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socket
semiconductor component
component
insert
positioning
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JP35163399A
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Shigeru Matsumura
茂 松村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気的部品を装着するために必要な力が小さ
く、耐久性が高く、かつ電気的部品を容易に交換するこ
とができるソケットを提供すること。 【解決手段】 電気的端子12に接触する接触部31
と、半導体部品10をソケットに挿入する操作に基づい
て、接触部31を電気的端子12の方向へ移動させる移
動機構とを備えた。移動機構は、半導体部品10が装着
されていない場合に、接触部31を半導体部品10の装
着位置から遠ざけておく可動隔離部材40を有してもよ
い。半導体部品10をソケットに装着することにより収
縮され、可動隔離部材40を半導体部品10の方向へ押
圧するバネ50を更に備えてもよい。半導体部品10
は、両面に複数の電気的端子12を有するRIMMタイ
プの半導体モジュールであり、複数の電気的端子12に
それぞれ接触する複数の接触部31を備えてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気的部品を装着
するソケット及び、当該ソケットと、電気的端子を有す
る半導体部品を保持するインサートと有するコネクタに
関する。特に本発明は、電気的部品を容易かつ確実に装
着すると共に、前記電気的部品の抜き差しに対する耐久
性が高いソケット及びコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】電気部品の一例としての半導体部品を装
着するソケットは、半導体部品の電気的端子に接触する
接触部と、この接触部を電気的端子に押し当てる押圧機
構とを有する。これらのソケットは、次の2種類のタイ
プに分類することができる。即ち、半導体部品をソケッ
トに挿入する工程によって、半導体部品が前記接触部を
前記押圧機構へ押し戻すノンゼロインサーションフォー
スタイプのソケットと、半導体部品をソケットに挿入す
る工程によって、前記半導体部品が前記接触部を前記押
圧機構へ押し戻さないゼロインサーションフォースタイ
プのソケットである。
【0003】ゼロインサーションフォースタイプのソケ
ットに対しては、半導体部品を小さい力で装着すること
ができる。しかしながら、ゼロインサーションフォース
タイプのコネクタにおいては、半導体部品をソケットに
装着したのみでは接触部が電気的端子に接触しない。そ
こでゼロインサーションフォースタイプのソケットは通
常、接触部を半導体部品の電気的端子に押圧させるレバ
ー等の機構を有する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ノンゼ
ロインサーションフォースタイプのソケットは、接触部
が半導体部品にこすりつけられるので、半導体部品の電
気的端子表面へのキズが大きくまた接触部が摩耗する。
このため半導体部品の抜き差しに対する耐久性が小さ
い。特に、多数の半導体部品を繰り返し検査する半導体
試験装置においては、耐久性の小ささが大きな問題とな
る。
【0005】一方ゼロインサーションフォースタイプの
ソケットにおいては、接触部が電気的端子に接触する際
に接触部と電気的端子とがこすり合わされないので、ソ
ケットの耐久性を高めることができる。しかしながら、
接触部と電気的端子とがこすり合わされる動作(ワイピ
ング動作と呼ぶ)が行われないので、例えば電気的端子
の表面が酸化していた場合や電気的端子の表面にゴミが
付着していた場合に、接触部が電気的端子に確実に接触
することができない。また、半導体部品を取り付けるた
めにレバーを移動させるという工程が必要なので、装置
側の駆動機構が複雑になり多数の半導体部品を繰り返し
試験する場合には、試験時間が長くなるという欠点を有
する。そこで本発明は、上記の課題を解決することので
きるソケット及びコネクタを提供することを目的とす
る。この目的は特許請求の範囲における独立項に記載の
特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本発
明の更なる有利な具体例を規定する。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の第1の形
態におけるソケットは、電気的端子に接触する接触部
と、電気的部品をソケットに挿入する操作に基づいて、
接触部を電気的端子の方向へ移動させる移動機構とを備
えた。移動機構は、電気的部品が装着されていない場合
に、接触部を電気的部品の装着位置から遠ざけておく可
動隔離部材を有してもよい。電気的部品をソケットに装
着することにより収縮され、可動隔離部材を電気的部品
の方向へ押圧するバネを更に備えてもよい。電気的部品
は、両面に複数の電気的端子を有するRIMMタイプの
半導体モジュールであり、複数の電気的端子にそれぞれ
接触する複数の接触部を備えてもよい。
【0007】接触部を電気的端子の方向へ押圧する押圧
部を更に備えてもよい。移動機構は、 電気的部品をソ
ケットに装着する装着動作により可動隔離部材を移動す
る機構を有し、押圧部は、可動隔離部材が移動すること
により接触部を電気的端子に接触させてもよい。装着動
作において、接触部は電気的部品の電気的端子をワイピ
