JP2001003914A - 止め具 - Google Patents

止め具

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JP2001003914A
JP2001003914A JP11177552A JP17755299A JP2001003914A JP 2001003914 A JP2001003914 A JP 2001003914A JP 11177552 A JP11177552 A JP 11177552A JP 17755299 A JP17755299 A JP 17755299A JP 2001003914 A JP2001003914 A JP 2001003914A
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JP
Japan
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shaft
stopper
ring
arrow
lock tool
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JP11177552A
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English (en)
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Hisaya Tanda
久也 反田
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Canon Finetech Nisca Inc
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Copyer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】専用工具を使用しなくても容易に軸などに嵌め
込める止め具を提供する。 【解決手段】止め具60のうち開口62とは反対側の外
周には平坦部70が形成されている。この平坦部70の
長さは、例えばラジオペンチの先端部が平坦部70に接
触するときの長さよりもやや長くなるようにしておく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軸に嵌め込んでこ
の軸の抜け止めなどをするための、いわゆるE形止め輪
等の止め具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、プロッタやプリンタ、複写機
などの画像形成装置が広く使用されている。これらの画
像形成装置では、通常、ローラやコロなどの回転体とこ
の回転体が固定された軸などが用いられている。このよ
うな軸がその長手方向にスライドしたり、この軸を側板
に回転自在に固定したりする場合は、止め具が使用され
ることが多い。この止め具について、図6を参照して説
明する。
【0003】図6は、軸に嵌め込まれた止め具を示す正
面図である。
【0004】軸10に嵌め込まれる止め具としては、E
形止め輪(Eリング)20と呼ばれる止め具が使用され
ることが多い。Eリング20は、リングの一部が欠けて
開口22が形成された略C字状で薄板状のものである。
このEリング20には、開口22に隣接して内側に突出
した突出片24,26と、開口22に向き合う位置に形
成されて内側に突出した突出片28が形成されている。
【0005】このようなEリング20を使用して、例え
ばモールド部材に軸を固定する例を説明する。
【0006】図7は、従来のEリングを用いてモールド
部材に軸を固定した例を示す側面図である。
【0007】軸10には溝12が形成されており、この
溝12がモールド部材30の外側に位置するように軸1
0を配置する。溝12にEリング20を嵌め込み、これ
により、軸10がモールド部材30から抜け出ない。
【0008】ここで、Eリング20を使用せずに、モー
ルド部材30に軸10を固定する例を、図8を参照して
説明する。
【0009】図8は、Eリングを用いないでモールド部
材に軸を固定した例を示す側面図である。
【0010】Eリング20(図7参照)を用いないでモ
ールド部材30に軸10を固定する場合、軸10の溝1
2に嵌り込む爪32をモールド部材30に形成する。こ
のように爪32によって軸10をモールド部材30に固
定すると、Eリング20が不要となり、部品点数や組立
て工数が減少してコストダウンを図れると共に、分解が
容易になるという効果もある。しかし、爪32を形成す
るので複雑な形状のモールド部材30となり、モールド
部材30を成型する際の金型が高価になる。従って、多
数のモールド部材30を造る場合は高価な金型でも採算
がとれるが、モールド部材30の数が少ない場合は採算
がとれないこととなる。このような場合は、Eリング2
0が使用されることが多い。
【0011】ところで、Eリング20などの止め具を軸
10に嵌め込む際には、専用の工具が使用されることが
多い。Eリング20を軸10に嵌め込むための専用工具
について、図9を参照して説明する。
【0012】図9(a)は、専用工具を示す側面図であ
り、(b)は、専用工具をA方向から視た矢視図であ
る。
【0013】Eリング20を軸10(図8参照)に嵌め
込む際には、専用工具40の先端部に形成された掴み部
42でEリング20を掴んで軸10に嵌め込む。このよ
うに専用工具40を使用することにより、比較的容易に
Eリング20を軸10に嵌め込める。しかし、専用工具
