JP2001005948A - 虹彩撮像装置 - Google Patents
虹彩撮像装置Info
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- 238000003708 edge detection Methods 0.000 claims description 5
- 241001504424 Zosteropidae Species 0.000 claims description 4
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 9
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- 238000010191 image analysis Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 238000004458 analytical method Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 1
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 1
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- Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 人の虹彩を用いて個人認識を行う虹彩撮像装
置において、使用者の立つ位置のばらつきによるカメラ
から虹彩までの距離のばらつきや虹彩の大きさの個人差
により、撮像される虹彩の画素数が変動し、虹彩を個人
認識するために必要な解像度を得られない。 【解決手段】 広角の主カメラ１１で撮像した使用者の
眼の位置情報をもとに、狭視野カメラ１３が撮像した虹
彩画像のエッジをエッジ検出手段１７で少なくとも２点
以上検出して、サイズ情報取得手段１７で虹彩の大きさ
を算出し、判定手段１８で虹彩の大きさを判定する。虹
彩の大きさが所定の大きさでない場合は、予め設定した
虹彩画像で個人認識処理できる画素数（例えば１００〜
３００画素）になるように、狭視野カメラ１３に搭載さ
れたズーム機構１３ａをズーム制御手段１９で制御す
る。
置において、使用者の立つ位置のばらつきによるカメラ
から虹彩までの距離のばらつきや虹彩の大きさの個人差
により、撮像される虹彩の画素数が変動し、虹彩を個人
認識するために必要な解像度を得られない。 【解決手段】 広角の主カメラ１１で撮像した使用者の
眼の位置情報をもとに、狭視野カメラ１３が撮像した虹
彩画像のエッジをエッジ検出手段１７で少なくとも２点
以上検出して、サイズ情報取得手段１７で虹彩の大きさ
を算出し、判定手段１８で虹彩の大きさを判定する。虹
彩の大きさが所定の大きさでない場合は、予め設定した
虹彩画像で個人認識処理できる画素数（例えば１００〜
３００画素）になるように、狭視野カメラ１３に搭載さ
れたズーム機構１３ａをズーム制御手段１９で制御す
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、人間の虹彩のユニ
ークな特徴を利用してを個人認識を行う虹彩を用いた個
人認識装置に使用する虹彩撮像装置に関するものであ
る。
ークな特徴を利用してを個人認識を行う虹彩を用いた個
人認識装置に使用する虹彩撮像装置に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来の虹彩撮像装置としては、例えば、
特開平１０−１３７２２３号公報、特開平１０−４０３
８６号公報に開示されているものが知られている。以
下、図７を参照しながら、従来の虹彩撮像装置の一例に
ついて説明する。図７において、虹彩撮像装置は、使用
者の顔全体を撮像するための主カメラ１と、使用者の目
の付近のみを撮像するように設定された移動可能な移動
カメラ２と、主カメラ１の画像を解析し、眼位置を検出
する画像解析部３と、移動カメラ２の位置を制御するカ
メラ制御部４と、撮像した虹彩画像に基づいて個人認識
・識別をするための識別部５とから構成されている。識
別部５は、虹彩解析部６、特徴抽出部７、判定部８、識
別制御部９から構成されている。主カメラ１は、使用者