ングしてもよい。これにより、接触部と電気的端子とを
電気的に確実に接触させることができる。接触部と押圧
部とを一体のピンとして構成してもよい。可動隔離部材
及びバネを保持するハウジングと、ピンを保持する、ハ
ウジングから取り外し可能な保持部材とを更に備えても
よい。これにより、容易にピンを交換することができ
る。ハウジングは、電気的部品が装着されていないとき
の接触部の位置と電気的部品の装着位置との間に設けら
れた、接触部を保護する保護部を有してもよい。これに
より、電気的部品を取り付け又は取り外す際に接触部が
電気的部品の不要な箇所に接触することを防ぎ、接触部
を保護することができる。
【0008】ピンの表面に設けられた、導電性を有する
導電層と、導電層を押圧部から絶縁する絶縁層とを更に
備えてもよい。これによりピンの電気的インピーダンス
を任意に設定することができる。導電層及び絶縁層は、
ピンにおいて、電気的部品の電気的端子及び可動隔離部
材に接触しない領域上に設けられていてもよい。これに
より、導電層及び絶縁層が摩耗することを防ぐことがで
きる。
【0009】電気的部品を当該ソケットの挿入すべき位
置に位置合わせする位置合わせ部を更に備えるようにし
てもよい。また、位置合わせ部は、電気的部品を挿入す
べき位置の周囲の少なくとも一部に当該位置に電気的部
品を呼び込むテーパー部を有するようにしてもよい。ま
た、電気的部品は、当該ソケットに対する位置合わせの
基準となる基準部を有し、位置合わせ部は、電気的部品
を挿入すべき位置に応じた位置に基準部にかみ合う基準
対応部を有するようにしてもよい。位置合わせ部は、電
気的部品を挿入すべき位置において、基準対応部を着脱
可能に保持する基準対応部保持部を更に有するようにし
てもよい。また、基準部は、電気的部品の種類によって
異なる位置に設けられており、基準対応部保持部は、複
数種類の電気的部品の各基準部にかみ合う位置に基準対
応部を保持可能であるようにしてもよい。
【0010】本発明の第1の形態におけるコネクタは、
電気的端子を有する半導体部品を保持するインサート
と、インサートに接続するソケットとを有するコネクタ
であって、インサートは、半導体部品を当該インサート
内の所定の位置に固定する位置固定部と、半導体部品を
ソケットに挿入すべく、インサートのソケットに対する
接続位置を決定する第1構造部とを備え、ソケットは、
インサートの第1構造部とかみ合う第2構造部と、電気
的端子に接触する接触部と、半導体部品をソケットに挿
入することに基づいて、接触部を電気的端子の方向へ移
動させる移動機構とを備えることを特徴とする。
【0011】位置固定部は、半導体部品の対向する所定
の一組の面を挟み込む挟み込み部を有するようにしても
よい。半導体部品は、当該半導体部品の位置合わせの基
準となる基準部を有し、位置固定部は、半導体部品を挿
入すべき位置に応じた位置に基準部にかみ合う基準対応
部を有するようにしてもよい。
【0012】本発明の第1の形態におけるコネクタは、
電気的端子を有する半導体部品を保持するインサート
と、インサートに接続するソケットとを有するコネクタ
であって、インサートは、半導体部品を当該インサート
内で移動可能に保持する保持部と、当該インサートのソ
ケットに対する接続位置を決定する第1構造部とを備
え、ソケットは、インサートの第1接続部とかみ合う第
2接続部と、半導体部品を当該ソケットの挿入すべき位
置に位置合わせする位置合わせ部と、電気的端子に接触
する接触部と、半導体部品をソケットに挿入することに
基づいて、接触部を電気的端子の方向へ移動させる移動
機構とを備えることを特徴とする。
【0013】半導体部品は、当該ソケットに対する位置
合わせの基準となる基準部を有し、位置合わせ部は、半
導体部品を挿入すべき位置において基準部にかみ合う基
準対応部を有するようにしてもよい。また、位置合わせ
部は、半導体部品を挿入すべき位置において基準対応部
を着脱自在に保持する基準対応部保持部を更に有するよ
うにしてもよい。基準部は、半導体部品の種類によって
異なる位置に設けられており、基準対応部保持部は、複
数種類の半導体部品の各基準部にかみ合う位置に基準対
応部を保持可能であるようにしてもよい。なお上記の発
明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したもの
ではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションも又
発明となりうる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を通じて
本発明を説明するが、以下の実施形態はクレームにかか
る発明を限定するものではなく、又実施形態の中で説明
されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に
必須であるとは限らない。
【0015】図1A〜図1Cは、本発明の実施形態にお
けるソケットの一例を示す3面図である。電気的部品の
一例としての半導体部品10が、ソケットに垂直に挿入
される。本実施形態における半導体部品10は、RIM
M(Rambus Inline MemoryModule)タイプの半導体メモ
リモジュールであり、両面に複数の電気的端子12を有
する。ここで、本発明における電気的部品は、このよう
な形態に限定されるものではなく、例えば、メモリ等の
半導体部品に限られず、ケーブルのコネクタや、モデム
カード、ISDNカード、フラッシュメモリカード、ス
マートメディア等のICカードや、電源プラグ等であっ
てもよい。
【0016】図2は、挿入した半導体部品10がソケッ
トに接触した瞬間の様子を示す図である。図2(A)