40は他に用途がないので、作業者に配布する数の分だ
けコストアップとなる。また、直径の互いに異なる数種
類のEリング20を軸10に嵌め込むためには、掴み部
42のサイズの異なる専用工具40を使用するか、若し
くは、Eリング20の直径に合うように掴み部42を取
り替える必要がある。このため、コストアップになった
り、組立て時間が長くなるという問題がある。なお、専
用工具40を使用するためのスペースも必要となる。
【0014】上記のような専用工具40に代えて、ラジ
オペンチのような汎用工具を用いてEリング20を軸1
0に嵌め込むこともある。図10から図12までを参照
して説明する。
【0015】図10は、先端部でEリングと軸を挟み付
けているラジオペンチを示す側面図である。図11は、
図10の正面図である、図12は、不具合が発生した状
態を示す正面図である。
【0016】ラジオペンチ50を用いてEリング20を
軸10に嵌め込む際は、図11に示すように、ラジオペ
ンチ50の先端部52とEリング20が点56で接触す
ると共に、先端部54と軸10も点58で接触する。こ
のため、矢印B方向と矢印C方向で表わされる力がEリ
ング20と軸10に不安定に作用する。この結果、Eリ
ング20を軸10に急いで嵌め込もうとしている場合、
作業者が未熟な場合、先端部52,54に油などが付着
している場合、ラジオペンチ50を使用する姿勢が悪い
場合などは、図12に示すように、Eリング20と軸1
0に作用する力が、矢印D方向と矢印E方向とにずれて
しまう。このようにEリング20と軸10に作用する力
がずれると、Eリング20が飛び跳ねて製品本体に入り
込んでしまうことがある。このため、Eリング20を製
品本体から取り出すための時間がかかって作業時間のロ
スとなる。また、Eリング20と軸10に不安定に力が
作用するので、作業者の手に傷が付くおそれもある。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情に
鑑み、専用工具を使用しなくても容易に軸などに嵌め込
める止め具を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の第1の止め具は、リングの一部が欠けて開口
が形成された略C字状の止め具において、(1)前記開
口とは反対側の外周に形成された平坦部を有することを
特徴とするものである。
【0019】また、上記目的を達成するための本発明の
第2の止め具は、リングの一部が欠けて開口が形成され
た略C字状の止め具において、(2)前記開口とは反対
側の外周に形成された、滑りにくい滑止部を有すること
を特徴とするものである。
【0020】ここで、(3)前記滑止部は、凹凸が形成
されたものであってもよい。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の止
め具の実施形態を説明する。
【0022】図1から図4までを参照して、本発明の止
め具の第1実施形態を説明する。
【0023】図1は、軸に嵌め込まれた止め具を示す正
面図である。図2は、本発明の止め具をラジオペンチを
用いて軸に嵌め込む際の状態を示す模式図である。図3
は、止め具と軸に作用する力がずれた状態を示す模式図
であり、図4は、止め具と軸に作用する力がずれた分だ
け止め具が動いた状態を示す模式図である。
【0024】止め具60は、リングの一部が欠けて開口
62が形成された略C字状で薄板状のものである。この
止め具60には、開口62に隣接して内側に突出した突
出片64,66と、開口62に向き合う位置に形成され
て内側に突出した突出片68が形成されている。また、
止め具60のうち開口62とは反対側の外周には平坦部
70が形成されている。この平坦部70の長さは、例え
ばラジオペンチ50(図10参照)のうち平坦部70に
接触する部分の長さよりもやや長くなるようにしてお
く。
【0025】このような止め具60を軸に嵌め込む作業
を説明する。
【0026】ラジオペンチ50(図10参照)を用いて
止め具60を軸10に嵌め込む際は、図2に示すよう
に、ラジオペンチ50の先端部52と止め具60の平坦
部70が線(もしくは細長い面)72で接触する。ま
た、先端部54と軸10は点58で接触する。この場
合、矢印F方向で表わされる力が止め具60に作用する
と共に、矢印G方向で表わされる力が軸10に作用す
る。このようにラジオペンチ50の先端部52と止め具
60の平坦部70が線72で接触するので、先端部52
と平坦部70が互いに滑りにくく安定して力を加えられ
る。このため、専用工具を使用しなくても止め具60を
軸10に容易に嵌め込める。
【0027】ところで、何らかの原因で、図3に示すよ
うに、ラジオペンチ50の先端部52が止め具60の平
坦部70からずれて、矢印H方向で表わされる力が止め
具60に作用すると共に、矢印I方向で表わされる力が
軸10に作用することがある。この場合、軸10を中心
にして止め具60が矢印L方向に回転し、図4に示す状
態となる。
【0028】図4に示す状態では、矢印J方向で表わさ
れる力が止め具60に作用すると共に、矢印K方向で表
わされる力が軸10に作用する。この結果、ラジオペン
チ50の先端部52と止め具60の平坦部70が線72
で接触するので、先端部52と平坦部70が互いに滑り
にくく安定して力を加えられることとなる。このため、
図2で示す場合と同様に、専用工具を使用しなくても止
め具60を軸10に容易に嵌め込める。
【0029】図5を参照して、本発明の止め具の第2実
施形態を説明する。
【0030】図5は、第2実施形態の止め具を示す正面
図である。