の顔全体を含む像を撮像し、撮像した顔画像情報から画
像解析部３で眼の位置情報を解析する。次に眼の位置情
報をもとに移動カメラ２を移動させて、使用者の目を撮
像する。主カメラ１及び移動カメラ２は撮像範囲を図の
ように固定しているため、使用者が固定された位置に定
置していれば、個人差の範囲の大きさばらつきを含む虹
彩画像を撮像することができる。虹彩の個人差は、直径
約１０ｍｍから約１３ｍｍ程度であるので、その範囲で
虹彩画像を処理可能な解像度（１００〜３００画素）が
得られる画素数のＣＣＤで撮像すれば、個人を認識する
ことができる。
特開平１０−１３７２２３号公報、特開平１０−４０３
８６号公報に開示されているものが知られている。以
下、図７を参照しながら、従来の虹彩撮像装置の一例に
ついて説明する。図７において、虹彩撮像装置は、使用
者の顔全体を撮像するための主カメラ１と、使用者の目
の付近のみを撮像するように設定された移動可能な移動
カメラ２と、主カメラ１の画像を解析し、眼位置を検出
する画像解析部３と、移動カメラ２の位置を制御するカ
メラ制御部４と、撮像した虹彩画像に基づいて個人認識
・識別をするための識別部５とから構成されている。識
別部５は、虹彩解析部６、特徴抽出部７、判定部８、識
別制御部９から構成されている。主カメラ１は、使用者
の顔全体を含む像を撮像し、撮像した顔画像情報から画
像解析部３で眼の位置情報を解析する。次に眼の位置情
報をもとに移動カメラ２を移動させて、使用者の目を撮
像する。主カメラ１及び移動カメラ２は撮像範囲を図の
ように固定しているため、使用者が固定された位置に定
置していれば、個人差の範囲の大きさばらつきを含む虹
彩画像を撮像することができる。虹彩の個人差は、直径
約１０ｍｍから約１３ｍｍ程度であるので、その範囲で
虹彩画像を処理可能な解像度（１００〜３００画素）が
得られる画素数のＣＣＤで撮像すれば、個人を認識する
ことができる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成の虹彩撮像装置では、虹彩画像を処理して個
人認識可能な解像度が必要であるため、虹彩の大きさの
個人ばらつき（眼鏡を掛けた場合にはさらにばらつ
く。）、使用者の位置のばらつきによる解像度の低下を
吸収するために大きな画素数のＣＣＤが必要となり、画
像処理時間の増加、ＣＣＤ及びカメラの大型化、システ
ムの大型化、また、使用者の位置も制限されるという問
題があった。
ような構成の虹彩撮像装置では、虹彩画像を処理して個
人認識可能な解像度が必要であるため、虹彩の大きさの
個人ばらつき（眼鏡を掛けた場合にはさらにばらつ
く。）、使用者の位置のばらつきによる解像度の低下を
吸収するために大きな画素数のＣＣＤが必要となり、画
像処理時間の増加、ＣＣＤ及びカメラの大型化、システ
ムの大型化、また、使用者の位置も制限されるという問
題があった。
【０００４】本発明は、こうした従来の問題点を解決す
るものであり、虹彩の大きさの個人差や使用者の位置制
限を緩和し、常に所定の大きさ、画素数で虹彩を撮像す
ることが可能な虹彩撮像装置を提供するものである。
るものであり、虹彩の大きさの個人差や使用者の位置制
限を緩和し、常に所定の大きさ、画素数で虹彩を撮像す
ることが可能な虹彩撮像装置を提供するものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の虹彩撮像装置は、前方を広角で撮像する広
角カメラと、撮像した画像から使用者の眼の位置情報を
取得する眼位置情報取得手段と、取得した眼位置情報に
基づいて使用者の眼画像を撮像するための狭視野カメラ
と、狭視野カメラを回転させるための回転手段と、眼位
置情報に基づいて眼位置が狭視野カメラの中心に撮像さ
れるように回転手段を制御する回転制御手段と、狭視野
カメラで撮像した眼画像から使用者の虹彩のエッジ情報
を検出するエッジ検出手段と、取得したエッジ情報に基
づいて使用者の虹彩の大きさ情報を取得するサイズ情報
取得手段と、取得した大きさの虹彩が予め設定した所定
の大きさ（１００〜３００画素）かどうかを判定する判
定手段と、判定の結果、所定の大きさで無い場合には、
所定の大きさで撮像されるようにするための狭視野カメ
ラに搭載されたズーム機構を制御するズーム制御手段を
具備した構成を有している。この構成により、虹彩の大