は、挿入した半導体部品10がソケットに接触した瞬間
の様子を示す断面図であり、図2(B)は、ソケットの
一部の斜視図である。本発明のソケットは、ハウジング
20と、ハウジング20に支持された保持ユニット38
と、保持ユニット38に取り付けられた複数のピン34
と、ピン34の表面に設けられた導電層33、36と、
導電層33、36及びピン34の間に設けられたエポキ
シ樹脂等の隔離層を備える。ピン34と導電層33、3
6は、不図示の隔離層を介して容量結合するので、導電
層33、36により高周波伝導路の表面積が大きくな
る。このため、高周波に対するピン34の電気的インピ
ーダンスを任意に設定することができる。
【0017】各ピン34は、半導体部品10の電気的端
子12に接触する接触部31と、接触部31を電気的端
子12の方向へ押圧する押圧部32とを有する。ソケッ
トはまた、半導体部品10をソケットに挿入する操作に
基づいて、接触部31を電気的端子12の方向へ移動さ
せる移動機構の一例として、可動隔離部材40と、バネ
50とを備える。可動隔離部材40及びバネ50はハウ
ジング20に支持されており、半導体部品10が装着さ
れていない場合に接触部31を半導体部品10の装着位
置から遠ざけておく。
【0018】ハウジング20における、半導体部品10
が装着されていないときの接触部31の位置と半導体部
品10の装着位置との間には、接触部31を保護する保
護部21が設けられている。すなわち、図2(B)に示
すように、保護部21は、半導体部品10が装着されて
いないときに、接触部31の外形より外側に位置するよ
うになっている。これにより、半導体部品10を取り付
け又は取り外す際に接触部31が半導体部品10の不要
な箇所に接触することを防ぎ、接触部31を保護するこ
とができる。
【0019】図3は、半導体部品10をソケットへ押し
入れることにより、接触部31が電気的端子12に接触
した様子を示す。半導体部品10をソケットに押し入れ
ると、可動隔離部材40が半導体部品10に押されて移
動する。このときバネ50が収縮されて可動隔離部材4
0を半導体部品10の方向へ押圧する。また押圧部32
は、可動隔離部材40が移動することにより接触部31
を電気的端子12に接触させる。
【0020】図4は、半導体部品10が更にソケットに
押し入れられ、ソケットに完全に装着された様子を示
す。図3から図4に至る装着動作において、接触部31
は半導体部品10の電気的端子12をワイピングする。
ここで、ワイピングとは、接しながら移動することをい
い、これによって電気的端子12が削られても、削られ
なくともよい。これにより、電気的端子12の表面に付
着した汚れ、油、及び酸化膜等が取り除かれるので、接
触部31と電気的端子12とを電気的に確実に接触させ
ることができる。
【0021】本実施形態における接触部31は電気的端
子12の一部しかワイピングしないので、従来のソケッ
トと比較すると接触部31の劣化を防止することができ
る。それでもなお、接触部31は電気的端子12の一部
をワイピングすることにより徐々に劣化する。そこで本
実施形態における保持部材38はハウジング20から取
り外すことができる。このため、保持部材38及びピン
34を容易に交換することができる。またピン34の導
電層33及び絶縁層は、半導体部品10の電気的端子1
2及び可動隔離部材40に接触しない領域上に設けられ
ているので、導電層33及び絶縁層が摩耗することを防
ぐことができる。
【0022】図5は、搬送キャリア(インサート)62
に保持させた半導体部品10をソケットに装着する様子
を示す。本実施形態では、ソケット自体は半導体部品1
0を保持せず、代わりに搬送キャリア62が半導体部品
10を保持している。搬送キャリア62には位置決めの
ためのガイド穴64が設けられており、ソケットには位
置決めのためのガイドピン26が設けられている。ガイ
ドピン26の先端及びガイド穴64の外口部には、テー
パー状の切り欠きを設けておくことが好ましい。これに
より、容易に半導体部品10及び搬送キャリア62をソ
ケットに呼び込むことができる。ここで、ガイドピン2
6は、ハウジング20から着脱できるようにしてもよ
い。これによって、ガイド穴64の外周との接触により
摩耗したガイドピン26を新しいガイドピン26へ交換
することができる。また、ガイドピン26の表面の少な
くとも一部を金属で覆うようにしてもよい。これによっ
て、ガイド穴64の外周との接触によるガイドピン26
の摩耗を適切に防ぐことができる。
【0023】多数の半導体部品10を順次ソケットに取
り付けて試験する場合には、短い時間で半導体部品10
を交換できることが好ましい。そこで、半導体部品10
を予め搬送キャリア62に保持させておく。搬送キャリ
ア62に保持させるためには、比較的長い時間を要する
が、他の半導体部品10を試験している間に予め次の半
導体部品10を搬送キャリア62に取り付けておくこと
により、短い周期で半導体部品10を試験することがで
きる。
【0024】図6は、半導体部品10をソケットに対し
て位置決めするための他の形態を示す。ソケットの上部
には、切り込まれた呼び込み部26が設けられている。
呼び込み部の上部内面には、テーパー部24が設けられ
ているので、ソケットの所定の装着位置に半導体部品1
0を容易に呼び込むことができる。
【0025】図7は、図6に示したソケットの断面図で
ある。例えばRIMMタイプの半導体モジュールには、
位置決め用の基準部の一例としての切り欠き14が設け
られている。そこで、切り欠き14にかみ合う基準対応
部の一例としての凸部22をソケットの内面に設けてお
く。これにより、半導体部品10を所望の装着位置に容
易に装着することができる。
【0026】図8は、本発明に係るソケットの使用例を