【0031】止め具80は、リングの一部が欠けて開口
82が形成された略C字状で薄板状のものである。この
止め具80には、開口82に隣接して内側に突出した突
出片84,86と、開口82に向き合う位置に形成され
て内側に突出した突出片88が形成されている。また、
止め具80のうち開口82とは反対側の外周には凹凸9
0が形成されている。この凹凸90の長さは、例えばラ
ジオペンチ50(図10参照)のうち凹凸90に接触す
る部分の長さよりもやや長くなるようにしておく。この
ように平坦部70(図1参照)に代えて凹凸90を形成
した場合、ラジオペンチ50の先端部52などがいっそ
う滑りにくくなるので、止め具80を軸10(図2参
照)などにいっそう容易に嵌め込める。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明の第1の止め
具によれば、この止め具を例えば軸に嵌め込んでこの軸
の抜け止めをするときは、この軸の長手方向にほぼ直交
する直交方向から止め具を嵌め込む。この場合、止め具
の開口を軸に軽く差し込んでおき、止め具の平坦部と、
この平坦部とは反対側に位置する軸の外周面とを例えば
ラジオペンチの2つの先端部で挟み込んで強く押さえ付
け、止め具を軸に嵌め込む。ラジオペンチの2つの先端
部のうちの一方は平坦部を押さえ付けるので滑りにく
く、安定して力を加えられる。このため、専用工具を使
用しなくても止め具を軸などに容易に嵌め込める。
【0033】また、本発明の第2の止め具によれば、こ
の止め具を例えば軸に嵌め込んでこの軸の抜け止めをす
るときは、この軸の長手方向にほぼ直交する直交方向か
ら止め具を嵌め込む。この場合、止め具の開口を軸に軽
く差し込んでおき、止め具の滑止部と、この滑止部とは
反対側に位置する軸の外周面とを例えばラジオペンチの
2つの先端部で挟み込んで強く押さえ付け、止め具を軸
に嵌め込む。ラジオペンチの2つの先端部のうちの一方
は滑止部を押さえ付けるので、滑りにくく安定して力を
加えられる。このため、専用工具を使用しなくても止め
具を軸などに容易に嵌め込める。
【0034】ここで、滑止部は、凹凸が形成されたもの
である場合は、滑止部を容易に形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】軸に嵌め込まれた本発明の止め具を示す正面図
である。
【図2】本発明の止め具をラジオペンチを用いて軸に嵌
め込む際の状態を示す模式図である。
【図3】止め具と軸に作用する力がずれた状態を示す模
式図である。
【図4】止め具と軸に作用する力がずれた分だけ止め具
が動いた状態を示す模式図である。
【図5】第2実施形態の止め具を示す正面図である。
【図6】軸に嵌め込まれた止め具を示す正面図である。
【図7】従来のEリングを用いてモールド部材に軸を固
定した一例を示す側面図である。
【図8】Eリングを用いないでモールド部材に軸を固定
した例を示す側面図である。
【図9】(a)は、専用工具を示す側面図であり、
(b)は、専用工具をA方向から視た矢視図である。
【図10】先端部でEリングと軸を挟み付けているラジ
オペンチを示す側面図である。
【図11】図10の正面図である。
【図12】Eリングをラジオペンチで嵌め込む際に不具
合が発生した状態を示す正面図である。
【符号の説明】
60,80 止め具 62,82 開口 70 平坦部 90 凹凸

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リングの一部が欠けて開口が形成された
    略C字状の止め具において、 前記開口とは反対側の外周に形成された平坦部を有する
    ことを特徴とする止め具。
  2. 【請求項2】 リングの一部が欠けて開口が形成された
    略C字状の止め具において、 前記開口とは反対側の外周に形成された、滑りにくい滑
    止部を有することを特徴とする止め具。
  3. 【請求項3】 前記滑止部は、凹凸が形成されたもので
    あることを特徴とする請求項2に記載の止め具。
JP11177552A 1999-06-23 1999-06-23 止め具 Withdrawn JP2001003914A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007185055A (ja) * 2006-01-10 2007-07-19 Nippon Densan Corp コネクタの封止構造およびこの封止構造を用いた密閉型ブラシレスモータ
JP2013155932A (ja) * 2012-01-30 2013-08-15 Chiyoda Seisakusho Co Ltd 管体取付具
JP2019205914A (ja) * 2018-03-29 2019-12-05 株式会社三洋物産 遊技機
JP2020519820A (ja) * 2017-05-15 2020-07-02 ベーリンゲ、イノベイション、アクチボラグVaelinge Innovation Ab 組立品用のエレメント及び係止装置

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JP7201617B2 (ja) 2017-05-15 2023-01-10 ベーリンゲ、イノベイション、アクチボラグ 組立品用のエレメント及び係止装置
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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060905