きさの個人差や使用者の位置制限を緩和し、常に所定の
大きさ、画素数で虹彩を撮像することができることとな
る。
め、本発明の虹彩撮像装置は、前方を広角で撮像する広
角カメラと、撮像した画像から使用者の眼の位置情報を
取得する眼位置情報取得手段と、取得した眼位置情報に
基づいて使用者の眼画像を撮像するための狭視野カメラ
と、狭視野カメラを回転させるための回転手段と、眼位
置情報に基づいて眼位置が狭視野カメラの中心に撮像さ
れるように回転手段を制御する回転制御手段と、狭視野
カメラで撮像した眼画像から使用者の虹彩のエッジ情報
を検出するエッジ検出手段と、取得したエッジ情報に基
づいて使用者の虹彩の大きさ情報を取得するサイズ情報
取得手段と、取得した大きさの虹彩が予め設定した所定
の大きさ（１００〜３００画素）かどうかを判定する判
定手段と、判定の結果、所定の大きさで無い場合には、
所定の大きさで撮像されるようにするための狭視野カメ
ラに搭載されたズーム機構を制御するズーム制御手段を
具備した構成を有している。この構成により、虹彩の大
きさの個人差や使用者の位置制限を緩和し、常に所定の
大きさ、画素数で虹彩を撮像することができることとな
る。
【０００６】また、本発明の虹彩撮像装置は、前方を広
角で撮像する広角カメラと、撮像した画像から使用者の
眼の位置情報を取得する眼位置情報取得手段と、取得し
た眼位置情報に基づいて使用者の眼画像を撮像するため
の狭視野カメラと、狭視野カメラを回転させるための回
転手段と、眼位置情報に基づいて眼位置が狭視野カメラ
の中心に撮像されるように回転手段を制御する回転制御
手段と、狭視野カメラで撮像した眼画像の黒眼と白眼の
割合を検出する白黒検出手段と、取得した白黒比率が予
め設定した所定の大きさ（１００〜３００画素）かどう
かを判定する判定手段と、判定の結果、所定の大きさで
無い場合には、所定の大きさで撮像されるようにするた
めの狭視野カメラに搭載されたズーム機構を制御するズ
ーム制御手段を具備した構成を有している。この構成に
より、虹彩の大きさの個人差や使用者の位置制限を緩和
し、常に所定の大きさ、画素数で虹彩を撮像することが
できることとなる。
角で撮像する広角カメラと、撮像した画像から使用者の
眼の位置情報を取得する眼位置情報取得手段と、取得し
た眼位置情報に基づいて使用者の眼画像を撮像するため
の狭視野カメラと、狭視野カメラを回転させるための回
転手段と、眼位置情報に基づいて眼位置が狭視野カメラ
の中心に撮像されるように回転手段を制御する回転制御
手段と、狭視野カメラで撮像した眼画像の黒眼と白眼の
割合を検出する白黒検出手段と、取得した白黒比率が予
め設定した所定の大きさ（１００〜３００画素）かどう
かを判定する判定手段と、判定の結果、所定の大きさで
無い場合には、所定の大きさで撮像されるようにするた
めの狭視野カメラに搭載されたズーム機構を制御するズ
ーム制御手段を具備した構成を有している。この構成に
より、虹彩の大きさの個人差や使用者の位置制限を緩和
し、常に所定の大きさ、画素数で虹彩を撮像することが
できることとなる。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。 （実施の形態１）図１は本発明の実施の形態１に係る虹
彩撮像装置の構成を示す概略図である。図１に示す虹彩
撮像装置は、前方を広角で撮像する主カメラと１１と、
撮像した画像から使用者の眼の位置情報を取得する眼位
置情報取得手段１２と、取得した眼位置情報に基づいて
使用者の眼画像を撮像するズーム機構１３ａを備えた狭
視野カメラ１３と、狭視野カメラ１３を回転させるため
の回転手段１４と、眼位置情報に基づいて眼位置が狭視
野カメラ１３の中心に撮像されるように回転手段１４を
制御する回転制御手段１５と、狭視野カメラ１３で撮影
した眼画像から使用者の虹彩エッジ情報を検出するエッ
ジ検出手段１６と、取得したエッジ情報に基づいて使用
者の虹彩の大きさ情報を取得するサイズ情報取得手段１
７と、取得した大きさの虹彩が予め設定した所定の大き
さかどうかを判定する判定手段１８と、判定の結果、所
定の大きさで無い場合には、所定の大きさで撮像される
ようにするための狭視野カメラ１３に搭載されたズーム
機構１３ａを制御するズーム制御手段１９とから構成さ
れている。