示す図である。図8(A)は、電気的部品の一例として
の電源プラグ60と、ソケットの一例としてのコンセン
ト62との構成を示す。また、図8(B)は、コンセン
ト62のソケット本体部65の詳細な構成を示す。ここ
で、図2に示す各部と、同様な機能要素には同一符号を
付す。電源プラグ60は、電気的端子の一例としてのプ
ラグピン64を複数(例えば、2本)有する。コンセン
ト62は、各プラグピン64と図示しない電源とを接続
するためのソケット本体部65を有する。
【0027】ソケット本体部65は、ハウジング20
と、ハウジング20に支持された保持ユニット38と、
保持ユニット38に取り付けられたピン34と、ピン3
4の表面に設けられた導電層33、36と、導電層3
3、36及びピン34の間に設けられたエポキシ樹脂等
の隔離層と、可動隔離部材40と、バネ50と、保護部
21とを備える。ピン34は、半導体部品10の電気的
端子12に接触する接触部31と、接触部31を電気的
端子12の方向へ押圧する押圧部32と有する。
【0028】コンセント62において、電源プラグ60
のプラグピン64がソケット本体部65の開口から挿入
され始めると、プラグピン64は接触部31に接触する
ことなく、可動隔壁部材40を押下する。さらに、プラ
グピン64が挿入されると、接触部31が徐々にプラグ
ピン64の方向に移動する。そして、プラグピン64が
所定の深さに達すると、接触部31がプラグピン64に
接触する。そして、さらに、プラグピン64が深く挿入
されると、接触部31がプラグピン64をワイピングす
る。したがって、接触部31の劣化を効果的に防止する
ことができるとともに、プラグピン64の劣化を防止す
ることができる。
【0029】図9は、本発明に係るソケットの他の使用
例を示す図である。図9(A)は、電気部品の一例とし
てのオスプラグ70と、ソケットの一例としてのメスプ
ラグ72との構成を示し、図9(B)は、メスプラグ7
2の断面図を示す。ここで、図2に示す各部と、同様な
機能要素には同一符号を付す。オスプラグ70は、電気
的端子の一例としての複数の電極74と、電極74を所
定の位置に保持する保持部材73とを有する。メスプラ
グ72は、前記各電極74と接触するためのソケット本
体部76を有する。
【0030】ソケット本体部76は、ハウジング20
と、ハウジング20に支持された保持ユニット38と、
保持ユニット38に取り付けられたピン34と、ピン3
4の表面に設けられた導電層33、36と、導電層3
3、36及びピン34の間に設けられたエポキシ樹脂等
の隔離層と、可動隔離部材40と、バネ50と、保護部
21とを備える。ピン34は、半導体部品10の電気的
端子12に接触する接触部31と、接触部31を電気的
端子12の方向へ押圧する押圧部32と有する。
【0031】メスプラグ72において、オスプラグ70
の保持部材73がソケット本体部76の開口から挿入さ
れ始めると、保持部材73は可動隔壁部材40を押下す
る。この時、各電極74は接触部31に接触することが
ない。さらに、保持部材73が挿入されると、接触部3
1が徐々に電極74の方向に移動する。そして、保持部
材73が所定の深さに達すると、接触部31が電極74
に接触する。そして、さらに、保持部材73が深く挿入
されると、接触部31が電極74をワイピングする。し
たがって、接触部31の劣化を効果的に防止することが
できるとともに、電極74の劣化も防止することができ
る。
【0032】図10は、本発明に係るソケットの更に他
の使用例を示す図である。図10(A)は、電気部品の
一例としてのICカード80と、ソケットの一例として
のカードコネクタ82とを示す斜視図であり、図10
(B)は、図10(A)のA−A線でのICカード80
及びカードコネクタ82の断面図を示す。ICカード8
0としては、例えば、モデムカード、ISDNカード、
フラッシュメモリカード、スマートメディア等がある。
ICカード80は、内部にIC等を有し、外部との信号
のやりとりを行うための電気的端子としての電極84を
有する。カードコネクタ82は、ソケット本体部86
と、ICカード80をソケット本体部86に導くための
カードガイド部88とを有する。ソケット本体部86
は、図2に示すソケットと同様な構成を有している。
【0033】カードコネクタ82において、カード80
がカードガイド部88に沿って、ソケット本体部86に
挿入され、ソケット本体部86で電極84が接触部と接
触される。ここで、ソケット本体部86が上記したソケ
ット又は図9に示したソケット本体部72と同様な構成
を有しているので、接触部の劣化を効果的に防止するこ
とができるとともに、電極84の劣化も防止することが
できる。
【0034】図11は、本発明に係るコネクタの構成を
示す図である。図11(A)は、インサート90の上面
図を示し、図11(B)は、インサート90の断面図を
示し、図11(C)は、ソケット100の正面図を示
し、図11(D)は、図11(C)におけるB−B線で
のソケット100の断面図を示す。コネクタは、半導体
部品10を保持するインサート90と、ソケット100
とを有する。インサート90は、矩形から逆台形が切り
取られた形状の一対の側壁90Cと、端壁90A及び9
0Bとを有し、これら側壁90C、端壁90A及び90
Bが一体化して形成されている。
【0035】端壁90A及び90Bの対向する壁面の下
部に、底壁96が形成されている。また、インサート9
0は、位置固定部及び挟み込み部の一例としてのバネ等
の弾性体93及び移動壁92を有する。移動壁92は、
弾性体93を介して端壁90Bに接続されており、端壁
90Bの底壁96上を移動できるようになっている。端
壁90A及び移動壁92の対向する壁面には、半導体部