て図面を参照して説明する。 （実施の形態１）図１は本発明の実施の形態１に係る虹
彩撮像装置の構成を示す概略図である。図１に示す虹彩
撮像装置は、前方を広角で撮像する主カメラと１１と、
撮像した画像から使用者の眼の位置情報を取得する眼位
置情報取得手段１２と、取得した眼位置情報に基づいて
使用者の眼画像を撮像するズーム機構１３ａを備えた狭
視野カメラ１３と、狭視野カメラ１３を回転させるため
の回転手段１４と、眼位置情報に基づいて眼位置が狭視
野カメラ１３の中心に撮像されるように回転手段１４を
制御する回転制御手段１５と、狭視野カメラ１３で撮影
した眼画像から使用者の虹彩エッジ情報を検出するエッ
ジ検出手段１６と、取得したエッジ情報に基づいて使用
者の虹彩の大きさ情報を取得するサイズ情報取得手段１
７と、取得した大きさの虹彩が予め設定した所定の大き
さかどうかを判定する判定手段１８と、判定の結果、所
定の大きさで無い場合には、所定の大きさで撮像される
ようにするための狭視野カメラ１３に搭載されたズーム
機構１３ａを制御するズーム制御手段１９とから構成さ
れている。
【０００８】本実施の形態１のように、主カメラ１１を
２台用いて、ステレオ画像を撮像すれば、主カメラ１１
から使用者までの距離を計測することができる。また、
主カメラ１１を１台用いて、別途距離センサー２０を使
用して使用者までの距離を計測する方法も可能である
が、今回は、主カメラ１１を２台用いた実施の形態で説
明する。図２に主カメラ１１で撮像したステレオ画像を
示す。この画像を眼位置情報取得手段１２に入力し、使
用者の眼の位置情報（Ｘ、Ｙ、Ｚ）を取得する（距離セ
ンサー２０を使用する場合は、Ｘ、Ｙ情報のみ）。取得
した眼位置情報をもとに、回転制御手段１５が、眼画像
を撮像するための狭視野カメラ１３を搭載した回転手段
１４を回転させ、眼位置が狭視野カメラ１３の画像の中
心にくるように制御する。また、距離情報（Ｚ）をもと
に、狭視野カメラ１３に搭載されたズーム機構１３ａを
ズーム制御手段１９で制御し、大まかに虹彩のズーム画
像を撮像する。取得した虹彩画像からエッジ検出手段１
６で虹彩のエッジを少なくとも２点（ＡまたはＢ）検出
する。
２台用いて、ステレオ画像を撮像すれば、主カメラ１１
から使用者までの距離を計測することができる。また、
主カメラ１１を１台用いて、別途距離センサー２０を使
用して使用者までの距離を計測する方法も可能である
が、今回は、主カメラ１１を２台用いた実施の形態で説
明する。図２に主カメラ１１で撮像したステレオ画像を
示す。この画像を眼位置情報取得手段１２に入力し、使
用者の眼の位置情報（Ｘ、Ｙ、Ｚ）を取得する（距離セ
ンサー２０を使用する場合は、Ｘ、Ｙ情報のみ）。取得
した眼位置情報をもとに、回転制御手段１５が、眼画像
を撮像するための狭視野カメラ１３を搭載した回転手段
１４を回転させ、眼位置が狭視野カメラ１３の画像の中
心にくるように制御する。また、距離情報（Ｚ）をもと
に、狭視野カメラ１３に搭載されたズーム機構１３ａを
ズーム制御手段１９で制御し、大まかに虹彩のズーム画
像を撮像する。取得した虹彩画像からエッジ検出手段１
６で虹彩のエッジを少なくとも２点（ＡまたはＢ）検出
する。
【０００９】図３に虹彩画像の概略図を示す。取得した
エッジ情報をもとに、サイズ情報取得手段１７で虹彩の
大きさを算出する。虹彩の大きさが所定の画素数範囲
（１００〜３００画素）であるかどうかを判定手段１８
で判定し、範囲外であれば、ズーム制御手段１９が所定
の画素範囲になるようにズーム機構１３ａを制御する。
これにより、虹彩の大きさの個人差や眼鏡によるばらつ
き、使用者の位置ばらつきがあっても、所定の画素範囲
の虹彩画像を撮像することができる。
エッジ情報をもとに、サイズ情報取得手段１７で虹彩の
大きさを算出する。虹彩の大きさが所定の画素数範囲
（１００〜３００画素）であるかどうかを判定手段１８
で判定し、範囲外であれば、ズーム制御手段１９が所定
の画素範囲になるようにズーム機構１３ａを制御する。
これにより、虹彩の大きさの個人差や眼鏡によるばらつ
き、使用者の位置ばらつきがあっても、所定の画素範囲
の虹彩画像を撮像することができる。
【００１０】ステレオ画像及び距離センサー２０では、
カメラから使用者までの距離を計測できるので、使用者
の位置ばらつきによる虹彩の大きさばらつきは吸収でき