品10を保持する保持溝90Dと、当該保持溝90Dに
半導体部品10を呼び込むテーパー90Eとが形成され
ている。移動壁92は、半導体部品10を上から抑えて
固定する上部固定部94を有している。
【0036】さらに、端壁90A及び90Bは、開口を
有する第1構造部としての位置決め孔98を有する。位
置決め孔98には、後述するソケット100に形成して
ある位置決めピン104が挿入されるようになってお
り、インサート90をソケット100に対して所定の位
置に位置決めできるようになっている。ソケット100
は、台座101と、ソケット本体102とを有する。ソ
ケット本体102は台座101上に保持される。ソケッ
ト本体102は、図2に示すソケットと同様な構成とな
っている。また、ソケット100は、インサート90の
位置決め孔98に挿入するための第2構造部の一例とし
ての位置決めピン104を有する。したがって、インサ
ート90をソケット100に対して所定の位置に位置決
めできるようになっている。
【0037】インサート90において、半導体部品10
を固定する場合には、移動壁92を端壁90B側に移動
させて固定して、端壁90A及び移動壁92の間の空間
が半導体部品10を挿入できるようにしておき、半導体
部品10を当該空間に挿入する。次いで、移動壁92の
移動を自由にすることにより、移動壁92が端壁90A
側に移動することとなり、その間に挿入された半導体部
品10を移動壁92及び端壁90Aが挟み込んで固定す
る。ここで、移動壁92及び端壁90Aは、テーパー9
0Eを有しているので、半導体部品10は、テーパー9
0Eにより保持溝90Dに呼び込まれて保持される。し
たがって、半導体部品10をインサート90における所
定の位置に正確に固定することができる。本実施形態で
は、さらに、上部固定部94により半導体部品10を上
から抑えて固定することができる。
【0038】本コネクタにおいて、半導体部品10をソ
ケット100に接続する場合には、上記したように半導
体部品10を固定させたインサート90をソケット10
0に接続すればよい。すなわち、インサート90とソケ
ット100とを、位置決め孔98及び位置決めピン10
4とがかみ合うように接続することにより、インサート
90及びソケット100が正確に位置決めされる。した
がって、インサート90上に正確に位置決めされて固定
された半導体部品10がソケット本体102の所定の位
置に短時間且つ正確に挿入される。また、ソケット本体
102が、図2に示す構成と同様なので、上記したよう
に、接触部の劣化を効果的に防止することができる。
【0039】図12は、本発明の他の形態に係るコネク
タの構成を示す図である。図12(A)は、インサート
110の上面図を示し、図12(B)は、インサート1
10の断面図を示し、図12(C)は、ソケット120
の正面図を示し、図12(D)は、図12(C)におけ
るC−C線でのソケット120の断面図を示す。コネク
タは、半導体部品10を保持するインサート110と、
ソケット120とを有する。インサート110は、矩形
から逆台形が切り取られた形状の一対の側壁110C
と、端壁110A及び110Bを有し、これら側壁11
0C、端壁110A及び110Bが一体化して形成され
ている。
【0040】端壁110A及び110Bの対向する壁面
の下部に、半導体部品10を下面から保持する底壁11
0Dが形成されている。対向する側壁110Cは、半導
体部品10を挿入すべき位置に応じた位置に、半導体部
品10の切り欠き14にかみ合う基準対応部の一例とし
ての凸部114を有する。端壁110Bは、半導体部品
10を上から抑えて固定する上部固定部112を有して
いる。
【0041】さらに、端壁110A及び110Bは、開
口を有する第1構造部としての位置決め孔116を有す
る。位置決め孔116には、後述するソケット120に
形成してある位置決めピン122が挿入されるようにな
っており、インサート110をソケット120に対して
所定の位置に位置決めできるようになっている。ソケッ
ト120は、台座121と、ソケット本体124とを有
する。ソケット本体124は台座121上に保持され
る。ソケット本体124は、図2に示すソケットと同様
な構成となっている。また、ソケット120は、インサ
ート110の位置決め孔116に挿入するための第2構
造部の一例としての位置決めピン122を有する。した
がって、インサート110をソケット120に対して所
定の位置に位置決めできるようになっている。
【0042】インサート110において、半導体部品1
0を固定する場合には、端壁110A及び110Bの間
の空間に半導体部品10を挿入して、半導体部品10を
上方から押下する。これにより、半導体部品10は、切
り欠き14がインサート110の凸部114にかみ合う
ようにインサート110内に位置決めされる。次いで、
このように、位置決めされた状態で、上部固定部112
により半導体部品10を上部から押さえつけて固定す
る。これにより、半導体部品10をインサート110に
おける所定の位置に正確に固定することができる。
【0043】本コネクタにおいて、半導体部品10をソ
ケット120に接続する場合には、上記したように半導
体部品10を固定させたインサート110をソケット1
20に接続すればよい。すなわち、インサート110と
ソケット120とを、位置決め孔116及び位置決めピ
ン122とがかみ合うように接続することにより、イン
サート110及びソケット120が正確に位置決めされ
る。したがって、インサート110上に正確に位置決め
されて固定された半導体部品10がソケット本体124
の所定の位置に短時間且つ正確に挿入される。また、ソ
ケット本体124が、図2に示す構成と同様なので、上
記したように、接触部の劣化を効果的に防止することが
できる。
【0044】図13は、本発明の他の形態に係るコネク
タのインサートの構成を示す図である。図13(A)
は、インサート130の上面図を示し、図13(B)
は、図13(A)におけるD−D線でのインサート13
0の断面図を示す。ここで、本実施形態では、半導体部
品10は、位置決め用の基準部の一例としての切り欠き
14を有するものとする。インサート130は、矩形か
ら逆台形が切り取られた形状の一対の側壁132を有
し、これら側壁132が端壁133A及び133Bで一
体化されている。これによって、インサート130内に
は、半導体部品10を収容するための収容空間134が
形成されている。側壁132、端壁133A及び133
Bは、例えば、合成樹脂で構成する。
【0045】端壁133A及び133Bは、収容空間1
34側に突出するボス部135を有する。各ボス部13
5には、半導体部品10を保持するための保持溝136
と、半導体部品10の下部の一部を保持する保持用底壁
137とが形成されている。収容空間34の下側は、ボ
ス部135の保持用底壁137以外の部分が貫通孔13
8となっている。したがって、端壁133A及び133
Bの保持用底壁137で保持される半導体部品10の電
気的端子12が、貫通孔138を通して下方に露出する
こととなる。
【0046】保持溝136は、半導体部品10の両側端
部がインサート130の上方から着脱自在に差し込まれ
ることが可能となっている。具体的には、保持溝136
の上方部分は、半導体部品10の両側端部を保持溝13
6内に案内するためのテーパ状ガイド溝142を有す
る。保持溝136は、保持する半導体部品10がわずか
に移動できるクリアランスを確保した構成となってい
る。
【0047】さらに、端壁133A及び133Bは、開
口を有する第1構造部としての位置決め孔141を有す
る。位置決め孔141には、後述するソケット150の
ソケットガイド152に形成してある位置決めピン15
6が挿入されるようになっており、インサート130を
ソケット150に対して所定の位置に位置決めできるよ
うになっている。
【0048】図14は、本発明の他の形態に係るコネク
タのソケットの構成を示す図である。図14は、半導体
部品を試験する試験装置において用いられるソケットを
示す。図14においては、テストヘッドベース148の
接地面に鉛直方向にZ軸を取り、Z軸に垂直な面におい
て互いに直行するX軸及びY軸を取るものとする。試験
装置用のテストヘッドベース148は、共通テスト基板
164を有する。共通テスト基板164上には、Y軸に
平行に複数の個別テスト基板166が接続される。各個
別テスト基板166上には、ソケット150が接続され
る。
【0049】ソケット150は、台座168と、ソケッ
ト本体153と、ソケットガイド152とを有する。ソ
ケット本体153は、Y軸に平行に形成されたソケット
溝151を有し、台座168上に保持される。ソケット
本体153は、図2に示すソケットと同様な構成となっ
ている。ソケットガイド152は、Y方向に長い貫通孔
154を有している。また、ソケットガイド152は、
位置決めピン157が台座168に形成された位置決め
孔158に挿入されるように、台座168上のソケット
本体153の周囲に装着される。ソケット本体153の
Y軸方向の両端とソケットガイド152との間には、逃
げ溝155が形成される。これら逃げ溝155には、イ
ンサート130の側壁133A及び133Bのボス部1
35が入り込みようになっている。また、ソケットガイ
ド152は、インサート130の位置決め孔141に挿
入するための第2構造部の一例としての位置決めピン1
56を有する。したがって、インサート130をソケッ
ト150に対して所定の位置に位置決めできるようにな
っている。
【0050】図15は、本発明の他の形態に係るコネク
タのソケット本体の断面図である。ソケット本体153
は、ピン34等の図2に示すソケットと同様な構成を有
している。なお、同図では、同様な部分の一部の図示を
省略している。ソケット本体153は、半導体部品10
を挿入した際に、半導体部品の切り欠き14が位置すべ
き位置に、当該切り欠き14にかみ合う基準対応部の一
例としての凸部22を備えた凸部ユニット170を有す
る。これにより、半導体部品10を所望の装着位置に容
易且つ正確に装着することができる。
【0051】凸部ユニット170は、基準対応部保持部
の一例としての台座168により着脱可能に保持されて
いる。このため、例えば、切り欠きのない半導体部品を
装着する際には、凸部ユニット170を取り外すことに
より、半導体部品を支障なくソケット本体153に装着
することができる。また、半導体部品10をソケット本
体153へ装着する際の位置決めの精度に応じて、精度
の異なる凸部22を有する凸部ユニット170を使い分
けるようにすることができる。
【0052】また、台座168は、凸部ユニット170
を取り外して、切り欠きの位置の異なる他の半導体部品
における切り欠きにかみ合う位置に凸部22を備えた他
の凸部ユニット171又は172を着脱可能に保持する
ことができる。したがって、切り欠きの位置の異なる複
数種類の半導体部品に対しても正確に位置決めしてソケ
ット本体153に装着することができる。
【0053】本実施形態のコネクタにおいて、半導体部
品10を保持したインサート130がソケット150に
接続される。ここで、インサート130の位置決め孔1
41及びソケット150の位置決めピン156により、
インサート130及びソケット150が正確に位置決め
される。この時に、インサート130が保持する半導体
部品10は、当該半導体部品10が挿入されるべきソケ