るが、虹彩の個人差及び眼鏡によるばらつきは残ってし
まう。本実施の形態１では、虹彩の大きさを所定の画素
範囲になるようにズーム機構１３ａで所定の大きさ、画
素範囲に制御するので、大きさばらつきによる解像度低
下を吸収するためにＣＣＤ画素を増加する必要がなく、
虹彩認識処理時間も増加しない。また、狭視野カメラ１
３に搭載されたズーム機構１３ａにより使用者の位置の
制限も緩和することができる。
カメラから使用者までの距離を計測できるので、使用者
の位置ばらつきによる虹彩の大きさばらつきは吸収でき
るが、虹彩の個人差及び眼鏡によるばらつきは残ってし
まう。本実施の形態１では、虹彩の大きさを所定の画素
範囲になるようにズーム機構１３ａで所定の大きさ、画
素範囲に制御するので、大きさばらつきによる解像度低
下を吸収するためにＣＣＤ画素を増加する必要がなく、
虹彩認識処理時間も増加しない。また、狭視野カメラ１
３に搭載されたズーム機構１３ａにより使用者の位置の
制限も緩和することができる。
【００１１】（実施の形態２）図４は本発明の実施の形
態２に係る虹彩撮像装置の構成を示す概略図である。図
４に示す虹彩撮像装置は、前方を広角で撮像する主カメ
ラ１１と、撮像した画像から使用者の眼の位置情報を取
得する眼位置情報取得手段１２と、取得した眼位置情報
に基づいて使用者の眼画像を撮像するズーム機構１３ａ
を備えた狭視野カメラ１３と、狭視野カメラ１３を回転
させるための回転手段１４と、眼位置情報に基づいて眼
位置が狭視野カメラ１３の中心に撮像されるように回転
手段１４を制御する回転制御手段１５と、狭視野カメラ
１３で撮像した眼画像の黒眼と白眼の割合（明暗）を検
出する白黒検出手段２１と、取得した白黒比率が予め設
定した所定の大きさかどうかを判定する判定手段２２
と、所定の大きさで無い場合には、所定の大きさで撮像
されるように狭視野カメラ１３に搭載されたズーム機構
１３ａを制御するズーム制御手段１９とから構成されて
いる。
態２に係る虹彩撮像装置の構成を示す概略図である。図
４に示す虹彩撮像装置は、前方を広角で撮像する主カメ
ラ１１と、撮像した画像から使用者の眼の位置情報を取
得する眼位置情報取得手段１２と、取得した眼位置情報
に基づいて使用者の眼画像を撮像するズーム機構１３ａ
を備えた狭視野カメラ１３と、狭視野カメラ１３を回転
させるための回転手段１４と、眼位置情報に基づいて眼
位置が狭視野カメラ１３の中心に撮像されるように回転
手段１４を制御する回転制御手段１５と、狭視野カメラ
１３で撮像した眼画像の黒眼と白眼の割合（明暗）を検
出する白黒検出手段２１と、取得した白黒比率が予め設
定した所定の大きさかどうかを判定する判定手段２２
と、所定の大きさで無い場合には、所定の大きさで撮像
されるように狭視野カメラ１３に搭載されたズーム機構
１３ａを制御するズーム制御手段１９とから構成されて
いる。
【００１２】本実施の形態２のように、主カメラ１１を
２台用いて、ステレオ画像を撮像すれば、主カメラ１１
から使用者までの距離を計測することができる。また、
主カメラ１１を１台用いて、別途距離センサー２０を使
用して使用者までの距離を計測する方法も可能である
が、今回は、主カメラ１１を２台用いた実施の形態で説
明する。図２に主カメラ１１で撮像したステレオ画像を
示す。この画像を眼位置情報取得手段１２に入力し、使
用者の眼の位置情報（Ｘ、Ｙ、Ｚ）を取得する（距離セ
ンサー２０を使用する場合は、Ｘ、Ｙ情報のみ）。取得
した眼位置情報をもとに、回転制御手段１５が、眼画像
を撮像するための狭視野カメラ１３を搭載した回転手段
１４を回転させ、眼位置が狭視野カメラ１３の画像の中
心にくるように制御する。また、距離情報（Ｚ）をもと
に、狭視野カメラ１３に搭載されたズーム機構１３ａを
ズーム制御手段１９で制御し、大まかに虹彩のズーム画
像を撮像する。
２台用いて、ステレオ画像を撮像すれば、主カメラ１１
から使用者までの距離を計測することができる。また、
主カメラ１１を１台用いて、別途距離センサー２０を使
用して使用者までの距離を計測する方法も可能である
が、今回は、主カメラ１１を２台用いた実施の形態で説
明する。図２に主カメラ１１で撮像したステレオ画像を
示す。この画像を眼位置情報取得手段１２に入力し、使
用者の眼の位置情報（Ｘ、Ｙ、Ｚ）を取得する（距離セ