ット150の位置の近傍の上方にある。次いで、インサ
ート130が保持する半導体部品10を図示しない押下
装置により押下する。これにより、半導体部品10の切
り欠き14と、ソケット150の凸部22とがかみ合う
ように、半導体部品10がソケット本体153に装着さ
れる。したがって、半導体部品10を挿入すべき位置に
正確に装着することができる。また、ソケット本体15
3は、図2に示す構成なので、上記したように、接触部
の劣化を効果的に防止することができる。
【0054】以上、本発明を実施の形態を用いて説明し
たが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範
囲には限定されない。例えば、上記実施の形態では、半
導体部品10が切り欠き14を有し、ソケット本体が凸
部22を有するようにしていたが、本発明はこれに限ら
れず、半導体部品14が凸部を有し、ソケットが切り欠
きを有するようにしてもよく、要は、半導体部品とソケ
ットとがかみ合う構成を有すればよい。
【0055】また、上記実施の形態では、インサート1
10は、ソケット120に半導体部品10を挿入する際
にも凸部114を有する構成となっていたが、本発明は
これに限られず、例えば、半導体部品10を固定する際
には、凸部114を有する構成となり、ソケット120
に半導体部品10を接続する場合には、凸部114を分
離できるといった構成であってもよい。上記実施の形態
に、多様な変更又は改良を加えることができることが当
業者に明らかである。その様な変更又は改良を加えた形
態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求
の範囲の記載から明らかである。
【0056】
【発明の効果】上記説明から明らかなように本発明によ
れば、電気的部品を装着するために必要な力が小さく、
耐久性が高く、かつ電気的部品を容易に交換することが
できるソケット及びコネクタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のソケットを示す3面図である。
【図2】 半導体部品が可動隔離部材に接触した様子を
示す、ソケットの断面図である。
【図3】 接触部が電気的端子に接触した様子を示す、
ソケットの断面図である。
【図4】 半導体部品がソケットに接触された様子を示
す、ソケットの断面図である。
【図5】 搬送キャリアに保持させた半導体部品をソケ
ットに装着する様子を示す。
【図6】 半導体部品をソケットに対して位置決めする
ための他の形態を示す。
【図7】 図6に示したソケットの断面図である。
【図8】 本発明に係るソケットの使用例を示す図であ
る。
【図9】 本発明に係るソケットの他の使用例を示す図
である。
【図10】 本発明に係るソケットの更に他の使用例を
示す図である。
【図11】 本発明に係るコネクタの構成を示す図であ
る。
【図12】 本発明の他の形態に係るコネクタの構成を
示す図である。
【図13】 本発明の他の形態に係るコネクタのインサ
ートの構成を示す図である。
【図14】 本発明の他の形態に係るコネクタのソケッ
トの構成を示す図である。
【図15】 本発明の他の形態に係るコネクタのソケッ
ト本体の断面図である。
【符号の説明】
10 半導体部品 12 電気的端子 20 ハ
ウジング 21 保護部 31 接触部 32 押
圧部 33 導電層 34 ピン 36 導
電層 38 保持部材 40 可動隔離部材 50 バ
ネ 60 電源プラグ 62 コンセント 70 オ
スプラグ 72 メスプラグ 80 ICカード 82 カ
ードコネクタ 90 110 130 インサート 100 120 150 ソケット

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気的端子を有する電気的部品を装着す
    るソケットであって、 前記電気的端子に接触する接触部と、 前記電気的部品を前記ソケットに挿入する操作に基づい
    て、前記接触部を前記電気的端子の方向へ移動させる移
    動機構とを備えたことを特徴とするソケット。
  2. 【請求項2】 前記移動機構は、前記電気的部品が装着
    されていない場合に、前記接触部を前記電気的部品の装
    着位置から遠ざけておく可動隔離部材を有することを特
    徴とする請求項1に記載のソケット。
  3. 【請求項3】 前記電気的部品を前記ソケットに装着す
    ることにより収縮され、前記可動隔離部材を前記電気的
    部品の方向へ押圧するバネを更に備えたことを特徴とす
    る請求項2に記載のソケット。
  4. 【請求項4】 前記電気的部品は、両面に複数の前記電
    気的端子を有するRIMMタイプの半導体モジュールで
    あり、複数の前記電気的端子にそれぞれ接触する複数の
    前記接触部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の
    ソケット。
  5. 【請求項5】 前記接触部を前記電気的端子の方向へ押
    圧する押圧部を更に備えたことを特徴とする請求項3に
    記載のソケット。
  6. 【請求項6】 前記移動機構は、 前記電気的部品を前記ソケットに装着する装着動作によ
    り前記可動隔離部材を移動する機構を有し、 前記押圧部は、前記可動隔離部材が移動することにより
    前記接触部を前記電気的端子に接触させることを特徴と
    する請求項5に記載のソケット。
  7. 【請求項7】 前記装着動作において、前記接触部は前
    記電気的部品の前記電気的端子上をワイピングすること
    を特徴とする請求項6に記載のソケット。
  8. 【請求項8】 前記接触部と前記押圧部とが一体のピン