ンサー２０を使用する場合は、Ｘ、Ｙ情報のみ）。取得
した眼位置情報をもとに、回転制御手段１５が、眼画像
を撮像するための狭視野カメラ１３を搭載した回転手段
１４を回転させ、眼位置が狭視野カメラ１３の画像の中
心にくるように制御する。また、距離情報（Ｚ）をもと
に、狭視野カメラ１３に搭載されたズーム機構１３ａを
ズーム制御手段１９で制御し、大まかに虹彩のズーム画
像を撮像する。
【００１３】狭視野カメラ１３の内部断面を図５に示
す。レンズ３１を通過した虹彩画像の光をビームスプリ
ッター３２で分光し、その一方をＣＣＤ３３で受光し、
他方を狭視野カメラ１３内部の白黒検出手段２１で受光
する。白黒検出手段２１を図６に示す。虹彩が撮像され
る範囲に光の強弱を検出する光量検出素子２１ａを備え
る。虹彩の黒眼と白眼の割合により素子の出力は変動す
るので、所定の画素範囲（１００〜３００画素）に相当
する素子出力かどうかを判定手段２２で判定し、範囲外
であれば、ズーム制御手段１９が所定の素子出力範囲に
なるようにズーム機構１３ａを制御する。これにより、
虹彩の大きさの個人差や眼鏡によるばらつき、使用者の
位置ばらつきがあっても、所定の画素範囲の虹彩画像を
撮像することができる。
す。レンズ３１を通過した虹彩画像の光をビームスプリ
ッター３２で分光し、その一方をＣＣＤ３３で受光し、
他方を狭視野カメラ１３内部の白黒検出手段２１で受光
する。白黒検出手段２１を図６に示す。虹彩が撮像され
る範囲に光の強弱を検出する光量検出素子２１ａを備え
る。虹彩の黒眼と白眼の割合により素子の出力は変動す
るので、所定の画素範囲（１００〜３００画素）に相当
する素子出力かどうかを判定手段２２で判定し、範囲外
であれば、ズーム制御手段１９が所定の素子出力範囲に
なるようにズーム機構１３ａを制御する。これにより、
虹彩の大きさの個人差や眼鏡によるばらつき、使用者の
位置ばらつきがあっても、所定の画素範囲の虹彩画像を
撮像することができる。
【００１４】ステレオ画像及び距離センサー２０では、
カメラから使用者までの距離を計測できるので、使用者
の位置ばらつきによる虹彩の大きさばらつきは吸収でき
るが、虹彩の個人差及び眼鏡によるばらつきは残ってし
まう。本実施の形態２では、虹彩の大きさを所定の画素
範囲になるようにズーム機構１３ａで所定の大きさ、画
素範囲に制御するので、大きさばらつきによる解像度低
下を吸収するためにＣＣＤ画素を増加する必要がなく、
虹彩認識処理時間も増加しない。また、狭視野カメラ１
３に搭載されたズーム機構１３ａにより使用者の位置の
制限も緩和することができる。
カメラから使用者までの距離を計測できるので、使用者
の位置ばらつきによる虹彩の大きさばらつきは吸収でき
るが、虹彩の個人差及び眼鏡によるばらつきは残ってし
まう。本実施の形態２では、虹彩の大きさを所定の画素
範囲になるようにズーム機構１３ａで所定の大きさ、画
素範囲に制御するので、大きさばらつきによる解像度低
下を吸収するためにＣＣＤ画素を増加する必要がなく、
虹彩認識処理時間も増加しない。また、狭視野カメラ１
３に搭載されたズーム機構１３ａにより使用者の位置の
制限も緩和することができる。
【００１５】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の虹彩撮像装置は、虹彩の大きさの個人差や眼鏡による
ばらつきにより虹彩画像の画素数が変動せず、また、使
用者の位置のばらつきがあっても、同様に常に所定の画
素範囲で撮像することができるという効果と有する。ま
た、虹彩画像の解像度の低下を吸収するためのにＣＣＤ
画素数を増加させたり、それによる虹彩認識処理時間を
増加させたりすることがなく、使用者位置の制限を緩和
することができるという効果を有する。
の虹彩撮像装置は、虹彩の大きさの個人差や眼鏡による
ばらつきにより虹彩画像の画素数が変動せず、また、使
用者の位置のばらつきがあっても、同様に常に所定の画
素範囲で撮像することができるという効果と有する。ま
た、虹彩画像の解像度の低下を吸収するためのにＣＣＤ
画素数を増加させたり、それによる虹彩認識処理時間を
増加させたりすることがなく、使用者位置の制限を緩和
することができるという効果を有する。
【図１】本発明の実施の形態１の虹彩撮像装置の概略構
成図
成図
【図２】本発明の実施の形態１及び２の虹彩撮像装置に