    として構成されていることを特徴とする請求項6に記載
    のソケット。
  9. 【請求項9】 前記可動隔離部材及び前記バネを保持す
    るハウジングと、 前記ピンを保持する、前記ハウジングから取り外し可能
    な保持部材とを更に備えたことを特徴とする請求項8に
    記載のソケット。
  10. 【請求項10】 前記ハウジングは、 前記電気的部品が装着されていないときの前記接触部の
    位置と前記電気的部品の前記装着位置との間に設けられ
    た、前記接触部を保護する保護部を有することを特徴と
    する請求項9に記載のソケット。
  11. 【請求項11】 前記ピンの表面に設けられた、導電性
    を有する導電層と、前記導電層を前記押圧部から絶縁す
    る絶縁層とを更に備えたことを特徴とする請求項8に記
    載のソケット。
  12. 【請求項12】 前記導電層及び前記絶縁層は、前記ピ
    ンにおいて、前記電気的部品の前記電気的端子及び前記
    可動隔離部材に接触しない領域上に設けられていること
    を特徴とする請求項10に記載のソケット。
  13. 【請求項13】 前記電気的部品を当該ソケットの挿入
    すべき位置に位置合わせする位置合わせ部を更に備える
    ことを特徴とする請求項1乃至12のいずれかに記載の
    ソケット。
  14. 【請求項14】 前記位置合わせ部は、 前記電気的部品を挿入すべき位置の周囲の少なくとも一
    部に当該位置に前記電気的部品を呼び込むテーパー部を
    有することを特徴とする請求項13に記載のソケット。
  15. 【請求項15】 前記電気的部品は、当該ソケットに対
    する位置合わせの基準となる基準部を有し、 前記位置合わせ部は、 前記電気的部品を挿入すべき位置において前記基準部に
    かみ合う基準対応部を有することを特徴とする請求項1
    3又は14に記載のソケット。
  16. 【請求項16】 前記位置合わせ部は、 前記電気的部品を挿入すべき位置において、前記基準対
    応部を着脱可能に保持する基準対応部保持部を更に有す
    ることを特徴とする請求項15に記載のソケット。
  17. 【請求項17】 前記基準部は、前記電気的部品の種類
    によって異なる位置に設けられており、 前記基準対応部保持部は、複数種類の前記電気的部品の
    各基準部にかみ合う位置に前記基準対応部を保持可能で
    あることを特徴とする請求項16に記載のソケット。
  18. 【請求項18】 電気的端子を有する半導体部品を保持
    するインサートと、前記インサートに接続するソケット
    とを有するコネクタであって、 前記インサートは、 前記半導体部品を当該インサート内の所定の位置に固定
    する位置固定部と、 前記半導体部品を前記ソケットに挿入すべく、前記イン
    サートの前記ソケットに対する接続位置を決定する第1
    構造部とを備え、 前記ソケットは、 前記インサートの前記第1構造部とかみ合う第2構造部
    と、 前記電気的端子に接触する接触部と、 前記半導体部品を前記ソケットに挿入することに基づい
    て、前記接触部を前記電気的端子の方向へ移動させる移
    動機構とを備えることを特徴とするコネクタ。
  19. 【請求項19】 前記位置固定部は、前記半導体部品の
    対向する所定の一組の面を挟み込む挟み込み部を有する
    ことを特徴とする請求項18に記載のコネクタ。
  20. 【請求項20】 前記半導体部品は、当該半導体部品の
    位置合わせの基準となる基準部を有し、 前記位置固定部は、前記半導体部品を挿入すべき位置に
    おいて前記基準部にかみ合う基準対応部を有することを
    特徴とする請求項18に記載のコネクタ。
  21. 【請求項21】 電気的端子を有する半導体部品を保持
    するインサートと、前記インサートに接続するソケット
    とを有するコネクタであって、 前記インサートは、 前記半導体部品を当該インサート内で移動可能に保持す
    る保持部と、 当該インサートの前記ソケットに対する接続位置を決定
    する第1構造部とを備え、 前記ソケットは、 前記インサートの前記第1構造部とかみ合う第2構造部
    と、 前記半導体部品を当該ソケットの挿入すべき位置に位置
    合わせする位置合わせ部と、 前記電気的端子に接触する接触部と、 前記半導体部品を前記ソケットに挿入することに基づい
    て、前記接触部を前記電気的端子の方向へ移動させる移
    動機構とを備えることを特徴とするコネクタ。
  22. 【請求項22】 前記半導体部品は、当該ソケットに対
    する位置合わせの基準となる基準部を有し、 前記位置合わせ部は、 前記半導体部品を挿入すべき位置において前記基準部に
    かみ合う基準対応部を有することを特徴とする請求項2
    1に記載のコネクタ。
  23. 【請求項23】 前記位置合わせ部は、 前記半導体部品を挿入すべき位置において前記基準対応
    部を着脱自在に保持する基準対応部保持部を更に有する
    ことを特徴とする請求項22に記載のコネクタ。
  24. 【請求項24】前記基準部は、前記半導体部品の種類に
    よって異なる位置に設けられており、 前記基準対応部保持部は、複数種類の前記半導体部品の
    各基準部にかみ合う位置に前記基準対応部を保持可能で
    あることを特徴とする請求項23に記載のコネクタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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