おける主カメラ撮像画像例の模式図
おける主カメラ撮像画像例の模式図
【図３】本発明の実施の形態１の虹彩撮像装置における
狭視野カメラ撮像画像のエッジ検出を説明する模式図
狭視野カメラ撮像画像のエッジ検出を説明する模式図
【図４】本発明の実施の形態２の虹彩撮像装置の概略構
成図
成図
【図５】本発明の実施の形態２の虹彩撮像装置における
狭視野カメラ内部断面図
狭視野カメラ内部断面図
【図６】本発明の実施の形態２の虹彩撮像装置における
白黒検出手段を説明する模式図
白黒検出手段を説明する模式図
【図７】従来の虹彩撮像装置の概略構成図
１１ 主カメラ １２ 眼位置情報取得手段 １３ 狭視野カメラ １３ａ ズーム機構 １４ 回転制御手段 １５ 回転手段 １６ エッジ検出手段 １７ サイズ情報取得手段 １８ 判定手段 １９ ズーム制御手段 ２０ 距離センサー ２１ 白黒検出手段 ２２ 判定手段
Claims (2)
- 【請求項１】前方を広角で撮像する広角カメラと、前記
撮像した画像から使用者の眼の位置情報を取得する眼位
置情報取得手段と、前記取得した眼位置情報に基づいて
使用者の眼画像を撮像するズーム機構を備えた狭視野カ
メラと、前記狭視野カメラを回転させるための回転手段
と、前記眼位置情報に基づいて眼位置が前記狭視野カメ
ラの中心に撮像されるように回転手段を制御する回転制
御手段と、前記狭視野カメラで撮像した眼画像から使用
者の虹彩のエッジ情報を検出するエッジ検出手段と、前
記取得したエッジ情報に基づいて使用者の虹彩の大きさ
情報を取得するサイズ情報取得手段と、前記取得した大
きさの虹彩が予め設定した所定の大きさかどうかを判定
する判定手段と、前記判定の結果、所定の大きさで無い
場合には、所定の大きさで撮像されるように前記狭視野
カメラに搭載されたズーム機構を制御するズーム制御手
段を具備したことを特徴とする虹彩撮像装置。 - 【請求項２】前方を広角で撮像する広角カメラと、前記
撮像した画像から使用者の眼の位置情報を取得する眼位
置情報取得手段と、前記取得した眼位置情報に基づいて
使用者の眼画像を撮像するズーム機構を備えた狭視野カ
メラと、前記狭視野カメラを回転させるための回転手段
と、前記眼位置情報に基づいて眼位置が前記狭視野カメ
ラの中心に撮像されるように回転手段を制御する回転制
御手段と、前記狭視野カメラで撮像した眼画像の黒眼と
白眼の割合を検出する白黒検出手段と、前記取得した白
黒比率が予め設定した所定の大きさかどうかを判定する
判定手段と、前記判定の結果、所定の大きさで無い場合
には、所定の大きさで撮像されるように前記狭視野カメ
ラに搭載されたズーム機構を制御するズーム制御手段を
具備したことを特徴とする虹彩撮像装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11171585A JP2001005948A (ja) | 1999-06-17 | 1999-06-17 | 虹彩撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11171585A JP2001005948A (ja) | 1999-06-17 | 1999-06-17 | 虹彩撮像装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001005948A true JP2001005948A (ja) | 2001-01-12 |
Family
ID=15925895
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11171585A Pending JP2001005948A (ja) | 1999-06-17 | 1999-06-17 | 虹彩撮像装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001005948A (ja) |
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-
1999
- 1999-06-17 JP JP11171585A patent/JP2001005948A/ja active Pending
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